JP3298500B2 - 熱間湿式吹き付け装置 - Google Patents

熱間湿式吹き付け装置

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JP3298500B2
JP3298500B2 JP10464098A JP10464098A JP3298500B2 JP 3298500 B2 JP3298500 B2 JP 3298500B2 JP 10464098 A JP10464098 A JP 10464098A JP 10464098 A JP10464098 A JP 10464098A JP 3298500 B2 JP3298500 B2 JP 3298500B2
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pig
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refractory
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博史 中村
弥一 米田
一馬 大島
浩二 山田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高炉の炉壁
に不定形耐火物を湿式で吹き付ける装置に係り、不定形
耐火物の圧送状況を監視して詰まり予知を連続的に行
い、不定形耐火物圧送用のホースに不定形耐火物が詰ま
る傾向にあるときには、ホース内にある不定形耐火物を
一旦完全に排出することで、該ホース内における不定形
耐火物の詰まり防止を図ることができる熱間湿式吹き付
け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば高炉では、炉内壁に設置されてい
る煉瓦や水冷却された鋳物であるステーブが操業による
炉内熱負荷の影響で損耗するため、一時的な休風を行っ
て炉壁に不定形耐火物を吹き付けて補修する方法が一般
的に行われている。従来、この補修方法を行う装置とし
て、例えば特開昭55−50409号公報に示される補
修装置、特開昭62−170406号公報に示される吹
き付け装置がある。
【0003】上記特開昭55−50409号公報に示さ
れる補修装置は、高炉上方から挿入される伸縮、旋回及
び軸回転が自在なアーム支柱に、該アーム支柱に対して
角度の変更が可能なノズル保持アームを設け、このノズ
ル保持アームに吹き付けノズルを設けたものである。ま
た、上記特開昭62−170406号公報に示される吹
き付け装置は、炉内で炉芯を中心として水平旋回及び傾
動する旋回駆動手段に吹き付けノズルを設け、旋回駆動
手段に、炉外に配したウインチによって巻き取り又は送
り出しされるワイヤーを設けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の装置は、不定形耐火物の吹き付け方法が、リー
ドガン(圧送機)で不定形耐火物原料と圧送用の圧縮空
気を混合して吹き付けノズル先端へ圧送し、吹き付けノ
ズルの先端部で水を添加して不定形耐火物とするいわゆ
る乾式法であったために、水との混合時間が短く、本来
不定形耐火物の有する強度発現が、25〜50%程度と
小さいといった問題があった。
【0005】また、従来の乾式法を採用した装置は、不
定形耐火物原料と水との混合(混練)状態が不良になり
やすいので、吹き付けられて一旦は炉壁に当たった不定
形耐火物が剥落するリバウンドロスが15〜20%の割
合で発生するといった問題があった。さらに、従来の乾
式法を採用した装置は、強度発現の小さい不定形耐火物
では、その吹き付けた不定形耐火物寿命が35〜40日
程度と短いといった問題があった。また、従来の乾式法
を採用した装置は、炉壁で不定形耐火物が剥落し、炉内
プロフィルが悪化して段差発生により炉壁面にコークス
と鉱石の混合層が発生し、ガス抜けや、スリップの原因
となり、炉内状況が極めて不安定となり、最終的には減
風し減産に繋がるといった問題があった。
【0006】また、従来の乾式法を採用した装置は、短
時間に大量の吹き付けを行おうとすると、大容量のリー
ドガンが必要となり、それに伴って炉内に装入する圧送
ホース径も大きくなり、吹き付けノズルひいては装置自
体の炉内への搬入、搬出作業が極めて困難となるといっ
た問題があった。
【0007】なお、上記した乾式法を採用した吹き付け
装置に代えて、圧送できる粘度、及び強度発現が高くな
るように最適に設定された水分値で不定形耐火物原料を
予め炉外で混練し、圧送ポンプで混練した不定形耐火物
を送り、吹き付けノズルの先端部で圧縮空気と混合して
不定形耐火物を炉壁に吹き付けるといった、いわゆる湿
式法を採用することが考えられる。
【0008】ところが、高炉炉内の温度は休風中でも1
00〜200℃あり、炉内に挿入した不定形耐火物圧送
用のホースが雰囲気温度や輻射熱で加熱されるので、湿
式法を採用した場合には、ホース内で不定形耐火物が固
化して詰まる可能性が高くなるといった問題がある。
【0009】また、湿式法は、一般的に圧送、混練状態
が不良であることによっても、ホース内で不定形耐火物
が詰まる可能性が高く、一旦詰まってしまうと、炉内の
熱により不定形耐火物が完全に固化し、使用が不可能と
なってしまう。また、不定形耐火物の急激な固化によ
り、すぐに詰まりが発生することがないにしても、ホー
ス内面の温度の上昇によって、該ホース内面近傍の不定
形耐火物から薄膜状に固化し、これが成長することによ
って2次的な詰まりが生じることもある。
【0010】上記したような問題を有していることか
ら、従来では、強度発現、リバウンドロスについては劣
るものの、炉壁への不定形耐火物の吹き付け補修作業に
は、湿式法ではなく乾式法が用いられているのである。
【0011】本発明は、上記問題点を鑑みてなされたも
のであり、不定形耐火物の圧送用ホース内での詰まりを
解消し、不定形耐火物を吹き付ける壁面の補修作業効率
の向上を図ることができる熱間湿式吹き付け装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、吹き付けノズルと不定形耐火物の貯蔵部
とを繋ぐ第1経路の圧送状況を圧送状況検知手段により
連続的に監視して、第1経路で不定形耐火物が詰まる傾
向にあるときには、第1経路に合流する第2経路から第
1経路に向けてピグ圧送手段により詰まり防止用ピグを
圧送する構成としたのである。こうすることで、湿式法
を採用した場合でも、内部雰囲気温度や輻射熱によっ
て、第1経路での不定形耐火物の詰まりを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】湿式法おいて、ホース内で不定形
耐火物が詰まるのは、上記のように熱間における不定形
耐火物の固化が大きな要因ではあるが、その他にも、例
えば、骨材の量、硬化剤の添加量、セメント成分の添加
量、水分量等の成分的な要因、あるいはホースの曲がり
具合、段差等の機械的要因によっても詰まりが発生す
る。また、詰まり方としては、ホース内で瞬間的に固化
し流路を閉塞するのではなく、不定形耐火物が部分的に
滞留したり、ホース内壁面の固化範囲が成長して次第に
管路抵抗つまり圧送圧力が大きくなって、最終的に詰ま
って流路が閉塞するのである。
【0014】従って、この閉塞に至るまでの初期段階で
詰まり傾向にあるのか否かを連続的に検知し、詰まり傾
向にある場合は、ホース内面に固化しつつある不定形耐
火物を排出すれば、湿式法での不定形耐火物の詰まりは
発生しなくなり、流路が完全に閉塞してしまうといった
ことがなくなるのである。
【0015】そこで、本発明の熱間湿式吹き付け装置
は、壁面に不定形耐火物を吹き付ける吹き付けノズル
と、この吹き付けノズルと外部に配された、所定量の水
と調整剤で混練された不定形耐火物の貯蔵部とを繋ぐ第
1経路と、この第1経路の貯蔵部側に設けられた圧送手
段と、第1経路で前記圧送手段の下流に配置された圧送
状況検知手段と、第1経路に合流する第2経路と、この
第2経路に配され、圧送状況検知手段からの信号に基づ
いて第2経路を介して第1経路に向けて詰まり防止用ピ
グを圧送するピグ圧送手段とを備えたのである。
【0016】上記構成によれば、外部に配された不定形
耐火物の貯蔵部では、不定形耐火物原料、水、及び調整
剤が予め混合(混練)された状態で貯蔵されている。貯
蔵部に貯蔵された不定形耐火物は、圧送手段としての例
えば圧送ポンプにより、該貯蔵部から第1経路を介して
吹き付けノズルまで圧送される。そして、吹き付けノズ
ルから不定形耐火物を壁面に噴射して、該壁面が補修さ
れる。
【0017】このとき、圧送状況監視手段は、第1経路
における圧送圧力を連続的に検知しており、吹き付け作
業が進行して、第1経路内に不定形耐火物が固化し始め
て詰まり傾向にある場合、第1経路内の圧力が次第に高
くなり、所定のしきい値を越えたことを検知すると、そ
の旨の信号を出力する。
【0018】そして、圧送状況監視手段からの出力によ
って、圧送手段による不定形耐火物の第1経路における
圧送を一旦停止し、第2経路を開いて第1経路との流路
を形成し、吹き付けノズルを取り外して第1経路と吹き
付けノズルの接続を解除した後、ピグ圧送手段によりピ
グを第2経路から第1経路へと圧送する。
【0019】第1経路に圧送されたピグは、第1経路内
で固化しつつある不定形耐火物を剥離しつつ、第1経路
の下流端で剥離した不定形耐火物と共に排出される。こ
の後、第2経路を閉じ第1経路で圧送手段によって不定
形耐火物の圧送を再開する。このようにすることで、内
部の熱間状況にあっても湿式法にて不定形耐火物をホー
ス内で詰まらせることなく連続的に吹き付けることがで
きる。
【0020】ところで、上記構成の装置にあっては、ホ
ース内で固化しつつある不定形耐火物を、ピグを圧送す
ることで剥離し除去するのであるが、ホース内の固化し
つつある不定形耐火物の固化状況やホースの曲がり具合
によっては、最初からホースの内径とほぼ同等のピグを
圧送しても、ピグ自体が詰まってしまうことも考えら
れ、また、逆に小さいピグを圧送しても、何ら作用する
ことなく排出されるといったことも考えられる。
【0021】そこで、本発明の熱間湿式吹き付け装置
は、上記の構成において、ピグ圧送手段に、大きさの異
なるピグを第2経路に切り替えて配置するピグ切替機構
を有したのである。
【0022】上記の構成によれば、ピグを圧送する際
に、ピグ切替機構により最初はホース内径よりもかなり
小さいピグ(以下、小ピグという)を第2経路上に配置
して、この小ピグを圧送した後、ホース内径よりも小さ
く、小ピグよりも少し大きいピグ(以下、中ピグとい
う)を切り替えて同様に圧送し、最後にホース内径とほ
ぼ同等のピグ(以下、大ピグという)を切り替えて同様
に圧送する。
【0023】このように、仮に、固化した不定形耐火物
で流路径が狭くなっていたとしても、小ピグ、中ピグを
用いて除々に流路径を広げ、最終的に大ピグでホース内
面の不定形耐火物を除去するので、ホース内に残留する
不定形耐火物の除去が確実となる。
【0024】また、上記した2つの構成においては、ホ
ース内で既に固化しつつある不定形耐火物を除去するこ
とで詰まりを防止するものであるが、詰まり防止のため
には、例えば第1経路から圧送する不定形耐火物の成分
としてはその流動性に富む状態、つまり、固化しにくい
状態としておけばホース内での詰まり頻度を抑制するこ
とができる。しかし、固化しにくい状態でそのまま壁面
に不定形耐火物を吹き付ければ、目標とする補修すべき
炉壁から滴り落ちてしまったりすることが考えられる。
【0025】そこで、本発明の熱間湿式吹き付け装置
は、上記したいずれかの構成において、貯蔵部では調整
剤を添加せず、外部に配された不定形耐火物の調整剤貯
蔵部から、調整剤圧送手段を用いて第3経路を介して吹
き付けノズル先端部に調整剤を圧送するようにしたので
ある。
【0026】上記構成によれば、比較的固化しにくい状
態とした不定形耐火物を第1経路で圧送し、吹き付けノ
ズルの先端で、調整剤として不定形耐火物を短時間で硬
化させるための硬化剤を第3経路から混合し、この硬化
剤が添加された状態の不定形耐火物を壁面に吹き付け
る。こうすることにより、ホースや吹き付けノズル内を
圧送される状態では固化しにくくなる。また、壁面に吹
き付けられた状態では、硬化剤が添加されるので、短時
間で固化し、作業時間が短縮される。
【0027】
【実施例】以下、本発明の熱間湿式吹き付け装置を、高
炉炉壁の補修作業に適用した場合の実施例について図1
〜図6を参照して説明する。図1は、本発明の熱間湿式
吹き付け装置の概略構成を示す。図2は、ピグ切替機構
を示す。図3は、詰まり監視除去制御部周辺を示す。図
4は、圧送圧力と時間との関係を示す。図5は、圧送圧
力と圧送量の関係を示す。図6は、第1経路と第2経路
との合流付近でのピグ圧送状況を示す。
【0028】1は、高炉Tの炉壁T1に不定形耐火物を
吹き付ける本発明の熱間湿式吹き付け装置(以下、吹き
付け装置という)であり、この吹き付け装置1は、高炉
T外で予め水と不定形耐火物原料とを混練し、この状態
の不定形耐火物を炉壁T1に吹き付ける、いわゆる湿式
法を採用しており、この湿式法を採用した場合における
不定形耐火物の詰まりを防止するために以下の構成とし
ている。
【0029】2は、作業床T2の所定位置に設けられ、
不定形耐火物原料と水とを混練するプレミキサーであ
る。3は、プレミキサー2の下部に配されて、混練され
た不定形耐火物を貯蔵する貯蔵ホッパーである。4は、
第1経路として、貯蔵ホッパー3の下部から後述する吹
き付けノズル12まで繋がれ、例えばゴム又はゴムとセ
ラミックスを混合した材質で、内径が例えば50〜60
mmとされた折曲自在な不定形耐火物の圧送用ホースであ
る。
【0030】5は、圧送用ホース4の上流部に設けた圧
送手段としての圧送ポンプである。6は、圧送用ホース
4における圧送ポンプ5による不定形耐火物の圧送圧力
を計測する圧力計である。7は、圧送用ホース4におい
て後述の第2経路としてのピグ圧送用ホース8に設けら
れ、開閉を切り替える切替バルブである。なお、4a
は、圧送用ホース4とピグ圧送用ホース8との合流部で
ある。
【0031】8は、第2経路として、圧送用ホース4の
合流部4aにて合流し、該圧送用ホース4内で固化しつ
つある不定形耐火物を除去するためのピグPが圧送され
るピグ圧送用ホースであり、このピグ圧送用ホース8
は、例えばゴム又はゴムとセラミックスを混合した折曲
自在な材質で、内径が例えば50〜60mmとされてい
る。9は、ピグ圧送用ホース8に設けられ、該ピグ圧送
用ホース8の開閉を切替る切替バルブである。
【0032】10は、ピグ圧送用ホース8の端部に接続
され、ピグ圧送手段として、例えば水圧によってピグP
を圧送するピグ圧送ポンプである。11は、ピグ圧送用
ホース8においてピグ圧送ポンプ10と切替バルブ9と
の間に設けられたピグPの切替機構である。
【0033】ピグ切替機構11は、図2に示すように、
ピグ圧送用ホース8の気密性を損なわないように、不図
示のシール部材を介して各々切断したピグ圧送用ホース
8がその表裏面部に接続した開閉可能なケース11a
と、このケース11aの内部に設けられ、例えば軸11
bを中心に回転する切替部材11cと、軸11bを回転
させる不図示のモータを有している。
【0034】切替部材11cは、その表裏面を貫通し、
ピグPの大きさ、例えば圧送用ホース4の内径が50mm
の場合には、外径40mmのピグP1(以下、小ピグP1
という)、外径45mmのピグP2(以下、中ピグP2と
いう)、外径がほぼ50mmのピグP3(以下、大ピグP
3という)のそれぞれに応じた3つの孔H1,H2,H
3が各々120゜の角度離間して形成されている。ピグ
切替機構11は、モータを駆動して軸11bを120゜
づつ回動させることで、切替機構11cが回動して、小
ピグP1、中ピグP2、大ピグP3が順次ピグ圧送用ホ
ース8上にセットされる。
【0035】12は、圧送用ホース4の貯蔵ホッパー3
とは反対側の端部に設けた吹き付けノズル(以下、ノズ
ルという)であり、このノズル12は、高炉T内での高
さ及び傾動角度、炉壁間距離調整が可能で、旋回可能と
されている。ノズル12は、その途中箇所が支持体13
に摺動可能に支持されている。この支持体13のノズル
12の先端側の面にはシリンダー装置14が設けられて
おり、このシリンダー装置14は、そのロッド14aの
先端部がノズル12の一部に形成された突出片12aと
固着されており、ロッド14aの進退によって、ノズル
12を前後に移動させる。これによりノズル12の先端
と炉壁T1との距離が調整される。
【0036】また、支持体13の上部には、炉壁T1の
開口、例えばムーバブルアーマー駆動装置を配置する開
口から挿入されたワイヤー15,15の先端部が取付け
られている。ワイヤー15,15の他端は、各々に対応
した不図示のウインチ装置に巻き取られている。支持体
13は、ウインチ装置によりワイヤー15,15を同時
に送り出し又は巻き取り操作を行うことで、高炉T内の
高さが調整され、ウインチ装置によりワイヤー15,1
5を相互に送り出し又は巻き取り操作を行うことで、傾
動角度が調整される。また、支持体13には、その中央
で、ノズル12の下部外面に旋回機構16の回転軸が設
けられており、この旋回機構16を駆動することで、ノ
ズル12が旋回する。
【0037】さらに、ノズル12の先端部には、後述す
る第3経路を圧送された調整剤と圧送用ホース4を圧送
された不定形耐火物とを混合するミキシング機構17が
設けられている。そして、18は、第3経路として、ミ
キシング機構17にその下流端が接続され、調整剤を圧
送するための調整剤圧送用ホースである。この調整剤圧
送用ホース18は、例えばゴム又はゴムとセラミックス
を混合した折曲自在な材質で、内径が例えば50〜60
mmとされている。
【0038】19は、調整剤圧送用ホース18の上流端
が接続されたミキサーであり、このミキサー19は、調
整剤貯蔵部20からポンプ21及び排出バルブ22を配
した配管を介して供給される調整剤、例えば硬化剤と、
水タンク23からポンプ24及び排出バルブ25を配し
た配管を介して供給される水とを混合する。さらに、ミ
キサー19には、該ミキサー19にて混合した硬化剤を
圧縮空気にて圧送するためのコンプレッサー26が配管
を介して接続されている。また、調整剤圧送用ホース1
8のミキサー19の下流部には、供給バルブ27が設け
られている。
【0039】さらに、本発明の吹き付け装置1は、各種
の駆動部分を制御するための不図示の制御部を備えてい
る他、圧送用ホース4において不定形耐火物が詰まるこ
とを防止するため、図3に示すような詰まり監視除去制
御部30を備えている。この詰まり監視除去制御部30
と前記圧力計6によって本発明における圧送状況検知手
段が構成されているのである。なお、詰まり監視除去制
御部30については、以下、本発明の吹き付け装置1の
動作と併せて説明する。
【0040】本発明の吹き付け装置1は、従来一般的で
あった乾式法における諸問題を解消するために湿式法を
採用しているのであるが、湿式法では、100〜200
℃の状況にある高炉T内で、圧送用ホース4が加熱さ
れ、圧送用ホース4内で不定形耐火物が固化し、詰まる
可能性が高くなる。
【0041】そこで、吹き付け装置1は、プレミキサー
2で不定形耐火物原料と、例えば9〜10%の割合の水
とを混練した不定形耐火物を貯蔵ホッパー3に排出し、
順次圧送ポンプ5によって圧送用ホース4でノズル12
へ不定形耐火物を圧送する。このとき、詰まり監視除去
制御部30は、圧力計6からの、圧送用ホース4の内部
圧力変化を連続的に監視している。
【0042】一方、調整剤貯蔵部20からポンプ21及
び排出バルブ22を介して供給された例えば硬化剤と、
水タンク23からポンプ24及び排出バルブ25を介し
て供給された水とは、ミキサー19で0.3〜0.6%
の懸濁液とされ、コンプレッサー26によってノズル1
2のミキシング機構17へ圧送される。硬化剤をノズル
12のミキシング機構17へ供給するのは、圧送用ホー
ス4で供給される不定形耐火物の固化を極力防ぐためで
ある。なお、圧送用ホース4内で不定形耐火物が固化し
にくくするために、本実施例では図示しないが、圧送用
ホース4に断熱テープを巻いて耐熱性を高め、該圧送用
ホース4内の温度上昇を抑制している。
【0043】ミキシング機構17では、上記圧送用ホー
ス4から供給された不定形耐火物と、調整剤圧送用ホー
ス18から供給された硬化剤とを混合する。そして、ノ
ズル12は、ワイヤー15を駆動して高さ及び傾動角度
が調整され、シリンダー装置14を駆動して炉壁T1ま
での吹出距離(例えば500〜1000mm)が調整さ
れ、旋回機構16によって旋回位置が調整されて、炉壁
T1へ不定形耐火物を吹き付ける。
【0044】上記のようにして、炉壁T1に対する不定
形耐火物の吹き付け作業が行われている際、圧力計6
は、圧送用ホース4内を順調に不定形耐火物が圧送され
ている場合は、図4に示すように、例えば50〜60kg
/cm2程度の通常圧送圧力レベルを計測するが、除々に圧
送用ホース4内で不定形耐火物が固化し始めると、圧力
計6は、図4に示すように、圧送用ホース4内の圧送圧
力の上昇を計測する。
【0045】ここで、圧力計6があるしきい値を越えた
ことを計測すると、詰まり監視除去制御部30が圧送用
ホース4内に詰まりが発生しつつあると判断する。な
お、このしきい値は、図5に示すように、圧送圧力と不
定形耐火物の圧送量の関係から、不定形耐火物の成分や
圧送ポンプ5の駆動力が同じの場合、同圧力で圧送して
も、実線で示す通常圧送圧力での圧送量に較べて破線で
示すように圧送量が低減することに基づいて設定されて
いる。
【0046】そして、圧力計6で、所定のしきい値を越
えたことが計測されると、図3に示す詰まり監視除去制
御部30が、圧送ポンプ5の駆動を停止し、切替バルブ
7を閉状態として、圧送用ホース4からの不定形耐火物
の供給を止める。なお、このときに、調整剤圧送用ホー
ス18からの硬化剤の供給も一旦止める。
【0047】そして、ノズル12及び支持体13を高炉
T内から搬出し、圧送用ホース4とノズル12との接続
を解除した後、詰まり監視除去制御部30は、小ピグP
1がピグ圧送用ホース8上に位置するようにピグ切替機
構11を駆動して切替部材11cを回転させる。そし
て、詰まり監視除去制御部30は、ピグ圧送ポンプ10
を駆動し、切替バルブ9を開いて、例えば50〜60kg
/cm2の水圧で小ピグP1をピグ圧送用ホース8及び合流
部4aを介して圧送用ホース4へと圧送する。
【0048】小ピグP1は、圧送用ホース4へ圧送され
ると、図6に示すように、圧送用ホース4に固化した不
定形耐火物を押し出しつつ圧送用ホース4内に貫通孔を
形成して該圧送用ホース4の下流端から排出される。こ
の後、詰まり監視除去制御部30が、ピグ切替機構11
を駆動して中ピグP2、大ピグP3の順にピグ圧送用ホ
ース8上に位置するように切替部材11cを回転させ、
ピグ圧送ポンプ10を駆動して、順次圧送用ホース4へ
圧送する。大ピグP3は、小ピグP1及び中ピグP2に
よって圧送用ホース4内の固化した不定形耐火物を押し
出しつつ形成した孔を通過して、最終的に圧送用ホース
4の内周面に固化した不定形耐火物を除去して、除去し
た不定形耐火物及び水と共に排出される。
【0049】この後、ピグ圧送ポンプ10を停止し、切
替バルブ9を閉状態としてピグ圧送用ホース8を閉じ、
圧送用ホース4とノズル12とを接続し、ノズル12及
び支持体13を高炉T内に戻し、そして、切替バルブ7
を開状態として圧送用ホース4を開き、圧送ポンプ5を
駆動して不定形耐火物を圧送し、かつ、供給バルブ27
を開状態としてミキサー19からの硬化剤を圧送して、
吹き付け作業を再開する。
【0050】なお、以上の、不定形耐火物の除去作業に
おいて、圧送用ホース4とノズル12との接続を解除し
て行うのは、ノズル12は先端径が絞ってあるため、圧
送用ホース4に応じた外径とされたピグPを用いるとノ
ズル12の先端で詰まってしまうためである。ノズル1
2は、圧送用ホース4内の不定形耐火物除去作業中に、
別作業にて保守点検が行われる。
【0051】このように、本実施例の吹き付け装置1
は、圧送用ホース4内を圧送される不定形耐火物が詰ま
り傾向にあり、圧力計6がしきい値を越えたことを計測
した際には、圧送用ホース4に、合流部4aを介してピ
グ圧送用ホース8からピグPを圧送して該圧送用ホース
4内で固化しつつある不定形耐火物を除去するようにし
たので、湿式法を採用して安定した吹き付け作業を行う
ことができると共に、作業効率が向上する。また、ノズ
ル12のミキシング機構17で硬化剤を混合するように
したり、圧送用ホース4に断熱テープを巻き付けたりし
ているので、圧送用ホース4内での不定形耐火物の固化
はかなり抑制される。
【0052】次に、本実施例の吹き付け装置1の効果に
ついて説明する。まず、本発明の吹き付け装置自体は、
湿式法を採用しているので、乾式法を採用して吹き付け
作業をした場合に較べて以下のような効果がある。 (1)吹き付けた不定形耐火物寿命が、乾式法では35
〜40日であるのに対し、湿式法では1.5〜3倍長く
なった。 (2)リバウンドロスは、乾式法では15〜20%で発
生していたのに対し、湿式法ではほぼ0%となった。 (3)吹き付け能力が、乾式法では4ton/hであったの
に対し、湿式法では8〜10ton/hとなった。
【0053】上記、湿式法による効果に加えて、本発明
による吹き付け装置を使用した場合は、従来の湿式法を
採用した装置によって不定形耐火物を吹き付けた場合に
較べて、以下のような顕著な効果があった。すなわち、
本発明の吹き付け装置を使用しない場合は、15〜20
ton 程度を連続して吹き付けると不定形耐火物が完全に
詰まり、不定形耐火物の吹き付け作業の続行が不能とな
ったのに対し、本発明の吹き付け装置を使用した場合
は、詰まり傾向にある段階で圧送用ホース4内に固化し
つつある不定形耐火物を除去するので、不定形耐火物の
吹き付け作業を最後まで続行することができた。さら
に、作業時間全体としては、従来の湿式法を採用した装
置及び乾式法を採用した装置に較べ、短縮することがで
き、かつ作業が安定して確実に行えた。
【0054】なお、上記実施例の吹き付け装置1は、請
求項1及び2を採用した請求項3の態様を示したが、請
求項1のみを採用した態様では、上記実施例の吹き付け
装置1からピグ切替機構11、調整剤圧送用ホース18
上のミキサー19、調整剤貯蔵部20、及び水タンク2
3、ミキシング機構17等を省略した構成となる。
【0055】請求項1のみに対応した吹き付け装置の場
合、圧送用ホース4から圧送される不定形耐火物は、プ
レミキサー2で硬化剤と、不定形耐火物原料と、水とを
混合して圧送する。こうすると、上記実施例の場合に較
べて圧送用ホース4で不定形耐火物が固化し易くなるた
め、しきい値を低く設定する。つまり、請求項1のみに
対応した吹き付け装置は、不定形耐火物が固化しやすい
ので、圧力計6の計測で圧送圧力が上昇し始めた初期段
階で、詰まり傾向と判断し、大ピグP3のみにより圧送
用ホース4内の不定形耐火物を除去すれば、圧送用ホー
ス4内の不定形耐火物除去頻度が増加するものの、上記
実施例と同等の作用効果を得ることができる。
【0056】また、請求項2に対応する吹き付け装置
は、上記実施例の吹き付け装置1から調整剤圧送用ホー
ス18上のミキサー19、調整剤貯蔵部20、及び水タ
ンク23、さらにミキシング機構17等を省略した構成
となる。この場合は、請求項1のみに対応した構成の場
合より、小ピグP1、中ピグP2、大ピグP3を順に圧
送用ホース4へ圧送できることから、しきい値を請求項
1のみに対応した場合より高く設定することができると
共に圧送用ホース4内の不定形耐火物除去頻度を請求項
1のみの場合より低下させることができ、上記実施例と
同等の作用効果を得ることができる。
【0057】また、請求項1を採用した請求項3の吹き
付け装置では、ピグ切替機構11等を省略した構成とな
る。この場合は、上記したように、大ピグP3のみを用
いて圧送用ホース4内の不定形耐火物の除去を行うので
はあるが、ミキシング機構17でアルミナセメントを混
合させるので、該圧送用ホース4内での不定形耐火物の
固化が抑制され、しきい値は若干低く設定する必要があ
るものの圧送用ホース4内の不定形耐火物除去頻度を請
求項1のみの場合より低下させることができ、また、上
記実施例と同等の作用効果を得ることができる。
【0058】なお、本発明の吹き付け装置は、上記に限
定されず、例えば、圧送用ホース4内の固化した不定形
耐火物をより容易に除去するために、圧送用ホース4を
傷めない程度のスパイラル状のワイヤーを外周面に設け
たピグPを用いてもよい。また、上記実施例では、圧力
計6による圧送圧力の計測は、圧送用ホース4の圧力を
計測するようにしていたが、これに代えて、シリンダー
式の圧送ポンプ5の油圧の圧力を計測するようにしても
よい。また、同様に圧送量を圧送用ホース4から直接に
計測できない場合には、シリンダー式の圧送用ポンプ5
の単位時間当たりのストローク数を計測するようにして
もよい。
【0059】また、上記実施例では、高炉の炉壁に不定
形耐火物を吹き付ける場合に適用したが、本発明の熱間
湿式吹き付け装置は、その他、工業炉における壁面へ不
定形耐火物を吹き付ける場合にも適用することができ、
上記実施例と同等の作用効果を得ることができる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明の熱間湿式吹き付
け装置によれば、吹き付けノズルと炉外に配された不定
形耐火物の貯蔵部とを繋ぐ第1経路上の圧送圧力を圧送
状況検知手段で監視し、第1経路において不定形耐火物
が固化して該第1経路内の圧送圧力がしきい値を越えた
ことを検知したときに、第2経路を介して第1経路に向
けて詰まり防止用ピグをピグ圧送手段により圧送するよ
うにしたので、固化した不定形耐火物が第1経路を閉塞
することがなく、乾式法の問題点を解消する湿式法を採
用して、不定形耐火物の吹き付け作業が安定してかつ確
実に行うことができると共に作業時間の効率化及び短縮
化を図ることができる。
【0061】また、本発明の熱間湿式吹き付け装置は、
上記構成において、ピグ圧送手段に、大きさの異なるピ
グを第2経路に切り替えて配置するピグ切替機構を付加
することにより、小さいピグから除々に大きなピグへと
切り替えて第1経路内へと圧送することができ、これに
より、上記作用効果に加えて第1経路内で固化した不定
形耐火物を確実に除去することができる。
【0062】また、本発明の熱間湿式吹き付け装置は、
上記したいずれかの構成において、吹き付けノズル先端
部と炉外に配された不定形耐火物の調整剤貯蔵部とを繋
ぐ第3経路と、この第3経路で調整剤を圧送する調整剤
圧送手段とを付加することにより、上記作用効果に加え
て、第1経路内での不定形耐火物を比較的固化しにくい
性状で圧送することができ、従って第1経路内を圧送さ
れる不定形耐火物が固化しにくくなり、該第1経路内の
不定形耐火物の除去頻度を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱間湿式吹き付け装置の概略構成を示
す図である。
【図2】本発明の熱間湿式吹き付け装置のピグ切替機構
を示し、(a)は、要部破断斜視図、(b)は(a)の
A−A線断面図である。
【図3】本発明の熱間湿式吹き付け装置の詰まり監視除
去制御部周辺を示す図である。
【図4】本発明の熱間湿式吹き付け装置の詰まり監視除
去制御部における圧送圧力と時間の関係を示す図であ
る。
【図5】本発明の熱間湿式吹き付け装置の詰まり監視除
去制御部における圧送圧力と圧送量との関係を示す図で
ある。
【図6】本発明の熱間湿式吹き付け装置におけるピグ圧
送状況を示す図である。
【符号の説明】
1 (熱間湿式)吹き付け装置 2 プレミキサー 3 貯蔵ホッパー(不定形耐火物の貯蔵部) 4 圧送用ホース(第1経路) 5 圧送ポンプ(圧送手段) 6 圧力計(圧送状況検知手段) 8 ピグ圧送用ホース(第2経路) 10 ピグ圧送ポンプ(ピグ圧送手段) 11 ピグ切替機構 12 (吹き付け)ノズル 18 調整剤圧送用ホース(第3経路) 20 調整剤貯蔵部 26 コンプレッサー(調整剤圧送手段) 30 詰まり監視除去制御部(圧送状況検知手段) P (詰まり防止用)ピグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 浩二 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属 工業株式会社和歌山製鉄所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21B 7/06 303 F27D 1/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に不定形耐火物を湿式で吹き付ける
    装置であって、壁面に不定形耐火物を吹き付ける吹き付
    けノズルと、この吹き付けノズルと外部に配された、所
    定量の水と調整剤で混練された不定形耐火物の貯蔵部と
    を繋ぐ第1経路と、この第1経路の前記貯蔵部側に設け
    られた圧送手段と、前記第1経路で前記圧送手段の下流
    に配置された圧送状況検知手段と、前記第1経路に合流
    する第2経路と、この第2経路に配され、前記圧送状況
    検知手段からの信号に基づいて前記第2経路を介して前
    記第1経路に向けて詰まり防止用ピグを圧送するピグ圧
    送手段とを備えたことを特徴とする熱間湿式吹き付け装
    置。
  2. 【請求項2】 ピグ圧送手段に、大きさの異なる複数の
    ピグを第2経路に切り替えて配置するピグ切替機構を有
    したことを特徴とする請求項1記載の熱間湿式吹き付け
    装置。
  3. 【請求項3】 貯蔵部では調整剤を添加せず、外部に配
    された不定形耐火物の調整剤貯蔵部から、調整剤圧送手
    段を用いて第3経路を介して吹き付けノズル先端部に調
    整剤を圧送するようにしたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の熱間湿式吹き付け装置。
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