JP3288420B2 - ステレオ写真撮影用オートフォーカスccdカメラ - Google Patents

ステレオ写真撮影用オートフォーカスccdカメラ

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JP3288420B2
JP3288420B2 JP05137292A JP5137292A JP3288420B2 JP 3288420 B2 JP3288420 B2 JP 3288420B2 JP 05137292 A JP05137292 A JP 05137292A JP 5137292 A JP5137292 A JP 5137292A JP 3288420 B2 JP3288420 B2 JP 3288420B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアCCDを主走査
方向と直交する副走査方向に走査させて撮影を行なう
テレオ写真撮影用オートフォーカスCCDカメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、各社からイメージセンサを利用し
た電子スチルカメラが商品として販売されている。それ
らはエリアCCDを使用したカメラが多いが、エリアC
CD自体の製作上の問題から画素数に制限があるため、
銀鉛写真の解像度には現時点では到底及ばない。そのた
め、撮影用レンズの解像度を高める必要性が少なく、固
定焦点方式を採用していた。
【0003】一方、高解像度を得るため、リニアCCD
を走査する方式のカメラが静止画撮影用として販売され
ている。しかし、この方式のカメラの焦点合わせはマニ
ュアルタイプのものが主流である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】リニアCCD走査方式
のカメラで、銀鉛写真と同等の高解像度を得るには正確
な焦点調節を必要とする。しかし、従来はマニュアルタ
イプのものが多く、熟練者でなければ、焦点調節に時間
がかかった。また、一部にセンサを使用して測距する方
式のものがあるが、製造上レンズと撮影像面間の距離
と、レンズと検出像面間の距離とを合致させることが難
しいことから、正確な焦点調節を行なうことが難しかっ
た。
【0005】従って、本発明の目的は、リニアCCD走
査方式のカメラであって、製造上レンズと撮影像面間の
距離と、レンズと検出像面間の距離とを合致させる必要
がなく、かつ熟練者でなくても高精度な焦点調節が容易
にできる手動焦点調節不要の写真測量用オートフォーカ
スCCDカメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、リニアCCD
を主走査方向と直交する副走査方向に走査させて撮影を
行なうカメラにおいて、一定の位置にある撮影用リニア
CCDの出力によって撮影レンズの自動焦点調節を行な
う様に形成され、ステレオ撮影の際には、一枚目の撮影
において自動焦点調節を行い、2枚目以降の撮影に際し
ては、自動焦点調節を行わず、前記撮影レンズを1枚目
の撮影の際のレンズ位置から移動をさせずに撮影を行う
ように構成されていることを特徴とするステレオ写真撮
影用オートフォーカスCCDカメラである。
【0007】本発明の実施例は、以下のとおりである。
すなわち、前記撮影用リニアCCDの前記一定の位置
は、撮影中心であることを特徴とする。焦点調節時に
は、リニアCCDの焦点検出面の大きさを制限すること
を特徴とする。前記カメラは、撮影レンズ位置保持手段
を有し、撮影レンズ位置保持手段を選択すると、ステレ
オ写真撮影時に、一対もしくはそれ以上の枚数を撮影す
る際に、撮影面と撮影レンズ間距離を等しくすることが
できることを特徴とする。前記撮影レンズ位置保持手段
は、1枚目撮影後に撮影レンズ位置が変動しないように
固定されるか、又は1枚目と同じ撮影レンズ位置になる
ように、撮影レンズを駆動することを特徴とする。
【0008】
【作用】上記本発明の構成によれば、リニアCCD走査
方式のカメラにおいて、熟練者でなくても撮影が容易で
ある手動焦点調節不要の写真測量用オートフォーカスC
CDカメラを提供することができる。また焦点検出素子
と撮影素子が同一であることにより、製造上レンズと撮
影像面間の距離と、レンズと検出像面間の距離とを合致
させる必要がなく、かつ従来にないより高精度な焦点調
節を行なうことが可能となる。
【0009】
【実施例】以下に、まずカメラ本体の構成について説明
し、その後電気系と共に全体の動作説明を行う。 [カメラ本体の構成]図1は本発明のカメラ本体部を示
す図である。カメラ本体1は、撮影部2、撮影レンズ部
3、絞り機構4、ファインダー5から構成されている。
【0010】まず、撮影部2について説明する。図1
(A)において、ベース101に取付けられた撮影部2
では、リニアCCD201と測光素子219が、CCD
取付けベース202を介して、一軸ステージ203上に
載せられている。一軸ステージ203は高精度リニアガ
イド204上にあり、リニアエンコーダのスケール20
5、リニアガイドの精度を維持しつつボールネジ206
の駆動力を伝達する板バネ207、ステージのストロー
クを制限するフォトインタラプタ208a、208bの
遮光板209、ステージの暴走を防ぐリミットスイッチ
210a、210bを押すプッシャー211が取付けら
れている。また、CCD取付けベース202は一軸ステ
ージ203に対して微小量傾斜可能となっており、傾斜
微動調整ネジ212により、リニアCCDとその副走査
方向の直角度を容易に調整できるようになっている。撮
影部ベース218には、リニアエンコーダのヘッド21
3が取付けられ、一軸ステージ203の位置を読みと
る。また撮影部ベース218には、ボールネジ206、
ボールネジ206の軸方向のガタを除去するベアリング
部214、DCモータ215、スチールベルト216及
びスチールベルト216の撓みを除くアイドラ217、
ステージ重量釣合いのためスプリング(図示せず)が取
付けられている。また、ベース101に筐体102が取
付けられ、撮影部2、撮影レンズ部3、絞り機構4、フ
ァインダー5の主要部分を保護している。
【0011】以上の構成によって、リニアCCDを副走
査方向と正確に直角にし、副走査を高精度に行うことが
できる。本実施例では撮影速度向上のため、副走査を距
離の短い縦方向走査とした。撮影レンズ部3は次のよう
になっている。ベース101に取付けられた撮影レンズ
部3では、撮影レンズ301が高精度リニアガイド30
2上にあり前記撮影部2によるリニアCCD走査面と正
確に垂直に撮影レンズ301を前後させるようになって
いる。ここでは、撮影レンズ301とリニアガイド30
2の平行度、リニアガイド302とリニアCCD走査面
の垂直度は、構成部品を組立てるだけで必要な精度に収
まるように機械加工されているか、調整される。その
他、ベース101にはパルスモータ303、パルスモー
タ303に直結されたマイクロメータ式の送り機構30
4がある。送り機構304はバックラッシュがなく、1
回転あたり0.5mm直進するようになっている。パルスモ
ータ303は1回転あたり200ステップなので、1ス
テップあたり2.5μm となる。送り機構304の送られ
るナット側とリニアガイド302上にある撮影レンズ3
01は、前記撮影部2と同様にリニアガイドの高精度を
維持しつつ移動させるため、板バネ305によって連結
されている。また、撮影レンズの移動の原点として、位
置再現性1μm の高精度スイッチ306が設置されてい
る。
【0012】以上の構成により、撮影レンズの焦点調節
に伴うレンズ主点の撮影面における位置の変動は、1画
素より小さくしている。1画素以下ということは解析上
から要求されることであり、撮影レンズの光軸とその移
動方向との一致の程度は、撮影レンズ移動によって生じ
る撮影面上における主点位置の変動を1画素以下にする
のに必要な一致の程度である。また、画面距離の測定も
パルスモータの回転数をカウントし、原点からの距離を
測定することで容易に求められる。
【0013】絞り機構4は次のようになっている。図1
(B)において、撮影レンズ301内部の虹彩絞りから
でている絞り可変用ツメ401を駆動するためのレバー
402、レバーに直結している回転伝達機構403、パ
ルスモータ404、原点スイッチ405により構成さ
れ、パルスモータ404を駆動することで絞り調整が行
えるよになっている。
【0014】ファインダー5は次のようになっている。
ファインダー5は、一眼レフ方式となっており、撮影部
2と撮影レンズ部3の間に配置されている。ファインダ
ー5と撮影部2に光を分岐させるため、中心部502の
み(ここでは径7mmの円としている)半透過となったミ
ラー501がある。ミラー501は45°跳ね上げるた
めのソレノイド503がついており、撮影時に光路を遮
ることのないようになっている。即ち、撮影前はミラー
501は45°下がった状態にあり、中心部のみ半透過
で、撮影部2とファインダー5に光分岐させ、中心部以
外はファインダー5へ光路を45°曲げている。ミラー
501の上方には焦点板504があり、焦点板504は
スリガラスとなっていて、撮影する範囲の像が写し出さ
れてファインダーの役目を果たすようになっている。 [電気系]図2は電気系を示している。処理制御部60
1は、入力部602から初期設定の命令を受けると、副
走査用DCモータ215をフォトインタラプタ208a
がON(またはOFF)になるまで、駆動する命令をモ
ータドライバ603に出す。その出力を副走査用DCモ
ータ215が受け、一軸ステージ203を駆動させる。
フォトインタラプタ208aがON(またはOFF)と
なったら、撮影範囲上部に向かってリニアエンコーダの
原点信号が発生するまで、副走査用DCモータ215を
駆動させる命令をDCモータドライバ603に出す。原
点信号が発生すると入力部602から撮影開始の命令を
受けるまでその位置を維持する。即ちリニアエンコー
ダ、カウンタ(図示せず)、副走査用DCモータ215
でサーボ系を構成し、その位置が変動しないようにして
いる。
【0015】続いて撮影レンズ位置の初期設定を行う。
処理制御部601から、パルスモータドライバ604に
撮影レンズ原点スイッチ306までパルスモータ303
を駆動させるよう命令を出す。パルスモータ303はそ
の出力を受けて駆動し、原点スイッチ306がONにな
るまで駆動し、撮影レンズをその位置まで移動する。続
いて絞り駆動パルスモータの初期設定をする。処理制御
部601から、パルスモータドライバ613に原点スイ
ッチ405までパルスモータ404を駆動させるよう命
令を出す。パルスモータ404はその出力を受けて駆動
し、原点スイッチ405がONになるまで駆動し、絞り
を開放にする。以上で初期設定を終了する。この初期設
定は電源投入時に一度行われればよい。
【0016】続いて撮影のための動作について説明す
る。撮影対象をファインダーで覗き焦点を合わせる場所
がファインダー中心の半透過ミラーの位置に来るように
する。入力部内の焦点合わせ用スイッチ(図示せず)を
押すと、処理制御部601は副走査用DCモータ215
を一軸ステージ203を撮影中心まで駆動させるようモ
ータドライバ603に命令を出す。副走査用DCモータ
215はそれを受けて駆動し、撮影中心とCCDが同一
線上にくるようにする。
【0017】ここで、処理制御部601はCCDドライ
バ607に信号を発生し、CCDドライバ607はリニ
アCCD201を駆動させる。またCCDドライバ60
7はメモリ制御部608へ画素に対応するクロック信号
を出力し、メモリ制御部608は第1メモリ609の現
在のアドレスと画素位置の対応を管理する。そしてその
アドレスの位置へリニアCCD201から信号は、A/
D変換器(図示せず)を介してデジタル信号として送ら
れる。処理制御部601は第1メモリ609から画素デ
ータを送るようにメモリ制御部608へ命令を出す。
【0018】焦点調節の原理は、コントラスト検出方式
を採用している。即ち、1走査分の画素データN1 、N
2 、N3 ・・・、Nn とすると、隣接画素との差の総和
Vは、次の式で表すことができる。 V=|N1 −N2 |+|N2 −N3 |+|N3 −N4 |+・・・ +|Nn-1 −Nn | このVが極大のとき被写体コントラストも最大、即ちピ
ントが最良となる。まず、リニアCCDを駆動して計算
したVの値をV1 とおき、処理制御部601はパルスモ
ータドライバ604にパルスモータ303を一定量(こ
こでは0.5mmとする)駆動するように命令をだす。ここ
で再度リニアCCD201を駆動させて、V2 を計算す
る。V1 とV2 を比較してV1 <V2 であれば、V2
駆動させた方向にパルスモータ303を同一量駆動させ
る。V1 <V2 であれば、V2で駆動させた方向と反対
の方向に先程の一定量以下(ここでは0.25mm)パルス
モータ303を駆動させる。ここで再度リニアCCD2
01を駆動させて、V3を計算する。そしてV2 とV3
を比較して同様にパルスモータを駆動させる。これを繰
り返していき、ある範囲内(被写界深度内)に収束する
まで行なう。以上のシーケンスにより焦点調節が完了す
る。
【0019】次に露光量の測定を行なう。入力部内の測
光スイッチ(図示せず)を押すと処理制御部601は副
走査用DCモータ215を一軸ステージ203上にある
測光素子219が光軸中心まで来るようにモータドライ
バ603に命令を出す。副走査用DCモータ215はそ
れを受けて駆動する。続いて処理制御部601は測光部
605に測光するように命令を出し、測光部605は測
定対象を測光してその結果を処理制御部601へ出力す
る。即ちミラー中心部の半透過部分でスポット測光を行
なう。必要であれば数点について測光し、処理制御部6
01が最適な露光値(絞りと電荷蓄積時間)を決定す
る。次に処理制御部601はパルスモータドライバ61
3にパルスモータ404を駆動させる命令を出して、パ
ルスモータ404を駆動し決定した絞り値にする。以上
で撮影準備は完了する。
【0020】次いで、入力部内スタートボタン(図示せ
ず)を押すと、処理制御部601はソレノイドドライバ
614にソレノイド503を駆動するように命令を出
す。ソレノイド503の駆動により、ミラー502がア
ップして被写体像はCCD撮影面上に結像する。続いて
処理制御部601はDCモータドライバ603に駆動命
令をだし、副走査用DCモータ215を駆動し、ステー
ジ203が移動する。ステージ203の移動と共にリニ
アエンコーダのスケール205も移動し、リニアCCD
の1画素分に相当する距離を移動すると、CCDドライ
バ607に信号を発生し、CCDドライバ607はリニ
アCCD201を駆動させる。
【0021】またCCDドライバ607はメモリ制御部
608へ画素に対応するクロック信号を出力し、メモリ
制御部608は第1メモリ609の現在のアドレスと画
素位置の対応を管理する。そしてそのアドレスの位置へ
リニアCCD201からの信号は、A/D変換器(図示
せず)を介してデジタル信号として送られる。この間も
ステージ203は移動しており、リニアCCDの1画素
分の距離を移動すると同じことを繰り返していく。この
動作は、副走査方向必要画素数即ち、必要画素数が20
00であれば、2000回繰り返していく。
【0022】撮影を終えた後もDCモータ215は駆動
しているが、フォトインタラプタ208bをON(また
はOFF)にした時点で、処理制御部601はDCモー
タドライバ603にDCモータ215の停止命令をだ
し、停止させる。その後、処理制御部601はメモリ制
御部608にモニタ表示用第2メモリ610へ第1メモ
リ609の内容を転送すにように命令をだす。ここで使
用するモニタは700×500の画素を表示する一般的
なものである。このためメモリ制御部608は、データ
を第1メモリ609から第2メモリ610へ転送する
際、4000×2000のデータを700×500のデ
ータに圧縮して転送(例えばサンプリング)するよう制
御する。第2メモリ610へ転送された内容はモニタ6
11に撮影結果として表示させる。
【0023】また処理制御部601は、入力部602よ
り、DAT(デジタル・オーディオ・テープ)612へ
転送する信号を受けると、DATへ第1メモリ609の
内容と画面距離測定のためのパルスモータ303の移動
量を記憶する。以上で1枚の撮影は終了する。なお、一
般にステレオ写真は、少なくとも2枚一組であり、かつ
同じ条件で撮影されることが好ましい。このため、ステ
レオ写真を撮影する場合には、最初の写真を撮影した
後、ホールドスイッチ615を操作した、処理制御部6
01が撮影レンズ位置をホールドさせ、その後同じ合焦
条件で撮影できるように構成されて撮影レンズ保持機能
を果たしている。すなわち、ホールドスイッチ615が
操作された時には、処理制御部601は撮影レンズを一
枚目の撮影レンズ位置から移動させない。ここで処理制
御部601は、一枚目の撮影レンズ位置を記憶し、2枚
目以降は撮影するたびに1枚目と等しい位置に撮影レン
ズを移動するように構成しても同様の撮影レンズ保持機
能を果たすことができる。 [変形例]本発明は、前記実施例に限定されない。撮影
レンズ系の一部は固定のままでもよい。また、撮影レン
ズ系における直線運動機構は、リニアガイドとマイクロ
メータ式の送り機構によるものでなく、クロスローラガ
イドまたはVミゾにフラットローラを組み込んだ方式の
ガイドとボールネジを使用してもよい。移動量の測定
は、パルスモータのパルスでカウントする代わりに、リ
ニアエンコーダをステージに取付けたり、ロータリエン
コーダをマイクロメータ式の送り機構に取付けてもよ
い。
【0024】その他、リニアセンサを副走査する機構
(撮影部)は縦方向走査でなく、横方向走査でもよく、
リニアガイドも撮影レンズ系のようにクロスローラガイ
ドまたはVミゾにフラットローラを組み込んだ方式のガ
イドでもよい。またリニアエンコーダでなく、ボールネ
ジにロータリエンコーダを直結させてもよい。また、本
発明では、焦点調整のときリニアCCD上に結像する範
囲を制限するため、ミラーの一部を半透過とする方法を
示したが、ミラーを使用せずに、撮影レイズとリニアC
CDの間で一部透過することのできるマスクを出し入れ
させることにより行ってもよい。また、ミラーの全面を
半透過としてリニアCCDの必要な部分のデータだけを
使うようにしてもよい。
【0025】更に、実施例では露光量の測定に測光素子
を使用したが、測光にもCCDを使用してもよい。焦点
調節の場合と同じように、リニアCCDの必要な部分の
データだけを使えば、任意の範囲内が測光できる。ま
た、焦点調節の方法は本実施例のように徐々に収束させ
る方法でなく、V1、V2 を計算した時点でそれらの差
と移動量L′との割合hから移動させる量Lを予測して
いってもよい。即ち、ピント最良となるVの値が決めら
れているときに、 h=|V1 −V2 |/L′ を計算して L=|V−V2 |/h によって移動量を求めてもよい。この場合も移動方向は
1 とV2 の大きさで判断する。もちろん一度で合焦し
ない場合は、ピント最良となるまでこの合焦動作を繰り
返す。
【0026】
【発明の効果】本発明のステレオ写真撮影用オートフォ
ーカスCCDカメラによれば、1枚目の写真に対して正
確にフォーカス調整を行うことができ、かつ2枚目の写
真に対して1枚目と同一条件での撮影を行うことができ
るため、写真測量用ステレオ写真を構成する写真の撮影
条件を等しくすることができ、その後の処理の効率化及
び高精度化を図ることができる効果を有する。
【0027】さらに、撮影レンズ位置保持手段を設ける
ことにより、ステレオ写真を撮影する際に撮影レンズと
撮影面までの距離を等しくすることができ、その後立体
計測を行う場合に解析が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラ本体を示す斜視図である。
【図2】カメラを制御する電気系を示す図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 撮影部 3 撮影レンズ部 4 絞り機構 5 ファインダー 101 ベース 102 筐体 201 リニアCCD 202 CCD取付けベース 203 1軸ステージ 204 リニアガイド 212 傾斜微動調整ネジ 213 リニアエンコーダのヘッド 214 ベアリング部 218 撮影部ベース 219 測光素子 301 撮影レンズ 304 マイクロメータ式の送り機構 306 高精度スイッチ 402 レバー 404 パルスモータ 502 中心部のハーフミラーの部分 504 焦点板 601 処理制御部 605 測光部 606 適正光量表示部 607 CCDドライバ 609 第1メモリ 610 第2メモリ 611 モニタ 612 DAT 615 ホールドスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/232 H04N 5/225 H04N 13/02 G03B 35/02 G02B 7/28 G02B 7/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リニアCCDを主走査方向と直交する副
    走査方向に走査させて撮影を行なうカメラにおいて、一
    定の位置にある撮影用リニアCCDの出力によって撮影
    レンズの自動焦点調節を行なう様に形成され、ステレオ
    撮影の際には、一枚目の撮影において自動焦点調節を行
    い、2枚目以降の撮影に際しては、自動焦点調節を行わ
    ず、前記撮影レンズを1枚目の撮影の際のレンズ位置か
    ら移動をさせずに撮影を行うように構成されていること
    を特徴とするステレオ写真撮影用オートフォーカスCC
    Dカメラ。
  2. 【請求項2】 前記撮影用リニアCCDの前記一定の位
    置は、撮影中心である、ことを特徴とする請求項1項に
    記載のステレオ写真撮影用オートフォーカスCCDカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 焦点調節時には、リニアCCDの焦点検
    出面の大きさを制限する、ことを特徴とする請求項1項
    又は2項に記載のステレオ写真撮影用オートフォーカス
    CCDカメラ。
  4. 【請求項4】 前記カメラは、撮影レンズ位置保持手段
    を有し、撮影レンズ位置保持手段を選択すると、ステレ
    オ写真撮影時に、一対もしくはそれ以上の枚数を撮影す
    る際に、撮影面と撮影レンズ間距離を等しくすることが
    できる、ことを特徴とする請求項1乃至3項に記載の
    テレオ写真撮影用オートフォーカスCCDカメラ。
  5. 【請求項5】 前記撮影レンズ位置保持手段は、1枚目
    撮影後に撮影レンズ位置が変動しないように固定される
    か、又は1枚目と同じ撮影レンズ位置になるように、撮
    影レンズを駆動する、ことを特徴とする請求項4項に記
    載のステレオ写真撮影用オートフォーカスCCDカメ
    ラ。
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