JP3293102B2 - 手摺り連結スペーサー金具 - Google Patents
手摺り連結スペーサー金具Info
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Description
有用な手摺り連結スペーサー金具に関する。
ための手摺り用連結装置として、実開平7−19457
号が提案されており、これによれば手摺り自身を回動さ
せる必要がなく、曲棒形態の手摺りでも容易に連結作業
できる利点があると言える。
案の構成では第1連結プレート(1)とナット部材
(5)とが別個独立するバラ部品であり、その第1連結
プレート(1)の一面側が開口状態にあるナット収容部
(13)内へ、ナット部材(5)が軸方向にも移動でき
る遊嵌状態として収容されるようになっているため、第
1連結プレート(1)を一方の手摺り部材(10)へ取
り付ける際、そのナット収容部(13)内へナット部材
(5)を一々挿入セットする必要があって、甚だ煩らわ
しく、その挿入セットの失念やナット部材(5)の抜け
落ちなども生じやすい。
して、これも回転体(4)と別個独立しており、その左
ねじ軸(32)を第2連結プレート(2)のねじ穴(2
4)へ螺入させるほかに、右ねじ軸(31)を第1連結
プレート(1)におけるナット部材(5)のねじ穴(5
1)へ螺入させる必要もあり、更にその雄ねじ部材
(3)の基体(33)へ回転体(4)も嵌合させなけれ
ばならないので、手摺り部材(10)の連結作業を所謂
ワンタッチ操作式での軽快に能率良く行なうことができ
ない。
(P)は建物の壁面(91)に対する支持ブラケット
(9)と別個独立の製品であるため、そのブラケット
(9)を手摺り部材(10)に取り付ける特別な作業が
必要となり、そのための取付ビスが多数見苦しく露出す
るほか、連続手摺りとして施工される継ぎ足し連結個所
(継ぎ目)の支持強度に劣り、その個所に歪みが発生す
るおそれもある。
摺り部材(10)を万一短かく切り過ぎ、継ぎ足し連結
個所に寸法誤差が発生した場合、上記公知考案の構成で
はその誤差を吸収することが不可能であり、第1、2連
結プレート(1)(2)と回転体(4)との隣り合う相
互間が見苦しく開口露呈して、外観化粧効果を阻害する
ばかりでなく、握り持ち使用上危険でもある。
題の抜本的な解決を企図しており、そのための手摺り連
結スペーサー金具として、第1手摺りの連結端面へ取り
付け一体化される円形の第1固定座板と、
に貫通された回動自由なセンターボルトと、
動し得るように、上記第1固定座板へ予じめ組み付けら
れた回動操作環と、
2手摺りの連結端面へ取り付け一体化される第2固定座
板と、
に螺合締結された回動調整環と、
環に向かって一体的に張り出す円筒型のボスと、
受け入れ用のネジ孔と、
摺り用支持ブラケットから一体的に張り出すことによ
り、上記回動調整環のボスへ差し込み套嵌されるリング
プレートとを備え、
動調整環側のネジ孔とを、その回動調整環又は/及び上
記回動操作環の回動操作により螺合締結して、その状態
を締め上げた時、上記支持ブラケットのリングプレート
がその回動操作環と回動調整環との向かい合う相互間に
挟み付け固定されるように設定したことを特徴とするも
のである。
的構成を詳述すると、図1、2は連続手摺りとしての施
工に用いる連結スペーサー金具(J)の分解状態を、図
3〜6はその手摺り連結スペーサー金具(J)の組立使
用状態を各々示しており、(G1)(G2)は継ぎ足し
連結される向かい合う一対の第1、2手摺りであって、
互いにほぼ同じ直径の木質丸棒材から成るが、その直棒
形態のみならず曲棒形態を呈することもある。
へ複数(図例では合計2本)の皿ビス(1)によって取
り付け一体化される金属製の円形な第1固定座板であ
り、その中心部には段付き状態をなす円形のセンターボ
ルト用頭部受け入れ孔(2)が開口されている。
な同芯円形の係止切欠(2a)も具備しており、これに
よって後述するセンターボルト(B)の径大な頭部を受
け止め、そのセンターボルト(B)が上記第1固定座板
(A1)から第2手摺り(G2)の存在方向へ引き抜け
ないようになっている。(3)はその第1固定座板(A
1)における上記センターボルト用頭部受け入れ孔
(2)の周辺部に開口分布された複数の皿ビス受け入れ
孔であり、円錐型を呈している。
のセンターボルト(B)を介して組み付けられた金属製
の回動操作環であり、第1固定座板(A1)に面接触す
る円形の基板(4)と、その周縁部から第1固定座板
(A1)並びに第1手摺り(G1)の外周面を被覆する
方向へ張り出す化粧フランジ(5)と、同じく基板
(4)の周縁部から逆な第2手摺り(G2)の存在方向
へ張り出す押えフランジ(6)とを備えた図示のような
断面ほぼ横向きH字型に造形されている。
口形成されたセンターボルト受け入れ孔であり、特に楕
円形をなすことによって、その回動操作環(C)とセン
ターボルト(B)とが相対的に空転しないようになって
いる。
ンターボルト受け入れ孔(7)の周辺部に開口分布され
た複数の皿ビス逃し入れ長孔であり、上記第1固定座板
(A1)側の皿ビス受け入れ孔(3)と連通しやすい円
弧形態として、各々約90度の回動角度範囲に亘り切り
欠かれている。
動操作環(C)側のセンターボルト受け入れ孔(7)と
対応合致する楕円形のネジ軸部(9)と、上記第1固定
座板(A1)側のセンターボルト用頭部受け入れ孔
(2)と対応合致する段付き状態の円形な頭部(10)
とを備えており、そのセンターボルト(B)が第1固定
座板(A1)から回動操作環(C)の基板(4)へ差し
込み貫通されることによって、その回動操作環(C)と
上記第1固定座板(A1)とを予じめの組立状態に保っ
ている。
のゴム製Oリングであって、上記センターボルト(B)
のネジ軸部(9)へ嵌め付けられているが、これに代る
合成樹脂製のスナップリングなどを採用してもさしつか
えない。
ンターボルト(B)のネジ軸部(9)と、回動操作環
(C)側のセンターボルト受け入れ孔(7)とが嵌合し
ているため、そのセンターボルト(B)と回動操作環
(C)とは相対的に空転しない。
頭部(10)と、上記第1固定座板(A1)側のセンタ
ーボルト用頭部受け入れ孔(2)とは嵌合している関係
上、そのセンターボルト(B)と回動操作環(C)とが
第1固定座板(A1)に対しては、自由自在に且つ一緒
に回動作用し得る。
回動調整環との螺合締結状態に締め上げ終るまでの間、
上記第1固定座板(A1)と回動操作環(C)に対し
て、その先端部から或る程度振れ動ける融通性も有す
る。
(B)のネジ軸部(9)と、回動操作環(C)の基板
(4)に開口するセンターボルト受け入れ孔(7)と
を、互いに対応合致する楕円形に造形しているが、その
両者の相対的に空転しない組立状態を保てるならば、図
7の変形実施形態から示唆される通り、上記基板(4)
の中心部に角形のセンターボルト受け入れ孔(7)を開
口させる一方、これと対応合致する角形の首部(12)
並びに円形のネジ軸部(9)を、センターボルト(B)
に設けても良い。
結端面へやはり複数(図例では合計2本)の皿ビス(1
3)を介して取り付け一体化される金属製の円形な第2
固定座板であり、その周縁部から支持フランジ(14)
が第1手摺り(G1)の存在方向へ張り出されることに
よって、断面ほぼコ字型をなしている。
広幅な第2固定座板(A2)の外周面には、後述する回
動調整環側の雌ネジと螺合締結し得る雄ネジ(15)が
刻設されている。但し、上記支持フランジ(14)を張
り出す代りに、その第2固定座板(A2)自身を厚肉化
してもさしつかえない。(16)は第2固定座板(A
2)の板面に開口分布された複数の円錐型皿ビス受け入
れ孔である。
対をなす金属製の回動調整環であって、その回動操作環
(C)の基板(4)と対応する円形の基板(17)と、
その周縁部から上記回動操作環(C)の押えフランジ
(6)に向かって短かく張り出す押えフランジ(18)
と、同じく基板(17)の周縁部から上記第2固定座板
(A2)並びに第2手摺り(G2)の外周面を被覆する
逆方向へ長く張り出す化粧フランジ(19)とを備えた
図示のような断面擬似横向きH字型に造形されている。
からは後述するリングパッキングと手摺り用支持ブラケ
ットのリングプレートとを受け入れる円筒型のボス(2
0)が、上記回動操作環(C)に向かって一体的に張り
出し形成されている。(21)はその基板(17)にお
けるボス(20)の中心部を貫通するセンターボルト受
け入れ用ネジ孔であり、上記センターボルト(B)のネ
ジ軸部(9)と螺合締結されることになる。その螺合締
結される限り、ネジ孔(21)を上記基板(17)から
開口露呈しない盲形態として、そのボス(20)の中心
部に穿設してもさしつかえない。
ジ孔(21)の周辺部に開口分布された複数の皿ビス逃
し入れ長孔であり、上記回動操作環(C)側のそれらと
ほぼ同じ円弧形態に造形されている。(23)はその皿
ビス逃し入れ長孔(22)の遮断を防ぐため、上記ボス
(20)の周縁部に付与された複数の皿ビス逃し入れ切
欠、(24)はそのボス(20)における上記ネジ孔
(21)から周縁部への放射状に張り出された補強リブ
群である。
ジ(19)の内周面には、上記第2固定座板(A2)側
の雄ネジ(15)と進退自在に螺合締結する雌ネジ(2
5)が刻設されている。そのため、先に第2手摺り(G
2)へ取り付け一体化された第2固定座板(A2)に対
して、その回動調整環(D)を回動操作することによ
り、第1、2手摺り(G1)(G2)の継ぎ足し連結状
態を正確に調整固定することができる。
りを短かく切り過ぎるなどの原因により、万一連結個所
に見苦しく開口露呈する寸法誤差が発生した場合に、上
記回動調整環(D)をその誤差吸収用のスペーサーとし
て機能させる趣旨であり、施工現場での作業能率と手摺
り連結状態の堅牢性並びに化粧効果の向上に寄与する。
動調整環(D)の螺進方向が右廻り方向であるとすれ
ば、上記センターボルト(B)に対する回動調整環
(D)の螺進方向も右廻り方向として、その相互の同一
方向性に設定されており、回動調整環(D)をセンター
ボルト(B)との螺合締結状態に締め上げてゆけば、そ
の回動調整環(D)から離れる方向へ第2固定座板(A
2)が螺進作用して、第2手摺り(G2)が第1手摺り
(G1)との突っ張り状態に固定維持されるようになっ
ている。(L)は上記回動調整環(D)による調整代を
示しており、例えば約3.5mmである。
ケットであって、建物の壁面(W)へ複数(図例では合
計4本)の皿ビス(26)により取り付け固定される台
座(27)と、これから張り出すほぼL字型の屈曲アー
ム(28)と、その屈曲アーム(28)の張り出し先端
部へ上方から抜き差し自在に差し込み一体化されるリン
グプレート(29)とを備えている。
連続的に垂下する脚片(30)が、上記屈曲アーム(2
8)の先端部に対応開口する受け入れ凹溝(31)内へ
差し込まれ、且つ1本の貫通横断する固定ビス(32)
によって組立一体化されるようになっているのである。
の変形実施形態に示す如く、その台座(27)の屈曲ア
ーム(28)とリングプレート(29)とが連続する一
体品として作成しても勿論良い。上記屈曲アーム(2
8)は剛性な断面円形や楕円形に造形することが望まし
い。
におけるリングプレート(29)の外径は、上記回動操
作環(C)並びに回動調整環(D)のそれらとほぼ等し
く、同じく内径は回動調整環(D)における上記円筒型
ボス(20)の外径とほぼ等しく寸法化されており、そ
のボス(20)の外周面へ上記リングプレート(29)
を差し込み套嵌させることができ、これから上記支持ブ
ラケット(E)が吊り下がるようになっている。
とで、引き続き上記回動調整環(D)側のネジ孔(2
1)とセンターボルト(B)のネジ軸部(9)とを螺合
締結し、これを締め上げ操作すれば、その回動調整環
(D)側の押えフランジ(18)と上記回動操作環
(C)側の押えフランジ(6)との向かい合う相互間
に、上記支持ブラケット(E)のリングプレート(2
9)が挟み付け固定されることとなる。
グであって、上記支持ブラケット(E)のリングプレー
ト(29)と同じく、回動調整環(D)のボス(20)
へ差し込み套嵌されることにより、その回動調整環
(D)の基板(17)と支持ブラケット(E)のリング
プレート(29)との相互間隙へ介在することになる。
ッキング(33)をナイロンなどの合成樹脂から成る平
板として、しかもその板面から点在分布する複数の円錐
凸子(34)を、上記回動調整環(D)の基板(17)
から張り出す押えフランジ(18)の張り出し量よりも
背高く膨出させることにより、これが回動調整環(D)
の基板(17)と支持ブラケット(E)のリングプレー
ト(29)との相互間に挟み付けられて圧縮変形し、こ
れに伴なう復元弾圧力を発揮し得るように定めている。
プレート(29)を挟み付けた螺合締結状態となる回動
操作環(C)と回動調整環(D)が、そのリングパッキ
ング(33)の復元弾圧力により、振れ動きやガタツキ
などを生じない縛り状態に固定一体化されるならば、上
記リングパッキング(33)として別なバネ座金やクッ
ションゴムなどを採用しても良い。
レート(29)が回動調整環(D)側の押えフランジ
(18)と、回動操作環(C)側の押えフランジ(6)
とによって挟み付け固定された状態のもとでは、その回
動調整環(D)並びに回動操作環(C)の均等な外周面
と、支持ブラケット(E)における上記屈曲アーム(2
8)の先端面との相互間に、一定の空隙(S)が確保さ
れるようになってもいる。
ート(29)の板面と直交する方向(手摺りの長手方
向)から、抜き差し自在に差し込み使用される手摺り回
動防止用の受け座であり、上記第1手摺り(G1)と回
動操作環(C)との外周面へ、下方からフイットし得る
円弧型に弯曲した一定長さの金属板片から成る。
込み切欠(35)が、上記支持ブラケット(E)におけ
るリングプレート(29)の脚片(30)を挟む如く、
上記空隙(S)へ差し込まれるようになっているのであ
り、その差し込み状態のもとでは上記回動操作環(C)
と回動調整環(D)との継ぎ目が、受け座(F)によっ
て下方から安定良く受け持たれる結果となる。
口形成された円錐型の皿ビス受け入れ孔であり、ここか
ら上記第1手摺り(G1)へ1本の皿ビス(37)が螺
入されることによって、その第1手摺り(G1)を回動
不能な安全状態に固定維持する。(38)は同じく受け
座(F)の中途部に切り欠かれた係止段部であり、上記
回動操作環(C)における化粧フランジ(5)の張り出
し縁部へ係止する。
(F)は図示実施形態との逆方向から、上記空隙(S)
へやはりリングプレート(29)の脚片(30)を挟む
如く差し込み使用して、上記第2手摺り(G2)と回動
調整環(D)との外周面へ下方からフイットさせ、上記
皿ビス(37)を第2手摺り(G2)へ螺入することに
より、その第2手摺り(G2)を固定維持するように定
めてもさしつかえない。
は上記のような構成を備えており、その使用によって第
1、2手摺り(G1)(G2)を継ぎ足し連結するに当
っては、予じめセンターボルト(B)を介して組み付け
られている第1固定座板(A1)と回動操作環(C)
を、図16、17のように第1手摺り(G1)の連結端
面へ当てがって、その第1固定座板(A1)を皿ビス
(1)により第1手摺り(G1)へ取り付け一体化させ
る。
の基板(4)に開口している皿ビス逃し入れ長孔(8)
から、第1固定座板(A1)の皿ビス受け入れ孔(3)
を通じて、第1手摺り(G1)へ容易に正しく螺入させ
ることができ、その第1手摺り(G1)と第1固定座板
(A1)との外周面が、上記回動操作環(C)の化粧フ
ランジ(5)によって被覆化粧されることとなる。
された第1固定座板(A1)に対して、上記回動操作環
(C)とセンターボルト(B)とは一緒に回動作用する
関係状態にあるため、そのセンターボルト(B)を回動
操作環(C)によって外部から自由に回動操作すること
ができる。
(D)とを予じめ仮りの螺合締結状態に組み付けてお
き、これらを図16、18のように第2手摺り(G2)
の連結端面へ当てがって、その第2固定座板(A2)を
皿ビス(13)により第2手摺り(G2)へ取り付け一
体化させる。
(D)の基板(17)に開口している皿ビス逃し入れ長
孔(22)から、第2固定座板(A2)の皿ビス受け入
れ孔(16)を通じて、第2手摺り(G2)へ容易に正
しく螺入させることができ、その第2手摺り(G2)と
第2固定座板(A2)との外周面が、上記回動調整環
(D)の化粧フランジ(19)によって被覆化粧される
こととなる。
(13)によって第2手摺り(G2)へ取り付け一体化
させた後、その第2固定座板(A2)へ回動調整環
(D)を被覆状態に螺合締結させてもさしつかえない。
板(17)から張り出す円筒型のボス(20)には、リ
ングパッキング(33)を差し込み套嵌させておく。そ
のリングパッキング(33)を図外の接着剤によって、
上記回動調整環(D)の基板(17)へ仮り止め状態に
貼り付けても良い。
0)へ手摺り用支持ブラケット(E)のリングプレート
(29)を差し込み套嵌させた上、その支持ブラケット
(E)の台座(27)を皿ビス(26)により建物の壁
面(W)へ取り付け固定して、第2手摺り(G2)の設
置高さを所定に位置決めする。そして、その第2手摺り
(G2)に取り付けられている回動調整環(D)側のセ
ンターボルト受け入れ用ネジ孔(21)へ、上記第1手
摺り(G1)に取り付けられている第1固定座板(A
1)側のセンターボルト(B)を図19のように螺合締
結させて、その回動操作環(C)又は/及び回動調整環
(D)の回動操作により締め上げてゆく。殊更、回動操
作環(C)と回動調整環(D)とを両手により握り持っ
て、相反方向へ一挙同時に回動操作することが好まし
い。
(B)が未だ先端部から或る程度振れ動ける融通性を有
するため、第1、2手摺り(G1)(G2)が万一正確
な180度の突き合わせ状態になく、若干交叉する傾斜
姿勢状態にあったとしても、上記回動操作環(C)や回
動調整環(D)の回動操作を軽快に行なえ、そのセンタ
ーボルト(B)のネジ軸部(9)を回動調整環(D)側
のネジ孔(21)へ、自づと調芯作用する如く円滑・確
実に螺合締結させることができる。
1、2手摺り(G1)(G2)の継ぎ足し連結個所(継
ぎ目)に万一見苦しく開口露呈する寸法誤差が発生した
場合には、先に第2手摺り(G2)へ取り付け一体化さ
れている第2固定座板(A2)に対して、上記回動調整
環(D)を第1手摺り(G1)の存在方向へ螺進させれ
ば良い。そうすれば、これとの相対的に逆方向へ螺進作
用する第2固定座板(A2)を介して、第2手摺り(G
2)が第1手摺り(G1)との突っ張り状態に固定維持
され、上記誤差が吸収されるのである。
(21)に対するセンターボルト(B)の締め上げ終了
状態では、図3〜6から明白な通り、その回動調整環
(D)側の押えフランジ(18)と上記回動操作環
(C)側の押えフランジ(6)との相互間に、支持ブラ
ケット(E)のリングプレート(29)が挟み付け固定
されることとなり、第1、2手摺り(G1)(G2)の
安定・確固な連結状態を得られる。
上げ終了時には、上記回動調整環(D)のボス(20)
に予じめ差し込み套嵌されていたリングパッキング(3
3)が、その回動調整環(D)の基板(17)と支持ブ
ラケット(E)のリングプレート(29)との相互間に
挟み付けられて圧縮変形し、これに伴なう復元弾圧力を
発揮するため、上記リングプレート(29)を挟み付け
た螺合締結状態にある回動調整環(D)と回動操作環
(C)は、相互の振れ動きやガタツキなどを生ずるおそ
れがなく、これらを吸収した縛り状態に固定一体化され
る結果となる。
終了するまでの間には、リングプレート(29)が差し
込み套嵌されている回動調整環(D)のボス(20)を
回動軸線として、上記支持ブラケット(E)を振り動か
すことができるため、その支持ブラケット(E)の台座
(27)を皿ビス(26)によって、建物の壁面(W)
へ正確な面接触状態に安定良く取り付け固定し得ること
は、言うまでもない。
の屈曲アーム(28)と、回動操作環(C)の外周面と
の相互間に確保された空隙(S)へ、その回動操作環
(C)並びに第1手摺り(G1)の下面にフイットする
受け座(F)を差し込み、その受け座(F)を皿ビス
(37)により第1手摺り(G1)へ取り付け固定し
て、その第1手摺り(G1)が不慮に回動する危険を防
止する。
りとしての施工例を示しており、例えばその長手方向に
おける一端部を階上の壁面(W)へ取り付け固定すると
共に、同じく他端部を階下の壁面(W)へ取り付け固定
して、その階上からと階下から順次継ぎ足し進行して来
た最終的な第1、2手摺り(G1)(G2)の連結個所
を、階段の踊り場において連結するような場合に、本発
明の連結スペーサー金具(J)を最適品として、効果的
に使用することができる。
(G1)(G2)の向かい合う相互間に、万一見苦しく
開口露呈する寸法誤差が発生したとしても、その誤差を
上記回動調整環(D)の回動操作によって確実に吸収で
き、連続手摺りとしての全体的な連結状態を安定・強固
に、且つ優美に保てるからである。
ーサー金具(J)は第1手摺り(G1)の連結端面へ取
り付け一体化される円形の第1固定座板(A1)と、
止め状態に貫通された回動自由なセンターボルト(B)
と、
一体回動し得るように、上記第1固定座板(A1)へ予
じめ組み付けられた回動操作環(C)と、
い合う第2手摺り(G2)の連結端面へ取り付け一体化
される第2固定座板(A2)と、
操作自在に螺合締結された回動調整環(D)と、
動操作環(C)に向かって一体的に張り出す円筒型のボ
ス(20)と、
ーボルト受け入れ用のネジ孔(21)と、
摺り用支持ブラケット(E)から一体的に張り出すこと
により、上記回動調整環(D)のボス(20)へ差し込
み套嵌されるリングプレート(29)とを備え、
ルト(B)と回動調整環(D)側のネジ孔(21)と
を、その回動調整環(D)又は/及び上記回動操作環
(C)の回動操作により螺合締結して、その状態を締め
上げた時、上記支持ブラケット(E)のリングプレート
(29)がその回動操作環(C)と回動調整環(D)と
の向かい合う相互間に挟み付け固定されるように設定し
てあるため、冒頭に述べた従来技術の諸問題を抜本的に
解決できる効果がある。
定座板(A1)の中心部へ抜け止め状態に貫通された回
動自在なセンターボルト(B)を介して、そのボルト
(B)と一体回動し得る回動操作環(C)が、上記第1
固定座板(A1)へ予じめ組み付けられているため、そ
の第1固定座板(A1)を第1手摺り(G1)の連結端
面へ取り付け一体化させれば、上記センターボルト
(B)とこれを外部から回動操作するための回動操作環
(C)も、第1手摺り(G1)へ自づと正しく一挙に取
り付けられることとなる。
をなす回動調整環(D)を、予じめ第2固定座板(A
2)への被覆状態に螺合締結しておくことにより、その
第2固定座板(A2)を第2手摺り(G2)の連結端面
へ取り付け一体化させれば、上記回動調整環(D)も第
2手摺り(G2)へ自づと正確に取り付けられる。
ら回動操作環(C)に向かって張り出す円筒型のボス
(20)には、上記センターボルト(B)の受け入れ用
ネジ孔(21)が穿設されているため、そのネジ孔(2
1)へセンターボルト(B)を螺合締結して、その状態
を上記回動調整環(D)又は/及び回動操作環(C)の
回動操作により締め上げれば足り、所謂ワンタツチ操作
式での軽快に能率良く第1、2手摺り(G1)(G2)
の連結作業を行なえるのである。
へ取り付け一体化される第2固定座板(A2)の外周面
には、上記回動調整環(D)が進退操作自在として螺合
締結されているため、連続手摺りの最終的な継ぎ足し連
結個所(継ぎ目)となる第1、2手摺り(G1)(G
2)の向かい合う相互間に、万一見苦しく開口露呈する
寸法誤差が発生したとしても、その誤差を上記回動調整
環(D)の回動操作によって確実に吸収することがで
き、連続手摺りとしての全体的な連結状態を安定・強固
に、且つ優美に保てる効果がある。
体的に張り出すボス(20)は円筒型として、その外周
面へ手摺り用支持ブラケット(E)から一体的に張り出
すリングプレート(29)を差し込み套嵌させるように
なっており、その差し込み套嵌させた状態のもとで、上
記センターボルト(B)とネジ孔(21)との螺合締結
状態を、回動調整環(D)又は/及び回動操作環(C)
の回動操作によって締め上げれば、上記支持ブラケット
(E)のリングプレート(29)がその回動操作環
(C)と回動調整環(D)との向かい合う相互間に挟み
付け固定されるため、第1、2手摺り(G1)(G2)
に対する支持ブラケット(E)の特別な取付作業が不要
となり、そのための取付ビスが多数見苦しく露出して、
外観化粧効果を阻害してしまうおそれもない。
け固定された支持ブラケット(E)のリングプレート
(29)は、第1、2手摺り(G1)(G2)の継ぎ足
し連結個所(継ぎ目)に介在するため、その支持ブラケ
ット(E)の台座(27)を建物の壁面(W)へ取り付
け固定することにより、上記継ぎ足し連結個所の支持強
度を著しく昂めることができ、その継ぎ目の弱点となる
こともない。
2固定座板(A2)を介して取り付けられた回動調整環
(D)の円筒型ボス(20)へ、上記支持ブラケット
(E)のリングプレート(29)を差し込み套嵌させた
状態において、その支持ブラケット(E)の台座(2
7)を建物の壁面(W)へ取り付け固定すれば、上記第
2手摺り(G2)と第1手摺り(G1)との継ぎ足し連
結個所が所定の設置高さに安定良く位置決め保持される
ため、引き続き上記ボス(20)のネジ孔(21)へセ
ンターボルト(B)を螺合締結することにより、先の第
2手摺り(G2)に対して第1手摺り(G1)をも極め
て安定良く、且つ容易に正しく連結作業することがで
き、決して歪みの生じない耐久性に富む連結状態を得ら
れるのである。
ングパッキング(33)の圧縮変形に伴なう復元弾圧力
によって、上記支持ブラケット(E)のリングプレート
(29)を挟み付けた螺合締結状態となる回動操作環
(C)と回動調整環(D)を、その相互の振れ動きやガ
タツキなどが生じない縛り状態に固定一体化することが
できる。
摺り回動防止用受け座(F)の取り付け固定によって、
第1手摺り(G1)又は第2手摺り(G2)の不慮に回
動する危険を防止できるほか、その第1、2手摺り(G
1)(G2)の継ぎ足し連結個所(継ぎ目)を上記受け
座(F)によって、下方から安定良く受け持てる効果も
ある。
の回動操作環(C)側の化粧フランジ(5)によって第
1手摺り(G1)と第1固定座板(A1)との外周面
を、回動調整環(D)側の化粧フランジ(19)によっ
て第2手摺り(G2)と第2固定座板(A2)との外周
面を、何れも安全・優美に被覆化粧することができると
共に、残る回動操作環(C)側の押えフランジ(6)と
回動調整環(D)側の押えフランジ(18)との相互間
へ、支持ブラケット(E)のリングプレート(29)を
挟み付け固定することもでき、極めて合理的な設計であ
ると言える。
定座板(A2)と回動調整環(D)との螺合締結状態
を、その進退ストローク(調整代)の可及的に大きく確
保することができ、第1、2手摺り(G1)(G2)の
継ぎ足し連結個所を優美な化粧状態に保てる効果もあ
る。
りとの分解状態を示す斜面図である。
面図である。
態を示す断面図である。
ある。
である。
す斜面図である。
図である。
る。
ある。
ある。
面図である。
す正面図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】第1手摺り(G1)の連結端面へ取り付け
一体化される円形の第1固定座板(A1)と、 その第1固定座板(A1)の中心部へ抜け止め状態に貫
通された回動自由なセンターボルト(B)と、 そのセンターボルト(B)を介してこれと一体回動し得
るように、上記第1固定座板(A1)へ予じめ組み付け
られた回動操作環(C)と、 上記第1手摺り(G1)の連結端面と向かい合う第2手
摺り(G2)の連結端面へ取り付け一体化される第2固
定座板(A2)と、 その第2固定座板(A2)の外周面へ進退操作自在に螺
合締結された回動調整環(D)と、 その回動調整環(D)の中心部から上記回動操作環
(C)に向かって一体的に張り出す円筒型のボス(2
0)と、 そのボス(20)に穿設された上記センターボルト受け
入れ用のネジ孔(21)と、 建物の壁面(W)へ取り付け固定される手摺り用支持ブ
ラケット(E)から一体的に張り出すことにより、上記
回動調整環(D)のボス(20)へ差し込み套嵌される
リングプレート(29)とを備え、 上記第1固定座板(A1)側のセンターボルト(B)と
回動調整環(D)側のネジ孔(21)とを、その回動調
整環(D)又は/及び上記回動操作環(C)の回動操作
により螺合締結して、その状態を締め上げた時、上記支
持ブラケット(E)のリングプレート(29)がその回
動操作環(C)と回動調整環(D)との向かい合う相互
間に挟み付け固定されるように設定したことを特徴とす
る手摺り連結スペーサー金具。 - 【請求項2】回動調整環(D)と支持ブラケット(E)
のリングプレート(29)との向かい合う相互間に介在
する弾力性のリングパッキング(33)を、その回動調
整環(D)のボス(20)へ差し込み套嵌させて、 上記支持ブラケット(E)のリングプレート(29)が
回動操作環(C)と回動調整環(D)との向かい合う相
互間に挟み付け固定された時、上記リングパッキング
(33)がそのリングプレート(29)と回動調整環
(D)との向かい合う相互間で圧縮変形され、その復元
弾圧力を発揮するように設定したことを特徴とする請求
項1記載の手摺り連結スペーサー金具。 - 【請求項3】支持ブラケット(E)におけるリングプレ
ート(29)の張り出し基端部へ、第1、2手摺り(G
1)(G2)の長手方向から別個な手摺り回動防止用の
受け座(F)を差し込み、 その受け座(F)を第1手摺り(G1)と回動操作環
(C)との下面又は第2手摺り(G2)と回動調整環
(D)との下面にフイットさせて、皿ビス(37)によ
り第1手摺り(G1)又は第2手摺り(G2)へ取り付
け固定したことを特徴とする請求項1記載の手摺り連結
スペーサー金具。 - 【請求項4】回動操作環(C)を第1固定座板(A1)
に面接触する円形の基板(4)と、その周縁部から第1
固定座板(A1)並びに第1手摺り(G1)の外周面を
被覆する方向へ張り出す化粧フランジ(5)と、同じく
基板(4)の周縁部から逆な第2手摺り(G2)の存在
方向へ張り出す押えフランジ(6)とを備えた断面ほぼ
横向きH字型に造形する一方、 回動調整環(D)を上記回動操作環(C)の基板(4)
に対応する円形の基板(17)と、その周縁部から上記
回動操作環(C)の押えフランジ(6)に向かって張り
出す押えフランジ(18)と、同じく基板(17)の周
縁部から第2固定座板(A2)並びに第2手摺り(G
2)の外周面を被覆する逆方向へ張り出す化粧フランジ
(19)とを備えた断面擬似横向きH字型に造形すると
共に、その上記基板(17)の中心部から回動調整環
(D)に向かうボス(20)を一体的に張り出して、 その回動操作環(C)側の押えフランジ(6)と回動調
整環(D)側の押えフランジ(18)との相互間に、支
持ブラケット(E)のリングプレート(29)を挟み付
け固定するように設定したことを特徴とする請求項1記
載の手摺り連結スペーサー金具。 - 【請求項5】第2固定座板(A2)をその周縁部から支
持フランジ(14)が第1手摺り(G1)の存在方向へ
張り出す断面ほぼコ字型に造形して、その支持フランジ
(14)も含む広幅な第2固定座板(A2)の外周面に
は雄ネジ(15)を刻設する一方、 回動調整環(D)における基板(17)の周縁部から上
記第2固定座板(A2)並びに第2手摺り(G2)の外
周面を被覆する方向へ長く張り出す化粧フランジ(1
9)の内周面には、上記第2固定座板(A2)側の雄ネ
ジ(15)と進退自在に螺合締結される雌ネジ(25)
を刻設したことを特徴とする請求項4記載の手摺り連結
スペーサー金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35920499A JP3293102B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 手摺り連結スペーサー金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35920499A JP3293102B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 手摺り連結スペーサー金具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001173189A JP2001173189A (ja) | 2001-06-26 |
| JP3293102B2 true JP3293102B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=18463296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35920499A Expired - Lifetime JP3293102B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 手摺り連結スペーサー金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3293102B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4794614B2 (ja) * | 2008-10-31 | 2011-10-19 | 双葉実業株式会社 | 手摺り連結金具 |
| JP5570828B2 (ja) * | 2010-01-25 | 2014-08-13 | 株式会社Lixil | 手摺 |
-
1999
- 1999-12-17 JP JP35920499A patent/JP3293102B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001173189A (ja) | 2001-06-26 |
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