JPH08230107A - 抗菌性間仕切りパネル - Google Patents
抗菌性間仕切りパネルInfo
- Publication number
- JPH08230107A JPH08230107A JP7065170A JP6517095A JPH08230107A JP H08230107 A JPH08230107 A JP H08230107A JP 7065170 A JP7065170 A JP 7065170A JP 6517095 A JP6517095 A JP 6517095A JP H08230107 A JPH08230107 A JP H08230107A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibacterial
- weight
- paint
- partition panel
- coating layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トイレ等に使用する木質の間仕切りパネルで
あって、パネル表面に抗菌処理をすることで、パネルに
付着する菌の増殖を抑えると共に、付着した菌を死滅さ
せることが出来る抗菌性間仕切りパネルの提供。 【構成】 メラミン樹脂化粧板又はポリエステル樹脂化
粧板を貼着した間仕切りパネルにおいて、アクリルウレ
タン樹脂、顔料、窒素硫黄系抗菌剤、トルエン、キシレ
ン、酢酸エチル、更に酢酸ブチルを混合して成る抗菌塗
料を上記化粧板に塗布して構成する。
あって、パネル表面に抗菌処理をすることで、パネルに
付着する菌の増殖を抑えると共に、付着した菌を死滅さ
せることが出来る抗菌性間仕切りパネルの提供。 【構成】 メラミン樹脂化粧板又はポリエステル樹脂化
粧板を貼着した間仕切りパネルにおいて、アクリルウレ
タン樹脂、顔料、窒素硫黄系抗菌剤、トルエン、キシレ
ン、酢酸エチル、更に酢酸ブチルを混合して成る抗菌塗
料を上記化粧板に塗布して構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は抗菌処理した木製の間仕
切りパネルに関するものである。
切りパネルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】間仕切りパネルにもその種類は色々あっ
て、一般的にはコアを充填材としてその両面にスチール
製の表面材を貼着したパネル、又石膏ボードを裏打ち材
としてその片面に表面材を貼着した場合等がある。一方
ではコアの両面に合板を貼り合わせてパネルの基板とし
て使用することもあって、この場合には該合板の表面に
メラミン樹脂板やポリエステル樹脂板を一種の化粧板と
して貼着する。
て、一般的にはコアを充填材としてその両面にスチール
製の表面材を貼着したパネル、又石膏ボードを裏打ち材
としてその片面に表面材を貼着した場合等がある。一方
ではコアの両面に合板を貼り合わせてパネルの基板とし
て使用することもあって、この場合には該合板の表面に
メラミン樹脂板やポリエステル樹脂板を一種の化粧板と
して貼着する。
【０００３】例えば、トイレを構成する間仕切りにはこ
の木質パネルが多用されている。ところで、トイレは多
数の人が利用し、特にデパートや駅に設置されるトイ
レ、又公園等に設置する公衆トイレにおいては、該トイ
レを利用する人を特定出来ない為に非常に不衛生な場合
が多く、毎日のように清掃は行っていてもトイレドアや
側面の仕切りパネルには無数の菌が付着している。従っ
て、このようなトイレを利用するならば何らかの菌が必
ず体に付着し、それが基で色々な病気に感染すると言っ
たことになる。
の木質パネルが多用されている。ところで、トイレは多
数の人が利用し、特にデパートや駅に設置されるトイ
レ、又公園等に設置する公衆トイレにおいては、該トイ
レを利用する人を特定出来ない為に非常に不衛生な場合
が多く、毎日のように清掃は行っていてもトイレドアや
側面の仕切りパネルには無数の菌が付着している。従っ
て、このようなトイレを利用するならば何らかの菌が必
ず体に付着し、それが基で色々な病気に感染すると言っ
たことになる。
【０００４】
【本発明が解決しようとする課題】このように、トイレ
等を構成する間仕切りパネルには無数の菌が付着してい
て、病気が感染する原因となっている。本発明が解決し
ようとする課題はトイレに限定するものではないが、木
製のパネルを対象としたものであり、該パネルに付着す
る菌の増殖を抑制すると共に、付着した菌を死滅させる
ことが出来る抗菌処理を施したパネルを提供する。
等を構成する間仕切りパネルには無数の菌が付着してい
て、病気が感染する原因となっている。本発明が解決し
ようとする課題はトイレに限定するものではないが、木
製のパネルを対象としたものであり、該パネルに付着す
る菌の増殖を抑制すると共に、付着した菌を死滅させる
ことが出来る抗菌処理を施したパネルを提供する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の木製パネルは木
質合板にメラミン樹脂板やポリエステル樹脂板等の化粧
板を貼着したパネルであって、この表面に抗菌塗料を塗
布したものであり、２０μｍ程度の薄いコーティング層
を形成する。ところで、上記抗菌塗料とはアクリルウレ
タン樹脂、顔料、窒素硫黄系抗菌剤、トルエン、キシレ
ン、酢酸エチル、酢酸ブチルを成分とした塗料である。
質合板にメラミン樹脂板やポリエステル樹脂板等の化粧
板を貼着したパネルであって、この表面に抗菌塗料を塗
布したものであり、２０μｍ程度の薄いコーティング層
を形成する。ところで、上記抗菌塗料とはアクリルウレ
タン樹脂、顔料、窒素硫黄系抗菌剤、トルエン、キシレ
ン、酢酸エチル、酢酸ブチルを成分とした塗料である。
【０００６】そして、この抗菌塗料を化粧合板の表面に
塗布し、常温乾燥して本発明の間仕切りパネルを構成す
る。上記アクリルウレタン樹脂は塗料のベース（下地）
となり、耐摩性、耐薬品性及び耐候性に優れている。そ
してこのアクリルウレタン樹脂は約２０重量％の割合で
混合される。顔料は約５重量％、又窒素硫黄系抗菌剤は
約１０重量％が含まれる。更に、トルエンは約３５重量
％、キシレンは約１５重量％、酢酸エチルは約５重量
％、更に酢酸ブチルは約１０重量％となっている。
塗布し、常温乾燥して本発明の間仕切りパネルを構成す
る。上記アクリルウレタン樹脂は塗料のベース（下地）
となり、耐摩性、耐薬品性及び耐候性に優れている。そ
してこのアクリルウレタン樹脂は約２０重量％の割合で
混合される。顔料は約５重量％、又窒素硫黄系抗菌剤は
約１０重量％が含まれる。更に、トルエンは約３５重量
％、キシレンは約１５重量％、酢酸エチルは約５重量
％、更に酢酸ブチルは約１０重量％となっている。
【０００７】そして、上記トルエン、キシレン、酢酸エ
チル、酢酸ブチルは溶剤として機能し、該溶剤内に上記
アクリルウレタン樹脂、顔料、及び窒素硫黄系抗菌剤が
入れられて混合し、本発明の抗菌塗料が出来上がる。該
抗菌塗料は主として大腸菌、ブドウ球菌、肺炎桿菌に対
して抗菌作用がある。以下、本発明に係る実施例を図面
に基づいて詳細に説明する。
チル、酢酸ブチルは溶剤として機能し、該溶剤内に上記
アクリルウレタン樹脂、顔料、及び窒素硫黄系抗菌剤が
入れられて混合し、本発明の抗菌塗料が出来上がる。該
抗菌塗料は主として大腸菌、ブドウ球菌、肺炎桿菌に対
して抗菌作用がある。以下、本発明に係る実施例を図面
に基づいて詳細に説明する。
【０００８】
【実施例】図１は一般的なトイレ間仕切りである。トイ
レは同図に示すように所定の大きさの空間を間仕切りパ
ネル１、１…にて仕切り、正面にはドアパネル２、２…
が取付けられている。ここで、本発明はトイレの構造や
形態は特に限定せず、該トイレを構成する間仕切りパネ
ル１及びドアパネル２に特徴がある。しかもこれらパネ
ルの形態ではなくパネル面に形成されるコーティング層
である。
レは同図に示すように所定の大きさの空間を間仕切りパ
ネル１、１…にて仕切り、正面にはドアパネル２、２…
が取付けられている。ここで、本発明はトイレの構造や
形態は特に限定せず、該トイレを構成する間仕切りパネ
ル１及びドアパネル２に特徴がある。しかもこれらパネ
ルの形態ではなくパネル面に形成されるコーティング層
である。
【０００９】図２は本発明の間仕切りパネルの断面を表
している。同図の３はペーパーコア、４は合板、５はメ
ラミン樹脂化粧板、６は抗菌性コーティング層を表して
いる。従来のトイレ用間仕切りパネル１及びドアパネル
２は上記ペーパーコア３の両面に合板４、４を貼り合わ
せ、合板４、４の上に化粧板としてのメラミン樹脂化粧
板５、５を貼着している。
している。同図の３はペーパーコア、４は合板、５はメ
ラミン樹脂化粧板、６は抗菌性コーティング層を表して
いる。従来のトイレ用間仕切りパネル１及びドアパネル
２は上記ペーパーコア３の両面に合板４、４を貼り合わ
せ、合板４、４の上に化粧板としてのメラミン樹脂化粧
板５、５を貼着している。
【００１０】このペーパーコア３の両面に合板４、４を
貼着したものが間仕切りパネルの基板となり、該基板上
に貼着される化粧板は上記メラミン樹脂化粧板５に限る
ものではない。例えばポリエステル樹脂化粧板を用いる
こともある。勿論、基板自体の構成も上記ペーパーコア
３と合板４、４の組み合わせに限ることはない。
貼着したものが間仕切りパネルの基板となり、該基板上
に貼着される化粧板は上記メラミン樹脂化粧板５に限る
ものではない。例えばポリエステル樹脂化粧板を用いる
こともある。勿論、基板自体の構成も上記ペーパーコア
３と合板４、４の組み合わせに限ることはない。
【００１１】ところで、上記メラミン樹脂化粧板５、５
の表面に抗菌樹脂を塗布することで抗菌性コーティング
層６、６を形成する。この抗菌性コーティング層６は抗
菌塗料をスプレーして形成することになるが、該抗菌塗
料の成分は前記の通りアクリルウレタン樹脂（２０重量
％）、顔料（５重量％）、窒素硫黄系抗菌剤（１０重量
％）、トルエン（３５重量％）、キシレン（１５重量
％）、酢酸エチル（５重量％）、酢酸ブチル（１０重量
％）からなっている。
の表面に抗菌樹脂を塗布することで抗菌性コーティング
層６、６を形成する。この抗菌性コーティング層６は抗
菌塗料をスプレーして形成することになるが、該抗菌塗
料の成分は前記の通りアクリルウレタン樹脂（２０重量
％）、顔料（５重量％）、窒素硫黄系抗菌剤（１０重量
％）、トルエン（３５重量％）、キシレン（１５重量
％）、酢酸エチル（５重量％）、酢酸ブチル（１０重量
％）からなっている。
【００１２】この抗菌性コーティング層６の厚さは約２
０μｍとし、常温で自然乾燥される。該抗菌塗料の成分
のうちアクリルウレタン樹脂は抗菌性コーティング層の
ベースとなり、又トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢
酸ブチルは溶剤として機能し、他の各成分を均一に溶か
し、メラミン樹脂化粧板５に吹き付け塗装するにおいて
均一な抗菌性コーティング層６が形成される。以上述べ
たように、本発明の間仕切りパネルは化粧板の表面に抗
菌性コーティング層を形成したものであって、次のよう
な効果を得ることが出来る。
０μｍとし、常温で自然乾燥される。該抗菌塗料の成分
のうちアクリルウレタン樹脂は抗菌性コーティング層の
ベースとなり、又トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢
酸ブチルは溶剤として機能し、他の各成分を均一に溶か
し、メラミン樹脂化粧板５に吹き付け塗装するにおいて
均一な抗菌性コーティング層６が形成される。以上述べ
たように、本発明の間仕切りパネルは化粧板の表面に抗
菌性コーティング層を形成したものであって、次のよう
な効果を得ることが出来る。
【００１３】
【発明の効果】本発明は合板上に化粧板を貼着した間仕
切りパネルを対象とし、該化粧板に抗菌塗料を塗布して
コーティング層を形成したものであり、従って、該パネ
ルに付着した各種菌、特に大腸菌、ブドウ球菌、肺炎桿
菌の増殖を抑制すると共に、これらの菌を死滅させる。
従って抗菌コーティング層を形成した間仕切りパネルに
はこれらの菌の存在はほとんどなく、衛生的なパネルと
なり、特に該間仕切りパネルにてトイレを構成するなら
ばその効果は大きい。
切りパネルを対象とし、該化粧板に抗菌塗料を塗布して
コーティング層を形成したものであり、従って、該パネ
ルに付着した各種菌、特に大腸菌、ブドウ球菌、肺炎桿
菌の増殖を抑制すると共に、これらの菌を死滅させる。
従って抗菌コーティング層を形成した間仕切りパネルに
はこれらの菌の存在はほとんどなく、衛生的なパネルと
なり、特に該間仕切りパネルにてトイレを構成するなら
ばその効果は大きい。
【００１４】一方、この抗菌コーティング層はアクリル
ウレタン樹脂を含んでいる為に、耐摩性があり、又耐候
性、耐薬品性に優れた層となる。従って従来のメラミン
樹脂化粧板を保護して何時までも美しい間仕切りパネル
を保持することが出来る。
ウレタン樹脂を含んでいる為に、耐摩性があり、又耐候
性、耐薬品性に優れた層となる。従って従来のメラミン
樹脂化粧板を保護して何時までも美しい間仕切りパネル
を保持することが出来る。
【図１】間仕切りパネルにて構成したトイレの外観図。
【図２】本発明の間仕切りパネルの断面図。
１ 間仕切りパネル ２ ドアパネル ３ ペーパーコア ４ 合板 ５ メラミン樹脂化粧板 ６ 抗菌性コーティング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０４Ｃ 2/52 Ｅ０４Ｈ 1/12 ３０１ // Ｅ０４Ｈ 1/12 ３０１ Ｅ０４Ｃ 2/46 Ｌ
Claims (2)
- 【請求項１】 ペーパーコアの両面に合板を貼り合わ
せ、該合板の上面にはメラミン樹脂化粧板又はポリエス
テル樹脂化粧板を貼着した間仕切りパネルにおいて、メ
ラミン樹脂化粧板又はポリエステル樹脂化粧板には抗菌
塗料を塗布して抗菌性コーティング層を形成したもので
あり、抗菌塗料としてはアクリルウレタン樹脂を約２０
重量％、顔料は約５重量％、又窒素硫黄系抗菌剤は約１
０重量％、更にトルエンは約３５重量％、キシレンは約
１５重量％、酢酸エチルは約５重量％、更に酢酸ブチル
は約１０重量％の割合で混合した組成物にて構成したこ
とを特徴とする抗菌性間仕切りパネル。 - 【請求項２】 合板等の木質上面にはメラミン樹脂化粧
板又はポリエステル樹脂化粧板を貼着した間仕切りパネ
ルにおいて、メラミン樹脂化粧板又はポリエステル樹脂
化粧板には抗菌塗料を塗布して抗菌性コーティング層を
形成したものであり、抗菌塗料としてはアクリルウレタ
ン樹脂を約２０重量％、顔料は約５重量％、又窒素硫黄
系抗菌剤は約１０重量％、更にトルエンは約３５重量
％、キシレンは約１５重量％、酢酸エチルは約５重量
％、更に酢酸ブチルは約１０重量％の割合で混合した組
成物にて構成したことを特徴とする抗菌性間仕切りパネ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7065170A JPH08230107A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 抗菌性間仕切りパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7065170A JPH08230107A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 抗菌性間仕切りパネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08230107A true JPH08230107A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=13279158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7065170A Pending JPH08230107A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 抗菌性間仕切りパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08230107A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101228237B1 (ko) * | 2006-08-18 | 2013-01-30 | (주)엘지하우시스 | 굴곡 시공이 용이한 멜라민 화장 복합 판넬 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP7065170A patent/JPH08230107A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101228237B1 (ko) * | 2006-08-18 | 2013-01-30 | (주)엘지하우시스 | 굴곡 시공이 용이한 멜라민 화장 복합 판넬 |
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