JP3291591B2 - 荷電粒子線描画露光方法及びその装置 - Google Patents

荷電粒子線描画露光方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集積回路のパターン等
を形成するための荷電粒子線描画露光方法及びその装置
に係り、特に描画露光の信頼性向上に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷電粒子線描画露光装置によって
描画露光された集積回路のパターン等の良否判定は、描
画露光中はもちろん、その直後にもできず、現像等の後
処理を行なった後でないとできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、描画露光不
良が発見されるまでに時間が掛り、生産計画に対しより
大巾な遅くれを生じると共に、描画露光のための機械コ
スト,現像や検査のコスト,人件費等の多大な浪費を生
じることがあった。
【0004】本発明は、前述したような点に鑑みなされ
たもので、描画露光不良の発生を未然に防ぐことを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、試料をロードロック室を介して真空の描
画室内に搬入して荷電粒子線により試料上に所望のパタ
ーンを描画露光するに際し、制御プロセッサ内に診断プ
ログラムを用意し、描画露光に先立って行われる前記ロ
ードロック室の真空引き時及び/又はロードロック室と
描画室との間の試料搬送時に、描画露光装置内の各種の
メモリ,レジスタ,演算素子並びに回路の少なくとも一
部の不具合の有無を前記診断プログラムによって把握
し、該不具合がないことを確認して描画露光を実行する
ことを特徴とする荷電粒子線描画露光方法にある。
【0006】
【0007】また、本発明は、試料をロードロック室
を介して真空の描画室内に搬入して荷電粒子線により試
料上に所望のパターンを描画露光する装置において、同
装置内の各種のメモリ,レジスタ,演算素子並びに回路
の少なくとも一部について不具合の有無を把握するため
の診断プログラムを制御プロセッサ内に設け、該診断プ
ログラムを描画露光に先立って行われる前記ロードロッ
ク室の真空引き時及び/又はロードロック室と描画室と
の間の試料搬送時に実行可能に構成したことを特徴とす
る荷電粒子線描画露光方法にある。
【0008】
【0009】
【作用】荷電粒子線による描画露光は、高真空に保たれ
ている描画室に隣接して設けられたロードロック室を介
して試料を描画室内へ搬入して描画露光を行う。本発明
は、試料をロードロック室へ搬入して、このロードロッ
ク室を描画室と同程度の真空度まで真空引きする時間及
び/はその後に試料をロードロック室から描画室へ搬
送する時間を利用して、診断プログラムにより装置内の
各種のメモリ,レジスタ,演算素子並びに回路の少なく
とも一部について不具合の有無を把握する。こうして不
具合がないことを確認してから描画することにより、描
画露光不良の発生は大巾に減少し、前述した課題が大巾
に改善されると共に、上記時間を利用して不具合の有無
を把握するため、この不具合の有無の把握による生産効
率の低下を招くことはない
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について図1ないし図2
を参照して説明する。図1において、10は高真空に保
たれている描画室,20は荷電粒子線光学鏡筒である。
【0011】描画室10内には、試料11を載置するX
Yステージ12が設けられている。XYステージ12は
ステージ制御回路31及び駆動系32によりX方向及び
Y方向に移動され、XYステージ12の位置はレーザ測
長系33及び位置検出回路34により検出される。な
お、ステージ制御回路31はコンピュータ等からなる制
御プロセッサ30からの指令により作動し、位置検出回
路34の検出信号は制御プロセッサ30に取り込まれ
る。
【0012】描画室10には、ゲート弁13を介してロ
ードロック室14が接続されている。ロードロック室1
4内には上下動可能なマガジン15が設けられ、複数の
試料11を収納するようになっている。ロードロック室
14は図示しない開閉扉により大気に対して開閉可能に
形成されると共に、図示しない真空装置によって描画室
10と同程度に真空引きされるようになっている。
【0013】マガジン15に収納された試料11は、ロ
ードロック室14の側部に取付けられた搬送装置16に
よりゲート弁13を通してXYステージ12上へ搬送さ
れ、また、描画露光が終ったXYステージ12上の試料
11は搬送装置16によってマガジン15に戻される。
【0014】荷電粒子線光学鏡筒20は、荷電粒子線発
生部21,各種レンズ22,23,24,ブランキング
電極25,走査用偏向器26等から構成されている。4
0は、荷電粒子線発生部21及び各種レンズ22,2
3,24の電源であり、制御プロセッサ30によってそ
れぞれへの出力を制御される。
【0015】ブランキング電極25には描画回路35が
接続され、走査用偏向器26には偏向回路36が接続さ
れている。描画回路35は、位置検出回路34の検出信
号に関連付けられて制御プロセッサ30から与えられる
ON,OFF信号によって試料11に対する荷電粒子線
の照射のON,OFFを行うようになっている。また、
偏向回路36は、同じく位置検出回路34の検出信号に
関連付けられて制御プロセッサ30から与えられる偏向
電圧によって荷電粒子線を試料11上の所定位置に対し
て走査させるようになっている。
【0016】制御プロセッサ30には、診断プログラム
37が設けられている。この診断プログラム37は、描
画回路35内の図示しない描画データバッファメモリ,
繰り返しパターンの圧縮用メモリ及び補正用パラメータ
格納メモリをはじめ、各回路31,34,35,36内
の各種メモリ,レジスタ,演算素子等のミクロ的なもの
から各回路のテスト作動による正常動作チェック等のマ
クロ的なものを含めて描画露光に関係する部分の少なく
とも一部の不具合の有無を把握するようになっている。
【0017】診断プログラム37による診断は、図2に
示すように、描画露光に先立って行われるロードロック
室14の真空引き時(ステップ103)及び/又は搬送
装置16によるロードロック室14から描画室10への
試料搬送時間(ステップ107)等を利用して、描画露
光前に自動的に実行されるように制御プロセッサ30に
組み込まれている。
【0018】次いで、本装置の作用について説明する。
ロードロック室14を大気に開放し、図2のステップ1
01に示すようにマガジン15に試料11をセットして
ロードロック室14を閉じ、ロードロック室14の真空
引きを開始する(ステップ102)。
【0019】この真空引き開始後、ステップ103で真
空引きが終了か否かを判断し、終了していないとき、す
なわち真空引き時間を利用してステップ104に示すよ
うに、診断プログラム37を実行させて各回路31,3
4,35,36及びそれらの中のメモリ等の不具合の有
無の診断を行う。
【0020】ロードロック室14の真空度が描画室10
の真空度と略等しくなったところで、真空引きを終了
し、ゲート弁13を開いてマガジン15内の試料11を
搬送装置16によってXYステージ12上へ搬送する
(ステップ106)。この搬送時にも、ステップ10
7,108で示すように搬送終了までの時間を利用して
診断を行う。
【0021】なお、上記診断は、実質的には1つの
ものとして連続して行ってもよく、真空引き開始から搬
送終了までの時間内で診断を完了するように構成されて
いる。
【0022】上記診断によって不具合が発見される
と、その時点でプログラムの進行は停止され、不具合個
所を図示しないディスプレイに表示する。不具合がなけ
れば、ステップ107の搬送終了に従って、ステップ1
09で示す描画露光が実行され、描画露光が終了したと
ころで、ステップ110で示すように、描画露光された
試料11をマガジン15へ戻す。
【0023】図1に示した実施例のように、ロードロッ
ク室14に複数の試料11を収容して順次描画露光する
場合、上記のように、最初の試料の描画露光の前にのみ
診断を行って、残りの試料の描画露光前には、該診
断を省略してもよいが、上記のように、ステップ110
で描画露光された試料11をマガジン15へ戻す時間
(ステップ111参照)を利用すると共に、ステップ1
06,107と同様に行われる次の試料11をXYステ
ージ12へ搬入する時間を利用して、各試料11の描画
露光前に診断をそれぞれ行うようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、描
画露光に先立って行われる前記ロードロック室の真空引
き時及び/又はロードロック室と描画室との間の試料搬
送時に装置の不具合が自動的に診断され、不具合がない
ときのみ描画露光が実行されるため、生産効率を低下さ
せることなく描画露光不良の発生を大巾に減少させるこ
とができ、また、不具合を早期に発見して未然に対処で
きるため、生産計画に対する遅くれ小さく押さえること
ができると共に、描画露光用機械コスト,現像や検査コ
スト及び人件費等の浪費を削減することができる効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概要構成図である。
【図2】本発明による描画露光工程のフローチャートを
示す図である。
【符号の説明】
10 描画室 11 試料 12 XYステージ 14 ロードロック室 15 マガジン 16 搬送装置 20 荷電粒子線光学鏡筒 21 荷電粒子線発生部 22,23,24 レンズ 25 ブランキング電極 26 走査用偏向器 30 制御プロセッサ 31 ステージ制御回路 32 駆動系 33 レーザ測長系 34 位置検出回路 35 描画回路 36 偏向回路 37 診断プログラム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料をロードロック室を介して真空の
    描画室内に搬入して荷電粒子線により試料上に所望のパ
    ターンを描画露光するに際し、制御プロセッサ内に診断
    プログラムを用意し、描画露光に先立って行われる前記
    ロードロック室の真空引き時及び/又はロードロック室
    と描画室との間の試料搬送時に、描画露光装置内の各種
    のメモリ,レジスタ,演算素子並びに回路の少なくとも
    一部の不具合の有無を前記診断プログラムによって把握
    し、該不具合がないことを確認して描画露光を実行する
    ことを特徴とする荷電粒子線描画露光方法。
  2. 【請求項2】 試料をロードロック室を介して真空の
    描画室内に搬入して荷電粒子線により試料上に所望のパ
    ターンを描画露光する装置において、同装置内の各種の
    メモリ,レジスタ,演算素子並びに回路の少なくとも一
    部について不具合の有無を把握するための診断プログラ
    ムを制御プロセッサ内に設け、該診断プログラムを描画
    露光に先立って行われる前記ロードロック室の真空引き
    時及び/又はロードロック室と描画室との間の試料搬送
    に実行可能に構成したことを特徴とする荷電粒子線描
    画露光方法。
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