JP3297568B2 - 自動合焦装置 - Google Patents

自動合焦装置

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JP3297568B2
JP3297568B2 JP27429595A JP27429595A JP3297568B2 JP 3297568 B2 JP3297568 B2 JP 3297568B2 JP 27429595 A JP27429595 A JP 27429595A JP 27429595 A JP27429595 A JP 27429595A JP 3297568 B2 JP3297568 B2 JP 3297568B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インナーフォーカ
ス型のレンズシステムを合焦する自動合焦装置に関し、
特に監視カメラ等の低照度の撮影状況下で使用する自動
合焦装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、防犯等の理由から監視カメラの家
庭への普及が増えてきている。用途が家庭用のため監視
カメラの小型,軽量,低コスト,高機能が求められてい
る。その結果、鏡筒にインナーフォーカス型のレンズシ
ステムを採用して小型化を図り、かつズーム機能及び自
動合焦装置を付加し高機能にした監視カメラが主流にな
っている。インナーフォーカス型の場合、合焦状態を保
つために変倍レンズ群の位置に基いて合焦レンズ群を所
定の位置に動かさなければならない。
【0003】図7は、鏡筒が合焦を維持するための変倍
レンズ群の位置と合焦レンズ群の位置との関係データ
(以下トラッキングデータという)を示したものである。
【0004】また、監視カメラの基本的な性能に夜間等
の低照度の状況でも被写体にピントが合うことが要求さ
れている。そのため、従来の自動合焦装置は低照度でも
合焦するように赤外線センサー等の距離測定センサーを
用いて被写体とカメラ間の距離を測定し、被写体に合焦
するように制御していた。
【0005】具体的な動作として、低照度の場合は、距
離測定センサーを用いて被写体とカメラ間の距離を測定
し、図7に示すトラッキングデータを基に現在の被写体
とカメラ間の距離及び変倍レンズ群の位置から一義的に
決まる合焦レンズ群の位置を演算し、合焦レンズ群を演
算で求めた位置に移動することで、低照度でも合焦する
ようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の自動合焦装置は、距離測定センサーを用いるため
にコストアップになっていた。また、被写体とカメラ間
の距離が距離測定センサーでの測定範囲を超えている場
合、合焦できないという問題があった。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るもので、距離測定センサーを用いることなく、低照度
の場面においても精度良く合焦する自動合焦装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の第1の手段は、被写体を変倍する変倍レンズ群及び被
写体を合焦する合焦レンズ群で構成されている鏡筒と、
前記変倍レンズ群を光軸方向に移動するズーム移動手段
と、前記合焦レンズ群を光軸方向に移動するフォーカス
移動手段と、前記変倍レンズ群の光軸方向の位置を検出
するズーム位置検出手段と、前記合焦レンズ群の光軸方
向の位置を検出するフォーカス位置検出手段と、前記鏡
筒からの光学信号を電気信号に変換する撮像素子と、前
記撮像素子の出力信号から被写体の輝度を検出する輝度
検出手段と、前記撮像素子の出力信号から映像信号を生
成する信号処理手段と、前記映像信号の高周波成分を検
出する高周波成分検出手段と、前記鏡筒における変倍レ
ンズ群の位置とその位置に対して合焦を維持するための
合焦レンズ群の位置との関係データであるトラッキング
データ及び前記変倍レンズ群の位置を記憶する情報記憶
手段と、前記ズーム移動手段を制御して変倍レンズ群を
移動し被写体の輝度が最大になる前記変倍レンズ群の位
置を検出する最大輝度位置検出手段と、前記映像信号の
高周波成分の振幅値が最大になるように前記フォーカス
移動手段を制御するフォーカス制御手段とを備えた構成
とするものである。
【0009】上記第1の手段の構成において、低照度の
場合、そのまま直ちに合焦することが困難であるから、
まず、撮影しようとする変倍における変倍レンズ群の当
初位置を記憶した後、続いて被写体の輝度が最大になる
位置へ変倍レンズ群を移動し、その輝度最大において映
像信号の高周波成分の振幅が最大になるように合焦レン
ズ群を移動して合焦させる。その移動した変倍レンズ群
の位置及び合焦レンズ群の位置より、トラッキングデー
タの中から図7に示したような1つのデータを選びだ
す。カメラと被写体との距離は変わらないので、このデ
ータから当初の変倍レンズ群の位置で合焦する合焦レン
ズ群の位置を演算し、変倍レンズ群を当初位置へ、合焦
レンズ群を演算した位置へそれぞれ移動する。これによ
り、低照度の場合においても精度良く合焦することがで
きる。
【0010】また、課題を解決するための第2の手段
は、被写体を変倍する変倍レンズ群及び被写体を合焦す
る合焦レンズ群で構成されている鏡筒と、前記変倍レン
ズ群を光軸方向に移動するズーム移動手段と、前記合焦
レンズ群を光軸方向に移動するフォーカス移動手段と、
前記変倍レンズ群の光軸方向の位置を検出するズーム位
置検出手段と、前記合焦レンズ群の光軸方向の位置を検
出するフォーカス位置検出手段と、前記鏡筒からの光学
信号を電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子の
出力信号から被写体の輝度を検出する輝度検出手段と、
前記撮像素子の出力信号から映像信号を生成する信号処
理手段と、前記映像信号の高周波成分を検出する高周波
成分検出手段と、前記鏡筒における変倍レンズ群の位置
とその位置に対して合焦を維持するための合焦レンズ群
の位置との関係データであるトラッキングデータ及び前
記鏡筒において光学特性上決定されている被写体の輝度
が最大になる変倍レンズ群の位置を記憶する情報記憶手
段と、前記映像信号の高周波成分の振幅値が最大になる
ように前記フォーカス移動手段を制御するフォーカス制
御手段とを備えた構成とするものである。
【0011】上記第2の手段の構成において、低照度の
場合、撮影しようとする変倍における変倍レンズ群の当
初位置を記憶した後、予め記憶した前記鏡筒において被
写体の輝度が最大になる位置へ変倍レンズ群を移動し、
その輝度最大において映像信号の高周波成分の振幅値が
最大になるように合焦レンズ群を移動して合焦させる。
その移動した変倍レンズ群の位置及び合焦レンズ群の位
置とトラッキングデータとから当初の変倍レンズ群の位
置で合焦する合焦レンズ群の位置を演算し、変倍レンズ
群を当初位置へ、合焦レンズ群を演算した位置へそれぞ
れ移動する。これにより、低照度の場合においても精度
良く合焦することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1における
自動合焦装置の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、1は被写体を変倍する変倍レンズ群及び被写体を
合焦する合焦レンズ群で構成されている鏡筒、2は変倍
レンズ群を光軸方向に移動するズーム移動手段、3は合
焦レンズ群を光軸方向に移動するフォーカス移動手段、
4は変倍レンズ群の光軸方向の位置を検出するズーム位
置検出手段、5は合焦レンズ群の光軸方向の位置を検出
するフォーカス位置検出手段、6は鏡筒1からの光学信
号を電気信号に変換する撮像素子、7は撮像素子6の出
力信号から被写体の輝度を検出する輝度検出手段、8は
撮像素子6の出力信号から映像信号13を生成する信号処
理手段、9は映像信号13の高周波成分を検出する高周波
成分検出手段、10は鏡筒1のトラッキングデータ及び変
倍レンズ群の位置を記憶する情報記憶手段、11は被写体
の輝度が最大になる変倍レンズ群の位置を検出する最大
輝度位置検出手段、12は映像信号13の高周波成分の振幅
値が最大になるようにフォーカス移動手段3を制御する
フォーカス制御手段である。
【0013】次に、上記実施の形態1における自動合焦
装置について、以下その動作を説明する。まず、カメラ
としては、鏡筒1が被写体に向けられ、ズーム移動手段
2が変倍レンズ群を所望のズーム位置に移動し、フォー
カス移動手段3が合焦レンズ群を被写体に合焦するよう
に移動する。合焦した被写体の光学信号は撮像素子6に
より電気信号に変換され、その電気信号は信号処理手段
8で処理されて映像信号13となり、出力される。
【0014】ここで、撮影しようとするズーム位置にお
いて、照度が大きく、従って、被写体の輝度が高い場合
は、高周波成分検出手段9が映像信号13から高周波成分
を検出し、その検出信号を受けたフォーカス制御手段12
は、高周波成分の振幅値が最大になるようにフォーカス
移動手段3を制御し、フォーカス移動手段3が合焦レン
ズ群を移動させることにより合焦することができる。
【0015】しかしながら、低照度の場合、そのまま上
記照度大の場合の動作を行っても高周波成分の抽出が困
難であるため、次のような操作が行われる。即ち、ま
ず、撮影しようとする変倍における変倍レンズ群の当初
位置をズーム位置検出手段4が検出し、それを情報記憶
手段10で記憶する。情報記憶手段10には、さらに、図7
に示したような、被写体とカメラとの間の距離に応じた
鏡筒1のトラッキングデータが数種類記憶されている。
【0016】続いて被写体の輝度を検出した輝度検出手
段7の出力信号に基いて、最大輝度位置検出手段11がズ
ーム移動手段2を制御し、輝度が最大になるように変倍
レンズ群を移動させ、ズーム位置検出手段4が輝度最大
になる変倍レンズ群の位置を検出する。
【0017】変倍レンズ群を輝度最大になる位置に移動
させると高周波成分の検出が可能となるので、フォーカ
ス制御手段12は高周波成分検出手段9の出力信号に基い
て高周波成分の振幅値が最大になるようにフォーカス移
動手段3を制御し、合焦レンズ群を移動させ、フォーカ
ス位置検出手段5が合焦レンズ群の位置を検出する。
【0018】そこで、輝度が最大になる変倍レンズ群の
位置と、その位置で合焦した合焦レンズ群の位置から、
情報記憶手段10に記憶されているトラッキングデータの
うち対応するデータが選びだされ、このデータから当初
の変倍レンズ群の位置で合焦する合焦レンズ群の位置が
演算される。そして、変倍レンズ群は当初位置へ、合焦
レンズ群は演算した位置へそれぞれ移動されることによ
り、低照度の場合においても精度良く合焦することがで
きる。
【0019】図2は、上記動作のうち、最大輝度位置検
出手段11の動作過程を示すフローチャートであり、以下
その処理について順に説明する。ステップS1では、ズ
ーム位置検出手段4で検出された現在(当初)の変倍レン
ズ群の位置を読み込み、情報記憶手段10に記憶し、ステ
ップS2に進む。
【0020】ステップS2では、輝度検出手段7で検出
された現在の輝度レベルを読み込み情報記憶手段10に記
憶しステップS3に進む。ステップS3では、ズーム移
動手段2を介して変倍レンズ群を一定量ワイド側に移動
させてステップS4に進む。ステップS4では、輝度検
出手段7で検出された現在位置での輝度レベルを読み込
み、ステップS5に進む。
【0021】ステップS5では、今回読み込んだ輝度レ
ベルと、情報記憶手段10に記憶した輝度レベルとを比較
し、今回読み込んだ輝度レベルが記憶した輝度レベル以
上であった場合ステップS2に進み、それ以外はステッ
プS6に進む。
【0022】ステップS6では、ズーム移動手段2を介
して変倍レンズ群を一定量テレ側に移動させてステップ
S7に進む。ステップS7では、輝度検出手段7で検出
された現在位置での輝度レベルを読み込み、ステップS
8に進む。
【0023】ステップS8では、今回読み込んだ輝度レ
ベルと、情報記憶手段10に記憶した輝度レベルとを比較
し、今回読み込んだ輝度レベルが記憶した輝度レベル以
上であった場合ステップS9に進み、それ以外はステッ
プS10に進む。
【0024】ステップS9では、輝度検出手段7で検出
された現在の輝度レベルを読み込み、情報記憶手段10に
現在の変倍レンズ群の位置及び現在の輝度レベルを記憶
し、ステップS6に進む。ステップS10では、情報記憶
手段10に記憶してある輝度レベルが最大になる変倍レン
ズ群の位置にズーム移動手段2を介して移動させる。
【0025】このようにして、最大輝度位置検出手段11
は被写体の輝度が最大になる変倍レンズ群の位置を検出
する。
【0026】同時に、フォーカス制御手段12は、高周波
成分検出手段9からの高周波成分の振幅値を基に、図3
に示す演算処理を行うわけであるが、以下その処理につ
いて順に説明する。
【0027】ステップS11では、高周波成分検出手段9
で検出された現在の高周波成分の振幅値を読み込み、ス
テップS12に進む。ステップS12では、フォーカス移動
手段3を介して合焦レンズ群を一定量FF側に移動させ
てステップS13に進む。
【0028】ステップS13では、高周波成分検出手段9
で検出された現在の高周波成分の振幅値を読み込み、ス
テップS14に進む。ステップS14では、今回FF方向に
移動しておりかつ現在の高周波成分の振幅値が前回の振
幅値と大きいかどうかを比較する。大きい場合はステッ
プS12に進み、それ以外はステップS15に進む。
【0029】ステップS15では、今回FR方向に移動し
ておりかつ現在の高周波成分の振幅値が前回の振幅値と
大きいかどうかを比較する。大きい場合はステップS16
に進み、それ以外はステップS17に進む。
【0030】ステップS16では、フォーカス移動手段3
を介して合焦レンズ群を一定量FR方向に移動させてス
テップS13に進む。ステップS17では、フォーカス移動
手段3を介して合焦レンズ群を一定量前回と反対側に移
動させる。
【0031】この動作を繰り返すことによって、フォー
カス制御手段12はフォーカス移動手段3を介して合焦レ
ンズ群を光軸方向に移動し、映像信号13の高周波成分の
振幅値が最大になるように制御することで、常に合焦状
態を保つようにしている。
【0032】ここで、フォーカス制御手段12は、輝度検
出手段7からの輝度レベルが一定値以下の場合、低照度
であると判断し、上記一連の動作に加えて図4に示す演
算処理を行う。以下、その処理についてフローチャート
の順に説明する。
【0033】ステップS18では、最大輝度位置検出手段
11を介して被写体の輝度が最大になる変倍レンズ群の位
置に変倍レンズ群を移動させると共に、当初の変倍レン
ズ群の位置を確認し、ステップS19に進む。
【0034】ステップS19では、図3に示すフォーカス
制御を行って合焦させ、ステップS20に進む。ステップ
S20では、現在合焦している状態での合焦レンズ群の位
置をフォーカス位置検出手段5を介して検出し、ステッ
プS21に進む。
【0035】ステップS21では、現在の変倍レンズ群の
位置、現在の合焦レンズ群の位置、当初の変倍レンズ群
の位置及びトラッキングデータを基に、当初の変倍レン
ズ群の位置で合焦する合焦レンズ群の位置を演算し、ス
テップS22に進む。ステップS22では、変倍レンズ群を
当初の位置に戻すと共に、ステップS21で演算して得た
位置に合焦レンズ群を移動させる。
【0036】このようにして、低照度の場合、現在の変
倍レンズ群の位置を記憶した後、被写体の輝度が最大に
なる変倍レンズ群の位置を検出し、この位置において合
焦レンズ群を合焦させ、このときの変倍レンズ群の位
置、合焦レンズ群の位置と、トラッキングデータとか
ら、当初の変倍レンズ群の位置で合焦する合焦レンズ群
の位置を演算し、変倍レンズ群を当初位置に、合焦レン
ズ群を演算位置にそれぞれ移動させる。これらの一連の
動作で、低照度の場合においても精度良く、合焦するこ
とができる。
【0037】(実施の形態2)図5は、本発明の実施の形
態2における自動合焦装置の構成を示すブロック図であ
る。図5において、図1と同一符号のものは同一のもの
を表しており、また、14は、鏡筒1のトラッキングデー
タと、鏡筒1によって光学特性上自ずから決まる輝度が
最大になる変倍レンズ群の位置とを予め記憶している情
報記憶手段、15は映像信号13の高周波成分の振幅値が最
大になるようにフォーカス移動手段3を制御するフォー
カス制御手段である。
【0038】次に、上記実施の形態2における自動合焦
装置について、以下その動作を説明するが、カメラとし
ての動作及び被写体の照度が高い場合の合焦動作は実施
の形態1の場合と同じあるから説明を省略し、低照度の
場合について説明する。
【0039】フォーカス制御手段15は、輝度検出手段7
からの輝度レベルが一定値以下の場合は低照度であると
判断し、図3で説明したフォーカス制御動作に加えて図
6に示す演算処理を行う。
【0040】ステップS23では、予め情報記憶手段14に
記憶してある鏡筒1によって光学特性上自ずから決まる
輝度が最大になる変倍レンズ群の位置へ変倍レンズ群を
移動させると共に、当初の変倍レンズ群の位置を確認
し、ステップS24に進む。
【0041】ステップS24では、図3に記載のフォーカ
ス制御を行い、合焦させてステップS25に進む。ステッ
プS25では、現在合焦している状態での合焦レンズ群の
位置をフォーカス位置検出手段5を介して検出し、ステ
ップS26に進む。
【0042】ステップS26では、現在の変倍レンズ群の
位置、現在の合焦レンズ群の位置、当初の変倍レンズ群
の位置及びトラッキングデータを基に当初の変倍レンズ
群の位置で合焦する合焦レンズ群の位置を演算し、ステ
ップS27に進む。ステップS27では、変倍レンズ群を当
初の位置に戻すと共に、ステップS26で演算して得た位
置に合焦レンズ群を移動させる。
【0043】このようにして、低照度の場合、現在の変
倍レンズ群の位置を記憶した後、予め記憶してある鏡筒
1によって決まる被写体の輝度が最大になる変倍レンズ
群の位置へ変倍レンズ群を移動させると共に、この位置
において合焦させ、このときの変倍レンズ群の位置、合
焦レンズ群の位置と、トラッキングデータとから、当初
の変倍レンズ群の位置で合焦する合焦レンズ群の位置を
演算し、変倍レンズ群を当初位置に、合焦レンズ群を演
算位置にそれぞれ移動させる。これらの一連の動作で、
低照度の場合においても精度良く、合焦することができ
る。
【0044】なお、上記実施の形態1及び2において、
ズーム移動手段及びフォーカス移動手段としてステッピ
ングモータを用いる場合は、ズーム位置検出手段及びフ
ォーカス位置検出手段の機能も併せてステッピングモー
タが果たすことも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高価な距離センサーを用いることなく、低照度の場面に
おいても、精度良く合焦することができる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における自動合焦装置の
ブロック図である。
【図2】本発明の自動合焦装置の実施の形態1における
最大輝度位置検出動作のフローチャートである。
【図3】本発明の自動合焦装置の実施の形態1における
フォーカス制御動作のフローチャートである。
【図4】本発明の自動合焦装置の実施の形態1における
低照度時の合焦動作のフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2における自動合焦装置の
ブロック図である。
【図6】本発明の自動合焦装置の実施の形態2における
低照度時の合焦動作のフローチャートである。
【図7】鏡筒が合焦を維持するための変倍レンズ群の位
置と合焦レンズ群の位置との関係データ(トラッキング
データ)を示す図である。
【符号の説明】
1 … 鏡筒、 2 … ズーム移動手段、 3 … フォーカ
ス移動手段、 4 … ズーム位置検出手段、 5 … フォ
ーカス位置検出手段、 6 … 撮像素子、 7 …輝度検
出手段、 8 … 信号処理手段、 9 … 高周波成分検出
手段、 10,14 …情報記憶手段、 11 … 最大輝度位置検
出手段、 12,15 … フォーカス制御手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を変倍する変倍レンズ群及び被写
    体を合焦する合焦レンズ群で構成されている鏡筒と、前
    記変倍レンズ群を光軸方向に移動するズーム移動手段
    と、前記合焦レンズ群を光軸方向に移動するフォーカス
    移動手段と、前記変倍レンズ群の光軸方向の位置を検出
    するズーム位置検出手段と、前記合焦レンズ群の光軸方
    向の位置を検出するフォーカス位置検出手段と、前記鏡
    筒からの光学信号を電気信号に変換する撮像素子と、前
    記撮像素子の出力信号から被写体の輝度を検出する輝度
    検出手段と、前記撮像素子の出力信号から映像信号を生
    成する信号処理手段と、前記映像信号の高周波成分を検
    出する高周波成分検出手段と、前記鏡筒における変倍レ
    ンズ群の位置とその位置に対して合焦を維持するための
    合焦レンズ群の位置との関係データであるトラッキング
    データ及び前記変倍レンズ群の位置を記憶する情報記憶
    手段と、前記ズーム移動手段を制御して変倍レンズ群を
    移動し被写体の輝度が最大になる前記変倍レンズ群の位
    置を検出する最大輝度位置検出手段と、前記映像信号の
    高周波成分の振幅値が最大になるように前記フォーカス
    移動手段を制御するフォーカス制御手段とを備え、 低照度の場合、撮影しようとする変倍における変倍レン
    ズ群の当初位置を記憶した後、被写体の輝度が最大にな
    る位置へ前記変倍レンズ群を移動すると共に輝度最大に
    おいて映像信号の高周波成分の振幅値が最大になるよう
    に合焦レンズ群を移動し、その移動した変倍レンズ群の
    位置及び合焦レンズ群の位置と前記トラッキングデータ
    とから当初の変倍レンズ群の位置で合焦する合焦レンズ
    群の位置を演算し、前記変倍レンズ群を当初位置へ、前
    記合焦レンズ群を演算した位置へそれぞれ移動すること
    を特徴とする自動合焦装置。
  2. 【請求項2】 被写体を変倍する変倍レンズ群及び被写
    体を合焦する合焦レンズ群で構成されている鏡筒と、前
    記変倍レンズ群を光軸方向に移動するズーム移動手段
    と、前記合焦レンズ群を光軸方向に移動するフォーカス
    移動手段と、前記変倍レンズ群の光軸方向の位置を検出
    するズーム位置検出手段と、前記合焦レンズ群の光軸方
    向の位置を検出するフォーカス位置検出手段と、前記鏡
    筒からの光学信号を電気信号に変換する撮像素子と、前
    記撮像素子の出力信号から被写体の輝度を検出する輝度
    検出手段と、前記撮像素子の出力信号から映像信号を生
    成する信号処理手段と、前記映像信号の高周波成分を検
    出する高周波成分検出手段と、前記鏡筒における変倍レ
    ンズ群の位置とその位置に対して合焦を維持するための
    合焦レンズ群の位置との関係データであるトラッキング
    データ及び前記鏡筒において光学特性上決定されている
    被写体の輝度が最大になる変倍レンズ群の位置を記憶す
    る情報記憶手段と、前記映像信号の高周波成分の振幅値
    が最大になるように前記フォーカス移動手段を制御する
    フォーカス制御手段とを備え、 低照度の場合、撮影しようとする変倍における変倍レン
    ズ群の当初位置を記憶した後、予め記憶した前記鏡筒に
    おいて被写体の輝度が最大になる位置へ変倍レンズ群を
    移動すると共に映像信号の高周波成分の振幅値が最大に
    なるように合焦レンズ群を移動し、その移動した変倍レ
    ンズ群の位置及び合焦レンズ群の位置と前記トラッキン
    グデータとから当初の変倍レンズ群の位置で合焦する合
    焦レンズ群の位置を演算し、前記変倍レンズ群を当初位
    置へ、前記合焦レンズ群を演算した位置へそれぞれ移動
    することを特徴とする自動合焦装置。
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