JP3289570B2 - リーダおよびそのリーダとフィルムの連結構造 - Google Patents
リーダおよびそのリーダとフィルムの連結構造Info
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- JP3289570B2 JP3289570B2 JP23030995A JP23030995A JP3289570B2 JP 3289570 B2 JP3289570 B2 JP 3289570B2 JP 23030995 A JP23030995 A JP 23030995A JP 23030995 A JP23030995 A JP 23030995A JP 3289570 B2 JP3289570 B2 JP 3289570B2
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Description
のリーダとフィルムの連結構造、更に詳しくは、フィル
ムを自動現像処理する場合に用いられるリーダおよびそ
のリーダとフィルムの連結構造に関するものである。
現像装置によってフィルムを現像処理する場合、図10
に示すように、パトローネPから引き出したフィルムF
の先端部をリーダLに接続し、そのリーダLを先行させ
てフィルム現像部にフィルムFを移送させるようにして
いる。
成されて可とう性を有し、フィルム現像部に設けられた
送り用スプロケットと係合可能な送り用の孔aが等間隔
に設けられている。
ィルムFがリーダLから外れると、フィルムFが処理液
中で停止して現像処理を行なうことができず、また、フ
ィルムFの取出しに手間がかかり、取出しの際にフィル
ムFが感光する危険がある。したがって、フィルムFは
リーダLに対して強固に接続する必要がある。
ステープTの貼付けによって結合することが一般的であ
るが、スプライステープTの貼付けおよび現像処理後の
取外しに手間がかかり、しかもリーダLに対してフィル
ムFを所定の位置に精度よく連結する必要があるため、
スプライス用の特殊な作業台を必要とする不都合があ
る。また、スプライステープTは再使用することができ
ないため、経済性に問題がある。
昭54−158924号公報においては、フィルム引掛
け式のリーダとフィルムの連結構造を提案している。図
11および図12は、その連結構造を示し、可とう性を
有するシート状リーダ40のリーダ移送方向後部に2本
の切り目41を設け、その切り目41間に形成された舌
42をフィルム43の先端部に設けた開口44に挿入
し、上記舌42に設けた首部分45を開口44の側縁に
係合させるようにしている。
プが不要であるため、経済的であり、しかも舌42がリ
ーダ40の移送方向後方に向いているため、フィルム自
動現像装置のフィルム移送経路に舌42が引掛かるとい
う不都合の発生はなく、リーダをフィルム移送経路に沿
ってスムースに搬送させることができる。
め、経済的であり、しかも、リーダの所定位置にフィル
ムを精度よく連結することができるという特徴を有す
る。
記載された連結構造においては、舌42の幅寸法W1 が
開口44の幅寸法W2 より大きいため、舌42を幅方向
にわん曲させた状態でその舌42を開口44に対して抜
き差しする必要がある。
結および連結解除は人手により行なう必要があり、連結
および連結解除の自動化ができない問題がある。
路に沿ってフィルムを移送させる際、フィルム43はフ
ィルム経路のターン部において引張り力を受ける。この
とき、舌42は負荷を直接受けるため、舌42が変形し
て開口44から抜け出すおそれがあり、連結の信頼性に
問題がある。
5を中心として揺動自在であるため、移送時にフィルム
43が蛇行してフィルム経路と接触し、フィルム43に
傷がつく危険がある。
簡単に連結および連結解除することができると共に、そ
の連結および連結解除の自動化が可能であり、連結の信
頼性が高いリーダおよびそのリーダとフィルムの連結構
造を提供することである。
めに、この発明に係るリーダにおいては、可とう性を有
するシート状のリーダ本体に送り用の孔を等間隔に形成
したリーダにおいて、そのリーダ本体の移送方向後部に
フィルム挿入用の挿入孔を設け、その挿入孔をリーダ移
送方向に横切る突片を設け、その突片のリーダの移送方
向前側に位置する先端部をリーダ本体に一体化し、リー
ダ移送方向の後側に位置する後端部を上記挿入孔の周縁
部で支持した構成を採用している。
可とう性を有するシート状のリーダ本体に送り用の孔を
等間隔に形成したリーダにおいて、そのリーダ本体の移
送方向後部にフィルム挿入用の挿入孔を設け、その挿入
孔のリーダ移送方向前縁に前記挿入孔をリーダ移送方向
に横切る突片を連設し、リーダ本体の片面には上記突片
のリーダ移送方向の後部を受けるシート片を固着した構
成を採用している。さらに、この発明に係るリーダとフ
ィルムの連結構造においては、可とう性を有するシート
状のリーダ本体に送り用の孔を等間隔に形成したリーダ
と、そのリーダの先行によって移送されるフィルムの連
結構造において、前記リーダ本体の移送方向後部にフィ
ルム挿入用の挿入孔を設け、その挿入孔をリーダ移送方
向に横切る突片を設け、その突片のリーダ移送方向前側
に位置する先端部をリーダ本体に一体化し、リーダ移送
方向の後側に位置する後端部を上記挿入孔の周縁部で支
持し、前記フィルムの先端部には、上記突片が係合可能
な係合孔を設け、前記挿入孔に挿入されたフィルムの先
端部の係合孔に突片を係合させてフィルムを連結する構
成を採用している。
1乃至図9に基づいて説明する。
形態を示す。図示のように、リーダL1 は、合成樹脂シ
ートから形成されて可とう性を有するリーダ本体1を備
える。このリーダ本体1には送り用の孔2が等間隔に形
成され、その孔2に対するスプロケットの係合によって
リーダL1 は一方向に移送される。リーダ本体1の移送
方向後部には、直線状に並ぶ上記孔2の両側にフィルム
3が挿入可能な挿入孔4が設けられている。
略等しく、その挿入孔4にフィルム3を挿入すると、フ
ィルム3の両側縁が挿入孔4の両側に当接し、フィルム
3は振れ止めされる。
とができる大きさのシート片5が重ね合わされ、そのシ
ート片5は接着あるいは溶着による手段を介してリーダ
L1に固着されている。
窓6が形成され、その窓6のリーダ移送方向前縁には突
片7が設けられている。
移送方向に対して逆方向に向き、その後端部は窓6のリ
ーダ移送方向後縁に設けた切欠き8に挿入されている。
また、突片7の後端部は挿入孔4の周縁部で支持されて
いる。
先端部には前記突片7が係合可能な係合孔9が設けられ
ている。
L1 に対してフィルム3を傾むきのないよう精度よく連
結するために2つ以上設けておくのが好ましい。
び窓6にフィルム3の先端部を挿入すると、図3に示す
ように、突片7はフィルム3の先端部で押されて上方向
に変形する。
ルム3が差し込まれると、突片7は変形時の復元弾性に
より係合孔9に侵入する。そこで、フィルム3を引き戻
すと、突片7は自然状態に戻り、図2に示すように、リ
ーダL1 にフィルム3を連結することができる。このよ
うに、フィルム3を係合孔9に所定量挿入して引き戻す
ことにより、リーダL1 とフィルム3とを連結すること
ができるため、フィルム3の連結の自動化が可能であ
る。
突片7の先端部が挿入孔4の周縁部で支持されるため、
突片7は下方に変形するのが防止され、フィルム3は接
続状態に安定よく保持される。
フィルム現像部に移送されて現像処理される。このと
き、リーダL1 とフィルム3とを連結状態に保持する突
片7はリーダL1 の移送方向に対して逆方向に向いてい
るため、突片7が移送路に引っ掛かるという不都合の発
生はなく、リーダL1 およびフィルム3を移送経路に沿
ってスムースに移送させることができる。
側縁に当接して振れ止めされているため、フィルム3を
蛇行させることなく移送させることができる。
ルム3に引張り力が作用すると、その引張り力は突片7
を図2の下方に変形させようとする。このとき、突片7
の後端部は挿入孔4の周縁部で支持されているため、突
片7は変形せず、フィルム3の連結が解除されるという
不都合の発生はきわめて少ない。
ム3を押し込み、突片7をシート片5上に起立させて突
片7と係合孔9の係合を解除し、突片7を係合解除状態
に保持してフィルム3を引き戻す。
に固着されるシート片5に窓6を形成し、その窓6の内
周に突片7を連設したことにより、突片7はシート片5
の上面と面一の状態に常に保持されるため、その突片そ
のものをリーダ本体1に固着する場合に比較して、突片
7が指先等で引っ掛けられる度合が少なく、突片7の変
形防止に効果を挙げることができる。
の形態を示す。この実施の形態では、リーダ本体1に設
けた挿入孔4のリーダ移送方向前縁に突片7を連設し、
かつ、挿入孔4のリーダ移送方向後縁に上記突片7の後
端部が嵌る切欠き10を設けている。
をリーダ本体1の裏面に接着等の手段を介して固着し、
そのシート片11で突片7の後端部を支持している。
ーダL1 の移送方向に対して逆向きであるため、突片7
が移送経路に引っ掛かるのを防止することができると共
に、フィルムとリーダの連結および連結解除の自動化も
可能である。
のように、突片7の後端部を切欠き8、10に嵌合させ
ることにより、突片7がリーダL1 の移送方向に対して
左右方向に傾むくのを防止することができ、突片7に対
してフィルム3を接続状態により確実に保持することが
できる。
の形態を示す。この第3の実施の形態においては、挿入
孔4のリーダ移送方向の後部にフィルム3が挿入可能な
切欠部12を形成し、その切欠部12の両側にフィルム
3の両側部に係合可能な係合片13を設けている。ま
た、切欠部12の幅寸法をフィルム3の幅寸法に略等し
くして、切欠部12の挿入されたフィルム3が左右方向
に振れるのを防止している。
と同じであるため、同一部品には同一の符号を付して説
明を省略する。
の裏面から挿入孔4にフィルム3の先端部を挿入し、突
片7に係合孔9を係合させたのち、フィルム3の先端部
がリーダL1 の裏面に重なる方向にフィルム3を引き上
げ、そのフィルム3の両側部で係合片13を上方に弾性
変形させて切欠部12にフィルム3を嵌合させることに
より、リーダL1 にフィルム3を連結する。
挿入孔4および切欠部12にフィルム3の先端部が挿入
されるため、リーダL1 の移送時にフィルム3に引っ張
り力が作用しても係合孔9が突片7から外れることは少
なく、フィルム3を連結状態に確実に保持することがで
きる。
とフィルム3とを連結するスプライス装置を示す。この
スプライス装置は、複数の板体21から成るフィルム下
部ガイド20と、同じく複数の板体23から成るフィル
ム上部ガイド22間にフィルム反転通路24を形成し、
フィルム下部ガイド20上にリーダL1 を載置して位置
決めし、フィルム3を切欠部12からフィルム反転通路
24に送り込み、そのフィルム3を一対の送りローラ2
5、26の回転により搬送して挿入孔4に挿入し、その
挿入時に突片7を上方に弾性変形させ、係合孔9が突片
7の後端と対向する位置までフィルム3を送り込んで突
片7の復元弾性により、その突片7を係合孔9に係合さ
せるようにしている。
フィルム上部ガイド22と、そのフィルム上部ガイド2
2に支持された一方の送りローラ25とをフィルム3の
幅寸法以上の距離を移動量としてフィルム3の幅方向に
移動させ、リーダL1 の矢印方向の移動によって、フィ
ルム下部ガイド20からフィルム3を抜き取るようにし
ている。
によってリーダL1 とフィルム3の連結の自動化を可能
とすることができる。
この連結解除装置は、前部送りローラ30と後部送りロ
ーラ31とでフィルム3がスプライスされたリーダL1
を前方に送り、その移送路の下方に設けた切り離しツー
ル32の先端に挿入孔4が臨む位置までリーダL1 を送
り込んで停止させたのち(図9(I)参照)、図9(I
I)で示すように、後部送りローラ31の回転によりフ
ィルム3のみを前方に送り込んで挿入孔4と切欠部12
との間でフィルム3に弛みを形成する。その後、切り離
しツール32を上方に揺動させ、図9(III )で示すよ
うに、ツール先端を挿入孔4に挿入して突片7を上方に
変形させ、その変形によって、突片7と係合孔9の係合
を解除させるようにしている。
ローラ31を逆転させてフィルム3を後退動させ、挿入
孔4および切欠部12からフィルム3の先端を引き抜い
たのち、図9(IV)で示すように、切り離しツール32
を下方に揺動させ、前部送りローラ30および後部送り
ローラ31の回転により、リーダL1 およびフィルム3
を移送路から排出させるようにしている。
よって、図6に示すリーダL1 とフィルム3の連結解除
の自動化を可能とすることができる。この連結解除装置
は図1および図5に示すリーダL1 とフィルム3の連結
解除にも用いることができる。
で、下記に示す効果を奏する。
ことによって突片が係合孔に係合するため、リーダとフ
ィルムとを簡単に連結することができると共に、連結お
よび連結解除の自動化を可能とすることができる。
したことにより、突片の挿入孔に向けての折れ曲がりを
防止することができるため、フィルムを接続状態に確実
に保持することができ、信頼性の高い接続状態を得るこ
とができる。
部を設け、その切欠部の両側に係合片を設けたことによ
り、フィルムを連結状態により確実に保持することがで
きる。
ムの幅寸法と略等しくしたことにより、リーダ移送時の
フィルムの蛇行を防止することができる。
斜視図
視図、(ロ) は断面図
I)、(III )、(IV)はフィルムの連結解除動作を段
階的に示す図
Claims (10)
- 【請求項1】 可とう性を有するシート状のリーダ本体
に送り用の孔を等間隔に形成したリーダにおいて、その
リーダ本体の移送方向後部にフィルム挿入用の挿入孔を
設け、その挿入孔をリーダ移送方向に横切る突片を設
け、その突片のリーダの移送方向前側に位置する先端部
をリーダ本体に一体化し、リーダ移送方向の後側に位置
する後端部を上記挿入孔の周縁部で支持したことを特徴
とするリーダ。 - 【請求項2】 前記リーダ本体の表面に前記挿入孔を覆
うシート片を固着し、そのシート片の挿入孔と対向する
位置にフィルムが挿入可能な窓を設け、その窓のリーダ
移送方向前縁に前記挿入孔をリーダ移送方向に横切る突
片を連設し、その突片の後端部をその挿入孔の周縁部で
支持したことを特徴とする請求項1に記載のリーダ。 - 【請求項3】 可とう性を有するシート状のリーダ本体
に送り用の孔を等間隔に形成したリーダにおいて、その
リーダ本体の移送方向後部にフィルム挿入用の挿入孔を
設け、その挿入孔のリーダ移送方向前縁に前記挿入孔を
リーダ移送方向に横切る突片を連設し、リーダ本体の片
面には上記突片のリーダ移送方向の後部を受けるシート
片を固着したことを特徴とするリーダ。 - 【請求項4】 前記挿入孔の幅寸法をフィルムの幅寸法
に略等しくしたことを特徴とする請求項1乃至3のいず
れか1つに記載のリーダ。 - 【請求項5】 前記挿入孔のリーダ移送方向の後部にフ
ィルムが挿入可能な切欠部を設け、その切欠部の両側に
フィルムの両側部に対して係合可能な係合片を設けたこ
とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
リーダ。 - 【請求項6】 前記切欠部の幅寸法をフィルムの幅寸法
に略等しくしたことを特徴とする請求項5に記載のリー
ダ。 - 【請求項7】 可とう性を有するシート状のリーダ本体
に送り用の孔を等間隔に形成したリーダと、そのリーダ
の先行によって移送されるフィルムの連結構造におい
て、前記リーダ本体の移送方向後部にフィルム挿入用の
挿入孔を設け、その挿入孔をリーダ移送方向に横切る突
片を設け、その突片のリーダ移送方向前側に位置する先
端部をリーダ本体に一体化し、リーダ移送方向の後側に
位置する後端部を上記挿入孔の周縁部で支持し、前記フ
ィルムの先端部には、上記突片が係合可能な係合孔を設
け、前記挿入孔に挿入されたフィルムの先端部の係合孔
に突片を係合させてフィルムを連結するリーダとフィル
ムの連結構造。 - 【請求項8】 前記挿入孔の幅寸法をフィルムの幅寸法
に略等しくしたことを特徴とする請求項7に記載のリー
ダとフィルムの連結構造。 - 【請求項9】 前記挿入孔のリーダ移送方向の後部にフ
ィルムが挿入可能な切欠部を設け、その切欠部の両側に
フィルムの両側部に対して係合可能な係合片を設けたこ
とを特徴とする請求項7又は8に記載のリーダとフィル
ムの連結構造。 - 【請求項10】 前記切欠部の幅寸法をフィルムの幅寸
法に略等しくしたことを特徴とする請求項9に記載のリ
ーダとフィルムの連結構造。
Priority Applications (7)
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CA002172030A CA2172030C (en) | 1995-04-19 | 1996-03-18 | Film leader and arrangement for coupling film to leader |
EP96105815A EP0738923B1 (en) | 1995-04-19 | 1996-04-12 | Film leader and arrangement for coupling film to leader |
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- 1995-09-07 JP JP23030995A patent/JP3289570B2/ja not_active Expired - Lifetime
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