JP3291867B2 - 信号変換器 - Google Patents

信号変換器

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JP3291867B2
JP3291867B2 JP26206593A JP26206593A JP3291867B2 JP 3291867 B2 JP3291867 B2 JP 3291867B2 JP 26206593 A JP26206593 A JP 26206593A JP 26206593 A JP26206593 A JP 26206593A JP 3291867 B2 JP3291867 B2 JP 3291867B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種プラントのプロセ
ス制御に使用するフィールド計器あるいは温度センサの
信号を上位機器へ出力する信号変換器に係り、特に、フ
ィールド計器および温度変換モジュールと上位機器との
間で間接的にデータ交換が可能となるようにした信号変
換ユニットの上位機器からフィールド計器に至るまでの
通信経路構成に関する。
【0002】
【従来の技術】2線式伝送器に代表されるフィールド計
器の信号や、測温抵抗体あるいは熱電対に代表される温
度センサの検出温度信号を上位機器で取扱う場合、上記
信号をDC1〜5Vに代表される統一化されたアナログ
信号に変換する信号変換器を介して上位機器に入力する
構成が一般的である。また、分散形制御システムのよう
に上記信号を数多く扱う場合、上記信号変換器を複数個
実装可能なようにした信号変換ユニットを応用し、実装
の効率化が図られている。さらに近年、半導体集積回路
技術の向上によりフィールド計器あるいは温度変換器は
マイクロプロセッサを搭載しインテリジェント化されて
おり、測定レンジなどの各種計器管理情報を上位機器か
ら一括管理あるいは操作できる機能、あるいは、上位機
器がプロセス変量をディジタル伝送で収集する機能を有
している。上記機能を実現する手段として、上位機器と
フィールド計器あるいは温度変換器との間で間接的にデ
ータ交換が可能となるようにディジタル信号で通信する
インタフェースを信号変換器に設けている。この種の装
置の通信方式の従来例として、特願平1−172749 号およ
び特願平3−96700号などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記に説明した従来方
式では、各信号変換器には、通信モジュールとの間でデ
ィジタル信号で通信するインタフェースと、フィールド
計器との間でディジタル信号で通信するインタフェース
および各通信の制御を行う論理演算回路を有しており、
双方の通信処理にあたるオーバーヘッドにより通信レス
ポンスの高速性に問題がある他、ハードウェアが増大す
るという点やコストパフォーマンスの点が配慮されてい
ないという問題がある。
【0004】また、各信号変換器と通信モジュールを結
ぶディジタル信号伝送路は、1対ないしは2対の共通の
信号線で構成され、各信号変換器がマルチドロップ接続
されていることから、1個の信号変換器の通信インタフ
ェースに異常が発生した場合、該ディジタル信号伝送路
全体の機能が失墜する恐れがあり、信頼性の点で問題が
ある。
【0005】また、ディジタル信号伝送路の絶縁方式と
しては、フォトカプラを用いた構成が一般的であり、双
方向の通信を行う場合、下り方向と上り方向の最低2個
のフォトカプラが必要となる他、それぞれのフォトカプ
ラを駆動する電源が必要となるため、ハードウェアが増
大するという点が問題である。
【0006】また、予め決められた個数の信号変換器全
てが実装されるとは限らないため、従来方式では信号変
換器が実装されているか否かを検出する手段として、通
信モジュールが信号変換器へデータ要求伝文を送信して
から応答伝文を受信するまでの時間に対してある一定の
タイムアウト監視するソフトウェアを組み込むといった
方法が取られている。この場合、タイムアウト監視時間
は正常に応答伝文を受信する時間よりも充分長い時間に
設定する必要があるため、信号変換器の未実装個数が多
いほどデータ収集周期が長くなり、無用なレスポンス遅
延を引き起こすという問題がある。また、別の手段とし
て、信号変換器が実装されているか否かを示す判別信号
を別に用意しておき、通信モジュールがある一定周期で
判別信号を監視するといった方法が取られていた。この
場合、ハードウェアが増大することが問題となる。
【0007】本発明は、上記のような従来方式にある問
題を解決し、信号変換ユニットの上位機器からフィール
ド計器に至るまでの通信経路をより簡素な構成で信頼性
の高い通信方式を実現することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の特徴は、プロセスの物量を検出するフィール
ド計器や温度センサと上位機器との間に介在する信号変
換器において、前記フィールド計器への配線が接続さ
れ、当該フィールド計器の出力を変換して前記上位機器
へアナログ信号で送信する第1の変換モジュールと、前
記温度センサへの配線が接続され、当該温度センサの出
力を変換して前記上位機器へアナログ信号で送信する第
2の変換モジュールと、前記上位機器への配線が接続さ
れ、且つ前記第1及び第2の変換モジュールと接続さ
れ、前記第1及び第2の変換モジュールの何れかのモジ
ュールと前記上位機器間のディジタル信号の送受信を行
う通信モジュールを有し、前記第1及び第2の変換モジ
ュールは、着脱可能であることである。
【0009】また好ましくは、前記第1の変換モジュー
ルは、前記通信モジュールと前記フィールド計器間の伝
送路とを絶縁し、ディジタル信号を伝送する回路を備え
ることである。 また好ましくは、前記第2の変換モジュ
ールは、前記通信モジュールと前記フィールド計器間の
伝送路とを絶縁し、ディジタル信号を伝送する伝送回路
と、当該伝送回路を制御する論理演算回路を備えること
である。
【0010】また好ましくは、前記通信モジュールは、
前記各前記第1及び第2の変換モジュールに送信した信
号を検出する手段を有し、前記第1及び第2の変換モジ
ュールが実装してあるか否かを検出することである。
【0011】
【作用】上位機器は目的としているデータ要求あるいは
動作指令をある定められた伝文フォーマットで通信モジ
ュールへ送信する。通信モジュールは上位機器とディジ
タル信号で通信するインタフェースにより受信した上記
データ要求伝文あるいは動作指令伝文を解読し、同一ま
たは別に定められた伝文フォーマットで信号変換器とデ
ィジタル信号で通信するインタフェースにより該当する
信号変換器へ送信する。この際、通信モジュールは複数
の信号変換器へのディジタル信号伝送路の中から該当す
る信号変換器へのディジタル信号伝送路のみを選択した
後、伝文送信する。該当する信号変換器が温度変換モジ
ュールからなる信号変換器の場合、信号変換器は、当該
ディジタル信号伝送路と絶縁して結ぶ通信インタフェー
スにより受信した上記データ要求伝文あるいは動作指令
伝文を解読し、要求されたデータあるいは動作指令に対
する応答伝文を通信モジュールへ送信する。このように
半二重通信を行う場合、単線で双方向伝送が可能な信号
線と、1本の共通帰線とで構成したディジタル信号伝送
路を用意しておけば信号変換器と通信モジュール間で問
題なく通信できる。また、ディジタル信号伝送路と信号
変換器内の通信インタフェースは絶縁し信号変換器ごと
にそれぞれ個別にディジタル信号伝送路を用意している
ので、信号変換器内の通信インタフェースに異常があっ
ても他のディジタル信号伝送路に悪影響をおよぼさな
い。一方、該当する信号変換器がフィールド計器変換モ
ジュールからなる信号変換器の場合、通信モジュールが
送信したデータ要求伝文あるいは動作指令伝文は信号変
換器内のディジタル信号伝送路とフィールド計器への伝
送路とを絶縁して結ぶ回路を介してフィールド計器で受
信される。フィールド計器はデータ要求伝文あるいは動
作指令伝文を解読し、要求されたデータあるいは動作指
令に対する応答伝文を通信モジュールへ送信する。この
ようにしておけば、フィールド計器と通信モジュール間
で問題なく通信できる。さらに、ディジタル信号伝送路
とフィールド計器への伝送路とを絶縁して結ぶので、フ
ィールド計器あるいはフィールド計器への伝送路に異常
があっても他のディジタル信号伝送路に悪影響をおよぼ
さない。
【0012】また、前記ディジタル信号伝送路とフィー
ルド計器への伝送路とを絶縁して結ぶ回路を、フィール
ド計器からのアナログ電流信号を検出する負荷抵抗の両
端に、パルストランスとコンデンサの直列回路を並列に
挿入することで構成した場合、パルストランスは、ディ
ジタル信号伝送路上でパルス状に変化する電力をフィー
ルド計器への伝送路上へ、フィールド計器への伝送路上
でパルス状に変化する電力をディジタル信号伝送路上へ
相互に絶縁し伝える。コンデンサは、フィールド計器か
らのアナログ電流信号の直流分をカットオフし、パルス
トランスに不要な直流分を阻止する。このようにして通
信モジュールとフィールド計器間で発せられる通信信号
は相互に伝達できる。
【0013】また、通信モジュールにおいて、前記各信
号変換器へのディジタル信号伝送路上に送信した信号を
自らの受信回路で検出することにより、選択したディジ
タル信号伝送路上に信号変換器が実装してあるか否かを
認知できるようにしたことで、通信モジュールが該当信
号変換器へデータ要求伝文あるいは動作指令伝文を送信
した時点で即時に該当信号変換器が実装してあるか否か
を判定でき、無用なレスポンス遅延を引き起こすことが
ない。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照し、以下説明
する。
【0015】図1は、本発明の一実施例の信号変換ユニ
ットの構成ブロック図である。
【0016】図1において、フィールド計器11および
12は、圧力,流量などの物理量を内蔵センサにより検
出する計器であり、一般的には検出した物理量をDC4
〜20mAの統一化したアナログ電流信号で出力する。
温度センサ13および14は、例えば、測温抵抗体ある
いは熱電対などの素子である。フィールド計器11,1
2はそれぞれフィールド伝送路21,22を介して、信
号変換ユニット3に実装するフィールド計器変換モジュ
ール31,32にそれぞれ接続する。同様に、温度セン
サ13,1Nはそれぞれフィールド伝送路23,2Nを
介して、信号変換ユニット3に実装する温度変換モジュ
ール33,3Nにそれぞれ接続する。信号変換ユニット
3にはフィールド計器変換モジュールあるいは温度変換
モジュールを複数個と、通信モジュール30を実装可能
である。フィールド計器変換モジュール31,32およ
び温度変換モジュール33,3Nは信号変換ユニット3
の内部でそれぞれディジタル伝送路61,62,63,
6Nで通信モジュール30と結んでいる。
【0017】フィールド計器変換モジュール31は、変
換アンプ回路310と伝送路絶縁回路311で構成して
いる。変換アンプ回路310はフィールド計器11の信
号、例えば、DC4〜20mAの信号をDC1〜5Vの
統一化信号に変換し、絶縁などの信号処理を行い、信号
線51を介して図示していない上位機器へ出力する。伝
送路絶縁回路311はディジタル伝送路61とフィール
ド伝送路21を絶縁して結ぶ。フィールド計器変換モジ
ュール32も同様の構成である。
【0018】温度変換モジュール33は、変換アンプ回
路330と論理演算回路331と絶縁付通信インタフェ
ース332で構成している。変換アンプ回路330は温
度センサ13の検出量、例えば、測温抵抗体の場合抵抗
値を、測定レンジに応じてDC1〜5Vの統一化信号に
変換し、絶縁などの信号処理を行い、信号線53を介し
て上位機器へ出力する。絶縁付通信インタフェース33
2はディジタル伝送路63と絶縁して結び、通信モジュ
ール30との通信信号を処理する。論理演算回路331
はマイクロプロセッサ,プログラムを格納したメモリ,
データを格納するメモリ,I/Oインタフェースなどで
構成し、変換アンプ回路330と絶縁付通信インタフェ
ース332の制御および管理を行う。温度変換モジュー
ル3Nも同様である。
【0019】通信モジュール30は上位通信インタフェ
ース301と論理演算回路302と下位通信インタフェ
ース303とマルチプレクサ回路304で構成してい
る。上位通信インタフェース301は伝送路4と結び、
図示していない上位機器との通信信号を処理する。マル
チプレクサ回路304はディジタル伝送路61,62,
63,・・・,6Nの中から1本の伝送路を選択し下位通
信インタフェース303と結び、下位通信インタフェー
ス303は選択した伝送路上の通信信号を処理する。論
理演算回路302はマイクロプロセッサ,プログラムを
格納したメモリ,データを格納するメモリ,I/Oイン
タフェースなどで構成し、上位通信インタフェース30
1と下位通信インタフェース303とマルチプレクサ回
路304の制御および管理を行う。
【0020】これまでに説明した実施例によると、フィ
ールド計器変換モジュールにおいて、通信モジュールと
の間でディジタル信号で通信するインタフェースと、フ
ィールド計器との間でディジタル信号で通信するインタ
フェースおよび各通信の制御を行う論理演算回路を排除
できるため、双方の通信処理にあたるオーバーヘッドが
なくレスポンスの高速性を保てるという効果、簡素なハ
ードウェアで構成できるという効果がある。また、各信
号変換モジュールにそれぞれ個別のディジタル伝送路が
割り当てられるため、1個の信号変換モジュール内の通
信インタフェースに異常があっても他のディジタル伝送
路に悪影響をおよぼさないという効果がある。また、デ
ィジタル伝送路とフィールド伝送路とを絶縁して結ぶの
で、フィールド計器あるいはフィールド伝送路に異常が
あっても他のディジタル信号伝送路に悪影響をおよぼさ
ないという効果がある。
【0021】図2は、本発明のフィールド計器変換モジ
ュールの一実施例を示す図である。図2において、フィ
ールド計器11は2線式差圧伝送器の場合の一例であ
る。フィールド計器11はフィールド伝送路21を介し
てフィールド計器変換モジュール31と接続され、フィ
ールド計器変換モジュール31の内部あるいは外部にフ
ィールド伝送路21上に直列に接続した電源Vにより作
動する。フィールド計器変換モジュール31はフィール
ド計器11のアナログ出力電流Iをフィールド伝送路2
1に直列に挿入した負荷抵抗RLで検出し、さらに変換
アンプ310で統一化したDC1〜5Vに変換し、絶縁
などの信号処理を施して信号線51を介して上位機器へ
出力する。
【0022】通信モジュールとのディジタル伝送路61
および共通帰線60はパルストランスTの一次側に接続
し、パルストランスTの二次側はコンデンサCを直列に
接続し、さらに負荷抵抗RLの両端に接続する構成とし
ている。フィールド計器11の通信信号はアナログ出力
電流Iにディジタル信号+i,−iを重畳した信号であ
る。ここで、ディジタル信号+i,−iは正・負の方向
に同じ振幅および同じ時間幅の方形波あるいはサイン波
としておけば、変換アンプ310に簡単な平滑回路を持
つことにより、信号線51のアナログ出力値に影響を与
えない。
【0023】通信動作において、通信モジュールが送信
側,フィールド計器11が受信側となる場合、通信モジ
ュールは送信信号として、ディジタル伝送路61と共通
帰線60間、すなわち、パルストランスTの一次側に正
・負の方向に同じ振幅および同じ時間幅の方形波あるい
はサイン波を印加する。これによりパルストランスTの
二次側が誘起され、負荷抵抗RLにディジタル信号+
i,−iが流れる。よって、フィールド伝送路21の線
間電圧は+iRL,−iRL分だけ変化する。この線間
電圧の変化をフィールド計器11が受信信号として検出
することにより、通信モジュールからフィールド計器1
1への通信が可能となる。
【0024】逆に、フィールド計器11が送信側,通信
モジュールが受信側となる場合、フィールド計器11は
送信信号として、アナログ出力電流Iにディジタル信号
+i,−iを重畳した信号をフィールド伝送路21上に
送出する。負荷抵抗RLの両端の電圧は(I+i)R
L,(I−i)RLとなり、パルストランスTの二次側に
はコンデンサCにより直流成分のIRLがカットオフさ
れ、+iRL,−iRLの交流成分の信号のみ印加され
る。これによりパルストランスTの一次側が誘起され、
ディジタル伝送路61と共通帰線60間に通信信号が伝
達でき、フィールド計器11から通信モジュールへの通
信が可能となる。これ以外に、本図では記載していない
が電磁流量計などに代表される4線式のフィールド計器
に対応したフィールド計器変換モジュールにも本実施例
の通信方式が応用できる。
【0025】また、図1に記載している温度変換モジュ
ール33内の絶縁付通信インタフェース332を上記同
様のパルストランスTでディジタル伝送路63と絶縁し
た通信インタフェースで構成することができる。
【0026】ここで説明した実施例によると、信号変換
モジュール内の双方向通信のディジタル伝送路絶縁が1
個のパルストランスと1個のコンデンサで構成できるた
め、駆動電源が必要なフォトカプラ方式に比べ大幅に簡
素化できるという効果がある。
【0027】図3は通信モジュールに内蔵する下位通信
インタフェース部の一構成例、図4は該下位通信インタ
フェース部の送信動作タイムチャート、図5は該下位通
信インタフェース部の受信動作タイムチャートである。
まず、通信モジュール30が送信側となる場合の動作で
あるが、送信データ信号TXDは論理0または論理1を
送信クロック信号SCLKの立ち下がりに同期して変化
するシリアル信号である。送信クロック信号SCLKは
定められた1ビットタイムの周期を持つデューティ50
%のクロック信号である。送信データ信号TXDがLレ
ベル(論理0)の時、送信クロック信号SCLKの前半
周期はノア・ゲートNOR1の両入力端子共にLレベル
が入力されるので、ノア・ゲートNOR1の出力はHレ
ベルとなり、送信ドライバを構成している演算増幅器の
プラス入力端子をHレベルにする。また、ノア・ゲート
NOR2の出力はインバータ・ゲートINVにより同前
半周期はLレベルとなるので、演算増幅器のマイナス入
力端子をLレベルにする。その結果、前半周期の送信ド
ライバの出力はプラス波形となる。逆に送信クロック信
号SCLKの後半周期はノア・ゲートNOR1の出力,
ノア・ゲートNOR2の出力はそれぞれ反転し、送信ドライ
バの出力はマイナス波形となる。ここで、送信ドライバ
のゲイン抵抗は上記プラス波形の振幅とマイナス波形の
振幅が等しくなるように選定しておく。また、送信デー
タ信号TXDがHレベル(論理1)の時、ノア・ゲート
NOR1の出力,ノア・ゲートNOR2の出力は共にL
レベルとなり、送信ドライバの出力は送信クロック信号
SCLKの前半周期,後半周期共に0Vとなる。このよ
うにして生成した送信波を、抵抗Rおよびマルチプレク
サ回路304を介してディジタル伝送路61,62,・
・・,6Nの中のいずれか1本と共通帰線60間に送出
する。ディジタル伝送路61,62,・・・,6Nの選
択はマルチプレクサ回路304に入力する選択信号CH
SLで指令される。
【0028】次に、通信モジュール30が受信側となる
場合の動作であるが、この場合、送信データ信号TXD
をHレベルに固定しておくことにより、送信ドライバの
出力を0Vとなる。マルチプレクサ回路304で選択し
たディジタル伝送路61,62,・・・,6Nの中のい
ずれか1本と共通帰線60間に誘起された受信信号によ
り抵抗Rに電流が流れ、抵抗Rの両端に電圧が発生す
る。上記電圧をレシーバ回路で増幅し、さらにローパス
フィルタ回路でノイズ除去などの処理をした受信信号を
コンパレータ回路によりあるしきい値レベルで比較し、
論理レベルの受信信号を得る。ここで、コンパレータ回
路にヒステリシス特性を持たせることでより一層のノイ
ズ除去効果が得られる。さらに、コンパレータ回路の出
力でワンショットパルス発生回路をトリガし、定められ
た1ビットタイムの受信データ信号RXDを得る。
【0029】ここで、ディジタル伝送路61,62,・
・・,6Nの中の1本選択した伝送路に前記パルストラ
ンスTが接続されていれば、通信モジュールが送信した
際に抵抗Rに電流が流れるため上記の受信回路部が作動
する。接続されていなければ、抵抗Rに電流が流れない
ため上記の受信回路部が作動しない。そこで、抵抗Rに
発生する電圧を検出するレシーバ回路を抵抗Rの両端で
検出する差動アンプで構成することにより、選択した伝
送路に前記パルストランスTが接続されているか否か
を、すなわち、フィールド計器変換モジュールあるいは
温度変換モジュールが実装されているか否かを通信モジ
ュールが送信した際に自らの受信回路部で即時に認知す
ることができる。
【0030】ここで説明した実施例によると、通信モジ
ュールにおいて、信号変換モジュールが実装されている
か否かを検出する手段として、特に固有のハードウェア
を設けることなく、また、検出に要するオーバーヘッド
がないため、無用なレスポンス遅延を引き起こすことが
ないという効果がある。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィールド計器変換モジュールにおいて、通信モジュー
ルとの間でディジタル信号で通信するインタフェース
と、フィールド計器との間でディジタル信号で通信する
インタフェースおよび各通信の制御を行う論理演算回路
を排除できるため、双方の通信処理にあたるオーバーヘ
ッドがなくレスポンスの高速性を保てるという効果、簡
素なハードウェアで構成できるという効果がある。ま
た、各信号変換モジュールにそれぞれ個別のディジタル
伝送路が割り当てられるため、1個の信号変換モジュー
ル内の通信インタフェースに異常があっても他のディジ
タル伝送路に悪影響をおよぼさないという効果がある。
また、ディジタル伝送路とフィールド伝送路とを絶縁し
て結ぶので、フィールド計器あるいはフィールド伝送路
に異常があっても他のディジタル信号伝送路に悪影響を
およぼさないという効果がある。
【0032】また、信号変換モジュール内の双方向通信
のディジタル伝送路絶縁が1個のパルストランスと1個
のコンデンサで構成できるため、駆動電源が必要なフォ
トカプラ方式に比べ大幅に簡素化できるという効果があ
る。
【0033】また、通信モジュールにおいて、信号変換
モジュールが実装されているか否かを検出する手段とし
て、特に固有のハードウェアを設けることなく、また、
検出に要するオーバーヘッドがないため、無用なレスポ
ンス遅延を引き起こすことがないという効果がある。
【0034】以上要約すると、上位機器からフィールド
計器に至るまでの通信経路をより簡素な構成で信頼性の
高い信号変換ユニットの通信方式およびその装置が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の信号変換ユニットの構成ブ
ロック図である。
【図2】本発明のフィールド計器変換モジュールの一構
成例を示す図である。
【図3】本発明の通信モジュールに内蔵する下位通信イ
ンタフェース部の一構成例を示す図である。
【図4】本発明の通信モジュールに内蔵する下位通信イ
ンタフェース部の一構成例における送信動作タイムチャ
ートである。
【図5】本発明の通信モジュールに内蔵する下位通信イ
ンタフェース部の一構成例における受信動作タイムチャ
ートである。
【符号の説明】
11,12…フィールド計器、13,1N…温度セン
サ、21,22,23,2N…フィールド伝送路、3…
信号変換ユニット、30…通信モジュール、301…上位
通信インタフェース、302…論理演算回路、303…
下位通信インタフェース、304…マルチプレクサ回
路、31,32…フィールド計器変換モジュール、31
0…変換アンプ、311…伝送路絶縁回路、33,3N
…温度変換モジュール、330…変換アンプ、331…
論理演算回路、332…通信インタフェース、4…上位
ディジタル伝送路、51,52,53,5N…上位アナ
ログ信号線、60…共通帰線、61,62,63,6N
…下位ディジタル伝送路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−254599(JP,A) 特開 平4−195500(JP,A) 特開 平3−40007(JP,A) 特開 昭61−142828(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08C 19/28 G08C 19/02 H04B 3/03 H04B 3/50 H04L 25/02 301

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロセスの物量を検出するフィールド計器
    や温度センサと上位機器との間に介在する信号変換器に
    おいて、 前記フィールド計器への配線が接続され、当該フィール
    ド計器の出力を変換して前記上位機器へアナログ信号で
    送信する第1の変換モジュールと、 前記温度センサへの配線が接続され、当該温度センサの
    出力を変換して前記上位機器へアナログ信号で送信する
    第2の変換モジュールと、 前記上位機器への配線が接続され、且つ前記第1及び第
    2の変換モジュールと接続され、前記第1及び第2の変
    換モジュールの何れかのモジュールと前記上位機器間の
    ディジタル信号の送受信を行う通信モジュールを有し、 前記第1及び第2の変換モジュールは、着脱可能である
    こと を特徴とする信号変換器。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第1の変換モジュールは、前記通信モジュールと前
    記フィールド計器間の伝送路とを絶縁し、ディジタル信
    号を伝送する回路を備えることを特徴とする信号変換
    器。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記第2の変換モジュールは、前記通信モジュールと前
    記フィールド計器間の伝送路とを絶縁し、ディジタル信
    号を伝送する伝送回路と、当該伝送回路を制御する論理
    演算回路を備えることを特徴とする信号変換器。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記通信モジュールは、前記各前記第1及び第2の変換
    モジュールに送信した信号を検出する手段を有し、前記
    第1及び第2の変換モジュールが実装してあるか否かを
    検出することを特徴とした信号変換器。
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