JP3292450B2 - 光ディジタル通信方法及びその装置 - Google Patents

光ディジタル通信方法及びその装置

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JP3292450B2
JP3292450B2 JP34889496A JP34889496A JP3292450B2 JP 3292450 B2 JP3292450 B2 JP 3292450B2 JP 34889496 A JP34889496 A JP 34889496A JP 34889496 A JP34889496 A JP 34889496A JP 3292450 B2 JP3292450 B2 JP 3292450B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、光を用いてディジ
タルデータの授受を行う光ディジタル通信方法及びその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディジタルデータ通信装置は、
送信部と受信部とからなり、送信部では送信するディジ
タルデータに対応したディジタル電気信号によって赤外
線LED又はレーザダイオードを駆動し、データに対応
した赤外線信号を空間に放射する。また、受信部では、
フォトダイオードのような赤外線受光素子により送信部
から放射された赤外線信号を受光し、これをアナログ電
気信号に変換する。さらに、受信部では、得られたアナ
ログ電気信号を増幅した後、コンパレータ等によってデ
ィジタル信号に変換する。
【0003】受信部のフォトダイオード等の受光素子か
ら得られたアナログ電気信号は、2値信号の方形波パル
ス列であり、通常、この状態で増幅される。増幅に際し
ては、一般的に複数段の増幅器間をコンデンサによって
直列接続して複数段の増幅を行っている。
【0004】尚、赤外線ディジタルデータ通信装置は、
送信部と受信部を両方備えたモジュール間で通信を行う
のが一般的であるが、送信部だけのモジュールと受信部
だけのモジュールとの間で通信を行う場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、複数段の増幅器AP間をコンデンサCによっ
て直列接続して複数段の増幅を行う場合、信号はコンデ
ンサにより直流分が分離されて次段の増幅器APに入力
されるため、信号のパルス列の平均レベルが次段の増幅
器APにおける直流電位となる。このため、パルス列に
おけるパルス密度の疎密変化により、パルス列の平均レ
ベルが変動し、最終段のコンパレータの入力端における
信号レベルの変動が生じ、再生波形の歪み、ジッターの
増大等を招き、通信エラーが発生しやすくなると言う問
題点があった。
【0006】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、直流
レベルの変動を低減し、通信エラーの低減を図れる光デ
ィジタル通信方法及びその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、送信部では、基本パルス幅
を有するパルス列からなる伝送対象となるディジタル信
号と該ディジタル信号を所定時間遅延した遅延ディジタ
ル信号のそれぞれによって異なる2つの発光素子を駆動
し、2系統の信号光を空気中に放射し、受信部では、前
記送信部の2つの発光素子から放射された2系統の信号
光のそれぞれを2つの受光素子によって受光すると共
に、該2つの受光素子から出力される2つの電気信号の
レベルの差を求めて3値信号となした後、前記3値信号
の中央値よりも大きい第1のしきい値レベル及び前記3
値信号の中央値よりも小さい第2のしきい値レベルと前
3値信号のレベルとを比較して前記3値信号を2値信
号となし、前記伝送対象となるディジタル信号を再生す
る光ディジタル通信方法を提案する。
【0008】該光ディジタル通信方法によれば、送信部
では、伝送対象となるディジタル信号と該ディジタル信
号を所定時間遅延した遅延ディジタル信号のそれぞれに
よって異なる2つの発光素子が駆動され、送信部から2
系統の信号光が空気中に放射される。さらに、受信部で
は、前記送信部の2つの発光素子から放射された2系統
の信号光のそれぞれが2つの受光素子によって受光され
ると共に、該2つの受光素子から出力される2つの電気
信号のレベルの差をとった3値の信号が求められる。こ
の後、該3値信号は3値信号の中央値よりも大きい第1
のしきい値レベル及び3値信号の中央値よりも小さい第
2のしきい値レベルと比較されて2値信号とされ、前記
伝送対象となるディジタル信号が再生される。ここで受
信部では、前記3値信号として増幅を行うことにより、
信号におけるパルスの疎密が変化しても常にその直流レ
ベルはほぼ一定値を維持する。さらに、前記ディジタル
信号に対する遅延ディジタル信号の遅延時間の大小によ
って受信部において再生されるディジタル信号における
パルス幅が変化する。
【0009】また、請求項2では、請求項1記載の光デ
ィジタル通信方法において、前記送信部では、前記ディ
ジタル信号を前記基本パルス幅分遅延して前記遅延ディ
ジタル信号を生成する光ディジタル通信方法を提案す
る。
【0010】該光ディジタル通信方法によれば、送信部
では、前記ディジタル信号を前記基本パルス幅分遅延し
て前記遅延ディジタル信号が生成される。これにより、
受信部において再生されるディジタル信号におけるパル
ス幅は、送信部におけるディジタル信号のパルス幅とほ
ぼ等しいものとなる。
【0011】また、請求項3では、送信部では、基本パ
ルス幅を有するパルス列からなる伝送対象となるディジ
タル信号を前記基本パルス幅分遅延した遅延ディジタル
信号を生成すると共に、前記ディジタル信号と遅延ディ
ジタル信号とを論理積して論理積信号を生成した後、前
記ディジタル信号と前記論理積信号とを排他的論理和し
て第1の送信パルス信号を生成し、前記遅延ディジタル
信号と前記論理積信号とを排他的論理和して第2の送信
パルス信号を生成してこれらのそれぞれによって異なる
2つの発光素子を駆動し、2系統の信号光を空気中に放
射し、受信部では、前記送信部の2つの発光素子から放
射された2系統の信号光のそれぞれを2つの受光素子に
よって受光すると共に、該2つの受光素子から出力され
る2つの電気信号のレベルの差を求めて3値信号となし
た後、前記3値信号の中央値よりも大きい第1のしきい
値レベル及び前記3値信号の中央値よりも小さい第2の
しきい値レベルと前記3値信号のレベルとを比較して
記3値信号を2値信号となし、前記伝送対象となるディ
ジタル信号を再生する光ディジタル通信方法を提案す
る。
【0012】該光ディジタル通信方法によれば、送信部
では、伝送対象となるディジタル信号を前記基本パルス
幅分遅延した遅延ディジタル信号が生成されると共に、
前記ディジタル信号と遅延ディジタル信号から、時系列
的にこれらの重なったパルス部分が除去された第1の送
信パルス信号と第2の送信パルス信号とが生成されてこ
れらのそれぞれによって異なる2つの発光素子が駆動さ
れ、送信部からは2系統の信号光が空気中に放射され
る。さらに、受信部では、前記送信部の2つの発光素子
から放射された2系統の信号光のそれぞれが2つの受光
素子によって受光されると共に、該2つの受光素子から
出力される2つの電気信号のレベルの差をとった3値の
信号が求められる。この後、該3値信号は前記3値信号
の中央値よりも大きい第1のしきい値レベル及び前記3
値信号の中央値よりも小さい第2のしきい値レベルのそ
れぞれと比較されて2値信号とされ、前記伝送対象とな
るディジタル信号が再生される。ここで受信部では、前
記3値信号として増幅を行うことにより、信号における
パルスの疎密が変化しても常にその直流レベルはほぼ一
定値を維持する。さらに、前記ディジタル信号に対する
遅延ディジタル信号の遅延時間の大小によって受信部に
おいて再生されるディジタル信号におけるパルス幅が変
化する。
【0013】また、請求項4では、送信部では、基本パ
ルス幅を有するパルス列からなる伝送対象となるディジ
タル信号のパルス幅を1/2とした第1のディジタル信
号を生成すると共に、該第1のディジタル信号を前記基
本パルス幅の1/2の幅分遅延した第2のディジタル信
号を生成し、これら第1及び第2のディジタル信号のそ
れぞれによって異なる2つの発光素子を駆動し、2系統
の信号光を空気中に放射し、受信部では、前記送信部の
2つの発光素子から放射された2系統の信号光のそれぞ
れを2つの受光素子によって受光すると共に、該2つの
受光素子から出力される2つの電気信号のレベルの差を
求めて3値信号となした後、前記3値信号の中央値より
も大きい第1のしきい値レベル及び前記3値信号の中央
よりも小さい第2のしきい値レベルと前記3値信号の
レベルとを比較して前記3値信号を2値信号となし、前
記伝送対象となるディジタル信号を再生する光ディジタ
ル通信方法を提案する。
【0014】該光ディジタル通信方法によれば、送信部
では、基本パルス幅を有するパルス列からなる伝送対象
となるディジタル信号のパルス幅を1/2とした第1の
ディジタル信号が生成されると共に、該第1のディジタ
ル信号を前記基本パルス幅の1/2の幅分遅延した第2
のディジタル信号が生成され、これら第1及び第2のデ
ィジタル信号のそれぞれによって異なる2つの発光素子
が駆動され、送信部からは2系統の信号光が空気中に放
射される。さらに、受信部では、前記送信部の2つの発
光素子から放射された2系統の信号光のそれぞれが2つ
の受光素子によって受光されると共に、該2つの受光素
子から出力される2つの電気信号のレベルの差をとった
3値の信号が求められる。この後、該3値信号は前記3
値信号の中央値よりも大きい第1のしきい値レベル及び
前記3値信号の中央値よりも小さい第2のしきい値レベ
ルのそれぞれと比較されて2値信号とされ、前記伝送対
象となるディジタル信号が再生される。ここで受信部で
は、前記3値信号として増幅を行うことにより、信号に
おけるパルスの疎密が変化しても常にその直流レベルは
ほぼ一定値を維持する。さらに、前記ディジタル信号に
対する遅延ディジタル信号の遅延時間の大小によって受
信部において再生されるディジタル信号におけるパルス
幅が変化する。
【0015】また、請求項5では、送信対象となるディ
ジタル信号に基づいて光信号を出射する送信部と、該光
信号を受光し、ディジタル信号に変換する受信部とを備
えた光ディジタル通信装置において、前記送信部は、前
記ディジタル信号に対応して光を出射する第1の発光素
子と、前記ディジタル信号を遅延する遅延回路と、該遅
延回路によって遅延されたディジタル信号に対応して光
を出射する第2の発光素子と、前記第1の発光素子から
射出された第1の信号光と前記第2の発光素子から射出
された第2の信号光を入射し、該第1の信号光及び第2
の信号光を分離可能な2種類の信号光として送出する信
号光送出手段とを備え、前記受信部は、前記送信部より
送出された2種類の信号光を分離して前記第1の信号光
及び第2の信号光を再生する信号光再生手段と、該信号
光再生手段によって再生された前記第1の信号光を入力
してこれを電気信号に変換する第1の受光素子と、前記
信号光再生手段によって再生された前記第2の信号光を
入力してこれを電気信号に変換する第2の受光素子と、
前記第1及び第2の受光素子から出力される電気信号を
入力し、該電気信号レベルの差を求めて3値信号を出力
する減算回路と、該減算回路の出力信号を増幅する増幅
回路と、該増幅回路から出力される3値信号のレベル
を、該3値信号の中央値よりも大きい第1のしきい値レ
ベル及び該3値信号の中央値よりも小さい第2のしきい
値レベルと比較して、該3値信号を値信号に変換する
比較回路とを備えている光ディジタル通信装置を提案す
る。
【0016】該光ディジタル通信装置によれば、前記送
信部では、ディジタル信号に対応して第1の発光素子か
ら光が出射されると共に、遅延回路によって前記ディジ
タル信号が遅延され、該遅延回路によって遅延されたデ
ィジタル信号に対応して第2の発光素子から光が出射さ
れる。さらに、前記第1の発光素子から射出された第1
の信号光と前記第2の発光素子から射出された第2の信
号光は、光信号送出手段によって分離可能な2種類の信
号光として送出される。
【0017】また、受信部では、前記送信部より送出さ
れた2種類の信号光が、信号光再生手段によって分離さ
れ、前記第1の信号光及び第2の信号光として再生され
る。再生された前記第1の信号光は第1の受光素子に入
力されて電気信号に変換され、前記第2の信号光は第2
の受光素子に入力されて電気信号に変換される。
【0018】さらに、減算回路によって、前記第1及び
第2の受光素子から出力される電気信号レベルの差のレ
ベルを有する3値信号が出力され、該減算回路の出力信
号は増幅回路によって増幅される。該増幅回路から出力
される3値信号のレベルは、比較回路によって該3値信
号の中央値よりも大きい第1のしきい値レベル及び該3
値信号の中央値よりも小さい第2のしきい値レベルと比
較され、前記増幅回路の出力信号レベルが前記第1のし
きい値レベルを超えたときに比較回路の出力信号レベル
はハイレベルになり、前記増幅回路の出力信号レベルが
前記第2のしきい値レベルを下回ったときに比較回路の
出力信号レベルはローレベルになり、前記3値信号が
値化されてディジタル信号が再生される。
【0019】また、請求項6では、送信対象となるディ
ジタル信号に基づいて光信号を出射する送信部と、該光
信号を受光し、ディジタル信号に変換する受信部とを備
えた光ディジタル通信装置において、前記送信部は、前
記ディジタル信号を遅延する遅延回路と、該遅延回路か
ら出力される遅延ディジタル信号と前記ディジタル信号
とを論理積した論理積ディジタル信号を出力するAND
回路と、前記ディジタル信号と前記論理積ディジタル信
号とを排他的論理和した第1のディジタル信号を出力す
る第1の排他的論理和回路と、前記遅延ディジタル信号
と前記論理積ディジタル信号とを排他的論理和した第2
のディジタル信号を出力する第2の排他的論理和回路
と、前記第1のディジタル信号に対応して光を出射する
第1の発光素子と、前記第2のディジタル信号に対応し
て光を出射する第2の発光素子と、前記第1の発光素子
から射出された第1の信号光と前記第2の発光素子から
射出された第2の信号光を入射し、該第1の信号光及び
第2の信号光を分離可能な2種類の信号光として送出す
る信号光送出手段とを備え、前記受信部は、前記送信部
より送出された2種類の信号光を分離して前記第1の信
号光及び第2の信号光を再生する信号光再生手段と、該
信号光再生手段によって再生された前記第1の信号光を
入力してこれを電気信号に変換する第1の受光素子と、
前記信号光再生手段によって再生された前記第2の信号
光を入力してこれを電気信号に変換する第2の受光素子
と、前記第1及び第2の受光素子から出力される電気信
号を入力し、該電気信号レベルの差を求めて3値信号を
出力する減算回路と、該減算回路の出力信号を増幅する
増幅回路と、該増幅回路から出力される3値信号のレベ
ルを、該3値信号の中央値よりも大きい第1のしきい値
レベル及び該3値信号の中央値よりも小さい第2のしき
い値レベルと比較して、該3値信号を値信号に変換す
る比較回路とを備えている光ディジタル通信装置を提案
する。
【0020】該光ディジタル通信装置によれば、前記送
信部では、伝達対象となるディジタル信号が、遅延回路
によって遅延され、該遅延ディジタル信号と前記ディジ
タル信号とがAND回路によって論理積されて論理積デ
ィジタル信号として出力される。さらに、第1の排他的
論理和回路によって、前記ディジタル信号と前記論理積
ディジタル信号とを排他的論理和した第1のディジタル
信号が出力され、第2の排他的論理和回路によって、前
記遅延ディジタル信号と前記論理積ディジタル信号とを
排他的論理和した第2のディジタル信号が出力される。
この第1のディジタル信号に対応して第1の発光素子か
ら光が出射されると共に、第2のディジタル信号に対応
して第2の発光素子から光が出射される。
【0021】さらに、前記第1の発光素子から射出され
た第1の信号光と前記第2の発光素子から射出された第
2の信号光は、光信号送出手段によって分離可能な2種
類の信号光として送出される。
【0022】また、受信部では、前記送信部より送出さ
れた2種類の信号光が、信号光再生手段によって分離さ
れ、前記第1の信号光及び第2の信号光として再生され
る。再生された前記第1の信号光は第1の受光素子に入
力されて電気信号に変換され、前記第2の信号光は第2
の受光素子に入力されて電気信号に変換される。
【0023】さらに、減算回路によって、前記第1及び
第2の受光素子から出力される電気信号レベルの差のレ
ベルを有する3値信号が出力され、該減算回路の出力信
号は増幅回路によって増幅される。該増幅回路から出力
される3値信号のレベルは、比較回路によって該3値信
号の中央値よりも大きい第1のしきい値レベル及び該3
値信号の中央値よりも小さい第2のしきい値レベルと比
較され、前記増幅回路の出力信号レベルが前記第1のし
きい値レベルを超えたときに比較回路の出力信号レベル
はハイレベルになり、前記増幅回路の出力信号レベルが
前記第2のしきい値レベルを下回ったときに比較回路の
出力信号レベルはローレベルになり、前記3値信号が
値化されてディジタル信号が再生される。
【0024】また、請求項7では、第1のクロック信号
に同期し、該第1のクロック信号の周期に相当する基本
パルス幅を有するパルス列からなる送信対象となるディ
ジタル信号に基づいて光信号を出射する送信部と、該光
信号を受光し、ディジタル信号に変換する受信部とを備
えた光ディジタル通信装置において、前記送信部は、前
記第1のクロック信号に同期すると共に前記第1のクロ
ック信号の2倍の周波数を有する第2のクロック信号を
生成するクロック信号生成回路と、前記ディジタル信号
を前記第2のクロック信号の1周期分遅延すると共に反
転して出力する遅延反転回路と、該遅延反転回路から出
力される遅延反転ディジタル信号と前記ディジタル信号
とを論理積した論理積ディジタル信号を出力するAND
回路と、前記論理積ディジタル信号を遅延した第1のデ
ィジタル信号を出力する第1の遅延回路と、前記第1の
ディジタル信号を前記第2のクロック信号の1周期分遅
延した第2のディジタル信号を出力する第2の遅延回路
と、前記第1のディジタル信号に対応して光を出射する
第1の発光素子と、前記第2のディジタル信号に対応し
て光を出射する第2の発光素子と、前記第1の発光素子
から射出された第1の信号光と前記第2の発光素子から
射出された第2の信号光を入射し、該第1の信号光及び
第2の信号光を分離可能な2種類の信号光として送出す
る信号光送出手段とを備え、前記受信部は、前記送信部
より送出された2種類の信号光を分離して前記第1の信
号光及び第2の信号光を再生する信号光再生手段と、該
信号光再生手段によって再生された前記第1の信号光を
入力してこれを電気信号に変換する第1の受光素子と、
前記信号光再生手段によって再生された前記第2の信号
光を入力してこれを電気信号に変換する第2の受光素子
と、前記第1及び第2の受光素子から出力される電気信
号を入力し、該電気信号レベルの差を求めて3値信号を
出力する減算回路と、該減算回路の出力信号を増幅する
増幅回路と、該増幅回路から出力される3値信号のレベ
ルを、該3値信号の中央値よりも大きい第1のしきい値
レベル及び該3値信号の中央値よりも小さい第2のしき
い値レベルと比較して、該3値信号を値信号に変換す
る比較回路とを備えている光ディジタル通信装置を提案
する。
【0025】該光ディジタル通信装置によれば、前記送
信部では、クロック信号生成回路によって、第1のクロ
ック信号に同期すると共に第1のクロック信号の2倍の
周波数を有する第2のクロック信号が生成され、遅延反
転回路によって、送信対象となるディジタル信号は前記
第2のクロック信号の1周期分遅延されると共に反転さ
れる。さらに、前記遅延反転回路から出力される遅延反
転ディジタル信号と前記ディジタル信号は、AND回路
によって論理積されて、論理積ディジタル信号として出
力され、該論理積ディジタル信号は第1の遅延回路によ
って遅延されて第1のディジタル信号として出力され
る。また、前記第1のディジタル信号は、第2の遅延回
路によって、前記第2のクロック信号の1周期分遅延さ
れて第2のディジタル信号として出力される。この第1
のディジタル信号に対応して第1の発光素子から光が出
射されると共に、第2のディジタル信号に対応して第2
の発光素子から光が出射される。
【0026】さらに、前記第1の発光素子から射出され
た第1の信号光と前記第2の発光素子から射出された第
2の信号光は、光信号送出手段によって分離可能な2種
類の信号光として送出される。
【0027】また、受信部では、前記送信部より送出さ
れた2種類の信号光が、信号光再生手段によって分離さ
れ、前記第1の信号光及び第2の信号光として再生され
る。再生された前記第1の信号光は第1の受光素子に入
力されて電気信号に変換され、前記第2の信号光は第2
の受光素子に入力されて電気信号に変換される。
【0028】さらに、減算回路によって、前記第1及び
第2の受光素子から出力される電気信号レベルの差のレ
ベルを有する3値信号が出力され、該減算回路の出力信
号は増幅回路によって増幅される。該増幅回路から出力
される3値信号のレベルは、比較回路によって該3値信
号の中央値よりも大きい第1のしきい値レベル及び該3
値信号の中央値よりも小さい第2のしきい値レベルと比
較され、前記増幅回路の出力信号レベルが前記第1のし
きい値レベルを超えたときに比較回路の出力信号レベル
はハイレベルになり、前記増幅回路の出力信号レベルが
前記第2のしきい値レベルを下回ったときに比較回路の
出力信号レベルはローレベルになり、前記3値信号が
値化されてディジタル信号が再生される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
における装置の要部構成図、図2は要部構造を示す図で
ある。図において、1は送信部、2は受信部である。
【0030】送信部1は、ディジタル信号入力端子1
1、信号処理回路12、駆動回路13A,13B、発光
素子14A,14B、直線偏光板15A,15B、及び
λ/4波長板16A,16Bから構成されている。
【0031】ディジタル信号入力端子11に入力された
伝送対象となるディジタル信号DS1は、信号処理回路
12によって所定の処理が施されて2つのディジタル信
号DS1’,DS1”として出力される。この一方のデ
ィジタル信号DS1’は駆動回路13Aに入力され、他
方のディジタル信号DS1”は駆動回路13Bに入力さ
れる。
【0032】一方、送信部1の主要電気系回路は、図3
に示す構成とした。即ち、信号処理回路12は、クロッ
ク信号発生回路121 ,D型フリップフロップ122,123 か
ら構成されている。クロック信号発生回路121 は、ディ
ジタル信号DS1における基本パルス幅に等しい周期の
クロック信号CPを出力する。D型フリップフロップ12
2,123 はクロック信号CPによって動作し、クロック信
号CPの立ち上がりによってD入力端子に入力された信
号をラッチしてQ出力端子に出力する。
【0033】フリップフロップ122 のD入力端子にはデ
ィジタル信号DS1が入力され、Q出力端子からディジ
タル信号DS1’が出力される。フリップフロップ123
のD入力端子にはディジタル信号DS1’が入力され、
これによりQ出力端子からは信号DS1’が1クロック
CP遅延された信号DS1”が出力される。
【0034】駆動回路13A,13Bの構成は同一であ
り、駆動回路13A,13Bは、抵抗器131〜134、トラ
ンジスタ135から構成され、抵抗器131の一端にディジタ
ル信号DS1或いはDS1’が入力され、抵抗器131の
他端はトランジスタ135のベース及び抵抗器132の一端に
接続され、トランジスタ135のエミッタは抵抗器133の一
端に接続されている。また、抵抗器132,133の他端には
所定の電圧+Vが印加されている。さらに、トランジス
タ135のコレクタは抵抗器134を介して発光素子(LE
D)14A或いは14Bのアノードに接続され、発光素
子(LED)14A,14Bのカソードは接地されてい
る。
【0035】これにより、ディジタル信号DS1’或い
はDS1”に対応してトランジスタ135がスイッチング
動作して発光素子14A或いは14Bに電圧を印加し、
発光素子14A,14Bを駆動する。
【0036】また、本実施例においては、発光素子14
A,14Bとして赤外線LEDを使用した。
【0037】さらに、送信部1において、発光素子14
A,14B、直線偏光板15A,15B及びλ/4波長
板16A,16Bをフード17で覆うと共に、光出射用
の開口部17aに凸レンズ18を設けている。
【0038】また、発光素子14A,14Bのそれぞれ
の光出射側には直線偏光板15A,15Bが配置され、
発光素子14A,14Bのそれぞれから出射された光は
これらの直線偏光板15A,15Bを通り、直線偏光と
してλ/4波長板16A,16Bに入射され円偏光又は
楕円偏光として空間中に放射される。
【0039】ここで、直線偏光板15A,15Bのそれ
ぞれから射出される直線偏光の偏波面は互いに直交する
角度に設定されている。また、図4に示すように、送信
部1における直線偏光板15A,15Bは、それぞれか
ら射出される直線偏光の偏波面がλ/4波長板16A,
16Bの光軸x,yに対して45度ずれるように配置さ
れている。これにより、送信部1からは回転方向の異な
る2種類の円偏光が送出される。
【0040】ここで、直線偏光板15A,15B及びλ
/4波長板16A,16Bによって信号光送出手段が構
成されている。
【0041】一方、受信部2は、λ/4波長板21A,
21B、直線偏光板22A,22B、受光素子23A,
23B、減算回路24、増幅回路25及び比較回路26
から構成されている。
【0042】受光素子23A,23Bのそれぞれは送信
部から放射された光信号を入力して電気信号DS2,D
S2’に変換して出力するものであり、本実施形態にお
いては、受光素子23A,23Bとして赤外線フォトダ
イオードを使用した。
【0043】また、受光素子23A,23Bのそれぞれ
の光入射側には送信部1に設けられた直線偏光板15
A,15Bのそれぞれから射出された直線偏光を通過さ
せるように直線偏光板22A,22Bが配置されてい
る。さらに、これらの直線偏光板22A,22Bのそれ
ぞれの光入射側にはλ/4波長板21A,21Bが配置
されている。さらに、受信部2においては、λ/4波長
板21A,21B、直線偏光板22A,22B及び受光
素子23A,23Bをフード27で覆うと共に、光入射
用の開口部27aに凸レンズ28を設けている。
【0044】ここで、受信部2における直線偏光板22
A,22Bは、図4に示すように、それぞれを通過する
直線偏光の偏波面がλ/4波長板21A,21Bの光軸
x,yに対して45度ずれるように配置され、送信部1
における直線偏光が再生されるようになっている。ま
た、λ/4波長板21A,21B及び直線偏光板22
A,22Bによって信号光再生手段が構成されている。
【0045】一方、受信部2の主要電気系回路は、図5
に示す構成とした。即ち、減算回路24は抵抗器241と
増幅器242から構成され、抵抗器241の一端は受光素子
(フォトダイオード)23Aのアノード、受光素子(フ
ォトダイオード)23Bのカソード及び増幅器242の入
力端子のそれぞれに接続され、抵抗器241の他端は接地
されている。さらに、受光素子23Aのカソードには所
定の正の電圧+V1が印加され、受光素子23Bのアノ
ードには所定の負の電圧−V1が印加されている。
【0046】これにより、増幅器242には受光素子23
Aの出力電流I1と受光素子23Bの出力電流I2の差の
電流(I1−I2)が抵抗器241で電圧に変換され入力さ
れる。
【0047】これにより、減算回路24からは、一方の
受光素子23Aから出力された電気信号DS2の電圧レ
ベルから他方の受光素子23Bから出力された電気信号
DS2’の電圧レベルを減算した電圧レベルを有する電
気信号DS3が出力される。
【0048】また、増幅回路25は、コンデンサ251,25
2 及び増幅器253,254 から構成され、減算回路24から
出力された信号DS3はコンデンサ251 を介して増幅器
253に入力され、増幅器253 の出力信号はコンデンサ252
を介して増幅器254 に入力される。これにより信号D
S3は増幅されて、信号DS4として増幅回路25から
出力される。
【0049】比較回路26は、コンパレータ261 と2つ
の抵抗器262,263 及びNOT回路264 から構成され、ヒ
ステリシス特性を持った比較回路が構成されている。即
ち、コンパレータ261 の反転入力端子には信号DS4が
入力され、非反転入力端子は抵抗器262 を介して接地さ
れると共に抵抗器263 を介してその出力端子に接続され
ている。また、コンパレータ261 の出力信号DS5はN
OT回路264 を介して信号DS6として出力される。
【0050】ここで、コンパレータ261 の第1のしきい
値電圧レベルUTPは次の(1)式によって、また第2
のしきい値電圧レベルLTPは次の(2)式によってそ
れぞれ決定される。また、VOHはコンパレータ261 のハ
イレベル出力電圧であり、VOLはコンパレータ261 のロ
ーレベル出力電圧である。また、R1は抵抗器262 の抵
抗値、R2は抵抗器263 の抵抗値である。
【0051】 UTP=VOH・R1/(R1+R2) …(1) LTP=VOL・R1/(R1+R2) …(2) 従って、信号DS4の電圧レベルがUTPを越えたとき
にコンパレータ261 の出力電圧(信号DS5の電圧)は
ローレベル(VOL)となり、信号DS4の電圧レベルが
LTPを下回ったときにコンパレータ261 の出力電圧
(信号DS5の電圧)はハイレベル(VOH)となる。
【0052】前述の構成によれば、送信部1において
は、発光素子14A,14Bから出射した赤外線は外乱
光が含まれることなく直線偏光板15A,15B及びλ
/4波長板16A,16Bを通過した後、凸レンズ18
によって平行光とされて受信部2に向けて出射される。
【0053】また、受信部2においては、送信部1から
出射された赤外線が凸レンズ28によって受光素子23
A,23Bに入射され、この際、受光素子23A,23
Bには、λ/4波長板21A,21B及び直線偏光板2
2A,22Bを通過した赤外線と共に外乱光が直接入射
されることが無くなる。
【0054】さらに、図6の波形図に示すように、2つ
の受光素子23A,23Bに同等に入力される外乱光ノ
イズ成分NZは減算回路24によって除去される。ま
た、一方の受光素子23Aから出力される電気信号DS
2は、伝達対象となるディジタル信号DS1と同位相で
あり、他方の受光素子23Bから出力される電気信号D
S2’は、伝達対象となるディジタル信号DS1とは位
相が180度違ったものであると共に反転したものとな
るので、これらの電気信号の電圧レベルの差を取ると外
乱光ノイズ成分NZは除去され、さらに信号DS3のパ
ルス列の平均レベルは常にほぼ一定値を維持する。
【0055】従って、複数段の増幅器253,254 間をコン
デンサ251,252 によって直列接続して複数段の増幅を行
う場合、信号はコンデンサにより直流分が分離されて次
段の増幅器に入力され、パルス列におけるパルス密度の
疎密変化が生じても、パルス列の平均レベルは変動する
ことなく、最終段のコンパレータの入力端における信号
レベルの変動が生じることがない。これにより、再生波
形の歪みやジッターの増大等を防止することができ、従
来に比べて通信エラーの発生を大幅に低減することがで
きる。
【0056】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。図7は、第2の実施形態における送信部1の電気系
回路の構成図である。図において、前述した第1の実施
形態と同一構成部分は同一符号を持って表し、その説明
を省略する。また、第1の実施形態と第2の実施形態と
の相違点は、送信部1の信号処理回路12に代えて信号
処理回路31を設けたことにある。
【0057】即ち、信号処理回路31は、クロック信号
発生回路311 、D型フリップフロップ回路312,313 、A
ND回路314 及び2つの排他的論理和回路315,316 から
構成されている。
【0058】クロック信号発生回路311 は、ディジタル
信号DS1における基本パルス幅に等しい周期のクロッ
ク信号CPを出力する。D型フリップフロップ312,313
はクロック信号CPによって動作し、クロック信号CP
の立ち上がりによってD入力端子に入力された信号をラ
ッチしてQ出力端子に出力する。
【0059】フリップフロップ312 のD入力端子にはデ
ィジタル信号DS1が入力され、Q出力端子からディジ
タル信号A1が出力される。フリップフロップ313 のD
入力端子にはディジタル信号A1が入力され、これによ
りQ出力端子からは信号A1が1クロックCP遅延され
た信号A2が出力される。
【0060】AND回路314 の2つの入力端子には信号
A1,A2が入力され、AND回路から信号A3が出力
される。また、排他的論理和回路315 の2つの入力端子
には信号A1,A3が入力され、排他的論理和回路316
の2つの入力端子には信号A2,A3が入力されてい
る。
【0061】これにより、排他的論理和回路315 からデ
ィジタル信号DS1’が出力され、排他的論理和回路31
6 からディジタル信号DS1”が出力される。
【0062】前述の構成によれば、図8の波形図に示す
ように、送信部1では、伝送対象となるディジタル信号
をフリップフロップ312 によりラッチして信号A1を生
成し、この信号A1を1クロック信号CP分遅延したデ
ィジタル信号A2が生成されると共に、ディジタル信号
A1とディジタル信号A2から、時系列的にこれらの重
なったパルス部分が除去された第1の送信パルス信号D
S1’と第2の送信パルス信号DS1”とが生成されて
これらのそれぞれによって異なる2つの発光素子が駆動
され、送信部1からは2系統の信号光が空気中に放射さ
れる。
【0063】さらに、受信部2では、送信部1の2つの
発光素子から放射された2系統の信号光のそれぞれが2
つの受光素子23A,23Bによって受光されると共
に、2つの受光素子23A,23Bから出力される2つ
の電気信号のレベルの差をとった3値の信号DS3が生
成される。
【0064】この後、3値信号DS3は増幅されて信号
DS4とされ、第1のしきい値レベルUTP及びこれよ
りも小さい第2のしきい値レベルLTPのそれぞれと比
較されて2値信号DS5とされた後、NOT回路により
反転されて、信号DS6が生成され、伝送対象となるデ
ィジタル信号が再生される。
【0065】従って、送信部1において発光素子14
A,14Bの発光を低減することができ、消費電力の削
減を図ることができる。また、受信部2では、3値信号
DS3として増幅を行うことにより、信号におけるパル
スの疎密が変化しても常にその直流レベルはほぼ一定値
を維持することができるので、第1の実施例と同様に、
再生波形の歪みやジッターの増大等を防止することがで
き、従来に比べて通信エラーの発生を大幅に低減するこ
とができる。
【0066】また、送信部1においてディジタル信号A
1に対するディジタル信号A2の遅延時間の大小を調整
できるようにすることも容易に可能であり、これによっ
て受信部2において再生されるディジタル信号における
パルス幅を変化させることができる。
【0067】次に、本発明の第3の実施形態を説明す
る。図9は、第3の実施形態における送信部1の電気系
回路の構成図である。図において、前述した第1の実施
形態と同一構成部分は同一符号を持って表し、その説明
を省略する。また、第1の実施形態と第3の実施形態と
の相違点は、送信部1の信号処理回路12に代えて信号
処理回路32を設けたことにある。
【0068】即ち、信号処理回路32は、クロック信号
発生回路321 、D型フリップフロップ回路322,323,324,
325 、及びAND回路326 から構成されている。
【0069】クロック信号発生回路321 は、ディジタル
信号DS1における基本パルス幅の1/2に等しい周期
のクロック信号CKを出力する。D型フリップフロップ
322,323,324,325 はクロック信号CKによって動作し、
クロック信号CKの立ち上がりによってD入力端子に入
力された信号をラッチしてQ出力端子に出力する。
【0070】フリップフロップ322 のD入力端子にはデ
ィジタル信号DS1が入力され、Q出力端子からディジ
タル信号B1が出力される。フリップフロップ323 のD
入力端子にはディジタル信号B1が入力され、これによ
り−Q出力端子からは信号B1が1クロックCK遅延さ
れると共に反転された信号B2が出力される。
【0071】AND回路326 の2つの入力端子には信号
B1,B2が入力され、AND回路から信号B3が出力
される。また、フリップフロップ324 のD入力端子には
信号B3が入力され、Q出力端子からディジタル信号D
S1’が出力される。フリップフロップ325 のD入力端
子にはディジタル信号DS1’が入力され、これにより
Q出力端子からはディジタル信号DS1’が1クロック
CK遅延された信号DS1”が出力される。
【0072】前述の構成によれば、図10の波形図に示
すように、送信部1では、伝送対象となるディジタル信
号DS1をフリップフロップ322 によりラッチして信号
B1を生成し、この信号B1を1クロック信号CK分遅
延し、反転したディジタル信号B2が生成されると共
に、ディジタル信号B1とディジタル信号B2から、デ
ィジタル信号DS1のパルス幅を1/2にしたディジタ
ル信号B3を生成している。さらに、この信号B3を、
フリップフロップ324 により1クロックCK分遅延して
ディジタル信号DS1’とし、これをさらにフリップフ
ロップ325 により1クロックCK分遅延してディジタル
信号DS1”とし、これらのそれぞれによって異なる2
つの発光素子が駆動され、送信部1からは2系統の信号
光が空気中に放射される。
【0073】さらに、受信部2では、送信部1の2つの
発光素子から放射された2系統の信号光のそれぞれが2
つの受光素子23A,23Bによって受光されると共
に、2つの受光素子23A,23Bから出力される2つ
の電気信号のレベルの差をとった3値の信号DS3が生
成される。
【0074】この後、3値信号DS3は増幅されて信号
DS4とされ、第1のしきい値レベルUTP及びこれよ
りも小さい第2のしきい値レベルLTPのそれぞれと比
較されて2値信号DS5とされた後、NOT回路により
反転されて、信号DS6が生成され、伝送対象となるデ
ィジタル信号が再生される。
【0075】従って、送信部1において発光素子14
A,14Bの発光を低減することができ、消費電力の削
減を図ることができる。また、受信部2では、3値信号
DS3として増幅を行うことにより、信号におけるパル
スの疎密が変化しても常にその直流レベルはほぼ一定値
を維持することができるので、第1の実施例と同様に、
再生波形の歪みやジッターの増大等を防止することがで
き、従来に比べて通信エラーの発生を大幅に低減するこ
とができる。
【0076】また、送信部1においてディジタル信号A
1に対するディジタル信号A2の遅延時間の大小を調整
できるようにすることも容易に可能であり、これによっ
て受信部2において再生されるディジタル信号における
パルス幅を変化させることができる。
【0077】尚、前述した実施形態では赤外線を用いた
が、赤外線以外の光を用いてもほぼ同様の効果が得られ
ることは言うまでもない。
【0078】また、前述した実施形態の電気系回路は一
例であり、本発明がこれに限定されることはない。
【0079】さらに、本実施形態では、直線偏光板14
A,21Aと直線偏光板14B,21Bをそれぞれから
射出される直線偏光の偏波面が直交するように配置した
が、これに限定されることはなく、それぞれから射出さ
れる直線偏光が異なる偏波面であればほぼ同様の効果が
得られる。
【0080】また、本実施形態ではλ/4波長板を用い
て円偏光として伝送したが、これに限定されることな
く、λ/4波長板が無くても同様の効果を得ることがで
きる。
【0081】さらにまた、本実施形態では、送信部1に
おける信号光送出手段を直線偏光板15A,15B及び
λ/4波長板16A,16Bによって構成し、受信部2
における信号光再生手段をλ/4波長板21A,21B
及び直線偏光板22A,22Bによって構成したが、こ
れに限定されることはない。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の光ディジタル通信方法によれば、送信部から2系統
の信号光が出射され、受信部では、前記2系統の信号光
より3値信号が生成されて該3値信号を増幅することに
より、信号におけるパルスの疎密が変化しても常にその
直流レベルはほぼ一定値に維持されるので、パルス列に
おけるパルス密度の疎密変化が生じても、パルス列の平
均レベルが変動することが無く、再生波形の歪み、ジッ
ターの増大等を防止でき、通信エラーの発生を大幅に低
減することができる。さらに、前記ディジタル信号に対
する遅延ディジタル信号の遅延時間の大小によって受信
部において再生されるディジタル信号におけるパルス幅
を変化することができるので、再生信号の微調整も容易
に行うことができる。
【0083】また、請求項2によれば、上記の効果に加
えて、送信部では、前記ディジタル信号を前記基本パル
ス幅分遅延して前記遅延ディジタル信号が生成され、こ
れにより、受信部において再生されるディジタル信号に
おけるパルス幅は、送信部におけるディジタル信号のパ
ルス幅とほぼ等しいものとなるので、伝送対象となるデ
ィジタル信号を忠実に再生することができる。
【0084】また、請求項3記載の光ディジタル通信方
法によれば、送信部から2系統の信号光が出射され、受
信部では、前記2系統の信号光より3値信号が生成され
て該3値信号を増幅することにより、信号におけるパル
スの疎密が変化しても常にその直流レベルはほぼ一定値
に維持されるので、パルス列におけるパルス密度の疎密
変化が生じても、パルス列の平均レベルが変動すること
が無く、再生波形の歪み、ジッターの増大等を防止で
き、通信エラーの発生を大幅に低減することができる。
さらに、送信部においてディジタル信号と遅延ディジタ
ル信号から、時系列的にこれらの重なったパルス部分が
除去された第1の送信パルス信号と第2の送信パルス信
号とが生成されてこれらのそれぞれによって異なる2つ
の発光素子が駆動されるので、発光素子の発光を低減す
ることができ、消費電力の低減を図ることができる。さ
らにまた、前記ディジタル信号に対する遅延ディジタル
信号の遅延時間の大小によって受信部において再生され
るディジタル信号におけるパルス幅を変化することがで
きるので、再生信号の微調整も容易に行うことができ
る。
【0085】また、請求項4記載の光ディジタル通信方
法によれば、送信部から2系統の信号光が出射され、受
信部では、前記2系統の信号光より3値信号が生成され
て該3値信号を増幅することにより、信号におけるパル
スの疎密が変化しても常にその直流レベルはほぼ一定値
に維持されるので、パルス列におけるパルス密度の疎密
変化が生じても、パルス列の平均レベルが変動すること
が無く、再生波形の歪み、ジッターの増大等を防止で
き、通信エラーの発生を大幅に低減することができる。
さらに、送信部では伝送対象となるディジタル信号のパ
ルス幅を1/2とした第1のディジタル信号が生成され
ると共に、該第1のディジタル信号を前記基本パルス幅
の1/2の幅分遅延した第2のディジタル信号が生成さ
れ、これら第1及び第2のディジタル信号のそれぞれに
よって異なる2つの発光素子が駆動されるので、発光素
子の発光を低減することができ、消費電力の削減を図る
ことができる。さらにまた、前記ディジタル信号に対す
る遅延ディジタル信号の遅延時間の大小によって受信部
において再生されるディジタル信号におけるパルス幅を
変化することができるので、再生信号の微調整も容易に
行うことができる。
【0086】また、請求項5記載の光ディジタル通信装
置によれば、送信部から2系統の信号光が出射され、受
信部では、前記2系統の信号光より3値信号が生成され
て該3値信号を増幅することにより、信号におけるパル
スの疎密が変化しても常にその直流レベルはほぼ一定値
に維持されるので、パルス列におけるパルス密度の疎密
変化が生じても、パルス列の平均レベルが変動すること
が無く、再生波形の歪み、ジッターの増大等を防止で
き、通信エラーの発生を大幅に低減することができる。
さらに、前記ディジタル信号に対する遅延ディジタル信
号の遅延時間の大小によって受信部において再生される
ディジタル信号におけるパルス幅を変化することができ
るので、再生信号の微調整も容易に行うことができる。
【0087】また、請求項6記載の光ディジタル通信装
置によれば、送信部から2系統の信号光が出射され、受
信部では、前記2系統の信号光より3値信号が生成され
て該3値信号を増幅することにより、信号におけるパル
スの疎密が変化しても常にその直流レベルはほぼ一定値
に維持されるので、パルス列におけるパルス密度の疎密
変化が生じても、パルス列の平均レベルが変動すること
が無く、再生波形の歪み、ジッターの増大等を防止で
き、通信エラーの発生を大幅に低減することができる。
さらに、送信部においてディジタル信号と遅延ディジタ
ル信号から、時系列的にこれらの重なったパルス部分が
除去された第1の送信パルス信号と第2の送信パルス信
号とが生成されてこれらのそれぞれによって異なる2つ
の発光素子が駆動されるので、発光素子の発光を低減す
ることができ、消費電力の低減を図ることができる。さ
らにまた、前記ディジタル信号に対する遅延ディジタル
信号の遅延時間の大小によって受信部において再生され
るディジタル信号におけるパルス幅を変化することがで
きるので、再生信号の微調整も容易に行うことができ
る。
【0088】また、請求項7記載の光ディジタル通信装
置によれば、送信部から2系統の信号光が出射され、受
信部では、前記2系統の信号光より3値信号が生成され
て該3値信号を増幅することにより、信号におけるパル
スの疎密が変化しても常にその直流レベルはほぼ一定値
に維持されるので、パルス列におけるパルス密度の疎密
変化が生じても、パルス列の平均レベルが変動すること
が無く、再生波形の歪み、ジッターの増大等を防止で
き、通信エラーの発生を大幅に低減することができる。
さらに、送信部では伝送対象となるディジタル信号のパ
ルス幅を1/2とした第1のディジタル信号が生成され
ると共に、該第1のディジタル信号を前記基本パルス幅
の1/2の幅分遅延した第2のディジタル信号が生成さ
れ、これら第1及び第2のディジタル信号のそれぞれに
よって異なる2つの発光素子が駆動されるので、発光素
子の発光を低減することができ、消費電力の削減を図る
ことができる。さらにまた、前記ディジタル信号に対す
る遅延ディジタル信号の遅延時間の大小によって受信部
において再生されるディジタル信号におけるパルス幅を
変化することができるので、再生信号の微調整も容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における装置の要部構
成図
【図2】本発明の第1の実施形態における装置の要部構
造を示す図
【図3】本発明の第1の実施形態における送信部の電気
系回路を示す構成図
【図4】本発明の第1の実施形態における直線偏光板と
λ/4波長板との関係を示す図
【図5】本発明の第1の実施形態における受信部の電気
系回路を示す構成図
【図6】本発明の第1の実施形態における信号波形図
【図7】本発明の第2の実施形態における送信部の電気
系回路の構成図
【図8】本発明の第2の実施形態における信号波形図
【図9】本発明の第3の実施形態における送信部の電気
系回路の構成図
【図10】本発明の第3の実施形態における信号波形図
【符号の説明】
1…送信部、11…ディジタル信号入力端子、12,3
1,32…信号処理回路、13A,13B…駆動回路、
14A,14B…発光素子、15A,15B…直線偏光
板、16A,16B…λ/4波長板、17…フード、1
7a…開口部、18…凸レンズ、2…受信部、21A,
21B…λ/4波長板、22A,22B…直線偏光板、
23A,23B…受光素子、24…減算回路、25…増
幅回路、26…比較回路、27…フード、27a…開口
部、28…凸レンズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−163050(JP,A) 特開 平8−149071(JP,A) 特開 昭59−175254(JP,A) 実開 平5−31394(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信部では、基本パルス幅を有するパル
    ス列からなる伝送対象となるディジタル信号と該ディジ
    タル信号を所定時間遅延した遅延ディジタル信号のそれ
    ぞれによって異なる2つの発光素子を駆動し、2系統の
    信号光を空気中に放射し、 受信部では、前記送信部の2つの発光素子から放射され
    た2系統の信号光のそれぞれを2つの受光素子によって
    受光すると共に、該2つの受光素子から出力される2つ
    の電気信号のレベルの差を求めて3値信号となした後、
    前記3値信号の中央値よりも大きい第1のしきい値レベ
    ル及び前記3値信号の中央値よりも小さい第2のしきい
    値レベルと前記3値信号のレベルとを比較して前記3値
    信号を2値信号となし、前記伝送対象となるディジタル
    信号を再生することを特徴とする光ディジタル通信方
    法。
  2. 【請求項2】 前記送信部では、前記ディジタル信号を
    前記基本パルス幅分遅延して前記遅延ディジタル信号を
    生成することを特徴とする請求項1記載の光ディジタル
    通信方法。
  3. 【請求項3】 送信部では、基本パルス幅を有するパル
    ス列からなる伝送対象となるディジタル信号を前記基本
    パルス幅分遅延した遅延ディジタル信号を生成すると共
    に、前記ディジタル信号と遅延ディジタル信号とを論理
    積して論理積信号を生成した後、前記ディジタル信号と
    前記論理積信号とを排他的論理和して第1の送信パルス
    信号を生成し、前記遅延ディジタル信号と前記論理積信
    号とを排他的論理和して第2の送信パルス信号を生成し
    てこれらのそれぞれによって異なる2つの発光素子を駆
    動し、2系統の信号光を空気中に放射し、 受信部では、前記送信部の2つの発光素子から放射され
    た2系統の信号光のそれぞれを2つの受光素子によって
    受光すると共に、該2つの受光素子から出力される2つ
    の電気信号のレベルの差を求めて3値信号となした後、
    前記3値信号の中央値よりも大きい第1のしきい値レベ
    ル及び前記3値信号の中央値よりも小さい第2のしきい
    値レベルと前記3値信号のレベルとを比較して前記3値
    信号を2値信号となし、前記伝送対象となるディジタル
    信号を再生することを特徴とする光ディジタル通信方
    法。
  4. 【請求項4】 送信部では、基本パルス幅を有するパル
    ス列からなる伝送対象となるディジタル信号のパルス幅
    を1/2とした第1のディジタル信号を生成すると共
    に、該第1のディジタル信号を前記基本パルス幅の1/
    2の幅分遅延した第2のディジタル信号を生成し、これ
    ら第1及び第2のディジタル信号のそれぞれによって異
    なる2つの発光素子を駆動し、2系統の信号光を空気中
    に放射し、 受信部では、前記送信部の2つの発光素子から放射され
    た2系統の信号光のそれぞれを2つの受光素子によって
    受光すると共に、該2つの受光素子から出力される2つ
    の電気信号のレベルの差を求めて3値信号となした後、
    前記3値信号の中央値よりも大きい第1のしきい値レベ
    ル及び前記3値信号の中央値よりも小さい第2のしきい
    値レベルと前記3値信号のレベルとを比較して前記3値
    信号を2値信号となし、前記伝送対象となるディジタル
    信号を再生することを特徴とする光ディジタル通信方
    法。
  5. 【請求項5】 送信対象となるディジタル信号に基づい
    て光信号を出射する送信部と、該光信号を受光し、ディ
    ジタル信号に変換する受信部とを備えた光ディジタル通
    信装置において、 前記送信部は、前記ディジタル信号に対応して光を出射
    する第1の発光素子と、 前記ディジタル信号を遅延する遅延回路と、 該遅延回路によって遅延されたディジタル信号に対応し
    て光を出射する第2の発光素子と、 前記第1の発光素子から射出された第1の信号光と前記
    第2の発光素子から射出された第2の信号光を入射し、
    該第1の信号光及び第2の信号光を分離可能な2種類の
    信号光として送出する信号光送出手段とを備え、 前記受信部は、前記送信部より送出された2種類の信号
    光を分離して前記第1の信号光及び第2の信号光を再生
    する信号光再生手段と、 該信号光再生手段によって再生された前記第1の信号光
    を入力してこれを電気信号に変換する第1の受光素子
    と、 前記信号光再生手段によって再生された前記第2の信号
    光を入力してこれを電気信号に変換する第2の受光素子
    と、 前記第1及び第2の受光素子から出力される電気信号を
    入力し、該電気信号レベルの差を求めて3値信号を出力
    する減算回路と、 該減算回路の出力信号を増幅する増幅回路と、 該増幅回路から出力される3値信号のレベルを、該3値
    信号の中央値よりも大きい第1のしきい値レベル及び該
    3値信号の中央値よりも小さい第2のしきい値レベルと
    比較して、該3値信号を値信号に変換する比較回路と
    を備えていることを特徴とする光ディジタル通信装置。
  6. 【請求項6】 送信対象となるディジタル信号に基づい
    て光信号を出射する送信部と、該光信号を受光し、ディ
    ジタル信号に変換する受信部とを備えた光ディジタル通
    信装置において、 前記送信部は、前記ディジタル信号を遅延する遅延回路
    と、 該遅延回路から出力される遅延ディジタル信号と前記デ
    ィジタル信号とを論理積した論理積ディジタル信号を出
    力するAND回路と、 前記ディジタル信号と前記論理積ディジタル信号とを排
    他的論理和した第1のディジタル信号を出力する第1の
    排他的論理和回路と、 前記遅延ディジタル信号と前記論理積ディジタル信号と
    を排他的論理和した第2のディジタル信号を出力する第
    2の排他的論理和回路と、 前記第1のディジタル信号に対応して光を出射する第1
    の発光素子と、 前記第2のディジタル信号に対応して光を出射する第2
    の発光素子と、 前記第1の発光素子から射出された第1の信号光と前記
    第2の発光素子から射出された第2の信号光を入射し、
    該第1の信号光及び第2の信号光を分離可能な2種類の
    信号光として送出する信号光送出手段とを備え、 前記受信部は、前記送信部より送出された2種類の信号
    光を分離して前記第1の信号光及び第2の信号光を再生
    する信号光再生手段と、 該信号光再生手段によって再生された前記第1の信号光
    を入力してこれを電気信号に変換する第1の受光素子
    と、 前記信号光再生手段によって再生された前記第2の信号
    光を入力してこれを電気信号に変換する第2の受光素子
    と、 前記第1及び第2の受光素子から出力される電気信号を
    入力し、該電気信号レベルの差を求めて3値信号を出力
    する減算回路と、 該減算回路の出力信号を増幅する増幅回路と、 該増幅回路から出力される3値信号のレベルを、該3値
    信号の中央値よりも大きい第1のしきい値レベル及び
    3値信号の中央値よりも小さい第2のしきい値レベルと
    比較して、該3値信号を値信号に変換する比較回路と
    を備えていることを特徴とする光ディジタル通信装置。
  7. 【請求項7】 第1のクロック信号に同期し、該第1の
    クロック信号の周期に相当する基本パルス幅を有するパ
    ルス列からなる送信対象となるディジタル信号に基づい
    て光信号を出射する送信部と、該光信号を受光し、ディ
    ジタル信号に変換する受信部とを備えた光ディジタル通
    信装置において、 前記送信部は、前記第1のクロック信号に同期すると共
    に前記第1のクロック信号の2倍の周波数を有する第2
    のクロック信号を生成するクロック信号生成回路と、 前記ディジタル信号を前記第2のクロック信号の1周期
    分遅延すると共に反転して出力する遅延反転回路と、 該遅延反転回路から出力される遅延反転ディジタル信号
    と前記ディジタル信号とを論理積した論理積ディジタル
    信号を出力するAND回路と、 前記論理積ディジタル信号を遅延した第1のディジタル
    信号を出力する第1の遅延回路と、 前記第1のディジタル信号を前記第2のクロック信号の
    1周期分遅延した第2のディジタル信号を出力する第2
    の遅延回路と、 前記第1のディジタル信号に対応して光を出射する第1
    の発光素子と、 前記第2のディジタル信号に対応して光を出射する第2
    の発光素子と、 前記第1の発光素子から射出された第1の信号光と前記
    第2の発光素子から射出された第2の信号光を入射し、
    該第1の信号光及び第2の信号光を分離可能な2種類の
    信号光として送出する信号光送出手段とを備え、 前記受信部は、前記送信部より送出された2種類の信号
    光を分離して前記第1の信号光及び第2の信号光を再生
    する信号光再生手段と、 該信号光再生手段によって再生された前記第1の信号光
    を入力してこれを電気信号に変換する第1の受光素子
    と、 前記信号光再生手段によって再生された前記第2の信号
    光を入力してこれを電気信号に変換する第2の受光素子
    と、 前記第1及び第2の受光素子から出力される電気信号を
    入力し、該電気信号レベルの差を求めて3値信号を出力
    する減算回路と、 該減算回路の出力信号を増幅する増幅回路と、 該増幅回路から出力される3値信号のレベルを、該3値
    信号の中央値よりも大きい第1のしきい値レベル及び
    3値信号の中央値よりも小さい第2のしきい値レベルと
    比較して、該3値信号を値信号に変換する比較回路と
    を備えていることを特徴とする光ディジタル通信装置。
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