JP3293016B2 - 消臭性間仕切りパネル - Google Patents

消臭性間仕切りパネル

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は消臭処理した木製の間仕
切りパネルに関するものである。ここで間仕切りとはそ
の形態は問わず、大型のものから衝立やローパーティシ
ョンまで含める。
【0002】
【従来の技術】間仕切りパネルにもその種類は色々あっ
て、一般的にはコアを充填材としてその両面にスチール
製の表面材を貼着したパネル、又石膏ボードを裏打ち材
としてその片面に表面材を貼着した場合等がある。一方
ではコアの両面に合板を貼り合わせてパネルの基板とし
て使用することもあって、この場合には該合板の表面に
メラミン樹脂板やポリエステル樹脂板を一種の化粧板と
して貼着する。
【0003】例えば、トイレを構成する間仕切りにはこ
の木質パネルが多用されている。ところで、トイレは多
数の人が利用し、特にデパートや駅に設置されるトイ
レ、又公園等に設置する公衆トイレにおいては、該トイ
レを利用する人を特定出来ない為に非常に不衛生な場合
が多く、毎日のように清掃は行っていてもトイレ特有の
臭いが漂っている。。
【0004】今日ではトイレの臭いを消臭すると共に香
りを放つ芳香剤が多用されている。しかし、これら各種
芳香剤は短期間でなくなり、定期的に交換しなくてはな
らないが、忘れてしまうことがあると共に、費用的な負
担も大きい。又従来の芳香剤は消臭機能に関してはそれ
ほど優れておらず、その為にトイレの悪臭と芳香剤が放
つ香りとが混ざり合って不快感を覚えることもある。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】このように、今日で
は生活の向上につれてトイレの悪臭はもとより、私生活
においての色々な臭いに対して敏感となっており、これ
らの臭いが問題となることが多い。本発明が解決しよう
とする課題はこの問題点であって、トイレに限定するも
のではないが、消臭機能をもたせた木製の間仕切りパネ
ルを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の木製パネルは木
質合板にメラミン樹脂板やポリエステル樹脂板等の化粧
板を貼着したパネルであって、この表面に消臭塗料を塗
布したものであり、20μm程度の薄いコーティング層
を形成する。ところで、上記消臭塗料とはウレタン樹
脂、酸化シリコン、植物精油系消臭剤、水を成分とした
塗料である。
【0007】そして、この消臭塗料を化粧合板の表面に
塗布し、常温乾燥して本発明の間仕切りパネルを構成す
る。上記ウレタン樹脂は塗料のベース(下地)となり、
耐摩性、耐薬品性及び耐候性に優れている。そしてこの
ウレタン樹脂は約15重量%の割合で混合され、また酸
化シリコンは約0.5重量%混合されて塗料のツヤ消し
として機能する。植物精油系消臭剤は約29.5重量%
含まれ、水は55重量%となっている。ここで水は他の
各成分の溶剤として機能する。以下、本発明に係る実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
【実施例】図1は一般的なトイレ間仕切りである。トイ
レは同図に示すように所定の大きさの空間を間仕切りパ
ネル1、1…にて仕切り、正面にはドアパネル2、2…
が取付けられている。ここで、本発明はトイレの構造や
形態は特に限定せず、該トイレを構成する間仕切りパネ
ル1及びドアパネル2に特徴がある。しかもこれらパネ
ルの形態ではなくパネル面に形成されるコーティング層
である。
【0009】図2は本発明の間仕切りパネルの断面を表
している。同図の3はペーパーコア、4は合板、5はメ
ラミン樹脂化粧板、6は消臭性コーティング層を表して
いる。従来のトイレ用間仕切りパネル1及びドアパネル
2は上記ペーパーコア3の両面に合板4、4を貼り合わ
せ、合板4、4の上に化粧板としてのメラミン樹脂化粧
板5、5を貼着している。
【0010】このペーパーコア3の両面に合板4、4を
貼着したものが間仕切りパネルの基板となり、該基板上
に貼着される化粧板は上記メラミン樹脂化粧板5に限る
ものではない。例えばポリエステル樹脂化粧板を用いる
こともある。勿論、基板自体の構成も上記ペーパーコア
3と合板4、4の組み合わせに限ることはない。
【0011】ところで、上記メラミン樹脂化粧板5、5
の表面に消臭樹脂を塗布することで消臭性コーティング
層6、6を形成する。この消臭性コーティング層6は消
臭塗料をスプレーして形成することになるが、該消臭塗
料の成分は前記の通りウレタン樹脂(15重量%)、酸
化シリコン(0.5重量%)、植物精油系消臭剤(2
9.5重量%)、水(55重量%)からなっている。
【0012】この消臭性コーティング層6の厚さは約2
0μmとし、常温で自然乾燥される。該消臭塗料の成分
のうちウレタン樹脂は消臭性コーティング層のベースと
なり、又水は溶剤として機能し、他の各成分を均一に溶
かし、メラミン樹脂化粧板5に吹き付け塗装するにおい
て均一な消臭性コーティング層6が形成される。ところ
で、この消臭塗料を塗布した100cm2 の試料を3.
0リットルの容器内にれたところ160ppmであった
アンモニアガスの濃度が20分後には40ppmとなっ
た。以上述べたように、本発明の間仕切りパネルは化粧
板の表面に消臭性コーティング層を形成したものであっ
て、次のような効果を得ることが出来る。
【0013】
【発明の効果】本発明は合板上に化粧板を貼着した間仕
切りパネルを対象とし、該化粧板に消臭塗料を塗布して
コーティング層を形成したものであり、従って、該パネ
ルを用いて間仕切りを構成するならば、該間仕切りによ
って仕切られた空間は消臭されて悪臭を抑えることが出
来る。特に該間仕切りパネルにてトイレや病院の病室の
仕切り構成するならばその効果は大きい。
【0014】一方、この消臭コーティング層はウレタン
樹脂を含んでいる為に、耐摩性があり、又耐候性、耐薬
品性に優れた層となる。従って従来のメラミン樹脂化粧
板を保護して何時までも美しい間仕切りパネルを保持す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】間仕切りパネルにて構成したトイレの外観図。
【図2】本発明の間仕切りパネルの断面図。
【符号の説明】
1 間仕切りパネル 2 ドアパネル 3 ペーパーコア 4 合板 5 メラミン樹脂化粧板 6 消臭性コーティング層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペーパーコアの両面に合板を貼り合わ
    せ、該合板の上面にはメラミン樹脂化粧板又はポリエス
    テル樹脂化粧板を貼着した間仕切りパネルにおいて、メ
    ラミン樹脂化粧板又はポリエステル樹脂化粧板には消臭
    塗料を塗布して消臭性コーティング層を形成したもので
    あり、消臭塗料としてはウレタン樹脂を15重量%、酸
    化シリコンは0.5重量%、又植物精油系消臭剤は2
    9.5重量%、更に水は55重量%の割合で混合した組
    成物にて構成したことを特徴とする消臭性間仕切りパネ
    ル。
  2. 【請求項2】 合板等の木質上面にはメラミン樹脂化粧
    板又はポリエステル樹脂化粧板を貼着した間仕切りパネ
    ルにおいて、メラミン樹脂化粧板又はポリエステル樹脂
    化粧板には消臭塗料を塗布して消臭性コーティング層を
    形成したものであり、消臭塗料としてはウレタン樹脂を
    15重量%、酸化シリコンは0.5重量%、又植物精油
    系消臭剤は29.5重量%、更に水は55重量%の割合
    で混合した組成物にて構成したことを特徴とする消臭性
    間仕切りパネル。
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