JP3286543B2 - 無線機器用アンテナ装置 - Google Patents
無線機器用アンテナ装置Info
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- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q11/00—Electrically-long antennas having dimensions more than twice the shortest operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
- H01Q11/12—Resonant antennas
- H01Q11/14—Resonant antennas with parts bent, folded, shaped or screened or with phasing impedances, to obtain desired phase relation of radiation from selected sections of the antenna or to obtain desired polarisation effect
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q7/00—Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
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- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q7/00—Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
- H01Q7/005—Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop with variable reactance for tuning the antenna
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は無線機器用アンテナ
装置、特に小型携帯用無線機器に使用するのに好適な無
線機器用アンテナ装置に関するものである。
装置、特に小型携帯用無線機器に使用するのに好適な無
線機器用アンテナ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、無線機器用アンテナ装置として
は、その受信機の用途や形状，周波数帯によって色々な
種類のものが提案されている。そしてＶＨＦ帯，ＵＨＦ
帯の無線機では、人体装着時のアンテナ利得の低下が少
ないことや、構成が簡単で安価であることから、ループ
アンテナが用いられている。ループアンテナの中で、更
にアンテナ利得を向上するためにループアンテナのルー
プを２巻にしたダブルループアンテナがあり、以下図面
を参照して従来のダブルループアンテナについて説明す
る。
は、その受信機の用途や形状，周波数帯によって色々な
種類のものが提案されている。そしてＶＨＦ帯，ＵＨＦ
帯の無線機では、人体装着時のアンテナ利得の低下が少
ないことや、構成が簡単で安価であることから、ループ
アンテナが用いられている。ループアンテナの中で、更
にアンテナ利得を向上するためにループアンテナのルー
プを２巻にしたダブルループアンテナがあり、以下図面
を参照して従来のダブルループアンテナについて説明す
る。
【０００３】図10は従来のダブルループアンテナの構成
を示す回路図であり、このダブルループアンテナは、第
１の棒状アンテナ21と、第１の棒状アンテナ21をプリン
ト基板22上の受信回路入力用コンデンサ24を通して受信
回路23に接続する第１の給電部25と、第１の棒状アンテ
ナ21が１巻した後、第１の給電部25側の位置でプリント
基板22上において第１の棒状アンテナ21に直列に接続さ
れるアンテナ間コンデンサ26と、そのアンテナ間コンデ
ンサ26に接続される第２の棒状アンテナ27と、第２の棒
状アンテナ27を第１の給電部25側の位置で受信回路23と
共通のＧＮＤにコンデンサ30を通して接続する第２の給
電部28と、第１の回路同調用コンデンサ29とより構成さ
れている。
を示す回路図であり、このダブルループアンテナは、第
１の棒状アンテナ21と、第１の棒状アンテナ21をプリン
ト基板22上の受信回路入力用コンデンサ24を通して受信
回路23に接続する第１の給電部25と、第１の棒状アンテ
ナ21が１巻した後、第１の給電部25側の位置でプリント
基板22上において第１の棒状アンテナ21に直列に接続さ
れるアンテナ間コンデンサ26と、そのアンテナ間コンデ
ンサ26に接続される第２の棒状アンテナ27と、第２の棒
状アンテナ27を第１の給電部25側の位置で受信回路23と
共通のＧＮＤにコンデンサ30を通して接続する第２の給
電部28と、第１の回路同調用コンデンサ29とより構成さ
れている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のダブルループアンテナにおいては、アンテナ給電部
とアンテナ間コンデンサ接続部がプリント基板上で近接
し、更にパターンが交差しているため、ダブルループア
ンテナ本来のアンテナ利得が得られていないという問題
点を有していた。
来のダブルループアンテナにおいては、アンテナ給電部
とアンテナ間コンデンサ接続部がプリント基板上で近接
し、更にパターンが交差しているため、ダブルループア
ンテナ本来のアンテナ利得が得られていないという問題
点を有していた。
【０００５】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
のであり、アンテナの利得劣化を抑え、コスト削減にも
つながる無線機器用アンテナ装置を提供することを目的
とする。
のであり、アンテナの利得劣化を抑え、コスト削減にも
つながる無線機器用アンテナ装置を提供することを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の無線機器用アン
テナ装置は、ダブルループアンテナにおいて、アンテナ
とアンテナの間にシリーズに挿入されるアンテナ間コン
デンサの挿入位置を給電部に対してアンテナ長手方向の
反対側離隔位置に配置したものである。
テナ装置は、ダブルループアンテナにおいて、アンテナ
とアンテナの間にシリーズに挿入されるアンテナ間コン
デンサの挿入位置を給電部に対してアンテナ長手方向の
反対側離隔位置に配置したものである。
【０００７】この発明によれば、アンテナの利得劣化を
抑え、更にアンテナホルダをダブルループアンテナとシ
ングルループアンテナとで共用化することのできる無線
機器用アンテナ装置が得られる。
抑え、更にアンテナホルダをダブルループアンテナとシ
ングルループアンテナとで共用化することのできる無線
機器用アンテナ装置が得られる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下本発明の各実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。なお、前記従来のものと
同一の部分、及び各実施の形態間で共通する部分につい
ては同一の符号を用いるものとする。
て図面を参照しつつ説明する。なお、前記従来のものと
同一の部分、及び各実施の形態間で共通する部分につい
ては同一の符号を用いるものとする。
【０００９】（実施の形態１）図１は本発明の無線機器
用アンテナ装置の実施の形態１におけるアンテナ回路図
であり、図中、１はプリント基板で、このプリント基板
１上の第１の給電部２は第１の棒状アンテナ３につなが
る受信回路４とのホット側(H)接続部である。第１の棒
状アンテナ３は約１巻半した後、プリント基板１上でコ
ンデンサ５に接続され、更に第２の棒状アンテナ６へ接
続される。第２の棒状アンテナ６は約半巻した後、プリ
ント基板１上のコールド側(C)接続部である第２の給電
部７へ接続される。
用アンテナ装置の実施の形態１におけるアンテナ回路図
であり、図中、１はプリント基板で、このプリント基板
１上の第１の給電部２は第１の棒状アンテナ３につなが
る受信回路４とのホット側(H)接続部である。第１の棒
状アンテナ３は約１巻半した後、プリント基板１上でコ
ンデンサ５に接続され、更に第２の棒状アンテナ６へ接
続される。第２の棒状アンテナ６は約半巻した後、プリ
ント基板１上のコールド側(C)接続部である第２の給電
部７へ接続される。
【００１０】次に図２を参照してその動作を説明する。
図２は図１に示す実施の形態１におけるアンテナ回路に
基づき磁界型ループアンテナを構成した場合の回路図で
あり、図示のように、この磁界型ループアンテナは、第
１給電部２に接続される第１の棒状アンテナ３，アンテ
ナ間コンデンサ５，第２の棒状アンテナ６，アンテナ回
路同調用コンデンサ８，第２の給電部７と基準ＧＮＤ
(接地)11間に接続したコンデンサ９，受信回路４への入
力用コンデンサである受信回路入力用コンデンサ10によ
り構成されている。アンテナ間コンデンサ５の役割は、
周波数可変回路であるアンテナ回路同調用コンデンサ８
の回路構成をシンプル化するために、アンテナ回路同調
用コンデンサ８による周波数可変幅を最適化するための
もので、第１の給電部２，第２の給電部７に近接する必
要性はなく、本実施の形態においては、このアンテナ間
コンデンサ５を給電部からアンテナ長手方向に離れた位
置に配置してある。
図２は図１に示す実施の形態１におけるアンテナ回路に
基づき磁界型ループアンテナを構成した場合の回路図で
あり、図示のように、この磁界型ループアンテナは、第
１給電部２に接続される第１の棒状アンテナ３，アンテ
ナ間コンデンサ５，第２の棒状アンテナ６，アンテナ回
路同調用コンデンサ８，第２の給電部７と基準ＧＮＤ
(接地)11間に接続したコンデンサ９，受信回路４への入
力用コンデンサである受信回路入力用コンデンサ10によ
り構成されている。アンテナ間コンデンサ５の役割は、
周波数可変回路であるアンテナ回路同調用コンデンサ８
の回路構成をシンプル化するために、アンテナ回路同調
用コンデンサ８による周波数可変幅を最適化するための
もので、第１の給電部２，第２の給電部７に近接する必
要性はなく、本実施の形態においては、このアンテナ間
コンデンサ５を給電部からアンテナ長手方向に離れた位
置に配置してある。
【００１１】このようにすると、プリント基板１上にお
ける給電部配線パターンに流れる電流の流れる方向がア
ンテナ間コンデンサ自体、およびその配線パターンと交
差して発生する損失抵抗分の増加を大幅に減少できる。
これに対して前記従来装置のように給電部とアンテナ間
コンデンサを近接配置した場合は、この損失抵抗分を増
加させてしまう結果となる。
ける給電部配線パターンに流れる電流の流れる方向がア
ンテナ間コンデンサ自体、およびその配線パターンと交
差して発生する損失抵抗分の増加を大幅に減少できる。
これに対して前記従来装置のように給電部とアンテナ間
コンデンサを近接配置した場合は、この損失抵抗分を増
加させてしまう結果となる。
【００１２】図３は本発明の無線機器用アンテナ装置と
従来の無線機器用アンテナ装置の指向特性を比較した指
向性パターン図であり、本発明の無線機器用アンテナ装
置(本発明のアンテナ:実線カーブ)の特性と従来の無線
機器用アンテナ装置(従来のアンテナ:破線カーブ)の特
性から明らかなように、本発明のものは正面および180
゜付近のアンテナ回路利得が約0.7dB向上していること
が分かる。
従来の無線機器用アンテナ装置の指向特性を比較した指
向性パターン図であり、本発明の無線機器用アンテナ装
置(本発明のアンテナ:実線カーブ)の特性と従来の無線
機器用アンテナ装置(従来のアンテナ:破線カーブ)の特
性から明らかなように、本発明のものは正面および180
゜付近のアンテナ回路利得が約0.7dB向上していること
が分かる。
【００１３】以上のように本実施の形態によれば、ダブ
ルループアンテナにおいてアンテナ間コンデンサの実装
位置および接続用パターンを、プリント基板上の給電部
配線パターンと交差しないアンテナ長手方向の給電部か
ら離隔された位置に配置することにより、前記従来装置
に比べてアンテナ利得を指向性全域に渡って約0.7dB向
上することができる。更にアンテナ回路，プリント基板
配線パターンがシングルループ型アンテナ装置と略同じ
になるのでこれらアンテナ回路，プリント基板配線パタ
ーンを共用化することが可能となり、共通化設計による
大幅なコストダウンを図ることができる。
ルループアンテナにおいてアンテナ間コンデンサの実装
位置および接続用パターンを、プリント基板上の給電部
配線パターンと交差しないアンテナ長手方向の給電部か
ら離隔された位置に配置することにより、前記従来装置
に比べてアンテナ利得を指向性全域に渡って約0.7dB向
上することができる。更にアンテナ回路，プリント基板
配線パターンがシングルループ型アンテナ装置と略同じ
になるのでこれらアンテナ回路，プリント基板配線パタ
ーンを共用化することが可能となり、共通化設計による
大幅なコストダウンを図ることができる。
【００１４】（実施の形態２）図４は本発明の無線機器
用アンテナ装置の実施の形態２におけるアンテナ回路図
であり、図中、１はプリント基板で、このプリント基板
１上の第１の給電部12は第１の棒状アンテナ13につなが
る受信回路４とのホット側(H)接続部である。第１の棒
状アンテナ13は約半巻した後、プリント基板１上でコン
デンサ５に接続され、更に第２の棒状アンテナ14へ接続
される。第２の棒状アンテナ14は約１巻半した後、プリ
ント基板１上のコールド側(C)接続部である第２の給電
部15へ接続される。本実施の形態は前記実施の形態１に
示したホット側(H)接続部とコールド側(C)接続部を逆に
配置したものであり、その他の構成はこの実施の形態１
に示したものと同一である。
用アンテナ装置の実施の形態２におけるアンテナ回路図
であり、図中、１はプリント基板で、このプリント基板
１上の第１の給電部12は第１の棒状アンテナ13につなが
る受信回路４とのホット側(H)接続部である。第１の棒
状アンテナ13は約半巻した後、プリント基板１上でコン
デンサ５に接続され、更に第２の棒状アンテナ14へ接続
される。第２の棒状アンテナ14は約１巻半した後、プリ
ント基板１上のコールド側(C)接続部である第２の給電
部15へ接続される。本実施の形態は前記実施の形態１に
示したホット側(H)接続部とコールド側(C)接続部を逆に
配置したものであり、その他の構成はこの実施の形態１
に示したものと同一である。
【００１５】図５は図４に示す実施の形態２におけるア
ンテナ回路に基づき磁界型ループアンテナを構成した場
合の回路図であり、図示のように、この磁界型ループア
ンテナは、第１の給電部12に接続される第１の棒状アン
テナ13，アンテナ間コンデンサ５，第２の棒状アンテナ
14，アンテナ回路同調用コンデンサ８，第２の給電部15
と基準ＧＮＤ11間に接続したコンデンサ９，受信回路４
への入力用コンデンサである受信回路入力用コンデンサ
10により構成されている。
ンテナ回路に基づき磁界型ループアンテナを構成した場
合の回路図であり、図示のように、この磁界型ループア
ンテナは、第１の給電部12に接続される第１の棒状アン
テナ13，アンテナ間コンデンサ５，第２の棒状アンテナ
14，アンテナ回路同調用コンデンサ８，第２の給電部15
と基準ＧＮＤ11間に接続したコンデンサ９，受信回路４
への入力用コンデンサである受信回路入力用コンデンサ
10により構成されている。
【００１６】この図５に示した磁界型ループアンテナア
ンテナの動作及び特徴は前記図２に示した実施の形態１
のものと同一であり、その特性と従来の無線機器用アン
テナ装置の特性の比較についても図３のパターンと同様
になるのでその説明は省略する。
ンテナの動作及び特徴は前記図２に示した実施の形態１
のものと同一であり、その特性と従来の無線機器用アン
テナ装置の特性の比較についても図３のパターンと同様
になるのでその説明は省略する。
【００１７】（実施の形態３）図６は本発明の無線機器
用アンテナ装置の実施の形態３におけるアンテナ回路図
であり、図中、１はプリント基板で、このプリント基板
１上の第１の給電部２は第１の棒状アンテナ３につなが
る受信回路４とのホット側(H)接続部である。第１の棒
状アンテナ３は１巻十約１／４巻した後、プリント基板
１上でコンデンサ５に接続され、更に第２の棒状アンテ
ナ６へ接続される。第２の棒状アンテナ６は約３／４巻
した後、プリント基板１上のコールド側(C)接続部であ
る第２の給電部７へ接続される。本実施の形態は、前記
実施の形態１，２に示したものがアンテナ設置面のプリ
ント基板の辺の長さとアンテナ長手方向の長さとが同等
になっているのに対し、プリント基板の辺の長さがアン
テナ長手方向の長さより短くなっており、プリント基板
１の設計に応じたアンテナ形状を取り得る構成になって
いる。
用アンテナ装置の実施の形態３におけるアンテナ回路図
であり、図中、１はプリント基板で、このプリント基板
１上の第１の給電部２は第１の棒状アンテナ３につなが
る受信回路４とのホット側(H)接続部である。第１の棒
状アンテナ３は１巻十約１／４巻した後、プリント基板
１上でコンデンサ５に接続され、更に第２の棒状アンテ
ナ６へ接続される。第２の棒状アンテナ６は約３／４巻
した後、プリント基板１上のコールド側(C)接続部であ
る第２の給電部７へ接続される。本実施の形態は、前記
実施の形態１，２に示したものがアンテナ設置面のプリ
ント基板の辺の長さとアンテナ長手方向の長さとが同等
になっているのに対し、プリント基板の辺の長さがアン
テナ長手方向の長さより短くなっており、プリント基板
１の設計に応じたアンテナ形状を取り得る構成になって
いる。
【００１８】次に図７を用いてその動作を説明する。図
７は図６に示す実施の形態３におけるアンテナ回路に基
づき磁界型ループアンテナを構成した場合の回路図であ
り、図示のように、この磁界型ループアンテナは、第１
の給電部２に接続される第１の棒状アンテナ３，アンテ
ナ間コンデンサ５，第２の棒状アンテナ６，アンテナ回
路同調用コンデンサ８，第２の給電部７と基準ＧＮＤ11
間に接続したコンデンサ９，受信回路４への入力用コン
デンサである受信回路入力用コンデンサ10により構成さ
れている。アンテナ間コンデンサ５の役割は、周波数可
変回路であるアンテナ回路同調用コンデンサ８の回路構
成をシンプル化するために、アンテナ回路同調用コンデ
ンサ８による周波数可変幅を最適化するためのもので、
第１の給電部２，第２の給電部７に近接する必要性はな
く、本実施の形態においては、このアンテナ間コンデン
サ５を給電部から少しでも離れるように配置している。
７は図６に示す実施の形態３におけるアンテナ回路に基
づき磁界型ループアンテナを構成した場合の回路図であ
り、図示のように、この磁界型ループアンテナは、第１
の給電部２に接続される第１の棒状アンテナ３，アンテ
ナ間コンデンサ５，第２の棒状アンテナ６，アンテナ回
路同調用コンデンサ８，第２の給電部７と基準ＧＮＤ11
間に接続したコンデンサ９，受信回路４への入力用コン
デンサである受信回路入力用コンデンサ10により構成さ
れている。アンテナ間コンデンサ５の役割は、周波数可
変回路であるアンテナ回路同調用コンデンサ８の回路構
成をシンプル化するために、アンテナ回路同調用コンデ
ンサ８による周波数可変幅を最適化するためのもので、
第１の給電部２，第２の給電部７に近接する必要性はな
く、本実施の形態においては、このアンテナ間コンデン
サ５を給電部から少しでも離れるように配置している。
【００１９】このようにすると、前記実施の形態１，２
にと同様、プリント基板１上における給電部配線パター
ンに流れる電流の流れる方向がアンテナ間コンデンサ自
体、およびその配線パターンと交差して発生する損失抵
抗分の増加を大幅に減少できるばかりでなく、アンテナ
設置面のプリント基板の辺の長さがアンテナ長手方向の
長さより短いので、辺が切り欠かれたプリント基板を使
用する時や、他の実装部品によりアンテナ実装位置に制
限がある時にもこれに対応することができる。なお、そ
の特性と従来の無線機器用アンテナ装置の特性の比較に
ついては図３のパターンと同様になる。
にと同様、プリント基板１上における給電部配線パター
ンに流れる電流の流れる方向がアンテナ間コンデンサ自
体、およびその配線パターンと交差して発生する損失抵
抗分の増加を大幅に減少できるばかりでなく、アンテナ
設置面のプリント基板の辺の長さがアンテナ長手方向の
長さより短いので、辺が切り欠かれたプリント基板を使
用する時や、他の実装部品によりアンテナ実装位置に制
限がある時にもこれに対応することができる。なお、そ
の特性と従来の無線機器用アンテナ装置の特性の比較に
ついては図３のパターンと同様になる。
【００２０】以上のように本実施の形態によれば、前記
各実施の形態に示したものと同様に、前記従来装置に比
べてアンテナ利得を指向性全域に渡って約0.7dB向上す
ることができ、更にアンテナ回路，プリント基板配線パ
ターンがシングルループ型アンテナ装置と略同じになる
のでアンテナ回路，プリント基板配線パターンを共用化
することが可能となり、共通化設計による大幅なコスト
ダウンを図ることができ、更にアンテナ設置面のプリン
ト基板の辺の長さがアンテナ長手方向の長さより短いの
で、辺の切り欠かれたプリント基板を使用する時や、他
の実装部品によりアンテナ実装位置に制限がある時でも
支障なく構成することができる。
各実施の形態に示したものと同様に、前記従来装置に比
べてアンテナ利得を指向性全域に渡って約0.7dB向上す
ることができ、更にアンテナ回路，プリント基板配線パ
ターンがシングルループ型アンテナ装置と略同じになる
のでアンテナ回路，プリント基板配線パターンを共用化
することが可能となり、共通化設計による大幅なコスト
ダウンを図ることができ、更にアンテナ設置面のプリン
ト基板の辺の長さがアンテナ長手方向の長さより短いの
で、辺の切り欠かれたプリント基板を使用する時や、他
の実装部品によりアンテナ実装位置に制限がある時でも
支障なく構成することができる。
【００２１】（実施の形態４）図８は本発明の無線機器
用アンテナ装置の実施の形態４におけるアンテナ回路図
であり、図中、１はプリント基板で、このプリント基板
１上の第１の給電部２は第１の板状アンテナ16につなが
る受信回路４とのホット側(H)接続部である。この第１
の板状アンテナ16は約１巻半した後、プリント基板１上
でコンデンサ５に接続され、更に第２の板状アンテナ17
へ接続される。第２の板状アンテナ17は約半巻した後、
プリント基板１上のコールド側(C)接続部である第２の
給電部７へ接続される。本実施の形態は、前記実施の形
態１に示したもののアンテナ部分を板状アンテナとした
ものであり、その他の構成はこの実施の形態１に示した
ものと同一である。
用アンテナ装置の実施の形態４におけるアンテナ回路図
であり、図中、１はプリント基板で、このプリント基板
１上の第１の給電部２は第１の板状アンテナ16につなが
る受信回路４とのホット側(H)接続部である。この第１
の板状アンテナ16は約１巻半した後、プリント基板１上
でコンデンサ５に接続され、更に第２の板状アンテナ17
へ接続される。第２の板状アンテナ17は約半巻した後、
プリント基板１上のコールド側(C)接続部である第２の
給電部７へ接続される。本実施の形態は、前記実施の形
態１に示したもののアンテナ部分を板状アンテナとした
ものであり、その他の構成はこの実施の形態１に示した
ものと同一である。
【００２２】図９は図８に示す実施の形態４におけるア
ンテナ回路に基づき磁界型ループアンテナを構成した場
合の回路図であり、図示のように、この磁界型ループア
ンテナは、第１の給電部２に接続される第１の板状アン
テナ16，アンテナ間コンデンサ５，第２板状アンテナ1
7，アンテナ回路同調用コンデンサ８，第２の給電部と
基準ＧＮＤ11間に接続したコンデンサ９，受信回路入力
用コンデンサ10により構成されている。この図９に示し
た磁界型ループアンテナアンテナの動作は前記図２に示
した実施の形態１のものと同一であるのでその説明は省
略するが、アンテナが板状アンテナであるため、板状ア
ンテナと棒状アンテナそれぞれの断面積およびループ開
口面積を統一した幅方向にスペースを確保しやすいタイ
プの無線機器に適用する場合、棒状アンテナ使用時より
アンテナ使用材の厚みの差分だけ薄型のループアンテナ
を構成することができる。なお、その特性と従来の無線
機器用アンテナ装置の特性の比較については前記実施の
形態１同様、図３の指向性パターンの通りとなる。
ンテナ回路に基づき磁界型ループアンテナを構成した場
合の回路図であり、図示のように、この磁界型ループア
ンテナは、第１の給電部２に接続される第１の板状アン
テナ16，アンテナ間コンデンサ５，第２板状アンテナ1
7，アンテナ回路同調用コンデンサ８，第２の給電部と
基準ＧＮＤ11間に接続したコンデンサ９，受信回路入力
用コンデンサ10により構成されている。この図９に示し
た磁界型ループアンテナアンテナの動作は前記図２に示
した実施の形態１のものと同一であるのでその説明は省
略するが、アンテナが板状アンテナであるため、板状ア
ンテナと棒状アンテナそれぞれの断面積およびループ開
口面積を統一した幅方向にスペースを確保しやすいタイ
プの無線機器に適用する場合、棒状アンテナ使用時より
アンテナ使用材の厚みの差分だけ薄型のループアンテナ
を構成することができる。なお、その特性と従来の無線
機器用アンテナ装置の特性の比較については前記実施の
形態１同様、図３の指向性パターンの通りとなる。
【００２３】以上のように本実施の形態によれば、前記
各実施の形態に示したものと同様に、前記従来装置に比
べてアンテナ利得を指向性全域に渡って約0.7dB向上す
ることができ、更にアンテナ回路，プリント基板配線パ
ターンがシングルループ型アンテナ装置と略同じになる
のでアンテナ回路，プリント基板配線パターンを共用化
することが可能となり、共通化設計による大幅なコスト
ダウンを図ることができ、また、アンテナ設置面のプリ
ント基板の辺の長さよりアンテナ長手方向の長さを短く
することができるので、辺の切り欠かれたプリント基板
を使用する時や、他の実装部品によりアンテナ実装位置
に制限がある時でも支障なく構成することができ、更に
は板状アンテナと棒状アンテナそれぞれの断面積および
ループ開口面積を統一した幅方向にスペースを確保しや
すいタイプの無線機器の場合、棒状アンテナ使用時より
アンテナ使用材の厚みの差分だけ薄型のループアンテナ
を構成することが可能で、無線機器の薄型化を図ること
が可能となる。
各実施の形態に示したものと同様に、前記従来装置に比
べてアンテナ利得を指向性全域に渡って約0.7dB向上す
ることができ、更にアンテナ回路，プリント基板配線パ
ターンがシングルループ型アンテナ装置と略同じになる
のでアンテナ回路，プリント基板配線パターンを共用化
することが可能となり、共通化設計による大幅なコスト
ダウンを図ることができ、また、アンテナ設置面のプリ
ント基板の辺の長さよりアンテナ長手方向の長さを短く
することができるので、辺の切り欠かれたプリント基板
を使用する時や、他の実装部品によりアンテナ実装位置
に制限がある時でも支障なく構成することができ、更に
は板状アンテナと棒状アンテナそれぞれの断面積および
ループ開口面積を統一した幅方向にスペースを確保しや
すいタイプの無線機器の場合、棒状アンテナ使用時より
アンテナ使用材の厚みの差分だけ薄型のループアンテナ
を構成することが可能で、無線機器の薄型化を図ること
が可能となる。
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ダブルル
ープアンテナ装置においてアンテナ利得を向上すること
ができ、更にはシングルループ型アンテナ装置とのアン
テナ回路,プリント基板配線パターンを共用化すること
が可能となり、共通化設計による大幅なコストダウンを
図れるという有利な効果が得られる。
ープアンテナ装置においてアンテナ利得を向上すること
ができ、更にはシングルループ型アンテナ装置とのアン
テナ回路,プリント基板配線パターンを共用化すること
が可能となり、共通化設計による大幅なコストダウンを
図れるという有利な効果が得られる。
【図１】本発明の無線機器用アンテナ装置の実施の形態
１におけるアンテナ回路図。
１におけるアンテナ回路図。
【図２】本発明の無線機器用アンテナ装置の実施の形態
１におけるアンテナ回路に基づき磁界型ループアンテナ
を構成した場合の回路図。
１におけるアンテナ回路に基づき磁界型ループアンテナ
を構成した場合の回路図。
【図３】本発明の無線機器用アンテナ装置と従来の無線
機器用アンテナ装置の指向性特性を比較した指向性パタ
ーン図。
機器用アンテナ装置の指向性特性を比較した指向性パタ
ーン図。
【図４】本発明の無線機器用アンテナ装置の実施の形態
２におけるアンテナ回路図。
２におけるアンテナ回路図。
【図５】本発明の無線機器用アンテナ装置の実施の形態
２におけるアンテナ回路に基づき磁界型ループアンテナ
を構成した場合の回路図。
２におけるアンテナ回路に基づき磁界型ループアンテナ
を構成した場合の回路図。
【図６】本発明の無線機器用アンテナ装置の実施の形態
３におけるアンテナ回路図。
３におけるアンテナ回路図。
【図７】本発明の無線機器用アンテナ装置の実施の形態
３におけるアンテナ回路に基づき磁界型ループアンテナ
を構成した場合の回路図。
３におけるアンテナ回路に基づき磁界型ループアンテナ
を構成した場合の回路図。
【図８】本発明の無線機器用アンテナ装置の実施の形態
４におけるアンテナ回路図。
４におけるアンテナ回路図。
【図９】本発明の無線機器用アンテナ装置の実施の形態
４におけるアンテナ回路に基づき磁界型ループアンテナ
を構成した場合の回路図。
４におけるアンテナ回路に基づき磁界型ループアンテナ
を構成した場合の回路図。
【図１０】従来の無線機器用アンテナ装置の回路図。
１，22…プリント基板、 ２，12，25…第１の給電部、
３，13，21…第１の棒状アンテナ、 ４，23…受信回
路、 ５，26…アンテナ間コンデンサ、 ６，14，27…
第２の棒状アンテナ、 ７，15，28…第２の給電部、
８，29…アンテナ回路同調用コンデンサ、 ９，30…コ
ンデンサ、 10，24…受信回路入力用コンデンサ、 11
…基準ＧＮＤ、 16…第１の板状アンテナ、 17…第２
の板状アンテナ。
３，13，21…第１の棒状アンテナ、 ４，23…受信回
路、 ５，26…アンテナ間コンデンサ、 ６，14，27…
第２の棒状アンテナ、 ７，15，28…第２の給電部、
８，29…アンテナ回路同調用コンデンサ、 ９，30…コ
ンデンサ、 10，24…受信回路入力用コンデンサ、 11
…基準ＧＮＤ、 16…第１の板状アンテナ、 17…第２
の板状アンテナ。
Claims (3)
- 【請求項１】 第１の棒状アンテナと、この第１の棒状
アンテナの一端をプリント基板上の受信回路の給電部に
接続する第１の給電部と、前記第１の棒状アンテナが１
巻より多い所定数巻回された後、前記第１の給電部から
離れる反対側のプリント基板上の位置でその他端が接続
されるコンデンサと、このコンデンサに一端が接続され
る第２の棒状アンテナと、この第２の棒状アンテナが１
巻より少ない所定数巻回された後、前記コンデンサから
離れる反対側の第１の給電部側のプリント基板上の位置
でその他端を受信回路のＧＮＤに接続する第２の給電部
とを備えたことを特徴とする無線機器用アンテナ装置。 - 【請求項２】 第１の棒状アンテナと、この第１の棒状
アンテナの一端をプリント基板上の受信回路の給電部に
接続する第１の給電部と、前記第１の棒状アンテナが１
巻より少ない所定数巻回された後、前記第１の給電部か
ら離れる反対側のプリント基板上の位置でその他端に接
続されるコンデンサと、このコンデンサに一端が接続さ
れる第２の棒状アンテナと、この第２の棒状アンテナが
１巻より多い所定数巻回された後、前記コンデンサから
離れる反対側の第１の給電部側のプリント基板上の位置
でその他端を受信回路のＧＮＤに接続する第２の給電部
とを備えたことを特徴とする無線機器用アンテナ装置。 - 【請求項３】 第１，第２の棒状アンテナは板状アンテ
ナであることを特徴とする請求項１または２記載の無線
機器用アンテナ装置。
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|---|---|---|---|
| JP31199096A JP3286543B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 無線機器用アンテナ装置 |
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1997
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