JP3296778B2 - 電話機 - Google Patents

電話機

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JP3296778B2
JP3296778B2 JP08135198A JP8135198A JP3296778B2 JP 3296778 B2 JP3296778 B2 JP 3296778B2 JP 08135198 A JP08135198 A JP 08135198A JP 8135198 A JP8135198 A JP 8135198A JP 3296778 B2 JP3296778 B2 JP 3296778B2
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三之 坂井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通話通に送話音の
送信を遮断するミュート機能を備えた電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電話機は多機能化が進みつつある
が、その中の機能の一つとしてミュート機能がある。ユ
ーザが通話中にミュート機能を使用すると、電話機は送
話器に入る音声を遮断して、相手にユーザ側の音声が伝
わらないようにすることができる。例えば、相手からの
問い合わせに対して、ユーザ側で第3者と話し合ってか
ら回答したい場合など、一時的にユーザ側の会話を相手
に聞かせたくない場合があるが、そのような場合に使用
すれば大変便利な機能である。
【0003】電話機のミュート機能を開始させるための
操作手順の一例を挙げると、まず、ユーザは通話中に電
話機の操作部上の「機能」キーを押下する。すると、電
話機はユーザから各種機能の指定を受け付ける状態にな
るので、ユーザはミュート機能用に割り当てられた数
字、例えば「8」キーを押下す。最後に、数字入力の終
了と、ミュート状態開始の両方の指示を含む「#」キー
を押下すると、電話機はミュート機能を開始する。
【0004】電話機の機種によっては、機能を多数有す
るため、各機能に割り当てられている数字が2桁である
場合もある。電話機のその他の機能を挙げると、着信時
に呼び出し音がなるモードと呼び出し音がならないモー
ドとに設定を切り替えて使用できる機能や、会議中など
呼び出し音がなっていても応答することができない場合
にその呼び出し音がならないようにする機能などがあ
る。これらの機能はいずれも、機能キーを押下して、次
に各機能に割り当てられた数字を押下して、最後に#を
押下するという手順によって開始される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電話
機において、ミュート機能を使用するには、既述した通
り、複数のキー押下が必要なため、操作性が悪いという
問題がある。特に、ミュート機能は、ユーザが通話中に
突然使いたくなる状況が起こって、使用する場合が多い
のであるが、このように複数のキーを押下する必要があ
ると、ユーザはキー押下に手間取ってしまい瞬時には使
用することができない。あるいは、ユーザが使いたくて
も、複数のキー操作を覚えていないために、全く使用す
ることができないということもある。
【0006】このような問題は、ミュート機能の場合だ
けでなく、他の機能にも当てはまる。それに加えて1つ
の電話機に機能の数が多ければ多いほど、それぞれの機
能に固有に割り当てられた数字を覚えるのが難しくな
り、いざというときに全く使用することができないとい
う問題の起こる率も多くなる。上記の問題に鑑み、本発
明は、ミュート機能及び着信音に関する設定の操作性を
向上させた電話機の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
発明の電話機は、ユーザによる操作を受け付けるための
キーと、電話機がとり得る状態を、通話状態、待ち受け
状態及び呼び出し状態の3つの状態に分類した場合にお
いて、状態間の遷移を監視することにより把握される現
在の状態を記憶する状態記憶手段と、ミュート機能が作
用中であるか否かを示すフラグ値を保持するミュート機
能フラグと、着信音についての動作モードが、着呼があ
ったとき常に着信音を鳴らす鳴音モードであるか、着呼
があったとき常に着信音を鳴らさない無音モードである
かを示すフラグ値を保持する着信音モードフラグと、呼
び出し状態中において着信音が鳴っているか否かを示す
フラグ値を保持する着信音フラグと、前記キーが押下さ
れたことを検出した時点での前記現在の状態が通話状態
である場合には、前記ミュート機能フラグのフラグ値を
変更し、当該変更後のフラグ値がミュート機能の作用中
であることを示すときは、外部の音声を集音するマイク
から音声処理部への音声の入力を遮断し、当該変更後の
フラグ値がミュート機能の作用中ではないことを示すと
きは、外部の音声を集音するマイクから音声処理部へ音
声を入力するミュート機能制御手段と、前記キーが押下
されたことを検出した時点での前記現在の状態が待ち受
け状態である場合には、前記着信音モードフラグのフラ
グ値を変更し、網からの着呼があった時点での前記着信
音モードフラグのフラグ値が鳴音モードであることを示
すときは着信音を鳴らすリンガの鳴音動作をオンにし、
網からの着呼があった時点での前記着信音モードフラグ
のフラグ値が無音モードであることを示すときは前記リ
ンガの鳴音動作をオフにする着信音モード制御手段と、
前記キーが押下されたことを検出した時点での前記現在
の状態が呼び出し状態である場合には、前記着信音フラ
グのフラグ値を変更し、当該変更後のフラグ値が着信音
が鳴っていることを示すときは前記リンガの鳴音動作を
オンにし、当該変更後のフラグ値が着信音が鳴っていな
いことを示すときは前記リンガの鳴音動作をオフにする
着信音制御手段とを備える。
【0008】また、前記判定手段は、さらに、電話機の
状態が呼び出し中であるか否かを判定し、前記着信音処
理手段は、前記判定手段により呼び出し中であると判定
された時、当該着信音を停止させるよう構成してもよ
い。また、前記判定手段は、さらに、電話機の状態が待
ち受け中であるか否かを判定し、前記着信音処理手段
は、前記判定手段により待ち受け中であると判定された
時、着信音モードを変更するよう構成してもよい。
【0009】
【0010】
【0011】同図のPHSは、1つのキー押下によって
ミュート機能のオン/オフと着信音モードのモード切り
替えと呼び出し中の着信音のオン/オフの操作ができる
よう構成されており、無線部11、モデム12、TDM
A処理部13、D/A、A/D変換部14、音声処理部
15、スピーカ16、マイク17、表示部18、キー部
19、ミュートキー20記憶部21、リンガ22及び制
御部23から構成される。
【0012】無線部11は、送信時にモデム12から出
力されるベースバンド信号を搬送波に変換してアンテナ
より出力し、受信時にアンテナから入力される高周波信
号をベースバンド信号に変換してモデム12に出力す
る。モデム12は、無線部11とTDMA処理部との間
で、変調及び復調を行う。TDMA(Time Division Mul
tiple Access)処理部13は、1つのベースバンド信号
を5mS当たり8つのタイムスロットに分割し、上りに
4スロット、下りに4スロットを割当てることにより、
双方向の4チャネルを時分割多重化するこの4チャネル
のうち1チャネルは、待ち受け時に制御情報を送受信す
るための制御チャネルとして割当てられる。他のチャネ
ルは、通話やデータ通信をするための通信チャネルとし
て割当てられる。
【0013】D/A、A/D変換部14は、TDMA処
理部13と音声処理部15との間で、ディジタルオーデ
ィオ信号とアナログ音声信号とを相互に変換する。音声
処理部15は、スピーカ16、マイク17を介して音声
信号の入出力とその増幅などを行う。音声処理部15
は、制御部23からの制御信号によってマイク17から
の入力を遮断する。
【0014】表示部18は、液晶ディスプレイパネルな
どの表示部であり、ミュート機能のオン/オフや着信音
モードのモード切り替えや呼び出し中の着信音のオン/
オフ等、現在のPHSの状況表示や、呼び出し中である
旨の表示や、その他、一般の電話機と同様電話番号の表
示等がなされる。キー部19は、テンキーや、発信キー
の他、各種専用キーなどユーザ操作用のキーを有し、そ
れらのキー押下を受け付けて制御部23に通知する。特
に、本PHSにおけるキー部は、単一のミュートキー2
0を有し、これによってユーザからミュート機能のオン
/オフ、着信音モードのモード切り替え、呼び出し中の
着信音のオン/オフの指示を受け付けて制御部22に通
知する。
【0015】図2に、本実施形態におけるPHSの外観
図を示し、ミュートキー20の配置位置を示す。なお、
本実施形態においては、テンキーなどとともに配置され
ているが、配置位置は図2に限らず、例えば、PHS本
体の側面など、ミュートキー20を他のキーから離して
ユーザが利用しやすいような位置に配置してもよい。記
憶部21は、4種類のフラグメモリ、すなわち、状態フ
ラグメモリ、ミュート機能フラグメモリ、着信音モード
フラグメモリ及び着信音フラグメモリを有し、それぞれ
フラグ値を記憶する。
【0016】ここで状態フラグメモリは、PHSの現在
の状態を示すフラグ値を記憶する。本実施形態において
は、PHSの取り得る状態を、通話状態、呼び出し状
態、待ち受け状態の3つに分類して定義している。図3
は、本PHSの状態遷移を示す図である。同図において
矢印〜は状態が遷移する条件となる事象(状態遷移
事象)を示す。詳しく説明すると、本実施形態において
PHSは、通話状態の間にオンフック等によって回線の
切断があると()待ち受け状態になる。また、本PH
Sは、待ち受け状態の間に発信を行って相手先が応答す
ると()通話状態になり、待ち受け状態の間に網から
着呼があると()呼び出し状態になる。さらに、本P
HSは、呼び出し状態の間にオフフックにより応答する
と()通話状態になり、呼び出し状態の間に網側より
呼び出しの中止が起こると()待ち受け状態になる。
【0017】状態フラグメモリは、以上のように定義さ
れた3つの状態のいずれかを示すフラグ値を記憶する。
ミュート機能フラグメモリは、ミュート機能が作用中か
否か(オン/オフ)を示すフラグ値を記憶する。着信音
モードフラグメモリは、本PHSの着信音のモードが網
側から着呼があったとき常に着信音を鳴らすモード(鳴
音モード)か、網側から着呼があったとき常に着信音を
鳴らさないモード(無音モード)かを示すフラグ値を記
憶する。
【0018】着信音フラグメモリは、呼び出し状態中に
着信音が鳴っているか鳴っていないかを示すフラグ値を
記憶する。着信音フラグは、着信音モードフラグとは異
なるフラグである。すなわち、着信音モードフラグは、
着呼があれば常に着信音を鳴らすという鳴音モードと、
着呼があっても着信音を鳴らさない無音モードとを記憶
するフラグであるのに対し、着信音フラグは、呼び出し
毎に現在の呼び出しが着信音を鳴らしているか鳴らして
いないかのオン/オフの状態を示す。
【0019】リンガ22は、制御部22の制御の下で着
信音を鳴らす。制御部23は、ROM、RAMを内蔵し
たマイクロコンピュータにより構成され、ROM内の各
種プログラムを実行することによって本PHS全体の制
御を行う。特に制御部23は、図3に示したPHSの状
態遷移事象の発生に応じて記憶部21の状態フラグを変
更し、ミュートキー20の押下を検出した時、状態フラ
グの値に応じて、ミュート機能フラグか着信音モードフ
ラグか着信音フラグかの値を変更する。さらに、ミュー
ト機能フラグの変更と同時にミュート機能のオンとオフ
とを切り替え、着信音フラグの変更と同時に着信音のオ
ンとオフとを切り替える。
【0020】また、制御部23は、待ち受け状態中に網
側から着呼を受けた時、着信音モードフラグが鳴音モー
ドを示していれば着信音を鳴らし、着信音モードフラグ
が無音モードを示していれば着信音を鳴らさない。図4
は、制御部23がミュートキー20の押下通知を検出し
た時の処理手順を示すフローチャートである。
【0021】制御部23は、キー部19よりミュートキ
ー20が押下された旨の通知を検出すると、まず、記憶
部21の状態フラグを読み出す(ステップ401)。次
に、制御部23は、状態フラグの値に応じてステップ4
02及びステップ409において処理の分岐を行ってい
る。すなわち、ステップ402において、制御部23は
状態フラグが通話状態を示すか否かを判定し、通話状態
を示していれば、ステップ403へ進む。ステップ40
2において、通話状態を示していないと判定した場合
は、制御部23は、ステップ409において、待ち受け
状態を示すか否かを判定し、待ち受け状態を示していれ
ばステップ410に進み、待ち受け状態を示していない
場合は呼び出し状態を示すと判定してステップ414へ
進む。
【0022】制御部23は、ステップ402において状
態フラグが通話状態を示していると判定した場合、記憶
部21のミュート機能フラグを読み出す(ステップ40
3)。次に制御部23は、読み出したミュート機能フラ
グ値f1が1であるか0であるかを判定する(ステップ
404)。すなわち、ステップ404における判定にお
いて、f1=1であれば、その時の本PHSは通話状態
の下でミュート機能が作用している状態であり、f1=
0であれば、その時の本PHSは通話状態の下でミュー
ト機能が不作用の状態である。
【0023】ミュート機能フラグ値f1の判定の結果、
f1=1であれば、制御部23は、ミュート機能が作用
している状態を解除して不作用の状態にする(ステップ
405)。そして、ミュート機能を不作用にしたのであ
るから、制御部23は、ミュート機能フラグ値f1の値
を、ミュート機能不作用を示す0に変更する(ステップ
406)。
【0024】ミュート機能フラグ値f1の判定の結果、
f1=0であれば、制御部23は、ミュート機能を開始
させ、ミュート機能作用状態にする(ステップ40
7)。すなわち、制御部23は、音声処理部15にマイ
ク17から音声が入力されないように遮断させる。そし
て、ミュート機能を作用状態にしたのであるから、制御
部23は、ミュート機能フラグ値f1の値を、ミュート
機能作用中を示す1に変更する(ステップ408)。
【0025】制御部23は、ステップ402、409の
判定の結果、状態フラグが待ち受け状態を示していると
判定した場合、記憶部21の着信音モードフラグを読み
出す(ステップ410)。次に、制御部23は、読み出
した着信音モードフラグ値f2が1であるか0であるか
を判定する(ステップ411)。すなわち、f2=1で
あれば、その時の本PHSは鳴音モードであり、f2=
0であれば、その時の本PHSは無音モードである。
【0026】着信音モードフラグf2の判定の結果、f
2=1であれば、制御部23は着信音モードフラグf2
を0に変更する(ステップ412)。これにより、本P
HSは、鳴音モードから無音モードになる。着信音モー
ドフラグf2の判定の結果、f2=0であれば、制御部
23は着信音モードフラグf2を1に変更する(ステッ
プ413)。これにより本PHSは、無音モードから鳴
音モードになる。制御部23は、鳴音モード中と無音モ
ード中とで着呼時に異なる処理を行うのであるがそれに
ついては後に図5を用いて説明する。
【0027】制御部23は、ステップ402、409の
判定の結果、状態フラグが呼び出し状態を示していると
判定した場合、記憶部21の着信音フラグを読み出す
(ステップ414)。次に、制御部23は、読み出した
着信音フラグ値f3が1であるか0であるかを判定する
(ステップ415)。すなわち、f3=1であれば、そ
の時の本PHSは呼び出し状態の下に着信音が鳴ってい
る状態であり、f3=0であれば、その時の本PHSは
呼び出し状態の下に着信音が鳴っていない状態である。
【0028】着信音フラグf3の判定の結果、f3=1
であれば、制御部23は、直ちにリンガ22の着信音を
オフにする(ステップ416)。そして、制御部23
は、本PHSが呼び出し状態の下に着信音が鳴っていな
い状態であることを示すために着信音フラグf3を0に
変更する(ステップ417)。着信音フラグf3の判定
の結果、f3=0であれば、制御部23は、直ちにリン
ガ22の着信音をオンにする(ステップ418)。そし
て、制御部23は、本PHSが呼び出し状態の下に着信
音が鳴っている状態であることを示すために着信音フラ
グf3を1に変更する(ステップ419)。
【0029】以上のようにして、制御部23は、ミュー
トキー20の押下通知を検出すると、本PHSの状態を
状態フラグの値によって判定し、判定した状態に応じ
て、ミュート機能、着信音モード、着信音のオン/オフ
やフラグ変更を行う。ここで、制御部23は、ミュート
機能の作用/不作用及び呼び出し状態時の着信音のオン
/オフについては、ミュートキーの押下直後に切り替え
を行っているが、着信音モードの場合は、ミュートキー
の押下直後はモード切り替えのためのフラグ変更を行う
のみである。このモードが実際に作用するのは、制御部
23が網側より着呼を受けたときである。
【0030】図5は、制御部23が網側より着呼を受け
付けたときの着信音に関する処理手順を示すフローチャ
ートである。なお、本PHSにおいても網側より着呼を
受け付けたとき、呼制御に関する信号処理を行うのであ
るが、これについては従来と同様であるので図5のフロ
ーチャートでは省略している。制御部23は、網側より
無線部11、モデム12、TDMA処理部13を介して
着呼を受け付けると、記憶部21の着信音モードフラグ
を読み出す(ステップ501)。
【0031】次に、制御部23は、読み出した着信音モ
ードフラグf2の値が1であるか0であるかを判定する
(ステップ502)。f2の値はすなわち、1であれば
本PHSが鳴音モードに設定されており、0であれば本
PHSが無音モードに設定されていることを示す。着信
音モードフラグの判定の結果、f2=1であれば、制御
部23は、直ちにリンガ22をオンにして着信音を鳴ら
す(ステップ503)。この着信音は呼び出し状態の
間、ミュートキー20が再び押下されない限り鳴り続け
る。そして、制御部23は、本PHSが呼び出し状態の
下に着信音が鳴っている状態を示すために着信音フラグ
f3=1に設定する(ステップ504)。この設定は、
図4のステップ415における判定に影響する。
【0032】着信音モードフラグの判定の結果、f2=
0であれば、制御部23は、リンガ22に着信音を鳴ら
す指示を与えない(ステップ505)。その代わり制御
部23は、呼び出し状態の間、表示部18に呼び出し状
態である旨を表示する。そして、制御部23は、本PH
Sが呼び出し状態の下に着信御が鳴っていない状態を示
すために着信音フラグf3=0に設定する(ステップ5
06)。この設定は、図4のステップ415における判
定に影響する。
【0033】このように制御部23は、網側より着呼を
受け付けたとき、着信音モードフラグの値によってリン
ガ22の着信音を鳴らすか鳴らさないかを制御する。以
上のようにして、本実施形態におけるPHSは、通話状
態中にユーザがミュートキー20を押下するだけで、ミ
ュート機能の設定と解除が行え、また、通話状態以外の
待ち受け状態や呼び出し状態の間は、ミュートキー20
を押下するだけで着信音のモード設定切り替えや着信音
のオン/オフを行うことができる。これにより、本PH
Sはミュート機能を利用するときの操作性が向上しただ
けでなく、着信音に関連する設定の操作性も向上した。
【0034】なお、本実施形態は、PHSの構成として
いるが、他の電話機、例えば一般の電話機やコードレス
電話機、PHS以外の携帯電話機(TDMA通信方式の
携帯電話、TDMA通信方式以外の通信方式の携帯電
話、アナログ通信方式の携帯電話等)の構成にしてもよ
い。また、本実施形態においては、着信音のモード切り
替え及び着信音のオン/オフとしているが、着信音の代
りにバイブレータにして、バイブレータのモード(バイ
ブレータモードとバイブレータでないモード)切り替え
及びバイブレータのオン/オフとしてもよい。着信音と
バイブレータとを組み合わせて、例えば、着信音が鳴る
モードとバイブレータモードとの切り替え、及び着信音
オン/バイブレータオンとしてもよい。
【0035】さらに、着信音の鳴音モードと無音モード
との切り替えの代りに着信音の大音量モードと小音量モ
ードとの切り替えにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明の電話機は、ユーザによる操作を
受け付けるためのキーと、電話機がとり得る状態を、通
話状態、待ち受け状態及び呼び出し状態の3つの状態に
分類した場合において、状態間の遷移を監視することに
より把握される現在の状態を記憶する状態記憶手段と、
ミュート機能が作用中であるか否かを示すフラグ値を保
持するミュート機能フラグと、着信音についての動作モ
ードが、着呼があったとき常に着信音を鳴らす鳴音モー
ドであるか、着呼があったとき常に着信音を鳴らさない
無音モードであるかを示すフラグ値を保持する着信音モ
ードフラグと、呼び出し状態中において着信音が鳴って
いるか否かを示すフラグ値を保持する着信音フラグと、
前記キーが押下されたことを検出した時点での前記現在
の状態が通話状態である場合には、前記ミュート機能フ
ラグのフラグ値を変更し、当該変更後のフラグ値がミュ
ート機能の作用中であることを示すときは、外部の音声
を集音するマイクから音声処理部への音声の入力を遮断
し、当該変更後のフラグ値がミュート機能の作用中では
ないことを示すときは、外部の音声を集音するマイクか
ら音声処理部へ音声を入力するミュート機能制御手段
と、前記キーが押下されたことを検出した時点での前記
現在の状態が待ち受け状態である場合には、前記着信音
モードフラグのフラグ値を変更し、網からの着呼があっ
た時点での前記着信音モードフラグのフラグ値が鳴音モ
ードであることを示すときは着信音を鳴らすリンガの鳴
音動作をオンにし、網からの着呼があった時点での前記
着信音モードフラグのフラグ値が無音モードであること
を示すときは前記リンガの鳴音動作をオフにする着信音
モード制御手段と、前記キーが押下されたことを検出し
た時点での前記現在の状態が呼び出し状態である場合に
は、前記着信音フラグのフラグ値を変更し、当該変更後
のフラグ値が着信音が鳴っていることを示すときは前記
リンガの鳴音動作をオンにし、当該変更後のフラグ値が
着信音が鳴っていないことを示すときは前記リンガの鳴
音動作をオフにする着信音制御手段とを備える。
【0037】この構成によれば、電話機は、特定の1つ
のキー操作が検出された時、通話中であると判定されれ
ば、送話音を遮断し、通話中以外の動作状態であると判
定されれば、着信音に関する処理を行うので、ユーザに
とっては、通話中に1つのキーの操作によって、つまり
簡単な操作によって、送話音を遮断するミュート機能を
簡単にオンにすることができるという効果があり、ま
た、電話機が通話中以外の動作状態であるときにも、1
つのキーを操作するだけで、簡単に、着信音に関する処
理を行わせることができる。さらに、本発明の電話機は
1つ所定のキーを操作するだけで、電話機が状態に応じ
た処理を行うので、ユーザにとっては、複数のキー操作
を行うわずらわしさがなくなり、また複数のキー操作を
覚える労力が軽減されるという効果がある。
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるPHSの構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の実施形態におけるPHSの外観図であ
る。
【図3】本発明の実施形態におけるPHSの状態遷移を
示す図である。
【図4】本発明の実施形態におけるPHSの制御部23
がミュートキー20の押下通知を検出したときの処理手
順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態におけるPHSの制御部23
が網側より着呼を受け付けたときの処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
11 無線部 12 モデム 13 TDMA処理部 14 DA、A/D変換部 15 音声処理部 16 スピーカ 17 マイク 18 表示部 19 キー部 20 ミュートキー 21 記憶部 22 リンガ 23 制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−199948(JP,A) 特開 平2−237327(JP,A) 特開 平8−237184(JP,A) 特開 平8−307488(JP,A) 特開 平10−75485(JP,A) 実開 平5−78052(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザによる操作を受け付けるためのキ
    ーと、 電話機がとり得る状態を、通話状態、待ち受け状態及び
    呼び出し状態の3つの状態に分類した場合において、状
    態間の遷移を監視することにより把握される現在の状態
    を記憶する状態記憶手段と、 ミュート機能が作用中であるか否かを示すフラグ値を保
    持するミュート機能フラグと、 着信音についての動作モードが、着呼があったとき常に
    着信音を鳴らす鳴音モードであるか、着呼があったとき
    常に着信音を鳴らさない無音モードであるかを示すフラ
    グ値を保持する着信音モードフラグと、 呼び出し状態中において着信音が鳴っているか否かを示
    すフラグ値を保持する着信音フラグと、 前記キーが押下されたことを検出した時点での前記現在
    の状態が通話状態である場合には、前記ミュート機能フ
    ラグのフラグ値を変更し、当該変更後のフラグ値がミュ
    ート機能の作用中であることを示すときは、外部の音声
    を集音するマイクから音声処理部への音声の入力を遮断
    し、当該変更後のフラグ値がミュート機能の作用中では
    ないことを示すときは、外部の音声を集音するマイクか
    ら音声処理部へ音声を入力するミュート機能制御手段
    と、 前記キーが押下されたことを検出した時点での前記現在
    の状態が待ち受け状態である場合には、前記着信音モー
    ドフラグのフラグ値を変更し、網からの着呼があった時
    点での前記着信音モードフラグのフラグ値が鳴音モード
    であることを示すときは着信音を鳴らすリンガの鳴音動
    作をオンにし、網からの着呼があった時点での前記着信
    音モードフラグのフラグ値が無音モードであることを示
    すときは前記リンガの鳴音動作をオフにする着信音モー
    ド制御手段と、 前記キーが押下されたことを検出した時点での前記現在
    の状態が呼び出し状態である場合には、前記着信音フラ
    グのフラグ値を変更し、当該変更後のフラグ値が着信音
    が鳴っていることを示すときは前記リンガの鳴音動作を
    オンにし、当該変更後のフラグ値が着信音が鳴っていな
    いことを示すときは前記リンガの鳴音動作をオフにする
    着信音制御手段と を備えることを特徴とする電話機。
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