JP2000127326A - 積層体製造用積層ブロックの作製方法及びその装置 - Google Patents

積層体製造用積層ブロックの作製方法及びその装置

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JP2000127326A
JP2000127326A JP10305071A JP30507198A JP2000127326A JP 2000127326 A JP2000127326 A JP 2000127326A JP 10305071 A JP10305071 A JP 10305071A JP 30507198 A JP30507198 A JP 30507198A JP 2000127326 A JP2000127326 A JP 2000127326A
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insulating intermediate
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Masahiro Kirigatani
昌広 桐ヶ谷
Hirohiko Togeyama
裕彦 峠山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属バンドを接続して積層を継続でき、不良
品の発生を無くす。 【解決手段】 ロール1に巻かれた金属バンド2の残量
が不足した時に、ロール1から引き出した金属バンド2
を最上段における絶縁性中間板3の上に重ねた状態で、
金属バンド2を絶縁性中間板3よりも外にずれた位置で
カットする。金属バンド2を巻いたロール1を新たな金
属バンド2を巻いたロール1と交換する。次にロール1
を巻き戻して新たな金属バンド2の先端をカット側と反
対側の絶縁性中間板3の外側に移動する。この位置で金
属バンド2の端部を保持した状態で金属バンド2を最上
段の絶縁性中間板3の上に重ねている金属バンド2の上
に重ねる。次に新たに絶縁性中間板3を重ねてこの上に
金属バンド2のカット前と同様の順序で積層を再開す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板や
ICカード等を作製するための積層体を製造するための
積層体製造用積層ブロックの作製方法とその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来からプリント配線板やICカード等
を作製するための積層体を製造するための積層体製造用
積層ブロックの作製装置が特表平8−508691号に
より知られている。この従来例はロールに巻かれた長尺
帯状の金属バンドをロールから引き出し、シート状合成
樹脂材と絶縁性中間板を交互に重ねながら金属バンドを
折り返して金属バンドとシート状合成樹脂材と絶縁性中
間板とを多段に積層した積層ブロックを作製するもので
あるが、ロールから供給される連続した金属バンドの残
量が不足した場合、人手で金属バンドを接続しなければ
ならず、しかも、不足した金属バンドを接続するに当た
って、金属バンドの最終端部がどこにくるか不明で、新
たな金属バンドの端部と接続する位置が一定でなく、金
属バンドの最終端部がシート状合成樹脂材の上面に位置
する場合には、このシート状合成樹脂材の上で上記金属
バンドの最終端部に新たな金属バンドの始端部を重ねて
接続することになるが、この場合には作製される積層体
に金属バンドの接続部の層があって、不良品となってし
まうものとなっていた。
【0003】このような不良品の発生を避けるために金
属バンドの接続部分にシート状合成樹脂材を重ねないよ
うにすることが考えられる。この場合、例えば、図30
又は、図31のように上下の絶縁性中間板3間に金属バ
ンド2を接続するのであるが、図30にあっては、金属
バンド2の最終端や、新たな金属バンド2の最先端がプ
レス領域L内に位置するので、プレス領域L内において
金属バンド2が2枚重なった部分と1枚しかない部分と
でプレス時における圧力が異なり、成型不良が発生する
という問題があることが判明した。また、図31のよう
に金属バンド2の接続部分の上下において絶縁性中間板
3に対する金属バンド2の折り曲げ位置が左右方向のい
ずれか一方に偏ってしまったものにおいては、金属バン
ド2が接続部分において金属バンド2の蛇行がとぎれ、
金属バンド2に電流を流して加熱する場合、接続部分に
おいては図31(a)の矢印のように電流が流れ、全体
としては図31(b)の矢印に示すように電流が流れ
る。このため、図31(a)においてXで示す接続部の
部位は加熱されない領域となり、このため、金属バンド
2の接続部分の上下の層はその他の層に比べて温度上昇
が遅れたり、平面内の温度ばらつきが発生して、品質管
理が難しくなり、不良品が発生することが判明した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、本発明は上記の点に鑑みて発
明したものであって、金属バンドを接続して積層を継続
することができ、しかも、不良品の発生を無くすことが
できる積層体製造用積層ブロックの作製方法及びその装
置を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る積層体製造用積層ブロックの作製方法
は、ロール1に巻かれた長尺帯状の金属バンド2をロー
ル1から引き出し、シート状合成樹脂材5と絶縁性中間
板3とを交互に重ねながら金属バンド2を折り返し屈曲
して金属バンド2間にシート状合成樹脂材5と絶縁性中
間板3を交互に挟み込み、この金属バンド2とシート状
合成樹脂材5と絶縁性中間板3とを多段に積層した積層
ブロックを作製するに当って、ロール1から引き出され
る金属バンド2を絶縁性中間板3の端部で折り返す工程
で、ロール1に巻かれた金属バンド2の残量が不足した
時に、ロール1から引き出した金属バンド2を最上段に
おける絶縁性中間板3の上に重ねた状態で、金属バンド
2を絶縁性中間板3よりも外にずれた位置でカットし、
カット後に不足した金属バンド2を巻いたロール1を新
たな金属バンド2を巻いたロール1と交換し、その後に
当該ロール1を巻き戻して新たな金属バンド2の先端を
上記カット側と反対側の絶縁性中間板3の外側に移動
し、この位置で金属バンド2の端部を保持した状態で金
属バンド2を、最上段の絶縁性中間板3の上に重ねてい
る金属バンド2の上に重ね、その後、新たに絶縁性中間
板3を重ねてこの上に金属バンド2のカット前と同様の
順序で積層を再開することを特徴とするものである。こ
のような方法を採用することで、金属バンド2の残量が
不足した時に、金属バンド2のカットした先端を絶縁性
中間板3の外側に位置させるとともに新たな金属バンド
2の最先端を上記カット側とは反対側において絶縁性中
間板3の外側に位置させた状態で、カットした金属バン
ド2と新たな金属バンド2とを絶縁性中間板3の上で重
ねて接続でき、切断した金属バンド2の最終端や、新た
な金属バンド2の最先端がプレス領域L内に位置するこ
とがなく、プレス領域L内において金属バンド2は2枚
重なった部分のみであってプレス時における圧力が一定
となるものである。また、新たな金属バンド2の先端を
上記カット側と反対側の絶縁性中間板3の外側に移動
し、この位置で金属バンド2の端部を保持した状態で金
属バンド2を、最上段の絶縁性中間板3の上に重ねてい
る金属バンド2の上に重ね、その後、新たに絶縁性中間
板3を重ねてこの上に金属バンド2のカット前と同様の
順序で積層を再開することで、金属バンド2の接続前と
接続後における金属バンド2の蛇行が連続するような折
り曲げができ、電流を流した場合に接続部分においても
均一に加熱され、加熱むらが生じないようにできるもの
である。
【0006】また、ロール1に巻かれた金属バンド2の
厚みを検知する手段を設け、ロール1に巻かれた金属バ
ンド2の厚みからロール1に巻かれた残りの金属バンド
2の巻数と残りの長さを算出し、金属バンド2を積層す
るのに必要な長さがない時、積層を一時中断することが
好ましい。このような方法を採用することで、金属バン
ド2の積載中にロール1に巻かれた金属バンド2の積載
するのに必要な残量がない時にこれを自動的に検知して
積層を一時中断することができ、弛みが生じてしわがで
きたり、装置に過負荷がかかるのを防ぐことができるこ
とになる。
【0007】また、金属バンド2の厚みの種類に応じて
金属バンド2の巻数を計算することが好ましい。このよ
うな方法を採用することで、金属バンド2の厚みが異な
るものでもロール1に巻かれた金属バンド2の積載に必
要な残量がないのを自動的に検知することができるもの
である。
【0008】また、本発明の積層体製造用積層ブロック
の作成装置は、ロール1に巻かれた長尺帯状の金属バン
ド2をロール1から引き出し、シート状合成樹脂材5と
絶縁性中間板3とを交互に重ねながら金属バンド2を折
り返し屈曲して金属バンド2間にシート状合成樹脂材5
と絶縁性中間板3を交互に挟み込み、この金属バンド2
とシート状合成樹脂材5と絶縁性中間板3とを多段に積
層した積層ブロックを作製するに当って、ロール1に巻
かれた金属バンド2の残量が不足した時に、ロール1か
ら引き出した金属バンド2を最上段における絶縁性中間
板3の上に重ねた状態で、金属バンド2を絶縁性中間板
3よりも外にずれた位置でカットするカット機構と、金
属バンド2をカットする際の受け台35と、カット後に
交換した新たな金属バンド2を巻いたロール1を巻き戻
して新たな金属バンド2の先端を上記カット側と反対側
の絶縁性中間板3の外側に移動する移動手段と、この位
置で金属バンド2の端部を保持して積層を再開する際に
金属バンド2を緊張させながら積層するために金属バン
ド2の先端部を保持するための緊張用保持機構を設けて
成ることを特徴とするものである。このような構成とす
ることで、ロール1に巻かれた金属バンド2の残量が不
足した時に金属バンド2を受け台35で支持した状態で
カット機構によりカットでき、また、カット後に交換し
た新たな金属バンド2を巻いたロール1を巻き戻して移
動手段によりカット側と反対側の絶縁性中間板3の外側
に移動することができるものであり、また、新たな金属
バンド2の先端部をカット側と反対側の絶縁性中間板3
の外側に位置させた状態で、緊張保持機構により金属バ
ンド2の先端部を保持した状態で積層を再開するので、
新たな金属バンド2が弛むことなく確実に積層を再開す
ることができるものである。
【0009】また、カット機構と、受け台35と、緊張
用保持機構を作業台9の両側にそれぞれ設けることが好
ましい。このような構成とすることで、金属バンド2の
残量の状態により作業台の一側方でカットする場合、他
側方でカットする場合が選択でき、これにより新たな金
属バンド2の端部を作業台の一側方で緊張保持機構によ
り保持して積層を再開したり、あるいは、作業台の他側
方で緊張保持機構により保持して積層を再開したりする
ことができるものである。
【0010】また、カットの際に金属バンド2を保持し
たりカット後に金属バンド2の先端をカット側と反対側
の絶縁性中間板3の外側に移動するに当たって金属バン
ド2を保持する保持部分が弾性体であることが好まし
い。このような構成とすることで、金属バンド2を傷つ
けることなく確実に保持してテンションをかけた状態で
カットしたり金属バンド2の先端をカット側と反対側の
絶縁性中間板3の外側に移動したりすることができるも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0012】図2には本発明の装置を示す概略全体斜視
図が示してある。基台10の長手方向の中央部に作業台
9が設けてあり、基台10の長手方向の両側にそれぞれ
絶縁性中間板供給装置11a、11bが設けてあり、基
台10の長手方向に沿った幅方向の片側または両側に走
行レール(図示せず)が設けてあり、一方の絶縁性中間
板供給装置11a上の絶縁性中間板3を作業台9上に移
送するための絶縁性中間板移送装置12aが上記走行レ
ールに沿って一方の絶縁性中間板供給装置11aの上方
と作業台9の上方との間で移動自在となっており、ま
た、他方の絶縁性中間板供給装置11b上の絶縁性中間
板3を作業台9上に移送するための絶縁性中間板移送装
置12bが上記走行レールに沿って他方の絶縁性中間板
供給装置11bの上方と作業台9の上方との間で移動自
在となっている。
【0013】両側の絶縁性中間板供給装置11a、11
bの上方の絶縁性中間板移送装置12a、12bの移動
軌跡よりも更に上方位置にはそれぞれロール収容装置1
3a、13bが設けてあり、両側のロール収容装置13
a、13bに収容した各ロール1にそれぞれ長尺帯状の
金属バンド2が巻いてある。ロール1の軸は図21に示
すように筒状をしており、一端部を固定側軸37aに着
脱自在にはめ込み固定され、他端部に筒状移動軸37b
が着脱自在にはめ込まれるようになっている。筒状移動
軸37bはロールセット用シリンダ37cにより移動自
在となっており、ロール1をセットする際にはロール1
の筒状をした軸の一端部を固定側軸37aにはめ込んだ
後に筒状移動軸37bを移動してロール1の筒状をした
軸の他端部にはめ込むことでセットするものであり、ま
た、筒状をしたロール1を取り外すには上記とは逆に筒
状移動軸37bを逆方向に移動してロール1から抜き、
その後、ロール1を固定側軸37aから抜き取るもので
ある。固定側軸37aはタイミングベルト37dを介し
てモータ37eにより回転できるようになっており、こ
れにより固定側軸37aにはめ込み固定したロール1を
回転できるようになっている。
【0014】ロール収容装置13a、13bにはロール
1に巻かれた金属バンド2の厚みを検知する手段が設け
てある。ロール1に巻かれた金属バンド2の厚みを検知
する手段は、図21においてコ字状をしたセンサ支持具
38の2つの横片38a、38bの互いに対向する箇所
にそれぞれ厚み検知センサ38c、38dが設けてあ
り、両横片38a、38bのうちいずれか一方が筒状移
動軸37bの端部の開口から内部に差し込まれている。
そして、センサ支持具38はセンサ駆動シリンダ38e
により筒状移動軸37bの軸方向に移動自在となってお
り、筒状移動筒37bをロール1の筒状の軸にはめ込ん
だ状態でセンサ駆動シリンダ38eを駆動して横片38
a、38bのうちいずれか一方をロール1の筒状の軸内
に挿入すると共にいずれか他方を金属バンド2を巻いた
ロール1の外周の外側に位置させ、各横片38a、38
bの先端に設けた厚み検知センサ38c、38dを図2
1(b)のように金属バンド2を巻いたロール1の内外
に位置させてロール1に巻いた金属バンド2の厚みを検
出することができるようになっている。金属バンド2の
厚みを検出して金属バンド2の残りの長さを検出するに
は図22(a)に示すフローチャートのようにして行う
ものである。また、金属バンド2の厚みが品種により異
なるが、これに対しては図22(b)のようなフローチ
ャートに基づいて、金属バンド2の厚みの種類に応じて
金属バンド2の巻数を計算し、金属バンド2の厚みが異
なるものでもロール1に巻かれた金属バンド2の積載に
必要な残量がないのを自動的に検知するものである。
【0015】両ロール収容装置13a、13b間には別
のレール(図示せず)が設けてあって、このレールに沿
って2つの金属バンド走行部14a、14bが走行自在
に取り付けてある。一方の金属バンド走行部14aは一
方のロール1から金属バンド2を引き出して金属バンド
2が作業台9の上を横切ることができるように往復走行
するものであり、また、他方の金属バンド走行部14b
は他方のロール1から金属バンド2を引き出して金属バ
ンド2が作業台9の上を横切ることができるように往復
走行するものである。金属バンド走行部14a、14b
にはそれぞれ、図25に示すように、ダンサーロール1
8、補助走行ロール19が設けてあって金属バンド2を
掛け回してあり、補助走行ロール19は上下方向に移動
自在となっている。また、金属バンド走行部14a、1
4bの対向する側板30間には更に保持チャック31が
上下移動自在に設けてある。ここで、保持チャック31
を上下移動するための一例を示すと、側板30にモータ
32により回転するタイミングベルト33を設け、この
タイミングベルト33に保持チャック31を取付けたも
ので、モータ32を駆動することで、保持チャック31
が上下方向に移動するものである。保持チャック31は
金属バンド2を挟持するための開閉自在なチャック部3
1aを備えており、チャック部31aの少なくとも内面
部はゴムなどの弾性体により形成してある。金属バンド
走行部14a、14bの少なくとも一方(図23、図2
4においては金属バンド走行部14a)又は両方に金属
バンド2をカットするカット機構が設けてある。カット
機構はカッタ34を具備する移動部34bをボールねじ
34aに螺合すると共に該移動部34bをスプライン軸
34cにボールスプライン結合してスプライン軸34c
に対して移動部34bを移動自在としたもので、ボール
ねじ34aを回転することでカッタ34を備えた移動部
34bが金属バンド2の引き出し方向と直交する方向に
移動するようになっている。
【0016】図23、図24に示すように、作業台9の
両側とロール収容装置13a、13bとの間のうち一方
側にはカッタを受ける受け台35が上下移動自在に設け
てある。また、図23、図26に示すように、作業台9
の両側とロール収容装置13a、13bとの間のうち他
方側には金属バンド2の接続後に積層を再開する際に金
属バンド2を緊張させながら積層するために金属バンド
2の先端部を保持するための緊張用保持機構を構成する
緊張用保持チャック36が設けてある。この緊張用保持
チャック36は上下移動用シリンダ36bにより上下移
動自在となっている。緊張用保持チャック36は金属バ
ンド2を挟持するための開閉自在なチャック部36aを
備えており、チャック部36aの少なくとも内面部はゴ
ムなどの弾性体により形成してある。
【0017】図2に示すように、基台10の長手方向の
中央部の作業台9の側方の隣りにシート状合成樹脂材供
給装置15が配設してあり、このシート状合成樹脂材供
給装置15の側部に沿って基台10の長手方向に直角に
レール16が配設してあり、このレール16に沿ってシ
ート状合成樹脂材移送装置17が移動自在に取り付けて
あり、シート状合成樹脂材供給装置15上のシート状合
成樹脂材5を作業台9の上に移送するようになってい
る。
【0018】上記のような装置を用いてプリント配線板
やICカード等を作製するための積層体を製造するため
の積層体製造用積層ブロックを作製するのである。
【0019】図1に示す装置を用いて積層ブロック4を
製作する順序につき以下図3乃至図9に基づいて説明す
る。なお、図3乃至図9においては、作図の都合上絶縁
性中間板移送装置12a、12b、カット機構、作業台
9、緊張用保持チャック36、保持チャック31等を省
略した図面となっている。
【0020】まず、両金属バンド走行部14a、14b
をいずれも他方のロール収容装置13b側に片寄せて配
置した状態で、作業台9上において最上部の金属バンド
2上に一方の絶縁性中間板供給装置11a上の絶縁性中
間板3を一方の絶縁性中間板移送装置12aにより移送
して載置し、この状態で、図3に示すように、一方の金
属バンド走行部14aの補助走行ロール19を上昇さ
せ、更に、一方のロール収容装置13bのロール1から
供給される金属バンド2にダンサーロール18によりテ
ンションをかけつつ一方の金属バンド走行部14aを一
方のロール収容装置13a側(図において左側)に向け
て移動を開始する。この場合、突出自在な衝撃緩和装置
20を設け、衝撃緩和装置20を突出させて金属バンド
2を当てることで、テンションを掛ける際における衝撃
を緩和するようにしてもよい。そして、衝撃緩和装置2
0を設けて上記のようにテンションを掛ける際における
衝撃を緩和した後は衝撃緩和装置20を後退させて金属
バンド2の移動に支障がないようにする。
【0021】上記のようにして金属バンド2にテンショ
ンを掛けた状態でさらに図4に示すように金属バンド走
行部14aを一方のロール収容装置13a側(図におい
て左側)に移動させることで最上段の絶縁性中間板3の
一方の側端部で一方の金属バンド2を折り返し、次に図
5(a)に示すように一方の金属バンド走行部14aの
補助走行ローラ19を下降させる。
【0022】次に、図6に示すように、シート状合成樹
脂材供給装置15上のシート状合成樹脂材5をシート状
合成樹脂材移送装置17により作業台9の上に移送して
最上段の金属バンド2の上面に載置する。
【0023】次に、図7(a)に示すように、他方の金
属バンド走行部14bを前述の図3乃至図5において説
明した一方の金属バンド走行部14aと同じ動きをして
一方のロール収容装置13a側(図において左側)に移
動させる。
【0024】次に、図8→図9に示すように、上記他方
の金属バンド2の上に他方の絶縁性中間板供給装置11
b上の絶縁性中間板3を他方の絶縁性中間板移送装置1
2bにより移送して載置する。図9においては両金属バ
ンド走行部14a、14bが左側に位置しているので、
次は、上記とは逆に、まず他方の金属バンド走行部14
bが右側に移動し、次に、シート状合成樹脂材5を載置
し、次に、一方の金属バンド走行部14aを右側に移動
し、その後、一方の絶縁性中間板供給装置11a上の絶
縁性中間板3を一方の絶縁性中間板移送装置12aによ
り移送して載置する。これが図3の状態である。以後上
記の繰り返しを行いながら、積層体製造用積層ブロック
4を作製するものである。
【0025】上記のようにして積層していくのである
が、ロール1から引き出される金属バンド2が絶縁性中
間板3の端部で折り返す工程で、ロール1に巻かれた金
属バンド2の残量が不足することがあるが、本発明にお
いては、ロール1に巻かれた残量が不足した場合には以
下のような動作となる。
【0026】すなわち、ロール1に巻かれた金属バンド
2の厚みからロール1に巻かれた残りの金属バンド2の
巻数と残りの長さを算出し、金属バンド2を積層するの
に必要な長さがないことを、ロール1に巻かれた金属バ
ンド2の厚みを検知する手段である厚み検知センサ38
c、38dにより検知し、残量が不足している場合に
は、最上段の絶縁性中間板3を積層したのちに、正規の
積層動作を一時中止し、両金属バンド2がいずれも絶縁
性中間板3の上に重ねられるように金属バンド走行部1
4a、14bを移動し(ここで、図9においては一方の
金属バンド走行部14aを移動した後、他方の金属バン
ド走行部14bを移動し)ていずれも図9のように作業
台9の一側方または他側方に並んで位置する状態とし、
次に、図10に示すように、両金属バンド2を保持チャ
ック31によりそれぞれ保持し(この状態では上下移動
自在な保持チャック31は下降している)、この状態で
図11に示すように、カット機構を構成するカッタ34
aにより両金属バンド2を切断するものである。ここ
で、図23、図24に示すように受け台35を設けてお
くことで、金属バンド2を受け台35で受けた状態でカ
ッタ34aによりカットすることができるものである。
【0027】両金属バンド2の切断が終わると、図12
のようにダンサーロール18が下限に来るまで保持チャ
ック31を上昇させる。次に、残量が不足する方の金属
バンド2を保持していた保持チャック31による保持を
解除し、図13に示すように、残量が不足した他方の金
属バンド2をロール1に巻き取り、その後、図14のよ
うにロール1をロール収容装置13a又は13bから取
り外し、その後、図15のように新たな金属バンド2を
巻いたロール1を取付ける。
【0028】次に、図16のように、新たな金属バンド
2を巻いたロール1から新たな金属バンド2を巻き戻
し、新たな金属バンド2の先端付近を保持チャック31
により保持する。次に、図17の矢印方向に両金属バン
ド走行部14a、14bを移動して図18のように作業
台9の他方側に位置させる。この図18の状態で両保持
チャック31を下方に移動して下降させて図19に示す
ように両金属バンド2の最先端を下降させると共に緊張
用保持チャック36を上昇させ、緊張用保持チャック3
6により両金属バンド2の最先端をチャックし、次に、
図20の矢印方向に両金属バンド走行部14a、14b
を移動し(ここで、図20においては他方の金属バンド
走行部14bを移動した後、一方の金属バンド走行部1
4aを移動し)て両金属バンド2を最上段の絶縁性中間
板3の上に重ねている金属バンド2の上に重ねるのであ
る。その後、新たに絶縁性中間板3を重ねてこの上に金
属バンド2のカット前と同様の順序で積層を再開するの
である。
【0029】このようにすることで、図1(a)のよう
に、カットした金属バンド2と新たな金属バンド2とを
絶縁性中間板3の上で重ねて接続でき、その後、切断し
た金属バンド2の最終端や、新たな金属バンド2の最先
端がプレス領域L内に位置することがなく、プレス領域
L内において金属バンド2は2枚重なった部分のみであ
ってプレス時における圧力が一定となるものである。ま
た、新たな金属バンド2の先端を上記カット側と反対側
の絶縁性中間板3の外側に移動し、この位置で金属バン
ド2の端部を保持した状態で金属バンド2を、最上段の
絶縁性中間板3の上に重ねている金属バンド2の上に重
ね、その後、新たに絶縁性中間板3を重ねてこの上に金
属バンド2のカット前と同様の順序で積層を再開するこ
とで、金属バンド2の接続前と接続後における金属バン
ド2の蛇行が連続するような折り曲げができ、図1
(b)の矢印に示すように電流が流れものであり、電流
を流した場合に接続部分においても均一に加熱され、加
熱むらが生じないようにできるものである。
【0030】図23には作業台9の一側方に(つまり絶
縁性中間板3の一側方に)受け台35を設け、他側方に
2個で一組の緊張用保持チャック36を配設した例を示
したが、図27、図28に示すように、作業台9の両側
方に(つまり絶縁性中間板3の両側方に)受け台35と
2個で一組の緊張用保持チャック36をそれぞれ配設し
てもよいものである。この場合には図28(a)のよう
に左側のロール1に巻いた金属バンド2の残量が不足し
た時で、作業台9の左側の受け台35を用いて金属バン
ド2を受けた状態でカットし、作業台9の右側の緊張用
保持チャック36を使用する場合、あるいは、図28
(b)のように右側のロール1に巻いた金属バンド2の
残量が不足した時で、作業台9の右側の受け台35を用
いて金属バンド2を受けた状態でカットし、作業台9の
左側の緊張用保持チャック36を使用する場合、あるい
は、図28(c)のように左側のロール1に巻いた金属
バンド2の残量が不足した時で、作業台9の右側の受け
台35を用いて金属バンド2を受けた状態でカットし、
作業台9の左側の緊張用保持チャック36を使用する場
合、あるいは、図28(d)のように右側のロール1に
巻いた金属バンド2の残量が不足した時で、作業台9の
右側の受け台35を用いて金属バンド2を受けた状態で
カットし、作業台9の左側の緊張用保持チャック36を
使用する場合等種々の場合に対応できるものである。
【0031】上記した図1乃至図28に示す各実施形態
においてはいずれも、作業台9の左右両側に金属バンド
2を巻いたロール1を配置して両ロール1から引き出し
た金属バンド2を交互に折り重ねて積層する例につき説
明したが、本発明においては作業台9の左右いずれか一
方にのみ金属バンド2を巻いたロール1を配置して一つ
の金属バンド2を折り重ねて積層することで、図29の
ように積層体製造用積層ブロック4を積層形成するよう
にしてもよいものである。つまり、一つのロール1に巻
かれた長尺帯状の金属バンド2を引き出し、シート状合
成樹脂材5と絶縁性中間板3とを交互に重ねながらこの
一つの金属バンド2を折り返し屈曲して金属バンド2間
にシート状合成樹脂材5と絶縁性中間板3を交互に挟み
込み、この一つの金属バンド2とシート状合成樹脂材5
と絶縁性中間板3とを多段に積層した積層体製造用積層
ブロック4を作製するのである。ここで、一つのロール
1から引き出される金属バンド2が絶縁性中間板3の端
部で折り返す工程で、一つのロール1に巻かれた金属バ
ンド2の残量が不足した時に、一つのロール1から引き
出した金属バンド2を最上段における絶縁性中間板3の
上に重ねた状態で、一つの金属バンド2を絶縁性中間板
3よりも外にずれた位置でカットし、カット後に不足し
た金属バンド2を巻いたロール1を新たな金属バンド2
を巻いたロール1と交換し、その後に当該ロール1を巻
き戻して新たな金属バンド2の先端を上記カット側と反
対側の絶縁性中間板3の外側に移動し、この位置で一つ
の金属バンド2の端部を保持した状態で金属バンド2
を、最上段の絶縁性中間板3の上に重ねている金属バン
ド2の上に重ね、その後、新たに絶縁性中間板3を重ね
てこの上に金属バンド2のカット前と同様の順序で積層
を再開するようにしてもよいものである。
【0032】ところで、上記のようにして積層して得た
積層体製造用積層ブロック4は、その後、金属バンド2
に電流を流すと共に加圧することで、各層においてシー
ト状合成樹脂材5の両面に金属バンド2を密着一体化す
るものである。そして、絶縁性中間板3を取り外した後
に、積層体製造用積層ブロック4の端部を切断して、シ
ート状合成樹脂材5よりなる合成樹脂層の上下両面に金
属バンド2よりなる金属層を積層した積層体を形成する
ものである。
【0033】
【発明の効果】上記の請求項1記載の発明にあっては、
ロールから引き出される金属バンドを絶縁性中間板の端
部で折り返す工程で、ロールに巻かれた金属バンドの残
量が不足した時に、ロールから引き出した金属バンドを
最上段における絶縁性中間板の上に重ねた状態で、金属
バンドを絶縁性中間板よりも外にずれた位置でカット
し、カット後に不足した金属バンドを巻いたロールを新
たな金属バンドを巻いたロールと交換し、その後に当該
ロールを巻き戻して新たな金属バンドの先端を上記カッ
ト側と反対側の絶縁性中間板の外側に移動し、この位置
で金属バンドの端部を保持した状態で金属バンドを、最
上段の絶縁性中間板の上に重ねている金属バンドの上に
重ね、その後、新たに絶縁性中間板を重ねてこの上に金
属バンドのカット前と同様の順序で積層を再開するの
で、金属バンドの残量が不足して新たな金属バンドと接
続する際に切断した金属バンドの最終端や、新たな金属
バンドの最先端がプレス領域内に位置することがなく、
プレス領域内において金属バンドは2枚重なった部分の
みであってプレス時における圧力が一定となり、成形不
良を防止できるものである。また、新たな金属バンドの
先端を上記カット側と反対側の絶縁性中間板の外側に移
動し、この位置で金属バンドの端部を保持した状態で金
属バンドを、最上段の絶縁性中間板の上に重ねている金
属バンドの上に重ね、その後、新たに絶縁性中間板を重
ねてこの上に金属バンドのカット前と同様の順序で積層
を再開するので、金属バンドの接続前と接続後における
金属バンドの蛇行が連続するような折り曲げができ、電
流を流した場合に接続部分においても均一に加熱され、
加熱むらが生じないようにできて、また、金属バンドの
接続部分の接続面積が大きく、金属バンドの密着性が向
上し、異常加熱を防ぐことができ、これらの結果、各層
における温度ばらつきがなくて品質管理が容易となるも
のである。
【0034】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、ロールに巻かれ
た金属バンドの厚みを検知する手段を設け、ロールに巻
かれた金属バンドの厚みからロールに巻かれた残りの金
属バンドの巻数と残りの長さを算出し、金属バンドを積
層するのに必要な長さがない時、積層を一時中断するの
で、金属バンドの積載中にロールに巻かれた金属バンド
の積載するのに必要な残量がないのを自動的に検知して
積層を一時中断することができ、弛みが生じてしわがで
きたり、装置に過負荷がかかるのを自動的に防ぐことが
できるものである。
【0035】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の効果に加えて、金属バンドの厚みの種
類に応じて金属バンドの巻数を計算するので、金属バン
ドの厚みが異なるものでもロールに巻かれた金属バンド
の積載に必要な残量がないのを自動的に検知することが
できるものである。
【0036】また、請求項4記載の発明にあっては、ロ
ールに巻かれた金属バンドの残量が不足した時に、ロー
ルから引き出した金属バンドを最上段における絶縁性中
間板の上に重ねた状態で、金属バンドを絶縁性中間板よ
りも外にずれた位置でカットするカット機構と、金属バ
ンドをカットする際の受け台と、カット後に交換した新
たな金属バンドを巻いたロールを巻き戻して新たな金属
バンドの先端を上記カット側と反対側の絶縁性中間板の
外側に移動する移動手段と、この位置で金属バンドの端
部を保持して積層を再開する際に金属バンドを緊張させ
ながら積層するために金属バンドの先端部を保持するた
めの緊張用保持機構を設けるので、ロールに巻かれた金
属バンドの残量が不足した時に金属バンドを受け台で支
持した状態でカット機構によりカットでき、また、カッ
ト後に交換した新たな金属バンドを巻いたロールを巻き
戻して移動手段によりカット側と反対側の絶縁性中間板
の外側に移動することができるものであり、また、新た
な金属バンドの先端部をカット側と反対側の絶縁性中間
板の外側に位置させた状態で、緊張保持機構により金属
バンドの先端部を保持した状態で積層を再開するので、
新たな金属バンドが弛むことなく確実に積層を再開する
ことができるものであり、この結果、簡単な構成で請求
項1の効果を奏する装置を提供できるものである。
【0037】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項4記載の発明の効果に加えて、カット機構と、
受け台と、緊張用保持機構を作業台の両側にそれぞれ設
けるので、金属バンドの端部残量の状態により作業台の
一側方でカットする場合、他側方でカットする場合が選
択でき、これにより新たな金属バンドの端部を作業台の
一側方で緊張保持機構により保持して積層を再開した
り、あるいは、作業台の他側方で緊張保持機構により保
持して積層を再開したりすることができるものである。
【0038】また、請求項6記載の発明にあっては、上
記請求項4記載の発明の効果に加えて、カットの際に金
属バンドを保持したりカット後に金属バンドの先端をカ
ット側と反対側の絶縁性中間板の外側に移動するに当た
って金属バンドを保持する保持部分が弾性体であるの
で、金属バンドを傷つけることなく確実に保持してテン
ションをかけた状態でカットしたり金属バンドの先端を
カット側と反対側の絶縁性中間板の外側に移動できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の金属バンドの接続状態を示す
概略側面断面図であり、(b)は電流の流れを示す説明
図である。
【図2】本発明の装置の概略斜視図である。
【図3】(a)(b)は本発明における積層順序を示す
動作説明図である。
【図4】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図5】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図6】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図7】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図8】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図9】本発明における金属バンドの接続順序を示す動
作説明図である。
【図10】同上の動作説明図である。
【図11】同上の動作説明図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】同上の動作説明図である。
【図14】同上の動作説明図である。
【図15】同上の動作説明図である。
【図16】同上の動作説明図である。
【図17】同上の動作説明図である。
【図18】同上の動作説明図である。
【図19】同上の動作説明図である。
【図20】同上の動作説明図である。
【図21】(a)は同上のロールに巻かれた金属バンド
の厚みを検知する手段を示す分解斜視図であり、(b)
は断面図である。
【図22】(a)は同上の金属バンドの残量計算を示す
フローチャートであり、(b)は金属バンドの種類によ
って厚みが異なる場合における金属バンドの残量計算を
示すフローチャートである。
【図23】同上のカット機構、受け台と、緊張用保持機
構を示す装置の概略側面図である。
【図24】同上のカット機構、受け台を示す図面で、
(a)は斜視図であり、(b)は概略側面図である。
【図25】同上の保持チャックを示す図面で、(a)は
斜視図であり、(b)は概略側面図である。
【図26】同上の緊張用保持機構を示す図面で、(a)
は斜視図であり、(b)は概略側面図である。
【図27】同上の作業台の左右両側に緊張用保持チャッ
クと受け台とをそれぞれ配置した例を示す概略側面図で
ある。
【図28】(a)(b)(c)(d)は同上の作業台の
左右両側に緊張用保持チャックと受け台とをそれぞれ配
置した場合における種々の接続形態を示す説明図であ
る。
【図29】本発明の他の実施形態における金属バンドの
接続状態を示す概略側面断面図である。
【図30】従来例の問題点を説明する説明図である。
【図31】(a)は他の従来例の問題点を説明する説明
図であり、(b)は電流の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
1 ロール 2 金属バンド 3 絶縁性中間板 5 シート状合成樹脂材 35 受け台

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールに巻かれた長尺帯状の金属バンド
    をロールから引き出し、シート状合成樹脂材と絶縁性中
    間板とを交互に重ねながら金属バンドを折り返し屈曲し
    て金属バンド間にシート状合成樹脂材と絶縁性中間板を
    交互に挟み込み、この金属バンドとシート状合成樹脂材
    と絶縁性中間板とを多段に積層した積層ブロックを作製
    するに当って、ロールから引き出される金属バンドを絶
    縁性中間板の端部で折り返す工程で、ロールに巻かれた
    金属バンドの残量が不足した時に、ロールから引き出し
    た金属バンドを最上段における絶縁性中間板の上に重ね
    た状態で、金属バンドを絶縁性中間板よりも外にずれた
    位置でカットし、カット後に不足した金属バンドを巻い
    たロールを新たな金属バンドを巻いたロールと交換し、
    その後に当該ロールを巻き戻して新たな金属バンドの先
    端を上記カット側と反対側の絶縁性中間板の外側に移動
    し、この位置で金属バンドの端部を保持した状態で金属
    バンドを、最上段の絶縁性中間板の上に重ねている金属
    バンドの上に重ね、その後、新たに絶縁性中間板を重ね
    てこの上に金属バンドのカット前と同様の順序で積層を
    再開することを特徴とする積層体製造用積層ブロックの
    作製方法。
  2. 【請求項2】 ロールに巻かれた金属バンドの厚みを検
    知する手段を設け、ロールに巻かれた金属バンドの厚み
    からロールに巻かれた残りの金属バンドの巻数と残りの
    長さを算出し、金属バンドを積層するのに必要な長さが
    ない時、積層を一時中断することを特徴とする請求項1
    記載の積層体製造用積層ブロックの作製方法。
  3. 【請求項3】 金属バンドの厚みの種類に応じて金属バ
    ンドの巻数を計算することを特徴とする請求項2記載の
    積層体製造用積層ブロックの作製方法。
  4. 【請求項4】 ロールに巻かれた長尺帯状の金属バンド
    をロールから引き出し、シート状合成樹脂材と絶縁性中
    間板とを交互に重ねながら金属バンドを折り返し屈曲し
    て金属バンド間にシート状合成樹脂材と絶縁性中間板を
    交互に挟み込み、この金属バンドとシート状合成樹脂材
    と絶縁性中間板とを多段に積層した積層ブロックを作製
    するに当って、ロールに巻かれた金属バンドの残量が不
    足した時に、ロールから引き出した金属バンドを最上段
    における絶縁性中間板の上に重ねた状態で、金属バンド
    を絶縁性中間板よりも外にずれた位置でカットするカッ
    ト機構と、金属バンドをカットする際の受け台と、カッ
    ト後に交換した新たな金属バンドを巻いたロールを巻き
    戻して新たな金属バンドの先端を上記カット側と反対側
    の絶縁性中間板の外側に移動する移動手段と、この位置
    で金属バンドの端部を保持して積層を再開する際に金属
    バンドを緊張させながら積層するために金属バンドの先
    端部を保持するための緊張用保持機構を設けて成ること
    を特徴とする積層体製造用積層ブロックの作成装置。
  5. 【請求項5】 カット機構と、受け台と、緊張用保持機
    構を作業台の両側にそれぞれ設けて成ることを特徴とす
    る請求項4記載の積層体製造用積層ブロックの作成装
    置。
  6. 【請求項6】 カットの際に金属バンドを保持したりカ
    ット後に金属バンドの先端をカット側と反対側の絶縁性
    中間板の外側に移動するに当たって金属バンドを保持す
    る保持部分が弾性体であることを特徴とする請求項4記
    載の積層体製造用積層ブロックの作成装置。
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