JP3297091B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP3297091B2
JP3297091B2 JP26827192A JP26827192A JP3297091B2 JP 3297091 B2 JP3297091 B2 JP 3297091B2 JP 26827192 A JP26827192 A JP 26827192A JP 26827192 A JP26827192 A JP 26827192A JP 3297091 B2 JP3297091 B2 JP 3297091B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
density
oxide film
semiconductor substrate
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26827192A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06120098A (ja
Inventor
秀一 佐俣
嘉明 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP26827192A priority Critical patent/JP3297091B2/ja
Publication of JPH06120098A publication Critical patent/JPH06120098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3297091B2 publication Critical patent/JP3297091B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に高い製造歩留り及
び高信頼度の酸化膜を有する微細化、高集積化されたも
のに好適する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、半導体装置には高機能化等
の要求にともない微細化、高集積化が進んでいる。それ
にともないCZ(引上)法やFZ(浮融帯)法等で製造
されたシリコン単結晶から製造されるウェーハの結晶欠
陥に起因すると考えられる製造歩留りの低下や、MOS
トランジスタのゲート酸化膜の信頼性劣化等の問題が顕
在化してきている。
【0003】またサブミクロンデバイスでは、今まで問
題とされてきた酸化誘起の積層欠陥(OSF)や転位等
のマクロな構造欠陥がある場合には、製造歩留りはほぼ
零になってしまい、酸化誘起の積層欠陥や転位等がない
場合でも結晶に起因する製造歩留りやゲート酸化膜の信
頼性の低下の問題が生じていた。
【0004】そして、このような問題を検討し解決すべ
く、例えば引上げ速度や熱履歴等の結晶の育成条件を種
々変化させてウェ−ハを作製し、さらに同一のデバイス
製造工程で半導体素子を作製し比較した場合において
も、育成条件の差により製造歩留りやゲート酸化膜の信
頼性に差が生じることが判明したものの、半導体素子の
どの様な結晶特性が製造歩留りやゲート酸化膜の信頼性
に影響を与えるものであるか明確になっておらず、これ
を明確にすることが求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来、製
造歩留りの低下やゲート酸化膜の信頼性劣化等の問題が
生じ、このような問題が半導体素子のどの様な結晶特性
によるものかを明確にすることが求められている。この
ような状況に鑑みて本発明はなされたもので、その目的
とするところは製造歩留りやゲート酸化膜の信頼性等の
問題と結晶特性との関係を明確にし、高い製造歩留りで
高信頼度の酸化膜を有する半導体装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体素子が形成される半導体基板の表面より1〜10
μmの深さに該表面と平行なミラー面を形成し、このミ
ラー面のアルカリ性水溶液による異方性エッチングを1
〜30nm行ったとき、ミラー面上に形成される0.1
〜0.2μmの結晶欠陥の密度が0.1〜10個/cm
2 であることを特徴とするものであり、また、半導体素
子が形成される半導体基板の表面より100μm以上深
い部分の酸素析出密度が5×104 cm-2以上であるこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記のように構成された半導体装置は、半導体
基板の表面より1〜10μmの深さでの0.1〜0.2
μmの結晶欠陥の密度が0.1〜10個/cm2 となっ
ている。そして結晶欠陥の密度の大小によってゲート酸
化膜の耐圧及びPN接合リーク電流が増減し、製造歩留
りやゲート酸化膜の信頼度が左右されるが、この結晶欠
陥の密度が少なくてゲート酸化膜の耐圧が高く、PN接
合リーク電流も低い状態になっており、さらに0.1個
/cm2 以上であるので密度が小さすぎることによる半
導体基板内の酸素析出密度が小さく、製造工程の汚染に
よる製造歩留りが低下してしまうこともなく、高い製造
歩留りで高信頼度の酸化膜を有する半導体装置が提供で
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】先ず第1の実施例を図1及び図2を参照し
て説明する。図1は要部断面図であり、図2は特性図で
ある。
【0010】図1において、1はp型シリコン(Si)
半導体基板2上に通常の製造工程を経て形成された半導
体素子で、半導体基板2の表面3にゲート酸化膜4を設
けてポリシリコンのゲート電極5が形成されている。6
は半導体基板2の表面3にひ素(As)をイオン注入し
て形成されたソース・ドレイン拡散層であり、7はフィ
ールド酸化膜である。
【0011】上記の半導体素子1は、CZ法によって形
成された直径6インチでpドープn型1Ω・cmの(1
00)のCZウェーハを用いて形成された半導体装置の
16MDRAMの1つの半導体素子である。そしてこの
CZウェーハは公知のシリコン単結晶の引上げ装置を用
い、平均引上げ速度を従来速度の約半分の速度の0.4
mm/分程度として引き上げられたものである。
【0012】そこで、本実施例の半導体装置の上面を研
磨し半導体基板2の表面3から5μmの部分にミラー面
8を形成した後、アルカリ性エッチング液(NH4
H:H2 2 :H2 O=1::1:5(重量比))で1
0nmの異方性エッチングを行い0.1〜0.2μmの
大きさの結晶欠陥(SMD:Surface Micr
o Defect)の密度を調べたところ1個/cm2
であった。また表面3より200μmの深さでの酸素析
出密度が5×103 cm-2であった。
【0013】一方、従来通りシリコン単結晶の引上げ装
置での平均引上げ速度を約1mm/分として引き上げら
れたCZウェーハを用い、他は本実施例と同様に形成さ
れた半導体装置の16MDRAMを従来例とし、これに
ついても半導体装置の表面から5μmの部分のミラー面
での結晶欠陥の密度を調べたところ100個/cm2
あった。また表面より200μmの深さでの酸素析出密
度が1×103 cm-2であった。
【0014】このような本実施例と従来例の半導体装置
のデバイス特性評価を製造歩留り、信頼性試験によって
行った。その結果、製造歩留りの比較では従来例よりも
本実施例のほうが製造歩留りが5%が向上していた。ま
た信頼性試験として行った125℃、7.5Vのバーン
イン試験では従来例に5%のゲート酸化膜起因の不良が
観察されたのに対し、本実施例では不良はほとんど無か
った。
【0015】さらに、半導体基板2の表面3から1〜1
0μmの深さにまで研磨して形成したミラー面8を、ア
ルカリ性エッチング液によって1〜30nmまで異方性
エッチングを行った場合の0.1〜0.2μmの大きさ
の結晶欠陥が、半導体素子1のゲート酸化膜4の信頼性
及びPN接合リーク電流にかかわる状況を調べたとこ
ろ、横軸に表面3から1〜30nmの深さでの結晶欠陥
の密度を取って図2に示すように、結晶欠陥の密度が多
くなれば実線Aのようにゲート酸化膜4の耐圧不良は増
加し、また破線BのようにPN接合リーク電流も増加す
ることが判明した。
【0016】そして半導体素子1に対しては、半導体基
板2の表面3から1〜10μmの深さでの0.1〜0.
2μmの結晶欠陥の密度を0.1〜10個/cm2 とす
れば、高い製造歩留りが維持でき、ゲート酸化膜4の信
頼度を高くすることができる。
【0017】なお、半導体素子1に対し半導体基板2の
表面3からミラー面8を10μmよりも深い位置に取る
と、深すぎて結晶欠陥が半導体素子1の特性に与える影
響が少なく、1μmよりも浅いと浅すぎて結晶欠陥の検
出が困難なものとなってしまう。
【0018】また結晶欠陥の検出のためのミラー面8の
異方性エッチングも、エッチング量が30nmより多い
と面荒れを起こし結晶欠陥の検出が困難となり、1nm
より少ないと少なすぎて同じく結晶欠陥の検出が困難と
なってしまう。
【0019】さらに結晶欠陥の密度が10個/cm2
り大きいと、図2に示されるようにゲート酸化膜4の耐
圧不良及びPN接合リーク電流は増加して実用できず、
0.1個/cm2 より小さいと半導体基板2内の酸素析
出密度が小さくなりすぎ、半導体素子1の製造工程に起
因する汚染の影響が出て、かえって製造歩留りのばらつ
きが大きくなり平均製造歩留りが低下してしまう。
【0020】次に第2の実施例について説明する。本実
施例は図示していないが、半導体基板の表面から200
μmの深さでの酸素析出密度が1×105 cm-2で第1
の実施例とは異なる以外、第1の実施例と同じ条件の下
に形成された16MDRAMの半導体装置である。すな
わち半導体装置の上面を研磨し半導体基板の表面から5
μmの部分にミラー面を形成した後、アルカリ性エッチ
ング液で10nmの異方性エッチングを行い0.1〜
0.2μmの大きさの結晶欠陥の密度を調べた結果、1
個/cm2 であった。
【0021】このように形成された本実施例についても
第1の実施例と同様のデバイス特性評価を製造歩留り、
信頼性試験によって行った。その結果、製造歩留りの比
較では第1の実施例よりも本実施例のほうがさらに5%
向上していた。これは第1の実施例に比較して深さが1
00μm以上の半導体基板内の酸素析出密度が5×10
4 cm-2以上あり、プロセス汚染の影響をなくすことが
できたためである。また信頼性試験として行った125
℃、7.5Vのバーンイン試験でもゲート酸化膜起因の
不良は第1の実施例と同様にほとんど無かった。
【0022】尚、上記の各実施例においては半導体基板
2の表面3から1〜10μmの深さでの結晶欠陥の密度
を0.1〜10個/cm2 とするため、シリコン単結晶
の育成条件については引上げ速度の低速化を行ったが、
他に引上結晶の熱履歴の変更や非酸化性雰囲気(H2
Ar等)中での高温(1100℃以上、10分以上)で
の熱処理を行うようにしたり、あるいはエピウェーハを
使用するようにしてもよい。
【0023】また半導体装置についてもゲート酸化膜、
PN接合を有する他の半導体装置、例えばMOS集積回
路、バイポーラ集積回路、バイポーラCMOS集積回路
等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して本発明は実
施し得るものである。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、半導体基板の表面より1〜10μmの深さでの0.
1〜0.2μmの結晶欠陥の密度が0.1〜10個/c
2 であるよう構成したことにより、高い製造歩留りで
高信頼度の酸化膜を有する半導体装置を提供できる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部断面図である。
【図2】上記に係る特性図である。
【符号の説明】
1…半導体素子 2…半導体基板 3…表面 4…ゲート絶縁膜 8…ミラー面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子が形成される半導体基板の表
    面より1〜10μmの深さに該表面と平行なミラー面を
    形成し、このミラー面のアルカリ性水溶液による異方性
    エッチングを1〜30nm行ったとき、前記ミラー面上
    に形成される0.1〜0.2μmの結晶欠陥の密度が
    0.1〜10個/cm2 であることを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 半導体素子が形成される半導体基板の表
    面より100μm以上深い部分の酸素析出密度が5×1
    4 cm-2以上であることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
JP26827192A 1992-10-07 1992-10-07 半導体装置 Expired - Fee Related JP3297091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26827192A JP3297091B2 (ja) 1992-10-07 1992-10-07 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26827192A JP3297091B2 (ja) 1992-10-07 1992-10-07 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06120098A JPH06120098A (ja) 1994-04-28
JP3297091B2 true JP3297091B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=17456250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26827192A Expired - Fee Related JP3297091B2 (ja) 1992-10-07 1992-10-07 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3297091B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06120098A (ja) 1994-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2666945B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US6376336B1 (en) Frontside SOI gettering with phosphorus doping
JP2895743B2 (ja) Soi基板の製造方法
US5506176A (en) Method of making a semiconductor device having a process of hydrogen annealing
US6008110A (en) Semiconductor substrate and method of manufacturing same
JP2735407B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR100288815B1 (ko) 반도체기판의제조방법
US6670259B1 (en) Inert atom implantation method for SOI gettering
JPH1050715A (ja) シリコンウェーハとその製造方法
JP3404873B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3297091B2 (ja) 半導体装置
US5702973A (en) Method for forming epitaxial semiconductor wafer for CMOS integrated circuits
JP2000031439A (ja) Soi基板およびその製造方法
JPS6120337A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2007311672A (ja) Soi基板の製造方法
JPH01298726A (ja) 半導体ウエハの製造方法およびその半導体ウエハを用いた半導体装置
US6069059A (en) Well-drive anneal technique using preplacement of nitride films for enhanced field isolation
JPH10509276A (ja) Cmos集積回路用のエピタキシャル半導体ウエーハ
JPH10209170A (ja) 半導体ウエハおよびその製造方法ならびに半導体集積回路装置およびその製造方法
JP3903643B2 (ja) エピタキシャルウェーハの製造方法
JP7176483B2 (ja) 半導体基板の評価方法および評価用半導体基板
JPH077768B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH10247731A (ja) 半導体ウエハおよびその製造方法ならびに半導体集積回路装置およびその製造方法
JPH05152306A (ja) 半導体基板及びその製造方法
JPH059942B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080412

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100412

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees