JP2513807B2 - 油圧式エレベ―タの油圧ジャッキ - Google Patents

油圧式エレベ―タの油圧ジャッキ

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JP2513807B2 JP23894088A JP23894088A JP2513807B2 JP 2513807 B2 JP2513807 B2 JP 2513807B2 JP 23894088 A JP23894088 A JP 23894088A JP 23894088 A JP23894088 A JP 23894088A JP 2513807 B2 JP2513807 B2 JP 2513807B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は油圧式エレベータの油圧ジャッキに係り、更
に詳細には、油圧ジャッキにおけるプランジャにストッ
パ部材を設けても、シリンダの内容積を比較的小さくす
ることができる油圧式エレベータの油圧ジャッキに関す
る。
(従来の技術) 従来の油圧式エレベータにおける油圧ジャッキ101に
ついて、第6図を参照して説明する。内径d1のシリンダ
103の適宜位置にはポート105が設けられており、シリン
ダ103の上側にはシリンダ103の上蓋107が設けられてい
る。上記上蓋107にはパッキン109を介して上下方向へ延
伸した径d2のプランジャ111が上下動自在に設けられて
いる。上記プランジャ111の上端部にはエレベータの一
部を構成する昇降体(図示省略)が設けられている。
したがって、ポート105を介してシリンダ103内に油圧
を供給したり、シリンダ103内の油圧を排出したりする
ことにより、プランジャ111を上下動させることがで
き、昇降体を上下動させている。
上記プランジャ111がシリンダ103から離脱しないため
に、プランジャ111の下端部にはプランジャ111の径より
も大きい径d3の円板状のストッパ部材113が設けられて
いる。したがって、プランジャ111が上昇しストッパ部
材113の上面113aが上蓋107の下面107aに当接し、プラン
ジャ111はシリンダ103から離脱しない。
(発明が解決しようとする課題) ところで、一般に油圧ジャッキ101のシリンダ103とプ
ランジャ111との間には所定間隔のギャップg1を形成す
る必要がある。これは、エレベータの据付工事におい
て、据付誤差によりシリンダ103やプランジャ111に偏心
や曲げが生じて両軸心がずれてしまったときでも、その
ずれを吸収し、運転中にプランジャ111の外周面がシリ
ンダ103の内周面に接触,衝突することによって発生す
る衝突音、打撃音あるいは摩耗を防止するために設けら
れている。
しかし、前述のごとき従来の油圧ジャッキ101は、プ
ランジャ111の下端部にプランジャ11の径よりも大きい
ストッパ部材113を設けているために、ストッパ部材113
の外周面がシリンダ103の内周面に接触、衝突しないよ
うに上記ギャップg1よりも大きいギャップ を設けていた。換言すれば、シリンダ103の内径を拡大
して設けていた。
そのため、シリンダ103の内容積が増大し、これに伴
ってシリンダ103内に充填される油圧量が増えるため
に、油圧の圧縮現象が顕著になり、昇降体内の重量の変
化により昇降体が上下に変動してしまった。これは、次
式により証明される。
すなわち昇降体の重量変化ΔWに伴う昇降体の上下の
変動量ΔHは、 で表される。ここに、Kは構造により定る係数、αは油
圧の圧縮係数、Vはシリンダの圧油の容積、Aはプラン
ジャの受圧面積である。
したがって、上述のように、ΔHがVに比例している
ために、シリンダ103の圧油の容積が増加することによ
り、昇降体内の重量変化に伴う昇降体の上下の変動量は
増加し、乗客等が乗り降りするたびに昇降体内の重量が
変化して、昇降体が上下に変動して乗客に不安や不快感
を与えるという問題点があった。
そこで、本発明は上記の問題点を解決するために、プ
ランジャにストッパ部材を設けても、シリンダの内容積
を比較的小さくすることのできる油圧式エレベータにお
ける油圧ジャッキを提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき、従来の問題点を解決するために、本発
明においては、油圧式エレベータにおける昇降体を上下
動させるためのプランジャとシリンダとを備えてなる油
圧式エレベータにおける油圧ジャッキにおいて、上記プ
ランジャの下端部付近に半径方向へ移動自在なストッパ
部材を設け、上記シリンダの上端部付近に、ストッパ部
材を半径方向へ押圧するための押圧装置或はストッパ部
材を半径方向へ引張るための吸引装置を設けたものであ
る。
(作用) 前記の構成において、シリンダ内に圧油を供給した
り、シリンダ内の圧油を排出したりすることによりプラ
ンジャを上下動させて、昇降体を適宜に上下動させる。
そして、プランジャが所定位置に上昇したときに、押
圧装置が適宜に作動してストッパ部材を半径方向へ押圧
することにより、或は吸引装置が適宜に作動してストッ
パ部材を半径方向へ引張ることにより、ストッパ部材は
半径方向へ適宜に移動してシリンダの適宜位置に当接す
る。これによって、プランジャはシリンダから離脱しな
い。
(実施例) 第5図を参照するに、油圧式エレベータ1における昇
降体3は、適宜位置に上下方向へ延伸して設けたガイド
バー5に上下方向へ案内される。上記昇降体3を上下方
向へ移動させるために、地下に埋設した油圧ジャッキ7
におけるシリンダ9から上方向へ突出自在のプランジャ
11の上端部が、昇降体3の下面の適宜位置に連結してあ
る。なお、上記シリンダ9内に油圧を供給、排出するた
めに、適宜位置には油タンク13、ポンプ15とを備えてな
るパワーユニット17が設けてあると共に、シリンダ9と
ポンプ15が配管19を介して接続してある。
上記構成により、パワーユニット17を適宜に操作して
シリンダ9内に圧油を供給することにより昇降体3は上
昇し、シリンダ9内の油圧を排出することにより、昇降
体3は自重により下降する。
上記油圧ジャッキ7についての詳細については、第1
図、第2図、第3図を参照するに、内径D1の前記シリン
ダ9の上部にはシリンダ9における上蓋21が設けてあ
り、この上蓋21にはパッキン23を介して上下方向へ延伸
した前記プランジャ11が上下動自在に設けてある。上記
プランジャ11は中空で外径D2であ、シリンダ9の内周面
とプランジャ11の外周面との間にはギャップ が形成されている。これによって、何らかの理由によっ
てプランジャ11、シリンダ9の軸心がずれてしまったと
きでも、プランジャ11の外周面がシリンダ9の内周面に
接触、衝突することはない。
上記プランジャ11の下端部にはシリンダ9とほぼ同一
の外径のストッパ取付部材25が設けてあり、このストッ
パ取付部材25には環状の溝27が形成してある。
より詳細には、プランジャ11の下端部はストッパ取付
部材25における固定部材29が設けてあり、この固定部材
29には外径D3の突出部31が形成してある。固定部材29の
突出部31には蓋部材33が螺合して設けてあり、これによ
って、前記環状の溝27が形成される。
上記ストッパ取付部材25の環状の溝27には、リング状
のストッパ部材35が半径方向へ移動自在に設けてあり、
このストッパ部材35の外径はプランジャ11の外径とほぼ
同一のD1である。また、ストッパ部材35の内径はD4であ
ることよりストッパ部材35の内周面と固定部材29の突出
部31の外周面との間にはギャップ が形成される。
上記構成により、ストッパ部材35の適宜位置を半径方
向へ適宜に押圧することにより、ストッパ部材35は半径
方向へギャップG2だけ移動する。したがって、ストッパ
部材35の押圧位置と反対側の位置は、第4図に示すよう
にギャップG2だけ突出する。
上記ストッパ部材35を半径方向へ移動させるために、
シリンダ9の上部適宜位置にはストッパ押圧装置37が設
けてある。
より詳細には、シリンダ9の上部適宜位置には貫通孔
9aが形成してあり、この貫通孔9aの周縁部には中空のベ
ース部材39が設けてある。上記貫通孔9aとベース部材39
の穴39aには、支持部材41、スプリング43が設けてあ
り、ベース部材39の端部にはプラグ45が螺合して設けて
ある。また、プランジャ11の外周面に摺動自在な押圧部
材47が、支持部材41に支持されている。なお、上記押圧
部材47は球状或は円筒状の形状をしている。
上記構成により、プランジャ11がシリンダ9内を上昇
している間、ストッパ押圧装置37における押圧部材47
は、スプリング43の付勢力に抗してプランジャ11の外周
面を押圧する。そして、押圧部材47の高さ位置に前記ス
トッパ部材35が位置したときに、押圧部材47はストッパ
部材35の外周面を押圧し、ストッパ部材35は半径方向へ
移動する。これによって、ストッパ部材35の上面35aと
前記上蓋21の下面21aが当接し、プランジャ11はシリン
ダ9から離脱しない。
ところで、第3図は前記昇降体3が最上階に位置した
ときの油圧ジャッキ7を示すものであり、一般には、昇
降体3が最上階に位置したときでも、上蓋21とストッパ
部材35との間には間隔Hがあり、押圧部材47はストッパ
部材35を半径方向へ押圧しない。ここで、上記Hは一般
に余裕ストロークと呼ばれ、何らかの理由により昇降体
3を最上階まで上昇させることができない場合に、昇降
体3を最上階まで上昇させるための余裕のストロークを
いう。
前述の構成のもとで、実施例の作用について説明す
る。
パワーユニット17を適宜に操作することにより、プラ
ンジャ11は上下動し、昇降体3は適宜位置まで上下動す
る。
このときに、一般には、ストッパ部材35が押圧部材47
の高さ位置に位置するまでプランジャ11は上昇しない。
したがって、ストッパ押圧装置37はストッパ部材35を半
径方向へ移動させない。
しかし、何らかの理由により、ストッパ部材35が押圧
部材47の高さ位置なるまでプランジャ11が上昇しようと
するときには、ストッパ押圧装置37が適宜に作動してス
トッパ部材35を半径方向へ移動させてプランジャ11がシ
リンダ9から離脱するのを防止している。
前述のごとき、本実施例によれば、ストッパ部材35の
外径をシリンダ9の内径とほぼ同一に設けると共に、ス
トッパ押圧装置31を介して半径方向へ移動可能としたこ
とにより、シリンダ9内のギャップG1を、プランジャの
径よりも大きい径のストッパ部材を備えた従来の油圧ジ
ャッキにおけるシリンダ内のギャップよりも小さくする
ことができ、シリンダ9の内容積を小さくすることがで
きる。したがって、シリンダ9内の圧油を比較的少なく
することができ、昇降体3の重量変化に伴う昇降体3の
上下の変動量を比較的小さくすることができる。
なお、本発明においては、ストッパ部材35が金属のよ
うなものの場合にはストッパ押圧装置37の代わりに磁石
のごとき吸引装置を設けても良い。
[発明の効果] 以上のごとき、本発明によれば、押圧装置或は吸引装
置を介して半径方向へ移動可能なストッパ部材を設けた
ことにより、プランジャの径よりも大きい径を有するス
トッパ部材を備えた従来の油圧ジャッキにおけるシリン
ダよりも、シリンダの内容積を比較的小さくすることが
できる。したがって、シリンダ内の圧油を比較的少なく
することができ昇降体の重量変化に伴う昇降体の上下の
変動量を比較的小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る一実施例を示し、第1図は油圧ジャ
ッキの下部を示す図、第2図は油圧ジャッキの上部を示
す図、第3図は昇降体が最上階に位置したときの油圧ジ
ャッキの上部を示す図、第4図はストッパ部材が半径方
向へ移動したときの作用説明図、第5図は油圧式エレベ
ータの概略的な図、第6図は従来の油圧ジャッキを示す
図である。 1……油圧式エレベータ、3……昇降体 7……油圧ジャッキ、9……シリンダ 11……プランジャ、35……ストッパ部材 37……ストッパ押圧装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧式エレベータの昇降体を上下動させる
    ためのプランジャとシリンダとを備えた油圧式エレベー
    タの油圧ジャッキにおいて、上記プランジャの下端部付
    近に半径方向へ移動自在なストッパ部材を設け、上記シ
    リンダの上端部付近に、ストッパ部材を半径方向へ押圧
    するための押圧装置或はストッパ部材を半径方向へ引張
    るための吸引装置を設けたことを特徴とする油圧式エレ
    ベータの油圧ジャッキ。
JP23894088A 1988-09-26 1988-09-26 油圧式エレベ―タの油圧ジャッキ Expired - Lifetime JP2513807B2 (ja)

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