JP3285484B2 - スイングロボット - Google Patents

スイングロボット

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JP3285484B2
JP3285484B2 JP01917696A JP1917696A JP3285484B2 JP 3285484 B2 JP3285484 B2 JP 3285484B2 JP 01917696 A JP01917696 A JP 01917696A JP 1917696 A JP1917696 A JP 1917696A JP 3285484 B2 JP3285484 B2 JP 3285484B2
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紀生 松本
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Fujikura Rubber Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、ゴルフゴルフクラブ、野球バッ
ト等の長尺材をスイングするロボットに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】ゴルフゴルフクラブの性質
や性能の評価には、実際にボールを打ち、ヘッド、シャ
フト、あるいはボールの挙動を観察し、研究することが
不可欠である。このため、既に各種のスイングロボット
が提案されているが、従来品は、初級者のスイング軌
道、上級者のスイング軌道、ダウンブロー、アッパーブ
ロー等の各種のスイング軌道を自由に描かせることは困
難であった。
【0003】
【発明の目的】本発明は、各種のスイング軌道をより自
由に得ることができるスイングロボットを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明のスイングロボットは、上下位置
を調節可能な上下動テーブルと;この上下動テーブル上
に、水平方向の腰軸を中心に、人の腰を中心とする上体
の前後の動きに相当する傾動運動を可能に支持された傾
動ブロックと;この傾動ブロック上に、腰軸と直交する
肩軸を中心に、人の腕の肩を中心とする回転運動に相当
する運動をするように支持された肩軸回転体と;この肩
軸回転体上に、上記肩軸からの偏心位置にある、肩軸と
平行な肘軸を中心に、人の腕の肘から先の回動運動に相
当する運動をするように支持されたアーム体と;このア
ーム体に備えられた、棒状体保持部と;肩軸回転体を肩
軸を中心に回転駆動する肩軸駆動機構と;アーム体を、
肩軸回転体とは独立させて、肘軸を中心に回転駆動する
アーム体駆動機構と;を備えたことを特徴としている。
【0005】棒状体保持部は、アーム体に対して、該棒
状体保持部に保持される棒状体の軸線を中心に回動可能
に支持し、この棒状体保持部の回動位置を制御するロー
リング制御機構が備えることが好ましい。
【0006】棒状体保持部は、さらに、アーム体に設け
た肘軸と交わらずに直角に交叉するコック軸を中心に回
動位置調節可能であることが好ましい。この棒状体保持
部のコック調節は、より好ましくはスイング動作中に変
化するように制御するのがよいが、制御の単純化のため
にはスイング動作中は変化しない調節態様としてもよ
い。
【0007】上下動テーブルを支持した基台は、ボール
テーブルに対する接離運動と、ボールの飛球方向の前後
運動とが可能であることが好ましい。
【0008】
【発明の実施形態】以下図面について本発明によるスイ
ングロボットの実施形態を説明する。本発明のスイング
ロボットは、図1と図11に示すように、ボールテーブ
ル10に対して接離する方向の一対の接離用レール11
と、この接離用レール11上に移動自在に支持された接
離テーブル12を備え、この接離テーブル12上に接離
用レール11と直交する飛球方向の一対の飛球方向レー
ル13が固定されている。ロボット本体20は、この飛
球方向レール13上に移動自在に支持されている。一対
の接離用レール11の一方には、該レールと平行な接離
動用送りねじ軸14と、その駆動機構15が備えられて
おり、この接離動用送りねじ軸14は、接離テーブル1
2に固定した雌ねじ体16と螺合している。接離テーブ
ル12上には、飛球方向レール13と平行な送りねじ軸
17と、その駆動機構18が備えられており、この送り
ねじ軸17は、ロボット本体20の基台21に固定した
雌ねじ体19と螺合している。従って、ロボット本体2
0は、駆動機構15を介して接離動用送りねじ軸14を
正逆に駆動することにより、ボールテーブル10に対し
て接離移動し、駆動機構18を介して送りねじ軸17を
正逆に駆動することにより、飛球方向の前後に移動す
る。駆動機構15には、ロボット本体20のボールテー
ブル10に対する距離を検出するエンコーダを設け、駆
動機構18には、接離テーブル12上でのロボット本体
20の位置を検出するエンコーダを設けることができ
る。
【0009】ロボット本体20の基台21には、図1、
図2、図10に示すように、上下方向の互いに平行な上
下ガイドレール23と上下動用送りねじ軸24が備えら
れており、上下動用送りねじ軸24は駆動機構25によ
って正逆に回転駆動される。上下ガイドレール23に
は、上下動テーブル27が昇降自在に支持されていて、
この上下動テーブル27に、上下動用送りねじ軸24と
螺合する雌ねじ体28が固定されている。上下動テーブ
ル27には、上下動用送りねじ軸24の回転角(量)を
検出するエンコーダ29が備えられている。従って、駆
動機構25を介して上下動用送りねじ軸24を正逆に駆
動することにより、上下動テーブル27が昇降し、その
上下方向の位置は、エンコーダ29によって検出され
る。
【0010】上下動テーブル27には、水平方向の腰軸
30が回動自在に支持されていて、この腰軸30に、傾
動ブロック31が固定されている。腰軸30には、図
8、図10に示すように、同軸のウォームホイル32が
固定され、このウォームホイル32には、ウォーム33
が噛み合っており、ウォーム33の軸34は、上下動テ
ーブル27に回転自在に支持されている。軸34にはそ
の下端にベベルギヤ36が固定されており、このベベル
ギヤ36が上下動テーブル27に固定した駆動機構37
のベベルギヤ38と噛み合っている。従って、駆動機構
37を介してベベルギヤ38を正逆に駆動すると、傾動
ブロック31が腰軸30を中心に傾動する。この傾動ブ
ロック31の動きは人の上体の腰を中心とする前後の傾
動に相当する。傾動ブロック31の傾動角は、腰軸30
の一端部に設けたエンコーダ39が検出する。また腰軸
30には、ブレーキディスク41が設けられていて、こ
のブレーキディスク41が上下動テーブル27に設けた
ディスクブレーキ42と係合する。
【0011】傾動ブロック31上には、その軸線が腰軸
30と直交する筒状体44が固定されており、この筒状
体44に、大軸受45を介して、肩軸歯車46と、これ
に固定した肩軸回転体48が回転自在に支持されてい
る。肩軸歯車46と肩軸回転体48の回転中心は、肩軸
O1である。肩軸O1は腰軸30と直交している。傾動
ブロック31には、肩軸歯車46と噛み合う肩軸駆動ギ
ヤ49を有する肩軸駆動モータ50が固定されていて、
この肩軸駆動モータ50を正逆に駆動すると、肩軸回転
体48が肩軸O1を中心に回転する。この肩軸回転体4
8の動きが人の肩を中心とする腕(1腕)の回転運動に
相当する。
【0012】肩軸回転体48には、肩軸O1を回転中心
とするセンタギヤ53が回転自在に支持されている。こ
のセンタギヤ53は同軸にギヤ54を有し、このギヤ5
4がギヤ57と噛み合っていて、ギヤ57は、ベベルギ
ヤ機構56を介して肘軸駆動モータ55によって駆動さ
れる。肩軸回転体48には、筒状体44より半径方向外
方へ突出する径方向突出部48aが備えられていて、こ
の径方向突出部48aに、肘軸O2を回転中心とする筒
体61が回転自在に支持されている。肘軸O2は肩軸O
1と平行である。この筒体61は、この筒体から径方向
外方に突出するアーム体60と一体にされている。筒体
61の外周に固定されたギヤ62と、肩軸回転体48の
中心の上記センタギヤ53とは、肩軸回転体48上に軸
63aで回転自在に支持された中間ギヤ63を介して噛
み合っている。図5は、これらのギヤの平面配置を示し
ている。従って、肘軸駆動モータ55を正逆に駆動する
と、ベベルギヤ機構56ないしギヤ62を介してアーム
体60が肘軸O2を中心に正逆に回動する。このアーム
体60の動きは、人の肘から先の腕(2腕)の回転運動
に相当する。
【0013】アーム体60には、図3に明らかなよう
に、肘軸O2と直交するローリング軸65が回転自在に
支持されており、このローリング軸65の先端にクラブ
保持部66が固定されている。クラブ保持部66は、ゴ
ルフクラブ67をローリング軸65と同軸に保持するも
のである。筒体61の中心部には、ローリングシャフト
68が相対回転自在に挿通されており、このローリング
シャフト68のローリング軸65側の端部に、ベベルギ
ヤ69が固定されている。一方、ローリング軸65に
は、このベベルギヤ69と噛み合うベベルギヤ70が固
定されており、また、該ローリング軸65の回転角を検
出するエンコーダ71が接続されている。ローリングシ
ャフト68の外端部は、肩軸回転体48の径方向突出部
48aに固定されていて、肩軸回転体48に対して回転
しない。このため、アーム体60が肘軸O2を中心に回
動すると、ベベルギヤ69と噛み合っているベベルギヤ
70を有するローリング軸65は、その軸心回りに回転
する。このローリング軸65(クラブ保持部66)の動
きは、ゴルフクラブの振り上げ振り下ろし過程における
人の手首の回転運動(ローリング、ヘッドのフェースの
向きを変える)に相当する。この実施例では、例えば、
クラブ保持部66に保持したゴルフクラブ67がボール
をヒットするとき、ゴルフクラブ67のヘッドがスクエ
アになるように、予めローリング軸65の回転位置を定
めておく。
【0014】図4は、このローリング制御機構に代え
て、ローリング軸65を独立したモータ72によって回
転させる実施例である。モータ72は、エンコーダを有
するものを使用する。この実施例によれば、ゴルフクラ
ブ67のフェースの向きを自由に設定し制御することが
できる。
【0015】図5、図6は、ローリング制御機構のさら
に別の実施例である。この実施例では、アーム体60の
先端に、ローリング調整軸84を中心に回動位置調節可
能にクラブ保持部66aが支持されている。クラブ保持
部66aには、図2、図3の実施例より短いローリング
軸65aが回転自在に支持されていて、このローリング
軸65aの後端部に、ベベルギヤ70aが固定されてい
る。この実施例は、このベベルギヤ70aに与える回転
量をカム機構によって自由に設定可能としたものであ
る。筒体61内には、カム固定軸75が筒体61に対し
て相対回動自在に挿入されていて、このカム固定軸75
のアーム体60側の先端部には、カム板76が固定され
ている。カム板76には、カム溝77が切られていて、
このカム溝77に、軸78でアーム体60に枢着した揺
動アーム79のカムフォロア80が嵌まっている。揺動
アーム79の先端は、軸79a(図5)を介して連結ア
ーム81に枢着され、連結アーム81の先端は、軸81
a(図6)を介してローリング調整軸84の径方向アー
ム85に枢着されている。ローリング調整軸84には、
ベベルギヤ70aと噛み合うベベルギヤ69a(図5)
が固定されており、従って、カム溝77に従って揺動ア
ーム79が揺動すると、連結アーム81、径方向アーム
85を介してベベルギヤ69aが回転し、このベベルギ
ヤ69aの回転を受けるベベルギヤ70a、つまりロー
リング軸65aが回転する。ローリング軸65a(ゴル
フクラブ67)のローリング角は、ローリング調整軸8
4に設けたエンコーダ86が検出する。
【0016】カム固定軸75の外側端部には、位相調節
板87が固定されており、この位相調節板87の肩軸回
転体48(径方向突出部48a)に対する相対回動位置
を調節して、カム溝77の位相を変えることにより、ス
イング動作中においてクラブフェースがスクエアになる
位置を変えることができる。位相調節板87は、調節後
の位置で、径方向突出部48aに固定される。カム溝7
7の形状自体を変えることにより、ローリングの動き自
体を変えることができるのは勿論である。
【0017】この実施例のローリング制御機構は、ロー
リング調整軸84が回動しても、クラブ保持部66a
(ゴルフクラブ67)のローリング調整軸84を中心と
する回動運動(コック)は生じない。つまりスイング動
作中に、クラブ保持部66aがコック動作をすることは
ない。しかし、クラブ保持部66aのローリング調整軸
84回りの方向(図6の平面方向P)は、調節可能であ
る。この回動位置調節は、例えば、固定ねじを緩めてク
ラブ保持部66aのローリング調整軸84に対する相対
回動を可能とし、調節後、固定ねじを締めて再び同相対
回動ができないようにすればよい。この実施例では、制
御の単純化を図るために、クラブ保持部66aのスイン
グ動作中のコック動作はできないようにしたが、ローリ
ング調整軸84に回転駆動機構を付設し、スイング動作
中にクラブ保持部66aにコック動作及びその解除動作
を行なわせることも可能である。
【0018】さらに図7は、コック軸88を中心とする
クラブ保持部66bのコック回転運動と、クラブ保持部
66bのクラブ軸を中心とする回転運動(ローリング)
とを独立して行なわせることができるようにした実施例
である。アーム体60上に回動自在に支持されたコック
軸88にはクラブ保持部66bが固定されており、コッ
ク軸88は専用コック動モータ90によって駆動され
る。一方、クラブ保持部66bに回転自在に支持されて
いるローリング軸65aは、ベベルギヤ70a、91を
介して、専用ローリングモータ92に接続されている。
よって、この実施例によれば、人の手首の動きのコック
動作とローリング動作を独立して与えることができる。
【0019】図8は、本発明のさらに別の実施例を示
す。この実施例は、図3の実施例を変形させて、コック
軸88を中心とするクラブ保持部66cのコック回転運
動と、クラブ保持部66cのクラブ軸を中心とする回転
運動(ローリング)とを独立して行なわせることができ
るようにしたものである。肘軸O2を中心に回動するア
ーム体60には、軸受94を介してローリング筒95が
回転自在に支持されており、このローリング筒95の先
端部に、コック軸88を介してクラブ保持部66cが回
動自在に枢着されている。クラブ保持部66cは、コッ
ク軸88を中心とするコック動作が可能であり、かつ、
該クラブ保持部66cに保持したゴルフクラブ67をロ
ーリング筒95と同軸にする位置(実線位置)を取るこ
とができる。ローリング筒95の肘軸O2側の端部に
は、ローリングシャフト68に固定したベベルギヤ69
と噛み合うベベルギヤ70aが固定されている。ローリ
ングシャフト68の外端部は、肩軸回転体48(径方向
突出部48a)に固定されている。
【0020】ローリング筒95の中心には、直進軸96
が相対移動自在に挿入されており、この直進軸96の先
端には、ピン97を介して摺動ブロック98が枢着され
ている。この摺動ブロック98は、クラブ保持部66c
に、コック軸88の径方向に向けて形成した長孔99に
摺動自在に嵌まっている。アーム体60上には、この直
進軸96と同軸に位置させて送りねじ軸100が回動自
在に支持されており、この送りねじ軸100は、エンコ
ーダ付きモータ101により回転駆動される。送りねじ
軸100には、直進アーム102に設けた雌ねじ体10
3が螺合しており、直進アーム102は、直進軸96に
結合されている。
【0021】この実施例では、エンコーダ付きモータ1
01を介して送りねじ軸100を正逆に回転駆動する
と、雌ねじ体103を介して直進アーム102が直進移
動し、直進軸96がその軸線方向に移動する。図の実線
位置から直進軸96が前進すると、摺動ブロック98が
長孔99内をスライド移動しながら、クラブ保持部66
cをコック軸88を中心に回動させて図において上昇さ
せる。すなわち、コック動作を行なわせることができ
る。
【0022】なお、ローリングシャフト68の外端部
は、図3の実施例と同じく、肩軸回転体48に固定され
ていて、肩軸回転体48に対して回転しないから、アー
ム体60が肘軸O2を中心に回動すると、ベベルギヤ6
9と噛み合っているベベルギヤ70aを有するローリン
グ筒95は、その軸心回りに回転する。このローリング
軸65(クラブ保持部66)の動きは、ゴルフクラブの
振り上げ振り下ろし過程における人の手首の回転運動
(ローリング、ヘッドのフェースの向きを変える)に相
当する。この実施例では、例えば、クラブ保持部66に
保持したゴルフクラブ67がボールをヒットするとき、
ゴルフクラブ67のヘッドがスクエアになるように、予
めローリング軸65の回転位置を定めておく。
【0023】傾動ブロック31と接離テーブル12は、
図1に示すように、ターンバックル22によって結合す
ることが好ましい。本ロボットの動作中に傾動ブロック
31に加わる力を接離テーブル12で受け、スイング軌
跡を一定にすることができる。
【0024】上記構成の本スイングロボットは従って、
図11のロボット本体20のボールテーブル10に対す
る接離位置を接離動用送りねじ軸14と駆動機構15に
より調節し、ロボット本体20の飛球方向の前後位置を
送りねじ軸17と駆動機構18により調節する。そして
ボールテーブル10上の所定位置、高さにボールを置
き、肩軸回転体48の軸O1を中心とする角速度変化を
伴う回転運動と、アーム体60の軸O2を中心とする角
速度変化を伴う回転運動との合成運動により、ゴルフク
ラブ67のフェースがボールBをヒットするように、肩
軸駆動モータ50と肘軸駆動モータ55の速度と加速度
を制御する。図12ないし図15は、上級者、初級者、
ダウンブロー、アッパーブローの各スイング軌道を模式
的に示している。図15では、コック軸88を中心にク
ラブ保持部66a(66b、66c)を角度Pだけ回転
させいる。クラブ保持部は、スイング中、ローリング機
構により回動するが、インパクト時には、フェースがス
クエアになるようにセットされている。よって、これら
のスイング軌道でそれぞれゴルフクラブを振らせ、その
クラブがボールを打つときのヘッド、シャフト、あるい
はボールの挙動をストロボ写真等を用いて観察すること
により、より好ましいゴルフクラブの解析を行なうこと
ができる。図4の実施例によれば、シャフトのローリン
グを自在に設定して、ボールヒット時のフェースの向き
を変化させることができ、図7、図8の実施例によれ
ば、さらにコック動作を自在に設定してコックが与える
影響を研究することができる。また、ロボット本体20
の接離動用駆動機構14、15と、飛球方向用駆動機構
17、18を用いれば、スイング中の腰の前後左右の動
きも理論的に加えることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明のスイングロボットによれば、各
種のスイング軌道をより自由に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスイングロボットの実施例を示す
側面図である。
【図2】同断面図である。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】ローリング制御機構の別の実施例を示す、図3
に対応する側面図である。
【図5】図2のA矢視図であって、ローリング制御機構
は図2、図3とは異ならせた実施例を示す図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】本発明のさらに別の実施例を示す、図6に対応
する断面図である。
【図8】本発明のさらに別の実施例を示す、図3に対応
する断面図である。
【図9】傾動ブロックの腰軸回りの構造を示す図であ
る。
【図10】昇降テーブルの昇降機構と傾動ブロックの腰
軸回りの構造を示す図である。
【図11】スイングロボットの平面的な移動機構を示す
平面図である。
【図12】本発明によるスイングロボットによる上級者
のスイング軌跡の例を示す図である。
【図13】本発明によるスイングロボットによる初級者
のスイング軌跡の例を示す図である。
【図14】本発明によるスイングロボットによるダウン
ブローのスイング軌跡の例を示す図である。
【図15】本発明によるスイングロボットによるアッパ
ーブローのスイング軌跡の例を示す図である。
【符号の説明】
10 ボールテーブル 11 接離用レール 12 接離テーブル 13 飛球方向レール 20 ロボット本体 21 基台 27 上下動テーブル 30 腰軸 31 傾動ブロック 46 肩軸歯車 48 肩軸回転体 50 肩軸駆動モータ 55 肘軸駆動モータ 60 アーム体 61 筒体 65 65a ローリング軸 66 66a 66b 66c クラブ保持部(棒状体
保持部) 67 ゴルフクラブ(棒状体)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下位置を調節可能な上下動テーブル
    と; この上下動テーブル上に、 水平方向の腰軸を中心に、人
    の腰を中心とする上体の前後の動きに相当する傾動運動
    を可能に支持された傾動ブロックと; この傾動ブロック上に、上記腰軸と直交する肩軸を中心
    、人の腕の肩を中心とする回転運動に相当する運動を
    するように支持された肩軸回転体と; この肩軸回転体上に、上記肩軸からの偏心位置にある
    上記肩軸と平行な肘軸を中心に、人の腕の肘から先の回
    動運動に相当する運動をするように支持されたアーム体
    と; このアーム体に備えられた、棒状体保持部と; 上記肩軸回転体を上記肩軸を中心に回転駆動する肩軸駆
    動機構と; 上記アーム体を、上記肩軸回転体とは独立させて、上記
    肘軸を中心に回転駆動するアーム体駆動機構と; を備えたことを特徴とするスイングロボット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスイングロボットにおい
    て、上記棒状体保持部は、アーム体に対して、該棒状体
    保持部に保持された棒状体の軸線を中心に回動可能に支
    持されており、かつ、該棒状体保持部の回動位置をアー
    ム体の回動中に制御するローリング制御機構が備えられ
    ているスイングロボット。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のスイングロボットにおい
    て、さらに、棒状体保持部を上記アーム体に設けた、上
    記肘軸と交わらずに直角に交叉するコック軸を中心に回
    動位置調節するコック機構を備えたスイングロボット。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のスイングロボットにおいて、上記上下動テーブルは基
    台に支持されており、この基台は、ボールテーブルに対
    する接離運動と、ボールの飛球方向の前後運動とが可能
    であるスイングロボット。
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