JP3296700B2 - クレーン装置 - Google Patents
クレーン装置Info
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Description
機を使用したクレーン装置に係り、特に電動巻上機,電
動横行装置及び電動走行装置等を無線遠隔操作により可
変速制御するのに好適な制御装置に関する。
及び電動走行装置を備えた天井クレーン装置は、吊荷の
振れや衝撃の緩和を図るためのクッションスタート及び
ストップ動作や作業効率改善のために運転速度を可変速
制御するケースが増加しつつある。また、作業の安全性
の確保と操作性及び作業性向上のために、制御操作をケ
ーブル付きの押ボタンスイッチ操作から無線遠隔操作に
変えるケースも増加している。
の給電にインバータ制御を採用し、また、無線遠隔操作
のためには、市販されている微弱電波方式や特定小電力
方式のテレ・コントロール製品(以下、テレコンとい
う。)等を採用している。
る巻上機部の制御装置のブロック図である。
オフ操作によって発生する操作信号を制御盤2内のマグ
ネットスイッチ5によって駆動電流のオン・オフに変換
し、巻上用駆動電動機3を運転する標準ホイスト1の制
御系のブロック図である。
うに、巻上用駆動電動機3を可変速運転するために、マ
グネットスイッチ5の代わりに市販の汎用インバータ装
置7を使用している。この汎用インバータ装置7は、電
動機駆動電流を断続制御する電力制御素子を有する主回
路部8と該主回路部8の電力制御素子のオン・オフタイ
ミングを制御する主制御部9及び該主制御部9に電源を
供給する電源部10を備える。また、押しボタンスイッ
チ装置4で発生するAC200V系の操作信号を弱電系
の操作信号に変換するインターフェース部13と、変換
して得た弱電系操作信号に基づいて、汎用インバータ装
置7を運転するための速度データ,モータ回転方向デー
タ及び安全上のインターロック等の制御を行なうための
補助制御部12を有する制御盤14の装備が必要であ
る。更に、この補助制御部12を動作させるための専用
の電源部11も必要である。
りにホイスト専用の専用インバータ装置15を使用した
可変速ホイスト20は、図6に示すように、1組の主制
御部18と電源部17によって主回路部16を制御する
ことができるメリットがあるが、押しボタンスイッチ装
置4からの強電系の操作信号を弱電系の操作信号に変換
するAC200V系の押ボタンインターフェース19は
必要である。
操作制御する場合は、図7に示すように、押ボタンスイ
ッチ装置4の代わりにテレコン受信装置25とテレコン
送信機26が設けられ、また、図6に示したホイスト2
0を無線で遠隔操作制御する場合は、図8に示すよう
に、押ボタンスイッチ装置4の代わりにテレコン受信装
置25とテレコン送信機26が設けられる。
で受信した無線送信機26からの無線操作信号を受信部
27にて検波,電圧変換し、テレコン主制御部22にお
いて誤動作防止のための送信機26,受信装置25のア
ドレスデータチェック,送信データのパリティチェック
等を行なって送信データを直列/並列変換し、リレーイ
ンターフェース部21においてAC200V系の操作信
号に変換してホイスト制御系に出力する。現在のテレコ
ン製品では、ホイストの押ボタンインターフェース部が
AC200V系であるのが一般的なので、総て、AC2
00V系のリレーインターフェースとなっている。図7
及び図8に示すホイストは、何れも、このAC200V
系のインターフェースが必要である。また、テレコン装
置は、ホイストとは別の独立した装置であるため、テレ
コン用電源部23も設ける構成となる。
る従来のホイスト装置では、テレコン送信機からの操作
信号をテレコン受信装置の内部では弱電系の信号で処理
するが、ホイスト制御部とインターフェースするときに
は、一旦、AC200V系の強電系信号に変換する必要
がある。このために、AC200V系の回路をスイッチ
ングするリレーとAC200V系の信号を弱電系の信号
に戻す操作信号数分の回路が必要であり、速度制御をき
め細かく行なう場合には、操作信号回路数が非常に多く
なって装置の寸法が大きくなる問題やコスト高の問題が
発生し、その他にも、機械的接点が介在するために該接
点が溶着することによるクレーン暴走などの危険が増加
し、安全性や信頼性の問題等、多くの問題を持つ要因と
なっていた。
クレーン装置における制御装置を提供することにある。
信号の伝達経路中に強電系信号に変換する機械的接点を
介在させることなく、安全性や信頼性を高めることにあ
る。
と低価格化を実現することにある。
上機を横行させる横行装置,該横行装置及び前記巻上機
を搭載するガーダー機構を走行させる走行装置と、前記
巻上機,横行装置,走行装置の少なくとも1つを駆動す
る駆動電動機への給電を制御して可変速制御するインバ
ータ主回路部と該インバータ主回路部を制御する主制御
部とを含む速度制御装置と、操作信号を並列データから
直列データに変換した無線信号を送信することにより前
記速度制御装置を遠隔制御する無線操作装置を備えたク
レーン装置であって、前記速度制御装置は、前記無線信
号を受信して弱電系の直列のデジタルデータ信号に再生
する受信部を備え、前記主制御部は前記受信部で再生し
た前記直列のデジタルデータ信号を直列データのまま取
り込んで前記インバータ主回路部を制御することを特徴
とする。
機,横行装置,走行装置を操作する操作信号を発生する
複数の押しボタンスイッチと、前記操作信号を前記押し
ボタンスイッチに応じた直列の無線操作信号に変換する
信号変換処理部を備えたことを特徴とする。
タを備え、前記受信部は操作信号を前記マイクロコンピ
ュータの入力信号電圧レベルに再生することを特徴とす
る。
受信して再生した弱電系の直列のデジタル信号を直列デ
ータのまま取り込んでインバータ主回路部を制御するの
で、機械的接点をもつインターフェースが不要となり、
安全性及び信頼性が向上すると共に回路規模が小さくな
って小型化及び低価格化を可能とする。
ロック図を用いて説明する。
制御装置を示している。巻上機であるホイスト30にお
ける制御盤36内の受信部33は、アンテナ24で受信
した無線送信機35からの無線信号からデータ信号を再
生して主制御部32に出力する。主制御部32はこのデ
ータ信号を処理して操作信号を解読し、インバータ主回
路部31における電力制御素子のオン・オフタイミング
を制御する制御信号を出力する。巻上用駆動電動機3
は、このインバータ主回路部31の出力を電源として可
変速運転する。インバータ主制御部32及び受信部33
は、電源部34から電源の供給を受ける。
の詳細を図2を用いて説明する。
42で発生した操作信号を送信機主制御部41において
並列データから直列データに変換し、送信機のアドレス
データ,パリティチェックデータ等を付加した直列ディ
ジタルデータ信号として無線送信部40に出力する。無
線送信部40は、この直列ディジタルデータ信号を電波
信号に変換してアンテナ51から発射する。なお、無線
送信機35内の各回路は電池43の電源で動作する弱電
系信号回路であり、この実施例では、DC5V系回路を
採用した。
イストの制御盤36の受信アンテナ24で受信する。
信した電波信号を電波検出部50において検出処理し、
電圧変換部49において弱電系の直列のデジタルデータ
信号に再生する。この実施例では、DC5V系を採用し
た。
タ48は、電圧変換されたディジタルデータ信号を直列
データのまま入力する。そしてこのマイクロコンピュー
タ48は、誤動作防止のための送信機35,受信部33
側の各々のアドレスデータのチェック及び送信データの
パリティチェック等を行ない、操作信号を確認してイン
バータ主回路部31の電力制御素子のオン・オフタイミ
ングを制御する制御信号に変換処理する。フォトカプラ
インターフェース部47は、前記制御信号をインバータ
主回路部31の電力制御素子ユニット46に供給する。
このインバータ主回路部31の電力制御素子ユニット4
6は、この実施例では、IPM(インテリジェントパワ
ーモジュール)を採用した。
00V電源をダイオードモジュール44にて整流し、コ
ンデンサ45で平滑して直流電源に変換する。電力制御
素子ユニット46の電力制御素子は、この直流電源をP
WM(パルス幅変調)制御のスイッチングを行なって巻
上用駆動電動機3に供給して該駆動電動機3を可変速制
御する。
1次側電源とするスイッチング方式の電源回路である。
巻上部について行なってきたが、次に、本発明になるク
レーン装置の全体の制御装置を図3を参照して説明す
る。ここで、巻上用駆動電動機3を可変速制御する巻上
制御ユニット69は、図1を参照して説明した制御盤3
6に相当するものである。
おける横行制御ユニット63は、前記受信部33を除い
た前記制御盤36と同様に構成され、横行装置のインバ
ータ補助制御部64,電源部66,横行用インバータ主
回路部65を備え、横行用駆動電動機62への給電を制
御してこれを可変速運転する。この実施例におけるホイ
スト60は巻上機と横行装置を一体的に結合した横行装
置付きの構成であり、巻上制御ユニット69と横行制御
ユニット63を1つの制御盤61に配置した。
装置68における走行制御ユニット71は、前述した横
行装置の横行制御ユニット63と同じ構成のものであ
り、インバータ補助制御部74,走行用インバータ主回
路部75及び電源部76を備え、走行用駆動電動機67
への給電を制御してこれを可変速運転する。
71への操作信号は、巻上制御ユニット69の主制御部
32から与えるようにした。
て、巻上制御ユニット69における主制御部32は、受
信部33で受信した巻上操作信号,横行操作信号及び走
行操作信号を含む直列データ信号を取り込んで総合的な
信号処理を行なう。巻上操作信号に関しては、インバー
タ主回路部31を制御するために、主制御部32が自ら
使用する。そして、横行操作信号及び走行操作信号に関
しては、横行制御ユニット63及び走行制御ユニット7
1に分配する。
ト63は、インバータ補助制御部64が該操作信号に従
って横行用インバータ主回路部65を制御して横行装置
の横行速度制御を実行する。走行操作信号が分配された
走行制御ユニット71は、インバータ補助制御部74が
該操作信号に従って走行用インバータ主回路部75を制
御して走行装置の走行速度制御を実行する。
部32は、受信部33が受信して再生した弱電系の直列
データ信号を直接取り込んで制御処理を実行するので、
信号系に機械的接点を介在させる必要がなく、従って安
全性及び信頼性が向上し、巻上制御ユニット69におい
て可変速制御部と無線制御部で独立していた主制御部と
電源部を1組にして共用化することができるので、小型
化及びコスト低減の効果が得られる。
補助制御部64及び走行制御ユニット71のインバータ
補助制御部74は、受信部33で受信して再生したデー
タ信号を該受信部33から直接取り込んで制御処理を実
行するようにすることもできる。
盤61に実装される横行制御ユニット63は電源部66
を省略して巻上制御ユニット69における電源部34か
ら給電するようにすることもできる。
5,75は、トライアック等のシリコン制御素子を使用
した種々の制御手段で置換することができる。
装置または走行装置の何れか、または、その両方が無い
装置にも適用することができ、商用電源の電圧もAC2
00Vに限らずAC200V以外の電圧の電源を使用し
て実施することができる。
御部は、無線信号を受信して再生した弱電系の直列のデ
ジタル信号を直列データのまま取り込んでインバータ主
回路部を制御するので、複数の機械的接点をもつインタ
ーフェースが不要となり、安全性及び信頼性が向上する
と共に回路規模が小さくなって小型化及び低価格化を可
能とする。
制御系のブロック図である。
たブロック図である。
体を示すブロックである。
る。
あ。
ある。
御系のブロック図である。
御系のブロック図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 巻上機,該巻上機を横行させる横行装
置,該横行装置及び前記巻上機を搭載するガーダー機構
を走行させる走行装置と、前記巻上機,横行装置,走行
装置の少なくとも1つを駆動する駆動電動機への給電を
制御して可変速制御するインバータ主回路部と該インバ
ータ主回路部を制御する主制御部とを含む速度制御装置
と、操作信号を並列データから直列データに変換した無
線信号を送信することにより前記速度制御装置を遠隔制
御する無線操作装置を備えたクレーン装置であって、前
記速度制御装置は、前記無線信号を受信して弱電系の直
列のデジタルデータ信号に再生する受信部を備え、前記
主制御部は前記受信部で再生した前記直列のデジタルデ
ータ信号を直列データのまま取り込んで前記インバータ
主回路部を制御することを特徴とするクレーン装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記無線操作装置
は、前記巻上機,横行装置,走行装置を操作する操作信
号を発生する複数の押しボタンスイッチと、前記操作信
号を前記押しボタンスイッチに応じた直列の無線操作信
号に変換する信号変換処理部を備えたことを特徴とする
クレーン装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記主制御部はマイ
クロコンピュータを備え、前記受信部は操作信号を前記
マイクロコンピュータの入力信号電圧レベルに再生する
ことを特徴とするクレーン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24188295A JP3296700B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | クレーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24188295A JP3296700B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | クレーン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0986885A JPH0986885A (ja) | 1997-03-31 |
JP3296700B2 true JP3296700B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=17080955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24188295A Expired - Fee Related JP3296700B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | クレーン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3296700B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101628922B1 (ko) * | 2016-01-18 | 2016-06-09 | 김찬영 | 무선 악셀레이터 장치 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP24188295A patent/JP3296700B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0986885A (ja) | 1997-03-31 |
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