JPH0754970B2 - オートフォーカスビデオカメラ - Google Patents
オートフォーカスビデオカメラInfo
- Publication number
- JPH0754970B2 JPH0754970B2 JP5252958A JP25295893A JPH0754970B2 JP H0754970 B2 JPH0754970 B2 JP H0754970B2 JP 5252958 A JP5252958 A JP 5252958A JP 25295893 A JP25295893 A JP 25295893A JP H0754970 B2 JPH0754970 B2 JP H0754970B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focus
- focus motor
- evaluation value
- lens
- motor control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像素子から得られる
映像信号を用いて焦点の自動調整を行うオートフォーカ
スビデオカメラに関する。
映像信号を用いて焦点の自動調整を行うオートフォーカ
スビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラのオ−トフォ−カス装置に
おいて撮像素子からの映像信号自体を焦点制御状態の評
価に用いる方法は、本質的にパララックスが存在せず、
また被写界深度が浅い場合や遠方の被写体に対しても、
精度よく焦点を合わせられる等優れた点が多い。しか
も、オ−トフォ−カス用の特別なセンサも不必要で機構
的にも極めて簡単である。
おいて撮像素子からの映像信号自体を焦点制御状態の評
価に用いる方法は、本質的にパララックスが存在せず、
また被写界深度が浅い場合や遠方の被写体に対しても、
精度よく焦点を合わせられる等優れた点が多い。しか
も、オ−トフォ−カス用の特別なセンサも不必要で機構
的にも極めて簡単である。
【0003】従来、このオ−トフォ−カスの方法の一例
が、“NHK技術報告”S40、第17巻、第1号、通
巻86号21ペ−ジに石田外著「山登りサ−ボ方式によ
るテレビカメラの自動焦点調節」として述べられてい
る、いわゆる山登りサ−ボ制御が知られている。この山
登りサ−ボ制御は常に映像信号の高域成分の量が最大に
なる様に、レンズのフォ−カスリングを回転するので、
ピントがボケた状態でレンズが停止したままになること
が無く、非常に追随性の良い方法である。
が、“NHK技術報告”S40、第17巻、第1号、通
巻86号21ペ−ジに石田外著「山登りサ−ボ方式によ
るテレビカメラの自動焦点調節」として述べられてい
る、いわゆる山登りサ−ボ制御が知られている。この山
登りサ−ボ制御は常に映像信号の高域成分の量が最大に
なる様に、レンズのフォ−カスリングを回転するので、
ピントがボケた状態でレンズが停止したままになること
が無く、非常に追随性の良い方法である。
【0004】しかし、この方式には、レンズを常に動か
し続けることによる大きな欠点が存在する。この欠点の
1つは、合焦してもレンズが停止しないために、静止物
に合焦した後も撮影画面が常に揺れ続けることである。
現在テレビカメラに用いられるレンズは、フォ−カスリ
ングを回転することによって焦点距離が変わり、このた
めに撮影画像の画角が変化する。このために、合焦した
後もフォ−カスリングが振動し続けるこの方式では、画
面に映る被写体がある周期で大きくなったり、小さくな
ったりして非常に見づらい画面となる。
し続けることによる大きな欠点が存在する。この欠点の
1つは、合焦してもレンズが停止しないために、静止物
に合焦した後も撮影画面が常に揺れ続けることである。
現在テレビカメラに用いられるレンズは、フォ−カスリ
ングを回転することによって焦点距離が変わり、このた
めに撮影画像の画角が変化する。このために、合焦した
後もフォ−カスリングが振動し続けるこの方式では、画
面に映る被写体がある周期で大きくなったり、小さくな
ったりして非常に見づらい画面となる。
【0005】2つめの欠点は、消費電力である。現在家
庭用ビデオカメラはその可搬性のために電池を電源とす
る場合が多く、常時フォ−カスモ−タを駆動せしめて正
転と逆転を繰り返している時には、突入電流のために一
定方向にモ−タを回転させる場合以上に電力を消費し、
撮影可能時間が短くなる。他にも常にフォ−カスリング
を回転させるためにギアの摩耗等の問題が生じる。
庭用ビデオカメラはその可搬性のために電池を電源とす
る場合が多く、常時フォ−カスモ−タを駆動せしめて正
転と逆転を繰り返している時には、突入電流のために一
定方向にモ−タを回転させる場合以上に電力を消費し、
撮影可能時間が短くなる。他にも常にフォ−カスリング
を回転させるためにギアの摩耗等の問題が生じる。
【0006】出願人は特願昭61−273212号(H
04N 5/232)において、これらの欠点を除去す
るための新しいオ−トフォ−カス回路方式を提案してい
る。以下に従来例としてその内容の骨子を述べる。
04N 5/232)において、これらの欠点を除去す
るための新しいオ−トフォ−カス回路方式を提案してい
る。以下に従来例としてその内容の骨子を述べる。
【0007】図4は上記出願に係るオ−トフォ−カス回
路のブロック図である。レンズ1によって結像した画像
は、撮像素子を含む撮像回路4によって映像信号とな
り、焦点評価値発生回路5に入力される。焦点評価値発
生回路5は、例えば、図5に示すように構成される。映
像信号より同期分離回路5aによって分離された垂直同
期信号VD、水平同期信号HDはサンプリングエリアを
設定するためにゲ−ト制御回路5bに入力される。ゲ−
ト制御回路5bでは、垂直同期信号VD、水平同期信号
HD及び固定の発振器出力に基づいて、画面中央部分に
長方形のサンプリングエリアを設定し、このサンプリン
グエリアの範囲のみの輝度信号の通過を許容するゲ−ト
開閉信号をゲ−ト回路5cに供給する。
路のブロック図である。レンズ1によって結像した画像
は、撮像素子を含む撮像回路4によって映像信号とな
り、焦点評価値発生回路5に入力される。焦点評価値発
生回路5は、例えば、図5に示すように構成される。映
像信号より同期分離回路5aによって分離された垂直同
期信号VD、水平同期信号HDはサンプリングエリアを
設定するためにゲ−ト制御回路5bに入力される。ゲ−
ト制御回路5bでは、垂直同期信号VD、水平同期信号
HD及び固定の発振器出力に基づいて、画面中央部分に
長方形のサンプリングエリアを設定し、このサンプリン
グエリアの範囲のみの輝度信号の通過を許容するゲ−ト
開閉信号をゲ−ト回路5cに供給する。
【0008】ゲ−ト回路5cによってサンプリングエリ
アの範囲内に対応する輝度信号のみが、高域通過フィル
タ−(H.P.F)5dを通過して高域成分のみが分離
され、次段の検波回路5eで振幅検波される。この検波
出力は積分回路5fでフィ−ルド毎に積分されて、A/
D変換回路5gにてディジタル値に変換されて現フィ−
ルドの焦点評価値が得られる。前途のように構成された
焦点評価値発生回路5は常時1フィ−ルド分の焦点評価
値を出力する。
アの範囲内に対応する輝度信号のみが、高域通過フィル
タ−(H.P.F)5dを通過して高域成分のみが分離
され、次段の検波回路5eで振幅検波される。この検波
出力は積分回路5fでフィ−ルド毎に積分されて、A/
D変換回路5gにてディジタル値に変換されて現フィ−
ルドの焦点評価値が得られる。前途のように構成された
焦点評価値発生回路5は常時1フィ−ルド分の焦点評価
値を出力する。
【0009】16はスイッチ回路であり、切換制御回路
15によって切換制御がなされ、端子16a側に切換え
られている場合には、第1フォ−カスモ−タ制御回路1
0出力にてフォ−カスモ−タ3が制御され、端子16b
側に切換えられている場合には後述の第2フォ−カスモ
−タ制御回路17にて制御される。なお、オ−トフォ−
カス動作開始直後には端子16a側に切換わっている。
15によって切換制御がなされ、端子16a側に切換え
られている場合には、第1フォ−カスモ−タ制御回路1
0出力にてフォ−カスモ−タ3が制御され、端子16b
側に切換えられている場合には後述の第2フォ−カスモ
−タ制御回路17にて制御される。なお、オ−トフォ−
カス動作開始直後には端子16a側に切換わっている。
【0010】オ−トフォ−カス動作開始直後に、最初の
焦点評価値は最大値メモリ6と初期値メモリ7に保持さ
れる。その後、フォ−カスモ−タ制御回路(フォ−カス
モ−タ制御手段)10は、フォ−カスモ−タ3を予め決
められた方向に回転させ第2比較器9出力を監視する。
第2比較器9は、フォ−カスモ−タ駆動後の焦点評価値
と初期値メモリ7に保持されている初期値評価値を比較
しその大小を出力する。
焦点評価値は最大値メモリ6と初期値メモリ7に保持さ
れる。その後、フォ−カスモ−タ制御回路(フォ−カス
モ−タ制御手段)10は、フォ−カスモ−タ3を予め決
められた方向に回転させ第2比較器9出力を監視する。
第2比較器9は、フォ−カスモ−タ駆動後の焦点評価値
と初期値メモリ7に保持されている初期値評価値を比較
しその大小を出力する。
【0011】フォ−カスモ−タ制御回路10は、第2比
較器9が大または小という出力を発するまで最初の方向
にフォ−カスモ−タ3を回転せしめ、現在の焦点評価値
が初期の評価値よりも、予め設定された変動幅よりも大
であるという出力がなされた場合には、そのままの回転
方向を保持し、現在の評価値が初期評価値に比べて、上
記変動幅よりも小であるという出力がなされた場合には
フォ−カスモ−タ3の回転方向を逆にして、第1比較器
8の出力を監視する。
較器9が大または小という出力を発するまで最初の方向
にフォ−カスモ−タ3を回転せしめ、現在の焦点評価値
が初期の評価値よりも、予め設定された変動幅よりも大
であるという出力がなされた場合には、そのままの回転
方向を保持し、現在の評価値が初期評価値に比べて、上
記変動幅よりも小であるという出力がなされた場合には
フォ−カスモ−タ3の回転方向を逆にして、第1比較器
8の出力を監視する。
【0012】第1比較器8は最大値メモリ6に保持され
ている今までの最大の焦点評価値と現在の評価値を比較
し、現在の焦点評価値が最大値メモリ6の内容に比べて
大きい(第1モ−ド)、上記予め設定した第1の閾値以
上に減少した(第2モ−ド)の2通りの比較信号S1、
S2を出力する。ここで、最大値メモリ6は、第1比較
器8の出力に基づいて、現在の評価値が最大値メモリ6
の内容よりも大きい場合にはその値が更新され、常に現
在までの評価値の最大値が保持される。
ている今までの最大の焦点評価値と現在の評価値を比較
し、現在の焦点評価値が最大値メモリ6の内容に比べて
大きい(第1モ−ド)、上記予め設定した第1の閾値以
上に減少した(第2モ−ド)の2通りの比較信号S1、
S2を出力する。ここで、最大値メモリ6は、第1比較
器8の出力に基づいて、現在の評価値が最大値メモリ6
の内容よりも大きい場合にはその値が更新され、常に現
在までの評価値の最大値が保持される。
【0013】13はレンズ1を支持するフォ−カスリン
グ2の位置を指示するフォ−カスリング位置信号を受け
て、フォ−カスリング位置を記憶するモ−タ位置メモリ
であり、最大値メモリ6と同様に第1比較器8の出力に
基づいて、最大評価値となった場合のフォ−カスリング
位置を常時保持するように更新される。
グ2の位置を指示するフォ−カスリング位置信号を受け
て、フォ−カスリング位置を記憶するモ−タ位置メモリ
であり、最大値メモリ6と同様に第1比較器8の出力に
基づいて、最大評価値となった場合のフォ−カスリング
位置を常時保持するように更新される。
【0014】フォ−カスモ−タ制御回路10は、第2比
較器9の出力に基づいて決定された方向にフォ−カスモ
−タ3を回転させながら、第1比較器8の出力を監視
し、評価値の雑音による誤動作を防止するために、第1
比較器8の出力にて現在の評価値が最大評価値に比して
上記予め設定された第1の閾値より小さいという第2モ
−ドが指示されると同時にフォ−カスモ−タ3は逆転さ
れる。この逆転後、モ−タ位置メモリ13の内容と、現
在のフォ−カスリング位置信号とが第3比較器14にて
比較され、一致したとき、即ちフォ−カスリング2が焦
点評価値が最大となる位置に戻ったときにフォ−カスモ
−タ3を停止させるようにフォ−カスモ−タ制御回路1
0は機能する。同時にフォ−カスモ−タ制御回路10は
レンズ停止信号LSを出力する。
較器9の出力に基づいて決定された方向にフォ−カスモ
−タ3を回転させながら、第1比較器8の出力を監視
し、評価値の雑音による誤動作を防止するために、第1
比較器8の出力にて現在の評価値が最大評価値に比して
上記予め設定された第1の閾値より小さいという第2モ
−ドが指示されると同時にフォ−カスモ−タ3は逆転さ
れる。この逆転後、モ−タ位置メモリ13の内容と、現
在のフォ−カスリング位置信号とが第3比較器14にて
比較され、一致したとき、即ちフォ−カスリング2が焦
点評価値が最大となる位置に戻ったときにフォ−カスモ
−タ3を停止させるようにフォ−カスモ−タ制御回路1
0は機能する。同時にフォ−カスモ−タ制御回路10は
レンズ停止信号LSを出力する。
【0015】切換制御回路15はこのレンズ停止信号L
Sを受けてスイッチ回路16を端子16b側に切換え、
以後、第2フォ−カスモ−タ制御回路17の出力にてフ
ォ−カスモ−タ3を制御する。
Sを受けてスイッチ回路16を端子16b側に切換え、
以後、第2フォ−カスモ−タ制御回路17の出力にてフ
ォ−カスモ−タ3を制御する。
【0016】第2フォ−カスモ−タ制御回路(第2フォ
−カスモ−タ制御手段)17は実際には図6にそのフロ
−チャ−トで内部動作を示す様にマイクロコンピュ−タ
で構成されている。
−カスモ−タ制御手段)17は実際には図6にそのフロ
−チャ−トで内部動作を示す様にマイクロコンピュ−タ
で構成されている。
【0017】まずフォ−カスモ−タ3の回転方向の初期
化がなされ、とりあえずフォ−カスモ−タ3は予め設定
されている回転方向に切換えられ、その回転方向が内部
に保持される(手順a)。その後、現在の焦点評価値を
第3メモリ19に基準値として保持する(手順b)。そ
してフォ−カスモ−タ3を保持された方向に微少量ΔT
(ΔT:1単位)回転変位させる(手順c)。この変位
後、第3比較器18にて現在の焦点評価値と第3メモリ
19に保持された基準値との比較(手順d)がなされ、
現在の評価値の方が小さければ、現在の方向とは逆に2
単位だけ微少変位させ(手順e)、再び第3比較器18
にて第3メモリ19の基準値と現在の評価値との比較
(手順f)がなされ、現在の評価値の方が小さければ、
再び変位方向を逆転して1単位戻る様に(手順g)、フ
ォ−カスモ−タ3が回転する。この時のフォ−カスモ−
タ3及びレンズ1の動きを図7及び図8に示す。ここで
図7は縦軸に初期化された回転方向を、横軸に時間をと
る。又、図8は縦軸に焦点評価値を、横軸にレンズ位置
(撮像素子とレンズとの距離)をとる。上記説明から明
らかな様に、この場合は第1フォ−カスモ−タ制御回路
10による最大評価値の位置と、第2フォ−カスモ−タ
制御回路17による最大評価値の位置が一致している場
合であるが、両者が一致しない場合、即ち第1フォ−カ
スモ−タ制御回路10による最大評価値の位置が正しい
最大評価値の位置と若干ずれている場合について説明す
る。
化がなされ、とりあえずフォ−カスモ−タ3は予め設定
されている回転方向に切換えられ、その回転方向が内部
に保持される(手順a)。その後、現在の焦点評価値を
第3メモリ19に基準値として保持する(手順b)。そ
してフォ−カスモ−タ3を保持された方向に微少量ΔT
(ΔT:1単位)回転変位させる(手順c)。この変位
後、第3比較器18にて現在の焦点評価値と第3メモリ
19に保持された基準値との比較(手順d)がなされ、
現在の評価値の方が小さければ、現在の方向とは逆に2
単位だけ微少変位させ(手順e)、再び第3比較器18
にて第3メモリ19の基準値と現在の評価値との比較
(手順f)がなされ、現在の評価値の方が小さければ、
再び変位方向を逆転して1単位戻る様に(手順g)、フ
ォ−カスモ−タ3が回転する。この時のフォ−カスモ−
タ3及びレンズ1の動きを図7及び図8に示す。ここで
図7は縦軸に初期化された回転方向を、横軸に時間をと
る。又、図8は縦軸に焦点評価値を、横軸にレンズ位置
(撮像素子とレンズとの距離)をとる。上記説明から明
らかな様に、この場合は第1フォ−カスモ−タ制御回路
10による最大評価値の位置と、第2フォ−カスモ−タ
制御回路17による最大評価値の位置が一致している場
合であるが、両者が一致しない場合、即ち第1フォ−カ
スモ−タ制御回路10による最大評価値の位置が正しい
最大評価値の位置と若干ずれている場合について説明す
る。
【0018】第1フォ−カスモ−タ制御回路10による
レンズ停止後、第2フォ−カスモ−タ制御回路17は前
述と同様にフォ−カスモ−タ3の回転方向の初期化を行
い、動かすべき方向を保持して第3メモリ19の基準値
を更新、フォ−カスモ−タ3を保持方向に僅かに回転し
てレンズ1を1単位変位せしめ、現在の焦点評価値と基
準値のとの比較を行うが、第1フォ−カスモ−タ制御回
路10による停止点が焦点評価値の極大点からずれてい
るために停止点から正、負両方向に微少変位させた時の
焦点評価値のいずれかが基準値よりも大きくなってしま
う。その結果、図6の手順d、fの何れかの比較結果が
“NO”となり、手順hに移行する。手順hで“YE
S”は後述する様に極大点が停止点から大きくずれてい
る場合に対応するものであり、最初は“NO”を選択し
Aに戻る。ここで停止点よりも評価値が大きくなった微
少変位点を基準として、ここでの焦点評価値で第3メモ
リ19の値を更新し、前述の動作を繰り返すことによ
り、第1フォ−カスモ−タ制御回路10による停止点と
焦点評価値の極大点とのずれが修正される。図9、図1
0はこの場合のフォ−カスモ−タ3及びレンズ1の動き
を示したもので、レンズ位置が2単位だけ撮像素子から
離れる(図では右方向に変位する)ことにより極大点に
達し、STEP3〜STEP5は図7及び図8のSTE
P1〜STEP3と同一の動作である。
レンズ停止後、第2フォ−カスモ−タ制御回路17は前
述と同様にフォ−カスモ−タ3の回転方向の初期化を行
い、動かすべき方向を保持して第3メモリ19の基準値
を更新、フォ−カスモ−タ3を保持方向に僅かに回転し
てレンズ1を1単位変位せしめ、現在の焦点評価値と基
準値のとの比較を行うが、第1フォ−カスモ−タ制御回
路10による停止点が焦点評価値の極大点からずれてい
るために停止点から正、負両方向に微少変位させた時の
焦点評価値のいずれかが基準値よりも大きくなってしま
う。その結果、図6の手順d、fの何れかの比較結果が
“NO”となり、手順hに移行する。手順hで“YE
S”は後述する様に極大点が停止点から大きくずれてい
る場合に対応するものであり、最初は“NO”を選択し
Aに戻る。ここで停止点よりも評価値が大きくなった微
少変位点を基準として、ここでの焦点評価値で第3メモ
リ19の値を更新し、前述の動作を繰り返すことによ
り、第1フォ−カスモ−タ制御回路10による停止点と
焦点評価値の極大点とのずれが修正される。図9、図1
0はこの場合のフォ−カスモ−タ3及びレンズ1の動き
を示したもので、レンズ位置が2単位だけ撮像素子から
離れる(図では右方向に変位する)ことにより極大点に
達し、STEP3〜STEP5は図7及び図8のSTE
P1〜STEP3と同一の動作である。
【0019】微少変位による修正をN回以上行っても極
大点に達さない場合は、極大点が停止点から大きくずれ
ていることを表していると判断して、第2フォ−カスモ
−タ制御回路17は不合焦確認信号をOR回路20を通
じて切換制御回路15に出力する。
大点に達さない場合は、極大点が停止点から大きくずれ
ていることを表していると判断して、第2フォ−カスモ
−タ制御回路17は不合焦確認信号をOR回路20を通
じて切換制御回路15に出力する。
【0020】不合焦確認信号を受けた切換制御回路15
は、スイッチ回路16を端子16aに再度切換えて、第
2フォ−カスモ−タ制御回路17に代えて第1フォ−カ
スモ−タ制御回路10の出力によりフォ−カスモ−タ3
を制御して、大きなレンズ変位による素早いオ−トフォ
−カス動作を行う。
は、スイッチ回路16を端子16aに再度切換えて、第
2フォ−カスモ−タ制御回路17に代えて第1フォ−カ
スモ−タ制御回路10の出力によりフォ−カスモ−タ3
を制御して、大きなレンズ変位による素早いオ−トフォ
−カス動作を行う。
【0021】11はフォ−カスモ−タ制御回路10によ
るオ−トフォ−カス動作が終了して、レンズ停止信号L
Sが発せられると同時にその時点での焦点評価値が保持
される第4メモリであり、後段の第4比較器12でこの
第4メモリ11の保持内容は現在の焦点評価値と比較さ
れ、その値が再起動のための第2の閾値より大きくなっ
た場合には、被写体が変化したとしてOR回路20に被
写体変化信号が出力される。この信号はOR回路20を
経て切換制御回路15に入力され、スイッチ回路16を
端子16a側に切換え、第1オ−トフォ−カス動作をや
り直して、被写体の変化に追随する。
るオ−トフォ−カス動作が終了して、レンズ停止信号L
Sが発せられると同時にその時点での焦点評価値が保持
される第4メモリであり、後段の第4比較器12でこの
第4メモリ11の保持内容は現在の焦点評価値と比較さ
れ、その値が再起動のための第2の閾値より大きくなっ
た場合には、被写体が変化したとしてOR回路20に被
写体変化信号が出力される。この信号はOR回路20を
経て切換制御回路15に入力され、スイッチ回路16を
端子16a側に切換え、第1オ−トフォ−カス動作をや
り直して、被写体の変化に追随する。
【0022】この方法は極めて追随性が高く、合焦精度
も高いのであるが、以下に述べるような欠点を有してい
る。一般に山登りサ−ボ制御によるオ−トフォ−カス動
作を規制する要因として、即応性と安定性が上げられ
る。この二つは相反する性質のものであり、即応性を重
視すると映像信号の雑音によって誤動作を生じ、安定性
を重視すると被写体の変化に追随できなくなり、オ−ト
フォ−カス動作としては極めて不十分なものとなる。
も高いのであるが、以下に述べるような欠点を有してい
る。一般に山登りサ−ボ制御によるオ−トフォ−カス動
作を規制する要因として、即応性と安定性が上げられ
る。この二つは相反する性質のものであり、即応性を重
視すると映像信号の雑音によって誤動作を生じ、安定性
を重視すると被写体の変化に追随できなくなり、オ−ト
フォ−カス動作としては極めて不十分なものとなる。
【0023】上記従来例はこの問題を解決するために、
第1フォ−カスモ−タ制御回路によって、即応性を向上
させ、合焦点近傍では第2フォ−カスモ−タ制御回路を
用いてキメ細かく合焦点のサ−チを行い、第2フォ−カ
スモ−タ制御回路を用いた合焦点のサ−チをN回行うこ
とで安定性の向上を計っている。従って、このNの値の
設定はオ−トフォ−カス動作の性能に極めて重要な役割
を果たすものとなる。
第1フォ−カスモ−タ制御回路によって、即応性を向上
させ、合焦点近傍では第2フォ−カスモ−タ制御回路を
用いてキメ細かく合焦点のサ−チを行い、第2フォ−カ
スモ−タ制御回路を用いた合焦点のサ−チをN回行うこ
とで安定性の向上を計っている。従って、このNの値の
設定はオ−トフォ−カス動作の性能に極めて重要な役割
を果たすものとなる。
【0024】ビデオカメラでは通常ス−ムレンズを用い
ることが多いが、同一の被写体を撮影しても望遠の場合
と広角の場合では、焦点評価値の形状は図11に示す様
に大きく異なっている。即ち望遠の場合には、の様に
急峻な変化をするのに対し、広角ではの様な非常にゆ
っくりした変化を示す。本図では縦軸には焦点評価値
を、横軸にはレンズ位置をとり、かつ第2フォ−カスモ
−タ制御回路による1回のレンズ位置の変位量を模式的
に目盛ってある。図から明らかな様に広角領域では数回
の変位では評価値の変化が非常に小さい為に雑音によっ
て誤動作を生じる危険があるため、もっと大きいN値を
設定しなければならない。一方望遠領域では1回のレン
ズ位置の変位量に対する評価値の変化が大きいので、大
きなN値の設定は応答性を悪くするだけで何の効果も無
い。このため従来例ではに示した様な中間領域に相当
する評価値カ−ブを想定し、N値を設定している。しか
し、一般の撮影条件では広角領域はパンフォ−カスの場
合が多く、画面の安定性が強く要求されるのに対し、望
遠領域では、少しの被写体の変化で画面が大きく変化す
るため、追随性が強く要求されるのであるが、上記従来
例の中間的なN値では広角領域では雑音による誤動作が
発生しやすく、望遠領域では追随性が悪いという問題が
あった。
ることが多いが、同一の被写体を撮影しても望遠の場合
と広角の場合では、焦点評価値の形状は図11に示す様
に大きく異なっている。即ち望遠の場合には、の様に
急峻な変化をするのに対し、広角ではの様な非常にゆ
っくりした変化を示す。本図では縦軸には焦点評価値
を、横軸にはレンズ位置をとり、かつ第2フォ−カスモ
−タ制御回路による1回のレンズ位置の変位量を模式的
に目盛ってある。図から明らかな様に広角領域では数回
の変位では評価値の変化が非常に小さい為に雑音によっ
て誤動作を生じる危険があるため、もっと大きいN値を
設定しなければならない。一方望遠領域では1回のレン
ズ位置の変位量に対する評価値の変化が大きいので、大
きなN値の設定は応答性を悪くするだけで何の効果も無
い。このため従来例ではに示した様な中間領域に相当
する評価値カ−ブを想定し、N値を設定している。しか
し、一般の撮影条件では広角領域はパンフォ−カスの場
合が多く、画面の安定性が強く要求されるのに対し、望
遠領域では、少しの被写体の変化で画面が大きく変化す
るため、追随性が強く要求されるのであるが、上記従来
例の中間的なN値では広角領域では雑音による誤動作が
発生しやすく、望遠領域では追随性が悪いという問題が
あった。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来技術
によると、ズ−ムレンズを用いた撮影においては、望遠
領域では追随性が悪く、広角領域では安定性に欠け、誤
動作を生じ易かった。
によると、ズ−ムレンズを用いた撮影においては、望遠
領域では追随性が悪く、広角領域では安定性に欠け、誤
動作を生じ易かった。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮像レンズの
ズ−ム位置を検出する手段を有するズ−ムレンズ機構に
よるズ−ム位置検出信号により、第2フォ−カスモ−タ
制御手段によるレンズ位置の補正量の値を変化させるこ
とを特徴とする。
ズ−ム位置を検出する手段を有するズ−ムレンズ機構に
よるズ−ム位置検出信号により、第2フォ−カスモ−タ
制御手段によるレンズ位置の補正量の値を変化させるこ
とを特徴とする。
【0027】
【作用】本発明は上述の如く構成したので、望遠領域に
おける追随性の悪さや、広角領域での誤動作を除去し、
安定なオ−トフォ−カス動作を行わせることができる。
おける追随性の悪さや、広角領域での誤動作を除去し、
安定なオ−トフォ−カス動作を行わせることができる。
【0028】
【実施例】以下、図面に従い本発明の一実施例について
説明する。尚、従来例(図4、図5)と同一部分には同
一符号を付して説明を割愛する。
説明する。尚、従来例(図4、図5)と同一部分には同
一符号を付して説明を割愛する。
【0029】図1は本実施例の回路ブロック図である。
レンズ1によって結像された画像は、撮像素子を有する
撮像回路4によって輝度信号となり、焦点評価値発生回
路(焦点評価値検出手段)5に入力される。焦点評価値
発生回路5は前述の図5と同一の構成を有しており、1
フィ−ルド分の焦点評価値が出力され、従来例と同一手
順で合焦動作あるいは再起動が行われる。
レンズ1によって結像された画像は、撮像素子を有する
撮像回路4によって輝度信号となり、焦点評価値発生回
路(焦点評価値検出手段)5に入力される。焦点評価値
発生回路5は前述の図5と同一の構成を有しており、1
フィ−ルド分の焦点評価値が出力され、従来例と同一手
順で合焦動作あるいは再起動が行われる。
【0030】22は後述するズ−ム位置検出カム53を
具備するズ−ムリング21からズ−ム位置検出信号を出
力するズ−ム位置検出回路であり、その出力が第2フォ
−カスモ−タ制御回路17に入力されている。
具備するズ−ムリング21からズ−ム位置検出信号を出
力するズ−ム位置検出回路であり、その出力が第2フォ
−カスモ−タ制御回路17に入力されている。
【0031】次にこのズ−ム位置検出について詳述す
る。図2は本実施例装置のズ−ムリング部分の構造を示
す図である。ビデオカメラ本体50の前方に突出したレ
ンズ鏡胴部51には変倍レンズ(ズ−ムレンズ)(図示
省略)を支持するズ−ムリング15がラジアル方向に回
転自在に配設され、このズ−ムリング15がズ−ムモ−
タ(図示省略)に駆動されて回転することにより、変倍
レンズは光軸方向に進退し、望遠側及び広角側に移動す
ることになる。
る。図2は本実施例装置のズ−ムリング部分の構造を示
す図である。ビデオカメラ本体50の前方に突出したレ
ンズ鏡胴部51には変倍レンズ(ズ−ムレンズ)(図示
省略)を支持するズ−ムリング15がラジアル方向に回
転自在に配設され、このズ−ムリング15がズ−ムモ−
タ(図示省略)に駆動されて回転することにより、変倍
レンズは光軸方向に進退し、望遠側及び広角側に移動す
ることになる。
【0032】ズ−ムリング15の外周前端には、前方へ
の突出量が異なる第1乃至第3段部53a、53b、5
3cが連設されたカム部53が一体成形され、このカム
53に作動片54aが当接する様に位置検出スイッチ5
4がレンズ鏡胴部51に固定されている。位置検出スイ
ッチ54はは3段階切換式であり、作動片54aが第1
乃至第3段部53a、53b、53cに夫々当接状態と
なることにより3段階に切換わる。即ち、ズ−ムリング
15が広角側に位置して第1段部53aに作動片54a
が当接状態となり、図3の実線Aで示す第1位置にある
場合には、端子55、56が導通し、後段の第2閾値メ
モリ17の入力端子17a、17bには夫々“H”
“L”の回転位置情報が供給され広角状態であることが
知らされる。同様にズ−ムリングが図2、図3の矢印X
方向に回転し作動片54aがカム部53を摺動して第2
段部53bあるいは第3段部53cに当接する。即ち、
図3の点線Bに示す第2位置あるいは点線Cに示す第3
位置に移行すると、端子55、57、端子56、57が
夫々導通し、“H”“H”あるいは“L”“H”の回転
位置情報が第2閾値メモリ17に供給される。この
“H”“H”の場合が中間、“L”“H”の場合が望遠
状態に対応する。
の突出量が異なる第1乃至第3段部53a、53b、5
3cが連設されたカム部53が一体成形され、このカム
53に作動片54aが当接する様に位置検出スイッチ5
4がレンズ鏡胴部51に固定されている。位置検出スイ
ッチ54はは3段階切換式であり、作動片54aが第1
乃至第3段部53a、53b、53cに夫々当接状態と
なることにより3段階に切換わる。即ち、ズ−ムリング
15が広角側に位置して第1段部53aに作動片54a
が当接状態となり、図3の実線Aで示す第1位置にある
場合には、端子55、56が導通し、後段の第2閾値メ
モリ17の入力端子17a、17bには夫々“H”
“L”の回転位置情報が供給され広角状態であることが
知らされる。同様にズ−ムリングが図2、図3の矢印X
方向に回転し作動片54aがカム部53を摺動して第2
段部53bあるいは第3段部53cに当接する。即ち、
図3の点線Bに示す第2位置あるいは点線Cに示す第3
位置に移行すると、端子55、57、端子56、57が
夫々導通し、“H”“H”あるいは“L”“H”の回転
位置情報が第2閾値メモリ17に供給される。この
“H”“H”の場合が中間、“L”“H”の場合が望遠
状態に対応する。
【0033】第2フォ−カスモ−タ制御回路17はこの
信号を受けて第1のオ−トフォ−カス動作が終了した後
の、第2のオ−トフォ−カス動作に入る。第2フォ−カ
スモ−タ制御回路17は上記従来例と同様マイクロコン
ピュ−タで構成されており、その内部動作は図12に示
すようになる。
信号を受けて第1のオ−トフォ−カス動作が終了した後
の、第2のオ−トフォ−カス動作に入る。第2フォ−カ
スモ−タ制御回路17は上記従来例と同様マイクロコン
ピュ−タで構成されており、その内部動作は図12に示
すようになる。
【0034】上述の従来例と同様にして第1のオ−トフ
ォ−カス動作が完了すると、前記ズ−ム位置検出回路2
2からのズ−ムリング位置入力を受けてズ−ム位置の判
定を行い合焦点サ−チ回数の決定を行う。まずズ−ム位
置が望遠領域か否かを判定し、YESならばN=N3と
し、NOならば中間領域か否かを調べ、YESと判定さ
れればN=N2、NOならば自動的にズ−ムリングは広
角領域にあると判定し、N=N1の設定を行う。
ォ−カス動作が完了すると、前記ズ−ム位置検出回路2
2からのズ−ムリング位置入力を受けてズ−ム位置の判
定を行い合焦点サ−チ回数の決定を行う。まずズ−ム位
置が望遠領域か否かを判定し、YESならばN=N3と
し、NOならば中間領域か否かを調べ、YESと判定さ
れればN=N2、NOならば自動的にズ−ムリングは広
角領域にあると判定し、N=N1の設定を行う。
【0035】上記のN値の設定が完了すると、従来例と
同様に回転方向の初期化がされ、以後、図6と全く同じ
手順で頂点確認が行われる。N値の設定は手順hにおけ
る頂点確認の繰り返し回数の設定であり、実施例ではN
1=8、N2=6、N3=4としている。N2の値は従来例
と同じであるが、望遠領域についてはN値を小さく、広
角領域については大きく設定している。即ち、焦点評価
値が大きく変化しやすい望遠領域では4回の頂点確認で
合焦に達さなければ、大きく外れていると判断して第1
のオ−トフォ−カス動作を再開する。これに対し、焦点
評価値が余り変化しない広角領域では8回の頂点確認の
後に初めて第1オ−トフォ−カス動作が再開される。
同様に回転方向の初期化がされ、以後、図6と全く同じ
手順で頂点確認が行われる。N値の設定は手順hにおけ
る頂点確認の繰り返し回数の設定であり、実施例ではN
1=8、N2=6、N3=4としている。N2の値は従来例
と同じであるが、望遠領域についてはN値を小さく、広
角領域については大きく設定している。即ち、焦点評価
値が大きく変化しやすい望遠領域では4回の頂点確認で
合焦に達さなければ、大きく外れていると判断して第1
のオ−トフォ−カス動作を再開する。これに対し、焦点
評価値が余り変化しない広角領域では8回の頂点確認の
後に初めて第1オ−トフォ−カス動作が再開される。
【0036】本発明はこのようにして、即応性が要求さ
れる望遠領域では少ないサ−チ回数でサ−チを終了する
のに対し、安定性が要求される広角領域では、望遠領域
の倍の回数のサ−チを行った後に第1のオ−トフォ−カ
ス動作に自動的に移行できるので、従来問題であった望
遠領域、広角領域での不安定さや、誤動作を解消でき
る。
れる望遠領域では少ないサ−チ回数でサ−チを終了する
のに対し、安定性が要求される広角領域では、望遠領域
の倍の回数のサ−チを行った後に第1のオ−トフォ−カ
ス動作に自動的に移行できるので、従来問題であった望
遠領域、広角領域での不安定さや、誤動作を解消でき
る。
【0037】上記頂点確認の繰り返し回数Nは撮像素子
を含む撮影光学系の解像度やレンズの焦点深度、映像回
路のS/N等を勘案して設定すべき性質のものである。
また、本実施例ではズ−ム領域を望遠、中間、広角の3
領域に分割しているが、光学系や回路系の性質によって
はより多くの分割を行うべき場合も存在する。
を含む撮影光学系の解像度やレンズの焦点深度、映像回
路のS/N等を勘案して設定すべき性質のものである。
また、本実施例ではズ−ム領域を望遠、中間、広角の3
領域に分割しているが、光学系や回路系の性質によって
はより多くの分割を行うべき場合も存在する。
【0038】尚、本実施例の回路の動作はマイクロプロ
セッサにより、ソフトウェア的に容易に処理できるもの
であることはいうまでもない。
セッサにより、ソフトウェア的に容易に処理できるもの
であることはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、山登りサ−
ボ制御を行うに当たり、2つの制御回路にてオ−トフォ
−カス動作の粗調整と微調整が独立に行える従来例の利
点を保持したまま、微調整時には画像変化が激しく即応
性を要求される望遠領域、画像変化が少なく安定性の方
が重視される広角領域、通常の微調整制御で対応できる
中間領域に応じて処理できるので、各ズ−ム状態に最適
なオ−トフォ−カス動作を行え、極めて有用である。
ボ制御を行うに当たり、2つの制御回路にてオ−トフォ
−カス動作の粗調整と微調整が独立に行える従来例の利
点を保持したまま、微調整時には画像変化が激しく即応
性を要求される望遠領域、画像変化が少なく安定性の方
が重視される広角領域、通常の微調整制御で対応できる
中間領域に応じて処理できるので、各ズ−ム状態に最適
なオ−トフォ−カス動作を行え、極めて有用である。
【図1】本発明の一実施例を示す回路ブロック図であ
る。
る。
【図2】上記実施例のズーム位置検出手段の機構部を示
す図である。
す図である。
【図3】上記実施例のズーム位置検出手段の動作説明図
である。
である。
【図4】従来のオートフォーカスビデオカメラの要部の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】その焦点評価値発生回路のブロック図である。
【図6】図4の従来例のオートフォーカス動作のフロー
チャートである。
チャートである。
【図7】上記従来例のオートフォーカスの微調整動作の
説明図である。
説明図である。
【図8】同オートフォーカスの微調整動作の説明図であ
る。
る。
【図9】同オートフォーカスの微調整動作の説明図であ
る。
る。
【図10】同オートフォーカスの微調整動作の説明図で
ある。
ある。
【図11】上記従来例のレンズ位置に対する焦点評価値
の変化を示す特性図である。
の変化を示す特性図である。
【図12】図1の実施例のオートフォーカス動作のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
3 フォーカスモータ、 4 撮像回路、 5 焦点評価値発生回路 10 第1フォーカスモータ制御回路 15 スイッチ回路(制御切換手段) 17 第2フォーカスモータ制御回路 21 ズームリング 22 ズーム位置検出回路
Claims (1)
- 【請求項1】 撮像素子から得られる映像信号の高域成
分レベルを焦点評価として検出する評価値検出手段と、 フォーカスモータを前記焦点評価値に応じて駆動するこ
とによりフォーカスレンズの粗調整を行う第1フォーカ
スモータ制御手段と、 前記第2フォーカスモータ制御手段による粗調整後に、
前記フォーカスレンズの微調整を上記フォーカスモータ
の微小駆動により行う第2フォーカスモータ制御手段
と、 前記第2フォーカスモータ制御手段による微調整時の補
正量が基準値を越えた場合に前記第1フォーカスモータ
制御手段による粗調整動作を再開せしめる制御切換手段
と、 望遠から広角まで変化する撮像用ズームレンズのズーム
位置を検出するズーム位置検出手段とを備え、 前記第2フォーカスモータ制御手段が前記ズーム位置に
応じて前記基準値を広角側で大きく望遠側で小さくする
よう切換えるようにしたことを特徴とするオートフォー
カスビデオカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5252958A JPH0754970B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | オートフォーカスビデオカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5252958A JPH0754970B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | オートフォーカスビデオカメラ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62294938A Division JPH0644807B2 (ja) | 1986-12-19 | 1987-11-20 | オートフオーカスビデオカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06225198A JPH06225198A (ja) | 1994-08-12 |
JPH0754970B2 true JPH0754970B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=17244532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5252958A Expired - Lifetime JPH0754970B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | オートフォーカスビデオカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754970B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4602039B2 (ja) * | 2004-09-27 | 2010-12-22 | 富士フイルム株式会社 | 観察光学系付き撮像装置 |
JP4764712B2 (ja) | 2005-12-09 | 2011-09-07 | 富士フイルム株式会社 | ディジタル・カメラおよびその制御方法 |
JP4698520B2 (ja) | 2006-03-16 | 2011-06-08 | パナソニック株式会社 | バリフォーカルレンズおよび撮像装置 |
-
1993
- 1993-10-08 JP JP5252958A patent/JPH0754970B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06225198A (ja) | 1994-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4841370A (en) | Automatic focusing circuit for automatically matching focus in response to video signal | |
US6850280B2 (en) | Automatic focus adjusting device with distance measuring area selection based on discrimination of a state of focus | |
US6130417A (en) | Auto-focusing apparatus with hill-climbing and full-scanning auto-focusing performances | |
JPH0555842B2 (ja) | ||
JPH0754970B2 (ja) | オートフォーカスビデオカメラ | |
JPH0644807B2 (ja) | オートフオーカスビデオカメラ | |
JPH0754971B2 (ja) | オートフォーカスビデオカメラ | |
JPH0114747B2 (ja) | ||
JPH0636570B2 (ja) | オ−トフオ−カスビデオカメラ | |
JP2877379B2 (ja) | オートフォーカスカメラ | |
JP2575607B2 (ja) | 焦点検出装置 | |
JPH06205258A (ja) | 合焦位置検出装置 | |
JP3297568B2 (ja) | 自動合焦装置 | |
JPH1010596A (ja) | ブレ補正機能付きカメラ | |
JPS63207278A (ja) | 自動焦点ビデオカメラ | |
CA1330369C (en) | Automatic focusing circuit for automatically matching focus in response to video signal | |
JP4154659B2 (ja) | レンズシステム | |
JP2863551B2 (ja) | 自動合焦装置を備えたカメラ | |
JPH0879590A (ja) | 複眼撮像装置 | |
JPH078023B2 (ja) | オ−トフオ−カス回路 | |
JPH057323A (ja) | フオーカス制御装置 | |
JPH0642718B2 (ja) | オ−トフオ−カスビデオカメラ | |
JPH0531350B2 (ja) | ||
JPH0750238B2 (ja) | オートフォーカスビデオカメラ | |
JPH11231206A (ja) | 撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080607 Year of fee payment: 13 |