JP3286118B2 - 断熱装置 - Google Patents

断熱装置

Info

Publication number
JP3286118B2
JP3286118B2 JP13688995A JP13688995A JP3286118B2 JP 3286118 B2 JP3286118 B2 JP 3286118B2 JP 13688995 A JP13688995 A JP 13688995A JP 13688995 A JP13688995 A JP 13688995A JP 3286118 B2 JP3286118 B2 JP 3286118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
strips
outer skin
pipe
strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13688995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08327130A (ja
Inventor
昭義 榊原
Original Assignee
エーティー技研株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エーティー技研株式会社 filed Critical エーティー技研株式会社
Priority to JP13688995A priority Critical patent/JP3286118B2/ja
Publication of JPH08327130A publication Critical patent/JPH08327130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3286118B2 publication Critical patent/JP3286118B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Insulation (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調ダクト等の配管を
隠蔽して設備の熱効率を高めたり、配管内外の結露現象
を防止する断熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空調ダクト等の配管を隠蔽する一般の断
熱マットは、グラスウール等の繊維を海綿状に成形する
ことにより断熱機能を発揮する。このような断熱マット
で配管のストレート部分を断熱施工する場合、そのスト
レート部分を覆い得る形状の断熱マットを工場で成形す
るか、断熱マットとなる帯状の原材を現場で巻付け作業
するかの二通りの方法が採られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
断熱マットでは、上記のいずれの方法によって製作され
るにしても、繊維の配向方向が配管の外面とほぼ平行
(所謂、横目)となるため、厚み方向に圧縮されやす
く、その収縮した部分の断熱効率が劣化するという欠点
がある。
【0004】即ち、従来の断熱マットは、極細線状とさ
れたグラスウールの繊維に配向性をもたせた状態で何層
にも積層して接着剤で固めるものであるため、その積層
方向(配向性をもたない方向)には収縮性が高い。そし
て、配管にはこの積層方向を厚み方向として断熱マット
を当てがうため、断熱マットで隠蔽された配管をブラケ
ットで天井等の固定物に支持した場合に、ブラケットが
位置する部分の断熱マットが配管の荷重によって圧縮さ
れ、この圧縮された部分において十分な断熱機能を果た
さなくなる。
【0005】また、ストレート部分を覆い得る形状に工
場で成形する方法を採る場合、ストレート部分の長さ寸
法と径寸法とに対応したそれぞれの断熱マットを用意す
るか、施工要請の都度、その長さ寸法と径寸法に応じた
断熱マットを成形しなければならない。帯状の原材を現
場で巻き付ける場合、該原材を帯幅に対応した配管の軸
方向長さ分を一周毎に巻付ける方法と、螺旋状に巻付け
る方法が考えられるが、前者の方法では一周巻付けるご
とに帯状マットを切断しなればならず、作業が煩わし
い。
【0006】また、後者の螺旋状に巻くことは、原材の
繊維が捩じられることになり、それよるストレスで繊維
の配向がばらけてしまい、断熱効率の低下を招くおそれ
がある。本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、
任意長さの配管に対し施工作業が現場で簡単にできると
ともに、厚み方向に硬性を得て、支持物の圧接による断
熱効率の悪化を防ぐことを解決すべき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した請求
項1の態様は、 ダクトの外面に螺旋状に巻き付けられ
る帯状の断熱マットよりなる断熱装置であって、上記断
熱マットは、帯状で金属箔製の外部皮体と、該外部皮体
延びる方向に連続的に貼設された対向する2辺が該外
部皮体の延びる方向と平行で他の対向する2辺は該外部
皮体の延びる方向に対して傾斜した繊維集合体製の複数
の短冊片とから構成され、上記複数の短冊片は、それぞ
れ上記ダクトのほぼ軸平面と一致する厚み方向に繊維の
配向性をもつことを特徴とする断熱装置である。
【0008】請求項2の態様は、上記断熱マットを角型
配管に巻き付ける場合において、上記複数の短冊片はそ
の断面が規格正方に形成され、上記角型配管の角部に隣
接する短冊片同士は、これら短冊片同士の間に上記外部
皮体から1個の短冊片を剥がして形成されるスペースを
一方の短冊片が埋めるように上記角部を囲っていること
を特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の態様による断熱マットは、帯状で金
属箔製の外部皮体に、対向する2辺が外部皮体の延びる
方向と平行で他の対向する2辺は外部皮体の延びる方向
に対して傾斜した繊維集合体製の複数の短冊片を、外部
皮体の延びる方向に連続的に貼設したものであるから、
ダクトに装着する場合は、外部皮体上に連続した複数の
短冊片をダクトの外面に当てて螺旋状に巻き付る。そし
て、外部皮体を外側から金属箔製のテープで接着するこ
とにより、断熱マットの施工作業が完了する。
【0010】請求項2の態様による断熱マットの場合
は、連続した短冊片を角型配管の外面に当てて螺旋状に
巻き付け、角型配管の角部に巻き付けるときに、隣接す
る短冊片同士の間に上記外部皮体から1個の短冊片を剥
がして形成されるスペースを一方の短冊片が埋めるよう
に上記角部を囲う。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る断熱装置を図面
を参照して具体的に説明する。図1に示す断熱装置(マ
ット)は、請求項1を具体化した第1実施例で、丸型配
管11のストレート部分を螺旋状に巻き付け隠蔽するも
のである。即ち、本断熱装置は、帯状で金属箔製の外部
皮体12と、外部皮体12上であってその外部皮体12
の延びる方向に連続的に貼設された対向する2辺が外部
皮体12の延びる方向と平行で他の対向する2辺は外部
皮体12の延びる方向に対して傾斜した繊維集合体製の
複数の短冊片13、13…と、外部皮体12を外側から
接着した金属箔製の粘着テープ14とから構成される。
【0012】つまり、各短冊片13、13…は、その長
手方向を丸型配管11の軸方向と平行に螺旋状に配列さ
れ、丸型配管11を覆う円筒体をなす。ここで、各短冊
片13、13…は、外部皮体12に対し繊維方向が起立
状態、即ち、繊維方向が丸型配管11の外面に縦目とな
るように外部皮体12上に貼設されている。
【0013】また、本実施例では、各短冊片13、13
…と丸型配管11の外面との間に接着剤を介在させてい
る。これにより、丸型配管11の外面と短冊片13、1
3…との間隙が接着剤で埋められ、断熱効率の劣化を回
避している。なお、外部皮体12及び粘着テープ14に
は、紡糸或いは金属線材を格子状に編成してなる補強材
によって強化されている。
【0014】上記断熱装置により丸型配管11のストレ
ート部分を断熱施工する場合、先ず、工場では、その丸
型配管11のストレート部分を隠蔽できるだけの長さの
ロール状で帯状の原材を用意する。このロール状原材
は、図1及び図2に示すように、対向する2辺が外部皮
体12の延びる方向と平行で他の対向する2辺が外部皮
体12の延びる方向に対して傾斜した繊維集合体製の複
数の短冊片13、13…が外部皮体12の延びる方向に
連続的に貼設されていることにより、矢印方向に曲がり
やすいものである。
【0015】従って、本断熱装置は、丸型配管11のス
トレート部分に、予め接着剤を塗布し、その接着剤の上
から上記ロール状原材を巻付け、外部皮体12を粘着テ
ープ14で接着し、巻付けられたロール状原材の両端を
ストレート部分の寸法で切断するだけの簡単な工程で、
配向された繊維のばらけを生じることなく、施工作業が
完了する。
【0016】こうして丸型配管11を隠蔽した本断熱装
置は、繊維方向が縦目となるので、厚み方向に硬性が得
られ、ブラケットで天井等の固定物に支持した場合で
も、その支持部分での断熱効率の劣化を招くことがな
い。また、ストレート部分の長さ寸法と径寸法を問わ
ず、一種類のロール状原材で対応できる。
【0017】なお、この第1実施例のように配管が丸型
の場合、短冊片13、13…は内側程圧縮され(配向方
向が放射状となり)、厚み方向の硬さが一層増大する。
次に、本断熱装置を角型配管に適用する場合の施工作業
を説明する。図3において、外部皮体12上の短冊片1
3、13…は、断面形状が規格正方をなし、角型配管1
5の各四側面の長さは、短冊片13、13…の規格正方
寸法の整数倍に設定される。
【0018】角型配管15への隠蔽作業は、図3に示す
ように、ロール状原材の始端におけるNo.1短冊片1
3を角型配管15の一角部における対角線延長上に位置
させ、該ロール状原材を繰り出して一側面全体にNo.
2からNo.8短冊片13を当てる。No.1からN
o.8の各短冊片13は一側面に対し繊維方向が縦目で
ある。反対側角部のNo.8に続くNo.9は、同角部
における対角線延長上に繊維方向を違えることなくその
まま突出させ、ここで更に続くNo.10を外部皮体1
2から剥ぎ取る。そして、次の側面に当てる短冊片群
は、上記剥ぎ取りにより形成されるスペース21を埋め
るように対角線延長上のNo.9短冊片13を基準にN
o.11短冊片13を90°転回する。こうして、一つ
の角部は三つの短冊片13で囲われることになる。この
作業を4つの角部において行うことにより、角型配管1
5に本断熱装置が一回螺旋状に巻付けられることにな
る。
【0019】従って、ストレート部分の長さを問わず、
角型配管15にも丸型配管11とほぼ同様の作業で、断
熱施工を行うことができる。この場合も、勿論、繊維方
向は縦目となり、丸型配管11の場合と同様の効果を奏
する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の態様に
よれば、任意の長さのダクトに、螺旋状に巻き付けると
いう現場での簡単な作業で断熱施工を行うことができ
る。また、外部皮体の延びる方向に連続的に貼設された
対向する2辺が外部皮体の延びる方向と平行で他の対向
する2辺は外部皮体の延びる方向に対して傾斜した繊維
集合体製の複数の短冊片を螺旋状に巻き付けるものであ
るから、各短冊片の繊維は捩じられることがなく、且つ
配向をばらけさせることなくダクトを隠蔽することがで
きる。
【0021】しかも、各短冊片の繊維の配向方向は、配
管の外面に垂直、所謂縦目となり、厚み方向に硬質性を
発揮し、支持物の圧接による圧縮部分の発生を防止し、
断熱効率の低下を防止することができる。請求項2の態
様によれば、角型配管でも、帯状の断熱マットを巻き付
けるだけの現場での簡単な作業で断熱施工を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る断熱装置を丸型配
管に隠蔽した状態を示す斜視図である。
【図2】 上記第1実施例の断熱装置のロール状原材を
示す説明図である。
【図3】 本発明の第2実施例に係る断熱装置の作業方
法を示す説明図である。
【符号の説明】
11は丸型配管、12は外部皮体、13は短冊片、14
はは粘着テープ、15は角型配管である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトの外面に螺旋状に巻き付けられる
    帯状の断熱マットよりなる断熱装置であって、 上記断熱マットは、帯状で金属箔製の外部皮体と、該外
    部皮体の延びる方向に連続的に貼設された対向する2辺
    が該外部皮体の延びる方向と平行で他の対向する2辺は
    該外部皮体の延びる方向に対して傾斜した繊維集合体製
    の複数の短冊片とから構成され、 上記複数の短冊片は、それぞれ上記ダクトのほぼ軸平面
    と一致する厚み方向に繊維の配向性をもつことを特徴と
    する断熱装置。
  2. 【請求項2】上記断熱マットを角型配管に巻き付ける場
    合において、上記複数の短冊片はその断面が規格正方に
    形成され、上記角型配管の角部に隣接する短冊片同士
    は、これら短冊片同士の間に上記外部皮体から1個の短
    冊片を剥がして形成されるスペースを一方の短冊片が埋
    めるように上記角部を囲っていることを特徴とする請求
    項1記載の断熱装置。
JP13688995A 1995-06-02 1995-06-02 断熱装置 Expired - Fee Related JP3286118B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13688995A JP3286118B2 (ja) 1995-06-02 1995-06-02 断熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13688995A JP3286118B2 (ja) 1995-06-02 1995-06-02 断熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08327130A JPH08327130A (ja) 1996-12-13
JP3286118B2 true JP3286118B2 (ja) 2002-05-27

Family

ID=15185927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13688995A Expired - Fee Related JP3286118B2 (ja) 1995-06-02 1995-06-02 断熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3286118B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08327130A (ja) 1996-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101192374B1 (ko) 초전도체 케이블
US7055551B2 (en) Flexible pipe and method of manufacturing same
US4025680A (en) Curvable fibrous thermal insulation
US6042911A (en) Reshapable insulation assembly
JP2002516975A (ja) 伸展可能でかつ巻取り可能な部材
US6062270A (en) Double-walled structure in a ventilation duct system
UA44775C2 (uk) Спосіб ізолювання труби трубчастою оболонкою
US8245381B2 (en) Method of providing flexible duct having different insulative values
JP3286118B2 (ja) 断熱装置
US20010015302A1 (en) Double-walled structure and method of producing the same
JP2000028083A (ja) 圧縮性ダクト
JP3587632B2 (ja) Pc鋼材から成る被覆ケーブルならびに該ケーブル定着方法
JP3353202B2 (ja) 木製筒の製造方法
JP3161118U (ja) 空調用ダクト
JP2000121138A (ja) 空調用ダクト
JPH0569491U (ja) 空調用ダクト
JP2002339742A (ja) 排気消音器の製造方法と排気消音器
JP3021422U (ja) 可撓性ダクト
KR200220165Y1 (ko) 찢김방지용 파형 유리실이 내설된 에어덕트
JPS6029627B2 (ja) 複合管の製造方法
EP1097296A1 (en) Double-walled structure in a ventilation duct system
JP3023668U (ja) 断熱保温材付空調ダクト及び空調ダクト管被覆用断熱保温シート
JPH0747435B2 (ja) リ−ルへの長尺体の巻取り方法
SU1421949A1 (ru) Теплогидроизол ционное покрытие трубопроводов
JPS6016606Y2 (ja) 平型ケ−ブルの積層巻き用ドラム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090308

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090308

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100308

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110308

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110308

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120308

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120308

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130308

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140308

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees