JP3284202B2 - カップフラッパー開閉装置及びこれを用いた自動販売機 - Google Patents
カップフラッパー開閉装置及びこれを用いた自動販売機Info
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Description
ップ搬送装置によりコーヒ原料や湯の投入位置、これら
コーヒ原料及び湯の撹拌混合の位置に搬送してコーヒ飲
料を製造し販売する自動販売機に係わり、特にカップ搬
送装置に備えられて大きさの異なるカップを保持するカ
ップフラッパー開閉装置及びこれを用いた自動販売機に
関する。
ップ搬送装置を備え、このカップ搬送装置によりカップ
を保持し、コーヒ等の原料の投入位置、クリームパウダ
等の添加物の投入位置、湯の投入位置、さらにカップに
投入された原料や湯を撹拌混合する撹拌混合位置に搬送
し、製造されたコーヒ飲料水の入ったカップを販売口に
搬送している。
概略構成図である。カップ搬送装置1は、X軸可動レー
ル2及びY軸可動レール3上に移動自在に設けられてい
る。
及び販売口6が設けられ、他にも図示しないがカップの
供給機構、コーヒ等の原料及び砂糖、クリームパウダ等
の添加物の供給装置が備えられている。
持し、X軸可動レール2及びY軸可動レール3の駆動に
より、コーヒ等の原料の投入位置、砂糖、クリームパウ
ダ等の添加物の投入位置、湯の投入位置、さらに原料や
湯の撹拌混合位置に搬送し、さらに販売口に搬送してい
る。
保持するための一対から成るカップフラッパー7及びカ
ップ底を支えて上下動するスノコ状の受け台8を備えて
いる。
料の種類、例えばホットコーヒ、氷入りのアイスコーヒ
等により大きさの異なったカップを使用するので、これ
らカップの大きさに応じて開き角度を変えている。
は、モータによりカムを回転させ、このカムの位置によ
り各カップの大きさに応じた開き角度に調整している。
ここで、カップフラッパー7の各開き角度に対するカム
の停止位置は、例えば各開き角度に対応した位置に各停
止センサを配置し、その開き角度の停止センサにより検
出されたときにカムの回転を停止している。
開き角度の制御では、各開き角度に対応して各停止セン
サを配置しなければならず、センサ数が多くなる(特開
平3−273486号公報参照)。
ラッパー7の開き角度を制御するときのカムの停止位置
の制御としては、カムの待機位置センサ及び停止位置セ
ンサを設け、かつカムの回転に応じたパルス信号を発生
するエンコーダを取り付け、カムが所定の停止している
状態からカムを回転開始したとき、エンコーダにより発
生するパルス信号を計数し、この計数値により先のカム
の停止位置から次のカップフラッパー7の開き角度に対
応したパルス数を判断してカムの回転を停止させること
も考えられる。
開き角度の制御では、カムの待機位置センサ及び停止位
置センサに対してそれぞれエンコーダが必要となり、こ
の制御方法でもセンサ数が多くなる。
御を1つのセンサーで対応しようとすると、カップフラ
ッパー7の開きの原点、すなわちカム回転の原点位置を
検出し、この原点位置からカムを回転させ、このカムに
連動するエンコーダで発生するパルス信号の計数値が設
定パルス数になったときにカムの回転を停止することに
なる。
発生するパルス信号のHレベル(ハイレベル)信号とL
レベル(ローレベル)信号とのパルス長さの違いから判
断している。
位置の検出では、カムを駆動するモータの回転速度が一
定でなかったり、誤動作が発生すると、パルス信号のH
レベル期間とLレベル期間とが異なってしまい、原点位
置を検出できないことがある。
シロップ等が付着すると、カムの回転速度が遅くなり、
原点位置を検出できなくなる問題も発生する。このよう
にカップフラッパーの原点位置を検出できなければ、こ
れ以後、カムを回転させてカップフラッパー7をカップ
の大きさに応じた指定開き角度に制御できず、カップフ
ラッパー7でカップを確実に保持できなくなり、最悪の
場合、カップに投入する原料や湯等がカップの外に散乱
したりしてしまう。
ラッパー7の開き角度の制御では、各開き角度に対応し
て各停止センサを配置しなければならず、又、待機位置
センサ及び停止位置センサに対してセットとなる各エン
コーダが必要となり、いずれにしてもセンサ数が多くな
る。
一定でなければ、カップフラッパー7の原点位置を検出
できない。そこで本発明は、センサ数を少なくしてカッ
プフラッパーをカップの大きさに対応した開き角度に制
御できるカップフラッパー開閉装置及びこれを用いた自
動販売機を提供することを目的とする。
回転速度が変化してもカムの原点位置の検出を確実なも
のとしてカップフラッパーを所望飲料に適合させた選択
指定されるカップの大きさに対応した開き角度に制御で
きるカップフラッパー開閉装置及びこれを用いた自動販
売機を提供することを目的とする。
のカップの大きさに対応する各カップフラッパーの開き
角度に調整するもので、回転中心から外周位置までの距
離が円周方向によって異なるように形成されたカムの回
転に応動じてカップの大きさに応じた1つの開き角度に
開閉するカップフラッパー開閉装置において、カムの回
転に連動して回転し、かつカップフラッパーの各開き角
度に対応した位置にそれぞれ光通過孔が形成されるとと
もに、カップフラッパーの回転原点に対応する位置に原
点用の2つの光通過孔が形成されたエンコーダ板と、こ
のエンコーダ板における各光通過孔を通過する光を検出
してハイレベルとなり、かつエンコーダ板により遮光さ
れることによりローレベルとなるパルスの検出信号を出
力するセンサと、このセンサから出力される検出信号の
立ち上がり、立ち下がりを検出して2つの光通過孔の間
の遮光時間を求め、この遮光時間が規定時間内であれば
カムが原点位置に移動したと認識し、この後、センサに
よりカップの大きさに対応する1つの開き角度の位置に
形成された光通過孔を検出したときにカムの回転を停止
する開閉制御手段とを具備したことを特徴とするカップ
フラッパー開閉装置である。
れば、カップフラッパーを所望の開き角度に開く場合、
カムの回転に連動してエンコーダが回転し、このエンコ
ーダ板に形成された原点用の2つの光通過孔をセンサに
より検出し、このセンサから出力される検出信号の立ち
上がり、立ち下がりを検出して2つの光通過孔の間の遮
光時間を求め、この遮光時間が規定時間内であればカム
が原点位置に移動したと認識し、この後、センサにより
カップの大きさに対応する1つの開き角度の位置に形成
された光通過孔を検出したときにカムの回転を停止す
る。
フラッパー開閉装置において、エンコーダ板には、遮光
部分と光通過部分との大きさが等しい原点用の2つの光
通過孔が形成され、開閉制御手段は、センサから出力さ
れた検出信号を入力して遮光部分による遮光時間と光通
過部分による透過時間とを求め、これら遮光時間と透過
時間とが略等しいときに原点位置を検出したことを認識
する機能を有する。
れば、カムの回転位置の原点を認識する場合、カムの回
転に連動してエンコーダ板が回転し、このエンコーダ板
に形成された原点用の2つの光通過孔をセンサにより検
出したとき、センサから出力された検出信号を入力して
遮光部分による遮光時間と光通過部分による透過時間と
を求め、これら遮光時間と透過時間とが略等しいときに
原点位置を検出したことを認識する。請求項3によれ
ば、コーヒ飲料水の種類に応じてそれぞれ異なる大きさ
のカップを使用する自動販売機において、複数のカップ
の大きさに対応する各カップフラッパーの開き角度に調
整するもので、回転中心から外周位置までの距離が円周
方向によって異なるように形成されたカムの回転に応動
じてカップの大きさに応じた1つの開き角度に開閉する
カップフラッパー開閉装置と、このカップフラッパー開
閉装置を備え、カップを保持してコーヒ飲料水の原料の
投入位置と、添加物の投入位置と、湯の投入位置と、原
料や湯の撹拌混合位置とに搬送し、さらに販売口に搬送
するカップ搬送装置と、カムの回転に連動して回転し、
かつカップフラッパーの各開き角度に対応した位置にそ
れぞれ光通過孔が形成されるとともに、カップフラッパ
ーの回転原点に対応する位置に原点用の2つの光通過孔
が形成されたエンコーダ板と、このエンコーダ板におけ
る各光通過孔を通過する光を検出してハイレベルとな
り、かつエンコーダ板により遮光されることによりロー
レベルとなるパルスの検出信号を出力するセンサと、こ
のセンサから出力される検出信号の立ち上がり、立ち下
がりを検出して2つの光通過孔の間の遮光時間を求め、
この遮光時間が規定時間内であればカムが原点位置に移
動したと認識し、この後、センサによりカップの大きさ
に対応する1つの開き角度の位置に形成された光通過孔
を検出したときにカムの回転を停止する開閉制御手段と
を具備したことを特徴とする自動販売機である。 このよ
うな自動販売機であれば、カップフラッパー開閉装置を
備えたカップ搬送装置を、コーヒ飲料水の種類に応じて
それぞれ異なる大きさのカップを保持してコーヒ飲料水
の原料の投入位置と、添加物の投入位置と、湯の投入位
置と、原料や湯の撹拌混合位置とに搬送し、さらに販売
口に搬送してコーヒ飲料水を販売 するに、カップフラッ
パー開閉装置において、カップフラッパーを所望の開き
角度に開く場合、カムの回転に連動してエンコーダが回
転し、このエンコーダ板に形成された原点用の2つの光
通過孔をセンサにより検出し、このセンサから出力され
る検出信号の立ち上がり、立ち下がりを検出して2つの
光通過孔の間の遮光時間を求め、この遮光時間が規定時
間内であればカムが原点位置に移動したと認識し、この
後、センサによりカップの大きさに対応する1つの開き
角度の位置に形成された光通過孔を検出したときにカム
の回転を停止する。 請求項4によれば、請求項3記載の
自動販売機において、エンコーダ板には、遮光部分と光
通過部分との大きさが等しい原点用の2つの光通過孔が
形成され、開閉制御手段は、センサから出力された検出
信号を入力して遮光部分による遮光時間と光通過部分に
よる透過時間とを求め、これら遮光時間と透過時間とが
略等しいときに原点位置を検出したことを認識する機能
を有することを特徴とする。 このような自動販売機であ
れば、カップフラッパー開閉装置において、カムの回転
位置の原点を認識する場合、カムの回転に連動してエン
コーダ板が回転し、このエンコーダ板に形成された原点
用の2つの光通過孔をセンサにより検出したとき、セン
サから出力された検出信号を入力して遮光部分による遮
光時間と光通過部分による透過時間とを求め、これら遮
光時間と透過時間とが略等しいときに原点位置を検出し
たことを認識する。
について図面を参照して説明する。図1はカップ式混合
自動販売機に用いるカップ搬送装置に適用したカップフ
ラッパー開閉装置の構成図である。
ッパ用モータ11が設けられ、このモータ11の回転軸
にカム12が取り付けられている。このカム12は、図
2(a) に示すように回転中心gから外周位置までの距離
が円周方向によって異なるように形成されている。な
お、このカム12は、予め設定された一方向の回転方向
に回転するものとなっている。
して一対から成るカップフラッパー14が連結されてい
る。従って、カム12が予め設定された一方向に回転す
ると、図2(b) に示すようにカム12の回転位置に応じ
てカム12の外周面に接する開閉用アーム13の位置が
変化し、これによりカップフラッパー14の開き角度が
変化するようになっている。
待機状態であり、カップフラッパー14の開き角度が最
も大きく設定されている。又、カム12が原点位置から
90°回転すると大カップ用のカップフラッパー14の
開き角度に設定され、270°回転すると中カップ用の
カップフラッパー14の開き角度に設定され、大カッ
プ、中カップの順にカップフラッパー14の開き角度が
小さく設定されている。
回転するとカップを挟持して搬送するときのカップフラ
ッパー14の開き角度であり、この場合、カップフラッ
パー14は、図示しないスプリングの付勢力により開閉
するものとなっている。
には、エンコーダ部15が取り付けられている。このエ
ンコーダ部15は、エンコーダ板16及びこのエンコー
ダ板16を挟んで配置された光センサ17から構成され
ている。
ようにカム12の外周位置、すなわちカップフラッパー
14の開き角度に対応した位置に光通過孔としての各ス
リット18a〜18cが形成され、かつカップフラッパ
ー14の回転原点に対応する位置(待機位置)に2つの
原点スリット19a、19bが各スリット18a〜18
cと区別されるように形成されている。
け台用の上下モータ20が設けられ、この受け台用の上
下モータ20の回転軸にクランクカム21を介してスノ
コ状のカップ受け台22が上下可能に連結されている。
なお、このカップ受け台22の上下移動の範囲は、上セ
ンサ及び下センサの検出により制限されている。
パ用モータ11を駆動してカム12を回転させ、カップ
フラッパー14をカップの大きさに応じた開き角度に制
御する機能、及びこれと同期してカップ受け台用の上下
モータ20を制御する機能を有するものである。
主制御部31を備え、この主制御部31に入力部32及
びメモリ33が接続され、かつ主制御部31から発せら
れる指令によりモータ駆動部34、原点認識部35及び
回転停止制御部36が作動するものとなっている。
ータ11及びカップ受け台用の上下モータ20を駆動制
御する機能を有している。原点認識部35は、エンコー
ダ部15から出力される検出信号、すなわち光センサ1
7から出力される検出信号を受け、この検出信号が立ち
下がり、この後に立ち上がるまでの時間を計測し、この
立ち下がり時間が規定された時間内であれば、エンコー
ダ板16の原点スリット19a、19bを検出してカム
12が原点に位置していることを認識する機能を有して
いる。
出力される検出信号の立ち下がりから立ち上がりまでの
遮光時間を計測する遮光カウンタ35aを備えている。
回転停止制御部36は、カム12が原点位置に位置して
いること認識した後、これを起点としてカップフラッパ
用モータ11を再起動し、光センサ17により所望の開
き角度に対応するスリット18a、18b又は18cを
検出したときにカップフラッパ用モータ11の駆動を停
止してカム12の回転を停止する機能を有している。
転角度、例えば90°、180°、270°に対応させ
てカップフラッパ用モータ11を回転したときに各スリ
ット18a、18b又は18cの位置に対応する規定パ
ルス数を得るための位置決め用カウンタ36aを備えて
いる。
ー開閉装置の作用について図3に示すカップフラッパ開
閉制御フローチャートに従って説明する。カップ混合式
自動販売機においてコーヒ飲料を販売する場合、カップ
搬送装置10は、先ずカップ投下位置に移動する。
ッパー14は、コーヒ飲料の種類、例えばホットコー
ヒ、氷入りのアイスコーヒ等に使用するカップの大きさ
に応じ選択された開き角度で開く。一方、カップ底を支
えるカップ受け台22のカップ1の大きさに応じ、カッ
プフラッパー14と同期して上下動する。
フラッパ用モータ11を駆動すると、このモータ11の
回転により応動してカップフラッパー14が回転し、こ
れと共にエンコーダ板16も回転する。
エンコーダ板16に形成された各スリット18a〜18
c、各原点スリット19a、19bが光センサ17の間
を通過すると、このとき光センサ17は、Hレベルの検
出信号を出力する。
ト19a、19bが通過すると、光センサ17から出力
される検出信号は、図4に示すように2つのHレベルの
パルスが連続して現れる。
は、開閉制御装置30の入力部32を通して原点認識部
35に送られる。この原点認識部35は、ステップ#1
において、モータ駆動部34により開度調整されるカッ
プフラッパー14を原点位置、すなわちカム12を原点
位置に回転して移動させたかを判別する。
プフラッパー原点位置検知フローチャートに従って行わ
れる。原点認識部35は、ステップ#10において、光
センサ17から出力される検出信号の立ち下がりの検出
を待ち、この立ち下がりを検出したときにステップ#1
1に移って遮光カウンタ35aをリセットするとともに
カウントアップを開始する。
おいて、光センサ17から出力される検出信号の立ち上
がりの検出を待ち、この立ち上がりが検出されなければ
ステップ#13において遮光カウンタ35aのカウント
アップを継続する。
信号の立ち上がりが検出されると、原点認識部35は、
ステップ#14において、遮光カウンタ35aのカウン
トを停止し、この遮光カウンタ35aのカウント値から
遮光時間を求め、この遮光時間が規定時間内であるか否
かを判断する。
あれば、原点認識部35は、カップフラッパー14、す
なわちカム12が原点位置に移動したと認識する。な
お、遮光時間が規定時間内でなく、カップフラッパー1
4が原点位置に移動していなければ、原点認識部35
は、再びステップ#10に戻って原点位置を検出する。
ラッパ用モータ11を駆動すると、このモータ11の回
転により応動してカップフラッパー14は回転し、これ
と共にエンコーダ板16は回転する。
エンコーダ板16に形成された各スリット18a〜18
cが光センサ17の間を通過すると、このとき光センサ
17は、Hレベルの検出信号を出力する。
ラッパー14の原点位置が認識されたときから位置決め
用カウンタ36aをクリアするとともにカウントアップ
を開始する。
テップ#2において、光センサ17から出力される検出
信号の立ち上がりを検出し、この立ち上がりを検出した
ときに、次のステップ#3において位置決め用カウンタ
36aのカウント値がカップフラッパー14の開き角度
に対応するスリット18a〜18c、例えばスリット1
8aの位置に応じた設定パルス数か否かを判断する。
aのカウント値が設定パルス数の1番目であれば、回転
停止制御部36は、カップフラッパー14がカップの大
きさに対応した開き角度に設定されたと判断し、カップ
フラッパ用モータ11の駆動を一時停止してカム12の
回転を停止する。
すなわち、カップ混合式自動販売機において、カップの
排出又は受取りがなされたかを図示しないセンサで検出
すると、カップ搬送装置10は、カップを保持し、コー
ヒ等の原料の投入位置、クリームパウダ等の添加物の投
入位置、湯の投入位置、さらにカップに投入された原料
や湯を撹拌混合する撹拌混合位置に搬送し、製造された
コーヒ飲料水の入ったカップを販売口迄に搬送する。
売口から取り出されると、このカップの取り出しがセン
サにより検出され、原点認識部35によりエンコーダ板
16の原点スリット19a、19bを検出し、カム12
を原点位置に設定して待機状態にする。この待機状態で
はカップフラッパー14の開き角度は最も大きいくどに
設定される。
は、カム12の回転に連動してエンコーダ板16を回転
し、このエンコーダ板16に形成されたスリットを区別
することで各原点スリット19a、19bを検出して原
点位置を認識し、これを起点としてカム12の回転によ
りエンコーダ板16を回転し、カップフラッパー14の
開き角度に対応するスリット18a〜18bを識別させ
て検出したときにカム12の回転を停止するようにした
ので、複数のセンサを配置しなくても1つの光センサ1
7に減少してカップフラッパー14の開き角度をカップ
の大きさに応じて制御することができる。
の原点スリット19a、19bによる遮光時間から認識
するので、例えば、カップフラッパ用モータ11やカム
12等の回転機構部分にシロップ等が付着してカム12
の回転速度が遅くなっても確実にカップフラッパー14
の原点を認識できる。
明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の詳しい説明は省略する。図6はカップ式混合自動販売
機に用いるカップ搬送装置に適用したカップフラッパー
開閉装置の構成図である。
ッパ用モータ11が設けられ、このモータ11の回転軸
にカム12が取り付けられるとともにエンコーダ部41
が取り付けられている。
2及びこのエンコーダ板42を挟んで配置された光セン
サ43から構成されている。このエンコーダ板42は、
図7に示すようにカム12の外周位置、すなわちカップ
フラッパー14の開き角度に対応した位置に光通過孔と
しての各スリット44a〜44cが形成され、かつカム
12の原点に対応する位置(待機位置)に2つの原点ス
リット45a、45bが形成されている。
7の拡大図に示すように各スリット幅L1 、L2 が同一
長さで、かつこれら原点スリット45a、45bの間の
遮光部分の幅L3 が各スリット幅L1 、L2 と同一幅に
形成されている(L1 =L2=L3 )。
は、エンコーダ部41から出力される検出信号、すなわ
ち光センサ43から出力される検出信号を受け、この検
出信号の立ち下がりから立ち上がるまでの遮光時間、及
びこの立ち上がりから立ち下がりまでの透光時間を計測
し、これら遮光時間と透光時間とが略等しいか否かを判
断し、等しいければエンコーダ板43の原点スリット1
9a、19bを検出してカム12が原点に位置している
ことを認識する機能を有している。
出力される検出信号の立ち下がりから立ち上がりまでの
遮光時間を計測する遮光時間カウンタ52、検出信号の
立ち上がりから立ち下がり間での透光時間を計測する透
光時間カウンタ53、及び遮光時間と透光時間とが等し
いか否かを判断してカム12が原点に位置していること
を認識する認識部54の各機能を備えている。
ー開閉装置の作用について説明する。カップ混合式自動
販売機においてコーヒ飲料を販売する場合、カップ搬送
装置40は、先ずカップ投下位置に移動する。
ッパー14は、コーヒ飲料の種類、例えばホットコー
ヒ、氷入りのアイスコーヒ等に使用するカップの大きさ
に応じた開き角度で開く。
フラッパ用モータ11を駆動すると、このモータ11の
回転により応動してカップフラッパー14が回転し、こ
れと共にエンコーダ板42が回転する。
エンコーダ板42に形成された各スリット44a〜44
c、各原点スリット45a、45bが光センサ43の間
を通過すると、このとき光センサ43は、Hレベルの検
出信号を出力する。
ト45a、45bが通過すると、光センサ43から出力
される検出信号は、図8に示すように2つのHレベルの
パルスが連続して現れる。
5bの幅L1 、L2 及びその間の遮光部の幅L3 は、そ
れぞれ等しく形成されているので、光センサ43から出
力される検出信号のHレベルの各パルス幅及びこれらパ
ルス間のLレベル幅は、等しくなるはずである。
3から出力される検出信号を入力し、図9に示す原点認
識フローチャートに従ってカップフラッパー14の原点
位置を認識する。
おいて、光センサ43から出力される検出信号の立ち下
がりを検出し、この立ち下がりを検出したときにステッ
プ#21に移って遮光時間カウンタ52をリセットする
とともにカウントアップを開始する。
おいて、光センサ43から出力される検出信号の立ち上
がりの検出を待ち、この立ち上がりが検出されなければ
ステップ#23において遮光時間カウンタ53をカウン
トアップし続ける。
信号の立ち上がりが検出されると、原点認識部51は、
ステップ#24に移って、遮光時間カウンタ52のカウ
ントを停止し、この遮光時間カウンタ52のカウント値
から図8に示す遮光時間T1を求める。
の立ち上がり検出時に透光時間カウンタ53のカウント
アップを開始する。次に原点認識部51は、ステップ#
25において、光センサ43から出力される検出信号の
立ち下がりの検出を待ち、この立ち下がりが検出されな
ければステップ#26に移って透光時間カウンタ53を
カウントアップし続ける。
信号の立ち下がりが検出されると、原点認識部51は、
ステップ#27に移って、透光時間カウンタ53のカウ
ントを停止し、この透光時間カウンタ53のカウント値
から図8に示す透光時間T2を求める。
により求められた遮光時間T1 と透光時間カウンタ53
により求められた透光時間T2 とを比較して略等しいか
否かを判断する。
時間T2 とが等しければ、認識部54は、カップフラッ
パー14、すなわちカム12が原点位置に移動したと認
識する。
透光時間T2 との差の絶対値を求め、この差が所定値K
よりも小さければ、 |T1 −T2 |<K カップフラッパー14、カム12が原点位置に移動した
と認識する。
しくなければ、原点認識部35は、再びステップ#20
に戻って再び原点位置を検出する。続いて、モータ駆動
部34によりカップフラッパ用モータ11を駆動する
と、このモータ11の回転により応動してカップフラッ
パー14は回転し、これと共にエンコーダ板42は回転
する。
エンコーダ板42に形成された各スリット44a〜44
cが光センサ43の間を通過すると、このとき光センサ
43は、Hレベルの検出信号を出力する。
ラッパー14の原点位置が認識されたときから位置決め
用カウンタ36aをクリアするとともにカウントアップ
を開始する。
から出力される検出信号の立ち上がりを検出し、この立
ち上がりを検出したときに位置決め用カウンタ36aの
カウント値がカップフラッパー14の開き角度に対応す
るスリット44a〜44c、例えばスリット44aの位
置に応じた設定パルス数か否かを判断する。
aのカウント値が原点位置から計数して設定パルス数で
あれば、回転停止制御部36は、カップフラッパー14
がカップの大きさに対応した開き角度に設定されたと判
断し、カップフラッパ用モータ11の駆動を停止してカ
ム12の回転を停止する。
て、カップ搬送装置40は、カップを保持し、コーヒ等
の原料の投入位置、砂糖、クリームパウダ等の添加物の
投入位置、湯の投入位置、さらにカップに投入された原
料や湯を撹拌混合する撹拌混合位置に搬送し、製造され
たコーヒ飲料水の入ったカップを販売口に搬送する。
は、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することは
言うまでもない。特にカップフラッパー14の原点検出
では、各原点スリット45a、45bを検出したときの
遮光時間と透光時間とを比較して等ければ、カップフラ
ッパー14の原点位置として認識するので、例えば、カ
ップフラッパ用モータ11やカム12等の回転機構部分
にシロップ等が付着してカム12の回転速度が遅くなっ
ても確実にカップフラッパー14の原点を認識できる。
ンサ数を少なくし、確実にカップフラッパーの原点位置
を認識して、カップフラッパーをカップの大きさに対応
した開き角度に制御できるカップフラッパー開閉装置及
びこれを用いた自動販売機を提供できる。
ータの回転速度が変化してもカムの原点位置を確実に検
出してカップフラッパーをカップの大きさに対応した開
き角度に制御できるカップフラッパー開閉装置及びこれ
を用いた自動販売機を提供できる。さらに、コーヒ飲料
水の種類に応じてそれぞれ異なる大きさのカップを保持
してコーヒ飲料水の原料の投入位置と、添加物の投入位
置と、湯の投入位置と、原料や湯の撹拌混合位置とに搬
送するカップフラッパー開閉装置のカップフラッパーの
開く角度を、カムの原点位置を確実に検出してからコー
ヒ飲料水の種類に応じた大きさのカップに合わせて調整
できる自動販売機を提供できる。
1の実施の形態を適用したカップ搬送装置の構成図。
の波形図。
ト。
2の実施の形態を適用したカップ搬送装置の構成図。
の波形図。
モータ、12…カム、14…カップフラッパー、15,
41…エンコーダ部、16,42…エンコーダ板、1
7,43…光センサ、18a〜18c,44a〜44c
…スリット、19a,19b,45a,45b…原点ス
リット、30,50…開閉制御装置、34…モータ駆動
部、35,51…原点認識部、36…回転停止制御部。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のカップの大きさに対応する各カッ
プフラッパーの開き角度に調整するもので、回転中心か
ら外周位置までの距離が円周方向によって異なるように
形成されたカムの回転に応動じて前記カップの大きさに
応じた1つの前記開き角度に開閉するカップフラッパー
開閉装置において、 前記カムの回転に連動して回転し、かつ前記カップフラ
ッパーの前記各開き角度に対応した位置にそれぞれ光通
過孔が形成されるとともに、前記カップフラッパーの回
転原点に対応する位置に原点用の2つの光通過孔が形成
されたエンコーダ板と、 このエンコーダ板における前記各光通過孔を通過する光
を検出してハイレベルとなり、かつ前記エンコーダ板に
より遮光されることによりローレベルとなるパルスの検
出信号を出力するセンサと、このセンサから出力される検出信号の立ち上がり、立ち
下がりを検出して前記2つの光通過孔の間の遮光時間を
求め、この遮光時間が規定時間内であれば前記カムが原
点位置に移動したと 認識し、この後、前記センサにより
前記カップの大きさに対応する1つの前記開き角度の位
置に形成された前記光通過孔を検出したときに前記カム
の回転を停止する開閉制御手段と、 を具備したことを特徴とするカップフラッパー開閉装
置。 - 【請求項2】 前記エンコーダ板には、遮光部分と光通
過部分との大きさが等しい原点用の2つの前記光通過孔
が形成され、前記開閉制御手段は、前記センサから出力
された前記検出信号を入力して前記遮光部分による遮光
時間と前記光通過部分による透過時間とを求め、これら
遮光時間と透過時間とが略等しいときに前記原点位置を
検出したことを認識する機能を有することを特徴とする
請求項1記載のカップフラッパー開閉装置。 - 【請求項3】 コーヒ飲料水の種類に応じてそれぞれ異
なる大きさのカップを使用する自動販売機において、 複数の前記カップの大きさに対応する各カップフラッパ
ーの開き角度に調整するもので、回転中心から外周位置
までの距離が円周方向によって異なるように形成された
カムの回転に応動じて前記カップの大きさに応じた1つ
の前記開き角度 に開閉するカップフラッパー開閉装置
と、 このカップフラッパー開閉装置を備え、前記カップを保
持して前記コーヒ飲料水の原料の投入位置と、添加物の
投入位置と、湯の投入位置と、前記原料や前記湯の撹拌
混合位置とに搬送し、さらに販売口に搬送するカップ搬
送装置と、 前記カムの回転に連動して回転し、かつ前記カップフラ
ッパーの前記各開き角度に対応した位置にそれぞれ光通
過孔が形成されるとともに、前記カップフラッパーの回
転原点に対応する位置に原点用の2つの光通過孔が形成
されたエンコーダ板と、 このエンコーダ板における前記各光通過孔を通過する光
を検出してハイレベルとなり、かつ前記エンコーダ板に
より遮光されることによりローレベルとなるパルスの検
出信号を出力するセンサと、 このセンサから出力される検出信号の立ち上がり、立ち
下がりを検出して前記2つの光通過孔の間の遮光時間を
求め、この遮光時間が規定時間内であれば前記カムが原
点位置に移動したと認識し、この後、前記センサにより
前記カップの大きさに対応する1つの前記開き角度の位
置に形成された前記光通過孔を検出したときに前記カム
の回転を停止する開閉制御手段と、 を具備したことを特徴とする自動販売機。 - 【請求項4】 前記エンコーダ板には、遮光部分と光通
過部分との大きさが等しい原点用の2つの前記光通過孔
が形成され、前記開閉制御手段は、前記センサから出力
された前記検出信号を入力して前記遮光部分による遮光
時間と前記光通過部分による透過時間とを求め、これら
遮光時間と透過時間とが略等しいときに前記原点位置を
検出したことを認識する機能を有することを特徴とする
請求項3記載の自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24004395A JP3284202B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | カップフラッパー開閉装置及びこれを用いた自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24004395A JP3284202B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | カップフラッパー開閉装置及びこれを用いた自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0981858A JPH0981858A (ja) | 1997-03-28 |
JP3284202B2 true JP3284202B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=17053630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24004395A Expired - Fee Related JP3284202B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | カップフラッパー開閉装置及びこれを用いた自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3284202B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4737869B2 (ja) * | 2001-05-29 | 2011-08-03 | 東芝機器株式会社 | カップ台装置およびカップ式飲料提供装置 |
JP7338456B2 (ja) | 2019-12-25 | 2023-09-05 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP24004395A patent/JP3284202B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0981858A (ja) | 1997-03-28 |
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