JP3288991B2 - サドル - Google Patents

サドル

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JP3288991B2
JP3288991B2 JP21400199A JP21400199A JP3288991B2 JP 3288991 B2 JP3288991 B2 JP 3288991B2 JP 21400199 A JP21400199 A JP 21400199A JP 21400199 A JP21400199 A JP 21400199A JP 3288991 B2 JP3288991 B2 JP 3288991B2
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謙二 山中
克明 田中
達哉 藤原
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住友金属建材株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属屋根を支持す
る際に用いられるサドルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、図17に示すように、金属屋根
Y、例えば、折板型屋根は、略ハット状に折曲形成され
たタイトフレームFを屋根流れ方向に設定間隔をおい
て、かつ、屋根流れ方向に直交する方向に折板屋根材S
の幅に相当する間隔をおいてそれぞれ固定するととも
に、タイトフレームFの頂部f1に吊子Tをボルト止め
し、隣接する折板屋根材Sの各山状端縁部を吊子Tの頭
部にはぜ継ぎすることによって形成されている。
【0003】このような金属屋根Yは、屋根材Sが外気
温、太陽輻射熱、風雨などの外的熱要因により伸縮する
のを避けることはできない。しかしながら、前述したよ
うに、屋根材Sを吊子Tにはぜ継ぎした場合、熱要因に
よる伸縮を吸収することができないことから、屋根材S
が熱膨張や収縮したときに波状に変形し、バックリング
と称する音を発生させるものである。この傾向は、特に
大形金属屋根において顕著である。
【0004】そこで、実開昭61−108421号公報
に記載されるように、両側に溝状案内部を形成した固定
取付板を構造材に固定する一方、固定取付板の溝状案内
部に可動受け金具本体の底辺部を摺動自在に遊嵌し、可
動受け金具本体の頂部に折板屋根材の偏平状頂部をボル
ト止めすることにより、外的熱要因による屋根材の伸縮
を吸収できるようにした屋根が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た屋根においては、可動受け金具本体の底辺部の狭い面
積に屋根材の大きな荷重がかかることから、屋根材が伸
縮することによって屋根材と一体に固定された可動受け
金具本体が固定取付板に対して摺動しようとした場合、
大きな摩擦力が発生することになる。このため、屋根材
が伸縮したとしても可動受け金具本体は直ちに摺動する
ことができない。この結果、屋根材の伸縮量が小さい間
は熱応力として屋根材に蓄積され、伸縮量が一定の限界
を越えて熱応力として蓄積できなくなったときにはじめ
て可動受け金具本体が摺動し、その際に爆烈音と称され
る音が発生する欠点がある。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、タイトフレームに簡単に固定することがで
き、屋根材を連結する吊子を摺動自在に支持して外的熱
要因による屋根材の伸縮を吸収することのできるサドル
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のサドルは、屋根
材を連結する吊子を支持するのに用いられるサドルであ
って、屋根流れ方向の軒側および棟側に二分割された前
サドルおよび後サドルからなり、それら前サドルおよび
後サドルは、吊子を摺動自在に支持する案内溝が上部に
設けられているとともに、屋根流れ方向の対応する位置
にボルト穴が貫通して形成され、かつ、それらの接合面
の屋根流れ方向の対応する位置にタイトフレームの頂部
を嵌入可能な嵌入溝が形成されてなり、これら前サドル
および後サドルがタイトフレームの頂部の軒側および棟
側に嵌め込まれて一体に締結されるように構成されてい
ることによって特徴づけられる。
【0008】この発明によれば、前サドルおよび後サド
ルの嵌入溝をタイトフレームの頂部に嵌め込んでボルト
で締結すれば、サドルが形成されてタイトフレームに簡
単に固定することができる。そして、サドルに吊子を挿
入し、吊子の頭部に屋根材をはぜ継ぎすることによって
屋根を葺くことができる。この結果、屋根材が外的熱要
因によって伸縮したときは、屋根材をはぜ継ぎしている
吊子が、サドルの案内溝に沿って屋根流れ方向に滑らか
に摺動変位するので、屋根材に発生した伸縮を確実に吸
収することができ、バックリングや爆裂音の発生を防止
することができる。
【0009】なお、この発明において、前サドルおよび
後サドルは、上記したボルト穴および嵌入溝を有し、上
面に開口する下広がりの同一の溝部が屋根流れ方向の対
応する位置に形成されたサドル半体と、サドル半体の溝
部の内面に沿って取り付けられ、吊子を摺動自在に支持
する案内溝が形成された同一のガイド部材半体とから構
成されていてもよいし、合成樹脂または金属等の一体成
形品であってもよい。
【0010】本発明のサドルは、屋根材を連結する吊子
を支持するのに用いられるサドルであって、吊子を摺動
自在に支持する案内溝が上部に設けられているととも
に、底面にタイトフレームの頂部に対応する位置決め用
凹部が形成され、その側面に切欠部によって座が形成さ
れ、かつ、その座に上下に貫通するボルト穴が形成され
てなり、当該サドルがタイトフレームの頂部に載置され
て締結されるように構成されていることによって特徴づ
けられる。
【0011】この発明によれば、サドルをタイトフレー
ムの頂部に載置すれば、位置決め用凹部によって屋根流
れ方向が位置決めされ、ドリルねじやボルトナットを介
して簡単に固定することができる。そして、サドルに吊
子を挿入し、吊子の頭部に屋根材をはぜ継ぎすることに
よって屋根を葺くことができる。この結果、屋根材が外
的熱要因によって伸縮したときは、屋根材をはぜ継ぎし
ている吊子が、サドルの案内溝に沿って屋根流れ方向に
滑らかに摺動変位するので、屋根材に発生した伸縮を確
実に吸収することができ、バックリングや爆裂音の発生
を防止することができる。
【0012】なお、この発明のサドルは、上記した位置
決め用凹部および側面の座とボルト穴を有し、上面に開
口する下広がりの溝部が屋根流れ方向に形成されたサド
ル本体と、サドル本体の溝部内面に沿って取り付けら
れ、吊子を摺動自在に支持する案内溝が形成されたガイ
ド部材とから構成されていてもよいし、合成樹脂または
金属等の一体成形品であってもよい。
【0013】本発明のサドルは、屋根材を連結する吊子
を支持するのに用いられるサドルであって、吊子を摺動
自在に支持する案内溝が上部に設けられているととも
に、屋根の流れ方向に直交する方向にボルト穴が貫通し
て形成されてなり、当該サドルがタイトフレームの凹状
の頂部に載置され、タイトフレームの凹状の頂部に形成
された下穴およびその傾斜部に形成された挿入穴を通し
てタイトフレームの凹状の頂部に締結されるように構成
されていることによって特徴づけられる。
【0014】この発明によれば、サドルをタイトフレー
ムの凹状の頂部に載置し、タイトフレームの傾斜部に形
成された挿入穴から、凹状の頂部の側壁部に形成された
下穴を通してサドル本体のボルト穴にドリルねじをねじ
込むことによって簡単に固定することができる。そし
て、サドルに吊子を挿入し、吊子の頭部に屋根材をはぜ
継ぎすることによって屋根を葺くことができる。この結
果、屋根材が外的熱要因によって伸縮したときは、屋根
材をはぜ継ぎしている吊子が、サドルの案内溝に沿って
屋根流れ方向に滑らかに摺動変位するので、屋根材に発
生した伸縮を確実に吸収することができ、バックリング
や爆裂音の発生を防止することができる。
【0015】なお、この発明のサドルは、上記したボル
ト穴を有し、上面に開口する下広がりの溝部が屋根流れ
方向に形成されたサドル本体と、サドル本体の溝部内面
に沿って取り付けられ、吊子を摺動自在に支持する案内
溝が形成されたガイド部材とから構成されていてもよい
し、合成樹脂または金属等の一体成形品であってもよ
い。
【0016】本発明のサドルは、屋根材を連結する吊子
を支持するのに用いられるサドルであって、吊子を摺動
自在に支持する案内溝が上部に設けられているととも
に、底面にタイトフレームの上部に対応する形状の位置
決め用凹部が形成され、かつ、その位置決め用凹部を挟
んだ両側の所定位置に、屋根流れ方向に沿って延び中心
が互いに一致するボルト穴が貫通して形成されてなり、
当該サドルがタイトフレームの上部に載置され、ボルト
穴に通したボルトによってタイトフレームに対して固定
されるように構成されていることによって特徴づけられ
る。
【0017】この発明によれば、サドルをタイトフレー
ムの上部に載置することで、位置決め用凹部によって屋
根流れ方向の位置が固定され、さらにボルト穴にボルト
を通してナット止めすることで、そのボルトと位置決め
用凹部との間にタイトフレームの上部が挟み込まれて、
サドルの上下方向の位置が固定される。このように、タ
イトフレームへのサドルの載置と、ボルト・ナットの締
結を行うだけで、サドルをタイトフレームに簡単に固定
することができる。
【0018】なお、この発明のサドルは、上記した位置
決め用凹部およびボルト穴を有し、上面に開口する下広
がりの溝部が屋根流れ方向に形成されたサドル本体と、
サドル本体の溝部内面に沿って取り付けられ、吊子を摺
動自在に支持する案内溝が形成されたガイド部材とから
構成されていてもよいし、合成樹脂または金属等の一体
成形品であってもよい。
【0019】なお、本発明のサドルに用いるガイド部材
半体あるいはガイド部材は、高い摺動性を有する高潤滑
材料、例えば、ポリオレフィン、ポリアセタール、フッ
素樹脂、ポリアミド、ポリエステルなどで形成されるこ
とが好ましく、また、これらに代わる材料としては、A
BS樹脂、ポリカーボネート、フェノール樹脂などを利
用することもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】図1には、本発明のサドル1の一実施形態
が示されている。このサドル1は、屋根流れ方向の軒側
および棟側に二分割された前サドル11および後サドル
12からなり、前サドル11および後サドル12は、上
面に開口する逆T字状の溝部21a,22aが屋根流れ
方向の対応する位置に形成されたサドル半体21,22
と、サドル半体21,22の逆T字状の溝部21a,2
2aの内面に沿って取り付けられた断面中抜きされた略
逆T字状のガイド部材半体31,32と、から構成され
ている。
【0022】サドル半体21,22は、合成樹脂、例え
ば、ABS樹脂によって形成され、その溝部21a,2
2aは、同一の大きさに形成されるとともに、屋根流れ
方向において同一位置に形成されており、それぞれ上面
が屋根流れ方向に開口されることによって近接対向面2
11,221を有している。
【0023】また、サドル半体21,22には、それぞ
れ同一径の2本のボルト穴21b,22bが屋根流れ方
向において同一位置に貫通して形成されている。また、
サドル半体21,22の接合面には、タイトフレームF
の頂部f1の軒側半部および棟側半部をそれぞれ嵌入す
ることのできる嵌入溝21c,22cがそれぞれ形成さ
れている他、一方の接合面には凸部22dが形成され、
他方の接合面には、前述した凸部22dに対応する位置
に該凸部22dを嵌入可能な凹部(図示せず)が形成さ
れている。
【0024】ガイド部材半体31,32は、高い摺動性
を有する高潤滑材料、例えば、ポリオレフィン樹脂によ
って同一の大きさに形成されている。そして、ガイド部
材半体31,32は、断面中抜きされた略逆T字状に形
成されて上面が屋根流れ方向に開口されることにより、
それぞれ近接対向面311,321を有する断面略逆T
字状の案内溝31a,32aが形成されるものである。
これらの近接対向面311,321は、前述した前サド
ル半体21および後サドル半体22の近接対向面21
1,221にそれぞれ密着している。
【0025】したがって、サドル半体21,22の溝部
21a,22aにガイド部材半体31,32を嵌め込ん
で取り付けることにより、前サドル11および後サドル
12を形成することができる。そして、前サドル11の
サドル半体21の嵌入溝21cをタイトフレームFの頂
部f1の軒側半部に嵌め込むとともに、後サドル12の
サドル半体22の嵌入溝22cをタイトフレームFの頂
部f1の棟側半部に嵌め込み、さらに、それらの接合面
に形成された凸部22dを図示しない凹部に嵌入すれ
ば、前サドル11および後サドル12を接合することが
でき、この状態で、前サドル11と後サドル12の各ボ
ルト穴21b,22bにそれぞれボルトBを挿通し、ワ
ッシャWを介してナットN(図3参照)を螺合すること
により、前サドル11と後サドル12を一体に締結して
サドル1を形成することができる。この際、前サドル1
1のガイド部材半体31および後サドル12のガイド部
材半体32は、案内溝31a,32aが連続するもので
ある。
【0026】このようなサドル1を構成するガイド部材
半体31,32の連続する案内溝31a,32aに吊子
Tの逆T字状下半部を嵌挿した場合、吊子Tは、サドル
半体21,22の近接対向面211,221に接触する
ことなくガイド部材半体31,32に支持されて滑らか
に摺動することができる。
【0027】次に、このように構成したサドル1を利用
して折板屋根材Sによる屋根を葺く場合を説明する。
【0028】この折板屋根材Sは、屋根流れ方向に直交
する方向の各端縁に断面台形の山部sが形成されたもの
であり、これらの端縁間の幅に比較して屋根流れ方向の
長さが大きく、例えば、棟と軒との間隔に相当する長さ
を有している。
【0029】まず、屋根下地材Uの屋根流れ方向に直交
する方向に折板屋根材Sの幅に相当する間隔をおいて屋
根流れ方向に基準線を引き、各基準線毎にタイトフレー
ムFを屋根流れ方向に設定間隔をおいて順次固定する。
また、サドル半体21,22の溝部21a,22aに
は、それぞれガイド部材半体31,32がそれぞれ嵌め
込まれて取り付けられ、前サドル11および後サドル1
2が形成されている。
【0030】タイトフレームFが固定されたならば、そ
の頂部f1にサドル1を固定する。すなわち、それぞれ
前サドル11および後サドル12をそれぞれ把持し、そ
れらのサドル半体21,22の嵌入溝21c,22cを
タイトフレームFの頂部f1の軒側半部およびその棟側
半部にそれぞれ嵌入する。次いで、前サドル11および
後サドル12のサドル半体21,22のボルト穴21
b,22bにボルトBを挿通し、前後一端面から突出さ
れたボルトBの先端にワッシャWを介してナットNを螺
合し、前サドル11および後サドル12を一体に締結す
れば、サドル1が形成されてタイトフレームFに固定さ
れる。
【0031】タイトフレームFにサドル1が固定された
ならば、サドル1を構成するガイド部材半体31,32
の連続する案内溝31a,32aに屋根流れ方向から吊
子Tの下半部を挿入し、吊子Tをサドル1に対して摺動
自在に支持する。そして、一の折板屋根材Sの山部sの
端縁部を吊子Tにはぜ継ぎするとともに、隣接する折板
屋根材Sの対向する山部sの端縁部を吊子Tにはぜ継ぎ
して連結する(図2参照)。
【0032】ここで、サドル1、すなわち、連続するガ
イド部材半体31,32の屋根流れ方向の長さに比べて
吊子Tの長さは格段に長く、通常、サドル1の長さの2
〜3倍に設定されている。
【0033】この結果、外的熱要因により屋根材Sが伸
縮した場合、屋根材Sを連結している吊子Tも屋根材S
の伸縮方向に移動する。ここで、吊子Tは、サドル1の
ガイド部材半体31,32の案内溝31a,32aに摺
動自在に支持されていることから、滑らかに摺動するこ
とができる。したがって、屋根材Sに熱応力を蓄積する
ことがなく、もって、バックリングや爆裂音の発生を確
実に防止することができる。
【0034】なお、前述した実施形態においては、ガイ
ド部材半体31,32を、サドル半体21,22の溝部
21a,22aに嵌め込んで取り付ける場合を説明した
が、サドル半体21,22を成形する際にガイド部材半
体31,32を金型に配置してインサート成形すれば、
ガイド部材半体31,32を後付けすることなく前サド
ル11および後サドル12を得ることができる。
【0035】また、ガイド部材半体31,32の案内溝
31a,32aの形状は、逆T字状に限定するものでは
なく、吊子Tの下半部の形状に合わせて、かつ、吊子T
が上方に抜け出さないような下広がり状の形状を有する
任意の形状に形成することができる。例えば、吊子Tの
下半部を断面パイプ状や三角形状に折曲形成した場合に
は、このような吊子Tの形状に合わせてガイド部材半体
31,32の案内溝31a,32aを断面円形や三角形
に形成すればよく、合わせて、サドル半体21,22の
溝部21a,22aについても、ガイド部材半体31,
32を嵌め込むことができるような形状に形成すればよ
い。
【0036】さらに、図3に示すように、ガイド部材半
体31,32の近接対向面311,321を、軒側端面
および棟側端面における間隔が拡開するような円弧形状
に形成すると、吊子Tの頸部とガイド部材半体31,3
2の近接対向面311,321との摩擦抵抗を小さくす
ることができ、かつ、吊子Tの挿入を容易に行うことが
できる。
【0037】また、サドル半体21,22の各接合面に
形成される嵌入溝21c,22cは、タイトフレームF
の頂部f1の形状に合わせて形成すればよい(図4参
照)。また、サドル半体21,22に形成されるボルト
穴21b,22bの形成位置も、図5および図6に示す
ように、タイトフレームFの頂部f1の高さや、屋根材
Sの山部sの高さなどによって任意の位置に形成するこ
とができる。
【0038】なお、以上の図1〜図6に示す実施形態で
は、前サドル11および後サドル12が、サドル半体2
1,22とガイド部材半体31,32とから構成される
サドルの例を示したが、これに限られることなく、前サ
ドルおよび後サドルが合成樹脂(ABS樹脂)の一体成
形品である場合にも、図1〜図6に示したような構成を
採用することができる。
【0039】図7および図8には、サドル1の他の実施
形態がタイトフレームFとともに示されている。
【0040】この実施形態のサドル1は、上面に開口す
る逆T字状の溝部2aが屋根流れ方向に形成されたサド
ル本体2と、サドル本体2の逆T字状の溝部2aの内面
に沿って取り付けられた断面中抜きされた略逆T字状の
ガイド部材3と、から構成され、ガイド部材3には、吊
子Tを摺動自在に支持する案内溝3aが形成されてい
る。ここで、サドル本体2はABS樹脂によって形成さ
れ、また、ガイド部材3はポリオレフィン樹脂によって
形成されている。
【0041】サドル本体2は、その下面に屋根流れ方向
に直交する方向にわたってタイトフレームFの屋根流れ
方向の長さに相当する幅の位置決め用凹部2bが形成さ
れている他、その側面に断面直角三角形状の切欠部2c
によって座2dが形成されている。そして、サドル本体
2の座2dには、ボルト穴2eが上下方向に貫通して形
成されている。
【0042】一方、タイトフレームFの頂部f1には、
サドル本体2のボルト穴2eに対応して下穴f1a(図
8参照)が形成されている。
【0043】したがって、このようなサドル本体2とガ
イド部材3からなるサドル1をタイトフレームFに固定
する場合は、サドル1を把持してその位置決め用凹部2
bをタイトフレームFの頂部f1に載置し、サドル本体
2の座2dに形成されたボルト穴2eからドリルねじB
1をタイトフレームFの頂部f1に形成された下穴f1
aにねじ込むことにより、サドル1を固定することがで
きる(図8参照)。
【0044】この実施形態においても、吊子Tをサドル
1のガイド部材3に摺動自在に支持することができ、屋
根材Sの伸縮に対応して吊子Tが滑らかに摺動すること
ができる。
【0045】なお、この実施形態においては、タイトフ
レームFの頂部f1に下穴f1aを形成してドリルねじ
B1でサドル1を固定する場合を例示したが、図9に示
すように、サドル1をタイトフレームFにボルトBおよ
びナットNを介して固定するようにしてもよい。この場
合、タイトフレームFの頂部f1には、下穴f1aに代
えてボルトBを挿通することができるボルト穴f1bが
開けられる。
【0046】なお、以上の図7〜図9に示す各実施形態
では、サドル本体2とガイド部材3とから構成されるサ
ドルの例を示したが、これに限られることなく、サドル
が合成樹脂(ABS樹脂)の一体成形品である場合に
も、図7〜図9に示したような構成を採用することがで
きる。
【0047】図10および図11には、サドル1のもう
一つの実施形態がタイトフレームFとともに示されてい
る。
【0048】この実施形態のサドル1も、上面に開口す
る逆T字状の溝部2aが屋根流れ方向に形成されたサド
ル本体2と、サドル本体2の逆T字状の溝部2aの内面
に沿って取り付けられた断面中抜きされた略逆T字状の
ガイド部材3と、から構成され、ガイド部材3には、吊
子Tを摺動自在に支持する案内溝3aが形成されてい
る。ここで、サドル本体2はABS樹脂によって形成さ
れ、また、ガイド部材3はポリオレフィン樹脂によって
形成されている。
【0049】サドル本体2は、屋根流れ方向に直交する
方向に貫通してボルト穴2f(図11参照)が形成され
ている。
【0050】一方、タイトフレームFの頂部f1は、サ
ドル1の幅に相当する間隔の凹状に折曲されており、そ
の側壁部f11には下穴f11aが形成されている他、
タイトフレームFの傾斜部f2には、凹状の頂部f1の
側壁部f11に形成された下穴f11aに対応してドリ
ルねじB1の挿入穴f2aが形成されている。すなわ
ち、タイトフレームFの傾斜部f2に形成された挿入穴
f2aおよびその凹状の頂部f1の側壁部f11に形成
された下穴f11aは、屋根流れ方向に直交する方向の
一線上に形成されている。
【0051】したがって、このようなサドル本体2とガ
イド部材3からなるサドル1をタイトフレームFに固定
する場合は、サドル1を把持してタイトフレームFの凹
状の頂部f1に載置し、そのボルト穴2fと、タイトフ
レームFの凹状の頂部f1の側壁部f11に形成された
下穴f11aを合わせた後、タイトフレームFの傾斜部
f2に形成された挿入穴f2aを通してドリルねじB1
をタイトフレームFの凹状の頂部f1の側壁部f11に
形成された下穴f11aにねじ込むことにより、サドル
1を固定することができる(図11参照)。
【0052】この実施形態においても、吊子Tをサドル
1のガイド部材3に摺動自在に支持することができ、屋
根材Sの伸縮に対応して吊子Tが滑らかに摺動すること
ができる。
【0053】なお、以上の図10、図11に示す実施形
態では、サドル本体2とガイド部材3とから構成される
サドルの例を示したが、これに限られることなく、サド
ルが合成樹脂(ABS樹脂)の一体成形品である場合に
も、図10、図11に示したような構成を採用すること
ができる。
【0054】図12は本発明のサドルの更に別の実施形
態の斜視図である。図13はその実施形態の側面図、図
14は図13のX−X断面図である。
【0055】この実施形態のサドル101は、ABS樹
脂の一体成形品で、上面に開口する逆T字状の案内溝1
01aが形成されている。また、サドル下面には、タイ
トフレームFの上部F1 (図15参照)に合わせた形状
の位置決め用凹部101bが屋根流れ方向に直交する方
向に沿って形成されており、その位置決め用凹部101
bを挟んだ両側が固定部111となっている。
【0056】各固定部111には、それぞれ屋根流れ方
向に沿って延びる2本のボルト穴101cが貫通して形
成されている。それらボルト穴101cは同一径であ
り、かつ、一方の固定部111のボルト穴101cと他
方の固定部111のボルト穴101cの穴中心は互いに
一致している。また、各ボルト穴101cは、図15お
よび図16に示すように、タイトフレームFの上部F1
のコーナー部に相当する位置に設けられており、サドル
101の位置決め用凹部101bをタイトフレームFの
上部F1 に載置し、各ボルト穴101cにボルトBを通
した状態で、ボルトBの外周面とタイトフレームFの下
面との間に僅かな隙間(クリアランス)が形成される。
【0057】以上の構造のサドル101は、図15およ
び図16に示すように、サドル101を把持して、その
位置決め用凹部101bをタイトフレームFの上部F1
に載置し、次いでサドル101の各ボルト穴101cに
それぞれワッシャWを挟んでボルトBを通し、その各ボ
ルトBの端部にナットNを、ワッシャWを挟んでねじ込
む、という手順でタイトフレームFに取り付けることが
できる。この取付状態において、位置決め用凹部101
bによってサドル101の屋根流れ方向の位置が固定さ
れ、さらに、タイトフレームFの上部F1 の下面近傍に
位置する2本のボルトによってサドル101の上下方向
の位置が固定される。
【0058】そして、この実施形態においては、サドル
101の案内溝101aに屋根流れ方向から吊子Tの下
半部を挿入し、吊子Tをサドル101に対して摺動自在
に支持する。次いで、屋根下地材上に連設される折板屋
根材Sの一方の山部sの端縁部を吊子Tにはぜ継ぎする
とともに、他方の折板屋根材Sの対向する山部sの端縁
部を吊子Tにはぜ継ぎして連結することによって、屋根
を葺くことができる。
【0059】なお、図12〜図16には、サドルが合成
樹脂(ABS樹脂)の一体成形品である場合の例を示し
たが、これに限られることなく、先に述べた実施形態と
同様に、上面に開口する逆T字状の溝部が屋根流れ方向
に形成されたサドル本体と、サドル本体の逆T字状の溝
部の内面に沿って取り付けられた逆T字状のガイド部材
とからなるサドルにも、図12〜図16に示したような
構成を採用することができる。
【0060】なお、前述した実施形態においては、屋根
材によって新規に屋根を葺く場合について例示したが、
既設の屋根の屋根材にタイトフレームFを固定し、この
タイトフレームFにサドル1,101を固定するように
してもよい。例えば、既設の屋根が瓦棒葺の場合、瓦棒
を跨いでタイトフレームFを屋根材Sに固定することが
でき、その後、サドル1,101を固定し、吊子Tを挿
入して屋根材Sを吊子Tに、はぜ継ぎすることにより、
既設の屋根に新たな屋根を形成することができる。
【0061】また、本発明のサドルにおいて、サドル半
体21,22、サドル本体2あるいはサドル101の材
質は、合成樹脂に限らず金属のダイキャスト製品であっ
てもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、サドルを
タイトフレームの頂部に載置して簡単に固定することが
でき、このサドルに挿入される吊子を屋根流れ方向に摺
動自在に支持することができることから、外的熱要因に
より相対的に一方向に変位しようとする屋根材を熱応力
が蓄積しないように連結することができる。この結果、
屋根材が外的熱要因によって伸縮しても、屋根材が連結
された吊子がサドルに対して直ちに摺動することから、
屋根材にストレスを蓄積せず、もって、バックリングや
爆裂音の発生をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサドルの一実施形態を示す分解斜視図
である。
【図2】図1のサドルを用いた屋根構造を示す正面図で
ある。
【図3】図1のサドルの変形例を示す平面図である。
【図4】図1のサドルの他の変形例を用いた屋根構造を
示す正面図である。
【図5】図1のサドルのもう一つの変形例を用いた屋根
構造を示す正面図である。
【図6】図1のサドルの他のもう一つの変形例を用いた
屋根構造を示す正面図である。
【図7】本発明のサドルの他の実施形態をタイトフレー
ムとともに示す斜視図である。
【図8】図7のサドルを用いた屋根構造を模式的に示す
断面図である。
【図9】図7のサドルを用いた他の屋根構造を模式的に
示す断面図である。
【図10】本発明のサドルのもう一つの実施形態をタイ
トフレームとともに示す斜視図である。
【図11】図10のサドルを用いた屋根構造を模式的に
示す断面図である。
【図12】本発明のサドルの更に別の実施形態の斜視図
である。
【図13】同じく実施形態の側面図である。
【図14】図13のX−X断面図である。
【図15】図12のサドルを用いた屋根構造を模式的に
示す断面図である。
【図16】同じく屋根構造を模式的に示す断面図であ
る。
【図17】従来の屋根構造を模式的に示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 サドル 11 前サドル 12 後サドル 2 サドル本体 21,22 サドル半体 21a,22a 溝部 3 ガイド部材 31,32 ガイド部材半体 3a,31a,32a 案内溝 101 サドル 101a 案内溝 101b 位置決め用凹部 101c ボルト穴 T 吊子 Y 屋根 S 屋根材 F タイトフレーム f1 頂部 F1 山部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−293856(JP,A) 実開 平1−92417(JP,U) 実公 平3−21379(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/00 - 3/40

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根材を連結する吊子を支持するのに用
    いられるサドルであって、屋根流れ方向の軒側および棟
    側に二分割された前サドルおよび後サドルからなり、そ
    れら前サドルおよび後サドルは、吊子を摺動自在に支持
    する案内溝が上部に設けられているとともに、屋根流れ
    方向の対応する位置にボルト穴が貫通して形成され、か
    つ、それらの接合面の屋根流れ方向の対応する位置にタ
    イトフレームの頂部を嵌入可能な嵌入溝が形成されてな
    り、これら前サドルおよび後サドルがタイトフレームの
    頂部の軒側および棟側に嵌め込まれて一体に締結される
    ように構成されていることを特徴とするサドル。
  2. 【請求項2】 上記前サドルおよび後サドルは、上記ボ
    ルト穴および嵌入溝を有し、上面に開口する下広がりの
    同一の溝部が屋根流れ方向の対応する位置に形成された
    サドル半体と、サドル半体の溝部の内面に沿って取り付
    けられ、上記案内溝が形成された同一のガイド部材半体
    とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    サドル。
  3. 【請求項3】 屋根材を連結する吊子を支持するのに用
    いられるサドルであって、吊子を摺動自在に支持する案
    内溝が上部に設けられているとともに、底面にタイトフ
    レームの頂部に対応する位置決め用凹部が形成され、そ
    の側面に切欠部によって座が形成され、かつ、その座に
    上下に貫通するボルト穴が形成されてなり、当該サドル
    がタイトフレームの頂部に載置されて締結されるように
    構成されていることを特徴とするサドル。
  4. 【請求項4】 上記位置決め用凹部および側面の座とボ
    ルト穴を有し、上面に開口する下広がりの溝部が屋根流
    れ方向に形成されたサドル本体と、サドル本体の溝部内
    面に沿って取り付けられ、上記案内溝が形成されたガイ
    ド部材とから構成されていることを特徴とする請求項3
    記載のサドル。
  5. 【請求項5】 屋根材を連結する吊子を支持するのに用
    いられるサドルであって、吊子を摺動自在に支持する案
    内溝が上部に設けられているとともに、屋根の流れ方向
    に直交する方向にボルト穴が貫通して形成されてなり、
    当該サドルがタイトフレームの凹状の頂部に載置され、
    タイトフレームの凹状の頂部に形成された下穴およびそ
    の傾斜部に形成された挿入穴を通してタイトフレームの
    凹状の頂部に締結されるように構成されていることを特
    徴とするサドル。
  6. 【請求項6】 上記ボルト穴を有し、上面に開口する下
    広がりの溝部が屋根流れ方向に形成されたサドル本体
    と、サドル本体の溝部内面に沿って取り付けられ、上記
    案内溝が形成されたガイド部材とから構成されているこ
    とを特徴とする請求項5記載のサドル。
  7. 【請求項7】 屋根材を連結する吊子を支持するのに用
    いられるサドルであって、吊子を摺動自在に支持する案
    内溝が上部に設けられているとともに、底面にタイトフ
    レームの上部に対応する形状の位置決め用凹部が形成さ
    れ、かつ、その位置決め用凹部を挟んだ両側の所定位置
    に、屋根流れ方向に沿って延び中心が互いに一致するボ
    ルト穴が貫通して形成されてなり、当該サドルがタイト
    フレームの上部に載置され、ボルト穴に通したボルトに
    よってタイトフレームに対して固定されるように構成さ
    れていることを特徴とするサドル。
  8. 【請求項8】 上記位置決め用凹部およびボルト穴を有
    し、上面に開口する下広がりの溝部が屋根流れ方向に形
    成されたサドル本体と、サドル本体の溝部内面に沿って
    取り付けられ、上記案内溝が形成されたガイド部材とか
    ら構成されていることを特徴とする請求項7記載のサド
    ル。
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