JP2000097069A - 内燃機関の吸気制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸気制御装置

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JP2000097069A
JP2000097069A JP10266489A JP26648998A JP2000097069A JP 2000097069 A JP2000097069 A JP 2000097069A JP 10266489 A JP10266489 A JP 10266489A JP 26648998 A JP26648998 A JP 26648998A JP 2000097069 A JP2000097069 A JP 2000097069A
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intake
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internal combustion
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Yukio Kobayashi
幸男 小林
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アイドル運転が行われる機会の少ない内燃機関
にあっても、燃費を悪化させることなくスロットルバル
ブ等の吸気調整手段の制御に用いられる学習値の学習を
的確に行うことのできる内燃機関の吸気制御装置を提供
する。 【解決手段】ハイブリッド自動車が停車又は低速走行し
た状態でエンジン11が駆動されており、アクセル踏込
量が「0」に近い値で変動するとき、エンジン11の目
標出力トルクは一定ではなくアクセル踏込量に応じて変
動する。この状況でも、アクセル踏込量に応じて変動す
るエンジン11の実際の出力トルクが発電機18を駆動
制御するための制御電流の電流値に基づき求められる。
そのため、実際の出力トルクが目標出力トルクに近づく
ようにスロットルバルブ39を開度制御するための吸気
補正量を増減させることができるとともに、同吸気補正
量が所定範囲内の値になるように同開度制御のための学
習値を増減(学習)させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気制
御装置に係り、詳しくは内燃機関及び電動機といった二
種類の原動機を切り換えて走行するハイブリッド型車両
に採用して好適な内燃機関の吸気制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護の観点から自動車に搭載
された内燃機関からの排気の排出量を極力少なくするこ
とや、同機関の燃費を向上させることが望まれている。
こうした要求を満たすために、内燃機関と電動機といっ
た二種類の原動機を搭載し、走行状態に応じてそれら原
動機を切り換えるようにしたハイブリッド自動車が提案
されている。こうしたハイブリッド自動車としては、例
えば特開平6−48190号公報に記載されたものが知
られている。
【0003】同公報に記載されたハイブリッド自動車
は、高速走行時には高出力を必要とするため内燃機関に
よって走行し、低速走行時で且つ機関負荷が小さいとき
(エアコンディショナの非駆動時等)には高出力を必要
としないため電動機によって走行する。また、機関負荷
が大きいときには高出力を必要とするため、低速走行時
であっても内燃機関が停止されず、電動機と内燃機関と
の両方にって走行するようになる。こうしたハイブリッ
ド自動車では、電動機のみによる走行中に内燃機関が停
止されるため、通常の自動車に比べて同機関からの排気
の排出量が少なくなるとともに、同機関の燃費が向上す
るようになる。
【0004】ところで、内燃機関においては、その吸気
通路に同機関の吸入空気量を調整するためのスロットル
バルブが設けられている。このスロットルバルブは、自
動車のアクセルペダルの踏込量に基づき開度調節され
る。そして、スロットルバルブの開度調節に基づき同機
関の吸入空気量を調整することで、燃焼室内に充填され
る混合気の量を変化させて機関出力トルクを調整する。
こうした機関出力トルクの調整を適正に行うためには吸
入空気量を適正な値とする必要があるが、例えば吸気系
に目詰まり等が生じたりすると、その吸入空気量が適正
な値よりも少なくなり、必要な機関出力トルクが得られ
なくなってしまう。
【0005】そこで従来は、例えばスロットルバルブの
最小開度(基準開度)を、上記吸入空気量の適正値から
のずれ量の分だけ大きくするようにしている。このスロ
ットルバルブ開度の調整は、同バルブの開度制御に用い
られる吸気補正量及び学習値の増減によって行われる。
そして、上記のようにスロットルバルブの基準開度を調
整することで、機関出力トルクを調整するためにスロッ
トル開度を調節したとき、その開度調節に基づく吸入空
気量が適正な値とされて必要な機関出力トルクが得られ
るようになる。
【0006】上記スロットルバルブの基準開度の調整に
おいては、アクセル踏込量が「0」であって自動車の車
速が例えば3km/h以下という条件(アイドル状態)
のもとで、内燃機関における実際の機関回転数が予め定
められた目標回転数に近づくように、上記吸気補正量を
増減させることでスロットルバルブの開度を制御する。
なお、上記目標回転数はアイドル状態のときに必要とさ
れる機関出力トルクに対応した値であり、内燃機関にお
ける実際の機関回転数は実際の機関出力トルクに対応し
た値になる。
【0007】更に、上記機関回転数が目標回転数に十分
に近づいた状態で、上記吸気補正量が基準値(例えば
「0」)を含む所定範囲内の値となるように、スロット
ルバルブの開度制御に用いられる上記学習値を増減(学
習)させる。こうして学習された学習値に基づきスロッ
トルバルブの開度制御を行う場合、その学習値に応じて
スロットルバルブの基準開度が吸入空気量の適正値から
のずれ量の分だけ変化する。
【0008】なお、内燃機関がアイドル状態のときに、
機関回転数を目標回転数に近づけるべくスロットルバル
ブを開度調整するのは、アイドル状態のときには必要と
される機関出力トルクが一定であり、その必要とされる
機関出力トルクに対応する目標回転数を一定値とするこ
とができるためである。このように目標回転数を一定と
することで、その目標回転数に機関回転数を近づけるこ
とが容易になる。また、アイドル状態のときに上記必要
とされる機関出力トルクが一定となるのは、そのアイド
ル状態のときには変化が生じないアクセルペダルの踏込
量及び自動車の車速によって上記必要とされる機関出力
トルクが求められるためである。
【0009】例えば、上記のように吸気系の目詰まり等
に基づき吸入空気量が適正値よりも少なくなると、機関
出力トルクが低下して機関回転数が低くなり、アイドル
状態において機関回転数が目標回転数よりも低くなる。
この状態にあっても、上記学習制御を行うことで学習さ
れた学習値に基づきスロットルバルブ開度を制御する
と、スロットルバルブ基準開度が吸入空気量の適正値か
らのずれ量の分だけ開き側の値になる。
【0010】このようにスロットルバルブの基準開度を
調整することで、アイドル状態にあっては吸入空気量が
増加して実際の機関出力トルクが増加し、同トルクがア
イドル状態での必要とされる機関出力トルクに達すると
ともに、実際の機関回転数が目標回転数に達するように
なる。また、アイドル状態以外の状態にあっては、上記
スロットルバルブの基準開度の調整により、機関出力ト
ルクを変化させるべくスロットルバルブを開度調節した
とき、内燃機関の吸入空気量が適正な値になって必要な
機関出力トルクが得られるようになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したハイ
ブリッド自動車に搭載される内燃機関においては、通常
アイドル状態のときには運転が停止され、エアコンディ
ショナの駆動が要求されたとき等のみにアイドル状態で
の運転が行われる。そのため、ハイブリッド自動車の内
燃機関に上記スロットルバルブの基準開度調整を適用し
た場合には、エアコンディショナ駆動時など限られた状
況でしか上記学習制御が行われないため、上記学習値の
学習機会が少なくなる。
【0012】このように学習値の学習機会が少ないと、
スロットルバルブの基準開度が不適正になり、吸気系の
目詰まり等に起因して内燃機関の吸入空気量が適正な値
からずれても、その吸入空気量が上記学習値に基づくス
ロットル開度制御によって適正値に戻されることはな
い。そこで、上記学習値の学習のために強制的にアイド
ル運転を行うことも考えられるが、この場合には本来停
止すべきときに内燃機関を運転しなければならないため
に燃費が悪化してしまう。
【0013】なお、アイドル状態での吸入空気量を調整
する方法としては、上記のようにスロットルバルブの基
準開度を調整する以外にも、同バルブを迂回して内燃機
関の吸気通路に接続されるバイパス通路にアイドルスピ
ードコントロールバルブ(ISCV)を設け、そのIS
CVの開度を調節することも知られている。こうしたI
SCVの開度調整によってアイドル状態での吸入空気量
を調整する場合においても、上記と概ね共通した課題を
有する。
【0014】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、アイドル運転が行われる機
会の少ない内燃機関にあっても、燃費を悪化させること
なくスロットルバルブ等の吸気調整手段の制御に用いら
れる学習値の学習を的確に行うことのできる内燃機関の
吸気制御装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、内燃機関の出力トルクを
調整すべく同機関の吸入空気量を調整する吸気調整手段
と、内燃機関の運転状態に応じて変化する同機関の要求
出力トルクを機関運転状態に基づき算出する要求トルク
算出手段と、内燃機関における実際の出力トルクを検出
する実トルク検出手段と、内燃機関の吸入空気量を補正
するための吸気補正量及び学習値に基づき前記吸気調整
手段を制御する制御手段と、前記実トルク検出手段によ
って検出される実際の出力トルクが、前記要求トルク算
出手段によって算出される要求出力トルクに近づくよう
に前記吸気補正量を増減させる補正手段と、前記吸気補
正量が所定範囲内の値となるように前記学習値を増減さ
せる学習手段とを備えた。
【0016】内燃機関がアイドル状態でないときには、
同機関の要求出力トルクが一定ではなく機関運転状態に
応じて変化するようになる。同構成によれば、内燃機関
の実際の出力トルクが機関運転状態に応じて算出される
要求出力トルクに近づくように同機関の吸入空気量を調
整すべく吸気調整手段を制御するのに用いられる吸気補
正量が増減される。そして、実際の出力トルクが機関運
転状態に応じて変化する要求出力トルクに所定の値まで
近づいた状態で、吸気補正量が所定範囲内の値になるよ
うに吸気調整手段の制御に用いられる学習値を増減(学
習)させる。従って、内燃機関がアイドル状態でなくと
も吸気調整手段の制御に用いられる学習値の学習が行わ
れ、アイドル運転が行われる機会の少ない内燃機関にあ
っても学習値の学習が的確に行われるようになる。
【0017】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記実トルク検出手段は、内燃機関の出
力軸に連結された発電機の駆動状態に基づき内燃機関に
おける実際の出力トルクを検出するものとした。
【0018】内燃機関が搭載される車両には通常、同機
関の出力軸に連結される発電機が搭載されるが、同構成
によれば、その発電機の駆動状態に応じて内燃機関にお
ける実際の出力トルクが検出されるため、出力トルクを
検出するためのトルクセンサ等を設ける必要がなくな
る。
【0019】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、前記補正手段による前記吸気補正
量の増減は、内燃機関の運転状態が安定していることを
条件に行われるものとした。同構成によれば、内燃機関
の運転状態が安定しているときに補正手段による吸気補
正量の増減が行われるため、その増減に基づき速やかに
実際の出力トルクを要求出力トルクに近づけることがで
きるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をエンジン及び電動
機といった二種類の原動機によって走行するハイブリッ
ド自動車に適用した一実施形態を図1〜図7に従って説
明する。
【0021】図1は、ハイブリッド自動車の駆動系を示
す概略図である。同図に示されるように、ハイブリッド
自動車に搭載されるエンジン11は、その出力軸である
クランクシャフト12に同自動車内の冷房等を行うため
のエアコンディショナ22が連結されている。そして、
ハイブリッド自動車室内の冷房等を行う際には、エアコ
ンスイッチ22a(図1には図示せず)が操作される。
こうしてエアコンスイッチ22aが操作された状態にあ
っては、エンジン11が駆動されてクランクシャフト1
2が回転し、その回転によってエアコンディショナ22
が駆動され、ハイブリッド自動車室内の冷房等が行われ
るようになる。
【0022】また、エンジン11のクランクシャフト1
2は、動力分割機構13、変速機14、アクスルシャフ
ト15を介して車輪16に連結されている。そして、ク
ランクシャフト12の回転が動力分割機構13等によっ
て車輪16に伝達されることで、同車輪16が回転して
ハイブリッド自動車が走行するようになる。また、車輪
16の近傍には、その車輪16の回転に基づきハイブリ
ッド自動車の車速SPDを検出するための車速センサ1
7が設けられている。
【0023】一方、エンジン11のクランクシャフト1
2は、動力分割機構13を介して発電機18にも連結さ
れている。そして、クランクシャフト12の回転が動力
分割機構13を介して発電機18に伝達されると、その
発電機18によって発電が行われるようになる。また、
発電機18は、エンジン11のスタータモータとしての
機能を備えており、エンジン11の始動時にはクランク
シャフト12を強制的に回転させるようになっている。
【0024】上記発電機18は電力変換装置19に接続
され、電力変換装置19はバッテリ20及び電動機21
に接続されている。この電動機21は、上記変速機14
及びアクスルシャフト15を介して車輪16に連結され
ている。電動機21は発電機18やバッテリ20からの
給電によって駆動される。そして、電動機21の回転が
車輪16に伝達されて同車輪16が回転すると、ハイブ
リッド自動車が走行するようになる。従って、本実施形
態のハイブリッド自動車は、エンジン11と電動機21
といった二種類の原動機を搭載し、それらエンジン11
及び電動機21によって走行する。
【0025】ここで、ハイブリッド自動車における駆動
系の動作について、同自動車の走行状況毎にそれぞれ説
明する。 ・低速走行時 エンジン11が停止されるとともに、図1に矢印Aで示
すように、バッテリ20から電動機21へ給電が行われ
て同電動機21により車輪16が回転する。
【0026】・通常走行時 エンジン11が駆動されてクランクシャフト12が回転
し、その回転が図2に矢印Bで示すように動力分割機構
13等を介して直接車輪16に伝達される。また、クラ
ンクシャフト12の回転は、動力分割機構13を介して
発電機18にも伝達され、同発電機18にて発電が行わ
れる。そして、発電機18から電動機21への給電によ
り、電動機21が回転して同回転が車輪16に伝達され
る。この場合、クランクシャフト12の回転が、図2に
矢印Cで示すようにも車輪16に伝達されることとな
る。
【0027】・停車時 エンジン11が自動的に停止される。 ・エアコンディショナ22の駆動時、バッテリ20の充
電時、及びエンジン冷却水低温時 エンジン11が駆動され、その駆動に基づきエアコンデ
ィショナ22の駆動、エンジン冷却水温の上昇、及び発
電機18の発電に基づくバッテリ20の充電が行われ
る。なお、この場合には、ハイブリッド自動車が低速走
行や停車の状態にあっても、エンジン11が駆動される
ようになり、クランクシャフト12の回転が図3の矢印
Dで示すように発電機18に伝達されるようになる。
【0028】次に、上記エンジン11の詳細構造を図4
に基づき説明する。図4に示すように、エンジン11の
クランクシャフト12には、往復移動可能に設けられた
ピストン31がコネクティングロッド32を介して連結
されている。そして、ピストン31の往復移動は、その
コネクティングロッド32によってクランクシャフト1
2の回転へと変換される。このクランクシャフト12の
側方には、エンジン回転数NEを検出するために同シャ
フト12の回転に基づきパルス状の信号を出力するクラ
ンクポジションセンサ33が設けられている。また、エ
ンジン11には、同エンジン11の冷却水温を検出する
ための水温センサ34と、ピストン31の頭部に対応し
て位置する燃焼室35とが設けられている。この燃焼室
35には吸気通路36及び排気通路37が接続されてい
る。
【0029】吸気通路36内には、スロットル用モータ
38の駆動によって開閉動作するスロットルバルブ39
が設けられている。このスロットルバルブ39は、ハイ
ブリッド自動車の室内に設けられたアクセルペダル40
を踏込操作することによって開度調節される。即ち、ア
クセルペダル40が踏込操作されたときのアクセル踏込
量ACCPがアクセルポジションセンサ41によって検
出され、その検出されるアクセル踏込量ACCPに基づ
きスロットル用モータ38が駆動制御されてスロットル
バルブ39の開度調節が行われる。そして、スロットル
バルブ39の開度調節により、吸気通路36の空気流通
面積が変化し、燃焼室35へ吸入される空気の量が調整
される。そして、その吸入空気量を検出するために、吸
気通路36にはエアフローメータ42が設けられてい
る。
【0030】エンジン11には、燃料を噴射する燃料噴
射弁43と、燃焼室35内に充填された混合気に点火を
行う点火プラグ44とが取り付けられている。そして、
燃料噴射弁43からはエンジン11の吸入空気量に対応
した量の燃料が吸気通路36内に噴射され、その燃料と
空気とが混ざり合って混合気となる。混合気は燃焼室3
5内で点火プラグ44によって点火がなされて燃焼し、
その燃焼に伴い発生するエネルギーによってピストン3
1は往復移動する。また、燃焼後の混合気は、排気とし
て排気通路37に送り出される。従って、エンジン11
のスロットルバルブ39を開度調節して吸入空気量を調
整することで、燃焼室35内に充填される混合気の量が
変化してエンジン11の出力トルクが調整されるように
なる。
【0031】次に、本実施形態における吸気制御装置に
ついて説明する。この吸気制御装置は、エンジン11、
発電機18、電動機21及び電力変換装置19等の駆動
を制御するための電子制御ユニット(以下、「ECU」
という)92を備えている。ECU92には、車速セン
サ17、バッテリ20、エアコンスイッチ22a、発電
機18、電動機21、電力変換装置19、エアフローメ
ータ42、スロットル用モータ38、アクセルポジショ
ンセンサ41、水温センサ34、及びクランクポジショ
ンセンサ33等が接続されている。
【0032】ECU92は、ハイブリッド自動車の停車
時においてはエンジン11を停止させる。また、ECU
92は、ハイブリッド自動車の低速走行時において、エ
ンジン11を停止させるとともに、電動機21を駆動し
て図1に示すように同電動機21によってハイブリッド
自動車を走行させる。これはハイブリッド自動車の低速
走行時には、同自動車をエンジン11によって走行させ
るよりも、電動機21によって走行させた方が効率が良
いためである。
【0033】また、ECU92は、ハイブリッド自動車
の通常走行時において、エンジン11と電動機21との
両方を駆動し、図2に示すように、それら二つの原動機
によってハイブリッド自動車を走行させる。このとき、
ハイブリッド自動車を走行させるための動力は、エンジ
ン11及び電動機21によって分担して発生されること
となる。ECU92は、その動力の分担割合を最も効率
の良い値となるように調整する。こうした上記動力の分
担割合は、発電機18を駆動制御するための制御電流の
電流値を調整し、エンジン11の出力トルクTRに抗し
て発電機18にて発生するトルクTGを制御することに
よって調整される。
【0034】即ち、ECU92が発電機18にて発生す
るトルクTGを大きくすると、エンジン11の回転は、
発電機18側へ伝達されにくくなって直接車輪16側へ
多く伝達されるようになる。その結果、発電機18の発
電量が少なくなって電動機21が分担する動力が小さく
なるとともに、エンジン11が分担する動力が大きくな
る。これに対し、ECU92が発電機18にて発生する
トルクTGを小さくすると、エンジン11の回転は、発
電機18側へ伝達され易くなって直接車輪16側へ伝達
されることことが少なくなる。その結果、発電機18の
発電量が多くなって電動機21が分担する動力が大きく
なるとともに、エンジン11が分担する動力が小さくな
る。
【0035】上記のようにハイブリッド自動車は通常、
停車時や低速走行時にエンジン11が停止する。従っ
て、アクセル踏込量が「0」で且つ車速SPDが例えば
3km/hの状態、即ちアイドル状態においてはエンジ
ン11が駆動されることはない。しかし、エンジン11
の駆動が必要な状況のとき、例えばエアコンディショナ
22の駆動時、バッテリ20の充電時、及びエンジン冷
却水低温時には、ハイブリッド自動車の停車時や低速走
行時であってもエンジン11が駆動されるようになる。
【0036】即ち、ECU92は、エアコンスイッチ2
2aからの信号、バッテリ電圧、及び水温センサ34か
らの信号に基づき、エアコンディショナ22の駆動時、
バッテリ20の充電時、及びエンジン冷却水低温時であ
る旨判断すると、ハイブリッド自動車の停車時や低速走
行時であってもエンジン11を駆動する。
【0037】上記のようにハイブリッド自動車の停車時
及び低速走行時にエンジン11が駆動されるとき、EC
U92は、発電機18を制御するための制御電流値を調
整して同発電機18の発生するトルクTGを制御し、ア
クセル踏込量ACCPに関係なくエンジン回転数NEを
予め定められた所定値にする。アクセル踏込量ACCP
の変化に応じてエンジン11の吸入空気量が変化する
と、通常はエンジン11の出力トルクTRが変化するた
めにエンジン回転数NEも変化する。ECU92は、上
記制御電流値の調整によって発電機18にて生じるトル
クTGの大きさを調整し、そのトルク調整によってエン
ジン11の出力トルクTRの変化に基づくエンジン回転
数NEの変化を抑制する。
【0038】なお、エアコンディショナ22の駆動時、
バッテリ20の充電時、及びエンジン冷却水低温時に
は、低速走行時における本来は電動機21のみで走行す
るべきときに、エンジン11によっても走行のための動
力供給が行われることとなる。仮に、こうした状況のと
きにエンジン回転数NEが変化したとすると、ハイブリ
ッド自動車の走行状態を適正に維持すべく電動機21を
制御しても、そのエンジン回転数NEの変化に基づき走
行状態を適正に維持することができなくなる。しかし、
上記のようにエンジン回転数NEを一定値とすること
で、低速走行時にエンジン11が駆動されてもハイブリ
ッド自動車の走行状態を適正に維持し、同自動車のドラ
イバビリティ悪化を抑制することができるようになる。
【0039】次に、エンジン11の吸入空気量を制御す
る際に用いられる最終吸気量Qfinの算出手順について
図5を参照して説明する。図5は、最終吸気量Qfinを
算出するための最終吸気量算出ルーチンを示すフローチ
ャートである。この最終吸気量算出ルーチンは、ECU
92を通じて例えば所定時間毎の時間割り込みにて実行
される。
【0040】同ルーチンにおいて、ステップS101の
処理は、ハイブリッド自動車がスロットルバルブ39の
最小開度(基準開度)を調整可能な状態にあるか否か判
断するためのものである。このスロットルバルブ39の
基準開度調整は、エンジン11の吸気系に目詰まり等が
生じて吸入空気量が不適正な値なったとき、その吸入空
気量を適正な値に戻してエンジン11における必要な出
力トルクを得られるようにすべく行われる。
【0041】最終吸気量算出ルーチンにおいて、ステッ
プS102の処理は、ハイブリッド自動車の停車又は低
速走行時であって、アクセル踏込量ACCPが「0」、
若しくは「0」に近い値のとき、上記スロットルバルブ
39の基準開度調整のために大きさが調整される基準吸
気量QCALを算出するためのものである。また、ステ
ップS103の処理は、アクセル踏込量ACCPに基づ
く吸入空気量制御に用いられる最終吸気量Qfin を算出
するためのものである。
【0042】そして、ECU92は、上記算出される最
終吸気量Qfin に基づきスロットル用モータ38を制御
し、エアフローメータ42からの検出信号に基づき求め
られる実際の吸入空気量が上記最終吸気量Qfinと一致
するように、スロットルバルブ39の開度を調整する。
【0043】さて、ECU92は、ステップS101の
処理として、以下に示すスロットルバルブ39の基準開
度調整条件が全て成立しているか否かを判断する。 (1)車速SPDが10km/h以下であること。
【0044】(2)エンジン要求出力PEが所定値b
(例えば2kwに対応した値)以下であること。 (3)エンジン回転数NEの変化量ΔNEが400rp
m以下であること。
【0045】(4)エンジン要求出力PEの変化量ΔP
Eが所定値d(例えば0.2kwに対応した値)以下で
あること。 なお、上記の条件においてエンジン要求出力PEは、電
動機21を駆動するための発電機18の発電量に対応し
た値であって、アクセル踏込量ACCP及び車速SPD
から求められる。こうして求められるエンジン要求出力
PEは、アクセル踏込量ACCPが大きくなるほど大き
い値になる。
【0046】そして、ステップS101の処理におい
て、上記(1)〜(4)の各条件の内のいずれか一つで
も不成立ならば、NOと判断されてステップS103に
進む。ECU92は、ステップS103の処理として、
後述するステップS102の処理で算出される基準吸気
量QCALと、エンジン要求出力PEに対応した値にな
る要求吸気量Qreq とを加算したものを最終吸気量Qfi
n とする。その要求吸気量Qreq はエンジン要求出力P
Eに対応した値であることから、エンジン回転数NE及
びアクセル踏込量ACCPが大きくなるほど大きい値に
なる。こうして算出される最終吸気量Qfin に基づき、
スロットルバルブ39の開度が調節されてエンジン11
の出力トルクTRが調整される。上記のように最終吸気
量Qfin を算出した後、ECU92は、この最終吸気量
算出ルーチンを一旦終了する。
【0047】また、上記ステップS101の処理におい
て、上記(1)〜(4)の各条件が全て成立していれ
ば、YESと判断されて順次ステップS102,S10
3へと進む。こうして順次ステップS102,S103
へと進むのは、ハイブリッド自動車が停車又は低速走行
時であって、アクセル踏込量ACCPが「0」、若しく
は「0」に近い値のときである。そのため、この場合に
はステップS103の処理で用いられる要求吸気量Qre
q が「0」若しくは極めて「0」に近い値になり、その
ステップS103の処理で算出される最終吸気量Qfin
が基準吸気量QCALとほぼ等しく(「Qfin ≒QCA
L」)なる。
【0048】ECU92は、ステップS102の処理と
して、基準吸気量QCALを下記の式(1)に基づき算
出する。
【0049】
【数1】 QCAL=QGIDL+QADD+QPE+QGPE …(1) QGIDL :基本吸気量 QADD :その他の補正量 QPE :吸気補正量 QGPE :学習値 式(1)において、基本吸気量QGIDLは実験等によ
って予め定められた固定値である。その他の補正量QA
DDは、エアコンディショナ22のオン・オフやエンジ
ン11の冷却水温の高・低等に基づく補正量を合計した
ものであって、例えばエアコンディショナ22がオフで
且つ冷却水温が高いときには「0」になる。また、吸気
補正量QPEは、「0」を基準として増減することで、
エンジン11の実際の出力トルクTRを後述する目標出
力トルクTTに近づけるためのものである。更に、学習
値QGPEは、「0」を基準として増減することで上記
吸気補正量QPEを所定範囲内の値とするためのもので
ある。そして、その学習値QGPEの大きさに基づき、
アクセル踏込量ACCPが「0」のときのスロットルバ
ルブ39の開度、即ちスロットルバルブ39の最小開度
(基準開度)が決定されるようになる。
【0050】ところで、エンジン11においては、その
吸気系に目詰まり等が生じたりすると、吸入空気量が適
正な値よりも少なくなって必要な出力トルクが得られな
くなる。本実施形態では上記のような場合、スロットル
バルブ39の基準開度を上記吸入空気量の適正値からの
ずれ量の分だけ大きくする。こうしたスロットルバルブ
39の基準開度調整は、ハイブリッド自動車の停車又は
低速走行時であって、且つエンジン11が駆動されてお
り、更にアクセル踏込量ACCPが「0」若しくは
「0」に近い値のとき(「Qfin ≒QCAL」のとき)
に行われる。
【0051】即ち、エアコンディショナ22の駆動時、
バッテリ20の充電時、エンジン冷却水低温時など、ハ
イブリッド自動車の停車又は低速走行時であってエンジ
ン11が駆動され、アクセル踏込量ACCPが「0」若
しくは「0」に近い値のとき、エンジン11の目標出力
トルクTT及び実際の出力トルクTRが求められる。そ
の目標出力トルクTTは、現在必要とされているエンジ
ン11の出力トルク(要求出力トルク)のことであっ
て、アクセル踏込量ACCP等から求められるエンジン
要求出力PEに基づき算出される。
【0052】また、上記実際の出力トルクTRは、EC
U92が発電機18にて発生するトルクTGを制御する
ための制御電流値に基づき求められる。この制御電流値
に基づきエンジン11の実際の出力トルクTRを求める
ことができるのは、上記のようなエンジン11の駆動時
には発電機18にて発生するトルクTGで同エンジン1
1の出力トルクTRを抑制し、エンジン回転数NEを予
め定められた所定値に制御しているためである。従っ
て、本実施形態においては、アクセル踏込量ACCPが
「0」に近い値のときなど、実際の出力トルクTRが一
定にならないときにおいても、発電機18の発生するト
ルクTGを制御するための制御電流値に基づき同出力ト
ルクTRを求めることができる。
【0053】さて、上記吸気系の目詰まり等に基づく吸
入空気量の適正値からのずれが生じていない場合には、
目標出力トルクTTと実際の出力トルクTRとは同じ値
になり、トルク比TC(TR/TT)が「1」になる。
しかし、吸気系の目詰まり等が生じている場合には、吸
入空気量が適正値よりも小さくなって実際の出力トルク
TRが目標出力トルクTTよりも小さくなるため、上記
トルク比TC(TR/TT)が「1」よりも小さくな
る。ECU92は、実際の出力トルクTRが目標出力ト
ルクTTに近づいてトルク比TCが「1」に近づくよう
に、基準吸気量QCAL(≒Qfin )を調整すべく吸気
補正量QPEを増減(この場合は増加)させる。
【0054】アクセル踏込量ACCPが「0」に近い値
であって緩やかに変動しているときなどには、エンジン
要求出力PE及び目標出力トルクTTが一定にならな
い。しかし、こうした状況においても、本実施形態では
上記のように実際の出力トルクTRを求めることが可能
であるため、その出力トルクTRが目標出力トルクTT
に近づくように吸気補正量QPEを増減させることがで
きる。従って、アクセル踏込量ACCPが「0」であっ
て目標出力トルクTT及び実際の出力トルクTRが一定
となる状態でなくても、実際の出力トルクTRを目標出
力トルクTTに近づけるための吸気補正量QPEの増減
が行われ、その吸気補正量QPEの増減を行う機会が増
えるようになる。
【0055】また、ECU92は、実際の出力トルクT
Rを目標出力トルクTTに近づけてトルク比TCを
「1」に近づけた状態で、上記吸気補正量QPEが基準
値「0」を含む所定範囲内の値となるように学習値QG
PEを増減(この場合は増加)させる。上記吸気補正量
QPEの増減がアイドル状態でなくても行われることか
ら、こうした学習値QGPEの増減(学習)もアイドル
状態以外のときにも行われるようになり、同学習値QG
PEの学習機会が増えるようになる。その結果、学習値
QGPEの的確な学習が行われるようになる。
【0056】そして、上記のように学習値QGPEの学
習が行われることで、吸気系の目詰まり等に基づく吸入
空気量の適正値からのずれ量の分だけスロットルバルブ
39の基準開度が大きくなる。このようにスロットルバ
ルブ39の基準開度を調整することで、吸気系の目詰ま
り等が生じてもエンジン11の吸入空気量が適正値にな
り、必要な出力トルクが得られるようになる。
【0057】次に、上記吸気補正量QPEの算出手順に
ついて図6を参照して説明する。この図6は、吸気補正
量QPEを算出するための吸気補正量算出ルーチンを示
すフローチャートである。吸気補正量算出ルーチンは、
ECU92を通じて例えば所定時間毎の時間割り込みに
て実行される。
【0058】同ルーチンにおいて、ステップS202〜
S204の処理は上記トルク比TC(TR/TT)を算
出するためのものであって、ステップS205〜S21
0の処理はトルク比TCが所定値L1と所定値L2との
間の値となるように、吸気補正量QPEを増減させるた
めのものである。ここで、所定値L1は「1」よりも小
さい値であって、所定値L2は「1」よりも大きい値に
設定されている。従って、トルク比TCが所定値L1と
所定値L2との間の値にされることにより、そのトルク
比TCが十分に「1」に近づくようになる。
【0059】吸気補正量算出ルーチンにおいて、ECU
92は、ステップS201の処理として、以下に示す吸
気補正量算出条件が全て成立しているか否かを判断す
る。 (5)車速SPDが10km/h以下であること。
【0060】(6)エンジン要求出力PEが所定値b
(例えば2kwに対応した値)以下であること。 (7)エンジン回転数NEの変化量ΔNEが400rp
m以下であること。
【0061】(8)エンジン要求出力PEの変化量ΔP
Eが所定値d(例えば0.2kwに対応した値)以下で
あること。 なお、上記(5)〜(8)の各条件は、上述したスロッ
トルバルブ39の基準開度調整条件(1)〜(4)と同
じものである。
【0062】そして、ステップS201の処理におい
て、上記(5)〜(8)の各条件の内のいずれか一つで
も不成立ならば、NOと判断されてこの吸気補正量算出
ルーチンを一旦終了する。
【0063】また、ステップS201の処理において、
上記(5)〜(8)の各条件が全て成立しているなら
ば、YESと判断されてステップS202に進む。こう
してステップS202進むのは、ハイブリッド自動車が
停車又は低速走行時であって、且つエンジン11が安定
した状態で駆動されており、更にアクセル踏込量ACC
Pが「0」、若しくは「0」に近い値のときである。
【0064】ECU92は、ステップS202の処理と
して目標出力トルクTTを算出する。即ち、ECU92
は、アクセル踏込量ACCP及び車速SPDに基づきエ
ンジン要求出力PEを算出し、そのエンジン要求出力P
Eをエンジン回転数NEで除算した値に所定の換算係数
K1を乗算したものを目標出力トルクTTとする。その
後、ステップS203に進む。
【0065】ECU92は、ステップS203の処理と
して実際の出力トルクTRを算出する。即ち、ECU9
2は、発電機18を駆動制御するための制御電流の電流
値に基づき同発電機18にて発生するトルクTGを求
め、そのトルクTGに所定の換算係数K2を乗算しても
のをエンジン11における実際の出力トルクTRとす
る。その後、ステップS204に進む。ECU92は、
ステップS204の処理として、実際の出力トルクTR
から目標出力トルクTTを除算した値をトルク比TCと
する。その後、ステップS205に進む。
【0066】ECU92は、ステップS205の処理と
して、トルク比TCが所定値L1よりも小さいか否か判
断し、「TC<L1」であればステップS206に進
む。こうしてステップS206に進むのは、エンジン1
1の吸入空気量が適正値よりも少なくなることに基づ
き、実際の出力トルクTRが目標出力トルクTTよりも
小さくなってトルク比TCが「1」よりも小さくなると
きである。
【0067】ECU92は、続くステップS206の処
理として、現在の吸気補正量QPEに所定値QK1を加
算したものを新たな吸気補正量QPEとして設定する。
このステップS206の処理によって吸気補正量QPE
が増加するようになる。なお、吸気補正量QPEの増加
幅は上記所定値QK1の大きさによって決定されるが、
本実施形態の所定値QK1はトルク比TCを速やかに
「1」に近づけることができ、且つ急激に吸気補正量Q
PEが増加しない値に設定されている。続いてECU9
2は、ステップS207の処理として、上記吸気補正量
QPEを上限ガードした後、この吸気補正量算出ルーチ
ンを一旦終了する。
【0068】ステップS201でYESと判断されるよ
うなエンジン11の運転が安定した状態で、上記のよう
に吸気補正量QPEを増加させることにより、最終吸気
量算出ルーチン(図5)によって算出される最終吸気量
Qfin (≒基準吸気量QCAL)が大きくなる。その結
果、エンジン11の吸入空気量が大きくなって実際の出
力トルクTRが大きくなり、同トルクTRが増加して速
やかに目標出力トルクTTに近づくとともに、トルク比
TCが増加して「1」に近づくようになる。
【0069】一方、上記ステップS205の処理におい
て、「TC<L1」でなければNOと判断されてステッ
プS208に進む。ECU92は、ステップS208の
処理として、トルク比TCが所定値L2よりも大きいか
否か判断し、「L2<TC」であればステップS209
に進む。こうしてステップS209に進むのは、エンジ
ン11の吸入空気量が適正値よりも多くなることに基づ
き、実際の出力トルクTRが目標出力トルクTTよりも
大きくなってトルク比TCが「1」よりも大きくなると
きである。
【0070】ECU92は、ステップS209の処理と
して、現在の吸気補正量QPEから所定値QK2を減算
したものを新たな吸気補正量QPEとして設定する。こ
のステップS209の処理によって吸気補正量QPEが
減少するようになる。なお、吸気補正量QPEの減少幅
は上記所定値QK2によって決定されるが、本実施形態
の所定値QK2はトルク比TCを速やかに「1」に近づ
けることができ、且つ急激に吸気補正量QPEが減少し
ない値に設定されている。続いてECU92は、ステッ
プS210の処理として、上記吸気補正量QPEを下限
ガードした後、この吸気補正量算出ルーチンを一旦終了
する。
【0071】ステップS201でYESと判断されるよ
うなエンジン11の運転が安定した状態で、上記のよう
に吸気補正量QPEを減少させることにより、最終吸気
量算出ルーチン(図5)によって算出される最終吸気量
Qfin (≒基準吸気量QCAL)が大きくなる。その結
果、エンジン11の吸入空気量が小さくなって実際の出
力トルクTRが小さくなり、同トルクTRが減少して速
やかに目標出力トルクTTに近づくとともに、トルク比
TCが減少して「1」に近づくようになる。
【0072】一方、上記ステップS208の処理におい
て、「L2<TC」でなければNOと判断され、ECU
92は、この吸気補正量算出ルーチンを一旦終了する。
こうしてステップS208の処理でNOと判断されると
きには、実際の出力トルクTRが目標出力トルクTTに
十分近づき、トルク比TCが所定値L1と所定値L2の
間の値になって「1」に十分近づいた値になる。
【0073】次に、上記学習値QGPEの学習処理手順
について図7を参照して説明する。図7は、学習値QG
PEの増減(学習)を行うための学習処理ルーチンを示
すフローチャートである。この学習処理ルーチンは、E
CU92を通じて例えば所定時間毎の時間割り込みにて
実行される。
【0074】同ルーチンにおいて、ECU92は、ステ
ップS301処理として、以下に示す学習条件が全て成
立しているか否かを判断する。 (9)エンジン11の冷却水温が70℃以上であるこ
と。
【0075】(10)バッテリ電圧が11.5v以上で
あること。 (11)車速SPDが10km/h未満であること。 そして、ステップS301の処理において、上記(9)
〜(11)の各条件の内のいずれか一つでも不成立なら
ば、NOと判断されてこの学習処理ルーチンを一旦終了
する。
【0076】また、ステップS301の処理において、
上記(9)〜(11)の各条件が全て成立しているなら
ば、YESと判断されてステップS302に進む。ステ
ップS302以降の処理は、吸気補正量QPEが所定値
M2と所定値M1との間の値となるように、学習値QG
PEを「0」を基準として増減させるためのものであ
る。ここで、所定値M2は「0」よりも小さい値であっ
て、所定値M1は「0」よりも大きい値に設定されてい
る。そして、上記のようにステップS302に進むの
は、エンジン11の暖気が完了した状態でバッテリ20
が十分に充電されており、且つハイブリッド自動車が停
車又は低速走行しているときである。
【0077】ECU92は、ステップS302の処理と
して、吸気補正量QPEが所定値M1よりも大きいか否
か判断し、「M1<QPE」ならばステップS303に
進む。ECU92は、ステップS303の処理として、
現在の学習値QGPEに所定値QGK1を加算したもの
を新たな学習値QGPEとして設定する。このステップ
S303の処理によって、学習値QGPEが増加(学
習)されるようになる。なお、学習値QGPEの増加幅
は上記所定値QGK1の大きさによって決定されるが、
本実施形態の所定値QGK1は吸気補正量QPEを速や
かに所定値M2と所定値M1との間の値にすることがで
き、且つ急激に学習値QGPEが増加しない値に設定さ
れている。続いてECU92は、ステップS304の処
理として、上記学習値QGPEを上限ガードした後、こ
の学習処理ルーチンを一旦終了する。
【0078】上記のように学習値QGPEを増加させる
ことにより、最終吸気量Qfin (≒基準吸気量QCA
L)が一定であることを条件に吸気補正量算出ルーチン
(図6)によって算出される吸気補正量QPEが小さく
なる。その結果、吸気補正量QPEが所定値M2と所定
値M1との間の値に近づくようになる。
【0079】一方、上記ステップS305の処理におい
て、「M1<QPE」でなければNOと判断されてステ
ップS305に進む。ECU92は、ステップS305
の処理として、吸気補正量QPEが所定値M2よりも小
さいか否か判断し、「QPE<M2」であればステップ
S306に進む。ECU92は、ステップS306の処
理として、現在の学習値QGPEから所定値QGK2を
減算したものを新たな学習値QGPEとして設定する。
このステップS306の処理によって、学習値QGPE
が減少(学習)されるようになる。なお、学習値QGP
Eの減少幅は上記所定値QGK2の大きさによって決定
されるが、本実施形態の所定値QGK2は吸気補正量Q
PEを速やかに所定値M2と所定値M1との間の値にす
ることができ、且つ急激に学習値QGPEが減少しない
値に設定されている。続いてECU92は、ステップS
307の処理として、上記学習値QGPEを下限ガード
した後、この学習処理ルーチンを一旦終了する。
【0080】上記のように学習値QGPEを減少させる
ことにより、最終吸気量Qfin (≒基準吸気量QCA
L)が一定であることを条件に吸気補正量算出ルーチン
(図6)によって算出される吸気補正量QPEが大きく
なる。その結果、吸気補正量QPEが所定値M2と所定
値M1との間の値に近づくようになる。
【0081】一方、上記ステップS305の処理におい
て、「QPE<M2」であればNOと判断され、ECU
92は、この学習処理ルーチンを一旦終了する。こうし
てステップS305の処理でNOと判断されるときに
は、吸気補正量QPEが所定値M2と所定値M1との間
の値になる。
【0082】以上詳述した処理が行われる本実施形態に
よれば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)ハイブリッド自動車が停車又は低速走行した状態
でエンジン11が駆動されており、アクセル踏込量AC
CPが「0」でなくてアイドル状態でないとき、即ちア
クセル踏込量ACCPが「0」に近い値で変動すると
き、目標出力トルクTTは一定ではなくアクセル踏込量
ACCPに応じて変動するようになる。こうした状況で
も、本実施形態では、アクセル踏込量ACCPに応じて
変動する実際の出力トルクTRを検出することができ
る。そのため、その実際の出力トルクTRが目標出力ト
ルクTTに近づくように吸気補正量QPEを増減させる
ことができるとともに、同吸気補正量QPEが所定値M
2と所定値M1との間の値になるように学習値QGPE
を増減(学習)させることができる。従って、エンジン
11がアイドル状態(アクセル踏込量ACCPが
「0」)でなくとも、上記学習値QGPEの学習が行わ
れ、アイドル運転が行われる機会の少ないハイブリッド
自動車においても学習値QGPEの学習機会を増やして
的確に同学習を行うことができる。
【0083】(2)ハイブリッド自動車に搭載される発
電機18を駆動制御するための制御電流の電流値に基づ
きエンジン11における実際の出力トルクTRを検出す
るようにしたため、その出力トルクTRを検出するため
のトルクセンサ等を設ける必要がなくなる。
【0084】(3)吸気補正量算出ルーチンのステップ
S201(図6)の処理でYESと判断されるようなエ
ンジン11の運転状態が安定しているときに吸気補正量
QPEを増減させ、実際の出力トルクTRを目標出力ト
ルクTTに近づけるようにした。そのため、実際の出力
トルクTRを速やかに目標出力トルクTTに近づけるこ
とができるようになる。
【0085】なお、本実施形態は、例えば以下のように
変更することもできる。 ・発電機18を駆動制御するための制御電流の電流値に
基づきエンジン11の実際の出力トルクTRを求める代
わりに、発電機18の出力電流値に基づき同出力トルク
TRを求めてもよい。
【0086】・上記実際の出力トルクTRを検出する手
段としてトルクセンサ等を設けてもよい。 ・吸気補正量QPEの増減をエンジン11の運転状態が
安定しているときに行ったが、これを必ずしも行う必要
はない。
【0087】・本実施形態では、エンジン11の吸入空
気量を適正にするためにスロットルバルブ39の基準開
度を調整する場合について例示したが、本発明はこれに
限定されない。即ち、同バルブ39を迂回して吸気通路
36に接続されるバイパス通路と、同通路の空気流通面
積を調整するアイドルスピードコントロールバルブ(I
SCV)とを設け、そのISCVの開度を調節して吸入
空気量を適正にしてもよい。この場合、ISCVの最小
開度(基準開度)が調整されることとなる。
【0088】・本実施形態では、エンジン11における
吸気系の目詰まり等によって吸入空気量が適正値よりも
小さくなる場合について例示したが、例えばエンジン1
1の吸入空気量が吸気系の経年変化等によって適正値よ
りも大きくなることもある。この場合にも、本実施形態
の吸気制御装置によって吸入空気量を適正値へと調整す
ることができる。
【0089】次に、以上の実施形態から把握することが
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。 (1)請求項2記載の内燃機関の吸気制御装置におい
て、前記実トルク検出手段は、前記発電機の出力電流値
に基づき内燃機関における実際の出力トルクを検出する
内燃機関の吸気制御装置。
【0090】同構成によれば、内燃機関の出力軸に連結
される発電機の出力電流値に基づき同機関における実際
の出力トルクが検出されるため、その出力トルクを検出
するためのトルクセンサ等を設ける必要がなくなる。
【0091】(2)請求項2記載の内燃機関の吸気制御
装置において、前記内燃機関は原動機として電動機及び
内燃機関を併せ備えるハイブリッド車両に搭載されるも
のであって、前記発電機は機関回転数を所定値に維持す
るために所定制御電流に基づき内燃機関の出力トルクに
抗してトルクを発生するものであり、前記実トルク検出
手段は、前記発電機の発生トルクを制御するための制御
電流に基づき内燃機関における実際の出力トルクを検出
する内燃機関の負圧制御装置。
【0092】同構成によれば、内燃機関の出力軸に連結
される発電機の発生トルクを制御するための制御電流に
基づき同機関における実際の出力トルクが検出されるた
め、その出力トルクを検出するためのトルクセンサ等を
設ける必要がなくなる。
【0093】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、内燃機関
の実際の出力トルクが機関運転状態に応じて算出される
要求出力トルクに近づくように同機関の吸入空気量を調
整すべく吸気調整手段を制御するのに用いられる吸気補
正量が増減される。そして、実際の出力トルクが機関運
転状態に応じて変化する要求出力トルクに所定の値まで
近づいた状態で、吸気補正量が所定範囲内の値になるよ
うに吸気調整手段の制御に用いられる学習値を増減(学
習)させる。従って、内燃機関がアイドル状態でなくと
も吸気調整手段の制御に用いられる学習値の学習が行わ
れ、アイドル運転が行われる機会の少ない内燃機関にあ
っても学習値の学習を的確に行うことができる。
【0094】請求項2記載の発明によれば、内燃機関が
搭載される車両に設けられた発電機の駆動状態に応じて
同機関における実際の出力トルクが検出されるため、出
力トルクを検出するためのトルクセンサ等を設ける必要
がなくなる。
【0095】請求項3記載の発明によれば、内燃機関の
運転状態が安定しているときに補正手段による吸気補正
量の増減が行われるため、その増減に基づき速やかに実
際の出力トルクを要求出力トルクに近づけることができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の吸気制御装置が適用されたハイブ
リッド自動車の駆動系を示す概略図。
【図2】同ハイブリッド自動車の動力伝達状態を示す概
略図。
【図3】同ハイブリッド自動車の動力伝達状態を示す概
略図。
【図4】同ハイブリッド自動車に搭載されるエンジン及
びその吸気制御装置の電気的構成を示す全体図。
【図5】最終吸気量算出手順を示すフローチャート。
【図6】吸気補正量算出手順を示すフローチャート。
【図7】学習処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…エンジン、17…車速センサ、18…発電機、2
0…バッテリ、21…電動機、22a…エアコンスイッ
チ、33…クランクポジションセンサ、34…水温セン
サ、38…スロットル用モータ、39…スロットルバル
ブ、41アクセルポジションセンサ、42…エアフロー
メータ、92…電子制御ユニット(ECU)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/16 F02D 41/16 G 45/00 364 45/00 364A Fターム(参考) 3G065 AA00 AA11 CA00 DA04 EA02 EA03 FA07 FA13 GA09 GA10 GA11 GA17 GA37 GA41 GA46 KA35 3G084 AA00 BA03 BA05 BA06 CA02 CA03 CA07 DA02 EA11 EB00 FA03 FA05 FA10 FA20 FA34 3G093 AA04 AA07 AA16 BA19 CA03 CA04 DA00 DA01 DA05 DA06 DA14 DB05 DB06 DB19 DB20 DB25 EA03 EA09 EC02 FA00 FA11 FB05 3G301 HA00 HA01 JA02 KA05 KA07 KB00 LA03 LA04 LB02 LC03 NA08 ND25 NE19 PA11A PA11Z PA15A PA15Z PE02A PE02Z PE08Z PF01Z PF12Z PF13Z PG01Z 5H115 PA12 PG04 PI16 PI22 PI29 PI30 PU01 PU24 PU25 PU29 QA02 RE06 SE05 TB01 TE05 TE06 TE08 TO04 TO21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の出力トルクを調整すべく同機関
    の吸入空気量を調整する吸気調整手段と、 内燃機関の運転状態に応じて変化する同機関の要求出力
    トルクを機関運転状態に基づき算出する要求トルク算出
    手段と、 内燃機関における実際の出力トルクを検出する実トルク
    検出手段と、 内燃機関の吸入空気量を補正するための吸気補正量及び
    学習値に基づき前記吸気調整手段を制御する制御手段
    と、 前記実トルク検出手段によって検出される実際の出力ト
    ルクが、前記要求トルク算出手段によって算出される要
    求出力トルクに近づくように前記吸気補正量を増減させ
    る補正手段と、 前記吸気補正量が所定範囲内の値となるように前記学習
    値を増減させる学習手段と、 を備えることを特徴とする内燃機関の吸気制御装置。
  2. 【請求項2】前記実トルク検出手段は、内燃機関の出力
    軸に連結された発電機の駆動状態に基づき内燃機関にお
    ける実際の出力トルクを検出する請求項1記載の内燃機
    関の吸気制御装置。
  3. 【請求項3】前記補正手段による前記吸気補正量の増減
    は、内燃機関の運転状態が安定していることを条件に行
    われる請求項1又は2記載の内燃機関の吸気負圧制御装
    置。
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