JP3288931B2 - 自動車用座席カバー - Google Patents
自動車用座席カバーInfo
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- cloth
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/58—Seat coverings
- B60N2/5816—Seat coverings attachments thereof
- B60N2/5883—Seat coverings attachments thereof by sewing, stitching or threading
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/207—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats
- B60R2021/2076—Removable covers with tear seams
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Air Bags (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の座席に
装着する装飾、保護用の座席カバーに関し、特にエアバ
ッグ装置を付帯した座席に適した座席カバーに関するも
のである。
装着する装飾、保護用の座席カバーに関し、特にエアバ
ッグ装置を付帯した座席に適した座席カバーに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来より自動車の座席を座席カバーでお
おうことにより、座席に対する装飾性付与と保護をはた
してきた。従来の自動車用座席カバーは、複数の裁断布
片を縁辺で相互に縫製して、この座席カバーを装着する
自動車座席に合った形状に形成したものであり、形状の
正確さ、適度の柔軟性（風合い、意匠）、十分な耐久性
（丈夫さ）を考慮して素材の選択と加工がおこなわれて
きた。
おうことにより、座席に対する装飾性付与と保護をはた
してきた。従来の自動車用座席カバーは、複数の裁断布
片を縁辺で相互に縫製して、この座席カバーを装着する
自動車座席に合った形状に形成したものであり、形状の
正確さ、適度の柔軟性（風合い、意匠）、十分な耐久性
（丈夫さ）を考慮して素材の選択と加工がおこなわれて
きた。
【０００３】昨今、安全性に対する意識の高まりから、
自動車の座席にエアバッグ装置を付帯させることが多く
なっている。これは自動車座席の内部等にエアバッグ装
置を収容し、自動車事故等の際、衝撃に起因して主に座
席の外側方向にエアバッグを作動、膨張させて、着座乗
員の保護をはかるものである。
自動車の座席にエアバッグ装置を付帯させることが多く
なっている。これは自動車座席の内部等にエアバッグ装
置を収容し、自動車事故等の際、衝撃に起因して主に座
席の外側方向にエアバッグを作動、膨張させて、着座乗
員の保護をはかるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記エ
アバッグ装置を付帯した自動車座席に、従来の耐久性
（丈夫さ）に重きをおいた座席カバーを装着すると、こ
の座席カバーによってエアバッグの膨張が阻害され、エ
アバッグの膨張速度に影響を与えることも考えられる。
この種のエアバッグでは、座席カバーによってエアバッ
グの作動、膨張が１０００分の１秒単位で遅れることも
好ましくない場合がある。その解決のために座席カバー
の素材を単に弱い（破れやすい）素材に置き換えるので
は、通常の使用で座席カバーにほつれや破れが生じやす
くなってしまう。
アバッグ装置を付帯した自動車座席に、従来の耐久性
（丈夫さ）に重きをおいた座席カバーを装着すると、こ
の座席カバーによってエアバッグの膨張が阻害され、エ
アバッグの膨張速度に影響を与えることも考えられる。
この種のエアバッグでは、座席カバーによってエアバッ
グの作動、膨張が１０００分の１秒単位で遅れることも
好ましくない場合がある。その解決のために座席カバー
の素材を単に弱い（破れやすい）素材に置き換えるので
は、通常の使用で座席カバーにほつれや破れが生じやす
くなってしまう。
【０００５】本発明は、上記問題点にかんがみ、エアバ
ッグ装置を付帯した座席に適し、エアバッグの作動、膨
張を阻害しない自動車用座席カバーを提供することを課
題とする。
ッグ装置を付帯した座席に適し、エアバッグの作動、膨
張を阻害しない自動車用座席カバーを提供することを課
題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述した課題を本発明で
は、エアバッグ装置を付帯した自動車の座席をおおって
装着する自動車用座席カバーに、エアバッグ装置が作
動、膨張する際に、その作動、膨張によって優先的に破
断する易破断構造を設けることで解決した。この易破断
構造として最も好ましいのは、座席カバーの縫製縁のう
ちエアバッグが作動、膨張する方向に相対する一部を、
他の縫製縁の縫製糸より伸度が低く、耐衝撃強度の弱い
縫製糸で縫製して耐衝撃強度が他の部位に比して弱めら
れた易破断縁として形成することで、エアバッグが作
動、膨張する際に、エアバッグの膨張圧でこの易破断縁
が優先的に破断して開口を形成し、エアバッグが作動、
膨張するのを阻害しない易破断構造である。このような
易破断縁を形成するために、易破断縁の縫製様式を他の
縫製縁より耐衝撃強度の弱い縫製様式にしてもよい。
は、エアバッグ装置を付帯した自動車の座席をおおって
装着する自動車用座席カバーに、エアバッグ装置が作
動、膨張する際に、その作動、膨張によって優先的に破
断する易破断構造を設けることで解決した。この易破断
構造として最も好ましいのは、座席カバーの縫製縁のう
ちエアバッグが作動、膨張する方向に相対する一部を、
他の縫製縁の縫製糸より伸度が低く、耐衝撃強度の弱い
縫製糸で縫製して耐衝撃強度が他の部位に比して弱めら
れた易破断縁として形成することで、エアバッグが作
動、膨張する際に、エアバッグの膨張圧でこの易破断縁
が優先的に破断して開口を形成し、エアバッグが作動、
膨張するのを阻害しない易破断構造である。このような
易破断縁を形成するために、易破断縁の縫製様式を他の
縫製縁より耐衝撃強度の弱い縫製様式にしてもよい。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面をもとに本発明の好適
な実施の形態を説明する。
な実施の形態を説明する。
【０００８】図１は、本発明による座席カバー２０を自
動車の座席（フロントシート）に装着する前の状態を示
す。座席１０は座部１１と背当て部１２と頭部１３によ
って構成され、背当て部１２内には不図示のエアバッグ
装置が収容されている。このエアバッグ装置は自動車事
故等の際、強度の衝撃を感知して、座席内から座席の外
側方向にエアバッグを作動、膨張させて着座乗員の保護
をはかるものである。本発明による座席カバー２０はこ
の種のエアバッグ装置を付帯した自動車座席の、特に背
当て部１２をおおい装着するに適したものである。あら
かじめ所要の形状に裁断した複数の布片ａ〜ｆを縁辺で
相互に縫製縁２１を形成して縫製し、装着する座席の背
当て部１２にそった袋状に形成し、いったん座席の頭部
１３を背当て部１２からはずした上で背当て部１２を座
席カバー２０でおおい、座席カバー取付け具２９（紐、
ファスナー等）により取り付ける。その後、頭部用開口
２８を介して頭部１３を背当て部１２上にもどし装着を
完成するものである。また、背当て部から頭部まで一体
的におおう一体化タイプの座席カバーもあり、この場合
は頭部をはずすことなく座席カバーを取り付けることが
可能である。
動車の座席（フロントシート）に装着する前の状態を示
す。座席１０は座部１１と背当て部１２と頭部１３によ
って構成され、背当て部１２内には不図示のエアバッグ
装置が収容されている。このエアバッグ装置は自動車事
故等の際、強度の衝撃を感知して、座席内から座席の外
側方向にエアバッグを作動、膨張させて着座乗員の保護
をはかるものである。本発明による座席カバー２０はこ
の種のエアバッグ装置を付帯した自動車座席の、特に背
当て部１２をおおい装着するに適したものである。あら
かじめ所要の形状に裁断した複数の布片ａ〜ｆを縁辺で
相互に縫製縁２１を形成して縫製し、装着する座席の背
当て部１２にそった袋状に形成し、いったん座席の頭部
１３を背当て部１２からはずした上で背当て部１２を座
席カバー２０でおおい、座席カバー取付け具２９（紐、
ファスナー等）により取り付ける。その後、頭部用開口
２８を介して頭部１３を背当て部１２上にもどし装着を
完成するものである。また、背当て部から頭部まで一体
的におおう一体化タイプの座席カバーもあり、この場合
は頭部をはずすことなく座席カバーを取り付けることが
可能である。
【０００９】本発明による座席カバー２０には、エアバ
ッグが作動、膨張する際に、その作動、膨張によって優
先的に破断する易破断構造が備えてある。この易破断構
造として最も好ましいのは、座席カバー２０の前記縫製
縁２１のうちエアバッグが作動、膨張する方向に相対す
る一部を易破断縁２２として形成し、この易破断縁２２
での布片間の耐衝撃強度を、他の縫製縁（一般縁）２１
に比して十分に弱めることによってエアバッグが作動、
膨張する際に、図２に示すようにエアバッグ３０の膨張
圧でこの易破断縁２２が優先的に破断して開口２５を形
成し、エアバッグ３０が作動、膨張するのを阻害しない
易破断構造である。
ッグが作動、膨張する際に、その作動、膨張によって優
先的に破断する易破断構造が備えてある。この易破断構
造として最も好ましいのは、座席カバー２０の前記縫製
縁２１のうちエアバッグが作動、膨張する方向に相対す
る一部を易破断縁２２として形成し、この易破断縁２２
での布片間の耐衝撃強度を、他の縫製縁（一般縁）２１
に比して十分に弱めることによってエアバッグが作動、
膨張する際に、図２に示すようにエアバッグ３０の膨張
圧でこの易破断縁２２が優先的に破断して開口２５を形
成し、エアバッグ３０が作動、膨張するのを阻害しない
易破断構造である。
【００１０】このような易破断縁２２を形成するための
少なくとも２つの好ましい実施態様がある。
少なくとも２つの好ましい実施態様がある。
【００１１】まず第１の実施態様としては、易破断縁の
縫製糸を他の縫製縁の縫製糸より耐衝撃強度の弱い縫製
糸にする方法である。このような耐衝撃強度の弱い縫製
糸としては、たとえば鐘紡（株）の商品名キラットがあ
る。この糸の各繊維は中心部が溶出処理された馬蹄形断
面であり、衝撃に対してタテに裂けるため、通常断面の
一般糸に比して伸度が低く（２０％以下）耐衝撃強度が
弱い糸である。この糸は一方で静的な荷重に対しては、
このようなタテ裂けはおこらないために強度は十分に確
保され、本発明に適した糸である。その他、本発明に適
した縫製糸としては、前記の馬蹄形断面糸の中心部熔出
処理前の中心部異質材残存の糸や、断面が円形や真円中
空でない各種の異形断面糸がある。
縫製糸を他の縫製縁の縫製糸より耐衝撃強度の弱い縫製
糸にする方法である。このような耐衝撃強度の弱い縫製
糸としては、たとえば鐘紡（株）の商品名キラットがあ
る。この糸の各繊維は中心部が溶出処理された馬蹄形断
面であり、衝撃に対してタテに裂けるため、通常断面の
一般糸に比して伸度が低く（２０％以下）耐衝撃強度が
弱い糸である。この糸は一方で静的な荷重に対しては、
このようなタテ裂けはおこらないために強度は十分に確
保され、本発明に適した糸である。その他、本発明に適
した縫製糸としては、前記の馬蹄形断面糸の中心部熔出
処理前の中心部異質材残存の糸や、断面が円形や真円中
空でない各種の異形断面糸がある。
【００１２】易破断縁を形成するに好ましい第２の実施
態様としては、易破断縁の縫製様式を他の縫製縁より耐
衝撃強度の弱い縫製様式にする方法である。図１の要部
断面図である図３によってこれらの縫製様式を説明す
る。
態様としては、易破断縁の縫製様式を他の縫製縁より耐
衝撃強度の弱い縫製様式にする方法である。図１の要部
断面図である図３によってこれらの縫製様式を説明す
る。
【００１３】図３（ａ）は図１に示す縫製縁（一般縁）
２１のＡ−Ａ線断面図である。同図に示すとおり、縫製
縁（一般縁）２１の構成は、第１の布片ａと第２の布片
ｂをそれぞれ折り返し突き合わせ、第１の縫製２１１が
ほどこされ、さらに両布片ａ，ｂの折り返した端縁
ａ′，ｂ′を重ね、布片ｂの裏面にそわせ第２の縫製２
１２をほどこされてなる。この縫製様式の場合、布片ａ
と布片ｂの間に瞬間的な引き裂き方向の力が作用した場
合、第１の縫製２１１の破断力と布片ａの引き裂きに対
する反力が発生する。この際、布片ａの引き裂きに対す
る反力が十分に大きいため、この縫製縁２１の強度は十
分に大きくなる。
２１のＡ−Ａ線断面図である。同図に示すとおり、縫製
縁（一般縁）２１の構成は、第１の布片ａと第２の布片
ｂをそれぞれ折り返し突き合わせ、第１の縫製２１１が
ほどこされ、さらに両布片ａ，ｂの折り返した端縁
ａ′，ｂ′を重ね、布片ｂの裏面にそわせ第２の縫製２
１２をほどこされてなる。この縫製様式の場合、布片ａ
と布片ｂの間に瞬間的な引き裂き方向の力が作用した場
合、第１の縫製２１１の破断力と布片ａの引き裂きに対
する反力が発生する。この際、布片ａの引き裂きに対す
る反力が十分に大きいため、この縫製縁２１の強度は十
分に大きくなる。
【００１４】図３（ｂ）は図１に示す易破断縁２２のＢ
−Ｂ線断面図である。同図に示すとおり、易破断縁２２
の構成は、第１の布片ｂと第２の布片ｄをそれぞれ折り
返し突き合わせ第１の縫製２２１がほどこされ、さらに
両布片ｂ，ｄの折り返した端縁ｂ′，ｄ′をそれぞれの
布片の裏面にそわせ、それぞれ第２の縫製２２２をほど
こされてなる。この縫製様式の場合、布片ｂと布片ｄの
間に瞬間的な引き裂き方向の力が作用した場合、布片の
引き裂きに対する反力は発生せず、第１の縫製部２２１
に破断力が集中するため、縫製強度は縫製縁（一般縁）
２１に比して十分に低くなる。
−Ｂ線断面図である。同図に示すとおり、易破断縁２２
の構成は、第１の布片ｂと第２の布片ｄをそれぞれ折り
返し突き合わせ第１の縫製２２１がほどこされ、さらに
両布片ｂ，ｄの折り返した端縁ｂ′，ｄ′をそれぞれの
布片の裏面にそわせ、それぞれ第２の縫製２２２をほど
こされてなる。この縫製様式の場合、布片ｂと布片ｄの
間に瞬間的な引き裂き方向の力が作用した場合、布片の
引き裂きに対する反力は発生せず、第１の縫製部２２１
に破断力が集中するため、縫製強度は縫製縁（一般縁）
２１に比して十分に低くなる。
【００１５】図４は本発明の別の実施の形態を示す図で
ある。この実施の形態における座席カバー４０は主に背
当て部の上方をおおうものであり、複数の布片ｇ〜ｋを
縫製縁で縫製して形成するものである。この縫製様式で
は、縫製縁４１′にパイピングと意匠布が縫着され意匠
性をより高めた縫製縁４１が含まれ、この縫製縁４１の
一部を易破断縁４２として形成している。図４の要部断
面図である図５によってこれらの縫製様式を説明する。
ある。この実施の形態における座席カバー４０は主に背
当て部の上方をおおうものであり、複数の布片ｇ〜ｋを
縫製縁で縫製して形成するものである。この縫製様式で
は、縫製縁４１′にパイピングと意匠布が縫着され意匠
性をより高めた縫製縁４１が含まれ、この縫製縁４１の
一部を易破断縁４２として形成している。図４の要部断
面図である図５によってこれらの縫製様式を説明する。
【００１６】図５（ａ）は図４に示す縫製縁４１のＡ−
Ａ線断面図である。同図に示すとおり、縫製縁４１の構
成は、布片ｋを折り返し、折り返し端縁ｋ′を布片ｋの
裏面にそわせるとともに、その裏面に、間にパイピング
２６を挟んで折り返した布片２６′と意匠模様（フリ
ル）加工した意匠布２７を配し、さらに他の布片ｈを重
ねて、布片ｋの折り返し点から布片ｈにわたる第１の縫
製４１１と、各布片の端縁での第２の縫製４１２によっ
て各布片を結合一体化してなる。この縫製様式の場合、
布片ｋと布片ｈの間に瞬間的な引き裂き方向の力が作用
した場合、力は主に布片ｈの引き裂き力として作用し、
縫製強度は十分に強くとることができる。
Ａ線断面図である。同図に示すとおり、縫製縁４１の構
成は、布片ｋを折り返し、折り返し端縁ｋ′を布片ｋの
裏面にそわせるとともに、その裏面に、間にパイピング
２６を挟んで折り返した布片２６′と意匠模様（フリ
ル）加工した意匠布２７を配し、さらに他の布片ｈを重
ねて、布片ｋの折り返し点から布片ｈにわたる第１の縫
製４１１と、各布片の端縁での第２の縫製４１２によっ
て各布片を結合一体化してなる。この縫製様式の場合、
布片ｋと布片ｈの間に瞬間的な引き裂き方向の力が作用
した場合、力は主に布片ｈの引き裂き力として作用し、
縫製強度は十分に強くとることができる。
【００１７】図５（ｂ）は図４に示す易破断縁４２のＢ
−Ｂ線断面図である。同図に示すとおり、易破断縁４２
の構成は、布片ｉを折り返し、折り返し端縁ｉ′を布片
ｉの裏面にそわせるとともに、その裏面に、間に樹脂パ
イプ２６を挟んで折り返した布片２６′と意匠模様（フ
リル）加工した布片２７を配し、さらに他の布片ｋを折
り返し突き合わせ、折り返し端縁ｋ′を布片ｋの裏面に
そわせ、布片ｉの折り返し点から布片ｋの折り返し点に
わたる第１の縫製４２１と、各布片の端縁での第２の縫
製４２２によって各布片を結合一体化してなる。この縫
製様式の場合、布片ｉと布片ｋの間に引き裂き方向の力
が作用した場合、力は第１の縫製４２１に集中し、破断
強度は十分に弱められる。
−Ｂ線断面図である。同図に示すとおり、易破断縁４２
の構成は、布片ｉを折り返し、折り返し端縁ｉ′を布片
ｉの裏面にそわせるとともに、その裏面に、間に樹脂パ
イプ２６を挟んで折り返した布片２６′と意匠模様（フ
リル）加工した布片２７を配し、さらに他の布片ｋを折
り返し突き合わせ、折り返し端縁ｋ′を布片ｋの裏面に
そわせ、布片ｉの折り返し点から布片ｋの折り返し点に
わたる第１の縫製４２１と、各布片の端縁での第２の縫
製４２２によって各布片を結合一体化してなる。この縫
製様式の場合、布片ｉと布片ｋの間に引き裂き方向の力
が作用した場合、力は第１の縫製４２１に集中し、破断
強度は十分に弱められる。
【００１８】図５（ｃ）は、図５（ｂ）と同様、図４に
示す易破断縁４２のＢ−Ｂ線断面図であり、図５（ａ）
で示した縫製縁と、図３（ｂ）で示した易破断縁とを組
合せてなる易破断縁の縫製様式を示す。すなわち、この
易破断縁４２の構成は、図５（ａ）で示した縫製縁の布
片ｋを布片ｉとし、布片ｈを布片ｋ2として、布片ｉの
折り返し点から布片ｋ2にわたる第１の縫製４１１′
と、各布片の端縁での第２の縫製４１２′によって各布
片を結合一体化すると共に、前記布片ｋ2と布片ｋをそ
れぞれ折り返し突き合わせ第３の縫製４２３がほどこさ
れ、さらに両布片ｋ2，ｋの折り返した端縁ｌ′，ｋ′
をそれぞれの布片の裏面にそわせ、それぞれ縫製をほど
こされてなる。この場合、布片ｉから布片ｋの間では引
き裂き方向に対する強度は第３の縫製４２３が最も弱く
なり、強度が集中して破断しやすい。
示す易破断縁４２のＢ−Ｂ線断面図であり、図５（ａ）
で示した縫製縁と、図３（ｂ）で示した易破断縁とを組
合せてなる易破断縁の縫製様式を示す。すなわち、この
易破断縁４２の構成は、図５（ａ）で示した縫製縁の布
片ｋを布片ｉとし、布片ｈを布片ｋ2として、布片ｉの
折り返し点から布片ｋ2にわたる第１の縫製４１１′
と、各布片の端縁での第２の縫製４１２′によって各布
片を結合一体化すると共に、前記布片ｋ2と布片ｋをそ
れぞれ折り返し突き合わせ第３の縫製４２３がほどこさ
れ、さらに両布片ｋ2，ｋの折り返した端縁ｌ′，ｋ′
をそれぞれの布片の裏面にそわせ、それぞれ縫製をほど
こされてなる。この場合、布片ｉから布片ｋの間では引
き裂き方向に対する強度は第３の縫製４２３が最も弱く
なり、強度が集中して破断しやすい。
【００１９】その他の易破断縁の態様としては、布片ど
うしをホットメルト等で接着する態様や、ボタン、面フ
ァスナによる係合もある。また、この場合、ボタンや面
ファスナの布片への縫製には前記の耐衝撃強度の弱い縫
製糸を用いることが好ましい。また、縫製縁の近傍で布
片にスリットを切るなどして、弱部を形成することもで
きる。
うしをホットメルト等で接着する態様や、ボタン、面フ
ァスナによる係合もある。また、この場合、ボタンや面
ファスナの布片への縫製には前記の耐衝撃強度の弱い縫
製糸を用いることが好ましい。また、縫製縁の近傍で布
片にスリットを切るなどして、弱部を形成することもで
きる。
【００２０】以上の各実施の形態において、易破断縁の
耐衝撃強度は１インチ巾あたり１００Ｎ（ニュートン）
以上、２００Ｎ以下であることが適する。もし耐衝撃強
度が１００Ｎ未満では、通常の使用状態の負荷によって
縫製縁で糸切れがおこったり、ほつれたりする可能性が
あり、耐衝撃強度が２００Ｎをこえるとエアバッグの膨
張を阻害し、膨張が遅れる可能性がある。耐衝撃強度が
この範囲に入らない場合には、縫製糸の番手や、ミシン
がけのピッチを調整して、範囲内に入るように調整す
る。易破断縁の破断の開始を容易にするために、易破断
縁の中に一部縫製を省略した切欠き部を形成することも
ある。座席カバーを構成する布片は伸縮率の低い布片
（２０％以下）を用いたほうが易破断縁に荷重が集中す
るので好ましい。あるいは伸縮率の高い布片を使用する
場合は、易破断縁以外の布片に補強布等を部分的に裏当
てして、伸縮を制限しておくことが有効である。
耐衝撃強度は１インチ巾あたり１００Ｎ（ニュートン）
以上、２００Ｎ以下であることが適する。もし耐衝撃強
度が１００Ｎ未満では、通常の使用状態の負荷によって
縫製縁で糸切れがおこったり、ほつれたりする可能性が
あり、耐衝撃強度が２００Ｎをこえるとエアバッグの膨
張を阻害し、膨張が遅れる可能性がある。耐衝撃強度が
この範囲に入らない場合には、縫製糸の番手や、ミシン
がけのピッチを調整して、範囲内に入るように調整す
る。易破断縁の破断の開始を容易にするために、易破断
縁の中に一部縫製を省略した切欠き部を形成することも
ある。座席カバーを構成する布片は伸縮率の低い布片
（２０％以下）を用いたほうが易破断縁に荷重が集中す
るので好ましい。あるいは伸縮率の高い布片を使用する
場合は、易破断縁以外の布片に補強布等を部分的に裏当
てして、伸縮を制限しておくことが有効である。
【００２１】また、この種の座席カバーは座席に対し
て、いくらかゆとりをもっておおっているものであり、
座席カバーが使用中に座席に対して位置ずれをおこす可
能性がある。このようなケースで、易破断構造（易破断
縁）がエアバッグ作動方向に相対した所定位置からず
れ、機能が不完全になることをさけるために、座席カバ
ーに位置ズレ防止手段をもうけることができる。例え
ば、座席カバーに位置ズレ防止の固定具を縫製し、この
固定具を座席の座部と背当て部の隙間等に押し込み固定
する様式等がある。
て、いくらかゆとりをもっておおっているものであり、
座席カバーが使用中に座席に対して位置ずれをおこす可
能性がある。このようなケースで、易破断構造（易破断
縁）がエアバッグ作動方向に相対した所定位置からず
れ、機能が不完全になることをさけるために、座席カバ
ーに位置ズレ防止手段をもうけることができる。例え
ば、座席カバーに位置ズレ防止の固定具を縫製し、この
固定具を座席の座部と背当て部の隙間等に押し込み固定
する様式等がある。
【００２２】以上の実施の形態は、易破断構造として、
座席カバーの縫製縁を易破断縁に形成する方法を主に説
明したが、その他の易破断構造としては、座席カバーの
一部布片を耐衝撃強度の弱い糸で組織して衝撃で破断し
やすい易破断域を形成することも可能である。
座席カバーの縫製縁を易破断縁に形成する方法を主に説
明したが、その他の易破断構造としては、座席カバーの
一部布片を耐衝撃強度の弱い糸で組織して衝撃で破断し
やすい易破断域を形成することも可能である。
【００２３】
【実施例】以下の各実施例および比較例では共通に、座
席カバー用布片としてポリエステル糸のトリコット織り
（スゥエル３８×コース５５、平均目付量２８０ｇ／ｍ
2）生地２枚を縫製縁を形成して縫製し、その縫製強度
を定速型引張試験機によって測定した。
席カバー用布片としてポリエステル糸のトリコット織り
（スゥエル３８×コース５５、平均目付量２８０ｇ／ｍ
2）生地２枚を縫製縁を形成して縫製し、その縫製強度
を定速型引張試験機によって測定した。
【００２４】（縫製縁の形成）２枚の生地を１００ｍｍ
角に裁断し、表側を重ね、１辺から内側に１０ｍｍ入っ
た線で直線ミシンがけ（７縫目／１インチ）して第１の
縫製をおこなった。第２の縫製については、各縫製様式
によって縫製位置は異なるが、ミシンがけの仕様は第１
の縫製と同一とした。
角に裁断し、表側を重ね、１辺から内側に１０ｍｍ入っ
た線で直線ミシンがけ（７縫目／１インチ）して第１の
縫製をおこなった。第２の縫製については、各縫製様式
によって縫製位置は異なるが、ミシンがけの仕様は第１
の縫製と同一とした。
【００２５】（縫製強度の測定）巾２５．４ｍｍのクラ
ンプに各布片の中心を挟んで、引張速度５００ｍｍ／ｍ
ｉｎ以上の定速引張試験をおこない、最初の破断（縫製
糸の糸切れ、布切れ）がおこった際のインチ巾あたりの
荷重Ｎ（ニュートン）で評価した。
ンプに各布片の中心を挟んで、引張速度５００ｍｍ／ｍ
ｉｎ以上の定速引張試験をおこない、最初の破断（縫製
糸の糸切れ、布切れ）がおこった際のインチ巾あたりの
荷重Ｎ（ニュートン）で評価した。
【００２６】（実施例１）実施例１と比較例１によっ
て、縫製糸の違いによる比較をおこなった。
て、縫製糸の違いによる比較をおこなった。
【００２７】実施例１では縫製糸は鐘紡（株）製の２２
８．５デニール（７５デニール３本撚り）ポリエステル
馬蹄形中空断面糸（商品名キラット）を用い、５０番手
ミシン糸に形成して、比較例１では同じ繊度のポリエス
テル円形断面糸を同じミシン系に形成して用いた。
８．５デニール（７５デニール３本撚り）ポリエステル
馬蹄形中空断面糸（商品名キラット）を用い、５０番手
ミシン糸に形成して、比較例１では同じ繊度のポリエス
テル円形断面糸を同じミシン系に形成して用いた。
【００２８】縫製様式は実施例１、比較例１に共通に表
１に示すように両布片の端縁を折り返し突き合わせ、第
１の縫製がほどこされ、折り返した端縁は一方の布片の
裏面に重ね折り返して第２の縫製がほどこされる様式で
ある。
１に示すように両布片の端縁を折り返し突き合わせ、第
１の縫製がほどこされ、折り返した端縁は一方の布片の
裏面に重ね折り返して第２の縫製がほどこされる様式で
ある。
【００２９】結果、比較例１の縫製強度は２４２．６Ｎ
であるのに対して、実施例１では耐衝撃強度の弱い縫製
糸を使用することにより、１４３．６Ｎ以下に弱められ
ている。
であるのに対して、実施例１では耐衝撃強度の弱い縫製
糸を使用することにより、１４３．６Ｎ以下に弱められ
ている。
【００３０】（実施例２）実施例２と比較例１によっ
て、縫製様式の違いによる比較をおこなった。
て、縫製様式の違いによる比較をおこなった。
【００３１】実施例２では縫製糸は比較例１に同じポリ
エステル円形断面糸を用いた。
エステル円形断面糸を用いた。
【００３２】縫製様式は実施例２では、両布片の端縁を
折り返し突き合わせ第１の縫製がほどこされ、折り返し
た端縁はそれぞれの布片の裏面に折り返して第２の縫製
がほどこされる様式である。
折り返し突き合わせ第１の縫製がほどこされ、折り返し
た端縁はそれぞれの布片の裏面に折り返して第２の縫製
がほどこされる様式である。
【００３３】結果、比較例１の縫製強度は２４２．６Ｎ
であるのに対して、実施例２では耐衝撃強度の弱い縫製
様式であるために、１８０．２Ｎ以下に弱められてい
る。
であるのに対して、実施例２では耐衝撃強度の弱い縫製
様式であるために、１８０．２Ｎ以下に弱められてい
る。
【００３４】（実施例３）実施例３と比較例１によっ
て、縫製糸および縫製様式の違いによる比較をおこなっ
た。
て、縫製糸および縫製様式の違いによる比較をおこなっ
た。
【００３５】実施例３では縫製糸は実施例１に同じ鐘紡
（株）製のポリエステル馬蹄形中空断面糸を用い、縫製
様式は実施例２に同じ両布片の端縁を折り返し突き合わ
せ第１の縫製がほどこされ、折り返した端縁はそれぞれ
の布片の裏面に折り返して第２の縫製がほどこされる様
式である。
（株）製のポリエステル馬蹄形中空断面糸を用い、縫製
様式は実施例２に同じ両布片の端縁を折り返し突き合わ
せ第１の縫製がほどこされ、折り返した端縁はそれぞれ
の布片の裏面に折り返して第２の縫製がほどこされる様
式である。
【００３６】結果、比較例１の縫製強度は２４２．６Ｎ
であるのに対して、実施例３では耐衝撃強度の弱い縫製
糸および縫製様式の組合せによって縫製強度を１１２．
２Ｎ以下に弱めている。
であるのに対して、実施例３では耐衝撃強度の弱い縫製
糸および縫製様式の組合せによって縫製強度を１１２．
２Ｎ以下に弱めている。
【００３７】上記実施例１〜３と比較例１の結果（各５
回の破断強度の平均値）を表１に示す。
回の破断強度の平均値）を表１に示す。
【００３８】
【表１】
【００３９】
【発明の効果】本発明によれば、通常の使用時の使用
感、耐久性を保ったまま、エアバッグの作動、膨張を阻
害しない座席カバーが得られる。
感、耐久性を保ったまま、エアバッグの作動、膨張を阻
害しない座席カバーが得られる。
【図１】本発明の一実施の態様である自動車用座席カバ
ーと座席を示す斜視図である。
ーと座席を示す斜視図である。
【図２】自動車用座席におけるエアバックの作動状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図３】図１におけるＡ−Ａ、Ｂ−Ｂ線に沿った拡大断
面図である。
面図である。
【図４】本発明の別の実施の態様である自動車用座席カ
バーを示す斜視図である。
バーを示す斜視図である。
【図５】図４におけるＡ−Ａ、Ｂ−Ｂ線に沿った拡大断
面図である。
面図である。
１０ 座席 １１ 座部 １２ 背当て部 １３ 頭部 ２０ 座席カバー ２１ 縫製縁（一般縁） ２１１ 第１の縫製 ２１２ 第２の縫製 ２２ 易破断縁（易破断構造） ２２１ 第１の縫製 ２２２ 第２の縫製 ２５ 開口 ２６ パイピング ２６′ 布片 ２７ 意匠布 ２８ 頭部用開口 ２９ 座席カバー取付け具 ３０ エアバッグ ４０ 座席カバー ４１、４１′ 縫製縁（一般縁） ４１１ 第１の縫製 ４１１′ 第１の縫製 ４１２ 第２の縫製 ４１２′ 第２の縫製 ４２ 易破断縁（易破断構造） ４２１ 第１の縫製 ４２２ 第２の縫製 ４２３ 第３の縫製
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 隆司 名古屋市中区上前津１丁目４番５号 林 テレンプ株式会社内 (72)発明者 樋口 巌 名古屋市中区上前津１丁目４番５号 林 テレンプ株式会社内 (72)発明者 榊 和幸 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 浅田 由美子 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平４−356246（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−35393（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−183357（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−3054（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−11461（ＪＰ，Ｕ) 実開 平６−45876（ＪＰ，Ｕ) 登録実用新案3020795（ＪＰ，Ｕ) アパレル工学事典（繊維流通研究会 版）第829頁の４．03．03 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60R 21/20
Claims (7)
- 【請求項１】 衝撃に起因して作動、膨張するエアバッ
グ装置を付帯した自動車の座席をおおって装着する自動
車用座席カバーであって、複数の布片を縫製縁で相互に
縫製して、この座席カバーを装着する座席にそった形状
に成形してなり、縫製縁の一部を、他の縫製縁の縫製糸
より伸度が低く、耐衝撃強度の弱い縫製糸で縫製して耐
衝撃強度が他の部位に比して弱められた易破断縁によっ
て形成することで、エアバッグが作動、膨張する際に、
前記易破断縁が優先的に破断して、エアバッグの作動、
膨張を阻害しない易破断構造としたことを特徴とする自
動車用座席カバー。 - 【請求項２】 請求項１記載の自動車用座席カバーであ
って、前記易破断縁の縫製糸を、馬蹄形断面糸にしたこ
とを特徴とする自動車用座席カバー。 - 【請求項３】 請求項１または２記載の自動車用座席カ
バーであって、易破断縁の縫製様式を、他の縫製縁より
耐衝撃強度の弱い縫製様式にしたことを特徴とする自動
車用座席カバー。 - 【請求項４】 請求項３記載の自動車用座席カバーであ
って、前記易破断縁の縫製様式を、第１の布片と第２の
布片の端縁を折り返し突き合わせ第１の縫製がほどこさ
れ、折り返した端縁はそれぞれの布片の裏面にそわせ第
２の縫製がほどこされる様式にし、 前記他の縫製縁の縫製様式を、第１の布片と第２の布片
の端縁を折り返し突き合わせ第１の縫製がほどこされ、
折り返した両端縁を重ね、一方の布片の裏面にそわせ第
２の縫製がほどこされる様式にしたことを特徴とする自
動車用座席カバー。 - 【請求項５】 請求項３記載の自動車用座席カバーであ
って、前記易破断縁の縫製様式を、第１の布片の端縁を
折り返し、折り返した端縁を布片の裏面にそわせるとと
もに、その裏面に間にパイプを挟んで折り返した布片を
配し、さらに第２の布片の端縁を折り返し突き合わせ、
折り返した端縁を布片の裏面にそわせて、第１の布片の
折り返し点から第２の布片の押し返し点にわたり第１の
縫製がほどこされ、折り返した両端縁はそれぞれ第２の
縫製がほどこされる様式にし、 前記他の縫製縁の縫製様式を、第１の布片の端縁を折り
返し、折り返した端縁を布片の裏面にそわせるととも
に、その裏面に間にパイプを挟んで折り返した布片を配
し、さらに第２の布片を重ねて、第１の布片の折り返し
点から第２の布片にわたり第１の縫製がほどこされ、折
り返した端縁は第２の縫製がほどこされる様式にしたこ
とを特徴とする自動車用座席カバー。 - 【請求項６】 請求項３記載の自動車用座席カバーであ
って、前記易破断縁の縫製様式を、第１の布片の端縁を
折り返し、折り返した端縁を布片の裏面にそわせるとと
もに、その裏面に間にパイプを挟んで折り返した布片を
配し、さらに第２の布片を重ねて、第１の布片の折り返
し点から第２の布片にわたり第１の縫製がほどこされ、
折り返した端縁は第２の縫製がほどこされ、第２の布片
と第３の布片の端縁を折り返し突き合わせ第３の縫製が
ほどこされ、折り返した両端縁はそれぞれ縫製がほどこ
される様式にし、 前記他の縫製縁の縫製様式を、第１の布片の端縁を折り
返し、折り返した端縁を布片の裏面にそわせるととも
に、その裏面に間にパイプを挟んで折り返した布片を配
し、さらに第２の布片を重ねて、第１の布片の折り返し
点から第２の布片にわたり第１の縫製がほどこされ、折
り返した端縁は第２の縫製がほどこされる様式にしたこ
とを特徴とする自動車用座席カバー。 - 【請求項７】 請求項５または６記載の自動車用座席カ
バーであって、前記パイプを挟んで折り返した布片の裏
面に意匠布片を配したことを特徴とする自動車用座席カ
バー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19645496A JP3288931B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 自動車用座席カバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19645496A JP3288931B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 自動車用座席カバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1035394A JPH1035394A (ja) | 1998-02-10 |
| JP3288931B2 true JP3288931B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=16358086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19645496A Expired - Lifetime JP3288931B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 自動車用座席カバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3288931B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010158913A (ja) * | 2007-07-13 | 2010-07-22 | Autoliv Development Ab | エアバッグ装置用パッドの革製カバーの製造方法 |
| JP6370823B2 (ja) * | 2016-03-07 | 2018-08-08 | 株式会社ホンダアクセス | シートカバー |
-
1996
- 1996-07-25 JP JP19645496A patent/JP3288931B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| アパレル工学事典（繊維流通研究会版）第８２９頁の４．０３．０３ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1035394A (ja) | 1998-02-10 |
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