JP3289361B2 - 電気自動車用エンジン駆動発電機の制御装置 - Google Patents

電気自動車用エンジン駆動発電機の制御装置

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JP3289361B2
JP3289361B2 JP2524393A JP2524393A JP3289361B2 JP 3289361 B2 JP3289361 B2 JP 3289361B2 JP 2524393 A JP2524393 A JP 2524393A JP 2524393 A JP2524393 A JP 2524393A JP 3289361 B2 JP3289361 B2 JP 3289361B2
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン駆動発電機を
搭載する電気自動車、特にそのエンジン駆動発電機の制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車はモータを駆動源とする車両
である。モータの電力源としては、車載の電池の他、エ
ンジン駆動発電機を用いることができる。エンジン駆動
発電機は、エンジンの機械出力により発電機を回転さ
せ、これにより発電機から電力を得る構成である。この
発電電力は、モータの駆動電力として、あるいは電池の
充電電力として、用いることができる。
【0003】特開昭51−39813号公報には、「電
気自動車の制御装置」が開示されている。この公報に示
される電気自動車はエンジン駆動発電機を搭載する電気
自動車であり、そのエンジンは定回転運転される。すな
わち、エンジン駆動発電機の出力が一定となるよう、エ
ンジンが定回転で運転され、モータの負荷が変動した場
合にはこれに応じて発電機の界磁電流を制御している。
この制御により、エンジン駆動発電機の発電出力を一定
に維持することができる。また、エンジンを定回転制御
しているため、これにより、エンジンを例えば燃費最良
域、エミッション最小の領域で回転させることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年においては、この
ようなエンジン駆動発電機を搭載する電気自動車に対
し、低エミッションの状態で走行距離を延ばすため、さ
らにエンジンの燃費を向上させることが求められてい
る。
【0005】エンジンの燃費率は、図6に示されるよう
に、空燃比をストイキからリーンにしていくほど向上す
る。しかし空燃比をストイキからリーンにしていくと、
同時に燃焼が緩慢となるため、エンジンの燃焼変動が大
きくなりエンジントルクの変動が徐々に増加する。リー
ン化により空燃比がある値以上に至ると、エンジンにお
ける燃焼が不完全で終り、あるいは着火しないサイクル
が増加するため、燃費率が悪化傾向を示し始める。同時
に、エンジンのトルク変動も急激に増大し始める。
【0006】このような空燃比、すなわちリーンリミッ
トにおいて、エンジンの燃費率が最良となる。従って、
上述のようにエミッションを低く維持しつつ燃費率を向
上させるためには、空燃比をこのリーンリミットに制御
する必要がある。そのための手段としては、例えば燃焼
圧センサをエンジンの燃焼室へ装着し、筒内の燃焼圧波
形の乱れ方を観測して、空燃比をリーンリミットに制御
するという方法がある。しかし、このような方法におい
ては、燃焼圧センサやこれに付随するA/D変換処理回
路等により装置構成が肥大化するという問題点が発生す
る。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、燃焼圧センサ等の
装置を付設することによる装置構成の肥大化を防止しつ
つ、エンジンのエミッションが低い状態でその燃費率を
向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の制御装置は、図1に示されるような
構成を備える。すなわち、エンジンA及びこのエンジン
Aの機械出力により発電する発電機Bを備えた電気自動
車用エンジン駆動発電機を制御する制御装置において、
発電機Bの負荷Cの変動がほぼゼロであることを検出す
る発電機負荷変動検出手段Dと、発電機Bが発電状態で
あることを検出する発電検出手段Eと、発電機Bの負荷
Cの変動がほぼゼロであり発電機Bが発電状態である場
合に、発電機Bの界磁電流を一定に制御することによ
り、エンジンAのトルク変動がほぼ発電機Bの発電電力
変動となる状態を生成するエンジン負荷変動抑制手段F
と、上記状態において発電機Bの発電電力を検出する発
電電力検出手段Gと、検出した発電電力に基づき所定時
間における平均発電電力及び発電電力変動を求める演算
手段Hと、平均発電電力が所定の目標値近傍である場合
に、よりリーンリミットに近くなるよう、検出した発電
電力に基づき求めた上記発電電力変動に応じてエンジン
Aの空燃比を制御する空燃比制御手段Iと、を備えるこ
とを特徴とする。空燃比制御手段Iは、平均発電電力が
所定の目標値近傍である場合に、例えば、発電電力変動
が所定値K−ΔK以下であるなら空燃比がリーンリミッ
トから見てストイキ側にあると見なしてリーン化補正
を、所定値Kを越えているなら空燃比がリーンリミット
から見てリーン側にあると見なしてリッチ化補正を、空
燃比に施す。
【0009】
【作用】本発明においては、まず、発電機Bの負荷がほ
ぼゼロであること及び発電機Bが発電状態であることが
検出される。前者は、車両が走行しているか否か等とし
て検出され、後者は、発電機Bの発電出力電圧及び電流
の観測等により検出される。発電機負荷変動検出手段D
及び発電検出手段Eにより、発電機Bの負荷Cの変動が
ほぼゼロでありかつ発電機Bが発電状態であることが検
出されると、エンジン負荷変動抑制手段Fにより、エン
ジンAのトルク変動が発電機Bの発電電力変動となる状
態が生成される。すなわち、発電機Bの負荷Cの変動が
ほぼゼロの状態で発電機Bの界磁電流を一定に制御する
ことにより、図2に示されるように、エンジンAのトル
ク変動がほぼ発電機Bの発電電力変動となるような状態
が生成される。このような状態が生成された後、発電電
力検出手段Gにより、発電機Bの発電電力が検出され
る。演算手段Hは、検出された発電電力に基づき、所定
時間における平均発電電力及び発電電力変動を求める。
このようにして求めた平均発電電力が所定の目標値近傍
である場合、空燃比制御手段Iは、リーンリミットによ
り近づくよう、発電電力に応じてエンジンAの空燃比を
制御する。すなわち、燃費率が最良の空燃比となるよ
う、空燃比制御を実行する。このように、本発明におい
ては、エンジンAの負荷変動が防止された状態で、リー
ンリミット近傍となるよう空燃比制御が行われるため、
低エミッションの状態でエンジンAの燃費率を向上させ
ることが可能となり、エンジン駆動発電機を搭載する電
気自動車の走行距離を延ばすことが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
【0011】図3には、本発明の一実施例に係るシリー
ズハイブリッド車(SHV)のシステム構成が示されて
いる。この図に示されるSHVは、駆動源としてモータ
10を備えている。モータ10の出力軸は、トランスア
クスル12等を介して駆動輪14に連結されている。従
って、モータ10の出力により駆動輪14が駆動される
こととなる。
【0012】モータ10には、インバータ16が前置さ
れている。インバータ16は、ECU18の制御のも
と、電池20及び整流器22から出力される直流電力を
交流電力に変換し、モータ10に供給する。ECU18
は、その際、操縦者によるアクセルペダルやブレーキペ
ダルの操作量を示す車両信号を入力し、この車両信号の
値に応じた出力トルクがモータ10から得られるよう、
インバータ16を構成する各スイッチング素子のスイッ
チング動作を制御する。
【0013】整流器22は、エンジン駆動発電機24の
発電出力を整流する回路である。エンジン駆動発電機2
4は、リーンバーンエンジン26、増速機28及び発電
機30から構成されている。リーンバーンエンジン26
の出力軸は、増速機28を介して発電機30の入力軸に
連結されている。増速機28は、リーンバーンエンジン
26の出力回転数を発電機30の入力に適する回転数に
高めるための機構である。
【0014】ECU18は、発電機30の界磁電流や、
リーンバーンエンジン26の空燃比(A/F)等を制御
する。その際、ECU18は、モータ10の出力回転数
等としてSHVの車速を検出し、検出した車速を制御に
用いている。
【0015】図4には、この実施例におけるECU18
の制御フロー、特に所定角度毎(例えば30°)に制御
するルーチンの流れが示されている。
【0016】ECU18は、エンジン26の回転数や吸
入空気量に応じてリーン補正係数と点火時期データを決
定するためのマップを搭載しており、図4に示される所
定角度ルーチンが実行される際には、ECU18によ
り、所定のリーン空燃比となるようエンジン26が制御
されている。所定角度ルーチンにおいては、ECU18
は、まず、内蔵するカウンタにより計数されている車両
の走行距離が所定値L(例えば3000km)以上となっ
たか否かを判定する(100)。車両走行距離が所定値
L以上となっていない場合には、ECU18の動作はメ
インルーチンに戻る。所定値L以上となっている場合に
は、ECU18は、モータ10の回転数等として入力さ
れる車速に基づき、車両が停止しているか否かを判定す
る(102)。この結果車両が停止していないと判定さ
れた場合、すなわちモータ10に負荷変動が生じる状態
であると判定された場合には、やはり、ECU18の動
作はメインルーチンに移行する。ステップ102におい
て、車両が停止していると判定された場合には、ECU
18は、発電機30が発電状態であるか否かを判定する
(104)。すなわち、整流器22の後段に設けられた
電流センサ32及び電圧センサ34により、発電機30
の出力が監視され、監視結果から、発電機30が発電状
態にあるか否かが判定される。この判定の結果、発電状
態にないとされた場合には、ECU18の動作がメイン
ルーチンに移行する。
【0017】このようなステップ100〜104の条件
がいずれも成立した場合、すなわち、前回本実施例の特
徴に係るリーンリミット補正を行った後車両が所定距離
L以上を走行しており、車両が停止しておりかつ発電機
30が発電状態であるとされた場合には、ECU18
は、発電機30の界磁電流If 、具体的にはそのデュー
ティを一定値に制御する(106)。前述のように、車
両が停止状態であるため、発電機30の界磁電流If
一定に制御することにより、図2に示されるように、リ
ーンバーンエンジン26の出力トルク変動が発電機30
の発電出力変動にとして現れる状態となる。ECU18
は、この状態で、発電機30の発電電力の値Pi を入力
する(108)。発電機30の発電電力は、前述の電流
センサ32及び電圧センサ34により検出される電流値
及び電圧値の他、電流センサ36によって検出される電
池20の出力電流値に基づき得ることができる。この動
作は、発電電力Pi について、k個のデータが揃うま
で、繰り返される(110,112)。
【0018】このようにして発電電力Pi についてk個
のデータが得られると、このk個のデータを用いて、発
電機30の平均発電電力が計算される(114)。すな
わち、次の式に基づき平均発電電力Pm が計算される。
【0019】
【数1】 続いて、k個のデータを用い、発電機30の発電電力変
動ΔPが計算される(116)。この計算は、次の式に
基づき行われる。
【0020】
【数2】 このような計算により平均発電電力Pm 及び発電電力変
動ΔPが得られた後、ステップ110及び112におい
て繰り返しのために用いた変数nがリセットされ(11
8)、続いて判定120が実行される。判定120にお
いては、ステップ114において得られた平均発電電力
m が、目標とする値PT 近傍にあるか否かが判定され
る。この判定の結果、近傍にないと判定された場合に
は、ECU18はリーンバーンエンジン26のスロット
ル開度を補正する(122)。すなわち、発電機30の
平均発電電力Pm が、目標値PT 方向に変化するよう、
ECU18がエンジン26のスロットル開度を制御す
る。このステップ122の実行後は、メインルーチンに
移行する。
【0021】ステップ120において、平均発電電力が
目標値PT 近傍にあると判定された場合には、本実施例
の特徴に係る動作に移行する。すなわち、まず、ステッ
プ116において得られた発電電力変動ΔPがK−ΔK
以下であるか否かが判定される(124)。この判定が
成立した場合、発電機30の発電電力変動ΔPが小さ
い、すなわちA/Fが図6においてリーンリミットから
見てストイキ側に存在しているとみなせるため、ECU
18は、リーンバーンエンジン26のA/Fがよりリー
ンリミットに近くなるよう、リーン化補正を実行する
(126)。この後、ECU18の動作はメインルーチ
ンに移行する。
【0022】ステップ124において、発電電力変動Δ
PがK−ΔK以下でないと判定された場合、ステップ1
28が実行される。ステップ128は、発電電力変動Δ
Pが所定値Kを越えているか否かの判定である。この判
定が成立した場合、エンジン26のA/Fが、リーンリ
ミットから見てさらにリーン側に位置するとみなせるた
め、ECU18は、エンジン26のA/Fをリーンリミ
ット側に補正する。すなわち、リッチ化補正を行う(1
30)。この後、ECU18の動作はメインルーチンに
移行する。
【0023】ステップ128において、判定条件が成立
しない場合には、エンジン26のA/Fは、リーンリミ
ット近傍にあるとみなすことができる。このように本実
施例の目的とする状態が達成された場合には、ECU1
8は、内蔵するカウンタの内容、すなわち車両走行距離
をリセットする(132)。この後、ECU18の動作
は、メインルーチンに移行する。
【0024】このようなECU18の所定角度ルーチン
の動作の流れを、例を用いて説明すると、図5に示され
るようなものとなる。
【0025】この図に示される例は、ステップ100〜
104に係る判定条件がいずれも成立した時点で、発電
機30の平均発電電力Pm が目標値PT 近傍にあり、か
つ、発電電力変動ΔPが所定値K−ΔKより小さい値に
なる例である。
【0026】この図に示されるカウンタnは、発電電力
i に係るデータが所定数kに取り込まれたか否かを示
すデータ、すなわちステップ110においてインクリメ
ントされステップ112において判定の対象となるカウ
ンタである。前述のように、ステップ112の判定条件
が成立した場合にのみ、ステップ114以降の動作が実
行されるため、スロットル開度補正(122)、リーン
化補正(126)及びリッチ補正(130)は、このカ
ウンタに同期して実行されることとなる。
【0027】この図のように、ステップ100〜104
の条件が成立した時点で発電電力変動ΔPが所定値K−
ΔKより小さい場合、カウンタnが最初にカウントアッ
プする時点でリーン化補正に係るステップ126が実行
される。このリーン化補正の結果、発電電力変動ΔPは
K−ΔKに近づく。これは、図6及び図2に示される関
係から明らかである。カウンタnが次にカウントアップ
する時点で平均発電電力Pm が目標値PT 近傍の値を維
持している場合、前回と同様に、リーン化補正に係るス
テップ126が実行される。この補正の結果、リーン発
電電力Pm が目標値PT 近傍の値以下に低下すると、そ
の次にカウンタnがカウントアップする時点で、スロッ
トル開度補正に係るステップ122が実行される。この
補正によってもなお平均発電電力Pm が目標値PT 近傍
の範囲以下である場合、次にカウンタnがカウントアッ
プする時点で再度スロットル開度補正に係るステップ1
22が実行される。この補正の結果、リーン発電電力P
m が目標値PT 近傍となると、ECU18の動作はステ
ップ120からステップ124以降に移行する。ステッ
プ124においては、この時点で発電電力変動ΔPが所
定値K−ΔKより小さいことから、リーン化補正に係る
ステップ126を実行する。この補正の結果、発電電力
ΔPがK−ΔKより大きく所定値K以下の状態となった
にもかかわらず、平均発電電力Pm が目標値PT 近傍以
下に低下している場合には、スロットル開度補正に係る
ステップ122が次のカウンタnのカウントアップ時点
で実行される。このスロットル開度補正に係るステップ
122が繰り返された結果、平均発電電力Pm が目標値
T 近傍にありかつ発電電力変動ΔPが前述した範囲内
に属することとなった場合に、ステップ132が実行さ
れ、ECU18に内蔵された車両走行距離のカウンタが
リセットされる。すると、ステップ100〜104に係
る条件のうちステップ100の条件が成立しなくなるた
め、所定角度ルーチンにおいて、上述したリーンリミッ
ト補正に係る処理は実行されなくなる。
【0028】このように、本実施例によれば、車両が停
止しており(102)、かつ発電機30の界磁電流If
が一定の状態で(106)、発電機30の発電電力Pi
に係るデータを収集しているため、収集した発電電力P
i のデータから、エンジン26のトルク変動を示す発電
電力変動ΔPを計算により得ることができる(11
6)。さらに、平均発電電力が所定の目標値PT 近傍に
ある状態で(120,122)、発電電力変動ΔPに応
じてA/Fのリーン化補正又はリッチ構成を行うように
したため、エンジン26のエミッションを良好な状態に
維持しつつ、エンジン26のA/Fをリーンリミット近
傍(KからK−ΔKの範囲)に制御して良好な燃費率を
実現することができる。これにより、図3に示されるS
HVの走行距離を延長することができる。また、リーン
リミット補正動作は、1秒程度の時間で終了できる。従
って車両が信号停止している期間等においてもこのリー
ンリミット補正動作を完了できる。
【0029】なお、以上の説明においては、車両が停止
しているか否かをモータ10の回転数等により検出し、
これを条件としてリーンリミット補正を実行開始するよ
うにしていたが、これは他の条件に置き換えることがで
きる。例えば、ECU18は、モータ10の出力トルク
を所定値に制御すべく車両信号に基づきトルク指令を求
め、求めるトルク指令に基づきインバータ16の動作を
制御している。従って、車両停止に係る判定(102)
に代え、トルク指令値=0を条件としてリーンリミット
補正に係る動作を実行することができる。このようにし
ても、前述した実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エンジンのトルク変動がほぼ発電機の発電電力変動とな
る状態にしておき、この状態において発電機の発電電力
変動を求め、この発電電力変動に応じてリーンリミット
により近づくようエンジンの空燃比を制御するようにし
たため、エミッションが良好な状態で燃費率を改善し、
電気自動車の走行距離を延長することができる。また、
このような制御を実行することにより、エンジンのリー
ンリミットの製造時のばらつき(圧縮比やスワール比の
ばらつき)等を検出することが可能となり、また、燃料
性状や湿度等の環境変化に対するリーンリミットの変
化、経時変化によるリーンリミットの変化等を吸収する
ことができる。その際、燃焼圧センサ等の装置の付加は
必要なく、装置構成の肥大化、これに伴うコストの増大
も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明において生成される状態、すなわちエン
ジンのトルク変動が発電機の発電電力変動として現れる
状態を示す図である。
【図3】本発明の一実施例に係るシリーズハイブリッド
車(SHV)のシステム構成を示すブロック図である。
【図4】この実施例におけるECUの動作の流れを示す
フローチャートである。
【図5】この実施例におけるリーンリミット補正の一例
動作を示すタイミングチャートである。
【図6】エンジンの空燃比(A/F)とそのトルク変動
及び燃費率の関係を示す図である。
【符号の説明】
A エンジン B,30 発電機 C 負荷 D 発電機負荷変動検出手段 E 発電検出手段 F エンジン負荷変動抑制手段 G 発電電力検出手段 H 演算手段 I 空燃比制御手段 10 モータ 16 インバータ 18 ECU 20 電池 24 エンジン駆動発電機 30 発電機 32,36 電流センサ 34 電圧センサ If 発電機の界磁電流 PT 発電機の平均発電機の目標値 K,K−ΔK 発電機の発電変動に関する判定しきい値
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−39737(JP,A) 特開 平6−241150(JP,A) 特開 昭58−187542(JP,A) 特開 平1−117964(JP,A) 特開 平8−326585(JP,A) 特開 昭51−39813(JP,A) 特開 平5−328526(JP,A) 実開 昭58−127157(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 11/02 F02D 29/06 F02D 41/04 305 B60K 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン及びこのエンジンの機械出力に
    より発電する発電機を備えた電気自動車用エンジン駆動
    発電機を制御する制御装置において、 発電機の負荷変動がほぼゼロであることを検出する発電
    機負荷変動検出手段と、 発電機が発電状態であることを検出する発電検出手段
    と、 発電機の負荷変動がほぼゼロでありかつ発電機が発電状
    態である場合に、発電機の界磁電流を一定に制御するこ
    とにより、エンジンのトルク変動がほぼ発電機の発電電
    力変動となる状態を生成するエンジン負荷変動抑制手段
    と、 上記状態において発電機の発電電力を検出する発電電力
    検出手段と、 検出した発電電力に基づき所定時間における平均発電電
    力及び発電電力変動を求める演算手段と、 平均発電電力が所定の目標値近傍である場合に、より
    ーンリミットに近くなるよう、検出した発電電力に基づ
    き求めた上記発電電力変動に応じてエンジンの空燃比を
    制御する空燃比制御手段と、 を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制御装置において、 平均発電電力が所定の目標値近傍である場合に、空燃比
    制御手段が、発電電力変動が所定値K−ΔK以下である
    なら空燃比がリーンリミットから見てストイキ側にある
    と見なしてリーン化補正を、所定値Kを越えているなら
    空燃比がリーンリミットから見てリーン側にあると見な
    してリッチ化補正を、空燃比に施すことを特徴とする制
    御装置。
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