JP3289091B2 - 高モノマー分を有するジ−第二アルコールのグリシジルエーテルの製造方法 - Google Patents
高モノマー分を有するジ−第二アルコールのグリシジルエーテルの製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高モノマー分を有するジ
−第二アルコールのグリシジルエーテルの製造方法に関
する。
−第二アルコールのグリシジルエーテルの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】アルカリ及び相間移動触媒の存在下でジ
−第二アルコールとエピクロロヒドリンからジ−第二ア
ルコールのジグリシジルエーテルを製造する方法は、米
国特許第4,284,574号明細書に開示されてい
る。その教示に従って製造されたジグリシジルエーテル
は、約60%ないし約75%のモノマー分を有する。約
80%ないし約90%のモノマー分を有するジグリシジ
ルエーテルが望ましい理由は、より高いエポキシ官能性
が、より良い熱特性(例えばより高いガラス転移温度、
より高い分解温度)及びより良い耐溶媒性を有する一層
高い架橋密度の熱硬化樹脂(cured thermosets)を導くか
らである。
−第二アルコールとエピクロロヒドリンからジ−第二ア
ルコールのジグリシジルエーテルを製造する方法は、米
国特許第4,284,574号明細書に開示されてい
る。その教示に従って製造されたジグリシジルエーテル
は、約60%ないし約75%のモノマー分を有する。約
80%ないし約90%のモノマー分を有するジグリシジ
ルエーテルが望ましい理由は、より高いエポキシ官能性
が、より良い熱特性(例えばより高いガラス転移温度、
より高い分解温度)及びより良い耐溶媒性を有する一層
高い架橋密度の熱硬化樹脂(cured thermosets)を導くか
らである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的は
80重量%ないし90重量%のモノマー分を有するジ−
第二アルコールのジグリシジルエーテルの製造方法を提
供することである。
80重量%ないし90重量%のモノマー分を有するジ−
第二アルコールのジグリシジルエーテルの製造方法を提
供することである。
【0004】本発明の更なる目的は、従来方法よりもモ
ノヒドロキシ不純分がもっと少ないジ−第二アルコール
のジグリシジルエーテルを製造する方法を提供すること
である。本発明の様々な他の目的及び利点は、以下のそ
の説明から明らかとなるであろう。
ノヒドロキシ不純分がもっと少ないジ−第二アルコール
のジグリシジルエーテルを製造する方法を提供すること
である。本発明の様々な他の目的及び利点は、以下のそ
の説明から明らかとなるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (a)ジ−第二アルコールとエピクロロヒドリンとを、
アルカリ及び相間移動触媒の存在下で反応させて60重
量%ないし75重量%のモノマー分を有するグリシジル
エーテルを生じさせること;そして (b)上記の60重量%ないし75重量%のモノマー分
を有するグリシジルエーテルとエピクロロヒドリンと
を、アルカリ及びベンジルトリメチルアンモニウムクロ
ライドの存在下で反応させて80重量%ないし90重量
%のモノマー分を有するジ−第二アルコールのグリシジ
ルエーテルを生じさせることからなる、80重量%ない
し90重量%のモノマー分を有するジ−第二アルコール
のグリシジルエーテルの製造方法に関する。
アルカリ及び相間移動触媒の存在下で反応させて60重
量%ないし75重量%のモノマー分を有するグリシジル
エーテルを生じさせること;そして (b)上記の60重量%ないし75重量%のモノマー分
を有するグリシジルエーテルとエピクロロヒドリンと
を、アルカリ及びベンジルトリメチルアンモニウムクロ
ライドの存在下で反応させて80重量%ないし90重量
%のモノマー分を有するジ−第二アルコールのグリシジ
ルエーテルを生じさせることからなる、80重量%ない
し90重量%のモノマー分を有するジ−第二アルコール
のグリシジルエーテルの製造方法に関する。
【0006】特に、本発明は (a)次式(II)
【化5】 〔式中、R及びR1は下記の意味を表わす〕 で表わされるジ−第二アルコールとエピクロロヒドリン
とを、アルカリ及び相間移動触媒の存在下で反応させて
60重量%ないし75重量%のモノマー分を有するグリ
シジルエーテルを生じさせる段階;そして (b)上記の60重量%ないし75重量%のモノマー分
を有するグリシジルエーテルとエピクロロヒドリンと
を、アルカリ及びベンジルトリメチルアンモニウムクロ
ライドの存在下で反応させて80重量%ないし90重量
%のモノマー分を有するジ−第二アルコールのグリシジ
ルエーテルを生じさせる段階からなる、次式(I)
とを、アルカリ及び相間移動触媒の存在下で反応させて
60重量%ないし75重量%のモノマー分を有するグリ
シジルエーテルを生じさせる段階;そして (b)上記の60重量%ないし75重量%のモノマー分
を有するグリシジルエーテルとエピクロロヒドリンと
を、アルカリ及びベンジルトリメチルアンモニウムクロ
ライドの存在下で反応させて80重量%ないし90重量
%のモノマー分を有するジ−第二アルコールのグリシジ
ルエーテルを生じさせる段階からなる、次式(I)
【化6】 〔式中、Rは (i)フェニレン基又はナフチレン基、又は (ii)炭素−炭素結合、エーテル酸素原子、硫黄原
子、スルホニル基、スルホキシド基、カルボニル基又は
炭素原子数1ないし5のアルキレン基の一つ又は二つに
より結合した2又は3個のフェニレン基からなる基を表
わし、各フェニレン基又は各ナフチレン基は、所望によ
りその単環又は多環(the ring or rin
gs)において1又は2個の各々炭素原子数1ないし4
のアルキル基で、又は1又は2個の塩素原子又は臭素原
子で置換されており、そして各R1は (iii)1ないし4個の塩素原子又は臭素原子で置換
されていてもよい直鎖状又は枝別れ状の炭素原子数1な
いし16のアルキル基、又は (iv)1ないし4個の塩素原子又は臭素原子で置換さ
れていてもよい直鎖状又は枝別れ状の炭素原子数2ない
し6のアルケニル基、又は (v)所望によりその単環又は多環において1又は2個
の塩素原子又は臭素原子で、又は1又は2個の各々炭素
原子数1ないし4の(全部で炭素原子数6ないし12
の)アルキル基で置換されたフェニル基又はナフチル
基、又は (vi)所望によりその単環又は多環において1又は2
個の塩素原子又は臭素原子で、又は1又は2個の各々炭
素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル
アルキル基又はナフチルアルキル基(該フェニルアルキ
ル基又はナフチルアルキル基は全部で7ないし12個の
炭素原子を有する)、又は (vii)炭素原子数3ないし6の単核シクロアルキル
基、又は (viii)炭素原子数4ないし10の単核シクロアル
キル基を表わす〕 で表わされる80重量%ないし90重量%のモノマー分
を有するジ−第二アルコールのグリシジルエーテルの製
造方法に関する。
子、スルホニル基、スルホキシド基、カルボニル基又は
炭素原子数1ないし5のアルキレン基の一つ又は二つに
より結合した2又は3個のフェニレン基からなる基を表
わし、各フェニレン基又は各ナフチレン基は、所望によ
りその単環又は多環(the ring or rin
gs)において1又は2個の各々炭素原子数1ないし4
のアルキル基で、又は1又は2個の塩素原子又は臭素原
子で置換されており、そして各R1は (iii)1ないし4個の塩素原子又は臭素原子で置換
されていてもよい直鎖状又は枝別れ状の炭素原子数1な
いし16のアルキル基、又は (iv)1ないし4個の塩素原子又は臭素原子で置換さ
れていてもよい直鎖状又は枝別れ状の炭素原子数2ない
し6のアルケニル基、又は (v)所望によりその単環又は多環において1又は2個
の塩素原子又は臭素原子で、又は1又は2個の各々炭素
原子数1ないし4の(全部で炭素原子数6ないし12
の)アルキル基で置換されたフェニル基又はナフチル
基、又は (vi)所望によりその単環又は多環において1又は2
個の塩素原子又は臭素原子で、又は1又は2個の各々炭
素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル
アルキル基又はナフチルアルキル基(該フェニルアルキ
ル基又はナフチルアルキル基は全部で7ないし12個の
炭素原子を有する)、又は (vii)炭素原子数3ないし6の単核シクロアルキル
基、又は (viii)炭素原子数4ないし10の単核シクロアル
キル基を表わす〕 で表わされる80重量%ないし90重量%のモノマー分
を有するジ−第二アルコールのグリシジルエーテルの製
造方法に関する。
【0007】好ましくは、基R1 は同一であって、各々
炭素原子数1ないし14のアルキル基、アリル基、シク
ロヘキシル基又はベンジル基を表わす。特に好ましいの
は、R1 が炭素原子数1ないし14のアルキル基である
アルコールである。
炭素原子数1ないし14のアルキル基、アリル基、シク
ロヘキシル基又はベンジル基を表わす。特に好ましいの
は、R1 が炭素原子数1ないし14のアルキル基である
アルコールである。
【0008】本発明に従って製造される他の好ましい化
合物は、Rがm−又はp−フェニレン基、或は炭素原子
数1ないし4のアルキレン基によりo--o’,o--p’
又はp--p’位で結合した2個のフェニレン環からなる
基を表わす化合物である。特に好ましい二価フェノール
のジグリシジルエーテルは、Rが次式
合物は、Rがm−又はp−フェニレン基、或は炭素原子
数1ないし4のアルキレン基によりo--o’,o--p’
又はp--p’位で結合した2個のフェニレン環からなる
基を表わす化合物である。特に好ましい二価フェノール
のジグリシジルエーテルは、Rが次式
【化7】 〔式中、R2 はメチレン基又はイソプロピリデン基を表
わす〕で表わされる化合物、及び各R1 が炭素原子数1
ないし12の、とりわけ炭素原子数1ないし6のアルキ
ル基を表わす化合物である。
わす〕で表わされる化合物、及び各R1 が炭素原子数1
ないし12の、とりわけ炭素原子数1ないし6のアルキ
ル基を表わす化合物である。
【0009】式(II)で表わされるジ−第二アルコールは
一般的に公知化合物であり(例えば西独特許出願公開第
2,838,841号明細書参照)、また下記のどのル
ートでも製造することができる:
一般的に公知化合物であり(例えば西独特許出願公開第
2,838,841号明細書参照)、また下記のどのル
ートでも製造することができる:
【0010】(i)次式(III)
【化8】 で表わされるモノグリシジルエーテル1.5ないし2.
5好ましくは1.8ないし2.2モルと次式(IV)
5好ましくは1.8ないし2.2モルと次式(IV)
【化9】 で表わされる二価フェノール1モルの反応〔各式中、R
及びR1は前記意味を表わす〕。該反応は、塩基性触媒
例えば第三アミン、第四アンモニウム塩基、アルカリ金
属水酸化物、又は第四アンモニウム塩例えばベンジルト
リメチルアンモニウムクロライドの存在下で、通常は溶
媒を用いずに反応剤を80ないし180℃に加熱するこ
とにより行なうことができる。
及びR1は前記意味を表わす〕。該反応は、塩基性触媒
例えば第三アミン、第四アンモニウム塩基、アルカリ金
属水酸化物、又は第四アンモニウム塩例えばベンジルト
リメチルアンモニウムクロライドの存在下で、通常は溶
媒を用いずに反応剤を80ないし180℃に加熱するこ
とにより行なうことができる。
【0011】(ii)次式(V)
【化10】 で表わされるアルコール少なくとも1モルと次式(VI)
【化11】 で表わされるに科フェノールのジグリシジルエーテル1
モルの反応〔各式中、R及びR1 は前記意味を表わ
す〕.該反応は、塩基性触媒例えば第三アミン、第四ア
ンモニウム塩基、アルカリ金属水酸化物、又は第四アン
モニウム塩の存在下で、通常は溶媒を用いずに反応剤を
80ないし180℃の範囲内の温度で加熱することによ
り行なうことができる。代わりに、該反応は、ルイス酸
触媒例えば三フッ化ホウ素錯体又は塩化第二錫の存在下
で行なってもよい。この方法で反応が行なわれた場合、
通常過剰の式XVで表わされるアルコールが用いられ、反
応は50℃と100℃の間で行なわれる。過剰のアルコ
ールはその後グリシジル化に先立って蒸留により除去さ
れる。
モルの反応〔各式中、R及びR1 は前記意味を表わ
す〕.該反応は、塩基性触媒例えば第三アミン、第四ア
ンモニウム塩基、アルカリ金属水酸化物、又は第四アン
モニウム塩の存在下で、通常は溶媒を用いずに反応剤を
80ないし180℃の範囲内の温度で加熱することによ
り行なうことができる。代わりに、該反応は、ルイス酸
触媒例えば三フッ化ホウ素錯体又は塩化第二錫の存在下
で行なってもよい。この方法で反応が行なわれた場合、
通常過剰の式XVで表わされるアルコールが用いられ、反
応は50℃と100℃の間で行なわれる。過剰のアルコ
ールはその後グリシジル化に先立って蒸留により除去さ
れる。
【0012】(iii) 別に製造したかその場で製造した式
(VI)で表わされる二価フェノールのアルカリ金属塩1モ
ルと次式(VII)
(VI)で表わされる二価フェノールのアルカリ金属塩1モ
ルと次式(VII)
【化12】 〔式中、R1 は前記の意味を表わす〕で表わされるクロ
ロヒドリン約2モルの反応.反応剤は通常、好ましくは
溶媒を加えることなく、50℃ないし150℃の温度で
加熱される。
ロヒドリン約2モルの反応.反応剤は通常、好ましくは
溶媒を加えることなく、50℃ないし150℃の温度で
加熱される。
【0013】ジ−第二アルコールはアルカリ及び相間移
動触媒の存在下でエピクロロヒドリンと反応させられ、
60ないし75重量%のモノマー分を有するグリシジル
エーテルを生じる。
動触媒の存在下でエピクロロヒドリンと反応させられ、
60ないし75重量%のモノマー分を有するグリシジル
エーテルを生じる。
【0014】好ましくは、式(II)で表わされるジ−
第二アルコールは、1.5ないし2.5モル、好ましく
は1.8ないし2.2モル、最も好ましくは2.0モル
のアルカリの存在下で及び相間移動触媒の存在下で、3
0ないし150℃、好ましくは40ないし100℃、そ
して最も好ましくは50ないし70℃の範囲内の温度
で、少なくとも2.5、好ましくは3ないし8モル当量
のエピクロロヒドリンと反応させられる。その反応は炭
化水素、エーテル又はケトンのような溶媒の存在下で行
なわれてもよいが、溶媒として過剰のエピクロロヒドリ
ンの使用が好ましい。
第二アルコールは、1.5ないし2.5モル、好ましく
は1.8ないし2.2モル、最も好ましくは2.0モル
のアルカリの存在下で及び相間移動触媒の存在下で、3
0ないし150℃、好ましくは40ないし100℃、そ
して最も好ましくは50ないし70℃の範囲内の温度
で、少なくとも2.5、好ましくは3ないし8モル当量
のエピクロロヒドリンと反応させられる。その反応は炭
化水素、エーテル又はケトンのような溶媒の存在下で行
なわれてもよいが、溶媒として過剰のエピクロロヒドリ
ンの使用が好ましい。
【0015】好適なアルカリには、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム及び水酸化カルシウムが含まれる。水酸
化ナトリウムが好ましい。
水酸化カリウム及び水酸化カルシウムが含まれる。水酸
化ナトリウムが好ましい。
【0016】好適な相間移動触媒には、メチルトリオク
チルアンモニウムクロライド、メチルトリデシルアンモ
ニウムクロライド又はテトラメチルアンモニウムクロラ
イドのようなテトラ−アルキルアンモニウムハライド、
又は第三アミン、又はベンジルトリメチルアンモニウム
のような第四アンモニウム塩基、又はベンジルトリメチ
ルアンモニウムクロライドのような第四アンモニウム塩
が含まれる。ベンジルトリメチルアンモニウムクロライ
ド及びテトラメチルアンモニウムクロライドが好まし
い。相間移動触媒は一般的に反応剤の全重量に基づいて
0.1ないし5重量%、好ましくは0.5ないし2重量
%、そして最も好ましくは0.8ないし1.2重量%の
量で使用される。
チルアンモニウムクロライド、メチルトリデシルアンモ
ニウムクロライド又はテトラメチルアンモニウムクロラ
イドのようなテトラ−アルキルアンモニウムハライド、
又は第三アミン、又はベンジルトリメチルアンモニウム
のような第四アンモニウム塩基、又はベンジルトリメチ
ルアンモニウムクロライドのような第四アンモニウム塩
が含まれる。ベンジルトリメチルアンモニウムクロライ
ド及びテトラメチルアンモニウムクロライドが好まし
い。相間移動触媒は一般的に反応剤の全重量に基づいて
0.1ないし5重量%、好ましくは0.5ないし2重量
%、そして最も好ましくは0.8ないし1.2重量%の
量で使用される。
【0017】好ましくは、水は共沸混合物としてエピク
ロロヒドリンと一緒に連続的に除去される。ジグリシジ
ルエーテル反応生成物は、生じた塩化ナトリウムを除去
するために水で洗浄することができ、そして所望により
過剰のエピクロロヒドリンを蒸留により除去することが
できる。
ロロヒドリンと一緒に連続的に除去される。ジグリシジ
ルエーテル反応生成物は、生じた塩化ナトリウムを除去
するために水で洗浄することができ、そして所望により
過剰のエピクロロヒドリンを蒸留により除去することが
できる。
【0018】得られた60ないし75重量%のモノマー
分を有するジグリシジルエーテルは次いでアルカリ及び
ベンジルトリメチルアンモニウムクロライドの存在下で
更にエピクロロヒドリンと反応させられ80ないし90
重量%のモノマー分を有するグリシジルエーテルを生じ
る。
分を有するジグリシジルエーテルは次いでアルカリ及び
ベンジルトリメチルアンモニウムクロライドの存在下で
更にエピクロロヒドリンと反応させられ80ないし90
重量%のモノマー分を有するグリシジルエーテルを生じ
る。
【0019】好ましくは、ジグリシジルエーテルは、
0.1ないし2.0モル、好ましくは0.5ないし1.
5モル、最も好ましくは1.0モルのアルカリの存在
下、そして反応剤の全重量に基づいて0.1ないし1.
0重量%のベンジルトリメチルアンモニウムクロライド
の存在下、30ないし150℃、好ましくは40ないし
100℃、そして最も好ましくは50ないし70℃の範
囲内の温度で、少なくとも0.2、そして好ましくは3
ないし8モル当量のエピクロロヒドリンと反応させられ
る。反応は炭化水素、エーテル又はケトンのような溶媒
の存在下で行なってよいが、溶媒としての過剰のエピク
ロロヒドリンの使用が好ましい。
0.1ないし2.0モル、好ましくは0.5ないし1.
5モル、最も好ましくは1.0モルのアルカリの存在
下、そして反応剤の全重量に基づいて0.1ないし1.
0重量%のベンジルトリメチルアンモニウムクロライド
の存在下、30ないし150℃、好ましくは40ないし
100℃、そして最も好ましくは50ないし70℃の範
囲内の温度で、少なくとも0.2、そして好ましくは3
ないし8モル当量のエピクロロヒドリンと反応させられ
る。反応は炭化水素、エーテル又はケトンのような溶媒
の存在下で行なってよいが、溶媒としての過剰のエピク
ロロヒドリンの使用が好ましい。
【0020】好適なアルカリには、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム及び水酸化カルシウムが含まれる。水酸
化ナトリウムが好ましい。
水酸化カリウム及び水酸化カルシウムが含まれる。水酸
化ナトリウムが好ましい。
【0021】ベンジルトリメチルアンモニウムクロライ
ドは好ましくは反応剤の全重量に基づいて0.1ないし
1.0重量%、そして最も好ましくは0.3ないし0.
5重量%の量で用いられる。
ドは好ましくは反応剤の全重量に基づいて0.1ないし
1.0重量%、そして最も好ましくは0.3ないし0.
5重量%の量で用いられる。
【0022】好ましくは、水は共沸混合物としてエピク
ロロヒドリンと一緒に連続的に除去される。ジグリシジ
ルエーテル反応生成物は、生じた塩化ナトリウムを除去
するために水で洗浄することができ、そして所望により
過剰のエピクロロヒドリンを蒸留により除去することが
できる。
ロロヒドリンと一緒に連続的に除去される。ジグリシジ
ルエーテル反応生成物は、生じた塩化ナトリウムを除去
するために水で洗浄することができ、そして所望により
過剰のエピクロロヒドリンを蒸留により除去することが
できる。
【0023】本発明は製造方法により製造される好まし
いジ−第二アルコールのジグリシジルエーテルには次の
特定の例が含まれる:2,2−ビス(p−(3−ブトキ
シ−2−グリシジルオキシプロピルオキシ)フェニル)
−プロパン;2,2−ビス(p−(3−メトキシ−2−
グリシジルオキシプロピルオキシ)フェニル)−プロパ
ン;2,2−ビス(p−(3−エトキシ−2−グリシジ
ルオキシプロピルオキシ)フェニル)−プロパン;2,
2−ビス(p−(3−ドデシルオキシ−2−グリシジル
オキシプロピルオキシ)フェニル)−プロパン;2,2
−ビス(p−(3−テトラデシルオキシ−2−グリシジ
ルオキシプロピルオキシ)フェニル)−プロパン;2,
2−ビス(p−(3−ベンジルオキシ−2−グリシジル
オキシプロピルオキシ)フェニル)−プロパン;ビス
(p−(3−ブトキシ−2−グリシジルオキシプロピル
オキシ)フェニル)メタン;1,3−ビス(3−フェノ
キシ−2−グリシジルオキシプロピルオキシ)ベンゼ
ン;ビス(p−(3−ブトキシ−2−グリシジルオキシ
プロピルオキシ)フェニル)スルホン;2,2−ビス
(p−(3−シクロヘキシルオキシ−2−グリシジルオ
キシプロピルオキシ)フェニル)プロパン;2,2−ビ
ス(4−(3−ブトキシ−2−グリシジルオキシプロピ
ルオキシ)−3,5−ジブロモフェニル)プロパン;
2,2−ビス(p−(3−アリルオキシ−2−グリシジ
ルオキシプロピルオキシ)フェニル)プロパン;2,2
−ビス(p−(3−ベンジルオキシ−2−グリシジルオ
キシプロピルオキシ)フェニル)プロパン;1,3−ビ
ス(2−グリシジルオキシ−3−フェノキシプロピルオ
キシ)ベンゼン;及び2,2−ビス(p−(3−フェノ
キシ−2−グリシジルオキシプロピルオキシ)フェニ
ル)プロパン。
いジ−第二アルコールのジグリシジルエーテルには次の
特定の例が含まれる:2,2−ビス(p−(3−ブトキ
シ−2−グリシジルオキシプロピルオキシ)フェニル)
−プロパン;2,2−ビス(p−(3−メトキシ−2−
グリシジルオキシプロピルオキシ)フェニル)−プロパ
ン;2,2−ビス(p−(3−エトキシ−2−グリシジ
ルオキシプロピルオキシ)フェニル)−プロパン;2,
2−ビス(p−(3−ドデシルオキシ−2−グリシジル
オキシプロピルオキシ)フェニル)−プロパン;2,2
−ビス(p−(3−テトラデシルオキシ−2−グリシジ
ルオキシプロピルオキシ)フェニル)−プロパン;2,
2−ビス(p−(3−ベンジルオキシ−2−グリシジル
オキシプロピルオキシ)フェニル)−プロパン;ビス
(p−(3−ブトキシ−2−グリシジルオキシプロピル
オキシ)フェニル)メタン;1,3−ビス(3−フェノ
キシ−2−グリシジルオキシプロピルオキシ)ベンゼ
ン;ビス(p−(3−ブトキシ−2−グリシジルオキシ
プロピルオキシ)フェニル)スルホン;2,2−ビス
(p−(3−シクロヘキシルオキシ−2−グリシジルオ
キシプロピルオキシ)フェニル)プロパン;2,2−ビ
ス(4−(3−ブトキシ−2−グリシジルオキシプロピ
ルオキシ)−3,5−ジブロモフェニル)プロパン;
2,2−ビス(p−(3−アリルオキシ−2−グリシジ
ルオキシプロピルオキシ)フェニル)プロパン;2,2
−ビス(p−(3−ベンジルオキシ−2−グリシジルオ
キシプロピルオキシ)フェニル)プロパン;1,3−ビ
ス(2−グリシジルオキシ−3−フェノキシプロピルオ
キシ)ベンゼン;及び2,2−ビス(p−(3−フェノ
キシ−2−グリシジルオキシプロピルオキシ)フェニ
ル)プロパン。
【0024】式Iで表わされるジグリシジルエーテルは
硬化性樹脂であり、特に注型に使用するのに適してい
る。式Iで表わされるジグリシジルエーテルに用途が見
出される好適な方法及び組成物は米国特許第4,28
4,574号明細書に示されているように当分野で公知
であり、該明細書はここに参照文献として組み入れられ
る。
硬化性樹脂であり、特に注型に使用するのに適してい
る。式Iで表わされるジグリシジルエーテルに用途が見
出される好適な方法及び組成物は米国特許第4,28
4,574号明細書に示されているように当分野で公知
であり、該明細書はここに参照文献として組み入れられ
る。
【0025】
【実施例】以下の実施例は本発明の特別の実施例を説明
するためのものであり、それらは本発明の範囲を何ら限
定するものではない。
するためのものであり、それらは本発明の範囲を何ら限
定するものではない。
【0026】実施例1 この実施例では、二段階プロセスを用いる本発明の典型
的なグリシジルエーテルの製造を示す。
的なグリシジルエーテルの製造を示す。
【0027】段階(a).2,2−ビス(p−(3−ブ
トキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル)−
プロパン(244g;1.0当量)、エピクロロヒドリ
ン(740g;8モル)及び50%水性テトラメチルア
ンモニウムクロライド(6.6g)を撹拌し、部分真空
(a partial vacuum)下で加熱して50
〜60℃での穏やかな還流に保つ。50%水酸化ナトリ
ウム水溶液(84g,1.05モル)を3時間にわたっ
て滴下して加え、共沸混合物としてエピクロロヒドリン
と共に連続的に水を除去する。混合物を冷却し、生じた
塩化ナトリウムを除去するために水で繰り返し洗浄す
る。過剰のエピクロロヒドリンを減圧下で蒸留により除
去すると2,2−ビス(p−(3−ブトキシ−2−グリ
シジルオキシプロピルオキシ)フェニル)プロパン(2
83g)が残り、それはエポキシ分2.86当量/kg
(理論値:3.32当量/kg)、モノマー分70重量
%(HPLC)を有していた。その25℃での粘度は1
050cpsである。
トキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル)−
プロパン(244g;1.0当量)、エピクロロヒドリ
ン(740g;8モル)及び50%水性テトラメチルア
ンモニウムクロライド(6.6g)を撹拌し、部分真空
(a partial vacuum)下で加熱して50
〜60℃での穏やかな還流に保つ。50%水酸化ナトリ
ウム水溶液(84g,1.05モル)を3時間にわたっ
て滴下して加え、共沸混合物としてエピクロロヒドリン
と共に連続的に水を除去する。混合物を冷却し、生じた
塩化ナトリウムを除去するために水で繰り返し洗浄す
る。過剰のエピクロロヒドリンを減圧下で蒸留により除
去すると2,2−ビス(p−(3−ブトキシ−2−グリ
シジルオキシプロピルオキシ)フェニル)プロパン(2
83g)が残り、それはエポキシ分2.86当量/kg
(理論値:3.32当量/kg)、モノマー分70重量
%(HPLC)を有していた。その25℃での粘度は1
050cpsである。
【0028】段階(b).2,2−ビス(p−(3−ブ
トキシ−2−グリシジルプロピルオキシ)フェニル)−
プロパン(610g;2当量)、エピクロロヒドリン
(1200g;13モル)及び50%水性ベンジルトリ
メチルアンモニウムクロライド(12g)を撹拌し、部
分真空下で加熱して50〜60℃での穏やかな還流に保
つ。50%水酸化ナトリウム水溶液(90g,1.1当
量)を3時間にわたって滴下して加え、共沸混合物とし
てエピクロロヒドリンと共に連続的に水を除去する。混
合物を冷却し、pH6〜7に中和し、生じた塩を除去す
るために水で繰り返し洗浄する。過剰のエピクロロヒド
リンを減圧下で蒸留により除去すると、エポキシ分3.
30当量/kg、モノマー分86.5重量%の2,2−
ビス(p−(3−ブトキシ−2−グリシジルオキシプロ
ピルオキシ)フェニル)プロパン(283g)が残る。
その25℃での粘度は1020cpsである。
トキシ−2−グリシジルプロピルオキシ)フェニル)−
プロパン(610g;2当量)、エピクロロヒドリン
(1200g;13モル)及び50%水性ベンジルトリ
メチルアンモニウムクロライド(12g)を撹拌し、部
分真空下で加熱して50〜60℃での穏やかな還流に保
つ。50%水酸化ナトリウム水溶液(90g,1.1当
量)を3時間にわたって滴下して加え、共沸混合物とし
てエピクロロヒドリンと共に連続的に水を除去する。混
合物を冷却し、pH6〜7に中和し、生じた塩を除去す
るために水で繰り返し洗浄する。過剰のエピクロロヒド
リンを減圧下で蒸留により除去すると、エポキシ分3.
30当量/kg、モノマー分86.5重量%の2,2−
ビス(p−(3−ブトキシ−2−グリシジルオキシプロ
ピルオキシ)フェニル)プロパン(283g)が残る。
その25℃での粘度は1020cpsである。
【0029】実施例2 この実施例では、連続プロセスを用いる本発明の典型的
なグリシジルエーテルの製造を示す。2,2−ビス(p
−(3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フ
ェニル)−プロパン(244g;1.0当量)、エピク
ロロヒドリン(740g;8モル)及び50%水性ベン
ジルトリメチルアンモニウムクロライド(7.0g)を
撹拌し、部分真空下で加熱して50〜60℃での穏やか
な還流に保つ。50%水酸化ナトリウム水溶液(84
g,1.05モル)を3時間にわたって滴下して加え、
共沸混合物としてエピクロロヒドリンと共に連続的に水
を除去する。混合物を冷却し、生じた塩化ナトリウムを
除去するために水300mlで二度洗浄する。その有機
溶液に50%水性ベンジルトリメチルアンモニウムクロ
ライド(2.8g)を加え、反応混合物を撹拌し、部分
真空下で加熱して50〜60℃での穏やかな還流に保
つ。50%水酸化ナトリウム水溶液(43g,0.53
当量)を3時間にわたって滴下して加え、共沸混合物と
してエピクロロヒドリンと共に連続的に水を除去する。
混合物を冷却し、pH6〜7に中和し、生じた塩を除去
するために水で繰り返し洗浄する。過剰のエピクロロヒ
ドリンを減圧下で蒸留により除去すると、エポキシ分
3.30当量/kg及びモノマー分85.5重量%(H
PLC)を有する2,2−ビス(p−(3−ブトキシ−
2−グリシジルオキシプロピルオキシ)フェニル)プロ
パン(280g)が残る。その25℃での粘度は101
7cpsである。
なグリシジルエーテルの製造を示す。2,2−ビス(p
−(3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フ
ェニル)−プロパン(244g;1.0当量)、エピク
ロロヒドリン(740g;8モル)及び50%水性ベン
ジルトリメチルアンモニウムクロライド(7.0g)を
撹拌し、部分真空下で加熱して50〜60℃での穏やか
な還流に保つ。50%水酸化ナトリウム水溶液(84
g,1.05モル)を3時間にわたって滴下して加え、
共沸混合物としてエピクロロヒドリンと共に連続的に水
を除去する。混合物を冷却し、生じた塩化ナトリウムを
除去するために水300mlで二度洗浄する。その有機
溶液に50%水性ベンジルトリメチルアンモニウムクロ
ライド(2.8g)を加え、反応混合物を撹拌し、部分
真空下で加熱して50〜60℃での穏やかな還流に保
つ。50%水酸化ナトリウム水溶液(43g,0.53
当量)を3時間にわたって滴下して加え、共沸混合物と
してエピクロロヒドリンと共に連続的に水を除去する。
混合物を冷却し、pH6〜7に中和し、生じた塩を除去
するために水で繰り返し洗浄する。過剰のエピクロロヒ
ドリンを減圧下で蒸留により除去すると、エポキシ分
3.30当量/kg及びモノマー分85.5重量%(H
PLC)を有する2,2−ビス(p−(3−ブトキシ−
2−グリシジルオキシプロピルオキシ)フェニル)プロ
パン(280g)が残る。その25℃での粘度は101
7cpsである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 59/04 C07D 303/24
Claims (20)
- 【請求項1】(a)次式(II) 【化1】 〔式中、R及びR1は下記の意味を表す〕 で表されるジ−第二アルコールとエピクロロヒドリンと
を、アルカリ及び相間移動触媒の存在下で反応させて6
0重量%ないし75重量%のモノマー分を有するグリシ
ジルエーテルを生じさせる段階;そして (b)上記の60重量%ないし75重量%のモノマー分
を有するグリシジルエーテルとエピクロロヒドリンと
を、アルカリ及びベンジルトリメチルアンモニウムクロ
ライドの存在下で反応させて80重量%ないし90重量
%のモノマー分を有するジ−第二アルコールのグリシジ
ルエーテルを生じさせる段階からなる、次式(I) 【化2】 〔式中、Rは (i)フェニレン基又はナフチレン基、又は (ii)炭素−炭素結合、エーテル酸素原子、硫黄原
子、スルホニル基、スルホキシド基、カルボニル基又は
炭素原子数1ないし5のアルキレン基の一つ又は二つに
より結合した2又は3個のフェニレン基からなる基を表
し、各フェニレン基又は各ナフチレン基は、所望により
その単環又は多環において1又は2個の各々炭素原子数
1ないし4のアルキル基で、又は1又は2個の塩素原子
又は臭素原子で置換されており、そして各R1は (iii)1ないし4個の塩素原子又は臭素原子で置換
されていてもよい直鎖状又は枝別れ状の炭素原子数1な
いし16のアルキル基、又は (iv)1ないし4個の塩素原子又は臭素原子で置換され
ていてもよい直鎖状又は枝別れ状の炭素原子数2ないし
6のアルケニル基、又は (v)所望によりその単環又は多環において1又は2個
の塩素原子又は臭素原子で、又は1又は2個の各々炭素
原子数1ないし4の(全部では炭素原子数6ないし12
の)アルキル基で置換されたフェニル基又はナフチル
基、又は (vi)所望によりその単環又は多環において1又は2
個の塩素原子又は臭素原子で、又は1又は2個の各々炭
素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル
アルキル基又はナフチルアルキル基(該フェニルアルキ
ル基又はナフチルアルキル基は全部で7ないし12個の
炭素原子を有する)、又は (vii)炭素原子数3ないし6の単核シクロアルキル
基、又は (viii)炭素原子数4ないし10の単核シクロアル
キルアルキル基を表す〕 で表される80重量%ないし90重量%のモノマー分を
有するジ−第二アルコールのグリシジルエーテルの製造
方法。 - 【請求項2】基R1が同一であって、各々炭素原子数1
ないし14のアルキル基、アリル基、シクロヘキシル基
又はベンジル基を表わす請求項1記載の方法。 - 【請求項3】R1が炭素原子数1ないし14のアルキル
基を表わす請求項1記載の方法。 - 【請求項4】Rがm−又はp−フェニレン基、或は炭素
原子数1ないし4のアルキレン基によりo――o’,o
――p’又はp――p’位で結合した2個のフェニレン
環からなる基を表わす請求項1記載の方法。 - 【請求項5】Rが次式 【化3】 〔式中、R2はメチレン基又はイソプロピリデン基を表
わす〕 で表わされる基を表わし、各R1が炭素原子数1ないし
12のアルキル基を表わす請求項1記載の方法。 - 【請求項6】Rが次式 【化4】 〔式中、R2はメチレン基又はイソプロピリデン基を表
わす〕 で表わされる基を表わし、各R1が炭素原子数1ないし
6のアルキル基を表わす請求項1記載の方法。 - 【請求項7】上記ジ−第二アルコールを少なくとも2.
5モル当量のエピクロロヒドリンと反応させる請求項1
記載の方法。 - 【請求項8】上記ジ−第二アルコールを少なくとも3な
いし8モル当量のエピクロロヒドリンと反応させる請求
項1記載の方法。 - 【請求項9】ジ−第二アルコールの反応が2.0ないし
2.5モルのアルカリの存在下で行われる請求項1記載
の方法。 - 【請求項10】段階(a)が30ないし150℃の範囲
内の温度で行われる請求項1記載の方法。 - 【請求項11】上記アルカリが水酸化ナトリウムである
請求項9記載の方法。 - 【請求項12】段階(a)における相間移動触媒がメチ
ルトリオクチルアンモニウムクロライド、メチルトリデ
シルアンモニウムクロライド、テトラメチルアンモニウ
ムクロライド及びベンジルトリメチルアンモニウムクロ
ライドよりなる群から選択される請求項1記載の方法。 - 【請求項13】上記相間移動触媒が反応剤の全重量に基
づいて0.1ないし1重量%の量で存在する請求項1記
載の方法。 - 【請求項14】上記ジグリシジルエーテルを少なくとも
0.2モル当量のエピクロロヒドリンと反応させる請求
項1記載の方法。 - 【請求項15】上記ジグリシジルエーテルを3ないし8
モル当量のエピクロロヒドリンと反応させる請求項1記
載の方法。 - 【請求項16】ジグリシジルエーテルの反応が1.5な
いし2.5モルのアルカリの存在下で行なわれる請求項
1記載の方法。 - 【請求項17】段階(b)が30ないし150℃の範囲
内の温度で行なわれる請求項1記載の方法。 - 【請求項18】上記アルカリが水酸化ナトリウムである
請求項16記載の方法。 - 【請求項19】段階(b)が反応剤の全重量に基づいて
0.1ないし1.0重量%のベンジルトリメチルアンモ
ニウムクロライドの存在下で行なわれる請求項1記載の
方法。 - 【請求項20】段階(b)が反応剤の全重量に基づいて
0.3ないし0.5重量%のベンジルトリメチルアンモ
ニウムクロライドの存在下で行なわれる請求項1記載の
方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US738,072 | 1991-07-30 | ||
US07/738,072 US5128491A (en) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | Process for the preparation of glycidyl ethers of di-secondary alcohols with high monomer content |
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JPH05239181A JPH05239181A (ja) | 1993-09-17 |
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GB9200566D0 (en) * | 1992-01-11 | 1992-03-11 | Ciba Geigy | Compounds |
TW289763B (ja) * | 1992-11-11 | 1996-11-01 | Ciba Geigy Ag | |
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WO2012050688A2 (en) | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Dow Global Technologies Llc | Epoxy resin adducts and thermosets thereof |
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WO2012044455A1 (en) | 2010-09-30 | 2012-04-05 | Dow Global Technologies Llc | Coating compositions |
CN103781813B (zh) | 2011-07-01 | 2016-09-14 | 蓝立方知识产权有限责任公司 | 混杂的环氧树脂加合物 |
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---|---|---|---|---|
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US3129232A (en) * | 1961-08-08 | 1964-04-14 | Shell Oil Co | Process for condensing epoxyalkyl halides with hydroxyl group-containing compounds |
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JPS58198476A (ja) * | 1982-05-14 | 1983-11-18 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | ポリグリシジル誘導体の製造方法 |
AU571499B2 (en) * | 1983-04-01 | 1988-04-21 | Dow Chemical Company, The | Preparing epoxy resins |
US5128491A (en) * | 1991-07-30 | 1992-07-07 | Ciba-Geigy Corporation | Process for the preparation of glycidyl ethers of di-secondary alcohols with high monomer content |
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