JP3284594B2 - 電動送風機 - Google Patents
電動送風機Info
- Publication number
- JP3284594B2 JP3284594B2 JP19372192A JP19372192A JP3284594B2 JP 3284594 B2 JP3284594 B2 JP 3284594B2 JP 19372192 A JP19372192 A JP 19372192A JP 19372192 A JP19372192 A JP 19372192A JP 3284594 B2 JP3284594 B2 JP 3284594B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- housing
- electric blower
- end bracket
- blower
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電動送風機の構造に係
り、特にケーシングの支持部分の構造に関するものであ
る。
り、特にケーシングの支持部分の構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】電動送風機のケーシングの支持は、エン
ドブラケットによるものとハウジングによるものとに分
けられるが、本発明の適用はどちらにも同様に可能であ
る為、以下は主としてエンドブラケットに適用する場合
について述べ、ハウジングに適用する場合については、
必要に応じて補足する。
ドブラケットによるものとハウジングによるものとに分
けられるが、本発明の適用はどちらにも同様に可能であ
る為、以下は主としてエンドブラケットに適用する場合
について述べ、ハウジングに適用する場合については、
必要に応じて補足する。
【０００３】従来、エンドブラケットによるケーシング
の支持は、通常エンドブラケットの周端部を折り曲げ、
折った周端面をケーシング端と当接させることで実現し
ていた。
の支持は、通常エンドブラケットの周端部を折り曲げ、
折った周端面をケーシング端と当接させることで実現し
ていた。
【０００４】また、上記ケーシングはケーシング内径を
ケーシング支持面外径よりもわずかに小さくして圧入す
ることによる、ケーシングとケーシング支持面との摩擦
によって固定されていた。
ケーシング支持面外径よりもわずかに小さくして圧入す
ることによる、ケーシングとケーシング支持面との摩擦
によって固定されていた。
【０００５】以上はハウジングによるケーシングの支持
についても同様で、折り曲げられたハウジング周端部と
ケーシング端との当接によりケーシングの固定を行なっ
ていた。
についても同様で、折り曲げられたハウジング周端部と
ケーシング端との当接によりケーシングの固定を行なっ
ていた。
【０００６】また、上記ケーシングはケーシング内径を
ケーシング支持面外径よりもわずかに小さくして圧入す
ることによる、ケーシングとケーシング支持面との摩擦
によって固定されていた。
ケーシング支持面外径よりもわずかに小さくして圧入す
ることによる、ケーシングとケーシング支持面との摩擦
によって固定されていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記のエンドブラケッ
トにおいては、周端を折り曲げることによってケーシン
グ支持面を確保している。しかし従来のエンドブラケッ
トは周端をハウジング側に折り曲げており、これによ
り、エンドブラケットの折り曲げた部分とハウジングに
よって囲まれる空間が生じていた。この空間は、実際に
電動送風機を製品本体に組み込む際には全く利用されな
いのが普通である。従って、エンドブラケットを折り曲
げた幅の分だけケーシングの面積が増加し、材料に無駄
が生じるばかりか、上記の空間分だけ電動送風機の実用
上の体積が増加し、電動送風機を組み込む側の製品本体
の構造設計にも制約が生じる等の悪影響を及ぼしてい
た。
トにおいては、周端を折り曲げることによってケーシン
グ支持面を確保している。しかし従来のエンドブラケッ
トは周端をハウジング側に折り曲げており、これによ
り、エンドブラケットの折り曲げた部分とハウジングに
よって囲まれる空間が生じていた。この空間は、実際に
電動送風機を製品本体に組み込む際には全く利用されな
いのが普通である。従って、エンドブラケットを折り曲
げた幅の分だけケーシングの面積が増加し、材料に無駄
が生じるばかりか、上記の空間分だけ電動送風機の実用
上の体積が増加し、電動送風機を組み込む側の製品本体
の構造設計にも制約が生じる等の悪影響を及ぼしてい
た。
【０００８】また、上記ケーシングはケーシング内径を
ケーシング支持面外径よりもわずかに大きくして圧入す
ることによって固定されるが、このため電動送風機の保
守点検等によりケーシングを取外す際に、容易には取り
外すことが出来ず、ケーシング等を傷つける恐れがあっ
た。
ケーシング支持面外径よりもわずかに大きくして圧入す
ることによって固定されるが、このため電動送風機の保
守点検等によりケーシングを取外す際に、容易には取り
外すことが出来ず、ケーシング等を傷つける恐れがあっ
た。
【０００９】以上の問題点はハウジングによりケーシン
グを支持する電動送風機においても同様で、この場合、
上記エンドブラケットがハウジングに相当する。
グを支持する電動送風機においても同様で、この場合、
上記エンドブラケットがハウジングに相当する。
【００１０】
【課題を解決するための手段】無駄な空間が発生すると
いう上記の問題点は、全てケーシング支持部としてのエ
ンドブラケットの周端部がハウジング側に折れ曲がって
いることから発生している。これに対して本発明では、
エンドブラケット周端部を送風機部側へ折り曲げ、この
折り曲げた面によりケーシングを支える構成とした。
いう上記の問題点は、全てケーシング支持部としてのエ
ンドブラケットの周端部がハウジング側に折れ曲がって
いることから発生している。これに対して本発明では、
エンドブラケット周端部を送風機部側へ折り曲げ、この
折り曲げた面によりケーシングを支える構成とした。
【００１１】同時に、ケーシングの取外しが容易でない
点を解決するために、エンドブラケット固定用の螺子を
ハウジングを十分に貫通させることで、この螺子を支点
として梃子の原理でケーシングを押し出す簡単な治具が
使用できるようにした。
点を解決するために、エンドブラケット固定用の螺子を
ハウジングを十分に貫通させることで、この螺子を支点
として梃子の原理でケーシングを押し出す簡単な治具が
使用できるようにした。
【００１２】なお、以上の方法は、ハウジングによりケ
ーシングを支持する電動送風機においてもやはり同様
で、この場合、上記エンドブラケットがハウジングに相
当する。
ーシングを支持する電動送風機においてもやはり同様
で、この場合、上記エンドブラケットがハウジングに相
当する。
【００１３】
【作用】従って本発明に依れば、エンドブラケットの周
端が送風機部側に折れ曲がっているため、エンドブラケ
ットやケーシングは固定されたときでも送風機部側から
電動機部側へ突出しない。よってケーシングの材料は必
要最小限で済み、なおかつ周端で無駄な空間を生じない
為に電動送風機の実用上の体積を大幅に減らすことがで
き、小形化が可能で、電動送風機を組み込む製品の設計
を容易にすることができる。また、突出した螺子を治具
の支点とかみあわせ、簡単な治具で容易にケーシングが
取り外せる構造となっている為、保守点検等が容易にな
る。
端が送風機部側に折れ曲がっているため、エンドブラケ
ットやケーシングは固定されたときでも送風機部側から
電動機部側へ突出しない。よってケーシングの材料は必
要最小限で済み、なおかつ周端で無駄な空間を生じない
為に電動送風機の実用上の体積を大幅に減らすことがで
き、小形化が可能で、電動送風機を組み込む製品の設計
を容易にすることができる。また、突出した螺子を治具
の支点とかみあわせ、簡単な治具で容易にケーシングが
取り外せる構造となっている為、保守点検等が容易にな
る。
【００１４】以上の作用はハウジングによりファンケー
シングを支持する電動送風機においてもやはり同様で、
このとき上記エンドブラケットがハウジングに相当する
ことはいうまでもない。
シングを支持する電動送風機においてもやはり同様で、
このとき上記エンドブラケットがハウジングに相当する
ことはいうまでもない。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って説明す
る。
る。
【００１６】まず、図３に従来の電動送風機の一例を示
す。
す。
【００１７】電動送風機１は、電動機部２及び送風機部
３より構成される。
３より構成される。
【００１８】電動機部２は、整流子型電動機で、図３に
示すようにハウジング４とエンドブラケット５内に、回
転子６及び固定子７が収納される。固定子７は、二極構
成で、回転軸８をはさんで対向する一対の巻線９の間に
配置された一対のブラシ装置１０が、ハウジング４に装
着される。回転子６は軸受１１，１２により支持され、
回転軸８は、エンドブラケット５を貫通して、送風機部
３側へ延びている。
示すようにハウジング４とエンドブラケット５内に、回
転子６及び固定子７が収納される。固定子７は、二極構
成で、回転軸８をはさんで対向する一対の巻線９の間に
配置された一対のブラシ装置１０が、ハウジング４に装
着される。回転子６は軸受１１，１２により支持され、
回転軸８は、エンドブラケット５を貫通して、送風機部
３側へ延びている。
【００１９】送風機部３は、エンドブラケット５上に固
定案内羽根１３が配置され、その上に遠心羽根車１４
が、回転軸８に一体固定されて配置し、それらを覆って
ケーシング１５が、エンドブラケット５外周と圧入固定
される。
定案内羽根１３が配置され、その上に遠心羽根車１４
が、回転軸８に一体固定されて配置し、それらを覆って
ケーシング１５が、エンドブラケット５外周と圧入固定
される。
【００２０】図３に示すように、従来、ケーシング１５
の支持はエンドブラケット５の周端部を折り曲げてでき
る面ａがケーシング１５と当接することにより行なわれ
てきた。しかしこの方法では、ａとハウジング４で囲ま
れた部分に、斜線部の如く空間ｂが生じてしまい、電動
送風機１の実用上の体積がこの空間ｂの分だけ増加して
いた。
の支持はエンドブラケット５の周端部を折り曲げてでき
る面ａがケーシング１５と当接することにより行なわれ
てきた。しかしこの方法では、ａとハウジング４で囲ま
れた部分に、斜線部の如く空間ｂが生じてしまい、電動
送風機１の実用上の体積がこの空間ｂの分だけ増加して
いた。
【００２１】図１には本発明を適用した電動送風機の一
例を示す。エンドブラケット５の周端が送風機部３側に
折れ曲がって、外周面ａ´でケーシング１５を支持して
いる為に、図３におけるｂのような無駄な空間が生じな
いことがわかる。
例を示す。エンドブラケット５の周端が送風機部３側に
折れ曲がって、外周面ａ´でケーシング１５を支持して
いる為に、図３におけるｂのような無駄な空間が生じな
いことがわかる。
【００２２】図１におけるｃは、ハウジングから十分に
突出した螺子部である。図４に簡単な治具１６を用いて
ケーシング１５を取り外すときの仕組みを示す。図４の
ｃに、ケーシング１５を取り外すための治具の支点１７
を捩じ込み、ハウジング４を手で押さえながらレバー１
８を押すと、ケーシング１５の円弧にあわせた突起１９
がケーシング１５を押し下げ、容易に電動送風機からケ
ーシングを取り外すことが出来ることがわかる。
突出した螺子部である。図４に簡単な治具１６を用いて
ケーシング１５を取り外すときの仕組みを示す。図４の
ｃに、ケーシング１５を取り外すための治具の支点１７
を捩じ込み、ハウジング４を手で押さえながらレバー１
８を押すと、ケーシング１５の円弧にあわせた突起１９
がケーシング１５を押し下げ、容易に電動送風機からケ
ーシングを取り外すことが出来ることがわかる。
【００２３】また、電動送風機の中には、エンドブラケ
ット５を持たず、固定案内羽根１３が軸受１２を支持す
る種類があるが、この時には固定案内羽根１３のハウジ
ングへの固定用の螺子がハウジング４から突出し、その
螺子部がケーシング取外し用の治具の１７とかみあい、
支点となる。
ット５を持たず、固定案内羽根１３が軸受１２を支持す
る種類があるが、この時には固定案内羽根１３のハウジ
ングへの固定用の螺子がハウジング４から突出し、その
螺子部がケーシング取外し用の治具の１７とかみあい、
支点となる。
【００２４】以上、エンドブラケット５周端によりケー
シング１５を支持する構造の電動送風機について説明し
てきたが、ハウジング４周端によりケーシング１５を支
持する構造の電動送風機においても適用にあたっては全
く同様である。図２には、ハウジング４周端部がケーシ
ング１５を支持する構造の電動送風機に本発明を適用し
た場合の一実施例を示す。図１におけるエンドブラケッ
ト５のケーシング１５支持という役割がハウジング４に
移行しただけで、本発明の適用は同様に行なわれている
ことがわかる。
シング１５を支持する構造の電動送風機について説明し
てきたが、ハウジング４周端によりケーシング１５を支
持する構造の電動送風機においても適用にあたっては全
く同様である。図２には、ハウジング４周端部がケーシ
ング１５を支持する構造の電動送風機に本発明を適用し
た場合の一実施例を示す。図１におけるエンドブラケッ
ト５のケーシング１５支持という役割がハウジング４に
移行しただけで、本発明の適用は同様に行なわれている
ことがわかる。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、少ない材料で電動送風
機を製作することができ、従来品に比べてより小形軽量
化をはかることができる。従って、電動送風機を組み込
む製品の形状の制約が少なくなり、より本体設計が容易
になる効果が生じる。
機を製作することができ、従来品に比べてより小形軽量
化をはかることができる。従って、電動送風機を組み込
む製品の形状の制約が少なくなり、より本体設計が容易
になる効果が生じる。
【００２６】また、簡単な治具を用いてケーシングが取
り外せる構造になっており、保守点検が非常に容易にな
る効果も生じる。
り外せる構造になっており、保守点検が非常に容易にな
る効果も生じる。
【図１】本発明の一実施例（エンドブラケットによるケ
ーシング支持の場合）の電動送風機の横断面図である。
ーシング支持の場合）の電動送風機の横断面図である。
【図２】本発明の一実施例（ハウジングによるケーシン
グ支持の場合）の電動送風機の横断面図である。
グ支持の場合）の電動送風機の横断面図である。
【図３】従来例電動送風機の横断面図である。
【図４】ハウジング取外し時の治具の使用法を示す図で
ある。
ある。
４…ハウジング、５…エンドブラケット、１５…ケーシ
ング、１６…ケーシング取外し治具、１７…ケーシング
取外し治具の支点、１８…ケーシング取外し治具のレバ
ー、１９…ケーシング取外し治具の突起、ａ…ケーシン
グとケーシング支持部との当接面、ｂ…ハウジングと上
記当接面ａにより囲まれた空間、ｃ…ケーシング取外し
治具支点固定用螺子部。
ング、１６…ケーシング取外し治具、１７…ケーシング
取外し治具の支点、１８…ケーシング取外し治具のレバ
ー、１９…ケーシング取外し治具の突起、ａ…ケーシン
グとケーシング支持部との当接面、ｂ…ハウジングと上
記当接面ａにより囲まれた空間、ｃ…ケーシング取外し
治具支点固定用螺子部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02K 7/14 H02K 5/04
Claims (2)
- 【請求項１】一端が開口された円筒部を有するハウジン
グ内部に固定子及び回転子を収納し、該ハウジングの開
口側端面上にエンドブラケットを固定して構成された電
動機部と、前記エンドブラケット上に固定案内羽根及び
前記回転子に固定された遠心羽根車が配設され、前記固
定案内羽根及び前記遠心羽根車を覆うケーシングより構
成された送風機部とを有する電動送風機において、前記エンドブラケット或いは前記ハウジングの少なくと
も一方の周端部を、前記送風機部側に向かうように折り
曲げて前記ケーシングを支持 したことを特徴とする電動
送風機。 - 【請求項２】請求項１において、 前記エンドブラケットは、前記ハウジングの一部を貫通
した単数又は複数の螺子により前記ハウジングに固定し
たことを特徴とする電動送風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19372192A JP3284594B2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 電動送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19372192A JP3284594B2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 電動送風機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0638454A JPH0638454A (ja) | 1994-02-10 |
| JP3284594B2 true JP3284594B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=16312695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19372192A Expired - Lifetime JP3284594B2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 電動送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3284594B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5574187B2 (ja) * | 2011-05-11 | 2014-08-20 | 株式会社デンソー | 駆動装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5473307A (en) * | 1977-11-24 | 1979-06-12 | Hitachi Ltd | Compact electric blower |
| JPS5477312A (en) * | 1977-12-02 | 1979-06-20 | Hitachi Ltd | Small motor-driven fan |
| JPH02181099A (ja) * | 1989-01-06 | 1990-07-13 | Hitachi Ltd | 電動送風機 |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP19372192A patent/JP3284594B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0638454A (ja) | 1994-02-10 |
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