JP3298840B2 - エレベーターの昇降かごのレベル補正方法と装置 - Google Patents

エレベーターの昇降かごのレベル補正方法と装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は巻上げ式のエレベー
ターの停止レベルを微調整して、該エレベーターの床高
さと建物の床高さとを常に一致させようとする方法とそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤーを使用した巻上げ式のエレベー
ターでは、昇降かごを吊り下げているワイヤーに該昇降
かごと積載物の全重量が加わっており、該ワイヤーは常
に引き伸ばされているが、加わっている重量によりワイ
ヤーの伸び量は異なっているものである。また、通常停
止位置ではエレベーターの床の高さレベルと外部の建物
等の床の高さレベルとを一致させて、積載物をエレベー
ターから出し入れ易くしている。
【0003】このため、例えば積載物をエレベーターか
ら外に運び出すと、該エレベーターの全重量が急激に軽
くなり、ワイヤーの伸び量は小さくなる。その結果昇降
かごは該停止位置でわずかに上昇してしまい、エレベー
ターの床の高さレベルが建物等の床の高さレベルより高
くなり、段差が生じてしまう。このような状態では次の
積載物の出し入れ作業が困難となり、特に台車などのキ
ャスター付運搬車を使った出し入れ作業はこの段差のた
めに一層困難である。またエレベーターに重量物を運び
入れると、エレベーターの床の高さレベルは逆に下がる
ので上記とは反対の段差が生ずる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はエレベーター
の停止位置で積載物の出し入れによって生ずる上記の段
差を解消することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のエレベータ
ーの昇降かごのレベル補正方法は、エレベーターの昇降
かごの床面と、該エレベーターの停止位置での建物の床
とのレベルの差を検出し、このレベル差を無くすように
該昇降かごに係合した昇降用ワイヤーの固定端を油圧シ
リンダーにより上下に微動させることを特徴とするもの
である。
【0006】また本発明のレベル補正装置は、固定端と
巻取り端を有するワイヤーを昇降かごに取付けられたプ
ーリーに係合して、該ワイヤーを巻上げもしくは巻戻す
ことにより該昇降かごを上下させるエレベーターにおい
て、ワイヤーの固定端を油圧シリンダーで支持されたヒ
ッチプレートに連結し、該ヒッチプレートの上下のスト
ローク以内の少なくとも上部と下部に該ヒッチプレート
に係合するリミットスイッチを設け、該エレベーターの
停止位置で該昇降かごの床面と建物の床面との上下のレ
ベル差が検出されたときに、該レベル差を小さくする方
向であって該上部もしくは下部のリミットスイッチによ
り検出されるまで該油圧シリンダー内に作動油を圧送し
てヒッチプレートを上昇させ、又は作動油を抜取ってヒ
ッチプレートを下降させる油圧回路を設けたことを特徴
とするものである。
【0007】
【実施例】次に本発明を実施例により説明する。
【0008】(実施例1)図1(a)に示すように、巻
上げ式エレベーターの昇降かご(1)にはプーリー
(2)が備えられ、該プーリーに掛けられているワイヤ
ー(3)の一端は他の固定されているプーリー(4)に
係合して図示していない巻上げ機に繋がっている。そし
て該ワイヤーの他端の固定端は、建物等に下記のように
設置されたヒッチプレート(5)に固定した。該ヒッチ
プレートは建物等に立設固定された油圧シリンダー
(6)(6)に保持されており、中央部の下方に筒状体
(7)を固定し、該筒状体(7)内を通してワイヤー
(3)の固定端が固定されている。さらに図2に示すよ
うに、該筒状体(7)は、ヒッチプレートが上下に滑ら
かに移動するように建物等に固定された筒状ガイド
(8)の内周面を摺動するものである。図中(9)はブ
ッシュ、(10)はダストシール、(11)はOリン
グ、(12)はパッキン、(13)はピストン、(1
4)はグリースニップル、(15)はエアー抜き、(1
6)はポートである。さらに(17)はワイヤの他端を
下方から貫通させて上側で留めるための貫通穴である。
【0009】また該ヒッチプレート(5)の外周縁に突
起部材(18)を設けて、リミットスイッチの接点とし
た。このリミットスイッチ(19a)〜(19c)は、
図1(b)に示すように固定建物側の縦方向に油圧シリ
ンダー(6)のストローク内に複数個設置しておくが、
通常該ストロークの上下限に各1個(19a)(19
b)設け、該ストロークの中央位置を検出するためにさ
らに1個(19c)を設置する。なおヒッチプレート
(5)外周縁にリミットスイッチを設け、固定建物側に
突起部材を設けてもよい。
【0010】このようなエレベーターにおいて、昇降か
ご(1)の床面と建物床とのレベル差が無い状態のとき
のヒッチプレートの上下位置を油圧シリンダー(6)の
ストロークの中央の位置(19c)に調節しておく。こ
のように初期設定しておくことで、当該エレベーターを
運転して停止時に昇降かごの床面の方が建物の床面より
高いことを図示していない光電スイッチなどで検出した
場合は、油圧回路の電磁式下降弁(20)を作動させて
油圧シリンダー(6)(6)から作動油を抜いてヒッチ
プレート(5)を下方のリミットスイッチ(19b)が
検出するまで下降させることで、該昇降かごのレベルを
修正する。
【0011】逆に昇降かごのレベルが低いときには、油
圧ポンプ(21)を作動させて油圧シリンダー(6)
(6)に作動油を送ってヒッチプレート(5)を上方の
リミットスイッチ(19a)が検出するまで上昇させ
て、昇降かごを上昇させてレベルを調節する。なお図中
(22)はリリーフ弁、(23)は可変絞り弁、(2
4)はチェック弁、(25)は圧力スイッチ、(26)
は圧力計、(27)はモーターを示す。
【0012】(実施例2)実施例1の筒状体(7)や筒
状ガイド(8)に代えて、図3及び図4に示すようにガ
イドシャフト(29)を固定建物側に2箇所以上設け、
ヒッチプレート(5)に取付けられたガイドホルダー
(28)が該ガイドシャフト(29)を摺動する構成と
した。このような構成であればヒッチプレート(5)が
上下する際にガイドホルダー(28)がその動きを安定
させるだけでなく、回り止めの効果も付加することがで
き、ピストン(13)にかかる横方向の力を低減させる
ことができる。なお図4中(30)はブッシュ、(3
1)はグリースニップルを示す。
【0013】
【発明の効果】従来、例えばエレベーターの昇降かごに
重量のある積載物を載せた際、または降ろした際には、
停止した時に床レベルが建物の床レベルより下がってし
まい、または上がってしまい該積載物をスムーズに降ろ
すことが難しかった(特にキャスター付台車などを使用
したとき)が、本発明によればこのようなレベルの差が
直ちに補正されるのでエレベーターが使い易くなる等の
顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(a)は全体
説明図、(b)は突起部材とリミットスイッチ部分を示
す部分説明図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す説明図である。
【図4】図3の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 昇降かご 2 プーリー 3 ワイヤー 4 プーリー 5 ヒッチプレート 6 油圧シリンダー 7 筒状体 8 筒状ガイド 9 ブッシュ 10 ダストシール 11 Oリング 12 パッキン 13 ピストン 14 グリースニップル 15 エアー抜き 16 ポート 17 貫通穴 18 突起部材 19 リミットスイッチ 20 電磁式下降弁 21 油圧ポンプ 22 リリーフ弁 23 可変絞り弁 24 チェック弁 25 圧力スイッチ 26 圧力計 27 モーター 28 ガイドホルダー 29 ガイドシャフト 30 ブッシュ 31 グリースニップル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーの固定端を油圧シリンダーで支
    持されたヒッチプレートに連結し、該ヒッチプレートの
    上下のストローク以内の少なくとも上部と下部に該ヒッ
    チプレートに係合するリミットスイッチを設け、該エレ
    ベーターの停止位置で該昇降かごの床面と建物の床面と
    の上下のレベル差が検出されたときに、該レベル差を小
    さくする方向であって該上部もしくは下部のリミットス
    イッチにより検出されるまで該油圧シリンダー内に作動
    油を圧送してヒッチプレートを上昇させ、又は作動油を
    抜取ってヒッチプレートを下降させる油圧回路を設け
    て、巻上げ式のエレベーターの昇降かごの床面と、該エ
    レベーターの停止位置での建物の床とのレベルの差を検
    出し、このレベル差を小さくするように該昇降かごに係
    合した昇降用ワイヤーの固定端を油圧シリンダーにより
    上下に微動させてエレベータの停止位置で積載物の出し
    入れによって生ずる段差を解消することを特徴とするエ
    レベーターの昇降かごのレベル補正方法。
JP05517699A 1999-03-03 1999-03-03 エレベーターの昇降かごのレベル補正方法と装置 Expired - Fee Related JP3298840B2 (ja)

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