JPH05227691A - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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Publication number
JPH05227691A
JPH05227691A JP2766992A JP2766992A JPH05227691A JP H05227691 A JPH05227691 A JP H05227691A JP 2766992 A JP2766992 A JP 2766992A JP 2766992 A JP2766992 A JP 2766992A JP H05227691 A JPH05227691 A JP H05227691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
winding
wedge
commutator
electric blower
Prior art date
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Pending
Application number
JP2766992A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Murata
哲 村田
Kenji Kato
賢二 加藤
Takeshi Tokuda
剛 徳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2766992A priority Critical patent/JPH05227691A/ja
Publication of JPH05227691A publication Critical patent/JPH05227691A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高回転数,高出力で安全性に優れた電動送風
機を得ることを目的とする。 【構成】 モーター1のローター2に巻線15を巻装し
てウエッジ17を挿入し、ウエッジ17の端部17aを
一体に連結した構成とする。ローター2の回転によりウ
エッジ17にかかる遠心力は連結部17aで支承され、
ウエッジ17はスロットから外れることがない。これに
より高回転数で高出力の電動送風機が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気掃除機に用いられる
電動送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気掃除機では、掃除をより効率
的に行うために、吸込み力を強くした高出力の電動送風
機を備えたものが主流となっている。
【0003】従来、この種の電動送風機は図3および図
4に示すような構成が一般的であった。
【0004】以下、その構成について図を参照しながら
説明する。図3に示すように、モーター1は、ローター
2と、ローター2の回転軸3の一方3aを軸受け4aす
るエアガイド5と回転軸3の他方3bを軸受け4bしス
テータ6を内装したブラケット7とで形成された外郭と
で形成されている。ローター2の回転軸3の一方3aに
はファン8が取着され、ファン8は吸気口9を有するケ
ーシング10で覆われている。そして、上記したモータ
ー1およびファン8により電動送風機が形成されてい
る。
【0005】なお、11はファン8で吸気された空気の
排気口、12は整流子、13はカーボンブラシである。
【0006】次に、図4に示すように、ローター2のコ
ア14にはローター巻線15が巻装され、遠心力により
ローター巻線15がスロット内で動かないように、さら
には飛び出さないように、スロット内のローター巻線1
5上にウエッジ16が挿入されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のロー
ターを用いた電動送風機では以下のような問題があっ
た。
【0008】近年の電気掃除機に求められるより高い掃
除効率に対しては電動送風機を高出力化し吸込み効率を
改善して対応しなければならないが、そのためには電動
送風機の風量を大きくするとともに真空圧を高くしなけ
ればならない。
【0009】これには、モーターの出力を大きくすると
ともに回転数を高くすれば対応できるのであるが、後者
のモーターの回転数を高くする手段では、ローターの高
回転数化に伴う遠心力でローター巻線を固定しているウ
エッジがスロットから外れ、巻線の固定ができなくなっ
てローターが分解するおそれがあった。そのために、モ
ーターの回転数を高くすることができず、電動送風機の
高出力化には限界があった。
【0010】本発明は上記問題を解決するもので、高出
力で安全性に優れた電動送風機を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ローターと、前記ローターの回転軸の一方
を軸受けするエアガイドと、前記エアガイドとともにモ
ーターの外郭を形成し、前記ローターの回転軸の他方を
軸受けするブラケットと、前記回転軸の一方に取着され
たファンとを備え、前記ローターの各巻線上に挿入され
る複数のウエッジの端部を一体に連結する構成としたも
のである。
【0012】また、ローターの各巻線上に挿入される複
数のウエッジの端部を一体に連結するとともに、前記連
結部を整流子側に延設して前記整流子側の巻線を覆う構
成としたものである。
【0013】
【作用】本発明は上記したように、ローターの各巻線上
に挿入される複数のウエッジの端部を一体に連結したこ
とにより、ウエッジにかかる遠心力を連結部で支承して
ウエッジの遠心力強度を高くすることができる。
【0014】また、ウエッジの連結部を整流子側に延設
して整流子側の巻線を覆うようにしたことにより、整流
子部の大きなスパークが整流子側の巻線に達することを
阻止し、さらに、カーボンブラシから飛散するカーボン
微粉の巻線への付着を防止することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1および
図2を参照しながら説明する。
【0016】なお、従来例に示したものと同一部品には
同じ符号を付して説明を省略する。図に示すように、本
発明の特徴点は、コア14の各スロット内に巻装された
ローター巻線15上に挿入される複数のウエッジ17
が、ローター2の整流子12側の端部17aで一体に連
結されていることにある。このウエッジ17は、たとえ
ば櫛歯状に形成し、円環状に巻回してスロット内に挿入
されるものである。
【0017】次に、他の実施例では、一体に連結したウ
エッジ17の連結部(端部)17aを整流子12側に傘
形状に延設17bし、整流子12側のローター巻線15
aを覆っている。
【0018】上記構成において、モーター1を運転する
と、ローター2の回転とともにファン8が回転して吸気
口9から空気を吸込み、空気はモーター1内を通って排
気口11から排出される。
【0019】このとき、ローター2が高速回転による遠
心力がウエッジ17にかかるが、ウエッジ17はその端
部17aで一体に連結されているのでウエッジ17にか
かる遠心力は連結部17aで支承されて対遠心力強度が
高くなっており、これによりウエッジ17はローター2
のスロットから外れることがなく、ローター2の回転数
を高くすることができる。
【0020】また、ウエッジ17の連結部17aを延設
17bして整流子12側のローター巻線15aを覆った
ので、モーター1の何らかの異常により整流子部12で
大きなスパークが発生しても、スパークは延設部17b
で阻止されて整流子12側のローター巻線15aには達
せず、これによりローター巻線15のレアーショート等
の事故を防止することができる。さらに、カーボンブラ
シ13の消耗で飛散するカーボン微粉のローター巻線1
5への付着を防止して絶縁劣化による事故をなくすこと
ができる。
【0021】このように本発明の一実施例の電動送風機
によれば、ウエッジ17の端部を一体に連結したことに
より、ウエッジ17の対遠心力強度が高くなり、ロータ
ー2の回転数を高くすることができるという効果があ
る。
【0022】また、ウエッジ17の連結部17aを延設
17bして整流子12側のローター巻線15aを覆った
ことにより、スパークやカーボン微粉の飛散を阻止して
レアーショートや絶縁劣化による事故を防止することが
できるという効果がある。
【0023】
【発明の効果】以上の実施例の発明から明らかなよう
に、本発明によれば、ローターの各巻線上に挿入される
複数のウエッジの端部を一体に連結したことにより、ウ
エッジにかかる遠心力を連結部で支承してウエッジの対
遠心力強度を高くすることができるので、遠心力による
ウエッジのスロットからの離脱がなくなり、これにより
ローターの回転数を高くして電動送風機を高出力化する
ことができる。
【0024】また、ウエッジの連結部を整流子側に延設
して整流子側のローター巻線を覆うようにしたことによ
り、整流子部で発生するスパークが整流子側のローター
巻線に達することを阻止し、さらに、カーボンブラシか
ら飛散するカーボン微粉のローター巻線への付着を防止
することができる。これにより電動送風機の安全性を優
れたものにすることができる。
【0025】このように本発明によれば、高出力で安全
性に優れた電動送風機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電動送風機の一部切断側面
【図2】同ローターの一部切断側面図
【図3】従来例の電動送風機の一部切断側面図
【図4】同ローターの一部切断側面図
【符号の説明】
1 モーター 2 ローター 3 回転軸 3a 回転軸の一方 3b 回転軸の他方 4a,4b 軸受け 5 エアガイド 7 ブラケット 8 ファン 12 整流子 15 ローター巻線 15a 整流子側のローター巻線 17 ウエッジ 17a ウエッジの端部(連結部) 17b ウエッジの延設部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローターと、前記ローターの回転軸の一
    方を軸受けするエアガイドと、前記エアガイドとともに
    モーターの外郭を形成し、前記ローターの回転軸の他方
    を軸受けするブラケットと、前記回転軸の一方に取着さ
    れたファンとを備え、前記ローターの各巻線上に挿入さ
    れる複数のウエッジの端部を一体に連結してなる電動送
    風機。
  2. 【請求項2】ローターの各巻線上に挿入される複数のウ
    エッジの端部を一体に連結するとともに、前記連結部を
    整流子側に延設して前記整流子側の巻線を覆ってなる請
    求項1記載の電動送風機。
JP2766992A 1992-02-14 1992-02-14 電動送風機 Pending JPH05227691A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2766992A JPH05227691A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 電動送風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2766992A JPH05227691A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 電動送風機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05227691A true JPH05227691A (ja) 1993-09-03

Family

ID=12227360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2766992A Pending JPH05227691A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 電動送風機

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JP (1) JPH05227691A (ja)

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