JP3295006B2 - 発泡ポリエチレンテレフタレートシートの成形方法および成形装置 - Google Patents
発泡ポリエチレンテレフタレートシートの成形方法および成形装置Info
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- JP3295006B2 JP3295006B2 JP31220496A JP31220496A JP3295006B2 JP 3295006 B2 JP3295006 B2 JP 3295006B2 JP 31220496 A JP31220496 A JP 31220496A JP 31220496 A JP31220496 A JP 31220496A JP 3295006 B2 JP3295006 B2 JP 3295006B2
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、板状の高発泡ポ
リエチレンテレフタレートの単層又は複層シートを成形
する成形方法及びその成形装置に関する。
リエチレンテレフタレートの単層又は複層シートを成形
する成形方法及びその成形装置に関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
は、高発泡ポリエチレンテレフタレートの単層又は複層
シートを成形する成形方法については、特公平５−８３
５７３号公報記載の発明が存するが、この発明の場合シ
ートの加熱方法としては、水蒸気加熱と熱風加熱による
それぞれの実施例が記載されているが、熱風加熱の場合
は２次発泡率が３００％に達せず、水蒸気加熱の場合の
み二次発泡率が３００％を超えている。しかしながら蒸
気加熱の場合、加熱温度調整や加熱装置が複雑となり又
乾燥工程も必要となり大量生産には適さないものであっ
た。
は、高発泡ポリエチレンテレフタレートの単層又は複層
シートを成形する成形方法については、特公平５−８３
５７３号公報記載の発明が存するが、この発明の場合シ
ートの加熱方法としては、水蒸気加熱と熱風加熱による
それぞれの実施例が記載されているが、熱風加熱の場合
は２次発泡率が３００％に達せず、水蒸気加熱の場合の
み二次発泡率が３００％を超えている。しかしながら蒸
気加熱の場合、加熱温度調整や加熱装置が複雑となり又
乾燥工程も必要となり大量生産には適さないものであっ
た。
【０００３】また別な複層シートを成形する成形方法と
して、特公平６−６１８６８号公報記載の発明では加熱
工程と成形工程が別々になっており、又二次発泡率が３
００％に達しない。そこで、本発明では２次発泡率が３
００％を超えることもあり、しかも発泡率を低下させず
に複数枚の場合には接着をも同時にできる成形方法およ
び成形装置を提供することを目的としている。
して、特公平６−６１８６８号公報記載の発明では加熱
工程と成形工程が別々になっており、又二次発泡率が３
００％に達しない。そこで、本発明では２次発泡率が３
００％を超えることもあり、しかも発泡率を低下させず
に複数枚の場合には接着をも同時にできる成形方法およ
び成形装置を提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の発泡ポリエチレンテレフタレートシートの成
形方法としては、請求項１に記載したように、１枚又は
重ね合わせた複数枚の低結晶化度の発泡ポリエチレンテ
レフタレートシートを加熱部の発泡に必要な温度に加熱
された一対の面加熱板で、両面接触加熱しながら２次発
泡させ、複数枚の場合には接着をも同時にさせる方法に
おいて、面加熱板のクリアランスを上記シートの２次発
泡による肉厚の増加と共に増加させ、その後２次発泡さ
れたシートの温度が下がるまでに冷却部に搬送し、上記
シートを一対の面冷却板で冷却することを特徴としてい
る。
の本発明の発泡ポリエチレンテレフタレートシートの成
形方法としては、請求項１に記載したように、１枚又は
重ね合わせた複数枚の低結晶化度の発泡ポリエチレンテ
レフタレートシートを加熱部の発泡に必要な温度に加熱
された一対の面加熱板で、両面接触加熱しながら２次発
泡させ、複数枚の場合には接着をも同時にさせる方法に
おいて、面加熱板のクリアランスを上記シートの２次発
泡による肉厚の増加と共に増加させ、その後２次発泡さ
れたシートの温度が下がるまでに冷却部に搬送し、上記
シートを一対の面冷却板で冷却することを特徴としてい
る。
【０００５】上記請求項１記載の成形方法によると、発
泡ポリエチレンテレフタレートシートの発泡圧力を利用
して、一対の面加熱板のクリアランスを広げて発泡スペ
ースを拡大できるので、当該シートをムラなく所定の温
度に加熱し、２次発泡率が３００％を超える単層シート
や、複数枚の場合には接着をも同時に行い複層（積層）
シートを成形することができる。
泡ポリエチレンテレフタレートシートの発泡圧力を利用
して、一対の面加熱板のクリアランスを広げて発泡スペ
ースを拡大できるので、当該シートをムラなく所定の温
度に加熱し、２次発泡率が３００％を超える単層シート
や、複数枚の場合には接着をも同時に行い複層（積層）
シートを成形することができる。
【０００６】特に請求項２に記載したように、冷却部の
面冷却板として、その表面にエンボス加工等の模様加工
をした冷却板を用いることを特徴としている場合には、
この２次発泡シートの温度が下がるまでに冷却部に移動
させて、表面にエンボス加工等の模様加工をした冷却板
や表面が平滑な冷却板で面冷却することになるので表面
状態が綺麗な板状のシートを得ることができる。
面冷却板として、その表面にエンボス加工等の模様加工
をした冷却板を用いることを特徴としている場合には、
この２次発泡シートの温度が下がるまでに冷却部に移動
させて、表面にエンボス加工等の模様加工をした冷却板
や表面が平滑な冷却板で面冷却することになるので表面
状態が綺麗な板状のシートを得ることができる。
【０００７】さらに、一対の面加熱板については、請求
項３に記載したように、面加熱板のクリアランスを発泡
ポリエチレンテレフタレートシートの２次発泡による肉
厚の増加と共に増加させるに際し、一対の面加熱板の双
方を可動させることを特徴としてもよいし、請求項４に
記載したように何れか片方だけを可動させてもよく、上
記シートの２次発泡による増加分が適応し易い方を採用
すればよい。
項３に記載したように、面加熱板のクリアランスを発泡
ポリエチレンテレフタレートシートの２次発泡による肉
厚の増加と共に増加させるに際し、一対の面加熱板の双
方を可動させることを特徴としてもよいし、請求項４に
記載したように何れか片方だけを可動させてもよく、上
記シートの２次発泡による増加分が適応し易い方を採用
すればよい。
【０００８】なお、一対の面加熱板の接触圧力の範囲と
しては、請求項５に記載したように、０．０１〜０．５
kg／cm2 とするのが好ましいものである。次いで、上記
した成形方法を実施するための成形装置としては、請求
項６に記載したように、低結晶化度の発泡性ポリエチレ
ンテレフタレートよりなる１枚または複数枚のシートを
両面接触加熱しながら２次発泡させ、複数枚の場合には
接着をも同時に行える一対の面加熱板を含む加熱部と、
前記加熱部の面加熱板のクリアランスを上記シートの２
次発泡による肉厚の増加と共に増加できるようにしてあ
る駆動部と、前記加熱部で加熱されたシートの温度が下
がるまでに冷却部に直ちに搬送する搬送手段と、シート
を冷却して所定の厚みに仕上げるとともに表面を平滑に
したり模様づけをする冷却部とを具備していることを特
徴としている。
しては、請求項５に記載したように、０．０１〜０．５
kg／cm2 とするのが好ましいものである。次いで、上記
した成形方法を実施するための成形装置としては、請求
項６に記載したように、低結晶化度の発泡性ポリエチレ
ンテレフタレートよりなる１枚または複数枚のシートを
両面接触加熱しながら２次発泡させ、複数枚の場合には
接着をも同時に行える一対の面加熱板を含む加熱部と、
前記加熱部の面加熱板のクリアランスを上記シートの２
次発泡による肉厚の増加と共に増加できるようにしてあ
る駆動部と、前記加熱部で加熱されたシートの温度が下
がるまでに冷却部に直ちに搬送する搬送手段と、シート
を冷却して所定の厚みに仕上げるとともに表面を平滑に
したり模様づけをする冷却部とを具備していることを特
徴としている。
【０００９】この成形装置によると、上記成形方法を確
実且つ能率的に実施できることになる。
実且つ能率的に実施できることになる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照して説明する。図面は、本発明によ
る成形方法の実施に使用する成形装置の概略を示したも
のであって、当該装置１は、２枚の発泡ポリエチレンテ
レフタレートシートＳ，Ｓ′を重ね合わせて供給するた
めの供給搬送装置２と、供給された発泡ポリエチレンテ
レフタレートシートＳ，Ｓ′を加熱発泡と接着を同時に
おこなう加熱部３と２次発泡シートを冷却する冷却部４
とを具備しており、上記加熱部３は上下に設けられた一
対のエアシリンダ５１を有する駆動部５に取り付けられ
ており、駆動部５及び冷却部４は発泡ポリエチレンテレ
フタレートシートＳの搬送路を挟んで上下に設けられた
一対の油圧シリンダ６１を有する全体駆動部６に取り付
けられている。
について図面を参照して説明する。図面は、本発明によ
る成形方法の実施に使用する成形装置の概略を示したも
のであって、当該装置１は、２枚の発泡ポリエチレンテ
レフタレートシートＳ，Ｓ′を重ね合わせて供給するた
めの供給搬送装置２と、供給された発泡ポリエチレンテ
レフタレートシートＳ，Ｓ′を加熱発泡と接着を同時に
おこなう加熱部３と２次発泡シートを冷却する冷却部４
とを具備しており、上記加熱部３は上下に設けられた一
対のエアシリンダ５１を有する駆動部５に取り付けられ
ており、駆動部５及び冷却部４は発泡ポリエチレンテレ
フタレートシートＳの搬送路を挟んで上下に設けられた
一対の油圧シリンダ６１を有する全体駆動部６に取り付
けられている。
【００１１】上記供給搬送装置２は、巻反にて供給され
た発泡ポリエチレンテレフタレートシートＳを巻回状態
で保持していて、順次繰り出す供給ローラー２１，２１
と、上記発泡ポリエチレンテレフタレートシートＳを重
ね合わせる一対のガイドローラー２２，２２と、重ね合
わせた発泡ポリエチレンテレフタレートシートＳを搬送
する手段としての一対の搬送コンベア２３，２３と、こ
の搬送コンベア２３，２３の終端に設けられた発泡ポリ
エチレンテレフタレートシートＳを切断するカッター２
４とを具備している。上記搬送コンベア２３，２３は、
発泡ポリエチレンテレフタレートシートＳの両側端をそ
れぞれ挟持することができるように、発泡ポリエチレン
テレフタレートシートＳの搬送路の両側に設けられてお
り、発泡ポリエチレンテレフタレートシートＳを上記加
熱部３、冷却部４に沿って搬送する。
た発泡ポリエチレンテレフタレートシートＳを巻回状態
で保持していて、順次繰り出す供給ローラー２１，２１
と、上記発泡ポリエチレンテレフタレートシートＳを重
ね合わせる一対のガイドローラー２２，２２と、重ね合
わせた発泡ポリエチレンテレフタレートシートＳを搬送
する手段としての一対の搬送コンベア２３，２３と、こ
の搬送コンベア２３，２３の終端に設けられた発泡ポリ
エチレンテレフタレートシートＳを切断するカッター２
４とを具備している。上記搬送コンベア２３，２３は、
発泡ポリエチレンテレフタレートシートＳの両側端をそ
れぞれ挟持することができるように、発泡ポリエチレン
テレフタレートシートＳの搬送路の両側に設けられてお
り、発泡ポリエチレンテレフタレートシートＳを上記加
熱部３、冷却部４に沿って搬送する。
【００１２】加熱部３は、発泡ポリエチレンテレフタレ
ートシートＳの上方及び下方に対向配置された一対の面
加熱板３１，３１にて構成されている。この面加熱板３
１，３１は、支持部３２，３２に取り付けられて、冷却
部４と同一の支持部５２，５２に取り付けてあるエアシ
リンダ５１，５１の駆動により、冷却部とは別に開閉で
きるようにしてある。この面加熱板３１，３１は、１回
の成形がなされる面積の全体をカバーする大きさに形成
されていると共に、温度は１２０〜２００℃に設定さ
れ、両方の面加熱板３１，３１で該シートを圧接させる
面圧力としては、０．０１〜０．５ kg/cm2 に設定して
いる。さらに、当該面加熱板３１のシート圧接時間はシ
ートの坪量と厚みによって異なるが、概ね５〜２０sec
の範囲に設定している。
ートシートＳの上方及び下方に対向配置された一対の面
加熱板３１，３１にて構成されている。この面加熱板３
１，３１は、支持部３２，３２に取り付けられて、冷却
部４と同一の支持部５２，５２に取り付けてあるエアシ
リンダ５１，５１の駆動により、冷却部とは別に開閉で
きるようにしてある。この面加熱板３１，３１は、１回
の成形がなされる面積の全体をカバーする大きさに形成
されていると共に、温度は１２０〜２００℃に設定さ
れ、両方の面加熱板３１，３１で該シートを圧接させる
面圧力としては、０．０１〜０．５ kg/cm2 に設定して
いる。さらに、当該面加熱板３１のシート圧接時間はシ
ートの坪量と厚みによって異なるが、概ね５〜２０sec
の範囲に設定している。
【００１３】冷却部４は、発泡ポリエチレンテレフタレ
ートシートＳの上方及び下方に対向配置された一対の面
冷却板４１，４１にて構成されている。この面冷却板４
１，４１は、加熱部３と同一の支持部５２，５２に取り
付けられて、駆動部６，６の油圧シリンダにより、所定
のタイミングで開閉する。加熱部３及び冷却部４の具体
的な動作は、支持部５２は開いた状態で、逆に支持部３
２は閉じた状態でそのシート側の面が同一レベルの状態
で、搬送コンベア２３，２３で送られてきたシートＳ，
Ｓ′が所定の位置で停止する少し前か、停止してから、
駆動部６の油圧シリンダ６１により支持部５２を閉じた
状態にする。この面圧力は１．５〜２．５ kg/cm2 にす
る。これにより加熱と冷却は同時進行となるが、加熱部
ではシートが２次発泡し厚みが増加しようとするので、
低圧力に設定していたエアシリンダ５１が上記発泡圧力
に負けて支持部３２が開いていき、面加熱板３１，３１
間のクリアランスが増加することになる。２次発泡厚み
がピークと成る５〜２０sec 後に支持部５２，５２と支
持部３２，３２も開く。そして搬送コンベア２３，２３
でシートを送るもので、この送りは２次発泡された加熱
部３にあるシートの温度が下がるまでに冷却部４へと送
られるものであり、さらに支持部３２は閉じた状態へと
リピートする。
ートシートＳの上方及び下方に対向配置された一対の面
冷却板４１，４１にて構成されている。この面冷却板４
１，４１は、加熱部３と同一の支持部５２，５２に取り
付けられて、駆動部６，６の油圧シリンダにより、所定
のタイミングで開閉する。加熱部３及び冷却部４の具体
的な動作は、支持部５２は開いた状態で、逆に支持部３
２は閉じた状態でそのシート側の面が同一レベルの状態
で、搬送コンベア２３，２３で送られてきたシートＳ，
Ｓ′が所定の位置で停止する少し前か、停止してから、
駆動部６の油圧シリンダ６１により支持部５２を閉じた
状態にする。この面圧力は１．５〜２．５ kg/cm2 にす
る。これにより加熱と冷却は同時進行となるが、加熱部
ではシートが２次発泡し厚みが増加しようとするので、
低圧力に設定していたエアシリンダ５１が上記発泡圧力
に負けて支持部３２が開いていき、面加熱板３１，３１
間のクリアランスが増加することになる。２次発泡厚み
がピークと成る５〜２０sec 後に支持部５２，５２と支
持部３２，３２も開く。そして搬送コンベア２３，２３
でシートを送るもので、この送りは２次発泡された加熱
部３にあるシートの温度が下がるまでに冷却部４へと送
られるものであり、さらに支持部３２は閉じた状態へと
リピートする。
【００１４】上記した実施形態は、２枚（複数枚）の発
泡ポリエチレンテレフタレートシートを２次発泡させる
と同時に接着をも行う場合であるが、単層シートを送給
してこれを２次発泡させる成形も図示してはいないが上
記方法にて可能である。さらに冷却部４の面冷却板４
１，４１としては、その表面が平滑な場合には、シート
表面は平滑に成形されるが、エンボス加工等の凹凸によ
る模様加工をしてある場合には、シート表面に模様を成
形することができる。
泡ポリエチレンテレフタレートシートを２次発泡させる
と同時に接着をも行う場合であるが、単層シートを送給
してこれを２次発泡させる成形も図示してはいないが上
記方法にて可能である。さらに冷却部４の面冷却板４
１，４１としては、その表面が平滑な場合には、シート
表面は平滑に成形されるが、エンボス加工等の凹凸によ
る模様加工をしてある場合には、シート表面に模様を成
形することができる。
【００１５】上記実施形態では、面加熱板３１，３１の
双方を可動させて、シートの２次発泡に適応できるよう
クリアランスを増加させているが、面加熱板３１，３１
の一方を可動させて面加熱板３１，３１間のクリアラン
スを増加させることも可能である。そして、一対の面加
熱板３１，３１の接触圧力の範囲としては、上記したよ
うに０．０１〜０．５kg／cm2 の範囲が実施上好ましい
ものである。
双方を可動させて、シートの２次発泡に適応できるよう
クリアランスを増加させているが、面加熱板３１，３１
の一方を可動させて面加熱板３１，３１間のクリアラン
スを増加させることも可能である。そして、一対の面加
熱板３１，３１の接触圧力の範囲としては、上記したよ
うに０．０１〜０．５kg／cm2 の範囲が実施上好ましい
ものである。
【００１６】〈実験例１〉ここで上記成形装置１によっ
て、加熱板温度、接触圧力を一定として、加熱時間を変
化させて１枚の発泡ポリエチレンテレフタレートシート
を加熱発泡させた２次発泡率の変化をみた実験例を「表
１」に示す。
て、加熱板温度、接触圧力を一定として、加熱時間を変
化させて１枚の発泡ポリエチレンテレフタレートシート
を加熱発泡させた２次発泡率の変化をみた実験例を「表
１」に示す。
【００１７】
【表１】
【００１８】〈実験例２〉上記成形装置１によって、加
熱前シート坪量を５００g/m2とし、面加熱板温度、接触
板圧力、加熱時間を変化させて１枚の発泡ポリエチレン
テレフタレートシートを加熱発泡させた場合の２次発泡
率の変化をみた実験例を「表２」に示す。２次発泡率の
算出方法は、加熱後シート厚み÷加熱前シート厚み×１
００とした。
熱前シート坪量を５００g/m2とし、面加熱板温度、接触
板圧力、加熱時間を変化させて１枚の発泡ポリエチレン
テレフタレートシートを加熱発泡させた場合の２次発泡
率の変化をみた実験例を「表２」に示す。２次発泡率の
算出方法は、加熱後シート厚み÷加熱前シート厚み×１
００とした。
【００１９】成形品シートはいずれの条件でも１００×
１００mmのものとした。
１００mmのものとした。
【００２０】
【表２】
【００２１】〈実験例３〉上記成形装置１によって、加
熱前シート坪量を５００g/m2とし、面加熱板温度を１６
０℃に低下し、接触圧力、加熱時間を変化させて１枚の
発泡ポリエチレンテレフタレートシートを加熱発泡させ
た場合の２次発泡率の変化をみた実験例を「表３」に示
す。
熱前シート坪量を５００g/m2とし、面加熱板温度を１６
０℃に低下し、接触圧力、加熱時間を変化させて１枚の
発泡ポリエチレンテレフタレートシートを加熱発泡させ
た場合の２次発泡率の変化をみた実験例を「表３」に示
す。
【００２２】２次発泡率の算出方法は 加熱後シート厚
み÷加熱前シート厚み×１００とした。成形品はいずれ
の条件でも１００×１００mmのものとした。
み÷加熱前シート厚み×１００とした。成形品はいずれ
の条件でも１００×１００mmのものとした。
【００２３】
【表３】
【００２４】〈実験例４〉上記製造装置１によって、面
加熱板温度を１８０℃、加熱時間を３０秒と一定にし、
接触圧力、加熱時間を変化させて２枚の発泡ポリエチレ
ンテレフタレートシート坪量が３００g/m2と、５００g/
m2の２種類を加熱発泡させた場合の２次発泡率の変化を
みた実験例を「表４」に示す。
加熱板温度を１８０℃、加熱時間を３０秒と一定にし、
接触圧力、加熱時間を変化させて２枚の発泡ポリエチレ
ンテレフタレートシート坪量が３００g/m2と、５００g/
m2の２種類を加熱発泡させた場合の２次発泡率の変化を
みた実験例を「表４」に示す。
【００２５】２次発泡率の算出方法は、加熱接着後シー
ト厚み÷加熱前シート厚み×２×１００とした。成形品
シートはいずれの条件でも１００×１００mmのものとし
た。
ト厚み÷加熱前シート厚み×２×１００とした。成形品
シートはいずれの条件でも１００×１００mmのものとし
た。
【００２６】
【表４】
【００２７】「表１」〜「表４」から判明するように、
この製造装置１によれば、加熱時間が５〜１５秒程度で
面加熱板への接触圧力が０．０５〜０．５kg/cm2の条件
で高倍率の２次発泡シートを得ることができる。
この製造装置１によれば、加熱時間が５〜１５秒程度で
面加熱板への接触圧力が０．０５〜０．５kg/cm2の条件
で高倍率の２次発泡シートを得ることができる。
【００２８】
【発明の効果】上記した本発明による成形方法の採用に
て、発泡ポリエチレンテレフタレートシートの発泡圧力
を利用して、一対の面加熱板のクリアランスを適応変化
させることができ、上記シートをムラなく適切な温度に
加熱して２次発泡率が３００％を超えることもあるシー
トとして成形でき、単層シートだけでなく、シートが複
数の場合には、複層シートとなる接着をも２次発泡化と
同時に行えるものである。
て、発泡ポリエチレンテレフタレートシートの発泡圧力
を利用して、一対の面加熱板のクリアランスを適応変化
させることができ、上記シートをムラなく適切な温度に
加熱して２次発泡率が３００％を超えることもあるシー
トとして成形でき、単層シートだけでなく、シートが複
数の場合には、複層シートとなる接着をも２次発泡化と
同時に行えるものである。
【００２９】また、上記した本発明による成形装置によ
れば、本発明方法による２次発泡化を確実且つ能率的に
実現できることになる。
れば、本発明方法による２次発泡化を確実且つ能率的に
実現できることになる。
【図１】本発明により２枚のシートを２次発泡と同時に
接着する場合の装置の概要図である。
接着する場合の装置の概要図である。
Ｓ，Ｓ′ シート １ 成形装置 ２ シートの供給搬送装置 ３ 加熱部 ３１，３１ 一対の面加熱板 ４ 冷却部 ４１，４１ 面冷却板 ５ 加熱部に対する駆動部 ６ 加熱部および冷却部に対する駆動部
Claims (6)
- 【請求項１】１枚又は重ね合わせた複数枚の低結晶化度
の発泡ポリエチレンテレフタレートシートを加熱部の発
泡に必要な温度に加熱された一対の面加熱板で、両面接
触加熱しながら２次発泡させ、複数枚の場合には接着を
も同時にさせる方法において、面加熱板のクリアランス
を上記シートの２次発泡による肉厚の増加と共に増加さ
せ、その後２次発泡されたシートの温度が下がるまでに
冷却部に搬送し、上記シートを一対の面冷却板で冷却す
ることを特徴とする発泡ポリエチレンテレフタレートシ
ートの成形方法。 - 【請求項２】冷却部の面冷却板として、その表面にエン
ボス加工等の模様加工をした冷却板を用いることを特徴
とする請求項１に記載の発泡ポリエチレンテレフタレー
トシートの成形方法。 - 【請求項３】面加熱板のクリアランスを発泡ポリエチレ
ンテレフタレートシートの２次発泡による肉厚の増加と
共に増加させるに際し、一対の面加熱板の双方を可動さ
せることを特徴とする請求項１記載の発泡ポリエチレン
テレフタレートシートの成形方法。 - 【請求項４】面加熱板のクリアランスを発泡ポリエチレ
ンテレフタレートシートの２次発泡による肉厚の増加と
共に増加させるに際し、一対の面加熱板のいずれか片方
だけを可動させることを特徴とする請求項１記載の発泡
ポリエチレンテレフタレートシートの成形方法。 - 【請求項５】一対の面加熱板の接触圧力の範囲を０．０
１〜０．５kg/cm2としたことを特徴とする請求項１記載
の発泡ポリエチレンテレフタレートシートの成形方法。 - 【請求項６】低結晶化度の発泡性ポリエチレンテレフタ
レートよりなる１枚または複数枚のシートを両面接触加
熱しながら２次発泡させ、複数枚の場合には接着をも同
時に行える一対の面加熱板を含む加熱部と、前記加熱部
の面加熱板のクリアランスを上記シートの２次発泡によ
る肉厚の増加と共に増加できるようにしてある駆動部
と、前記加熱部で加熱されたシートの温度が下がるまで
に冷却部に直ちに搬送する搬送手段と、シートを冷却し
て所定の厚みに仕上げるとともに表面を平滑にしたり模
様づけをする冷却部とを具備していることを特徴とする
発泡ポリエチレンテレフタレートシートの成形装置。
Priority Applications (1)
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| JP31220496A JP3295006B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 発泡ポリエチレンテレフタレートシートの成形方法および成形装置 |
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| JP31220496A JP3295006B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 発泡ポリエチレンテレフタレートシートの成形方法および成形装置 |
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| JPH10151639A JPH10151639A (ja) | 1998-06-09 |
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| JP5319222B2 (ja) * | 2008-09-24 | 2013-10-16 | 東洋自動機株式会社 | 袋詰め包装機 |
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1996
- 1996-11-22 JP JP31220496A patent/JP3295006B2/ja not_active Expired - Lifetime
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|---|---|
| JPH10151639A (ja) | 1998-06-09 |
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