JP3289886B2 - トルク算出装置及びトルク算出方法 - Google Patents

トルク算出装置及びトルク算出方法

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JP3289886B2
JP3289886B2 JP09517398A JP9517398A JP3289886B2 JP 3289886 B2 JP3289886 B2 JP 3289886B2 JP 09517398 A JP09517398 A JP 09517398A JP 9517398 A JP9517398 A JP 9517398A JP 3289886 B2 JP3289886 B2 JP 3289886B2
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトルク算出装置及びトル
ク算出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料の供給が容易な従来のエンジンと、
クリーンな電気エネルギを使用するモータとを利用する
ハイブリッド車両が提案されている。このハイブリッド
車両には、エンジンを発電用に使用してバッテリを充電
するシリーズ型と、エンジンを車両の駆動系に連結する
パラレル型、および、パラレル型とシリーズ型を組み合
わせたもの(シリパラ型)がある。特に、プラネタリギ
ヤにエンジンと発電機の出力を入力させプラネタリギヤ
の1つの要素からの出力にモータの出力を組み合わせる
ことで、発電機をエンジンに連結し、エンジンからの出
力の一部を発電、残りを直接出力軸に出力するハイブリ
ッド車両が提案されている(USP3566717)。
このハイブリッド車両では、エンジンを高効率領域で使
用でき、また、シリーズ型のハイブリッド車両のように
エンジンで発生したエネルギを全部発電に使用するので
はないので、燃費を向上させることができる。また、エ
ンジンを定常状態で運転することもできるので、排ガス
を低減できる。
【0003】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】請求項1、請求項2に
記載した発明では、エンジンに連結されるキャリヤと発
電機に連結されるサンギヤ及び出力軸に連結されるリン
グギヤとを備えたプラネタリギヤの、サンギヤに作用す
るサンギヤトルクを算出することができる装置を提供す
ることを第1の目的とする。また、請求項3に記載した
発明では、エンジンに連結されるキャリヤと発電機に連
結されるサンギヤ及び出力軸に連結されるリングギヤ
を備えたプラネタリギヤにおいて、前記サンギヤに作用
するサンギヤトルクを算出する方法を提供することを第
2の目的とする。また、請求項4に記載した発明では、
発電機に連結されるサンギヤと、エンジンの出力軸に連
結されるキャリヤと、リングギヤを有するプラネタリギ
ヤの、リングギヤから出力されるトルクを算出すること
が可能な装置を提供することを第の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、エンジンに連結されるキャリヤと発電機に連結され
るサンギヤ及び出力軸に連結されるリングギヤとを備
え、前記キャリヤの入力トルクは、前記発電機の反力ト
ルクと前記出力軸のトルクとの合成トルクとなり、前記
エンジンの出力トルクが前記リングギヤから出力される
プラネタリギヤと、前記発電機の負荷トルクを検出する
検出手段と、該検出手段で検出された負荷トルクに基づ
いて、前記サンギヤのトルクを算出するトルク算出手段
と、をトルク算出装置に具備させて前記第1の目的を達
成する。請求項2に記載した発明では、請求項1に記載
したトルク算出装置において、前記トルク算出手段は、
前記発電機のイナーシャ、角速度、前記サンギヤ、キャ
リヤ、リングギヤのギヤ比に応じて、前記サンギヤの
ルクを算出する。
【0006】請求項3に記載した発明では、エンジンの
出力軸に連結されるキャリヤと発電機に連結されるサン
ギヤ及び出力軸に連結されるリングギヤとを備え、前記
キャリヤの入力トルクは、前記発電機の反力トルクと前
記出力軸のトルクとの合成トルクとなり、前記エンジン
の出力トルクが前記リングギヤから出力されるプラネタ
リギヤにおけるサンギヤのトルクを算出するトルク算出
方法において、前記発電機の出力トルクを検出し、この
検出された前記発電機の出力トルクに基づいて、前記
ンギヤのトルクを算出する、ことで前記第2の目的を達
成する。請求項4記載の発明では、発電機に連結される
サンギヤと、エンジンの出力軸に連結されるキャリヤ
と、リングギヤを有するプラネタリギヤと、前記発電機
の負荷トルクを検出する検出手段と、該検出手段で検出
された負荷トルクに基づいて、前記リングギヤから出力
されるトルクを算出するトルク算出手段と、をトルク算
出装置に具備させて前記第3の目的を達成する。
【0007】
【実施例】以下、本発明のトルク算出装置及びトルク算
出方法の一実施形態について、ハイブリッド車両に適用
した場合を例に図1ないし図8を参照して詳細に説明す
る。図1はリングギヤのトルク算出装置及びトルク算出
方法が適用されるハイブリッド車両の駆動装置の配列を
示すスケルトン図(骨図)で、図2はこの駆動装置の軸
間関係を示す図である。図1に示すように、ハイブリッ
ド車両の駆動装置は、エンジン(EG)1、プラネタリ
ギヤ2、発電機(ジェネレータG)3、モータ(M)
4、およびデファレンシャルギヤ5を備えており、4軸
構成になっている。第1軸としてのエンジン1の出力軸
7上には、プラネタリギヤ2および発電機3が配置され
ている。プラネタリギヤ2は、キャリヤ22がエンジン
1の出力軸7と連結され、サンギヤ21が発電機3の入
力軸9と連結され、リングギヤ23が第1カウンタドラ
イブギヤ11に連結されている。第2軸としてのモータ
4の出力軸13には、第2カウンタドライブギヤ15が
連結されている。第3軸としてのカウンタシャフト31
には、カウンタドリブンギヤ33及びデフピニオンギヤ
35が保持されており、カウンタドリブンギヤ33には
第1カウンタドライブギヤ11と第2カウンタドライブ
ギヤ15が噛合されている。デファレンシャルギヤ5
は、第4軸を有するデフリングギヤ37を介して駆動さ
れ、このデフリングギヤ37とデフピニオンギヤ35と
が互いに噛合している。
【0008】プラネタリギヤ2は差動ギヤであり、キャ
リヤ22の入力回転数に対し、リングギヤ23の出力回
転数を決定するのは、サンギヤ21の回転数である。即
ち、発電機3の負荷トルクを制御することによって、サ
ンギヤ21の回転数を制御することが可能である。例え
ば、サンギヤ21を自由回転させた場合、キャリヤ22
の回転はサンギヤ21により吸収され、リングギヤ23
は停止して、出力回転は生じないようになっている。プ
ラネタリギヤ2において、キャリヤ22の入力トルク
は、発電機3の反力トルクと出力軸トルクの合成トルク
となる。すなわち、エンジン1からの出力はキャリヤ2
2に入力され、発電機3はサンギヤ21に入力される。
エンジン1の出力トルクはリングギヤ23から出力さ
れ、エンジン効率に基づいて設定されたギヤ比でカウン
ターギヤを介して駆動輪に出力される。またモータ4の
出力はモータ効率のよいギヤ比に基づいてカウンターギ
ヤを介して駆動輪に出力される。
【0009】図3は、このようなハイブリッド車両の制
御部の構成を表したものである。この図3に示すよう
に、ハイブリッド車両は、駆動系40と、駆動系40そ
の他各部の状態を検出するセンサ系41と、駆動系40
各部の制御を行う制御系42を備えている。駆動系40
は、エンジン1、発電機3、モータ4および、バッテリ
43を有している。バッテリ43は、モータ4に電力を
供給すると共に、モータ4からの回生電力および発電機
3の電力で充電される。センサ系41は、運転者の車両
駆動力への要求度を示すアクセル開度を検出するアクセ
ルセンサ411、車速Vを検出する車速センサ412、
発電機3の回転数を検出する発電機回転数センサ41
3、エンジン1の回転数を検出するエンジン回転数セン
サ414、バッテリ43のバッテリ残量SOCを検出す
るバッテリセンサ415を備えている。
【0010】制御系42は、エンジン1を制御するエン
ジン制御装置421、発電機3を制御する発電機制御装
置422、モータ4を制御するモータ制御装置423を
備えている。また制御系42は、エンジン制御装置42
1、発電機制御装置422、モータ制御装置423に対
して制御指示や制御値を供給することで車両全体を制御
する車両制御装置424を備えている。車両制御装置4
24は、エンジン制御装置421に対してエンジンのO
N/OFF信号を供給するようになっている。また、発
電機制御装置422に対して、アクセルセンサ411か
らのアクセル開度αとバッテリセンサ415からの充電
残容量SOCとに応じた発電機3の目標回転数NG*を
供給する。さらに、車両制御装置424は、モータ制御
装置423に対して、アクセルセンサ411からのアク
セル開度αと車速センサ412からの車速Vとに応じた
トルクTM*を供給すると共に、発電機制御装置422
から供給される発電機回転数NGと発電機トルクTGと
から補正トルクΔTMを算出して供給するようになって
いる。
【0011】そして、エンジン制御装置421は、車両
制御装置424から供給されるON信号と、エンジン回
転数センサ414から供給されるエンジン回転数NEに
応じて、スロットル開度θを制御することで、エンジン
1の出力を制御するようになっている。発電機制御装置
422は、目標回転数NG*となるように、電流(トル
ク)IGを制御する。モータ制御装置423は、車両制
御装置424から供給されるトルクTM*と補正トルク
ΔTMによって、モータ4の電流(トルク)IMを制御
するようになっている。
【0012】次に、このように構成された実施例によ
る、各制御部の動作について説明する。 (1)エンジン制御装置421の制御動作 図4は、エンジン回転数NEとスロットル開度θとの関
係を表したものである。この図4に示す関係は、燃費が
最良となるように予め決められている。エンジン制御装
置421は、車両制御装置424に入力されたアクセル
開度αを基に、図4に示すエンジン回転数NEに対応し
てスロットル開度θを制御することでエンジン出力を制
御する。
【0013】(2)発電機制御装置422の制御動作 発電機制御装置422は、発電機の回転数が車両制御装
置424から供給される目標回転数NG*となるように
発電機3のトルク(電流IG)を制御する。車両制御装
置424では、アクセルセンサ411から供給されるア
クセル開度αとバッテリセンサ415から供給されるバ
ッテリ残量SOCとから、目標回転数NG*を決定す
る。目標回転数NG*とアクセル開度αとバッテリ残量
SOCとの関係は、例えば図5に示す関係を使用する。
この例では、アクセル開度αが大きくなるほど、また、
バッテリ残量SOCが小さくなるほど、目標回転数NG
*が大きくなるように決められている。発電機制御装置
422では、図5に従って車両制御装置424から供給
される目標回転数NG*と、発電機回転センサ413で
実測される発電機3の回転数NGとの差によるフィード
バック制御により発電機3のトルクを制御する。
【0014】また、発電機制御装置422は、発電機回
転数センサ413から供給された回転数NGと、この回
転数NGから次のようにして算出した発電機トルクTG
とを車両制御装置424に供給する。発電機3が磁石を
使用している場合、発電機3のトルクは、電流に比例す
るので、発電機電流から発電機トルクTGを算出する。
また、発電機3が他励式である場合、図6に示すトルク
−回転数特性図から、界磁電流Ifに応じて演算する。
この場合、予め定められた発電機3に対して、発電機ト
ルクTGは容易に精度よく求めることができる。
【0015】なお、発電機制御装置422は、発電機回
転数NGと共に、発電機トルクTGの代用値としての界
磁電流If等を車両制御装置424に供給し、車両制御
装置424で発電機トルクTGを算出するようにしても
よい。
【0016】(3)モータ制御装置423の制御動作 モータ制御装置423は、エンジン1と発電機3が作動
しているとき(プラネタリギヤ2にトルクがかかって出
力軸に伝達されているとき)と作動していないときによ
り異なる。まずエンジン1と発電機3が作動しない場
合、通常の電気自動車と同様に、車速Vとアクセル開度
αとによって決まるトルクTM*を車両制御装置424
が算出してモータ制御装置423に供給する。モータ制
御装置423では、モータトルクTMが、TM=TM*
となるように、モータ4の電流値IMを制御する。な
お、車両制御装置424は、図7に示す、モータトルク
−車速特性図からアクセル開度αに応じてモータトルク
TM*を算出する。
【0017】一方、エンジン1と発電機3が作動し、プ
ラネタリギヤ2にトルクを伝達している場合、そのトル
ク変動の影響による走行フィーリングの悪化をモータ出
力で吸収するため、車両制御装置424は、モータ4に
対する補正トルクΔTMを算出してモータ制御装置42
3に供給する。補正トルクΔTMは、発電機制御装置4
22から供給される発電機トルクTGと、発電機3の回
転変化率とから、次のようにして算出する。
【0018】すなわち、発電機イナーシャをInG、発
電機角加速度(回転変化率)をαGとした場合、サンギ
ヤ21に作用するサンギヤトルクTSは、次の数式1で
表されるように、発電機トルクTGと発電機イナーシャ
によるトルクInG・αGの和となる。なお、発電機3
の回転変化率αGが非常に小さい場合のサンギヤトルク
TSは、TS=TGとなる。
【0019】
【数1】TS=TG+InG・αG
【0020】一方、プラネタリギヤ2におけるリングギ
ヤ23の歯数がサンギヤ21の2倍であるとすると、リ
ングギヤトルクTRは発電機トルクTGの2倍となる。
従って、モータ4で吸収すべき補正トルクΔTMは、カ
ウンタギヤ比をiとした場合、ΔTM=2・i・TSと
なる。なお、車両制御装置424における以上の計算で
必要な発電機トルクTG、イナーシャInG、回転数N
G等はすべて既知であり、測定困難なエンジントルク等
の値は必要としていないため、容易に算出することが可
能である。車両制御装置424は、このモータ4部分
の補正トルクΔTMモータ制御装置423に供給す
る。
【0021】モータ制御装置423では、供給された補
正トルクΔTMで、モータトルクTM*を補正する。す
なわち、モータ制御装置423は、TM=TM*−ΔT
Mとなるように、モータ4の電流IMを制御する。これ
によって、出力トルクは発電機3やエンジン1のトルク
の影響を受けることなく、常時定められたトルクTM*
を維持することができる。
【0022】以上説明したように、本実施例によれば、
発電機3のトルクTGと回転変化率αGによりモータト
ルクTMを補正(ΔTM)することで、エンジン1の出
力変動にかかわらず出力トルクが変動をすることがない
ので、走行フィーリングがよくなる。また、発電機3に
より補正トルクΔTMを算出するので、出力に対するト
ルクセンサーが不要となる。さらに、エンジン1、発電
機3、モータ4の制御は、値を交換しあいながら調整し
合う制御ではなく、各々の制御がシーケンシャルに行わ
れるので、互いの制御が干渉することがなくなる。ま
た、モータ4によりトルク補正が行われるので、エンジ
ン1は車両の走行とは独立して最適燃費運転が可能とな
る。
【0023】次に第2の実施例について説明する。図8
は、第2の実施例におけるハイブリッド車両の駆動装置
の配列を示すスケルトン図である。なお、図1に示す第
1の実施例と同一の構成部分には同一の符号を付してそ
の説明を適宜省略することとする。この図8に示すよう
に、第2の実施例では、エンジン1bの出力軸7bが発
電機3bのステータ51(ケースには保持されていな
い)に連結され、発電機3bのロータ52が出力軸53
に連結されている。そして、モータ4bも出力軸53に
連結されている。この出力軸53には、カウンタドライ
ブギヤ54が連結され、このカウンタドライブギヤ54
には、カウンタシャフト31のカウンタドリブンギヤ3
3が噛合されている。
【0024】第1の実施例では、エンジン1と発電機3
はプラネタリギヤ2を介して出力軸に連結されるので、
出力軸に連結したリングギヤ23のトルクTRは発電機
トルクTGの2倍となる。これに対して、第2の実施例
では、ギヤ比を考慮することなく発電機3bの出力軸ト
ルクは発電機トルクTGと等しくなるので、モータ4に
対する補正トルクΔTMは、ΔTM=TG+InG・α
Gとなる。
【0025】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではなく、種々の変形が可能である。例え
ば、実施例では、車両制御装置424において補正トル
クΔTMを算出する構成としたが、他に、発電機制御装
置422から発電機トルクTGと回転数NGを受け取っ
てモータ制御装置423において補正トルクΔTMを計
算するようにしてもよい。
【0026】また、発電機回転数NGについて、発電機
回転数センサ413で検出したが、エンジン回転数セン
サ414からエンジン回転数NEを入力して次のように
算出してもよい。すなわち、発電機回転数(サンギヤ)
をNG、エンジン回転数(キャリヤ)をNE、出力軸回
転数(リングギヤ)をNRとし、リングギヤ23の歯数
をサンギヤ21の歯数の2倍にした場合、次の数式2が
成立する。
【0027】
【数2】NG=3・NE−2・NR
【0028】この数式2が示すように、エンジン回転数
NEと発電機回転数NGは互いに算出することができ
る。従って、発電機回転数センサ413で発電機回転数
NGを検出する代わりに、エンジン回転数センサ414
で検出したエンジン回転数NEを使用して発電機回転数
NGを算出すると共に、この発電機回転数NGから発電
機トルクTGを算出する。このようにすることで、発電
機回転数センサ413が不要になる。
【0029】また、第1の実施例では、エンジンと発電
機がプラネタリギヤを介して出力軸に接続されている構
成について説明したが、本発明では、ベベルギヤ等の他
の差動ギヤを介して出力軸に接続されるようにしてもよ
い。
【0030】更に実施例として、エンジンの出力トルク
を駆動輪および発電機の入力軸に伝達するハイブリッド
車両において、前記エンジンの出力軸に連結されたモー
タと、前記エンジンの出力を制御するエンジン出力制御
手段と、前記発電機の回転数を制御する発電機制御手段
と、この発電機制御手段で回転数制御された発電機の出
力トルクを演算する発電機トルク演算手段と、この発電
機トルク演算手段で演算された出力トルクに応じて、前
記モータの出力トルクを補正するモータ制御手段と、を
ハイブリッド車両に具備させるようにしてもよい。すな
わち、エンジンの出力がエンジン出力制御手段で制御さ
れ、発電機の回転数が発電機制御手段で制御される。こ
の発電機制御手段で回転数制御された発電機の出力トル
クが発電機トルク演算手段で演算され、演算された出力
トルクに応じて、モータの出力トルクがモータ制御手段
で補正される。上記構成において、前記発電機制御手段
は、アクセル開度とバッテリ残量によって前記発電機の
回転数を制御する、ようにしてもよい。さらに、前記エ
ンジンと発電機はプラネタリギヤを介して前記出力軸に
連結され、前記モータは前記出力軸に連結されている、
ようにしてもよい。そして、前記プラネタリギヤは、サ
ンギヤが前記発電機に連結され、キャリヤが前記エンジ
ンの出力軸に連結され、リングギヤが前記出力軸に連結
されている、ように構成してもよい。この実施例によれ
ば、発電機がエンジンに連結され、エンジンからの出力
の一部が発電、残りが直接出力軸に連結されるハイブリ
ッド車両において、エンジンの変動にかかわらず出力ト
ルクの変動が抑えられるので、走行フィーリングを改善
することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1及び請求項2に記載した発明に
よれば、エンジンに連結されるキャリヤと発電機に連結
されるサンギヤ及び出力軸に連結されるリングギヤとを
備え、前記キャリヤの入力トルクは、前記発電機の反力
トルクと前記出力軸のトルクとの合成トルクとなり、前
記エンジンの出力トルクが前記リングギヤから出力され
プラネタリギヤの、サンギヤトルクを算出することが
できる。また、請求項3に記載した発明によれば、エン
ンに連結されるキャリヤと発電機に連結されるサンギ
及び出力軸に連結されるリングギヤとを備え、前記キ
ャリヤの入力トルクは、前記発電機の反力トルクと前記
出力軸のトルクとの合成トルクとなり、前記エンジンの
出力トルクが前記リングギヤから出力されるプラネタリ
ギヤの、前記サンギヤに作用するサンギヤトルクを算出
するすることができる。請求項4に記載した発明によれ
ば、発電機に連結されるサンギヤと、エンジンの出力軸
に連結されるキャリヤと、リングギヤを有するプラネタ
リギヤの、リングギヤから出力されるトルクを算出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるトルク算出装置及び
トルク算出方法が適用されるハイブリッド車両の駆動装
置の配列を示すスケルトン図である。
【図2】同上、ハイブリッド車両の駆動装置の軸間関係
を示す説明図である。
【図3】同上、ハイブリッド車両の制御部の構成図であ
る。
【図4】同上、ハイブリッド車両のエンジン回転数NE
とスロットル開度αとの関係を示す特性図である。
【図5】同上、ハイブリッド車両の目標回転数NG*と
アクセル開度αとバッテリ残量SOCとの関係を示す特
性図である。
【図6】同上、ハイブリッド車両における発電機が他励
式である場合のトルク−回転数特性図である。
【図7】同上、ハイブリッド車両におけるモータトルク
−車速特性図である。
【図8】本発明の第2の実施例におけるトルク算出装置
及びトルク算出方法が適用されるハイブリッド車両の駆
動装置の配列を示すスケルトン図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 プラネタリギヤ 21 サンギヤ 22 キャリヤ 23 リングギヤ 3 発電機 4 モータ 5 デファレンシャルギヤ 11 第1カウンタドライブギヤ 15 第2カウンタドライブギヤ 31 カウンタシャフト 33 カウンタドリブンギヤ 35 デフピニオンギヤ 40 駆動系 41 センサ系 411 アクセルセンサ 412 車速センサ 413 発電機回転数センサ 414 エンジン回転数センサ 415 バッテリセンサ 42 制御系 421 エンジン制御装置 422 発電機制御装置 423 モータ制御装置 424 車両制御装置 43 バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02B 67/04 F16H 3/44 Z F16H 3/44 H02P 7/00 C H02P 7/00 B60K 9/00 E (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 29/02 B60K 6/02 B60K 17/04 B60L 11/14 B60L 15/20 F02B 67/04 F16H 3/44 H02P 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに連結されるキャリヤと発電機
    に連結されるサンギヤ及び出力軸に連結されるリングギ
    とを備え、前記キャリヤの入力トルクは、前記発電機
    の反力トルクと前記出力軸のトルクとの合成トルクとな
    り、前記エンジンの出力トルクが前記リングギヤから出
    力されるプラネタリギヤと、 前記発電機の負荷トルクを検出する検出手段と、 該検出手段で検出された負荷トルクに基づいて、前記
    ンギヤのトルクを算出するトルク算出手段と、 を具備することを特徴とするトルク算出装置。
  2. 【請求項2】 前記トルク算出手段は、前記発電機のイ
    ナーシャ、角速度、前記サンギヤ、キャリヤ、リングギ
    ヤのギヤ比に応じて、前記サンギヤのトルクを算出す
    る、ことを特徴とする請求項1に記載のトルク算出装
    置。
  3. 【請求項3】 エンジンの出力軸に連結されるキャリヤ
    と発電機に連結されるサンギヤ及び出力軸に連結される
    リングギヤとを備え、前記キャリヤの入力トルクは、前
    記発電機の反力トルクと前記出力軸のトルクとの合成ト
    ルクとなり、前記エンジンの出力トルクが前記リングギ
    ヤから出力されるプラネタリギヤにおけるサンギヤの
    ルクを算出するトルク算出方法において、 前記発電機の出力トルクを検出し、 この検出された前記発電機の出力トルクに基づいて、前
    サンギヤのトルクを算出する、 ことを特徴とするトルク算出方法。
  4. 【請求項4】 発電機に連結されるサンギヤと、エンジ
    ンの出力軸に連結されるキャリヤと、リングギヤを有す
    るプラネタリギヤと、 前記発電機の負荷トルクを検出する検出手段と、 該検出手段で検出された負荷トルクに基づいて、前記リ
    ングギヤから出力されるトルクを算出するトルク算出手
    段と、 を具備することを特徴とするトルク算出装置。
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