JP3299520B2 - 電気ステアリング・システム - Google Patents

電気ステアリング・システム

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JP3299520B2
JP3299520B2 JP15831299A JP15831299A JP3299520B2 JP 3299520 B2 JP3299520 B2 JP 3299520B2 JP 15831299 A JP15831299 A JP 15831299A JP 15831299 A JP15831299 A JP 15831299A JP 3299520 B2 JP3299520 B2 JP 3299520B2
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Northrop Grumman Space and Mission Systems Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、補助的なステアリ
ング・トルクを提供する電気ステアリング・システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】必要なときに追加的なステアリング・ト
ルクを提供するパワー・アシスト・ステアリング・シス
テムは、多くのものが知られている。これには、液圧装
置(hydraulics)を含まない電気的パワー・ステアリン
グ・システムだけではなく、従来の液圧ステアリング・
システムや、電気的パワー・アシスト液圧ステアリング
・システムが含まれる。典型的には、電気的パワー・ス
テアリング・システムは、電気モータを含んでおり、こ
の電気モータは、予め選択された車両条件の下でハンド
・ステアリング・ホイール(ハンドル)の運動に応答す
る電気的制御ユニットに結合されている。この電気モー
タは、付勢されると、補助的なステアリング力をラック
部材に供給し、ステアリング操作の間、運転者を支援す
る。一般的に、補助的なステアリング力は、車両を駐車
させるときなど、車両速度が比較的低い間に、特に、比
較的大きなトルクがハンド・ステアリング・ホイールに
加えられるときに、必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気的ステアリ
ング・システムでは、動作させるのに大きな電力が要求
され、このことが、車両の電気システムに過剰な負担を
生じさせることが多い。車両速度が低い場合には、交流
電源(alternator)はより低速で動作し、従って、車両
の負荷と電気的ステアリング・システムとの両方に十分
な電力を供給することができないことがある。そのよう
な電気的パワー・ステアリング・システムがかなりの電
力を要求すると、ライトが暗い、ワイパーの動作が遅い
など、車両のそれ以外の電気的負荷の動作が、不十分な
ものとなる可能性がある。車両の電気システムに対して
追加的なドレインを与えるという提案されている解決案
では、完全に十分であるとはいえない。というのは、そ
のような解決案では、複雑な発電器の構造や、高価な構
成要素、及び/又は複雑な制御装置が必要とされるから
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、電源と補助的
なステアリング力を提供する電気モータとを含む電気ス
テアリング・システムに関する。このシステムは、ま
た、少なくとも約100ファラッドのキャパシタンスを
有する大容量のキャパシタ(コンデンサ)を含んでお
り、このキャパシタは、電源に選択的に接続され大容量
のキャパシタを充電し、また、モータに選択的に接続さ
れ大容量のキャパシタを放電して電気モータを駆動する
ことができる。少なくとも1つの車両条件に応答する制
御回路も提供され、キャパシタを、電源に接続するか、
電気モータに接続するかを選択する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の好適実施例が、図1及び
図2に図解されている。これらの図では、同じ参照番号
は、対応する構成要素を指している。図1を参照する
と、車両ステアリング・システム10は、ピニオン・ギ
ア14に機械的に結合されたハンド・ステアリング・ホ
イール(ハンドル)12を含む。更に特定すると、ハン
ド・ステアリング・ホイール12は入力シャフト16に
接続され、ピニオン・ギア14は出力シャフト18に接
続されている。入力シャフト16は、トーション・バー
20を介して、出力シャフト18に動作的に結合されて
いる。トーション・バー20は、加えられたステアリン
グ・トルクに応答してツイストし、それによって、入力
シャフト16と出力シャフト18との間の相対的な回転
を与える。ピニオン・ギア14は、ステアリング・ラッ
ク部材22上に配置されたラック歯とかみ合って係合
し、ステアリング・ラック部材22は、既知の態様で、
車両のステアラブル・ホイール(操舵可能車輪)24及
び26に接続されている。ハンド・ステアリング・ホイ
ール12は、ホイール24及び26のステアリング運動
を生じさせる。
【0006】本発明のこの好適実施例は、また、適切に
は可変リラクタンス・モータである電気ステアリング・
モータ28を含み、このモータ28には、ステアリング
・ラック部材22が外接しており、ボール・ナット駆動
アセンブリ(図示せず)によって、それに駆動的に接続
されている。使用可能なボール・ナット駆動アセンブリ
は、Drutchasへの米国特許第4,415,054号において示さ
れ、説明されている。電気アシスト・モータ28は、あ
る車両条件の下で、補助的なステアリング力を提供す
る。
【0007】電気モータ28は、モータ制御回路30に
接続されている。モータ制御回路30は、好ましくは、
従来のパルス幅変調(PWM)サブシステムであって、
補助ステアリング力の所望の量と方向とに従って、所定
の量の電流を電気アシスト・モータ28に提供する。よ
り詳しくは、モータ制御回路30は、適切にはMOSF
ETなどのハイ・パワー・トランジスタである複数のス
イッチで形成されており、これらのスイッチは、車両速
度や加えられたステアリング・トルクなどの、1つ又は
複数の感知された車両条件に応答して、電子制御ユニッ
ト(ECU)32などによって、既知の態様でパルス幅
変調される。好ましくは、ECU32は、マイクロコン
ピュータであるが、所望の機能を達成するように構成さ
れた、複数のディスクリート回路、回路素子、及び/又
は特定用途集積回路(ASIC)から構成されることも
ある。
【0008】本発明は、また、交流電源(alternator)
などの電源34を含み、これが、適切には交流の約1
6.5ボルトである電気エネルギを車両バッテリ36に
供給し、車両バッテリ36が、車両ライト、ラジオ、ウ
ィンドシールド・ワイパなどのアクセサリを含む車両負
荷38に電力を供給する。図1の好適実施例では、交流
電源34は、交流16.5ボルトを、ステアリング制御
回路40にも提供している。ステアリング制御回路40
は、デジタル・アナログ(D/A)コンバータ42と単
位利得増幅器44とを介して、ECU32に動作的に結
合される。ECU32は、ECUステアリング制御信号
に基づいて、ステアリング制御回路40のアクティブな
制御を行う。ECUステアリング制御信号は、少なくと
も1つの感知された車両条件に応答する。
【0009】図1に示されている好適実施例では、EC
U32は、車両速度センサ46とトルク・センサ48と
に動作的に結合されている。車両速度センサ46は、既
知の態様で車両速度を感知し、車両速度を示す信号を、
アナログ・デジタル(A/D)コンバータ50を介し
て、ECU32に提供する。
【0010】同様に、トルク・センサ48は、加えられ
たステアリング・トルクを検出し、それを示す信号を提
供する。トルク信号は、適当なA/Dコンバータ52を
介して、ECU32にも送られる。好ましくは、トルク
・センサ48は、位置センサ49とトーション・バー2
0とから形成される。位置センサ49は、入力シャフト
16と出力シャフト18とに亘って動作的に接続され、
入力シャフト16と出力シャフト18との間の相対的な
回転位置を示す電気信号、すなわち、位置信号を提供す
る。トルク・センサ48は、トルク信号をECU32に
供給し、ホイール24及び26を、所望の方向に所望の
量だけ回転させる。
【0011】ECU32は、感知された車両条件に応答
して、従来のラック及びピニオンの手動(マニュアル)
によるステアリングが適当ではないような状況で、電気
ステアリング・モータ28を付勢させる。このような状
況は、例えば、乾燥した表面での駐車、湾曲し乾燥した
道路上での車両の前進走行、下り坂の道路上での比較的
低速の車両のステアリング、又は、ステアリング・トル
クが大きなそれ以外の場合などに、存在することがあ
る。このような高トルクの場合には、電気ステアリング
・モータ28は、車両の電気的負荷の動作を禁止するこ
となく、動作しなければならない。好適な電気ステアリ
ング・システム10は、加えられたステアリング・トル
クと車両速度とに応答するように説明されているが、本
発明は、補助的なステアリング力が望まれるであろうそ
れ以外の感知された車両条件にも応答しうることは理解
すべきである。
【0012】好適なステアリング制御回路40は、図2
に示されているように、少なくとも1つの大容量のキャ
パシタ(コンデンサ)C1、すなわち、ウルトラキャパ
シタを含み、更に、それぞれが約100ファラッド
(F)を超えるキャパシタンス、好ましくは、約150
0ファラッド(F)のキャパシタンスを有する2つのウ
ルトラキャパシタC1及びC2を含むことが好ましい。
そのようなウルトラキャパシタは、それぞれが、また、
約10オーム未満の、好ましくは、約0.1オーム以下
の内部抵抗値を有する。ウルトラキャパシタは、特に、
この応用例に適しているのであるが、その理由は、有し
ている時定数が、比較的大きいからである。更に詳しく
は、ウルトラキャパシタC1及びC2の両端に第1の電
圧を有するステアリング制御回路40は、約10秒とい
う拡張された時間周期に亘って、大量の電流、適切には
約100アンペア(A)以上の電流を伝送し、次の10
秒の間には、それよりも低い電圧で約70アンペア
(A)まで減少した電流を伝送することができる。ウル
トラキャパシタC1及びC2はまた、迅速な充電時間を
有しており、実質的に劣化することなく、反復的な充電
及び放電サイクルに耐えることができる。ステアリング
制御回路40は、このようにして、十分な電力を、電気
モータ28に供給し、約20秒以上の間、ステアリング
の支援を提供することができる。典型的なステアリング
動作は平均で約2.5秒であるから、ステアリング制御
回路40のウルトラキャパシタC1及びC2が通常のス
テアリング動作の間に完全に放電する可能性は、ほとん
どあり得ない。
【0013】電気モータ28に供給される電流の量は、
ウルトラキャパシタC1及びC2からの電流のECU3
2によるパルス幅変調に基づいている。拡張された時間
周期の間に加えられたトルク要求が非常に大きく、ウル
トラキャパシタC1及びC2が所定の電圧を下回る電
圧、例えば、典型的な可変リラクタンス電気モータの場
合で9ボルトまで放電する場合には、ステアリング制御
回路40は、ウルトラキャパシタC1及びC2の放電を
中断させて、モータ28を動作させるのに十分な電力が
これらのウルトラキャパシタに蓄積されるまで、ウルト
ラキャパシタC1及びC2を充電し始める。
【0014】図2を参照すると、ウルトラキャパシタC
1及びC2は、スイッチング・ネットワークを介して、
交流電源34とモータ制御回路30との間で、選択的に
接続可能である。特に、ウルトラキャパシタC1の正の
側は、ダイオードD1とスイッチS1との直列接続を介
して、交流電源34の第1の側に接続されており、ウル
トラキャパシタC1の負の側は、スイッチS2を介し
て、交流電源34の他方の側に接続されている。ウルト
ラキャパシタC2の正の側は、スイッチS2を介して交
流電源34の第2の側に、そして、ウルトラキャパシタ
C1の負の側に接続されている。ウルトラキャパシタC
2の負の側は、ダイオードD2とスイッチS1とを介し
て、交流電源34の第1の側に接続されている。ダイオ
ードD2は、ウルトラキャパシタC2の負の側と、スイ
ッチS1とダイオードD1との間に配置されたノードと
の間に接続されている。ハイ・パワー・スイッチS1、
S2、S3、S4は、好ましくは、ECU32からの制
御信号に応答して動作する。通常の動作条件では、補助
的なスイッチング力は必要ではないので、スイッチS1
及びS2は、閉じているのが通常であり、スイッチS3
及びS4は、開いているのが通常である。好ましくは、
スイッチS1、S2、S3、S4は、ハイ・パワーMO
SFET又はIGBTトランジスタである。もちろん、
集積スイッチング回路や機械的なスイッチなどを含む、
それ以外の既知のスイッチング・デバイスを用いること
もできる。ウルトラキャパシタC1及びC2は、それぞ
れが単一のウルトラキャパシタとして示され、説明され
ているが、それぞれのウルトラキャパシタを、複数のウ
ルトラキャパシタ、適切には、並列接続した2つ以上の
ウルトラキャパシタを用いて容易に代替し、それによっ
て、スイッチング制御回路40のエネルギ蓄積容量を増
大させることができることは、理解すべきである。ま
た、ウルトラキャパシタC1及びC2の符号規約(sign
convention)は、説明が明瞭となるように示されてい
ることも理解すべきである。
【0015】スイッチS1、S2、S3、S4は、EC
U32の制御の下で協調して動作し、ウルトラキャパシ
タC1及びC2を充電及び放電させる。充電モードで
は、スイッチS1及びS2は閉じ、スイッチS3及びS
4は開いているが、スイッチング制御回路40は、ウル
トラキャパシタC1及びC2を充電する倍電圧器(volt
age doubler)として動作する。より詳しくは、シヌソ
イド型の交流電源電圧が正であるときには、ダイオード
D1は、順方向バイアスされて、ウルトラキャパシタC
1に電流が流れることを可能にし、好ましくは、それ
を、約14ボルトまで充電する。交流電源電圧が負であ
るときには、ダイオードD1はもはや導通せず、ダイオ
ードD2が順方向バイアスされて、電流が、スイッチS
2、ウルトラキャパシタC2、ダイオードD2、そして
スイッチS1に流れる。交流電源電圧の負の部分の間の
電流は、ウルトラキャパシタC2を、約14ボルトまで
充電する。ダイオードD1及びD2は、従って、交流電
源電圧を整流し、交流電源電圧の逆の極性周期の間に、
ウルトラキャパシタC1及びC2を充電する。従って、
図2に示されている回路は、約16.5ボルトの交流電
源電圧から、ウルトラキャパシタC1及びC2の直列接
続に亘って、約28ボルトに蓄積することができる(そ
れぞれのウルトラキャパシタの両端において約14ボル
ト)。
【0016】ここで設定されているような予め選択され
た車両条件に応答して、ウルトラキャパシタC1及び/
又はC2に蓄積されたエネルギの少なくとも一部分を放
電することが望まれる。特に、補助的な力が必要である
と判断されるときには、ECU32は、スイッチS3及
びS4を閉じ、同時に、スイッチS1及びS2を開い
て、ウルトラキャパシタC1及びC2が直列に接続され
て、モータ制御回路30を介して、電気エネルギを電気
モータ28に放電するようにする。放電された電流は、
適切にパルス幅変調されており、所望の量の電流が、ウ
ルトラキャパシタC1及びC2からモータ制御回路30
へ、更に、電気スイッチング・モータ28に流れる。ウ
ルトラキャパシタC1及びC2に対する放電時間周期
は、車両速度信号とトルク信号とに従い、ECU32に
よって、決定される。更に、モータ制御回路30からの
電流の方向は、出力シャフト18に対する入力シャフト
16の相対的な運動に、すなわち、ハンド・ステアリン
グ・ホイール12が回転する方向に基づく。
【0017】スイッチS1、S2、S3、S4を制御し
て、ウルトラキャパシタC1又はC2の一方だけが所望
の時間周期の間に放電されるようにすることもできる。
より詳しくは、トルク要求がそれほど大きくない場合に
は、スイッチS3又はS4の一方だけを閉じ、ウルトラ
キャパシタC1又はC2の一方だけを放電することが望
ましいことがある。更に、スイッチング制御回路40と
ECU32とは、ウルトラキャパシタC1及びC2の放
電及び充電を連続的に交替させ、トルク支援の周期を拡
張させるように構成することもできる。ウルトラキャパ
シタC1及びC2の一方又は両方を放電させるときに
は、スイッチS1及びS2を、その通常は閉じている位
置から開くことが必要となる。スイッチS1及びS2
は、また、ウルトラキャパシタC1及びC2がその所望
の電圧レベルまで充電されたときには、開くことができ
る。
【0018】ある特定の例では、ECU32は、ターン
などのステアリング動作を示すトルク信号と、比較的低
速度の車両速度信号とを、A/Dコンバータ50及び5
2のそれぞれを介して受け取る。ECU32は、加えら
れたトルクが第1の所定のトルク・スレショルド値より
も大きいかどうか、そして感知された車両速度が第1の
車両速度スレショルド、例えば時速約5ないし10マイ
ルよりも小さいかどうかを判断する。トルク・スレショ
ルド値は、それ以外の可能性のある車両条件だけでな
く、車両速度と関数関係を有しており、トルク・スレシ
ョルドは、速度が上昇すると上昇することは理解できる
であろう。これらの条件が共に成立しない(false)場
合には、ウルトラキャパシタC1及びC2は、交流電源
34によって、所定の直流電圧まで、ここで述べた態様
で、連続的に充電される。これらの条件の少なくとも一
方が成立する(true)場合には、別の判断がなされ、タ
ーン動作の間に必要とされる補助的な力の大きさと方向
とが決定される。そして、ECU32は、適切な制御信
号をステアリング制御回路40に提供し、このステアリ
ング動作の間にウルトラキャパシタC1又はC2の少な
くとも一方を放電し、それによって、電気モータ28に
電力を提供する。比較的低い車両速度において極端に高
いトルク要求がある場合には、ウルトラキャパシタC1
及びC2の両方がモータ制御回路30に動作的に結合さ
れ、それにより、そのステアリング動作の間に、電気ス
テアリング・モータ28に対して、最大の電流が利用可
能となるようにする。ターンが終了すると、ホイール2
4及び26は、そのゼロの位置に戻るか、別のステアリ
ング動作が実行される。
【0019】ウルトラキャパシタC1及びC2は、放電
しているときには、好ましくは、約500ワット以上
を、電気モータ28に与える。もちろん、放電される電
力量は、車両の大きさや特定のステアリング条件に関係
する。例えば、小型車には、約500ワットが供給さ
れ、大型車には、約1500ワットが供給される。
【0020】以上で本発明の特定の好適実施例を説明し
たが、ここでの説明は例示的なものであって、本発明の
原理だけを示している。この技術分野の当業者であれ
ば、特許請求の範囲によってカバーされる改善、変更及
び修正を理解することができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例の概略的なブロック図であ
る。
【図2】図1のシステムの部分図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エミル・エム・シュタークマン アメリカ合衆国カリフォルニア州90292, マリナ・デル・レイ,ヴィア・マリナ 4127 (56)参考文献 特開 平11−240454(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 6/00 B62D 5/04

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、 補助的なステアリング力を提供する電気モータと、 ウルトラキャパシタであって、このウルトラキャパシタ
    を充電するため前記電源と、このウルトラキャパシタを
    放電して前記電気モータを駆動するため前記電気モータ
    とに選択的に接続可能であり、約100ファラッドより
    も大きなキャパシタンスを有するウルトラキャパシタ
    と、 少なくとも1つの車両条件に応答して、前記ウルトラキ
    ャパシタを充電するため前記電源への前記ウルトラキャ
    パシタの接続と、前記ウルトラキャパシタを放電して前
    記電気モータを駆動するため前記電気モータへの前記ウ
    ルトラキャパシタの接続との間で選択する制御回路と、 から構成される、電気ステアリング・システム。
  2. 【請求項2】 加えられたトルクを感知してそれを示す
    信号を提供するトルク・センサを更に備え、前記制御回
    路は、前記トルク・センサに応答する、請求項1記載の
    システム。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、前記トルク・センサの
    信号に応答して、前記ウルトラキャパシタの充電及び放
    電を制御する、請求項2記載のシステム。
  4. 【請求項4】 車両の速度を感知してそれを示す信号を
    提供する車両速度センサを更に備えており、前記制御回
    路は、前記車両速度センサの信号に応答する、請求項1
    記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は、前記車両速度センサに
    応答して、前記ウルトラキャパシタの充電及び放電を制
    御する、請求項4記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記ウルトラキャパシタは、車両速度が
    時速約10マイル未満であることを示す信号を前記車両
    速度センサが前記制御回路に提供するときに放電する、
    請求項5記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記ウルトラキャパシタは、放電してい
    るときには、約500を超えるワットを前記モータに提
    供する、請求項1記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記ウルトラキャパシタは、約10オー
    ム未満の内部抵抗値を有する、請求項1記載のシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 少なくとも2つのウルトラキャパシタを
    備え、該ウルトラキャパシタは、前記ウルトラキャパシ
    タのそれぞれを充電するため前記電源と、前記ウルトラ
    キャパシタのそれぞれを放電し前記電気モータを駆動す
    るため電気モータとに選択的に接続可能であり、前記制
    御回路は、前記少なくとも1つの車両条件に応答して、
    前記ウルトラキャパシタの各々の充電及び放電を選択的
    に制御する、請求項1記載のシステム。
  10. 【請求項10】 直流電源と、 電気ステアリング・モータと、 約100ファラッドよりも大きなキャパシタンスを有す
    るウルトラキャパシタであって、このウルトラキャパシ
    タを充電する前記電源と、このウルトラキャパシタを放
    電して前記電気モータを駆動する前記電気モータとに選
    択的に接続可能である、ウルトラキャパシタと、 車両条件を感知して、その車両条件を示す信号を発生す
    るセンサと、 前記センサの信号に応答して、前記ウルトラキャパシタ
    を充電するため前記電源への前記ウルトラキャパシタの
    接続と、前記ウルトラキャパシタを前記電気モータに放
    電するため前記電気モータへの前記ウルトラキャパシタ
    の接続との間で選択する制御回路と、 から構成される、電気ステアリング・システム。
  11. 【請求項11】 前記センサは、車両速度を感知してそ
    れを示す信号を提供する車両速度センサを備えている、
    請求項10記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記センサは、加えられたステアリン
    グ・トルクを感知してそれを示す信号を提供するトルク
    ・センサを備えている、請求項10記載のシステム。
  13. 【請求項13】 前記制御回路は、更に前記電源と前記
    ウルトラキャパシタとの間に接続された第1スイッチ手
    段と、前記ウルトラキャパシタと前記電気モータとの間
    に接続された第2スイッチ手段と、を含み、前記第1ス
    イッチ手段は選択的に作動されて前記ウルトラキャパシ
    タを前記電源と電気的に接続して前記ウルトラキャパシ
    タを充電し、前記第2スイッチ手段は選択的に作動され
    て前記ウルトラキャパシタを前記電気モータと電気的に
    接続して前記ウルトラキャパシタを放電して前記電気モ
    ータを駆動する、請求項1記載のシステム。
  14. 【請求項14】 前記制御回路と前記電気モータとの間
    に接続されるモータ制御装置を更に含み、該モータ制御
    装置は前記ウルトラキャパシタによって供給され前記電
    気モータを駆動する電流量を制御する、請求項1記載の
    システム。
  15. 【請求項15】 前記制御回路は、更に前記電源と前記
    ウルトラキャパシタとの間に接続された第1スイッチ手
    段と、前記ウルトラキャパシタと前記電気モータとの間
    に接続された第2スイッチ手段と、を含み、前記第1ス
    イッチ手段は選択的に作動されて前記ウルトラキャパシ
    タを前記電源と電気的に接続して前記ウルトラキャパシ
    タを充電し、前記第2スイッチ手段は選択的に作動され
    て前記ウルトラキャパシタを前記電気モータと電気的に
    接続して前記ウルトラキャパシタを放電して前記電気モ
    ータを駆動する、請求項10記載のシステム。
  16. 【請求項16】 前記制御回路と前記電気モータとの間
    に接続されるモータ制御装置を更に含み、該モータ制御
    装置は前記ウルトラキャパシタによって供給され前記電
    気モータを駆動する電流量を制御する、請求項10記載
    のシステム。
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