JP3291513B2 - 自動ティーアップ装置及びゴルフ練習機のティーアップ方法 - Google Patents

自動ティーアップ装置及びゴルフ練習機のティーアップ方法

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JP3291513B2
JP3291513B2 JP14660093A JP14660093A JP3291513B2 JP 3291513 B2 JP3291513 B2 JP 3291513B2 JP 14660093 A JP14660093 A JP 14660093A JP 14660093 A JP14660093 A JP 14660093A JP 3291513 B2 JP3291513 B2 JP 3291513B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打席位置近傍に設けた
ティー出没孔の下部に設置した本体内に昇降自在に設け
たティーと、該ティーを昇降する昇降機構と、前記ティ
ーがボール受取位置に位置する時にティーにゴルフボー
ルを供給するボール供給機構と、前記昇降機構及びボー
ル供給機構の作動を電気的に制御する制御部とを備えた
自動ティーアップ装置及びゴルフ練習機のティーアップ
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の自動ティーアップ装置を図
6を参照して説明する。従来、ゴルフ練習機に適用され
る自動ティーアップ装置1にあっては、例えば、本体2
に昇降自在に設けたティー3と、該自動ティーアップ装
置1の駆動力を供給する電動モータ4と、電動モータ4
の回転をティー3の昇降運動に変換する昇降機構5と、
ティー3上のゴルフボールBを検出するボールセンサ6
とで構成されているものがある。
【0003】ティー3は、電動モータ4の駆動力で、本
体2の下部に設けたボール受取位置7と、本体2の上部
のティーアップ位置8との間を往復移動するようになっ
ている。また、ティー3は、電動モータ4を電気制御装
置9で制御することにより常に指定した位置に正確に移
動される。前記電気制御装置9には、前記電動モータ4
と、昇降機構5と、ボールセンサ6と、昇降機構5にゴ
ルフボールBを供給するボール供給機構10とが接続さ
れてなっている。電気制御装置9は、電動モータ4と昇
降機構5とボール供給機構10とを、作動を制御するこ
とにより互いに連動せしめている。
【0004】以下、自動ティーアップ装置1の作用を説
明する。前記自動ティーアップ装置1は、前記ボール供
給機構から供給されたゴルフボールBをボール受取位置
7でティー3上にセットした後、ティー3をティーアッ
プしてゴルフボールBを前記ティーアップ位置8に位置
させる。ティー3上へのゴルフボールBのセットは、ボ
ールセンサ6でティー3のゴルフボールBを検出して確
認する。前記自動ティーアップ装置1は、電動モータ4
の回動量を検出し、かつボールセンサ6によるゴルフボ
ールBの検出回数をカウントすることにより、ティー3
の移動とボール受取位置7へのゴルフボールBの供給と
を連動して行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような自動ティーアップ装置1の場合、以下のような問
題が生じていた。すなわち、前記自動ティーアップ装置
1は、ティーアップ位置8に位置させたゴルフボールB
が使用者の打撃等によって検出されなくなった場合、テ
ィー3が下降してボール受取位置7に向かうが、この
際、ティー3の出没孔11がゴルフ練習機上面に開口状
態になっているので、打ち損じたゴルフボールB等が出
没孔11に落下したり、使用者がゴルフボールBを出没
孔11内に押し込んだりする可能性がある。出没孔11
内にティーアップ位置8からゴルフボールBが挿入され
れば、自動ティーアップ装置1内部でのゴルフボールB
の詰まり等の故障の原因となる。前記問題に鑑みて、出
没孔11の開口部を開閉するシャッターを設ければ、該
シャッターを、ティー3の昇降に連動して開閉自在に構
成する必要があるので、今度は、自動ティーアップ装置
1の大型化や製造コストの増大の原因となって、問題の
根本的な解決とならない。
【0006】一方、自動ティーアップ装置1は、前記ボ
ール供給機構10には、通常使用者が投入した料金の残
高に応じてボール供給機構10に図示しない配球機構か
らゴルフボールBが供給される構成となっているが、自
動ティーアップ装置1に前記故障が生じれば、ボール受
取位置7に新たなゴルフボールBのセットがされないに
も関わらず、前記残高が減算されるといった問題もあ
る。
【0007】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、故障が減少するとともに、料金計算が正確に行わ
れる自動ティーアップ装置及びゴルフ練習機のティーア
ップ方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、制御部に、ティー上のゴルフボールを少なくともテ
ィーアップ位置,ティーアップ位置の下方に設けたボー
ル受取位置,及び前記ティーアップ位置とボール受取位
置の間に設置したボールチェック点において検出するボ
ールセンサと、ティーがボール受取位置に位置した際に
前記ボール供給機構10を制御してティーにゴルフボー
ルを供給するボール供給指示手段と、ティーへのゴルフ
ボールのセットが完了した際に昇降機構を制御してティ
ーを前記ティーアップ位置に位置決めするティーアップ
位置決め手段と、ティーアップ時においてボールセンサ
がゴルフボールを検出しない場合に、昇降機構を制御し
てティーを前記ボール受取位置又は待機位置に移動する
移動手段と、前記ティーアップ位置からティーがボール
受取位置に移動する間に、前記ボールチェック点におい
て前記ボールセンサがティー上のゴルフボールを検出し
た際に、昇降機構を制御してティーを前記ティーアップ
位置に再上昇させる再上昇手段とを設けたことを特徴と
する自動ティーアップ装置を前記課題の解決手段とし
た。
【0009】請求項2記載の発明では、前記請求項1記
載の自動ティーアップ装置であって、前記制御部に利用
料金をカウントする料金カウンタが接続されてなり、前
記料金カウンタに、ティーが前記ティーアップ位置から
前記ボールチェック点に移動した際に、ゴルフボールが
検出されない場合のみ、料金カウンタの投入金額の残高
を減算する減算手段を設けたことを特徴とする自動ティ
ーアップ装置を前記課題の解決手段とした。
【0010】請求項3記載の発明では、前記請求項1又
は2のいずれかに記載の自動ティーアップ装置であっ
て、ティーの昇降の制御原点を設定する制御原点設定手
段と、該制御原点設定手段で設定した制御原点から所望
の距離離間して前記ボールチェック点を設定するボール
チェック点設定手段を設けたことを特徴とする自動ティ
ーアップ装置を前記課題の解決手段とした。
【0011】請求項4記載の発明では、ティーにゴルフ
ボールをセットする第1過程と、ゴルフボールのセット
が完了したティーをティーアップする第2過程と、ティ
ーをティーアップ位置からボール受取位置に移動する第
3過程とを備えるゴルフ練習機のティーアップ方法であ
って、前記第3過程は、ティーアップ位置からティーが
ボール受取位置に移動する間に設けたボールチェック点
において前記ボールセンサがティー上のゴルフボールを
検出した際に、ティーを前記ティーアップ位置に再上昇
させることを特徴とするゴルフ練習機のティーアップ方
法を前記課題の解決手段とした。
【0012】
【作用】本発明の自動ティーアップ装置によれば、ティ
ーアップ時にティー上のゴルフボールが無くなった場合
に、ティーをボール受取位置に移動する。ティーのボー
ル受取位置への移動中、ボールチェック点において、テ
ィー上のゴルフボールが検出されなければ、ティーは、
ボール受取位置への移動を継続する。ボールチェック点
において、ティー上のゴルフボールが検出されれば、テ
ィーは、ボール受取位置への移動を停止して、ティーア
ップ位置へ再上昇する。
【0013】料金カウンタを有する配球機構が接続され
ている自動ティーアップ装置においては、ボールチェッ
ク点においてティー上にゴルフボールが検出された場合
のみ、料金カウンタの残金を減算する。この減算は、テ
ィーをボールチェック点から上昇開始時にスタートし、
ゴルフボールのティーアップと同期されている。
【0014】また、自動ティーアップ装置は、ボールチ
ェック点設定手段でボールチェック点とボール受取位置
との離間距離を調整することで、昇降機構とボール供給
機構との作動タイミングを調整する。
【0015】ボール受取位置でゴルフボールBを受け取
ったティーがティーアップ位置に移動する際に、ボール
チェック点においてティー上にゴルフボールが検出され
れば、ボール供給機構を起動して、ボール受取位置への
新規ゴルフボールの供給動作を開始する。
【0016】本発明のゴルフ練習機のティーアップ方法
は、第1,第2,第3の過程でなる制御のサイクルを連
続して実施することにより、ボールチェック点におい
て、ティーアップ位置からボール受取位置に移動するテ
ィー上にゴルフボールが検出されない場合のみ、ティー
がボールチェック点より下方に没入して、内部へのゴル
フボールの進入を常時防止する。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1ないし図5を
参照して説明する。図中符号20は本実施例の自動ティ
ーアップ装置、21は制御部、22はボールチェック
点、23は料金カウンタ、24はボールセンサである。
従来の自動ティーアップ装置1と自動ティーアップ装置
20とが相異する点は、前記制御部21とボールチェッ
ク点22と料金カウンタ23とボールセンサ24のみで
あって、図中、前記図6と同一の構成部分には同一の符
号を付し、その説明を簡略化する。
【0018】図1に示すように、前記自動ティーアップ
装置20は、前記自動ティーアップ装置1において、電
気制御装置9に換えて、電動モータ4やボール供給機構
10や料金カウンタ23等の作動を電気的に制御する制
御部21を本体2内に設置して構成したものである。
【0019】前記制御部21には、前記電動モータ4と
ボール供給機構10と料金カウンタ23とボールセンサ
24等が接続されている。そして制御部21は、電動モ
ータ4とボール供給機構10と料金カウンタ23の作動
を互いに連動させて制御するようになっている。また、
制御部21は、少なくとも、前記ティー3がボール受取
位置7とティーアップ位置8と、ティー3の昇降ストロ
ーク中央部に設けた前記ボールチェック点22とに位置
した際に、前記ボールセンサ24でゴルフボールBを検
出する。ボールチェック点22は、前記ティー3の昇降
ストローク中央部のやや下方に位置している。
【0020】料金カウンタ23は、ゴルフ練習機の打席
の近傍に設置され、使用者が操作することにより自動テ
ィーアップ装置20の起動やティー3の高さ変更を行う
制御盤25に設けられ、使用者が予め購入したプリペイ
ドカードに対して読み取り書き込みを行うものである。
また、料金カウンタ23は、前記制御部21に接続され
て、プリペイドカードから読み取った料金の残高を制御
部21に出力する。逆に、料金カウンタ23は、精算の
完了した料金の残高が制御部21から入力されることに
より、前記入力情報を前記プリペイドカードに入力する
ものである。したがって、料金カウンタ23は、プリペ
イドカードから読み取った情報を制御部21に出力する
とともに、制御部21において、ボール受取位置7でゴ
ルフボールBのセットが完了したティー3が上昇してボ
ールチェック点22に達した時、ティー3の下部に固定
したボールセンサ24がティー3上にゴルフボールBを
確認した際に、ティー3がボールチェック点22からテ
ィーアップ位置8へのさらなる上昇を開始すると同時に
前記入力された残高から料金を減算した結果を、前記プ
リペイドカードに再入力するようになっている。その結
果、ゴルフボールBのティーアップと減算とが必ず一致
するようになっている。
【0021】ボールセンサ24は、ティー3の下部に設
けられ、ティー3に貫設されているセンサ孔26を介し
てティー3上のゴルフボールBを光学的に検出するよう
になっている。そして、ボールセンサ24は、ティー3
上のゴルフボールBを常時検出可能であるとともに、ゴ
ルフボールBを検出した際に検出信号を制御部21に出
力するようになっている。
【0022】制御盤25は、前記本体2からやや離間し
て設けられ、自動ティーアップ装置20のサイクル制御
のON,OFFスイッチやティーアップ位置8の高さの
切り換えスイッチが設けられてなっている。
【0023】以下、前記自動ティーアップ装置20にお
ける、本発明のティーアップ方法を図2ないし図5を参
照して説明する。前記自動ティーアップ装置20は、制
御部21にセットされたメインプログラムにしたがっ
て、図2のフローチャートに示すように作動が制御され
ている。以下、図2に示すフローチャートを説明する。
【0024】自動ティーアップ装置20は、制御盤25
に設けた前記ON,OFFスイッチのON時がステップ
31であって、ステップ32のサイクル制御可動中であ
れば、ティー高さ表示サブルーチン40又は初回ボール
受取ルーチン50に進む。サイクル制御が稼働してなけ
れば、ステップ33の制御部21の調整を行う。初回ボ
ール受取ルーチン50が完了したら、ティーアップルー
チン60と下降ルーチン70とを実行した後、ステップ
34のボールチェック点22におけるゴルフボールBの
検出の結果によって、ステップ35のティー3の再上昇
又はステップ36の制御OFFに進む。ステップ36で
制御OFFを実際に実行する場合(YES)は、ステッ
プ37に進む。制御OFFを選択しない場合には、サイ
クルボール受取ルーチン80に進む。サイクルボール受
取ルーチン80が完了したら、ティーアップルーチン6
0にリターンして、以下、前記と同様にティーアップル
ーチン60からステップ36までを実行する。本フロー
チャートは、サイクルボール受取ルーチン80を実行す
る場合、何度でも繰り返し可能であるが、自動ティーア
ップ装置20の使用を完了する際には、ステップ36に
おいて、ステップ37を選択する。
【0025】以下、前記各ルーチンの構成を中心として
前記フローチャートを詳細に説明する。図3に示すよう
に、前記ティー高さ表示サブルーチン40は、ステップ
41ないしステップ45の5つのステップで構成され、
該ステップの全てを実行した結果、ティー3の現在位置
を検出して、制御盤25等に設けられたディスプレイに
表示するものである。ティー高さ表示サブルーチン40
を詳述すれば、まず、ステップ41において電動モータ
4の現在値を読み込み、ステップ42で前記電動モータ
4の現在値が芝位置より低い場合にはステップ43でテ
ィー3の現在の高さを全てゼロ表示し、逆に、前記現在
値が芝位置より高い場合には、ステップ44で芝位置か
らのティー3の突出量を算出した後、ステップ45によ
って、ティー3の高さを表示する。ティー3の高さは、
ティーアップの基準位置からの離間距離や、高中低等、
複数の段階に分けた場合には、その該当の段階を表示す
る。
【0026】図3に示すように、前記初回ボール受取ル
ーチン50は、ステップ51ないしステップ59の9の
ステップで構成されている。前記ステップ31でサイク
ル制御の可動が確認されたら、ステップ51でティー3
の原点復帰完了を確認する。前記原点は、出没孔11に
おけるティー3の可動範囲の最下方に位置させる。原点
復帰が確認されたら、この位置を自動ティーアップ装置
20の制御部21による昇降機構5の制御原点として制
御部21に設定する。原点復帰が確認されなければ、ス
テップ53に進み、原点調整を行った後、ステップ52
に至る。ステップ52で制御原点の設定が完了したら、
ステップ54に進んで制御部21内に内蔵されている制
御回路のON,OFF切り換えを準備する。前記ステッ
プ52において、原点が制御原点として相応しくない位
置であれば、ステップ53に進んで前記原点調整を再度
行った後、ステップ52に復帰する。
【0027】前記ステップ54の制御のON,OFF切
り換え準備が完了すれば、ステップ55に進み、前記料
金カウンタ23で読み込んだプリペイドカードの残高の
有無を確認する。前記残高がある場合には、ステップ5
6に進んで、サイクル制御をONし、ステップ57でテ
ィー3の高さの初期値データの読み込みを行う。初期値
データの読み込みが完了したら、前記電動モータ4を起
動してステップ58に進んで初回ボール受取のためのテ
ィー3の位置決めをスタートする。ステップ58のスタ
ート後、ステップ59に進み、前記状態でボールセンサ
24でゴルフボールBを検出するまで、前記ボールセン
サ24をティー3上のゴルフボールBを確認可能な状態
で保持する。前記状態でボールセンサ24でゴルフボー
ルBを検出すれば、初回ボール受取完了であって、ステ
ップ59を完了する。前記ステップ59が完了したら、
ティーアップルーチン60に進む。ステップ59におい
て、初回ボール受取動作を起こしてから、一定時間経過
後にゴルフボールBの受取が完了しなければ、再度ステ
ップ58にリターンし、ステップ59が完了するまで自
動的に何回でもリターンを繰り返す。
【0028】前記ティーアップルーチン60は、ステッ
プ61ないしステップ66の6つのステップとティー3
のティーアップ位置を変更する高さ変更サブルーチン9
0とで構成されている。以下、ティーアップルーチン6
0を詳述すれば、先ず、前記ステップ59の完了を確認
したら、ステップ61に進む。ステップ61は、ティー
3を上昇し、該上昇の過程において、前記ボールチェッ
ク点22でゴルフボールBの通過を検出する。ゴルフボ
ールBの通過を検出したら、ステップ62に進み、ティ
ー3をさらに上昇してティーアップ位置8に至らしめ
る。ティー3がボールチェック点22に上昇時に、ゴル
フボールBが確認されなければ、ステップ63のボール
供給機構10を再起動する。
【0029】ステップ62のスタートを合図にして、制
御部21では、前記プリペイドカードから読み込んだ料
金の残高を精算する。ティー3のティーアップが概略完
了したら、ティー3を所望のティーアップ位置8に微調
整して位置決めする。該ティー3の微調整は、ステップ
65により、指定したティーアップ位置8を、電動モー
タ4の回転量を制御部21で検出することで行う。前記
指定したティーアップ位置8を検出したら、ステップ6
6の電動モータ4のOFFを行う。所定の時間内にティ
ーアップ位置8の検出ができない場合には、前記ステッ
プ62にリターンする。
【0030】前記ティー3の指定のティーアップ位置8
への位置決めを完了したら、ステップ67で再度ティー
3上のゴルフボールBを検出する。ティー3上にゴルフ
ボールBが確認されている場合、前記高さ変更サブルー
チン90で、ティー3のティーアップ位置を変更するこ
とができる。図4に示すように、高さ変更サブルーチン
90は、ステップ91ないしステップ98の8つのステ
ップで構成され、ティー3のティーアップ位置8を調整
の上下限の範囲で変更する。ステップ67は、使用者の
打撃等によりティーアップしたゴルフボールBがティー
3上からなくならないかぎり、ボールセンサ24がティ
ー3上にゴルフボールBを検出しているが、ステップ6
7でゴルフボールBが検出されない場合は、使用者がゴ
ルフボールBを打撃したものと認識して完了し、下降ル
ーチン70に進む。
【0031】前記下降ルーチン70は、ステップ71と
ステップ72の2つのステップで構成されている。ステ
ップ67においてティー3上のゴルフボールBの検出が
無くなれば、ステップ71のティー3の現在値の検出を
行って、ティーアップ位置8を設定し直す。新規ティー
アップ位置8の設定が完了したら、ステップ72に示す
ボール受取動作を行う。該ボール受取動作は、電動モー
タ4を作動して、ティー3を一旦ティーアップ位置8の
設定範囲の上限まで上昇した後、ボールチェック点22
に移動させる。ステップ72は、一旦上昇することによ
り、ティー3の昇降動作の正確を期するとともに、前記
制御盤25からボール供給機構10へのゴルフボールB
の供給等を行う時間を確保する。
【0032】前記ステップ72によりティー3のボール
チェック点22への移動が完了したら、ステップ34の
ゴルフボールBの検出を行う。ティー3上にゴルフボー
ルBが検出されれば、ステップ35によりティー3を再
上昇する。したがって、ステップ35は、使用者が打ち
損じたゴルフボールBを出没孔11に戻す等、何等かの
理由で出没孔11に落下したゴルフボールBを検出し
て、出没孔11において上方からのゴルフボールBの進
入をボールチェック点22で阻止する。ステップ34に
おいて、ティー3上の検出がなければ、ステップ36に
進み、制御回路のON,OFFを選択する。
【0033】前記サイクルボール受取ルーチン80は、
ステップ81ないしステップ87の7つのステップで構
成されている。サイクルボール受取ルーチン80は、前
記ステップ36で、制御回路をOFFの選択をしない場
合に、ステップ81でプリペイドカードの残高の有無を
確認し、残高の有る(残高0の確認についてNO)場合
には、ステップ82により、ティー3を前記ボール受取
位置7に移動してボール受渡し動作を行う。一方、ステ
ップ36で制御回路をOFFの選択又はステップ81で
残高0の確認がされれば、ステップ83に進んで、図5
に示す前記ボールチェック点22上に位置する待機位置
27にティー3を、前記待機位置27を検出するまで移
動した後、制御回路をOFFする。
【0034】ステップ82のボール受渡しが完了した
ら、ステップ86により前記待機位置27にティー3を
移動して、正確に待機位置27にティー3が移動したこ
とを確認した後、ステップ87により、電動モータ4を
OFFして次のゴルフボールBのティーアップを指示す
る信号の受信まで待機状態となる。そして、前記ティー
アップを指示する信号を受信したら、前記ステップ61
に進み、図2に示すティーアップルーチン60ないしス
テップ34までの動作を行う。
【0035】前記の結果、自動ティーアップ装置20
は、ステップ36において、制御回路のOFFの選択を
しなければ、サイクルボール受取ルーチン80を経て、
ゴルフボールBのティーアップを連続的に行うことがで
きる。なお、前記ボール受取位置7,ティーアップ位置
8,ボールチェック点22,待機位置27の検出は、電
動モータ4の駆動量の検出,昇降機構5の変位量の検
出,検出すべきそれぞれの位置にセンサを設置してティ
ー3を検出する等、どんな方法であっても、構わない。
また、ボール受取位置7,ティーアップ位置8,待機位
置27を変更した際には、これらの位置に連動してボー
ルチェック点22も適切な位置に変更する。
【0036】したがって、前記自動ティーアップ装置2
0は、ボールチェック点22を設けて、ティーアップし
たゴルフボールBの打撃後のティー3の下降時におい
て、ステップ34でティー3上のゴルフボールBを検出
するので、ティー3の下降時における出没孔11へのゴ
ルフボールBの進入を防止して、故障を大幅に減少する
ことができる上、シャッター等を用いる必要もなく、安
価で製造することができる。また、自動ティーアップ装
置20は、ステップ62で、ティー3上にセットしたゴ
ルフボールBをボールチェック点22で確認後に、ステ
ップ63により、残高の精算を行い、新規ゴルフボール
Bをティーアップした時のみ、正確に前記残金を減算す
るので、料金の精算の精度も向上する。
【0037】一方、本発明のゴルフ練習機のティーアッ
プ方法によれば、前記ボールチェック点22においてボ
ールセンサ24がティー3上のゴルフボールBを検出し
た際に、ティー3を前記ティーアップ位置7に再上昇さ
せるので、ボールチェック点22において、ゴルフボー
ルBの検出が無くなるまで、何度でもティー3を再上昇
することにより、ボールチェック点22から出没孔11
の下方へのゴルフボールBの進入を確実に阻止すること
ができ、自動ティーアップ装置20の故障が大幅に減少
することは勿論、ボールチェック点22において自動テ
ィーアップ装置20から下降したティー3上にゴルフボ
ールBを検出した際にも、ティーの再上昇を自動的に行
うので、制御の変更や手動による復帰等の必要がなく、
自動ティーアップ装置20の使用や管理が簡便となる。
【0038】なお、本発明のティーアップ方法は、図1
記載の自動ティーアップ装置20に適用したものである
が、自動ティーアップ装置20以外の装置に適用しても
前記効果を奏することは、言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の自
動ティーアップ装置によれば、ボール受取位置とティー
アップ位置との間にボールチェック点を設け、該ボール
チェック点において、ティーアップしたゴルフボールの
打撃後にボール受取位置に向かって下降するティー上の
ゴルフボールを検出するようにしたから、ティーの下降
時における開口部から出没孔へのゴルフボールの進入を
防止して、故障を大幅に減少することができる上、シャ
ッター等を用いる必要もなく、作動精度の良好な自動テ
ィーアップ装置を安価で提供することができる。
【0040】また、請求項2記載の自動ティーアップ装
置によれば、制御部に料金カウンタを接続し、ボール受
取位置においてティー上に新規セットしたゴルフボール
をボールチェック点で確認後に、残高の精算を行うよう
にしたから、新規ゴルフボールをティーアップした時の
み前記残金を減算するので、料金の精算をより確実かつ
正確に行うことができる。
【0041】請求項3記載の自動ティーアップ装置によ
れば、前記請求項1記載の自動ティーアップ装置が奏す
る効果を有することは勿論、ティーの昇降の制御原点を
設定する制御原点設定手段と、該制御原点設定手段で設
定した制御原点から所望の距離離間して前記ボールチェ
ック点を設定するボールチェック点設定手段を設けたか
ら、これら制御原点設定手段及びボールチェック点設定
手段を制御部に接続することにより、ティーアップ位置
を変更した際に、これらの位置に連動してボールチェッ
ク点を適切な位置に変更することができるので、自動テ
ィーアップ装置の設計の自由度への影響が少ない上、昇
降機構やボール供給機構や配球機構の互いの作動のタイ
ミングを調整することも容易である。
【0042】請求項4記載のゴルフ練習機のティーアッ
プ方法によれば、前記ボールチェック点においてボール
センサがティー上のゴルフボールを検出した際に、ティ
ーを前記ティーアップ位置に再上昇させるので、ボール
チェック点において、ゴルフボールの検出が無くなるま
で、何度でもティーを再上昇することにより、ボールチ
ェック点から出没孔の下方へのゴルフボールの進入を阻
止することができ、自動ティーアップ装置の故障を防止
することは勿論、ボールチェック点においてティーアッ
プ装置から下降したティー上にゴルフボールを検出した
際にも、制御の変更や手動による復帰等の必要がなく、
自動ティーアップ装置の使用や管理が簡便となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側断面図である。
【図2】図1の制御部において実行される「メインプロ
グラム」に対応したフローチャートである。
【図3】図2の「メインプログラム」のスタートからテ
ィーアップルーチンの一部までに対応したフローチャー
トである。
【図4】図2の「メインプログラム」のティーアップル
ーチンの一部からサイクルボール受取ルーチンまで、及
びステップ、及び高さ変更サブルーチンに対応したフロ
ーチャートである。
【図5】図2の「メインプログラム」に対応したティー
の移動を示すモデル図である。
【図6】従来の自動ティーアップ装置を示す側断面図で
ある。
【符号の説明】
2 本体 3 ティー 4 電動モータ 5 昇降機構 6 ボールセンサ 7 ボール受取位置 8 ティーアップ位置 10 ボール供給機構 11 出没孔 21 制御部 22 ボールチェック点 23 料金カウンタ 24 ボールセンサ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打席位置近傍に設けたティー出没孔の下
    部に設置した本体内に昇降自在に設けたティーと、該テ
    ィーを昇降する昇降機構と、前記ティーがボール受取位
    置に位置する時にティーにゴルフボールを供給するボー
    ル供給機構と、前記昇降機構及びボール供給機構の作動
    を制御する制御部とを備えた自動ティーアップ装置であ
    って、 前記制御部は、ティー上のゴルフボールを少なくともテ
    ィーアップ位置,ティーアップ位置の下方に設けたボー
    ル受取位置,及び前記ティーアップ位置とボール受取位
    置の間に設置したボールチェック点において検出するボ
    ールセンサと、ティーがボール受取位置に位置した際に
    前記ボール供給機構を制御してティーにゴルフボールを
    供給するボール供給指示手段と、ティーへのゴルフボー
    ルのセットが完了した際に昇降機構を制御してティーを
    前記ティーアップ位置に位置決めするティーアップ位置
    決め手段と、ティーアップ時においてボールセンサがゴ
    ルフボールを検出しない場合に、昇降機構を制御してテ
    ィーを前記ボール受取位置又は待機位置に移動する移動
    手段と、前記ティーアップ位置からティーがボール受取
    位置に移動する間に、前記ボールチェック点において前
    記ボールセンサがティー上のゴルフボールを検出した際
    に、昇降機構を制御してティーを前記ティーアップ位置
    に再上昇させる再上昇手段とを設けたことを特徴とする
    自動ティーアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の自動ティーアップ装
    置であって、前記制御部に利用料金をカウントする料金
    カウンタが接続されてなり、前記料金カウンタに、ティ
    ーが前記ティーアップ位置から前記ボールチェック点に
    移動した際に、ゴルフボールが検出されない場合のみ、
    料金カウンタの投入金額の残高を減算する減算手段を設
    けたことを特徴とする自動ティーアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2のいずれかに記載の
    自動ティーアップ装置であって、ティーの昇降の制御原
    点を設定する制御原点設定手段と、該制御原点設定手段
    で設定した制御原点から所望の距離離間して前記ボール
    チェック点を設定するボールチェック点設定手段を設け
    たことを特徴とする自動ティーアップ装置。
  4. 【請求項4】 ティーにゴルフボールをセットする第1
    過程と、ゴルフボールのセットが完了したティーをティ
    ーアップする第2過程と、ティーをティーアップ位置か
    らボール受取位置に移動する第3過程とを備えるゴルフ
    練習機のティーアップ方法であって、前記第3過程は、
    ティーアップ位置からティーがボール受取位置に移動す
    る間に設けたボールチェック点において前記ボールセン
    サがティー上のゴルフボールを検出した際に、ティーを
    前記ティーアップ位置に再上昇させることを特徴とする
    ゴルフ練習機のティーアップ方法。
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