JP3295582B2 - 可動体の吊下げ支持装置 - Google Patents

可動体の吊下げ支持装置

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JP3295582B2
JP3295582B2 JP21522295A JP21522295A JP3295582B2 JP 3295582 B2 JP3295582 B2 JP 3295582B2 JP 21522295 A JP21522295 A JP 21522295A JP 21522295 A JP21522295 A JP 21522295A JP 3295582 B2 JP3295582 B2 JP 3295582B2
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hole
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桂一郎 松田
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オーリス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ガイドレールに沿
って引出し・収納可能な戸や鏡などの可動体の吊下げ支
持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図5に示すように、ガラス
製の鏡板を木製の支持板の表面に固着して成る鏡41を
引出し・収納可能に吊下げ支持する装置として、天井面
にガイドレール42を配設し、このガイドレール42に
移動自在に係合する複数の走行ブロック43を設け、鏡
41の背面上端部に、上板47と垂下板48を有する倒
立L字状の取付ブラケット44を取付け、この取付ブラ
ケット44の上板47を貫通させた取付ねじ45を走行
ブロック43に下方から螺合させたものが知られてい
る。
【0003】このような構成の鏡41の吊下げ支持装置
によれば、鏡41の背面から突出している取付ブラケッ
ト44の上板47の下方から仮想線で示すようにドライ
バー49にて各取付ねじ45のねじ込み量を調整するこ
とにより、鏡41全体を複数の走行ブロック43にて均
等に支持したり、鏡41の吊下げ姿勢を調整したりする
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記鏡
の吊下げ支持装置の構成では、取付調整作業を行なえる
ように取付ブラケット44の上板47が鏡41の背面か
ら後方に突出しているため、ガイドレール42の後面と
鏡41の表面との間のスペースSが大きくなり、鏡41
の収納空間として大きな空間が必要になるとともに、収
納状態で鏡41の背面側に大きな隙間が生じて外観的に
も良くないという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ガイ
ドレールの直下に可動体の厚さにほぼ相当する隙間があ
れば可動体を収納することができる可動体の吊下げ支持
装置を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、参考までに後述の実施例における参照符
号を付して示すと、ガイドレール2に移動自在に係合す
る走行ブロック3に上下方向の貫通ねじ穴6aが設けら
れ、この貫通ねじ穴6aに下から取付ねじ5が螺合貫通
され、前記走行ブロック3に吊り下げられる可動体1に
は、当該可動体1の上端面に当接する上板7と当該可動
体1の一側面に当接する垂下板8とを有するブラケット
4が取り付けられ、前記取付ねじ5は、前記ブラケット
4の上板7を貫通すると共にその下端頭部5aで前記上
板7を吊り下げ、前記ブラケット4の垂下板8には、前
記取付ねじ5の下端頭部5aの下側横位置に当該頭部5
aの回転操作用の上下方向の長孔10が設けられ、前記
可動体1には、前記取付ねじ5の下端頭部5aが遊嵌す
ると共に前記長孔10と連通する長溝11が凹設された
構成を採用するものである。
【0007】貫通ねじ穴(6a)は、走行ブロック(3) に回
転不能に嵌合された弛み止め機能を有するナット(6) に
て構成でき、また取付ねじ(5) の先端部に抜け止めリン
グ(12)を嵌着固定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の可動体の吊下げ支
持装置を引出し・収納可能な鏡の吊下げ支持装置に適用
した一実施例について、図1〜図4を参照しながら説明
する。
【0009】図1及び図4において、1は可動体として
の鏡であり、ガラス製の鏡板13を木製の支持板14に
固着して構成されている。2は、鏡1を所定の収容位置
と使用位置との間で移動可能に吊下げ支持するため天井
面に固設されたガイドレールである。このガイドレール
2は、全体形状が開口部を下向きにした略コ字溝状で、
その下端から内側に向けて水平な支持用レール面21が
形成されるとともにその内側縁にガイド面22が形成さ
れた型材にて構成されている。
【0010】3は、ガイドレール2に移動自在に係合す
る走行ブロックであり、図2に示すように、その上部両
側に支持用レール面21上を転動する一対の水平軸ロー
ラ31が装着され、下部両側にはガイド面22に係合す
る垂直軸ローラ32が装着されている。33は水平軸ロ
ーラ31を支持する水平軸であり、走行ブロック3を水
平方向に貫通し、その両端部にそれぞれローラ31が固
定されている。34は垂直軸ローラ32を配設するため
に走行ブロック3の下部両側部に水平方向に貫通して形
成された開口部、35はその垂直軸である。この走行ブ
ロック3の中央位置には上下に貫通する貫通穴36が形
成され、その上部に弛み止め機能を有するナット6が回
転不能に嵌合されている。このナット6のねじ穴にて貫
通ねじ穴6aが構成されている。
【0011】4は、上板7と垂下板8とを有する断面形
状倒立L字状の取付ブラケットであり、鏡1の支持板1
4の上端面1aと背面1bに接するように取付けられ、
その上板7の中央位置に貫通穴9が形成され、垂下板8
には貫通穴9の下側横位置に上下方向の長孔10が形成
されている。また、鏡1の支持板14には、図3に示す
ように、取付ブラケット4の長孔10の内側位置に上端
開放の長溝11が形成されている。15は取付ブラケッ
ト4を支持板14に取付けるために垂下板8に形成され
た取付用ビス穴、16は支持板14に形成されたビス用
下穴である。
【0012】5は、鏡1を取付ブラケット4を介して走
行ブロック3にて移動自在に支持するための取付ねじで
あり、その回転操作用の頭部5aが長溝11内に位置す
るとともに上板7に下方から係合している状態で取付ブ
ラケット4の貫通穴9及び走行ブロック3の貫通穴36
を貫通してナット6に螺合貫通している。この取付ねじ
5の先端部には抜け止めリング12が嵌着固定されてい
る。
【0013】17は鏡1の下端を移動自在に案内するた
め床面に配設された断面形状L字状の案内レールであ
り、支持板14の下端に形成されたガイド溝18が移動
自在に係合している。
【0014】以上の構成の鏡の吊下げ支持装置において
は、鏡1が取付ブラケット4と取付ねじ5を介してガイ
ドレール2上を走行自在な走行ブロック3にて支持され
ているので、図4に矢印で示すように、鏡1をガイドレ
ール2に沿って任意に移動させることができ、例えば鏡
1をその収納位置から使用位置に引出し、また収納位置
に収納することができる。
【0015】また、図1に仮想線で示すように、取付ブ
ラケット4の垂下板8に形成した長孔10及び鏡1の支
持板14に形成した長溝11を通して斜め下方からドラ
イバー19等にて取付ねじ5の頭部5aを回転調整する
ことにより、鏡1における取付ブラケット4配置箇所の
走行ブロック3に対する高さ位置を調整することがで
き、鏡1を複数の走行ブロック3にて均等に支持した
り、鏡1の吊下げ姿勢を調整したりすることができる。
【0016】また、このような調整が可能でありなが
ら、鏡1の背面には取付ブラケット4の垂下板8の板厚
分が突出するだけで、鏡1の背面から大きく突出する部
材がないので、ガイドレール2の直下に鏡1の厚さにほ
ぼ相当するスペースを確保するだけで良く、例えば図1
に示すように、ガイドレール2の下部にほぼその幅Tに
相当するだけの収納空間を確保するだけで鏡1を収納す
ることができるとともに、鏡1の前後に大きな隙間が生
じることもないので、収納状態での外観も優れたものと
なる。
【0017】また、取付ねじ5が螺合貫通する貫通ねじ
穴6aを弛み止め機能を有するナット6にて構成してい
るので、上記のようにドライバー19により回転操作す
るだけで位置調整でき、しかも鏡1の移動に伴う振動等
によりねじに弛みを生じて、使用中に位置ずれが発生す
るというようなこともない。
【0018】更に、取付ねじ5の先端部に抜け止めリン
グ12を嵌着固定しているので、取付ねじ5を回し過ぎ
てナット6から取付ねじ5が抜け出してしまうというよ
うなことがなく、鏡1が走行ブロック3から不測に外れ
る恐れもない。
【0019】尚、上記実施例では可動体として使用位置
と収納位置との間で移動させるようにした鏡1の例を示
したが、開閉戸等の他の可動体にも適用できることは言
うまでもない。
【0020】
【発明の作用及び効果】本発明の可動体の吊下げ支持装
置は以上のように実施し得るものであって、取付ブラケ
ットを可動体の上端面と一側面に接するように取付け、
この取付ブラケットの垂下板に形成した長孔及び可動体
に凹設した長溝を通して斜め下方からドライバー等にて
取付ねじを回転操作し、取付ねじを取付ブラケットの上
板を貫通させてガイドレール上を移動自在な走行ブロッ
クに螺合させるようにしているので、取付ねじのねじ込
み量を調整することによって可動体全体を複数の走行ブ
ロックにて均等に支持したり、可動体の吊下げ姿勢を調
整したりすることができ、しかも可動体の一側面から取
付ブラケットの垂下板が突出するだけで大きく突出する
部材がないので、ガイドレールの直下に可動体の厚さに
ほぼ相当するスペースを確保するだけで可動体を任意の
位置、例えば収納位置と使用位置との間で移動すること
ができる。
【0021】また、取付ねじが螺合貫通する貫通ねじ穴
を弛み止め機能を有するナットにて構成することによ
り、ドライバー等で取付ねじの頭部を回すだけで位置調
整できるとともに可動体の移動による振動等によりねじ
に弛みを生じて、位置ずれが発生するのを防止すること
ができる。
【0022】また、取付ねじの先端部に抜け止めリング
を嵌着固定することにより、取付ねじを回し過ぎて貫通
ねじ穴又はナットから取付ねじが抜け出すということが
なく、可動体が走行ブロックから不測に外れて落下する
のを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の可動体の吊下げ支持装置における一
実施例の縦断側面図である。
【図2】 同実施例における要部の縦断正面図である。
【図3】 同実施例における支持板の要部の背面図であ
る。
【図4】 同実施例の全体正面図である。
【図5】 従来例の可動体の吊下げ支持装置の要部の縦
断側面図である。
【符号の説明】
1 可動体(鏡) 1a 上端面 1b 一側面 2 ガイドレール 3 走行ブロック 4 取付ブラケット 5 取付ねじ 5a 頭部 6 ナット 6a 貫通ねじ穴 7 上板 8 垂下板 9 貫通穴 10 長孔 11 長溝 12 抜け止めリング

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドレールに移動自在に係合する走行ブ
    ロックに上下方向の貫通ねじ穴が設けられ、この貫通ね
    じ穴に下から取付ねじが螺合貫通され、前記走行ブロッ
    クに吊り下げられる可動体には、当該可動体の上端面に
    当接する上板と当該可動体の一側面に当接する垂下板と
    を有するブラケットが取り付けられ、前記取付ねじは、
    前記ブラケットの上板を貫通すると共にその下端頭部で
    前記上板を吊り下げ、前記ブラケットの垂下板には、前
    記取付ねじの下端頭部の下側横位置に当該頭部の回転操
    作用の上下方向の長孔が設けられ、前記可動体には、前
    記取付ねじの下端頭部が遊嵌すると共に前記長孔と連通
    する長溝が凹設されている、可動体の吊下げ支持装置。
  2. 【請求項2】前記走行ブロックの貫通ねじ穴は、当該走
    行ブロックに回転不能に嵌合された弛み止め機能を有す
    るナットから構成されている、請求項1に記載の可動体
    の吊下げ支持装置。
  3. 【請求項3】前記走行ブロックの貫通ねじ穴から上方に
    突出する取付ねじの先端部に抜け止めリングが嵌着固定
    された、請求項1又は2に記載の可動体の吊下げ支持装
    置。
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JP4713212B2 (ja) * 2005-04-27 2011-06-29 株式会社岡村製作所 トイレのドア装置
CH705670A1 (de) * 2011-10-27 2013-04-30 Eku Ag Befestigungsvorrichtung für eine Schiebetür an einem Laufwerkwagen.

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