JP3283785B2 - 音量バランス自動調整スピーカ装置 - Google Patents
音量バランス自動調整スピーカ装置Info
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Description
力レベルを自動的に調整する音量バランス自動調整スピ
ーカ装置に関する。
ピーカの真ん中に立たないと、最良のステレオ効果およ
びサラウンド効果を得ることができなかった。また、左
右のバランスが調整可能なアンプで調整するにしても、
聴取者がスピーカからの音を聞く位置を変えるたびに、
アンプの左右調整つまみで左右の出力レベルを調整して
最良のテレオ効果およびサラウンド効果を得るようにし
ていた。
スピーカユニットおよびアンプ回路は、自動的に左右の
出力レベルを調整する機能を有していないため、スピー
カからの音を聞く位置が変わるたびに、アンプの左右調
整つまみで左右の出力レベルを調整する必要があった。
しても、聴取者がわざわざ前後左右のバランス調整を行
わなくても、常に最良のステレオ効果およびサラウンド
効果を得ることができる音量バランス自動調整スピーカ
装置を提供することにある。
号およびRch入力信号に減算、加算等の演算処理を行
うことによりサラウンド信号を作成するサラウンド信号
作成回路と、サラウンド信号作成回路で作成された信号
をアナログからデジタルに変換してLch側信号とRc
h側信号とに分岐するA/Dコンバータと、A/Dコン
バータより出力されたLch側信号とRch側信号のそ
れぞれに対して、聴取者の左右側方または左右後方に音
が定位するように頭部伝達関数を調整する調整手段と、
調整手段から出力されたLch側信号およびRch側信
号をそれぞれ遅延させる遅延器と、前記調整手段から出
力されたLch側信号およびRch側信号の内の一方の
信号を前記遅延器で遅延させた信号と、調整手段から出
力されたLch側信号およびRch側信号の内の他方の
信号とを加算する第1の加算器と、第1の加算器で加算
されて出力されたLch側信号とRch側信号とをアナ
ログ信号に変換するD/Aコンバータと、アナログに変
換されたLch側信号に前記Lch入力信号を加算し、
アナログに変換されたRch側信号に前記Rch入力信
号を加算する第2の加算器と、第2の加算器から出力さ
れたLch信号とRch信号を増幅して左右のスピーカ
にそれぞれ出力する増幅器と、前記左右のスピーカの前
面に設けられた赤外線センサと、赤外線センサにより聴
取者からの赤外線を検出して、方角演算により聴取者の
位置を判断し、その位置での最良のステレオ効果および
サラウンド効果を得られるように前記第2の加算器の加
算率を調整する位置検出調整回路と、を備えることを特
徴とする。
て図面を参照して詳細に説明する。
ピーカ装置の実施の形態を示す概略構成図である。ま
ず、音量バランス自動調整スピーカ装置に入力されたオ
ーディオ信号は、左右バランス調整部26、サラウンド
調整部27、増幅回路部25を経て、2個のスピーカ2
8,29より出力され、聴取者の耳に伝達される。聴取
者前方に置かれたスピーカ28,29および2個の赤外
線センサ30,31により、聴取者がどの位置にいても
ステレオ効果およびサラウンド効果を聴取者の位置で最
良に得られるよう調整する。
や反射音を作成し、聴取者の側方または後方より来るよ
うに頭部伝達関数を調整する。ただし、スピーカ28,
29で出力される音信号は、スピーカユニット部に接続
された赤外線センサ30,31および位置検出調整回路
部32により聴取者の位置を検出し、検出結果を左右バ
ランス調整回路26およびサラウンド調整回路27に反
映させることにより、聴取者の位置がどのような位置で
あっても最良なスピーカ効果およびサラウンド効果が得
られるようにする。
る。図2は、本発明の音量バランス自動調整スピーカの
実施の形態を示す詳細構成図である。まず入力信号のL
ch側をML、入力信号のRch側をMRとすると、そ
れぞれの信号は、サラウンド信号(残響音や反射音)を
作るサラウンド信号作成回路1に入力される。ML,M
R信号に減算、加算等の演算処理を行うことにより、残
響音または反射音等のサラウンド信号が作成される。
号をSとすると、信号Sは、アナログ信号のため、信号
Sをデジタル変換する回路であるA/Dコンバータ2に
入力される。A/Dコンバータ2より出力された信号
は、2つの信号ML’およびMR’に分岐され、聴取者
20に対して左右側方または左右後方に音が定位するよ
うに、頭部伝達関数をデジタル処理を行い実現する調整
手段であるFIRフィルタ3,4に入力される(FIR
フィルタ3,4は、それぞれインパルスを入力したとき
のインパルス応答をhL,hRをタップ係数とするFI
Rである)。
hL,ShRとすると、ShL,ShRは、それぞれ分
岐され、一方は加算器7,8に入力され、他方は遅延器
5,6によりt1の遅延をおこない(ここで、ShLを
遅延させた信号をShL- とし、ShRを遅延させた信
号をShR- とする)、別々の加算器8,7に入力され
る。
れていないものとは、左右が逆の設定となる。つまり加
算器7の出力をShL’とすると、ShL’=ShL+
ShR- となり、加算器8の出力をShR’とするとS
hR’=ShR+ShL- となる。これにより、遅廷さ
れた信号ShL- ,ShR- は、それぞれ遅延されてい
ない信号ShL,ShRにより、聴取者20に対してそ
れぞれ左右側面または左右後方に音が定位することとな
る。
た循環メモリなどで構成され、入力された信号をある時
間だけ遅延させるものであって、t1は、遅延時間をサ
ンプリング周期で割ったものを示す。加算器7,8は、
複数の入力信号を任意の割合で加算するものである。
ShL’,ShR’は、アナログ信号に変換する回路で
あるD/Aコンバータ9,10に入力され、デジタル信
号からアナログ信号に変換される(変換された信号をそ
れぞれShL'A,ShR'Aとする)。
R'Aは、加算器11,12により、スピーカに入力され
たもとの音ML,MRと加算され、加算されたそれぞれ
の信号は、増幅器13,14で増幅され、スピーカ1
5,16から出力され、聴取者20に伝達される。
率は、スピーカの前面に配置されたセンサ17,18の
信号を位置検出部21、方角演算部22、バランス制御
部23を経て調整される。
ンサ17,18は、マトリクス状に形成された焦電型赤
外線センサとその前面に設けられた一点の通孔穴からな
り、聴取者20からの赤外線を検出し、検出情報を方角
演算部22にて聴取者20の位置を判断し、その位置で
の最良のステレオ効果およびサラウンド効果を得られる
ような、加算器11,12の加算率をバランス制御部2
3にて計算し、加算器11,12の加算率を設定する。
場合について述べたが、ML,MR,ShL'A,Sh
R'Aそれぞれの信号をそれぞれ増幅し、信号MLを聴取
者20の左前、信号MRを聴取者20の右前、信号Sh
L'Aを聴取者20の左後、信号ShR'Aを聴取者20の
右後に設けられたスピーカユニットから出力すれば、4
つのスピーカで最良のステレオ効果およびサラウンド効
果を得ることができる。
ユニットの前面にセンサを設け、位置検出部、方角演算
部、バランス制御部を設けることにより、左右の音量調
整およびサラウンド調整を自動的に行うため、聴取者が
わざわざ前後左右のバランス調整を行わなくても、常に
最良のステレオ効果およびサラウンド効果を得ることが
できる。
Claims (2)
- 【請求項1】Lch入力信号およびRch入力信号に減
算、加算等の演算処理を行うことによりサラウンド信号
を作成するサラウンド信号作成回路と、 サラウンド信号作成回路で作成された信号をアナログか
らデジタルに変換してLch側信号とRch側信号とに
分岐するA/Dコンバータと、 A/Dコンバータより出力されたLch側信号とRch
側信号のそれぞれに対して、聴取者の左右側方または左
右後方に音が定位するように頭部伝達関数を調整する調
整手段と、 調整手段から出力されたLch側信号およびRch側信
号をそれぞれ遅延させる遅延器と、 前記調整手段から出力されたLch側信号およびRch
側信号の内の一方の信号を前記遅延器で遅延させた信号
と、調整手段から出力されたLch側信号およびRch
側信号の内の他方の信号とを加算する第1の加算器と、 第1の加算器で加算されて出力されたLch側信号とR
ch側信号とをアナログ信号に変換するD/Aコンバー
タと、 アナログに変換されたLch側信号に前記Lch入力信
号を加算し、アナログに変換されたRch側信号に前記
Rch入力信号を加算する第2の加算器と、 第2の加算器から出力されたLch信号とRch信号を
増幅して左右のスピーカにそれぞれ出力する増幅器と、 前記左右のスピーカの前面に設けられた赤外線センサ
と、 赤外線センサにより聴取者からの赤外線を検出して、方
角演算により聴取者の位置を判断し、その位置での最良
のステレオ効果およびサラウンド効果を得られるように
前記第2の加算器の加算率を調整する位置検出調整回路
と、 を備えることを特徴とする音量バランス自動調整スピー
カ装置。 - 【請求項2】前記スピーカが増幅器内蔵スピーカである
ことを特徴とする請求項1に記載の音量バランス自動調
整スピーカ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13309997A JP3283785B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 音量バランス自動調整スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13309997A JP3283785B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 音量バランス自動調整スピーカ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10327500A JPH10327500A (ja) | 1998-12-08 |
JP3283785B2 true JP3283785B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=15096812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13309997A Expired - Lifetime JP3283785B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 音量バランス自動調整スピーカ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3283785B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP13309997A patent/JP3283785B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10327500A (ja) | 1998-12-08 |
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