JP3285252B2 - 水処理装置 - Google Patents
水処理装置Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Description
に、下水・し尿・産業排水などの有機性排水等を、微生
物固定化担体を利用して生物学的に処理する水処理装置
に関する。
生物法などの普及が著しいが、土地利用の効率化が叫ば
れる国内においては、より小面積での水処理が可能な高
性能型装置の開発が熱望されている。この中で、特に微
生物固定化担体を利用する方法は、担体素材の性能向上
と相まって注目を集めている。例えば、図3に示す固定
化担体併用型循環法による窒素除去プロセスは、従来法
の1/2の大きさの装置で窒素除去が可能である。
す固定化担体を利用した窒素除去装置の開発を行ってき
たが、その開発過程で以下のような技術的問題点に遭遇
した。第1点は、固定化担体が被処理水とともに好気槽
を流下した結果、好気槽末端部の担体濃度が高くなり、
槽内に担体の濃度分布が生じた。その結果、装置の処理
性能が15%の低下をきたした。さらに、濃度分布を解
消するために、好気槽末端部に水中ポンプを設置して、
好気槽先端部へ1週間連続的に返送したところ、30%
の担体が破壊した。
気装置の改修を行うために好気槽を空にした時、固定化
担体を系外の貯留タンクへ移送して3日間貯留したとこ
ろ、固定化担体の活性が1/4に低下した。本発明は、
上記問題点を解決し、生物反応槽の固定化担体の濃度分
布形成を防止・解消し、また生物反応槽から固定化担体
を容易に移送して、活性を損なうことなく貯留すること
ができる水処理装置を提供することを課題とする。
に、本発明では、微生物固定化担体を含む複数系列の生
物反応槽を並列に配置した水処理装置において、前記各
生物反応槽末端部に気液混合移送手段を設置し、該生物
反応槽末端部の流出液を該生物反応槽の先端部及び/又
は別系列の生物反応槽に移送するラインを設けることと
したものである。
化担体を含む好気槽及び固定化担体分離機とを順次連結
し、好気槽流出液を無酸素槽に循環するラインを有する
複数系列の生物反応槽を並列に配置した水処理装置にお
いて、前記各好気槽末端部に気液混合移送手段を設置
し、該生物反応槽末端部流出液を固定化担体分離機及び
/又は別系列の好気槽へ移送するラインを設け、前記固
定化担体分離機で分離した固定化担体を該好気槽先端部
に返送するラインと該固定化担体分離機の通過液を該無
酸素槽へ循環するラインとを有することとしたものであ
る。
消するための気液混合移送手段の運転は、連続的に行う
のが一般的であるが、生物反応槽末端部の担体濃度を検
出しつつ、必要に応じて間欠的に運転を行うことも可能
である。また、気液混合移送手段の設置台数は、移送先
の数に応じて必要数を設置してもよいが、例えば気液混
合移送手段の吐出部を必要数に応じて分岐させる構造に
すると、気液混合移送手段の台数を少なくすることがで
きる。本発明において、生物反応槽は好気槽であること
が多いが、嫌気槽の場合も本発明は適用可能である。
砂、活性炭、プラスチック片、スポンジ、親水性ゲルな
どを挙げることができるが、本発明はこれらの担体への
適用に限定されるものではない。なお、適用可能な固定
化手段としては付着固定化法が一般的であるが、ゲル包
括固定化法にも適用可能である。本発明において、好気
槽流出液の循環は、固定化担体分離機の通過液の循環に
より代替あるいは補完することが可能である。
処理水1が流入する複数系列の生物反応槽2には、流動
性の微生物固定化担体3が投入されている。生物反応槽
2は、通常は固定化担体3が流出しないように、流出口
にスクリーン等の担体保持機が設備されている。気液混
合移送手段4は、生物反応槽2の末端に設備されてお
り、通常の吐出先は生物反応槽2の先端部である。この
気液混合移送手段4を連続的あるいは間欠的に運転する
ことで、担体3は反応槽2の末端部から先端部へ返送1
2、13されるので、反応槽2では担体3の濃度分布は
生じない。
部を空にする場合には、気液混合移送手段の吐出先を、
バルブ切り換えによって別系統14の生物反応槽にす
る。この別系統の反応槽は、通常は正常な処理運転を行
っているので、移送された固定化担体は活性を消失する
ことなく貯留可能である。
示す。被処理水1は複数系列の無酸素槽6及び好気槽7
が連結した生物反応槽に流入し、好気槽7には流動性の
微生物固定化担体3が投入されている。好気槽7は、通
常は固定化担体3が流出しないように、流出口にスクリ
ーン等の担体保持機が設備されている。気液混合移送手
段4は、好気槽7の末端に設備されており、通常の吐出
先は固定化担体分離機8である。固定化担体分離機で
は、担体は好気槽7の先端部に返送16され、通過液は
無酸素槽6に循環17される。
的に運転することで、担体3は好気槽7の末端部から先
端部へ返送12、15、16されるので、好気槽7では
担体3の濃度分布は生じない。また固定化担体分離機8
の通過液17は、好気槽7から無酸素槽6へ循環される
硝化液でもあるので、硝化液循環ライン10を流れる液
量は削減又は省略することが可能である。固定化担体3
を別系列の好気槽へ移送する場合には、気液混合移送手
段による吐出液をバルブ切り換えによって、担体分離機
8から別系列14の好気槽へ変えればよい。また、この
ように処理された処理水は、さらに沈殿槽9を設けて、
含有する汚泥を沈殿分離し、分離した汚泥は返送汚泥ラ
イン11から被処理水に循環処理し、残部は廃棄するこ
とができる。
を破壊せず且つ、酸素不足状態を生じないで移送ライン
を生物反応槽の流出液が移送できれば良く、気液混送流
を形成させる装置を用いる。このような装置としては、
散気により水頭差を生じさせて移送するエアリフトポン
プ、水中エアレータや、更に積極的にポンプ(高揚程の
ものが好ましい)にエジェクタ等を組合せてポンプによ
り流体を運動させ、エジェクタ等により流体力学的に気
体又は液体を吸引又は吐出させる方式のポンプ等が利用
できる。更に担体や液体の極性を利用してリニアモータ
ポンプによる移送等も妨げないが、この場合は吸気配管
や送気装置等の含酸素気体の給与手段を付設する。
るが、本発明はこれに限定されない。 実施例1 本発明の図2のフローによる装置を用いた窒素除去プロ
セスへの適用例を以下に示す。 (a)被処理水 都市下水
程0.7m)1台を好気槽末端部に設置。吐出液量0.
5m3 /時で、担体分離機へ連続的に移送。
度分布の形成はまったく認められなかった。また、担体
の消耗量は年間1%以下であり、極めて低かった。
物固定化担体を利用する水処理装置において、担体濃度
分布の形成を防止・解消できるとともに、複数の生物反
応槽間において担体の相互移送が簡単に行える。また固
定化担体の活性を損なわずに、担体を貯留することが可
能である。本発明は、今後の固定化担体を利用する水処
理装置に広く採用されていくものと確信する。
気液混合移送手段、5:処理水、6:無酸素槽、7:好
気槽、8:固定化担体分離機、9:沈殿槽、10:硝化
液循環ライン、11:返送汚泥ライン、12、13、1
4、15、16:固定化担体移送ライン、17:通過液
移送ライン
Claims (2)
- 【請求項1】 微生物固定化担体を含む複数系列の生物
反応槽を並列に配置した水処理装置において、前記各生
物反応槽末端部に気液混合移送手段を設置し、該生物反
応槽末端部の流出液を該生物反応槽の先端部及び/又は
別系列の生物反応槽に移送するラインを設けたことを特
徴とする水処理装置。 - 【請求項2】 無酸素槽と微生物固定化担体を含む好気
槽及び固定化担体分離機とを順次連結し、好気槽流出液
を無酸素槽に循環するラインを有する複数系列の生物反
応槽を並列に配置した水処理装置において、前記各好気
槽末端部に気液混合移送手段を設置し、該生物反応槽末
端部流出液を固定化担体分離機及び/又は別系列の好気
槽へ移送するラインを設け、前記固定化担体分離機で分
離した固定化担体を該好気槽先端部に返送するラインと
該固定化担体分離機の通過液を該無酸素槽へ循環するラ
インとを有することを特徴とする水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14258493A JP3285252B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14258493A JP3285252B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06328089A JPH06328089A (ja) | 1994-11-29 |
JP3285252B2 true JP3285252B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=15318712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14258493A Expired - Lifetime JP3285252B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3285252B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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KR20020004334A (ko) * | 2000-07-05 | 2002-01-16 | 박태주 | 생물막을 이용한 소규모 오폐수 처리장치 |
KR100430972B1 (ko) * | 2001-11-28 | 2004-05-12 | 김선집 | 포괄고정 미생물이 충전된 질산화 및 탈질 분리공정을 이용한 하수, 산업폐수, 축산폐수 및 침출수 등의 처리용 생물학적 처리시스템 |
KR100639649B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2006-10-30 | 주식회사 환경시설관리공사 | 담체를 이용한 다단유입식 영양염류제거장치 및 방법 |
KR100472278B1 (ko) * | 2002-11-11 | 2005-03-11 | 주식회사 휠테크 | 복수의 침지식 막분리 팩키지를 이용한 고액분리 장치 및그 방법 |
JP4470169B2 (ja) * | 2004-11-01 | 2010-06-02 | 株式会社日立プラントテクノロジー | 水処理方法及びその装置 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP14258493A patent/JP3285252B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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