JP3293759B2 - 直流電鉄き電回路の故障点標定方法及び故障点標定システム - Google Patents
直流電鉄き電回路の故障点標定方法及び故障点標定システムInfo
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Description
の故障点標定方法及び故障点標定システムに関する。
において地絡故障を生じた場合、各変電所から故障点ま
での距離は、各変電所における高速度遮断器54Fが開
極するまでの一定期間に各変電所のき電線に流れた故障
電流の平均値の配分比から求めることができることは知
られている。
刻のものが要求され、これが、互いに離れた2点間の同
時刻性を保証することの困難さ故に、上記故障点評定法
の測定精度の向上を阻害する原因となっていた。そこで
従来、2つの変電所における同時刻性を確保するために
各種方法が提案されている(特願昭47−100963
号、特願昭57−57号、特願昭59−33692号
等)。
つに、各変電所のき電線に流れた故障電流を時間微分
し、微分値の最大となる時点を故障発生時とみなして、
その時点から高速度遮断器が開極するまでの間の一定期
間における平均電流を求める方法がある。この方法によ
れば、き電線に流れる電流は電車の力行時や回生制動時
にも変化するが、電車線が地絡故障を生じて短絡電流が
流れ始めた瞬間に比べると小さく、従って各変電所のき
電電流を時間微分し、その最大値の瞬間をとらえること
により、2つの変電所における同時刻性を確保すること
ができ、これに基づき電流配分比法を用いて正確な故障
点評定が実現できる。
法は理論上は両変電所の同時刻性を保証するものではあ
るが、実際には電車線がL,C,Rの分布定数回路であ
り、L,C,Rの値によっては故障時に共振を起こした
り、あるいは故障発生後高速度遮断器が開極する前に他
区間から力行の電車が進入してきた場合等種々の要因の
ために故障電流にゆがみを生じるために、故障電流の微
分波形の最大値が故障発生時点以外の時点で検出される
ことがあった。その結果、故障点標定に大きな誤差を生
じることとなった。例えば故障電流iが指数関数的に変
化せずに図11Aに示すように歪んでいたり、或いは図
11Bに示すように短周期の振動が重畳されたように歪
んでいた場合には、その微分値di/dtは同図にみら
れるように故障時点t2(故障電流の立上がり時点)よ
りも後の時刻t1、t3において最大となり、そのた
め、従来の故障点標定法ではこの時刻t1、t3を故障
時点とみなし、これを基準に平均電流測定区間を設定す
ることとなる。このとき、2つの変電所で故障電流が相
似的に変化すれば、故障電流の微分値の最大値は同時刻
に生じているが、実際には相似形にはならないために、
2つの変電所における平均電流測定区間が不一致とな
り、故障点標定に誤差を生じるのである。
歪んでいても確実に故障時点を検出でき、結果的に正確
な故障点標定を行うことのできる新規方法及びシステム
を提供することを目的としている。
め、本発明は、電流検出器の検出電流値を一定時間記憶
する記憶ステップと、遮断器が開極したとき、記憶され
た前記検出電流値を2階微分し、その値が最大となる時
点を故障時点として推定する故障時点推定ステップと、
この推定された故障時点以降の所定時間帯における検出
電流値の平均値を算出する算出ステップとを備えたこと
を特徴とする。
値の最大となる時点を求めると、それが故障時点となる
のは、2階微分がその時刻の前とにおける電流変化率そ
の時刻直後における電流変化率との変化率の推移する大
きさを表しているからであると推測される。実際、本発
明者は、線路のインダクタンス値、故障電流の歪率等現
実に起こり得る条件を、想定して故障電流を描き、2階
微分の最大値となる時刻を検出してみたところ、全ての
場合に2階微分の最大値の発生時点が故障時点を示して
いることを確認した。図12〜図23は本発明者がコン
ピュータシミュレートした異なる条件の故障電流波形を
示している。このうち、図12,図15,図18が歪率
が0%の故障電流波形である。これらの図からわかるよ
うに歪率が0%の場合、それの1階微分(di/dtで
示す)波形の最大値の時点は故障発生時点に一致してい
る。勿論2階微分(Δdi/dtで示す)波形は最大値
の時点が故障発生時点に一致している。しかし、図1
3,図14,図16,図17,図19〜図23に示すよ
うに故障電流が3%又は10%と歪んでくると、di/
dt波形が複雑に変化し、特に図14,図17,図21
〜23においてはdi/dtの最大値は故障発生時点よ
りも後の時点において生じていることがわかる。一方、
Δdi/dtはこれらの図においても故障時点において
最大となっていることが理解される。図12から図23
は既に述べたように現実に起こり得る条件を想定してシ
ュミレートしたものなので、2階微分の最大値から故障
時点を推定する本発明の方法は現実に起こりうる電流波
形の歪に対して確実に対処できるといえる。
点標定方法の実施に用いた故障点標定システムの概略構
成図である。電車線11は、A変電所12の整流器12
1からき電線122を介し給電され、また他方のB変電
所13の整流器131からもき電線132を介して給電
されている。き電線122には上記整流器121以外に
高速度遮断器123と電流検出器124と電圧検出器1
25と故障検出器(不図示)が設備されている。同様
に、き電線132にも上記整流器131以外に高速度遮
断器133と電流検出器134と電圧検出器135と故
障検出器(不図示)が設備されている。
1に短絡故障が生じた場合、回路を開路して故障電流を
遮断する。A変電所及びB変電所に設けられている故障
検出器(不図示)は、不飽和変成器とリレースイッチと
の組み合わせにより構成されており、故障電流を検出し
て検出信号を出力する。
ル発電器により構成されており、き電線122、132
を流れる電流に応じた電流値を出力する。電圧検出器1
25、135は、き電線122、132の電圧に応じた
電圧値を出力する。 情報処理装置14、15は、それ
ぞれ電流検出器124、134と、電圧検出器125、
135と、故障検出器の出力を受け、故障時点以降の所
定時間帯における電流値の平均電流値iAm 、iBm を
算出する。算出された平均電流値iAm 、iBm のデー
タは、遠方制御装置16、17(被制御所用)を介し
て、遠方制御装置18(制御所用)に送られる。
15から送られた平均電流値iAm、iBm のデータに
基づき、故障地点を標定する。図2は、情報処理装置1
4のブロック図である。当該情報処理装置14は、入出
力インターフェイス21とRAM22とCPU23とに
より構成されている。入出力インターフェイス21は、
電流検出器124と電圧検出器125と故障検出器と遠
方制御装置16(被制御所用)と接続されている。
けた電流値データがCPU23により書き込まれる。C
PU23は、RAM22に常に最新の例えば300ms
分の電流値データが記憶されるように入出力インターフ
ェイス21から受け取った電流値データを逐次書き込
む。CPU23は、このデータの書き込みを前記故障検
出器から検出信号が出力されるまで行う。CPU23
は、故障検出器から検出信号を受けたとき、RAM22
へのデータを書き込みを中止し、RAM22に記憶され
ている電流値データに基づき、平均電流値を算出する。
この平均電流値の算出は以下のように行う。先ず、RA
M22に記憶されている電流値データを2階微分し、そ
の値が最大となる時点を故障時点として推定する。この
ように電流値データを2階微分して故障時点を推定する
のは、既に述べたように従来の1階微分により故障時点
を推定する方法より正確に故障時点を推定することがで
きるからである。次に、推定された故障時点から時間T1
以後T2時間以前の時間帯における電流値データを用い
て、平均電流値iAm を算出する。前記T1とT2の時刻は
次のような観点から設定される。即ち、歪を持った故障
電流波形においてもある時間帯は電車線固有のインダク
タンス値を時定数の一部として指数関数的に変化するの
で、そのような変化する時間帯の平均電流を求めるよう
に、その時間帯の始期に相当する時刻としてT1、終期に
相当する時刻としてT2を設定するのである。このように
して算出した平均電流値iAm を遠方制御装置(被制御
所用)18に送る。
置14と同じ構成であり、平均電流値iBm を算出し、
その値を遠方制御装置(被制御所用)18に送る。次
に、動作を図3のフローチャートを用いて説明する。A
変電所12において、き電線122を流れる電流は電流
検出器124で検出され、この電流に応じた電流値が情
報処理装置14に送られる。この電流値は、入出力イン
ターフェイス21により、例えば0.5ms毎にサンプ
リングされるとともにディジタル信号に変換される。C
PU23は、この変換されたデータを、電流値データと
してRAM22に書き込む(ステップS11)。このデ
ータの書き込みは、A変電所12の故障検出器で故障電
流が検出されるまで行われる(ステップS12)。故障
電流が検出されたとき、高速度遮断器123が作動する
とともに、情報処理装置14のCPU23がRAM22
へのデータの書き込みを中止する(ステップS13)。
この状態のとき、RAM22に格納されている電流値デ
ータは、iA(t)で表され、その電流波形は例えば図
4の41に示される。この波形が、図中150msの手
前の時点で急激に下降しているのは、高速度遮断器が作
動し、回路が開路したためである。CPU23は、この
電流値iA(t)のデータを、2階微分し、その値が最
大となるTsを故障時点をして推定する(ステップS1
4)。次に、CPU23は、推定された故障時点Tsか
ら時間T1以後時間T2以前の時間帯の電流値iA(t)を
用い、下記数1により平均電流値iAm を算出する(ス
テップS15)。
ップS14)が行われ、平均電流値iBm が算出される
(ステップS15)。このように、算出された、平均電
流値iAm と平均電流値iBm は、それぞれ遠方制御装
置(制御所用)16、17にて遠方制御装置(被制御所
用)18に送られる。
送られた平均電流値iAm 、iBmを下記数2に適用
し、故障点距離を算出する(ステップS16)。
ムでは、故障電流を2階微分することにより故障時点を
推定し、従来のように1階微分することにより推定した
故障時点よりも正確に故障時点を推定でき、その2階微
分により推定した故障時点を用いて故障地点を標定する
ので、従来よりもより正確に故障地点の標定ができる。
の故障点標定システムの概略構成図である。この形態
は、遮断器が開極したとき、記憶された検出電流値を2
階微分し、その値が最大となる時点を故障時点として推
定すること及び、この推定された故障時点以降の所定時
間帯における検出電流値の平均値を算出することを特徴
とする本発明を基本とし、より精度の良い故障点標定シ
ステムを実現したものである。本図において図1と同じ
符号を付した構成要素は同じであるので、異なる構成要
素を中心に説明する。GPS時計51は、全地球側位シ
ステム(GPS)を用いた時計である。複数の人工衛星
からの電波をGPSアンテナ52で受信し、その電波を
用いて原子時計並みの高精度の時計を実現している。従
って、A変電所のGPS時計51の計時する時刻と、B
変電所のGPS時計51が計時する時刻は同一時刻と考
えて差し支えない。
出力インターフェイス等からなり、電流検出器134か
ら受けた電流値データを、GPS時計51から受けた現
在時刻と対応付けて記憶する。当該情報処理装置53
は、常に最新の例えば400ms分のデータを記憶す
る。B変電所の故障検出器(不図示)から検出信号が出
力されたとき、記憶されている電流値データを、連絡遮
断装置54、55を介して故障点標定装置56に送る。
が作動し故障電流を遮断したとき、連絡遮断装置55に
対して、連絡遮断信号を送出する。高速度遮断器133
がまだ作動していないときであって連絡遮断装置55か
ら連絡遮断信号を受けたとき、高速度遮断器133を作
動させる。また、情報処理装置53から電流値データを
受けたときは、その電流値データを連絡遮断装置55に
対して送る。
器123が作動し故障電流を遮断したとき、連絡遮断装
置54に対して、連絡遮断信号を送出する。高速度遮断
器123がまだ作動していないときであって連絡遮断装
置54から連絡遮断信号を受けたとき、高速度遮断器1
23を作動させる。また、情報処理装置53から連絡遮
断装置54を介して電流値データを受けたときは、その
電流値データを故障点標定装置56に送る。
入出力インターフェイス等で構成され、情報処理装置5
3と同様に、電流検出器124から受けた電流値データ
をGPS時計51から受けた現在時刻と対応付けて記憶
する。さらに、A変電所の故障点検出器(不図示)から
検出信号が検出されるか或はB変電所から連絡遮断信号
を受け高速度遮断器123が作動したとき、故障点標定
装置56は、A変電所の電流値データとB変電所の電流
値データとを用いて故障点を標定する。具体的には、以
下のように故障点を標定する。先ず、A変電所の電流値
データiA(t)と、B変電所の電流値データiB
(t)のうち、最大電流値が大きい方の電流値データを
2階微分し、故障時点Tsを推定する。このTsはGP
S時計51から受けた時刻で求める。従って、2つの変
電所A,Bの電流値データiA(t),iB(t)中の
Tsが示す時刻は必ず一致している。そして、この推定
された故障時点TsからT1時間以後T2時間以前の電流値
データiA(t)、iB(t)を、それらの電流値デー
タに付されている時刻に基づいて特定する。さらに、そ
の特定された電流値データiA(t)、iB(t)に基
づき、平均電流値iAm、iBm を算出し、実施の形態
1と同様に故障地点を標定する。
いる電流値データのデータ構造の一例を示す図である。
当該電流値データは、大きくは、電流波形を示す電流波
形データ61と、初期データ62からなる。この電流波
形データ61は、電流検出器124、134で検出され
た電流の電流値を、例えば0.5ms毎にサンプリング
したディジタル信号である。通常400ms分の800
個の電流値からなる。初期データ62は、年月日及び時
分秒を示すGPS時計が計測する時刻データ63以外
に、システム名64、回線名65を示すデータを含む。
た電流値データのタイムチャートを示す図である。71
は、A変電所において、電流値データの書き込みを停止
した時点である。この時点は、A変電所の高速度遮断器
123が作動してから所定時間経過した時点である。こ
の時点から以前400ms分が電流値データiA(t)
とされる。同様に、72は、B変電所において、電流値
データの書き込みを停止した時点である。この時点72
は、時点71と比較すると73に示す時間Δtだけ遅れ
ている。これは、例えば、A変電所の高速度遮断器12
3の作動後、A変電所から連絡遮断信号を受けてB変電
所の高速度遮断器133が遅れて作動したためである。
B変電所では、この時点72から以前400ms分が電
流値データiB(t)とされる。74、75は、それぞ
れA変電所、B変電所での故障電流の電流波形を示して
いる。
て説明する。先ず、A変電所の故障点標定装置56は、
電流検出器124から受けた電流値データを、GPS時
計51が計測する時刻と対応付けて内部RAMに書き込
む(ステップS21)。故障が発生し、故障検出器から
の検出信号が検出されるか、或は高速度遮断器123が
B変電所から連絡遮断信号を受け作動したとき(ステッ
プS22)、電流値データiA(t)の書き込みを中止
する(ステップS23)。同様に、B変電所の情報処理
装置53も、故障が発生するまで(ステップS22)、
電流値データをGPS時計51の計測する時刻とともに
内部のRAMに書き込み(ステップS21)、故障が発
生したら書き込みを中止する(ステップS23)。B変
電所における電流値データの書き込みを中止したとき、
情報処理装置53は、当該電流値データiB(t)をA
変電所の故障点標定装置56に送る(ステップS2
4)。
(t)、iB(t)のうち、最大電流値の大きい方の電
流値データを選択する。次に、その選択した電流値デー
タを2階微分し、故障時点Tsを推定する(ステップS
25)。さらに、故障点標定装置56は、推定された故
障時点TsからT1時間以後T2時間以前の電流値データi
A(t)、iB(t)を、それらの電流値データに付さ
れているGPS時計の計測した時刻に基づいて特定する
(ステップS26)。
流値データiA(t)、iB(t)に基づき、実施の形
態1と同様に平均電流値iAm 、iBm を算出する(ス
テップS27)。次に、その算出された平均電流値iA
m 、iBm に基づいて、故障地点を標定する(ステップ
S28)。以上のように、本実施の形態における故障点
標定システムでは、GPS時計が計測する時刻と対応付
けて電流値データiA(t)、iB(t)を記憶し、い
ずれか一方の電流値データに基づいて推定された故障時
点TsからT1時間以後T2時間以前の電流値データiA
(t)、iB(t)を特定し、その特定された電流値デ
ータから平均電流値を算出して故障地点を標定するの
で、完全に同期がとれたデータを用いて故障地点を標定
することとなり、故障地点標定の精度がより向上する。
ステムは、電流値データを連絡遮断装置を介してA変電
所側の故障点標定装置に集めているがこれに限られるも
のでない。例えば、B変電所側に故障点標定装置があっ
ても良いし、AB両変電所に故障点標定装置があり状況
に応じてA変電所側にデータを集めたりB変電所側にデ
ータを集めても良い。
に電流検出器と遮断器とを設け、遮断器が開極する前で
あって故障時点以降の所定時間帯における検出電流値の
平均値から故障点を標定する方法であって、前記電流検
出器の検出電流値を一定時間記憶する記憶ステップと、
遮断器が開極したとき、記憶された前記検出電流値を2
階微分し、その値が最大となる時点を故障時点として推
定する故障時点推定ステップと、この推定された故障時
点以降の所定時間帯における検出電流値の平均値を算出
する算出ステップとを備え、記憶された検出電流値を2
階微分することにより故障時点を推定し、従来技術のよ
うに1階微分することにより推定した故障時点よりも正
確に故障時点を推定でき、その2階微分により推定した
故障時点を用いて故障地点を標定するので、より正確に
故障地点の標定ができる。
点標定方法の実施に用いた故障点標定システムの概略構
成図である。
ャートである。
ある。
点標定方法の実施に用いた故障点標定システムの概略構
成図である。
れている電流値データのデータ構造の一例を示す図であ
る。
タのタイムチャートを示す図である。
ャートである。
の電流値データを示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 変電所のき電線に電流検出器と遮断器と
を設け、遮断器が開極する前であって故障時点以降の所
定時間帯における検出電流値の平均値から故障点を標定
する方法であって、 前記電流検出器の検出電流値を一定時間記憶する記憶ス
テップと、 遮断器が開極したとき、記憶された前記検出電流値を2
階微分し、その値が最大となる時点を故障時点として推
定する故障時点推定ステップと、 この推定された故障時点以降の所定時間帯における検出
電流値の平均値を算出する算出ステップとを備えたこと
を特徴とする直流電鉄き電回路の故障点標定方法。 - 【請求項2】 変電所のき電線に電流検出器と遮断器と
を設け、遮断器が開極する前であって故障時点以降の所
定時間帯における検出電流値の平均値から故障点を標定
する故障点標定システムであって、 前記電流検出器の検出電流値を一定時間記憶する記憶手
段と、 遮断器が開極したとき、記憶された前記検出電流値を2
階微分し、その値が最大となる時点を故障時点として推
定する故障時点推定手段と、 この推定された故障時点以降の所定時間帯における検出
電流値の平均値を算出する算出手段とを備えたことを特
徴とする故障点標定システム。
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JPH10319082A (ja) | 1998-12-04 |
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