JP3284912B2 - シート状導電路用コネクタ - Google Patents

シート状導電路用コネクタ

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JP3284912B2 JP01564997A JP1564997A JP3284912B2 JP 3284912 B2 JP3284912 B2 JP 3284912B2 JP 01564997 A JP01564997 A JP 01564997A JP 1564997 A JP1564997 A JP 1564997A JP 3284912 B2 JP3284912 B2 JP 3284912B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状導電路が
取り付けられるシート状導電路用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシート状導電路用のコネ
クタとして、特開平1−315976号公報に記載され
たものが公知である。このものは図4に示すように、コ
ネクタハウジングaの前面に、シート状導電路の一例で
あるFPC製のリボンケーブルbの挿入口cが開口され
るとともに、ハウジングa内に、上下一対の接触片e,
fを二股状に設けたターミナルdが複数個横方向に並ん
で収容されており、下側の接触片fは挿入口cの下面側
に固定的に設けられる一方、上側の接触片eは挿入口c
の上面側に撓み変形可能に設けられている。また上側の
接触片eの先端側には、上方に立上りつつ前方に屈曲さ
れたフォロワ部gが形成され、そのフォロワ部gの下側
に、コネクタハウジングaに対して揺動操作可能に設け
られた操作レバーhの揺動軸iが通され、その揺動軸i
に、各フォロワ部gと係合可能な周面カムjが形成され
ている。
【0003】そしてリボンケーブルbを取り付ける際に
は、図4(A)に示すように操作レバーhを立てると、
周面カムjが起立姿勢に回動されることで、フォロワ部
gが押圧されつつ上側の接触片eが撓み変形して、下側
の接触片fとの間隔が広げられる。かかる状態で、挿入
口cより上下の接触片e,fの間にリボンケーブルbが
挿入され、その後に、同図(B)に示すように、操作レ
バーhを倒すと、周面カムjが横臥姿勢に回動されるこ
とで上側の接触片eが元姿勢側に復動し、両接触片e,
fの間でリボンケーブルbが挟持される。これにより、
リボンケーブルbの上下両面に配線された導電路が、対
応するターミナルdの上下の接触片e,fにそれぞれ接
触した状態に保持されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ターミナル
dにおける上側の接触片eを変位させて下側の接触片f
との間隔を広げるべく周面カムjを配する場合、操作力
等を考慮すると、上側の接触片eも下側の接触片fと同
様に真直に形成してその間に周面カムjを配することが
良いのであるが、その部分にはリボンケーブルbが挿入
されねばならないので、邪魔になって配することができ
ない。そのため上記のように、上側の接触片eの先端側
に立上り状にフォロワ部gを設けて、その下側に周面カ
ムjを配置せねばならないという事情が生ずる。そうす
ると、コネクタハウジングaが背の高い大型のものにな
ってしまうという問題があり、さらなる改良が切望され
ていた。本発明は上記のような事情に基づいて完成され
たものであって、その目的は、コネクタハウジングを背
の低いコンパクトなものにまとめるところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジン
グには、シート状導電路と接触すべく撓み変形可能に延
出した接触部を有するターミナルが収容されるととも
に、前記ターミナルの接触部と対向する側に配された受
け部と、前記接触部と係合可能で解放位置と保持位置と
の間で回動操作されるカム体とが備えられ、このカム体
が前記解放位置に回動した際には、前記ターミナルの接
触部を前記受け部から離間する方向に撓み変形させつつ
前記受け部との間隔を広げてシート状導電路の抜き差し
を許容し、カム体が前記保持位置に回動した際には、前
記接触部の復動を伴い前記受け部との間でシート状導電
路を挟持して接触状態に保持するようにしたシート状導
電路用コネクタにおいて、前記カム体が前記ターミナル
の接触部と受け部との間の入り口側に配設され、かつこ
のカム体には、前記シート状導電路が貫通することを許
容する貫通路が形成されている構成としたところに特徴
を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記受け部が、前記ターミナルにおいて前記接触部
とは対向状に設けられた他の接触部によって構成されて
いるところに特徴を有する。請求項3の発明は、請求項
2の発明において、前記他の接触部が撓み変形可能に収
容され、前記カム体が前記解放位置に回動した際には両
接触部を撓み変形させつつその間隔が広げられ、カム体
が前記保持位置に回動した際には両接触部の復動を伴い
その間隔を狭める構成となっているところに特徴を有す
る。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>カム体を解放位置に回動すると、タ
ーミナルの接触部がその先端側を押圧されつつ受け部か
ら離間する方向に撓み変形して受け部との間隔が広げら
れる。シート状導電路は、カム体の貫通路を貫通して接
触部と受け部との間に挿入される。続いてカム体を保持
位置に回動させると、接触部が復元しつつ受け部との間
でシート状導電路を挟み付け、シート状導電路が接触部
と接触した状態に保持される。シート状導電路の挿入の
邪魔にならないようにカム体に貫通路を設けたことで、
カム体をターミナルの接触部と受け部の間に配すること
ができ、これによりコネクタハウジングを背の低いコン
パクトなものに製造できる。しかもカム体は接触部の先
端側を押圧するので、接触部を撓み変形させるための力
が小さくて済む。
【0008】<請求項2の発明>カム体が保持位置に回
動された場合、シート状導電路の表裏両面がターミナル
における一対の接触部で挟持される。 <請求項3の発明>カム体を解放位置に回動すると、タ
ーミナルの両接触部がそれぞれその先端側を押圧されつ
つ互いに離間する方向に撓み変形して間隔が広げられ、
カム体の貫通路を貫通してシート状導電路の抜き差しが
許容される。カム体を保持位置に回動させると、両接触
部が復元しつつその間隔が狭められてシート状導電路が
挟持される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。本実施形態のコネクタ
は、コネクタハウジング1と、このコネクタハウジング
1内に収容される複数のターミナル2と、コネクタハウ
ジング1に揺動可能に取り付けられる操作レバー3と、
この操作レバー3の揺動軸を兼ねたカムロッド4とから
構成されている。また、本実施形態に適用されるシート
状導電路は、フラットケーブル5であって、図2に示す
ように、図示4本の丸形の導電線6を間隔をおいて配設
して、樹脂フィルム7で被包することにより可撓性を有
する帯状に形成されたものであり、その端部では、各導
電線6の端部が露出して接続部8とされている。
【0010】コネクタハウジング1は、図1に示すよう
に、合成樹脂材によって偏平なブロック状に形成されて
いる。このコネクタハウジング1の前面(同図の左手前
側の面)における幅方向の中央部分には、横長形状をな
すフラットケーブル5の挿入口10が形成されており、
その奥端は、図3に示すようにコネクタハウジング1内
の中央部分よりも奥方に達している。この挿入口10の
上下の口縁には、テーパ状のガイド面11,12が形成
されている。
【0011】コネクタハウジング1内には、ターミナル
2の収容室となる前後方向を向いた図示4個のスリット
14が、幅方向に間隔を開けて形成されている。このス
リット14は、図3に示すように、コネクタハウジング
1の後面側に開口されているとともに、前端側はコネク
タハウジング1の前面の少し手前まで達していて、各ス
リット14の前端部は、天井面と底面の両方に開口して
いる。
【0012】ターミナル2は導電性の金属板を打ち抜い
て形成されている。このターミナル2は、図3に示すよ
うに、基部16から二股状となって前方に延出した上下
一対の接触片17A,17Bを有しており、基部16の
下端からは、図示しないプリント配線基板上の導電路と
ハンダ付けによって固着接続されるリード部18が後方
に向けて突設されている。一対の接触片17A,17B
は上下対称形状に形成されており、各接触片17A,1
7Bの先端部は、対応間隔が広がるように段付き状に形
成されてフォロワ部19A,19Bとなっているととも
に、そのフォロワ部19A,19Bの付け根部分の内縁
には、接触突部20A,20Bが対向状に突設されてい
る。
【0013】上記した構造のターミナル2が対応するス
リット14内に後方(図3の右側)から挿入され、基部
16の後端の上下の縁辺に設けられた段付き部22,2
3が、スリット14の後端の突当部24,25に突き当
たることで押し込みが停止され、上側の段付き部22の
少し前方に設けられた係止突部26が、スリット14の
天井面に食い込むことで抜け止め状態に収容されるよう
になっている。ここでターミナル2の両接触片17A,
17Bが自然状態にあるときには、両接触突部20A,
20Bの対応間隔が、フラットケーブル5の導電線6の
直径よりも少し小さい寸法となる設定であり、また両接
触片17A,17Bは、その先端のフォロワ部19A,
19Bをスリット14の天井側と底面側の開口28に臨
ませつつ互いに離間する方向に撓み変形可能となってい
る。またリード部18は、コネクタハウジング1の底部
において後方に突出する。
【0014】コネクタハウジング1には、操作レバー3
が揺動可能に取り付けられるようになっている。この操
作レバー3は合成樹脂材により成形され、図1に示すよ
うに、一対のアーム部30の先端の間に操作部31をわ
たして、コネクタハウジング1の後面から両側面を跨ぐ
ような門形に形成されている。この操作レバー3は、揺
動軸となるカムロッド4を介して揺動可能に支持され
る。
【0015】このカムロッド4は、上記したターミナル
2の上下の接触片17A,17Bを撓み変形させるよう
に機能するものであって、コネクタハウジング1の全幅
よりも少し長い全長を有している。このカムロッド4の
両端には、円形の取付軸33が形成され、各取付軸33
の外周には位置決め用の突条34が形成されている。ま
た、カムロッド4における両取付軸33の間の部分の断
面形状は、図3に示すように、円形の外周に一対のカム
部35を点対称に突設した形状とされている。カム部3
5は略三角形状に形成されており、両カム部35の頂点
間の間隔が、自然状態における両接触片17A,17B
のフォロワ部19A,19Bの間隔よりも所定寸法大き
くなるように設定され、一方、両カム部35における図
3の時計回り方向の後側の斜辺36同士の間隔が、自然
状態のフォロワ部19A,19Bの間隔に略等しくなる
ように設定されている。
【0016】そしてカムロッド4には、上記したフラッ
トケーブル5における導電線6の接続部8をそれぞれ貫
通させる図示4個の貫通孔38が、導電線6ならびにス
リット14の配置間隔と同じ間隔を開けて形成されてい
る。各貫通孔38の断面形状は、図3に示すように、両
カム部35の間の位置において、一対の扇形の要側を連
通させた形状に形成されている。
【0017】コネクタハウジング1の前端側には、その
両側壁並びに各スリット14の間を仕切る隔壁を貫通す
るようにして、上記したカムロッド4を回動可能に挿通
する挿通孔40が形成されている。また操作レバー3の
両アーム部30の基端側には、カムロッド4の両端の取
付軸33が嵌合可能な軸受孔42が形成され、その内面
には、取付軸33の突条34が嵌まる溝43が形成され
ている。アーム部30の基端の内面には、カムロッド4
の取付軸33を軸受孔42に向けて案内する導入溝44
が形成されている。
【0018】操作レバー3の組み付けは例えば以下のよ
うにして行われる。まず、カムロッド4をコネクタハウ
ジング1の挿通孔40に挿通して、両端の取付軸33を
両側壁から突出させる。この状態から、突条34と溝4
3の向きを合わせつつ、操作レバー3の導入溝44をカ
ムロッド4の両端の取付軸33に押し込む。突条34が
溝43に嵌まりつつ取付軸33が軸受孔42内に嵌合さ
れることで、操作レバー3がカムロッド4に一体的に組
み付けられる。これにより操作レバー3は、カムロッド
4を中心として、図3(A),(C)に示すように横臥
した保持位置と、同図(B)に示すように45度起立し
た解放位置との間で揺動可能に支持される。
【0019】そして、この操作レバー3の回動に伴い、
カムロッド4は、操作レバー3が図3(A),(C)に
示す保持位置にある際には、両カム部35の頂点を結ぶ
線が斜めを向いた姿勢となって、両カム部35における
同図の時計回り方向の後側の斜辺36が、ターミナル2
の両接触片17A,17Bにおけるフォロワ部19A,
19Bと対応し、一方、操作レバー3が図3(B)の解
放位置にある際には、両カム部35の頂点が上下を向い
た姿勢を取って、両カム部35の頂点が両接触片17
A,17Bのフォロワ部19A,19Bと対応するよう
になっている。なお、このカムロッド4の回動の間、貫
通孔38に挿通されたフラットケーブル5の導電線6の
接続部8は、真直姿勢のままで貫通孔38への挿通状態
が維持されるようになっている。
【0020】また操作レバー3は、上記した保持位置と
解放位置でそれぞれ保持されるようになっている。その
ため、操作レバー3の両アーム部30の内面の揺動端側
には、第1突起45が形成されているとともに、コネク
タハウジング1の両側面の後端側には、操作レバー3が
保持位置に回動された際に第1突起45が嵌合可能な第
1嵌合孔46が形成されている。また、両アーム部30
の内面の基端側に寄った部分における下縁には、第2突
起47が形成されているとともに、コネクタハウジング
1の両側面の上縁には、操作レバー3が解放位置に回動
された際に第2突起47が嵌合可能な第2嵌合孔48が
形成されている。なお、第2嵌合孔48の下方には、上
記の操作レバー3が解放位置から保持位置に回動される
間に第2突起47を嵌めて逃がす逃がし溝49が仕切壁
50を介して形成されている。
【0021】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を説明する。コネクタハウジング1に
は、既述した要領によってターミナル2が収容されると
ともに、カムロッド4を介して操作レバー3が組み付け
られる。操作レバー3は通常、図3(A)に示す保持位
置に揺動された状態で保管、運搬等がなされる。コネク
タハウジング1は、プリント配線基板上の所定位置に固
定されて、各ターミナル2のリード部18がプリント配
線基板の対応する導電路に同じくハンダ付けにより接続
される。
【0022】このようにプリント配線基板に固定された
コネクタハウジング1に対してフラットケーブル5を取
り付ける手順は、以下のようである。まず図3(A)の
状態から操作部31に指を掛けて操作レバー3を同図の
反時計回り方向に揺動させ、同図(B)に示すように解
放位置に持ち来す。操作レバー3が解放位置まで揺動さ
れると、操作レバー3が斜め姿勢となって自重により保
持位置側に揺動復帰しようとするが、第2突起47が逃
がし溝49から仕切壁50を乗り越えて第2嵌合孔48
に嵌まることで、操作レバー3が時計回り方向に揺動す
ることが規制され、指を離しても操作レバー3は解放位
置に保持される。
【0023】操作レバー3が解放位置に揺動されると、
カムロッド4の両カム部35の頂点がターミナル2のフ
ォロワ部19A,19Bを内側から押圧するため、上下
の接触片17A,17Bが互いに離間する方向に撓み変
形し、両接触突部20A,20Bの間隔が、フラットケ
ーブル5における導電線6の直径以上に広がる。
【0024】この状態から、フラットケーブル5の先端
をコネクタハウジング1の挿入口10に向けて前方から
挿入する。導電線6の各接続部8は、図3(B)の鎖線
に示すように、ガイド面11,12で案内されつつ挿入
口10内に挿入され、さらに同図の実線に示すように、
カムロッド4に形成された対応する貫通孔38を貫通し
て挿入される。そうしたら、操作レバー3を同図の時計
回り方向に揺動させる。操作レバー3は、第2突起47
を第2嵌合孔48から外して逃がし溝49に逃がしつつ
揺動され、同図(C)に示す保持位置に回動される。保
持位置に来ると、第1突起45が第1嵌合孔46に嵌ま
ることで操作レバー3は保持位置に保持される。これに
伴いカムロッド4が回動して、カム部35の頂点を結ぶ
線が斜めを向いた姿勢となり、すなわちカム部35の頂
点が逃げるために、両接触片17A,17Bが互いに接
近するように復元変形し、一対の接触突部20A,20
Bが対応する導電線6の接続部8を挟持する。これによ
りフラットケーブル5がターミナル2と電気接続された
状態で保持されることとなる。
【0025】一方、フラットケーブル5を取り外す場合
には、図3(C)の状態から操作レバー3を同図(B)
に示す解放位置まで揺動すると、カムロッド4の機能に
よりターミナル2の両接触片17A,17Bの間が広げ
られて挟持力が除去されるので、そのままフラットケー
ブル5を引き抜くことでコネクタハウジング1から外す
ことができる。
【0026】以上説明したように本実施形態によれば、
フラットケーブル5の挿入の邪魔にならないようにカム
ロッド4に貫通孔38を設けたことで、カムロッド4を
ターミナル2において略平行姿勢で突出した両接触片1
7A,17Bの間に配することができ、これによりコネ
クタハウジング1を背の低いコンパクトなものに製造で
きる。しかもカムロッド4のカム部35は、両接触片1
7A,17Bの先端側に設けられたフォロワ部19A,
19Bを押圧するので、接触片17A,17Bを撓み変
形させるための力が小さくて済む。
【0027】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では、フラットケーブルの接続部を
ターミナルの一対の接触片で挟持する形式のものを例示
したが、フラットケーブルの接続部をターミナルに設け
られた1本の接触片と、それと対向してコネクタハウジ
ングに設けられた受け部との間で挟持する形式のものに
も、同様に適用することができる。
【0028】(2)また本発明は、可撓性を有する帯状
のベースフィルム上に複数の導電路を間隔を開けてプリ
ント配線手段により形成してなるFPC製のリボンケー
ブル用のコネクタにも同様に適用可能である。この場合
は、カムロッドには、ケーブルの全体が貫通可能とされ
る貫通路を開口すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の分解斜視図である。
【図2】操作レバーの組み付け後の状態の斜視図であ
る。
【図3】フラットケーブルの取付工程を示す断面図であ
る。
【図4】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1…コネクタハウジング 2…ターミナル 3…操作レバー 4…カムロッド 5…フラットケーブル(シート状導電路) 8…接続部 14…スリット 17A,17B…接触片 19A,19B…フォロワ部 20A,20B…接触突部 35…カム部 38…貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/26 H01R 12/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングには、シート状導電
    路と接触すべく撓み変形可能に延出した接触部を有する
    ターミナルが収容されるとともに、前記ターミナルの接
    触部と対向する側に配された受け部と、前記接触部と係
    合可能で解放位置と保持位置との間で回動操作されるカ
    ム体とが備えられ、このカム体が前記解放位置に回動し
    た際には、前記ターミナルの接触部を前記受け部から離
    間する方向に撓み変形させつつ前記受け部との間隔を広
    げてシート状導電路の抜き差しを許容し、カム体が前記
    保持位置に回動した際には、前記接触部の復動を伴い前
    記受け部との間でシート状導電路を挟持して接触状態に
    保持するようにしたシート状導電路用コネクタにおい
    て、 前記カム体が前記ターミナルの接触部と受け部との間の
    入り口側に配設され、かつこのカム体には、前記シート
    状導電路が貫通することを許容する貫通路が形成されて
    いることを特徴とするシート状導電路用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記受け部が、前記ターミナルにおいて
    前記接触部とは対向状に設けられた他の接触部によって
    構成されていることを特徴とする請求項1記載のシート
    状導電路用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記他の接触部が撓み変形可能に収容さ
    れ、前記カム体が前記解放位置に回動した際には両接触
    部を撓み変形させつつその間隔が広げられ、カム体が前
    記保持位置に回動した際には両接触部の復動を伴いその
    間隔を狭める構成となっていることを特徴とする請求項
    2記載のシート状導電路用コネクタ。
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