JP3297299B2 - 移植機における苗掻取り量調節装置 - Google Patents

移植機における苗掻取り量調節装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移植機における苗
掻取り量調節装置に係り、詳しくは苗載せ台に載置され
た苗を掻取る際の掻取り量と引き量とを同時に変更可能
とした移植機における苗掻取り量調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移植機にて圃場(例えば田面)に苗を植
え付ける際、車輪の走行に伴って植付杆を回転させる
が、この植付杆はビークとフォークを有していて、前記
ビークを苗床に突き刺して該苗床に剪断力を付与しなが
らビークを機体後方に引き、苗床から1株当りの植付け
本数の苗(以下、“掻取り量”という)を掻取り、この
掻取った苗をフォークにより離脱させて田面に植え付け
るが、このときの苗の掻取り量とビークの引き量(植付
杆が苗を掻取る際に、苗床に対する垂直方向からみて植
付杆が苗床に入る位置と苗床から出る位置との差)との
組み合わせが苗の植え付け性能に影響を及ぼす。
【0003】そして、一般的に、苗の掻取り量を大きく
すると苗床からの苗離れが悪くなり、一方、掻取り量を
小さくすると苗が前記ビークからスッポ抜けてしまって
櫛歯状となることが知られているが、従来は、前記ビー
クの引き量は所定値に固定されていて、苗の掻取り量の
みが変更できるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のよう
に、苗の掻取り量とビークの引き量が苗の植え付け性能
に影響を及ぼすことから、例えば図12に示すように、
苗床8からの苗の掻取り量が小さくかつ掻取り時のビー
ク15aの引き量l4 が大きい場合は、図13に示すよ
うに、ビーク15aにて苗を櫛歯状に掻取ってしまうた
め、掻取った苗本数にバラツキが発生すると共に、図1
4に示すように、苗床8の下方の根が長く残り、この根
がエプロン11に当たって苗の縦送り性能を阻害する。
【0005】また、図15に示すように、掻取り量を大
きくしてかつビーク15aの引き量l3 が小さいと、ビ
ーク15aが苗に突き刺さるだけで掻取り性能が劣る等
の課題があった。
【0006】この発明は、斯かる課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、苗の掻取り
量を大きく調整すると引き量が大きく変更され、掻取り
量を小さく調整すると引き量が小さく変更されるように
して掻取り性能の向上を図り得る苗掻取り量調節装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、苗床(8)を載置する苗載せ台(7)を
備えると共に、該苗載せ台(7)を苗受け板(11)に
て植付部(5)に対し左右方向移動自在に支持し、前記
苗床(8)を植付杆(15)により所定量づつ掻取って
圃場に植え付ける移植機(1)において、前記苗受け板
(11)を植付杆(15)に対して遠近方向に移動させ
て植付杆(15)による苗の掻取り量を変更する掻取り
量変更手段(4)と、前記植付杆(15)が前記苗床
(8)を掻取りする際に、該苗床(8)に対する垂直方
向からみて植付杆(15)が苗床(8)に入る位置と植
付杆(15)が苗床(8)から出る位置との差である引
き量を変更する引き量変更手段(17)と、を備えた、
ことを特徴とする。
【0008】好ましくは、前記掻取り量変更手段(4)
により苗の掻取り量が大きくなるように調整すると、こ
れに連動して前記引き量変更手段(17)により引き量
が大きくなるように変更され、前記掻取り量変更手段
(4)により掻取り量が小さくなるように調整すると、
これに連動して前記引き量変更手段(17)により引き
量が小さくなるように変更されるようにする。
【0009】また、好ましくは、前記掻取り量変更手段
(4)による変更操作に連動して、前記引き量変更手段
(17)が前記苗受け板(11)の取付け角度を変更す
るように構成する。
【0010】(作用)以上の発明特定事項により、本発
明において、移植機(1)は機体後方に苗床(8)を載
置するための苗載せ台(7)を備え、この苗載せ台
(7)を苗受け板(11)により植付部(5)に対し左
右方向移動自在に支持していて、前記苗床(8)の苗を
植付杆(15)により所定量づつ掻取って圃場に苗を植
え付けるものである。
【0011】前記移植機(1)は、前記苗受け板(1
1)を植付杆(15)に対して遠近方向に移動させるこ
とで、植付杆(15)による苗の掻取り量を大きく調整
したり小さく調整する掻取り量変更手段(4)と、前記
植付杆(15)が前記苗床(8)を掻取りする際に、該
苗床(8)に対する垂直方向からみて植付杆(15)が
苗床(8)の表面から該苗床(8)に突入する位置と、
植付杆(15)が苗床(8)内を掻取り移動してその底
面から外部に出る位置と、の差である引き量を変更する
引き量変更手段(17)とを備えている。
【0012】そして、前記掻取り量変更手段(4)を操
作して苗の掻取り量を大きくなるように調整すると、こ
れに連動して前記引き量変更手段(17)により引き量
が大きくなるように変更され、また、掻取り量を小さく
なるように調整すると、これに連動して引き量が小さく
なるように変更される。
【0013】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するために示すものであって、本発明の構成をなんら
限定するものではない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。
【0015】図1は、本発明が適用された移植機として
の乗用の多条田植機を示すもので、乗用田植機1はその
前側に前輪22および後輪23により支持された走行機
体2を備え、この走行機体2の後方にはリンク3を介し
て植付部5が昇降自在に支持されている。
【0016】前記植付部5は、その上方に苗床を載置す
るための苗載せ台7を備え、該苗載せ台7には苗送り用
のベルト9が取り付けられていて、植付部5の下方には
フロート20が取り付けられている。そして、前記苗床
は、ベルト9が駆動されることに基づき順次下端側に搬
送され、植付部5により植付けられる。
【0017】すなわち、図2に示すように、前記苗載せ
台7は、苗床を縦方向に載置する苗載せ部7aを機体左
右方向に複数個配置しており、この苗載せ部7aは、そ
の下端を苗受け板としてのエプロン11に支持された状
態で植付部5に対し横方向移動自在に配置されている。
【0018】更に、図3および図4に示すように、前記
苗載せ台7の下端部にはスクレーパ10が支持されてお
り、該スクレーパ10はエプロン11の後縁部11aに
遊嵌されている。このエプロン11は、苗載せ台7に載
置された苗床の下面を受けるように、該苗載せ台7の下
面に沿って機体左右方向に伸張された形状をしており、
またエプロン11の前縁部11bは苗載せ台7の裏側に
まで延設されている。そして、この前縁部11bは袋状
をなしており、該前縁部11bに形成された孔部にはボ
ルト12が埋設されている。また、前記苗載せ台7の裏
面からはレール部7bが突設されており、このレール部
7bは苗載せ台7の機体左右方向に沿って連続的に形成
されている。
【0019】一方、苗載せ台7の下方には、複数のプラ
ンタケース13が配置されていて、これらのプランタケ
ース13はシャフトケース13aによって連結されてお
り、このシャフトケース13a内のシャフトにより各プ
ランタケース13に駆動力が伝達されるようになってい
る。前記各プランタケース13には植付杆15が取り付
けられており、この植付杆15は前記シャフトの駆動力
によって駆動される。そして、前記植付杆15により、
苗載せ台7に載置された苗床が所定量づつ掻取られて圃
場に植え付けられる。
【0020】ここで本発明は、前記エプロン11を植付
杆15に対して遠近方向に移動させて植付杆15による
苗の掻取り量を変更する掻取り量変更手段と、前記植付
杆15が前記苗床を掻取りする際に、該苗床に対する垂
直方向からみて植付杆15が苗床に入る位置と植付杆1
5が苗床から出る位置との差である引き量を変更する引
き量変更手段と、を備えたことを特徴としている。
【0021】すなわち、前述した図3に示すように、前
記プランタケース13には、シャフトケース13aの近
傍にフランジ部13bが形成されていて、このフランジ
部13bには引き量変更手段としてのエプロン支持台1
7が固定されている。
【0022】このエプロン支持台17は、図5に示すよ
うに、断面が略々矩形状のブロックからなり、前記エプ
ロン11の前縁部11bを支持する支持面が、底面と略
々平行な平坦部17aと、該平坦部17aに対し角度θ
(例えば3°〜7°)だけ傾斜したテーパ部17bとを
有している。このテーパ部17bの略々中央部には、エ
プロン支持台17の取り付け用穴17cが形成され、ま
た、該エプロン支持台17の左右端近傍には、前記平坦
部17aとテーパ部17bとを横切るように、長孔17
d,17dが穿設されている。
【0023】前記テーパ部17b側の端面には、前述し
た図3,図4のように、樹脂製のスライドピース19が
ボルト21によって取り付けられ、このスライドピース
19と前記苗載せ台7の裏面から突設されたレール部7
bとの間で、苗載せ台7を機体左右方向に移動自在に支
持するようになっている。
【0024】一方、図6〜図9に示すように、前記エプ
ロン11の長手方向に沿いエプロン支持台17,17が
所定間隔で取り付けられ、該エプロン支持台17の夫々
に穿設された2つの長孔17dの一方には、ボルト12
が挿通され、このボルト12とスプリング(圧縮)14
およびナット24により、前記エプロン11がスプリン
グ圧で密接されながらエプロン支持台17に取り付けら
れている。
【0025】また、前記2つの長孔17dの他方には、
掻取り量変更手段としてのエプロン上下調節カム4が遊
嵌されていて、該カム4の先端膨大部4aが、袋状をな
すエプロン11の前縁部11bの底面に形成された溝部
11cに嵌入されている。
【0026】なお、前記エプロン上下調節カム4は、回
動軸6を介して調節レバー16に一体的に連結され、該
調節レバー16は掻取りレバー51に連接されている。
【0027】このため、前記掻取りレバー51を回動操
作することにより、前記長孔17dを介してエプロン1
1の溝部11cに嵌入されたエプロン上下調節カム4
は、前記回動軸6を中心として、前記長孔17d,17
d内を揺動する。すると、エプロン支持台17に支持さ
れたエプロン11の前縁部11bは、エプロン支持台1
7の前記平坦部17aとテーパ部17bとの間を移動す
る。これに伴い、エプロン11は植付杆15に対して遠
近方向に移動することになる。
【0028】すなわち、エプロン11の前縁部11bが
前記平坦部17aに支持されているときは、該エプロン
11の後縁部11aは植付杆15に対して接近した位置
にあり、また、エプロン11の前縁部11bが前記テー
パ部17bに支持されているときは、該エプロン11の
後縁部11aは植付杆15に対して遠い位置にあること
になる。
【0029】これを具体的に説明すると、図10に示す
ように、エプロン11の前縁部11bが、エプロン支持
台17のテーパ部17bに支持された状態(二点鎖線位
置)から、エプロン上下調節カム4を図のA方向(時計
方向)に回転させると、エプロン11の前縁部11b
が、エプロン支持台17の平坦部17a側(実線位置)
に移動し、エプロン11は植付杆15に対して接近した
位置となる。
【0030】この状態で、植付杆15のビーク15aに
より苗床8の掻取り動作を行うと、エプロン11は植付
杆15に接近しているため、該ビーク15aがその軌跡
Tに沿って移動したときの苗の掻取り量は多くなる。ま
た、このとき、苗床8に対する垂直方向からみて植付杆
15が苗床8に入る位置(図のa点)と植付杆15が苗
床8から出る位置(図のb点)との差である引き量(l
1 )も大きい値となる。
【0031】次に、図11に示すように、エプロン11
の前縁部11bが、エプロン支持台17の平坦部17a
に支持された状態から、エプロン上下調節カム4を図の
B方向(反時計方向)に回転させると、エプロン11の
前縁部11bが、エプロン支持台17のテーパ部17b
側に移動し、エプロン11は植付杆15に対して離れた
位置となる。
【0032】この状態で、植付杆15のビーク15aに
より苗床8の掻取り動作を行うと、エプロン11は植付
杆15から離れているため、該ビーク15aがその軌跡
Tに沿って移動したときの苗の掻取り量は少なくなる。
また、このとき、苗床8に対する垂直方向からみて植付
杆15が苗床8に入る位置(図のc点)と植付杆15が
苗床8から出る位置(図のd点)との差である引き量
(l2 )も小さい値となる。このため、苗の掻取り量が
多い場合であっても少ない場合であっても、苗の掻取り
性能が向上することになる。
【0033】以上において、前記エプロン上下調節カム
4を揺動させると、エプロン11は、エプロン支持台1
7の支持面上を植付杆15に対し遠近方向にスライドし
て、苗の掻取り量が変更されると共に、前記エプロン1
1がエプロン支持台17の平坦部17aとテーパ部17
bとの間を移動することにより、エプロン11の取り付
け角度が変更され、苗の前記引き量も同時に変更され
る。
【0034】すなわち、前記エプロン上下調節カム4の
揺動操作により苗の掻取り量が大きくなるように調整す
ると、これに連動して前記エプロン支持台17により引
き量が大きくなるように変更され、また、前記エプロン
上下調節カム4により掻取り量が小さくなるように調整
すると、これに連動して前記エプロン支持台17により
引き量が小さくなるように変更される。
【0035】次いで、以上説明した本実施の形態におけ
る作用について説明する。
【0036】植え付け作業時には、前記植付け杆15を
動作させて苗載せ台7に載置された苗床8から苗が順次
掻き取られ、圃場への苗の植え付けが行われるが、この
とき、植付部5に苗をスムーズに供給するため、前記苗
載せ台7がエプロン11に沿って機体横方向に移動しな
がら、苗床8が植付部5に連続的に供給される。
【0037】このとき、前記苗載せ台7は、横方向移動
の際に該苗載せ台7の背面に固定されたレール部7b
と、エプロン支持台17に設けられたスライドピース1
9とが面接触した状態でスムーズに移動する。
【0038】いま、苗床8からの苗の掻取り量を変更す
べく、図10において、掻取りレバー51を時計回りの
方向(矢印A方向)に回転させて、エプロン11を二点
鎖線で示す位置から実線で示す位置に移動させると、エ
プロン上下調節カム4の膨大部4aがエプロン11の溝
部11cを介して該エプロン11を苗載せ台7の下方向
に押し下げる。これと同時に、エプロン11の支持面も
変わって、該エプロン11は角度θだけ時計方向(矢印
A方向)に回転する。
【0039】これにより、エプロン11は植付杆15に
対して接近する方向に移動し、該植付杆15によって苗
床8から掻き取られる苗の量は多くなると共に、エプロ
ン11の回転に伴い苗床8に対する垂直方向(剪断方
向)が変化し、前記引き量が大きくなる。
【0040】また、図11において、掻取りレバー51
を反時計回りの方向(矢印B方向)に回転させて、エプ
ロン11を上述の位置(図10の位置)から図11で示
す位置に移動させると、エプロン上下調節カム4の膨大
部4aがエプロン11の溝部11cを介して該エプロン
11を苗載せ台7の上方向に押し上げる。これと同時
に、エプロン11の支持面も変わって、該エプロン11
は角度θだけ反時計方向(矢印B方向)に回転する。
【0041】これにより、エプロン11は植付杆15に
対して離れる方向に移動し、該植付杆15によって苗床
8から掻き取られる苗の量は少なくなると共に、エプロ
ン11の回転に伴い苗床8に対する垂直方向(剪断方
向)が変化し、前記引き量が小さくなる。
【0042】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、苗
載せ台を支持する苗受け板を植付杆に対して遠近方向に
移動させて植付杆による苗の掻取り量を変更する掻取り
量変更手段と、前記植付杆が前記苗床を掻取りする際
に、該苗床に対する垂直方向からみて植付杆が苗床に入
る位置と植付杆が苗床から出る位置との差である引き量
を変更する引き量変更手段とを備えたことにより、苗の
掻取り量と引き量を自由に変更することができ、これに
より掻取り性能を向上することができる。
【0043】特に、掻取り量が少ないときも、前記引き
量を適度に調整して掻取った苗が櫛歯状になることなく
確実な本数を掻取ることができる。また、掻取った苗が
櫛歯状にならないことから、苗の下方の根により苗床の
縦送り機能が阻害されることもない。
【0044】また、本発明は、苗の掻取り量が大きくな
るように調整すると、これに連動して引き量が大きくな
るように変更され、掻取り量が小さくなるように調整す
ると、これに連動して引き量が小さくなるように変更さ
れるようにしたことで、更に、前記掻取り量変更手段に
よる変更操作に連動して、前記引き量変更手段が前記苗
受け板の取付け角度を変更するように構成したことで、
苗の掻取り量の大小に応じて好ましい引き量が自動的に
選択され、掻取り性能と作業性を向上することができ
る。しかも構造は簡単であるので低コストで達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された乗用田植機の側面図であ
る。
【図2】乗用田植機の平面図である。
【図3】植付部の拡大側面図である。
【図4】植付部の拡大側面図である。
【図5】エプロン支持台の外観斜視図である。
【図6】エプロン取付部を機体後方から見た図である。
【図7】エプロン取付部を機体側方から見た図である。
【図8】エプロン上下調節カムとエプロンとの係合状態
を示す図である。
【図9】エプロン支持台へのエプロンの取付け状態を示
す図である。
【図10】掻取り量を大きくしたときのビーク軌跡とエ
プロンとの位置関係を示す図である。
【図11】掻取り量を小さくしたときのビーク軌跡とエ
プロンとの位置関係を示す図である。
【図12】掻取り量を小さくかつビーク引き量を大きく
した場合のビーク軌跡とエプロンとの位置関係を示す図
である。
【図13】掻取り量を小さくかつビーク引き量を大きく
した場合に、苗が櫛歯状に掻取られた状態を示す図であ
る。
【図14】掻取り量を小さくかつビーク引き量を大きく
した場合に、掻取った苗床の下方の根が長く残った状態
を示す図である。
【図15】掻取り量を大きくかつビーク引き量を小さく
した場合の、ビーク軌跡と苗床との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 乗用田植機 2 走行機体 4 エプロン上下調節カム 5 植付部 6 回動軸 7 苗載せ台 7a 苗載せ部 7b レール部 8 苗床 10 スクレーパ 11 エプロン 11a 後縁部 11b 前縁部 11c 溝部 15 植付杆 15a ビーク 17 エプロン支持台 17a 平坦部 17b テーパ部 17d 長孔 19 スライドピース 51 掻取りレバー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗床を載置する苗載せ台を備えると共
    に、該苗載せ台を苗受け板にて植付部に対し左右方向移
    動自在に支持し、前記苗床を植付杆により所定量づつ掻
    取って圃場に植え付ける移植機において、 前記苗受け板を植付杆に対して遠近方向に移動させて植
    付杆による苗の掻取り量を変更する掻取り量変更手段
    と、 前記植付杆が前記苗床を掻取りする際に、該苗床に対す
    る垂直方向からみて植付杆が苗床に入る位置と植付杆が
    苗床から出る位置との差である引き量を変更する引き量
    変更手段と、を備えた、 ことを特徴とする移植機における苗掻取り量調節装置。
  2. 【請求項2】 前記掻取り量変更手段により苗の掻取り
    量が大きくなるように調整すると、これに連動して前記
    引き量変更手段により引き量が大きくなるように変更さ
    れ、 前記掻取り量変更手段により掻取り量が小さくなるよう
    に調整すると、これに連動して前記引き量変更手段によ
    り引き量が小さくなるように変更されるようにした、 ことを特徴とする請求項1記載の移植機における苗掻取
    り量調節装置。
  3. 【請求項3】 前記掻取り量変更手段による変更操作に
    連動して、前記引き量変更手段が前記苗受け板の取付け
    角度を変更するように構成した、 ことを特徴とする請求項1記載の移植機における苗掻取
    り量調節装置。
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