JP3290606B2 - 顕微鏡用オートフォーカス装置 - Google Patents
顕微鏡用オートフォーカス装置Info
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- JP3290606B2 JP3290606B2 JP3447197A JP3447197A JP3290606B2 JP 3290606 B2 JP3290606 B2 JP 3290606B2 JP 3447197 A JP3447197 A JP 3447197A JP 3447197 A JP3447197 A JP 3447197A JP 3290606 B2 JP3290606 B2 JP 3290606B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡観察を行う
際に対物レンズの焦点を自動的に合わせるための顕微鏡
用オートフォーカス装置に関するものである。
際に対物レンズの焦点を自動的に合わせるための顕微鏡
用オートフォーカス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生物顕微鏡写真の撮影を行なうためのシ
ステムとしては、光学顕微鏡に取り付けた写真撮影装置
のフォーカス動作を自動化するために、CCDカメラに
よるオートフォーカス装置を備えたものが知られ、この
オートフォーカス装置を用いれば、目視によるフォーカ
ス動作よりも精度が良く、ボケの無い写真撮影を行なう
ことができる。すなわち、光学顕微鏡で病理標本等を撮
影する場合等には、標本の全体像を把握するための低倍
率(弱拡大)写真と、病変部を精査するための高倍率
(強拡大)写真を撮ることが多いが、低倍率写真の撮影
においては、フォーカシングが難しく、目視で観察した
ときにははっきり見えても、写真に撮影したものはボケ
でいることが多いからである。低倍率対物レンズ使用時
のフォーカシングが難しいのは、写真撮影装置の光学系
の焦点深度が目視での焦点深度よりも浅いことが原因で
ある。
ステムとしては、光学顕微鏡に取り付けた写真撮影装置
のフォーカス動作を自動化するために、CCDカメラに
よるオートフォーカス装置を備えたものが知られ、この
オートフォーカス装置を用いれば、目視によるフォーカ
ス動作よりも精度が良く、ボケの無い写真撮影を行なう
ことができる。すなわち、光学顕微鏡で病理標本等を撮
影する場合等には、標本の全体像を把握するための低倍
率(弱拡大)写真と、病変部を精査するための高倍率
(強拡大)写真を撮ることが多いが、低倍率写真の撮影
においては、フォーカシングが難しく、目視で観察した
ときにははっきり見えても、写真に撮影したものはボケ
でいることが多いからである。低倍率対物レンズ使用時
のフォーカシングが難しいのは、写真撮影装置の光学系
の焦点深度が目視での焦点深度よりも浅いことが原因で
ある。
【0003】この点に鑑みて、本願人は、先に実願平5
−25478号明細書において、顕微鏡における対物レ
ンズの倍率が1乃至4倍程度の低倍率の場合にも、写真
撮影装置のオートフォーカスを簡単に行なうためのオー
トフォーカス装置を備えた顕微鏡写真装置を提案してい
る。このオートフォーカス装置はコントラスト検出型の
ものである。図7を参照してその動作の概要を説明す
る。オートフォーカス装置200では、光学顕微鏡およ
び写真撮影装置のレンズ光学系201を介して形成され
る被写体202の像を、CCDカメラ等の撮像素子20
3を介して取込み可能となっている。光学顕微鏡のステ
ージを移動させながら、一定のタイミングで映像信号を
取込み、その高周波成分の検出を行い、映像信号のコン
ラストを算出する。ステージは、レンズ光学系201を
その遠点側と近点側の間で走査する。この走査により曲
線Cで示すようなコントラストカーブが得られる。最も
コントラストの高い値Pが得られた位置がフォーカスポ
イントであると判断する。
−25478号明細書において、顕微鏡における対物レ
ンズの倍率が1乃至4倍程度の低倍率の場合にも、写真
撮影装置のオートフォーカスを簡単に行なうためのオー
トフォーカス装置を備えた顕微鏡写真装置を提案してい
る。このオートフォーカス装置はコントラスト検出型の
ものである。図7を参照してその動作の概要を説明す
る。オートフォーカス装置200では、光学顕微鏡およ
び写真撮影装置のレンズ光学系201を介して形成され
る被写体202の像を、CCDカメラ等の撮像素子20
3を介して取込み可能となっている。光学顕微鏡のステ
ージを移動させながら、一定のタイミングで映像信号を
取込み、その高周波成分の検出を行い、映像信号のコン
ラストを算出する。ステージは、レンズ光学系201を
その遠点側と近点側の間で走査する。この走査により曲
線Cで示すようなコントラストカーブが得られる。最も
コントラストの高い値Pが得られた位置がフォーカスポ
イントであると判断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなコ
ントラスト検出型のオートフォーカス装置200を備え
たシステムは、レンズ光学系201を走査しなければ焦
点位置が検出できないため、図8に示すように連続的に
移動しているワークに対する焦点合わせには不向きであ
る。また、レンズ光学系201を通して撮像した画像信
号を用いるため、その性能はレンズ光学系201の特性
に大きく左右される。しかも、図9に実線LN1で示す
ように、ワークのコントラストが不十分の場合には正確
なオートフォーカス動作が期待できない。また、図9に
実線LN2、LN3で示すように、照度が明るすぎる場
合や暗すぎる場合には正確なオートフォーカス動作が期
待できない。さらに、図9に実線LN4で示すように、
焦点深度が深い場合には走査した結果のコントラストの
ピークが急峻でなく、その精度が低い。さらにまた金属
表面などといった光沢面では、図10に示すように、レ
ンズ光学系201の歪みによる擬解像Qによって誤動作
することもある。
ントラスト検出型のオートフォーカス装置200を備え
たシステムは、レンズ光学系201を走査しなければ焦
点位置が検出できないため、図8に示すように連続的に
移動しているワークに対する焦点合わせには不向きであ
る。また、レンズ光学系201を通して撮像した画像信
号を用いるため、その性能はレンズ光学系201の特性
に大きく左右される。しかも、図9に実線LN1で示す
ように、ワークのコントラストが不十分の場合には正確
なオートフォーカス動作が期待できない。また、図9に
実線LN2、LN3で示すように、照度が明るすぎる場
合や暗すぎる場合には正確なオートフォーカス動作が期
待できない。さらに、図9に実線LN4で示すように、
焦点深度が深い場合には走査した結果のコントラストの
ピークが急峻でなく、その精度が低い。さらにまた金属
表面などといった光沢面では、図10に示すように、レ
ンズ光学系201の歪みによる擬解像Qによって誤動作
することもある。
【0005】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
連続的に移動しているワークや光沢面などの各種の検体
をレンズ光学系の特性に大きく左右されることなく、し
かも焦点深度が深い場合でも、高い精度でオートフォー
カス動作を行うことができる顕微鏡用オートフォーカス
装置を実現することにある。
連続的に移動しているワークや光沢面などの各種の検体
をレンズ光学系の特性に大きく左右されることなく、し
かも焦点深度が深い場合でも、高い精度でオートフォー
カス動作を行うことができる顕微鏡用オートフォーカス
装置を実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る顕微鏡用オートフォーカス装置では、
顕微鏡の検体観察用対物レンズの光軸と平行な光軸方向
に移動可能な合焦用対物レンズと、該合焦用対物レンズ
を介してレーザ光を検体の合焦基準領域に照射するレー
ザ光源部と、前記合焦基準領域からの戻り光を検出する
受光部と、該受光部での検出結果に基づいて前記合焦用
対物レンズの合焦位置誤差を検出する誤差検出部と、該
誤差検出部の検出結果に基づいて前記合焦用対物レンズ
を光軸方向に駆動して該合焦用対物レンズを前記合焦基
準領域に合焦させる合焦用対物レンズ駆動コイルと、該
合焦用対物レンズ駆動コイルおよび前記合焦用対物レン
ズと一体に前記検体観察用対物レンズを光軸方向に駆動
して該検体観察用対物レンズを検体の観察領域に合焦さ
せるためのレンズ駆動機構と、該レンズ駆動機構によっ
て前記検体観察用対物レンズを前記観察領域に合焦させ
る際に前記合焦用対物レンズを前記合焦基準領域に合焦
させるための前記合焦用対物レンズ駆動コイルへの印加
電圧が、予め設定してある基準電圧と一致するように前
記レンズ駆動機構による前記検体観察用対物レンズの駆
動を制御する駆動制御手段とを有することを特徴とす
る。
め、本発明に係る顕微鏡用オートフォーカス装置では、
顕微鏡の検体観察用対物レンズの光軸と平行な光軸方向
に移動可能な合焦用対物レンズと、該合焦用対物レンズ
を介してレーザ光を検体の合焦基準領域に照射するレー
ザ光源部と、前記合焦基準領域からの戻り光を検出する
受光部と、該受光部での検出結果に基づいて前記合焦用
対物レンズの合焦位置誤差を検出する誤差検出部と、該
誤差検出部の検出結果に基づいて前記合焦用対物レンズ
を光軸方向に駆動して該合焦用対物レンズを前記合焦基
準領域に合焦させる合焦用対物レンズ駆動コイルと、該
合焦用対物レンズ駆動コイルおよび前記合焦用対物レン
ズと一体に前記検体観察用対物レンズを光軸方向に駆動
して該検体観察用対物レンズを検体の観察領域に合焦さ
せるためのレンズ駆動機構と、該レンズ駆動機構によっ
て前記検体観察用対物レンズを前記観察領域に合焦させ
る際に前記合焦用対物レンズを前記合焦基準領域に合焦
させるための前記合焦用対物レンズ駆動コイルへの印加
電圧が、予め設定してある基準電圧と一致するように前
記レンズ駆動機構による前記検体観察用対物レンズの駆
動を制御する駆動制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0007】本発明に係る顕微鏡用オートフォーカス装
置では、受光部での検体からの戻り光に基づいて合焦用
対物レンズを検体の合焦基準領域に合焦させるときの合
焦用対物レンズ駆動コイルへの印加電圧が、予め設定し
てある基準電圧となるようにサーボ制御することによ
り、検体観察用対物レンズを検体の観察領域に合焦させ
る。従って、受光部での結像形状などで検体観察用対物
レンズの焦点位置を探っていくことになるので、検体の
コントラストが不十分な場合、照度が明るすぎる場合や
暗すぎる場合、焦点深度が深い場合、さらには金属表面
などといった光沢面に対しても、光学系の歪みの影響な
どを受けることなく、検体観察用対物レンズを検体に高
い精度で合焦させることができる。また、コントラスト
検出型のオートフォーカス装置と違って、時間をかけて
光学系を光軸方向に走査しなくてもよいため、タイミン
グさえ合わせれば、連続的に移動しているワークに対す
るフォーカシングも可能である。
置では、受光部での検体からの戻り光に基づいて合焦用
対物レンズを検体の合焦基準領域に合焦させるときの合
焦用対物レンズ駆動コイルへの印加電圧が、予め設定し
てある基準電圧となるようにサーボ制御することによ
り、検体観察用対物レンズを検体の観察領域に合焦させ
る。従って、受光部での結像形状などで検体観察用対物
レンズの焦点位置を探っていくことになるので、検体の
コントラストが不十分な場合、照度が明るすぎる場合や
暗すぎる場合、焦点深度が深い場合、さらには金属表面
などといった光沢面に対しても、光学系の歪みの影響な
どを受けることなく、検体観察用対物レンズを検体に高
い精度で合焦させることができる。また、コントラスト
検出型のオートフォーカス装置と違って、時間をかけて
光学系を光軸方向に走査しなくてもよいため、タイミン
グさえ合わせれば、連続的に移動しているワークに対す
るフォーカシングも可能である。
【0008】本発明において、前記基準電圧は、前記観
察領域と前記合焦基準領域とが光軸方向において異なる
位置にあるときの値として設定されている場合、または
前記観察領域と前記合焦基準領域とが光軸方向において
一致する位置にあるときの値として設定されている場合
のいずれでもよい。
察領域と前記合焦基準領域とが光軸方向において異なる
位置にあるときの値として設定されている場合、または
前記観察領域と前記合焦基準領域とが光軸方向において
一致する位置にあるときの値として設定されている場合
のいずれでもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0010】(全体構成)図1は、本発明に係る顕微鏡
用オートフォーカス装置の全体構成を示すブロック図で
ある。
用オートフォーカス装置の全体構成を示すブロック図で
ある。
【0011】この図に示す顕微鏡用オートフォーカス装
置1は、光軸L1を備える検体観察用対物レンズ11を
有する顕微鏡10と、検体観察用対物レンズ11の近く
で光軸L1と平行な光軸L2を備える合焦用対物レンズ
21を有する合焦装置20と、顕微鏡10と合焦装置2
0とを一体に搭載したフレーム30と、このフレーム3
0を介して検体観察用対物レンズ11を合焦用対物レン
ズ21などと一体に光軸L1、L2の方向に沿って上下
に移動させるレンズ駆動装置40とから構成されてい
る。レンズ駆動装置40には、フレーム30を上下に駆
動するステッピングモータ50(対物レンズ駆動機構)
と、このステッピングモータ50によって検体観察用対
物レンズ21を検体に合焦させる際の制御を行う駆動制
御部60とが構成されている。
置1は、光軸L1を備える検体観察用対物レンズ11を
有する顕微鏡10と、検体観察用対物レンズ11の近く
で光軸L1と平行な光軸L2を備える合焦用対物レンズ
21を有する合焦装置20と、顕微鏡10と合焦装置2
0とを一体に搭載したフレーム30と、このフレーム3
0を介して検体観察用対物レンズ11を合焦用対物レン
ズ21などと一体に光軸L1、L2の方向に沿って上下
に移動させるレンズ駆動装置40とから構成されてい
る。レンズ駆動装置40には、フレーム30を上下に駆
動するステッピングモータ50(対物レンズ駆動機構)
と、このステッピングモータ50によって検体観察用対
物レンズ21を検体に合焦させる際の制御を行う駆動制
御部60とが構成されている。
【0012】顕微鏡10は、フレーム30上に搭載され
ている点を除けば従来からあるものと同一であり、検体
を載せるステージ12に検体観察用対物レンズ11が対
峙している。
ている点を除けば従来からあるものと同一であり、検体
を載せるステージ12に検体観察用対物レンズ11が対
峙している。
【0013】(合焦装置の構成)合焦装置20は、基本
的にはコンパクトディスクの再生などを行うための光ピ
ックアップのフォーカシング機構と同様、磁気駆動式の
ものであり、合焦用対物レンズ21と、この合焦用対物
レンズ21を介してレーザ光を検体に照射するレーザ光
源部22と、検体からの戻り光を検出する受光部23
と、この受光部23での検出結果に基づいて合焦用対物
レンズ21の合焦位置誤差を検出する誤差検出部24
と、この誤差検出部24の検出結果に基づいて合焦用対
物レンズ21を光軸L2の方向に駆動して合焦用対物レ
ンズ21を検体に合焦させる合焦用対物レンズ駆動コイ
ル25とが構成されている。誤差検出部24は、その検
出結果に基づいて合焦用対物レンズ駆動コイル25に所
定の電圧を印加する合焦制御部26の一部として構成さ
れている。この合焦制御部26からレンズ駆動装置40
の駆動制御部60には、検体の観察を行う前に予め設定
されるべき基準電圧V0と、検体を観察するときに合焦
用対物レンズ駆動コイル25を合焦させるために印加さ
れている電圧Vとが入力されるようになっており、この
入力結果に基づいて、駆動制御部60は、ステッピング
モータ50による検体観察用対物レンズ21の光軸L1
方向の駆動を制御する。
的にはコンパクトディスクの再生などを行うための光ピ
ックアップのフォーカシング機構と同様、磁気駆動式の
ものであり、合焦用対物レンズ21と、この合焦用対物
レンズ21を介してレーザ光を検体に照射するレーザ光
源部22と、検体からの戻り光を検出する受光部23
と、この受光部23での検出結果に基づいて合焦用対物
レンズ21の合焦位置誤差を検出する誤差検出部24
と、この誤差検出部24の検出結果に基づいて合焦用対
物レンズ21を光軸L2の方向に駆動して合焦用対物レ
ンズ21を検体に合焦させる合焦用対物レンズ駆動コイ
ル25とが構成されている。誤差検出部24は、その検
出結果に基づいて合焦用対物レンズ駆動コイル25に所
定の電圧を印加する合焦制御部26の一部として構成さ
れている。この合焦制御部26からレンズ駆動装置40
の駆動制御部60には、検体の観察を行う前に予め設定
されるべき基準電圧V0と、検体を観察するときに合焦
用対物レンズ駆動コイル25を合焦させるために印加さ
れている電圧Vとが入力されるようになっており、この
入力結果に基づいて、駆動制御部60は、ステッピング
モータ50による検体観察用対物レンズ21の光軸L1
方向の駆動を制御する。
【0014】(制御系の構成)このように構成される顕
微鏡用オートフォーカス装置1における制御系の構成
は、図2に示す回路ブロック図として表すことができ
る。すなわち、レンズ駆動装置40の駆動制御部60に
は、電源部としてのスイッチングレギュレータ601、
ステッピングモータへのドライバー602、およびステ
ッピングモータ駆動回路603が構成されている他、本
形態では、合焦装置20の合焦制御部26からの出力
(合焦用対物レンズ駆動コイル25に印加されている電
圧V)は、後述する基準電圧V0(初期位置電圧)とと
もにサーボ回路604に入力されるように構成されてい
る。
微鏡用オートフォーカス装置1における制御系の構成
は、図2に示す回路ブロック図として表すことができ
る。すなわち、レンズ駆動装置40の駆動制御部60に
は、電源部としてのスイッチングレギュレータ601、
ステッピングモータへのドライバー602、およびステ
ッピングモータ駆動回路603が構成されている他、本
形態では、合焦装置20の合焦制御部26からの出力
(合焦用対物レンズ駆動コイル25に印加されている電
圧V)は、後述する基準電圧V0(初期位置電圧)とと
もにサーボ回路604に入力されるように構成されてい
る。
【0015】(受光部の構成)図1からわかるように、
合焦装置20では、光ピックアップと同様、レーザ光源
部22から出射されたレーザ光は、偏光ビームスプリッ
タ(図示せず。)や合焦用対物レンズ21を介してステ
ージ12上の検体に照射され、そこからの戻り光は、再
び合焦用対物レンズ21を通って受光部23に届く。こ
こで、受光部23は、非点収差法を利用したフォーカシ
ング機構と同様、4つの受光素子を有する。すなわち、
受光部23には、図3(A)に示すように、4つのホト
ダイオード23A乃至23Dを備える光検出器230が
用いられ、図3(A)にはそこに形成される戻り光のス
ポット径の変化例を示してある。フォーカシングエラー
の無い状態、すなわち合焦位置では、光検出器230に
は真円形状の光スポットPbが形成され、各ホトダイオ
ード23A乃至23Dからの出力A乃至Dは等しくな
る。これに対して、合焦位置に対して検体が遠点側にあ
る場合(メリジオナル合焦位置)では、横軸の方向が長
軸となった楕円状の光スポットPaが光検出器230に
形成される。この場合には、ホトダイオード23A、2
3Cからの出力A、Cに比べて、ホトダイオード23
B、23Dの出力B、Dが高い。これとは逆に、合焦位
置に対して検体が近点側にある場合(サジタル合焦位
置)では、縦軸方向が長軸となった楕円状の光スポット
Pcが光検出器230に形成される。この場合には、ホ
トダイオード23B、23Dの出力B、Dに比べて、ホ
トダイオード23A、23Cの出力A、Cが大きい。従
って、このような各ホトダイオード23A乃至23Dの
受光量に変化に基づいて合焦用対物レンズ21の合焦位
置誤差信号[(A+C)−(B+D)]が求められ、こ
の値は、図3(B)のように変化するので、そのゼロク
ロス点が合焦位置に相当する。
合焦装置20では、光ピックアップと同様、レーザ光源
部22から出射されたレーザ光は、偏光ビームスプリッ
タ(図示せず。)や合焦用対物レンズ21を介してステ
ージ12上の検体に照射され、そこからの戻り光は、再
び合焦用対物レンズ21を通って受光部23に届く。こ
こで、受光部23は、非点収差法を利用したフォーカシ
ング機構と同様、4つの受光素子を有する。すなわち、
受光部23には、図3(A)に示すように、4つのホト
ダイオード23A乃至23Dを備える光検出器230が
用いられ、図3(A)にはそこに形成される戻り光のス
ポット径の変化例を示してある。フォーカシングエラー
の無い状態、すなわち合焦位置では、光検出器230に
は真円形状の光スポットPbが形成され、各ホトダイオ
ード23A乃至23Dからの出力A乃至Dは等しくな
る。これに対して、合焦位置に対して検体が遠点側にあ
る場合(メリジオナル合焦位置)では、横軸の方向が長
軸となった楕円状の光スポットPaが光検出器230に
形成される。この場合には、ホトダイオード23A、2
3Cからの出力A、Cに比べて、ホトダイオード23
B、23Dの出力B、Dが高い。これとは逆に、合焦位
置に対して検体が近点側にある場合(サジタル合焦位
置)では、縦軸方向が長軸となった楕円状の光スポット
Pcが光検出器230に形成される。この場合には、ホ
トダイオード23B、23Dの出力B、Dに比べて、ホ
トダイオード23A、23Cの出力A、Cが大きい。従
って、このような各ホトダイオード23A乃至23Dの
受光量に変化に基づいて合焦用対物レンズ21の合焦位
置誤差信号[(A+C)−(B+D)]が求められ、こ
の値は、図3(B)のように変化するので、そのゼロク
ロス点が合焦位置に相当する。
【0016】(観察対象/検体)このように構成した顕
微鏡用オートフォーカス装置1では、図4(A)に示す
ように、顕微鏡の検体観察用対物レンズ11と合焦装置
20の合焦用対物レンズ21とは、それぞれ同じ検体R
の異なる領域R1、R2にそれぞれ合焦する。本願明細
書では、前記2つの領域R1、R2のうち、検体観察用
対物レンズ11が合焦する領域を観察領域R1といい、
合焦用対物レンズ21が合焦する領域を合焦基準領域R
2という。すなわち、観察領域R1とは顕微鏡10を介
して実際に観察を行う領域であり、合焦基準領域R2と
は、後述するように、あくまで検体観察用対物レンズ1
1を観察領域R1に合焦させる際のレンズ位置を設定す
るための参照領域である。従って、観察領域R1と合焦
基準領域R2とは光軸L1、L2の方向において同一の
高さ位置にある場合、光軸L1、L2の方向において異
なる高さ位置にある場合のいずれであってもよいが、本
形態の顕微鏡用オートフォーカス装置1の適用は、図4
(B)、(C)、(D)に示すように、いずれの検体R
においても観察領域R1と合焦基準領域R2とは光軸L
1、L2の方向における相対位置が一致することが前提
である。
微鏡用オートフォーカス装置1では、図4(A)に示す
ように、顕微鏡の検体観察用対物レンズ11と合焦装置
20の合焦用対物レンズ21とは、それぞれ同じ検体R
の異なる領域R1、R2にそれぞれ合焦する。本願明細
書では、前記2つの領域R1、R2のうち、検体観察用
対物レンズ11が合焦する領域を観察領域R1といい、
合焦用対物レンズ21が合焦する領域を合焦基準領域R
2という。すなわち、観察領域R1とは顕微鏡10を介
して実際に観察を行う領域であり、合焦基準領域R2と
は、後述するように、あくまで検体観察用対物レンズ1
1を観察領域R1に合焦させる際のレンズ位置を設定す
るための参照領域である。従って、観察領域R1と合焦
基準領域R2とは光軸L1、L2の方向において同一の
高さ位置にある場合、光軸L1、L2の方向において異
なる高さ位置にある場合のいずれであってもよいが、本
形態の顕微鏡用オートフォーカス装置1の適用は、図4
(B)、(C)、(D)に示すように、いずれの検体R
においても観察領域R1と合焦基準領域R2とは光軸L
1、L2の方向における相対位置が一致することが前提
である。
【0017】(動作)このように構成した顕微鏡用オー
トフォーカス装置1で行われる動作を図1、図4を参照
して説明する。この装置では、まず、これから観察され
る検体Rに対する基準電圧V0が設定される。基準電圧
V0の設定にあたっては、サンプル検体Rをステージ1
2上に設置した後、外部から直接、あるいは駆動制御部
60を介してステッピングモータ50に駆動信号を入力
し、フレーム30ごと検体観察用対物レンズ11を上下
に移動させて、図4(B)に示すように、目視でサンプ
ル検体R上の観察領域R1に対して検体観察用対物レン
ズ11を合焦させる。この状態のまま、合焦装置20の
側では、レーザ光源部22から合焦用対物レンズ21を
通してサンプル検体Rの合焦基準領域R22に対してレ
ーザ光を照射する。このときの戻り光は、合焦用対物レ
ンズ21を通って受光部23に届くが、図3を参照して
説明したように、このときの結像形状によって受光部2
3からの出力が相違する。従って、この出力に基づい
て、合焦用対物レンズ駆動コイル25に電圧Vを印加す
れば、合焦対物レンズ21をサンプル検体Rの合焦基準
領域R1に合焦させることができる。このとき、合焦用
対物レンズ駆動コイル25に印加されている電圧Vは、
それ以降、同じタイプの検体Rを観察するときに基準電
圧V0として駆動制御部60に入力される。なお、フレ
ーム30上における合焦装置20の高さ位置は、合焦用
対物レンズ駆動コイル25の高さ寸法の略中央位置に合
焦用対物レンズ21が位置したときに、合焦用対物レン
ズ21がサンプル検体Rの合焦基準領域R2に合焦する
ように調整し、その焦点位置の可動範囲を広くしてお
く。
トフォーカス装置1で行われる動作を図1、図4を参照
して説明する。この装置では、まず、これから観察され
る検体Rに対する基準電圧V0が設定される。基準電圧
V0の設定にあたっては、サンプル検体Rをステージ1
2上に設置した後、外部から直接、あるいは駆動制御部
60を介してステッピングモータ50に駆動信号を入力
し、フレーム30ごと検体観察用対物レンズ11を上下
に移動させて、図4(B)に示すように、目視でサンプ
ル検体R上の観察領域R1に対して検体観察用対物レン
ズ11を合焦させる。この状態のまま、合焦装置20の
側では、レーザ光源部22から合焦用対物レンズ21を
通してサンプル検体Rの合焦基準領域R22に対してレ
ーザ光を照射する。このときの戻り光は、合焦用対物レ
ンズ21を通って受光部23に届くが、図3を参照して
説明したように、このときの結像形状によって受光部2
3からの出力が相違する。従って、この出力に基づい
て、合焦用対物レンズ駆動コイル25に電圧Vを印加す
れば、合焦対物レンズ21をサンプル検体Rの合焦基準
領域R1に合焦させることができる。このとき、合焦用
対物レンズ駆動コイル25に印加されている電圧Vは、
それ以降、同じタイプの検体Rを観察するときに基準電
圧V0として駆動制御部60に入力される。なお、フレ
ーム30上における合焦装置20の高さ位置は、合焦用
対物レンズ駆動コイル25の高さ寸法の略中央位置に合
焦用対物レンズ21が位置したときに、合焦用対物レン
ズ21がサンプル検体Rの合焦基準領域R2に合焦する
ように調整し、その焦点位置の可動範囲を広くしてお
く。
【0018】以下、新たな検体Rを顕微鏡観察を行う場
合の動作を説明する。まず、今回の検体とサンプル検体
Rとの間で、観察領域R1と合焦用基準領域R2との高
さ位置が同じで、かつ、その厚さ寸法も同じであれば、
図4(B)に示すように、この検体Rをステージ12上
に置いただけで、観察領域R1に対して検体観察用対物
レンズ11は合焦した状態にある。
合の動作を説明する。まず、今回の検体とサンプル検体
Rとの間で、観察領域R1と合焦用基準領域R2との高
さ位置が同じで、かつ、その厚さ寸法も同じであれば、
図4(B)に示すように、この検体Rをステージ12上
に置いただけで、観察領域R1に対して検体観察用対物
レンズ11は合焦した状態にある。
【0019】これに対して、図4(C)に示すように、
今回の検体Rがサンプル検体との間で観察領域R1と合
焦用基準領域R2との相対位置は同じであるが、今回の
検体Rの厚さ寸法がサンプル検体よりも薄いとする。こ
の場合には、検体Rをステージ12上に置いただけで
は、合焦基準領域R2は合焦用対物レンズ21に対して
遠点にあり、観察領域R1は検体観察用対物レンズ11
に対して遠点にある。但し、合焦装置20の側では、受
光部23での検出結果に基づいて所定の電圧Vが合焦用
対物レンズ駆動コイル25に印加され、合焦用対物レン
ズ21は、図4(C)に点線で示すように、合焦基準領
域R2に合焦するまで移動する。このままでは、検体観
察用対物レンズ11は観察領域R1が遠点のままである
が、本形態では、レンズ駆動装置40において、合焦用
対物レンズ駆動コイル25に印加されている電圧Vの極
性(±)に基づいて、駆動制御部60がステッピングモ
ータ50に対して駆動信号を出力し、検体観察用対物レ
ンズ21を検体Rに近づける方向に移動させる。この際
には、合焦用対物レンズ21も検体Rに近づく方向に移
動するので、合焦用対物駆動コイル25への印加電圧V
が変化する。そこで、駆動制御部60は、先に設定した
基準電圧V0と、現在の合焦用対物駆動コイル25への
印加電圧Vとを比較した結果をフィードバックしながら
ステッピングモータ50を駆動し、それらが一致した時
点でステッピングモータ50の駆動を停止する。このよ
うなサーボ制御の結果、検体観察用対物レンズ11は観
察領域R1に合焦することになる。
今回の検体Rがサンプル検体との間で観察領域R1と合
焦用基準領域R2との相対位置は同じであるが、今回の
検体Rの厚さ寸法がサンプル検体よりも薄いとする。こ
の場合には、検体Rをステージ12上に置いただけで
は、合焦基準領域R2は合焦用対物レンズ21に対して
遠点にあり、観察領域R1は検体観察用対物レンズ11
に対して遠点にある。但し、合焦装置20の側では、受
光部23での検出結果に基づいて所定の電圧Vが合焦用
対物レンズ駆動コイル25に印加され、合焦用対物レン
ズ21は、図4(C)に点線で示すように、合焦基準領
域R2に合焦するまで移動する。このままでは、検体観
察用対物レンズ11は観察領域R1が遠点のままである
が、本形態では、レンズ駆動装置40において、合焦用
対物レンズ駆動コイル25に印加されている電圧Vの極
性(±)に基づいて、駆動制御部60がステッピングモ
ータ50に対して駆動信号を出力し、検体観察用対物レ
ンズ21を検体Rに近づける方向に移動させる。この際
には、合焦用対物レンズ21も検体Rに近づく方向に移
動するので、合焦用対物駆動コイル25への印加電圧V
が変化する。そこで、駆動制御部60は、先に設定した
基準電圧V0と、現在の合焦用対物駆動コイル25への
印加電圧Vとを比較した結果をフィードバックしながら
ステッピングモータ50を駆動し、それらが一致した時
点でステッピングモータ50の駆動を停止する。このよ
うなサーボ制御の結果、検体観察用対物レンズ11は観
察領域R1に合焦することになる。
【0020】これとは逆に、図4(D)に示すように、
今回の検体Rがサンプル検体との間で観察領域R1と合
焦用基準領域R2との相対位置は同じであるが、今回の
検体Rの厚さ寸法がサンプル検体よりも厚いとする。こ
の場合には、検体Rをステージ12上に置いただけで
は、合焦基準領域R2は合焦用対物レンズ21に対して
近点にあり、観察領域R1は検体観察用対物レンズ11
に対して近点にある。但し、合焦装置20の側では、受
光部23での検出結果に基づいて所定の電圧Vが合焦用
対物レンズ駆動コイル25に印加され、合焦用対物レン
ズ21は、図4(D)に点線で示すように、合焦基準領
域R2に合焦するまで移動する。このままでは、検体観
察用対物レンズ11は観察領域R1が近点のままである
が、本形態では、レンズ駆動装置40において、合焦用
対物レンズ駆動コイル25に印加されている電圧Vの極
性(±)に基づいて、駆動制御部60がステッピングモ
ータ50に対して駆動信号を出力し、検体観察用対物レ
ンズ21を検体Rから遠ざかる方向に移動させる。この
際には、合焦用対物レンズ21も検体Rから遠ざかる方
向に移動するので、合焦用対物駆動コイル25への印加
電圧Vが変化する。そこで、駆動制御部60は、先に設
定した基準電圧V0と、現在の合焦用対物駆動コイル2
5への印加電圧Vとを比較した結果をフィードバックし
ながらステッピングモータ50を駆動し、それらが一致
した時点でステッピングモータ50の駆動を停止する。
このようなサーボ制御の結果、検体観察用対物レンズ1
1は観察領域R1に合焦する。
今回の検体Rがサンプル検体との間で観察領域R1と合
焦用基準領域R2との相対位置は同じであるが、今回の
検体Rの厚さ寸法がサンプル検体よりも厚いとする。こ
の場合には、検体Rをステージ12上に置いただけで
は、合焦基準領域R2は合焦用対物レンズ21に対して
近点にあり、観察領域R1は検体観察用対物レンズ11
に対して近点にある。但し、合焦装置20の側では、受
光部23での検出結果に基づいて所定の電圧Vが合焦用
対物レンズ駆動コイル25に印加され、合焦用対物レン
ズ21は、図4(D)に点線で示すように、合焦基準領
域R2に合焦するまで移動する。このままでは、検体観
察用対物レンズ11は観察領域R1が近点のままである
が、本形態では、レンズ駆動装置40において、合焦用
対物レンズ駆動コイル25に印加されている電圧Vの極
性(±)に基づいて、駆動制御部60がステッピングモ
ータ50に対して駆動信号を出力し、検体観察用対物レ
ンズ21を検体Rから遠ざかる方向に移動させる。この
際には、合焦用対物レンズ21も検体Rから遠ざかる方
向に移動するので、合焦用対物駆動コイル25への印加
電圧Vが変化する。そこで、駆動制御部60は、先に設
定した基準電圧V0と、現在の合焦用対物駆動コイル2
5への印加電圧Vとを比較した結果をフィードバックし
ながらステッピングモータ50を駆動し、それらが一致
した時点でステッピングモータ50の駆動を停止する。
このようなサーボ制御の結果、検体観察用対物レンズ1
1は観察領域R1に合焦する。
【0021】(本形態の効果)このように、本形態で
は、検体Rにおいて観察領域R1と合焦基準領域R2と
があくまで光軸L1、L2の方向における相対位置が同
じであることを利用して、検体観察用対物レンズ11を
観察領域R1に合焦させるのに必要なレンズ位置を、合
焦基準領域R2に合焦用対物レンズ21を合焦させるの
に必要な合焦用対物レンズ駆動コイル25への印加電圧
Vと基準電圧V0との比較結果より求める。すなわち、
合焦用対物レンズ21を検体Rの合焦基準領域R2に合
焦させるときに合焦用対物レンズ駆動コイル25に印加
されている電圧Vが基準電圧V0と等しくなるように、
検体観察用対物レンズ11を光軸L1の方向にサーボ駆
動してその合焦動作を行う。従って、受光部23での結
像形状などで検体観察用対物レンズ11の焦点位置を探
っていくことになるので、検体Rのコントラストが不十
分な場合、照度が明るすぎる場合や暗すぎる場合、焦点
深度が深い場合、さらには金属表面などといった光沢面
に対しても、検体観察用対物レンズ11を高い精度で合
焦させることができる。それ故、ビッカース硬度計にお
いて、金属表面に正確に焦点を合わせるのが容易であ
る。また、低倍率の生物顕微鏡でプレパラート上の病理
標本を観察する際に、プレパラートを合焦基準領域R2
として病理標本に正確に焦点を合わせるのも容易であ
る。
は、検体Rにおいて観察領域R1と合焦基準領域R2と
があくまで光軸L1、L2の方向における相対位置が同
じであることを利用して、検体観察用対物レンズ11を
観察領域R1に合焦させるのに必要なレンズ位置を、合
焦基準領域R2に合焦用対物レンズ21を合焦させるの
に必要な合焦用対物レンズ駆動コイル25への印加電圧
Vと基準電圧V0との比較結果より求める。すなわち、
合焦用対物レンズ21を検体Rの合焦基準領域R2に合
焦させるときに合焦用対物レンズ駆動コイル25に印加
されている電圧Vが基準電圧V0と等しくなるように、
検体観察用対物レンズ11を光軸L1の方向にサーボ駆
動してその合焦動作を行う。従って、受光部23での結
像形状などで検体観察用対物レンズ11の焦点位置を探
っていくことになるので、検体Rのコントラストが不十
分な場合、照度が明るすぎる場合や暗すぎる場合、焦点
深度が深い場合、さらには金属表面などといった光沢面
に対しても、検体観察用対物レンズ11を高い精度で合
焦させることができる。それ故、ビッカース硬度計にお
いて、金属表面に正確に焦点を合わせるのが容易であ
る。また、低倍率の生物顕微鏡でプレパラート上の病理
標本を観察する際に、プレパラートを合焦基準領域R2
として病理標本に正確に焦点を合わせるのも容易であ
る。
【0022】また、コントラスト検出型のオートフォー
カス装置と違い、時間をかけて光学系を光軸方向に走査
しなくてもよいため、タイミングさえ合わせれば、連続
的に移動しているワークに対するフォーカシングも可能
である。
カス装置と違い、時間をかけて光学系を光軸方向に走査
しなくてもよいため、タイミングさえ合わせれば、連続
的に移動しているワークに対するフォーカシングも可能
である。
【0023】さらに、合焦装置20として光ピックアッ
プ程度の小型のものを追加するだけでよいので、合焦装
置20を顕微鏡10に組み込むのも容易である。
プ程度の小型のものを追加するだけでよいので、合焦装
置20を顕微鏡10に組み込むのも容易である。
【0024】(レンズ駆動装置の構成例)本形態の顕微
鏡用オートフォーカス装置におけるレンズ駆動装置の構
成例を説明する。駆動制御部60や合焦制御部26は、
ROMなどに格納されているプログラムに基づいて動作
するマイクロコンピュータの機能として実現することも
できる他、図5に示すように、各種の制御回路(電子回
路)を利用してハード的に構成することもできる。
鏡用オートフォーカス装置におけるレンズ駆動装置の構
成例を説明する。駆動制御部60や合焦制御部26は、
ROMなどに格納されているプログラムに基づいて動作
するマイクロコンピュータの機能として実現することも
できる他、図5に示すように、各種の制御回路(電子回
路)を利用してハード的に構成することもできる。
【0025】図5において、受光部23の各ホトダーオ
ード23A乃至23Dからの受光量に対応する出力A乃
至Dは、それぞれ信号Vref にのって差動アンプ101
に入力され、この差動アンプで取り出された出力A乃至
Dに基づいて、オペアンプ102、103は、合焦位置
誤差信号[(A+B)−(C+D)]および加算値(A
+B+C+D)を求める。
ード23A乃至23Dからの受光量に対応する出力A乃
至Dは、それぞれ信号Vref にのって差動アンプ101
に入力され、この差動アンプで取り出された出力A乃至
Dに基づいて、オペアンプ102、103は、合焦位置
誤差信号[(A+B)−(C+D)]および加算値(A
+B+C+D)を求める。
【0026】ここで、合焦位置誤差信号[(A+B)−
(C+D)]は、図6(A)に示すように、S字形状の
カーブHを描く。このカーブHのゼロクロス点Zに相当
する位置が合焦用対物レンズ21の合焦位置である。そ
こで、合焦装置20の側では、領域Tに相当する範囲に
おいて駆動制御部60は前記のサーボ制御を行う。
(C+D)]は、図6(A)に示すように、S字形状の
カーブHを描く。このカーブHのゼロクロス点Zに相当
する位置が合焦用対物レンズ21の合焦位置である。そ
こで、合焦装置20の側では、領域Tに相当する範囲に
おいて駆動制御部60は前記のサーボ制御を行う。
【0027】このようなサーボ制御を行うために、図5
に示すオペアンプ102、103で求められた演算結果
のうち、合焦位置誤差信号[(A+B)−(C+D)]
は、バッファ104および微分回路105を介して各ア
ンプ106、107において位相補償、ゲイン、レベル
の調整が施される。しかる後、オペアンプ107の出力
およびオペアンプ108の反転出力は、切替スイッチ1
09よびアナログスイッチ110を介して駆動アンプ1
11に入力され、ここから出力されたコイル駆動信号が
対物レンズ駆動コイル25に印加されることにより、合
焦用対物レンズ21の合焦動作が行われる。ここで、対
物レンズ駆動コイル25に印加される電圧Vは、合焦用
対物レンズ21を検体Rに接近させる駆動電圧−F、ま
たは検体Rから離間させる駆動電圧+Fである。
に示すオペアンプ102、103で求められた演算結果
のうち、合焦位置誤差信号[(A+B)−(C+D)]
は、バッファ104および微分回路105を介して各ア
ンプ106、107において位相補償、ゲイン、レベル
の調整が施される。しかる後、オペアンプ107の出力
およびオペアンプ108の反転出力は、切替スイッチ1
09よびアナログスイッチ110を介して駆動アンプ1
11に入力され、ここから出力されたコイル駆動信号が
対物レンズ駆動コイル25に印加されることにより、合
焦用対物レンズ21の合焦動作が行われる。ここで、対
物レンズ駆動コイル25に印加される電圧Vは、合焦用
対物レンズ21を検体Rに接近させる駆動電圧−F、ま
たは検体Rから離間させる駆動電圧+Fである。
【0028】これに対して、オペアンプ103で求めら
れた加算値(A+B+C+D)は、切替スイッチ121
を介して比較電位とともにコンパレータ122に入力さ
れ、このコンパレータ出力120はフリップ−フロップ
141に入力される。また、オペアンプ102で求めら
れた合焦位置誤差信号[(A+B)−(C+D)]も、
オペアンプ131を介して、比較電位とともにコンパレ
ータ132に入力され、このコンパレータ出力130は
フリップ−フロップ141に入力され、前記のゼロクロ
ス点Zの検出および合焦用対物レンズ21の合焦のため
の駆動とのタイミングが図られる。
れた加算値(A+B+C+D)は、切替スイッチ121
を介して比較電位とともにコンパレータ122に入力さ
れ、このコンパレータ出力120はフリップ−フロップ
141に入力される。また、オペアンプ102で求めら
れた合焦位置誤差信号[(A+B)−(C+D)]も、
オペアンプ131を介して、比較電位とともにコンパレ
ータ132に入力され、このコンパレータ出力130は
フリップ−フロップ141に入力され、前記のゼロクロ
ス点Zの検出および合焦用対物レンズ21の合焦のため
の駆動とのタイミングが図られる。
【0029】すなわち、図6(A)に示すカーブHに沿
って、加算値(A+B+C+D)および合焦位置誤差信
号[(A+B)−(C+D)]は、それぞれ図6
(B)、(C)に示すように変化する。図6(B)、
(C)には、加算値(A+B+C+D)および合焦位置
誤差信号[(A+B)−(C+D)]の変化、およびこ
れらの信号のコンパレート出力120、130、および
フロップ−フロップ141の出力をそれぞれ示してあ
る。まず、加算値(A+B+C+D)のレベルが上昇し
てコンパレート出力120が2値化信号の「H」から
「L」に立ち下がるまでは(領域a)、フロップ−フロ
ップ141をリセットする。これにより、図5に示すよ
うに、鋸歯状波142を発生させ、この鋸歯状波142
をオペアンプ143、144でゲイン調整、レベル調整
する。また、NOT回路145を介してアナログスイッ
チ146をオンにして、合焦用対物レンズ駆動コイル2
5を駆動し、合焦位置検出の動作に入る。
って、加算値(A+B+C+D)および合焦位置誤差信
号[(A+B)−(C+D)]は、それぞれ図6
(B)、(C)に示すように変化する。図6(B)、
(C)には、加算値(A+B+C+D)および合焦位置
誤差信号[(A+B)−(C+D)]の変化、およびこ
れらの信号のコンパレート出力120、130、および
フロップ−フロップ141の出力をそれぞれ示してあ
る。まず、加算値(A+B+C+D)のレベルが上昇し
てコンパレート出力120が2値化信号の「H」から
「L」に立ち下がるまでは(領域a)、フロップ−フロ
ップ141をリセットする。これにより、図5に示すよ
うに、鋸歯状波142を発生させ、この鋸歯状波142
をオペアンプ143、144でゲイン調整、レベル調整
する。また、NOT回路145を介してアナログスイッ
チ146をオンにして、合焦用対物レンズ駆動コイル2
5を駆動し、合焦位置検出の動作に入る。
【0030】以降、図6(B)、(C)に示すように、
加算値(A+B+C+D)のコンパレート出力120が
「L」に立ち下がった以降、合焦位置誤差信号[(A+
B)−(C+D)]のコンパレート出力が「L」に立ち
下がるまでの間に(領域b)、合焦位置誤差信号[(A
+B)−(C+D)]がゼロクロス点Zを通過するの
で、合焦用対物レンズ21の合焦位置が求まる。
加算値(A+B+C+D)のコンパレート出力120が
「L」に立ち下がった以降、合焦位置誤差信号[(A+
B)−(C+D)]のコンパレート出力が「L」に立ち
下がるまでの間に(領域b)、合焦位置誤差信号[(A
+B)−(C+D)]がゼロクロス点Zを通過するの
で、合焦用対物レンズ21の合焦位置が求まる。
【0031】そして、合焦位置誤差信号[(A+B)−
(C+D)]のコンパレート出力130が「L」に立ち
下がってフリップ−フロップ141をトリガーし、その
出力140が「H」に立ち上がると(領域c)、前記の
アナログスイッチ146が切替り、合焦用対物レンズ2
1の合焦位置へのサーボ駆動が行われる。
(C+D)]のコンパレート出力130が「L」に立ち
下がってフリップ−フロップ141をトリガーし、その
出力140が「H」に立ち上がると(領域c)、前記の
アナログスイッチ146が切替り、合焦用対物レンズ2
1の合焦位置へのサーボ駆動が行われる。
【0032】このような合焦用対物レンズ21の合焦動
作が行われる際に、合焦用対物レンズ駆動コイル25に
印加される電圧V(−F、+F)は、駆動制御部60
(図2に示すサーボ回路604)の差動アンプ161に
入力され、基準電圧V0と比較される。この比較結果に
基づいて、電圧−周波数変換回路162において駆動電
圧V(+F、−F)が周波数変換され、ステッピングモ
ータ50の駆動パルス163がステッピングモータ駆動
回路603(図2参照。)に出力されてステッピングモ
ータ50が駆動される。このようなサーボ制御の結果、
合焦用対物レンズ駆動コイル25に印加されている電圧
Vと基準電圧V0と等しくなるように検体観察用対物レ
ンズ11の位置が設定され、このレンズ位置で、検体観
察用対物レンズ11は観察領域R2に対して合焦状態と
なる。
作が行われる際に、合焦用対物レンズ駆動コイル25に
印加される電圧V(−F、+F)は、駆動制御部60
(図2に示すサーボ回路604)の差動アンプ161に
入力され、基準電圧V0と比較される。この比較結果に
基づいて、電圧−周波数変換回路162において駆動電
圧V(+F、−F)が周波数変換され、ステッピングモ
ータ50の駆動パルス163がステッピングモータ駆動
回路603(図2参照。)に出力されてステッピングモ
ータ50が駆動される。このようなサーボ制御の結果、
合焦用対物レンズ駆動コイル25に印加されている電圧
Vと基準電圧V0と等しくなるように検体観察用対物レ
ンズ11の位置が設定され、このレンズ位置で、検体観
察用対物レンズ11は観察領域R2に対して合焦状態と
なる。
【0033】なお、図5に示す駆動アンプ111により
合焦用対物レンズ駆動コイル25を駆動する際に、アン
プ111で駆動信号に180°の位相ずれが発生する
と、発振を起こし、サーボ制御が不安定になる。そこ
で、図6(D)に示すように、微分回路170により位
相を90°進め、かつ、位相の微補正を行うことによっ
てサーボ制御の安定化を図ってある。
合焦用対物レンズ駆動コイル25を駆動する際に、アン
プ111で駆動信号に180°の位相ずれが発生する
と、発振を起こし、サーボ制御が不安定になる。そこ
で、図6(D)に示すように、微分回路170により位
相を90°進め、かつ、位相の微補正を行うことによっ
てサーボ制御の安定化を図ってある。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る顕微
鏡用オートフォーカス装置では、受光部での検体からの
戻り光に基づいて合焦用対物レンズを検体の合焦基準領
域に合焦させるための合焦用対物レンズ駆動コイルへの
印加電圧が、予め設定してある基準電圧となるようにサ
ーボ制御することにより、検体観察用対物レンズを検体
の観察領域に合焦させる。従って、本発明によれば、受
光部での結像形状などで焦点位置を探っていくので、検
体のコントラストが不十分な場合、照度が明るすぎる場
合や暗すぎる場合、焦点深度が深い場合、さらには金属
表面などといった光沢面に対しても、光学系の歪みの影
響などを受けることなく、検体観察用対物レンズを検体
の観察領域に高い精度で合焦させることができる。ま
た、コントラスト検出型のオートフォーカス装置と違っ
て、時間をかけて光学系を光軸方向に走査しなくてもよ
いため、タイミングさえ合わせれば、連続的に移動して
いるワークに対する焦点合わせも可能である。
鏡用オートフォーカス装置では、受光部での検体からの
戻り光に基づいて合焦用対物レンズを検体の合焦基準領
域に合焦させるための合焦用対物レンズ駆動コイルへの
印加電圧が、予め設定してある基準電圧となるようにサ
ーボ制御することにより、検体観察用対物レンズを検体
の観察領域に合焦させる。従って、本発明によれば、受
光部での結像形状などで焦点位置を探っていくので、検
体のコントラストが不十分な場合、照度が明るすぎる場
合や暗すぎる場合、焦点深度が深い場合、さらには金属
表面などといった光沢面に対しても、光学系の歪みの影
響などを受けることなく、検体観察用対物レンズを検体
の観察領域に高い精度で合焦させることができる。ま
た、コントラスト検出型のオートフォーカス装置と違っ
て、時間をかけて光学系を光軸方向に走査しなくてもよ
いため、タイミングさえ合わせれば、連続的に移動して
いるワークに対する焦点合わせも可能である。
【図1】本発明を適用した顕微鏡オートフォーカス装置
の概略構成を示すブロック図である。
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すオートフォーカス装置の制御系の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図3】(A)は、図1に示すオートフォーカス装置の
受光部に用いた光検出器への結像形状の変化を示す説明
図、(B)は、この光検出器の出力から求めた合焦位置
誤差信号の説明図である。
受光部に用いた光検出器への結像形状の変化を示す説明
図、(B)は、この光検出器の出力から求めた合焦位置
誤差信号の説明図である。
【図4】(A)乃至(D)は、図1に示すオートフォー
カス装置の動作原理を示す説明図である。
カス装置の動作原理を示す説明図である。
【図5】図1に示すオートフォーカス装置の合焦制御部
および駆動制御部の構成例である。
および駆動制御部の構成例である。
【図6】(A)乃至(C)はそれぞれ図5に示す合焦制
御部および駆動制御部の動作を示す説明図であり、
(D)は図5に示す合焦制御部および駆動制御部で用い
られるサーボアンプの回路図である。
御部および駆動制御部の動作を示す説明図であり、
(D)は図5に示す合焦制御部および駆動制御部で用い
られるサーボアンプの回路図である。
【図7】従来のオートフォーカス装置における第1の問
題点を示す説明図である。
題点を示す説明図である。
【図8】従来のオートフォーカス装置における第2の問
題点を示す説明図である。
題点を示す説明図である。
【図9】従来のオートフォーカス装置における第3の問
題点を示す説明図である。
題点を示す説明図である。
【図10】従来のオートフォーカス装置における第4の
問題点を示す説明図である。
問題点を示す説明図である。
1 顕微鏡用オートフォーカス装置 11 検体観察用対物レンズ 10 顕微鏡 12 ステージ 20 合焦装置 21 合焦用対物レンズ 22 レーザ光源部 23 受光部 23A乃至23D ホトダイオード 24 誤差検出部 25 合焦用対物レンズ駆動コイル 26 合焦制御部 30 フレーム 40 レンズ駆動装置 50 ステッピングモータ(対物レンズ駆動機構) 60 駆動制御部 230 光検出器 A乃至D ホトダイオードの出力 L1 検体観察用対物レンズの光軸 L2 合焦用対物レンズの光軸 Pa メリジオナル合焦位置での光スポット Pb 合焦状態の光スポット Pc サジタル合焦位置での光スポット R 検体 R1 検体の観察領域 R2 合焦基準領域 V 合焦用対物レンズ駆動コイルへの印加電圧 V0 基準電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/28 - G03B 7/34 G02B 21/00 G03B 13/36
Claims (3)
- 【請求項1】 顕微鏡の検体観察用対物レンズの光軸と
平行な光軸方向に移動可能な合焦用対物レンズと、該合
焦用対物レンズを介してレーザ光を検体の合焦基準領域
に照射するレーザ光源部と、前記合焦基準領域からの戻
り光を検出する受光部と、該受光部での検出結果に基づ
いて前記合焦用対物レンズの合焦位置誤差を検出する誤
差検出部と、該誤差検出部の検出結果に基づいて前記合
焦用対物レンズを光軸方向に駆動して該合焦用対物レン
ズを前記合焦基準領域に合焦させる合焦用対物レンズ駆
動コイルと、該合焦用対物レンズ駆動コイルおよび前記
合焦用対物レンズと一体に前記検体観察用対物レンズを
光軸方向に駆動して該検体観察用対物レンズを検体の観
察領域に合焦させるためのレンズ駆動機構と、該レンズ
駆動機構によって前記検体観察用対物レンズを前記観察
領域に合焦させる際に前記合焦用対物レンズを前記合焦
基準領域に合焦させるための前記合焦用対物レンズ駆動
コイルへの印加電圧が、予め設定してある基準電圧と一
致するように前記レンズ駆動機構による前記検体観察用
対物レンズの駆動を制御する駆動制御手段とを有するこ
とを特徴とする顕微鏡用オートフォーカス装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記基準電圧は、前
記観察領域と前記合焦基準領域とが光軸方向において異
なる位置にあるときの値として設定されていることを特
徴とする顕微鏡用オートフォーカス装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記基準電圧は、前
記観察領域と前記合焦基準領域とが光軸方向において一
致する位置にあるときの値として設定されていることを
特徴とする顕微鏡用オートフォーカス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3447197A JP3290606B2 (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 顕微鏡用オートフォーカス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3447197A JP3290606B2 (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 顕微鏡用オートフォーカス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10232342A JPH10232342A (ja) | 1998-09-02 |
JP3290606B2 true JP3290606B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=12415177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3447197A Expired - Fee Related JP3290606B2 (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 顕微鏡用オートフォーカス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3290606B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8076782B2 (en) | 2002-04-01 | 2011-12-13 | Ibiden Co., Ltd. | Substrate for mounting IC chip |
Families Citing this family (8)
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---|---|---|---|---|
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US7253384B2 (en) * | 2005-03-23 | 2007-08-07 | Microscan Systems Incorporated | Focusing system using light source and image sensor |
WO2007037439A1 (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-05 | Olympus Corporation | 焦点位置決定方法、焦点位置決定装置、微弱光検出装置及び微弱光検出方法 |
JP5307539B2 (ja) * | 2006-05-31 | 2013-10-02 | オリンパス株式会社 | 生体試料撮像方法および生体試料撮像装置 |
JP6619315B2 (ja) * | 2016-09-28 | 2019-12-11 | 富士フイルム株式会社 | 観察装置および方法並びに観察装置制御プログラム |
JP6704530B2 (ja) * | 2017-08-29 | 2020-06-03 | 富士フイルム株式会社 | 撮影制御装置、方法およびプログラム |
EP3712672A4 (en) | 2017-11-15 | 2021-01-06 | FUJIFILM Corporation | MICROSCOPE DEVICE AND PROGRAM |
EP3712669A4 (en) | 2017-11-17 | 2021-04-07 | FUJIFILM Corporation | OBSERVATION DEVICE AND METHOD, AND OBSERVATION DEVICE CONTROL PROGRAM |
-
1997
- 1997-02-19 JP JP3447197A patent/JP3290606B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8076782B2 (en) | 2002-04-01 | 2011-12-13 | Ibiden Co., Ltd. | Substrate for mounting IC chip |
US8120040B2 (en) | 2002-04-01 | 2012-02-21 | Ibiden Co., Ltd. | Substrate for mounting IC chip, manufacturing method of substrate for mounting IC chip, device for optical communication, and manufacturing method of device for optical communication |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10232342A (ja) | 1998-09-02 |
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