JP3283250B2 - 家具に使用される表面板の製造方法、それにより製造された表面板及び家具の製造方法 - Google Patents

家具に使用される表面板の製造方法、それにより製造された表面板及び家具の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具に使用される
表面板の製造方法、それにより製造された表面板及び家
具の製造方法に関するものである。更に詳しくは、表面
板の模様のデザインをする上で、伝統的な製法に起因す
る色数や柄の制約を受けず、自由かつ多種多彩なデザイ
ンを可能にすることにより、市場のニーズに広く対応で
きるようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】家具を購入する上で、使い勝手の善し悪し
等の機能性と共に、全体的な形状や表面の柄、模様等の
外観も重要な要素となる。特に、家具の正面板は、購入
時及び使用時にもっとも目に触れる部分であるので、そ
のデザインが重要であることはいうまでもない。従来の
家具の正面板のデザインは、高級なものを除いて、印刷
によるものが主流である。すなわち、各種シートに定形
化された木目等のデザインを印刷し、このシートをMD
Fやパーチクルボード等の基材に張り付け、樹脂コーテ
ィング等の表面保護加工を施して表面板をつくり、これ
を正面板として使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な、従来の家具の正面板として使用されている表面板に
は、次のような課題があった。すなわち、新しいデザイ
ンの製品をつくるには、印刷用の新しい版をつくる必要
があり、この版の制作には多大な費用がかかる。しか
も、この新しいデザインが確実に市場に受け入れられる
という保証はないので、製造者側としてはあまりにもリ
スクが大きい。また、出版物の印刷等とは相違して、家
具や建具関連の一般的な印刷所では、使用可能な色数や
柄に制約があり、自由なデザインができないという問題
もある。
【0004】従って、印刷によってシートに施されるデ
ザインは、一般的には、従来から市場に受け入れられて
きた、いわば伝統的で無難なデザインである。このた
め、変わり映えがせず、商品としての魅力にも乏しく、
現代市場の多様なニーズに広く対応することは難しい。
【0005】 (目的) 本発明は上記課題を解消するもので、家具の表面板の模
様のデザインをする上で、伝統的な製法に起因する色数
や柄の制約を受けず、自由かつ多種多彩なデザインを可
能にすることにより、市場のニーズに広く対応すること
ができる家具に使用される表面板の製造方法、それによ
り製造された表面板及び家具の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、スキャナーによって木目模様をコンピュー
ターに取り込み、コンピューターの画面上で画像処理用
のアプリケーションソフトを使用して木目模様の色合い
を調整するステップ、赤色フィルターと黒色フィルター
を作成し、色合いを調整した木目模様にフィルターを合
成して下地をつくるステップ、 パターンをコンピュータ
ーの画面上で画像処理用のアプリケーションソフトを使
用して作成するステップ、下地にパターンを合成して最
終的な模様をつくるステップ、完成した模様をプリンタ
ーを使用してシートに印刷するステップ、表面板の寸法
に合わせて、シートをカットするステップ、カットした
模様シートを基材に張り付けて表面材をつくるステッ
プ、表面材の表面に透明な塗装を施して表面板をつくる
ステップ、を含むことを特徴とする、 家具に使用される
表面板の製造方法である。
【000】第2の発明にあっては、第1の発明に係る
具に使用される表面板の製造方法によって製造されたこ
とを特徴とする、表面板である。
【000】第3の発明にあっては、スキャナーによって
木目模様をコンピューターに取り込み、コンピューター
の画面上で画像処理用のアプリケーションソフトを使用
して木目模様の色合いを調整するステップ、赤色フィル
ターと黒色フィルターを作成し、色合いを調整した木目
模様にフィルターを合成して下地をつくるステップ、パ
ターンをコンピューターの画面上で画像処理用のアプリ
ケーションソフトを使用して作成するステップ、下地に
パターンを合成して最終的な模様をつくるステップ、完
成した模様をプリンターを使用してシートに印刷するス
テップ、表面板の寸法に合わせて、シートをカットする
ステップ、カットした模様シートを基材に張り付けて表
面材をつくるステップ、表面材の表面に透明な塗装を施
して表面板をつくるステップ、製造した表面板を材料と
して、家具を製造するステップ、 を含むことを特徴とす
る、家具の製造方法である。
【0009】対象となる表面板としては、各種家具の正
面板の他、扉や戸板等の建具を含む壁面部材があげられ
るが、これらに限定されるものではない。
【0010】本発明にいう「コンピューターの画面上で
模様を作成する」とは、コンピューターの画面上で、画
像処理用のアプリケーションソフトを使用して直接描画
する他、あらかじめ描画したものをスキャナーで取り込
んで、その画像をデジタル加工したり、あるいは加工を
しないでほぼそのまま使用する等、コンピューターで可
能なあらゆる画像処理によって模様を作成することをい
う。
【0011】使用されるプリンターの種類は、コンピュ
ーターの画面上に表示される画像を印刷できるものであ
れば特に限定されるものではなく、例えば、各種インク
ジェットプリンター、レーザープリンター、熱転写プリ
ンターあるいは昇華型プリンター等である。また、模様
を印刷するシートの材料は特に限定されるものではな
く、柔軟性を有し印刷時の色の定着が確実にできるもの
であればよい。例えば、和紙、用紙、合成紙等の紙、各
種布、不織布あるいは合成樹脂等である。
【0012】(作用) 本発明に係る家具の表面板の製造方法によれば、家具の
表面板に使用する模様をコンピューターの画面上で作成
するので、コンピューターのハードウェアの機能と、描
画や画像処理を行うアプリケーションソフトの機能を駆
使してデザインをすることができ、従来の方法と相違し
て色数や柄の制限を受けることもない。従って、自由で
多種多彩なデザインの模様の作成が可能となり、この模
様を印刷した表面板を家具に使用することにより、市場
のニーズに広く対応することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き、更に詳細に説明する。図1は本発明に係る表面板の
製造方法の工程を示す説明図である。
【実施例】 スキャナー(図示省略)によって木目模
様をコンピューター(1)に取り込み、コンピューター(1)
の画面上で画像処理用のアプリケーションソフトを使用
して木目模様の色合いを調整する。 赤色フィルター
と黒色フィルターを作成し、色合いを調整した木目模様
にフィルターを合成して下地をつくる。 エンブレム
とパターンをコンピューターの画面上で画像処理用のア
プリケーションソフトを使用して作成する。 下地に
エンブレムとパターンを合成して最終的な模様をつく
る。以上は、図1(a)に示すコンピューター(1)での
作業である。
【0014】 完成した模様(2)をインクジェットプ
リンター(3)を使用してシート(4)に印刷する(図1
(b)参照)。 表面板の寸法に合わせて、シート
(4)をカットする(図1(c)参照)。 カットした
模様シート(40)を基材(5)(MDF、合板、パーチクル
ボード等)に張り付けて表面材(6)をつくる(図1
(d)参照)。 表面材(6)の表面に透明な塗装を施
して表面板(B)をつくる(図1(e)参照)。その後、
製造した表面板(B)を材料として、家具を製造する。
【0015】なお、本明細書で使用している用語と表現
は、あくまで説明上のものであって限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能
である。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。すなわち、本発明によれば、家具の表面板に使用
する模様をコンピューターの画面上で作成するので、コ
ンピューターのハードウェアの機能と、描画や画像処理
を行うアプリケーションソフトの機能を駆使してデザイ
ンをすることができ、従来の方法と相違して色数や柄の
制限を受けることもない。従って、自由で多種多彩なデ
ザインの模様の作成が可能となり、この模様を印刷した
表面板を家具に使用することにより、市場のニーズに広
く対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面板の製造方法の工程を示す説
明図。
【符号の説明】
1 コンピューター 2 模様 3 インクジェットプリンター 4 シート 40 模様シート 5 基材 6 表面材 B 表面板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01 B41J 3/407 B41M 3/06 B41M 3/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナーによって木目模様をコンピュ
    ーター(1)に取り込み、コンピューター(1)の画面上で画
    像処理用のアプリケーションソフトを使用して木目模様
    の色合いを調整するステップ、 赤色フィルターと黒色フィルターを作成し、色合いを調
    整した木目模様にフィルターを合成して下地をつくるス
    テップ、 パターンをコンピューターの画面上で画像処理用のアプ
    リケーションソフトを使用して作成するステップ、 下地にパターンを合成して最終的な模様をつくるステッ
    プ、 完成した模様(2)をプリンター(3)を使用してシート(4)
    に印刷するステップ、 表面板の寸法に合わせて、シート(4)をカットするステ
    ップ、 カットした模様シート(40)を基材(5)に張り付けて表面
    材(6)をつくるステップ、 表面材(6)の表面に透明な塗装を施して表面板(B)をつく
    るステップ、 を含むことを特徴とする、 家具に使用される 表面板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の家具に使用される表面板
    の製造方法によって製造されたことを特徴とする、 表面板。
  3. 【請求項3】 スキャナーによって木目模様をコンピュ
    ーター(1)に取り込み、コンピューター(1)の画面上で画
    像処理用のアプリケーションソフトを使用して木目模様
    の色合いを調整するステップ、 赤色フィルターと黒色フィルターを作成し、色合いを調
    整した木目模様にフィルターを合成して下地をつくるス
    テップ、 パターンをコンピューターの画面上で画像処理用のアプ
    リケーションソフトを使用して作成するステップ、 下地にパターンを合成して最終的な模様をつくるステッ
    プ、 完成した模様(2)をプリンター(3)を使用してシート(4)
    に印刷するステップ、 表面板の寸法に合わせて、シート(4)をカットするステ
    ップ、 カットした模様シート(40)を基材(5)に張り付けて表面
    材(6)をつくるステップ、 表面材(6)の表面に透明な塗装を施して表面板(B)をつく
    るステップ、 製造した表面板(B)を材料として、家具を製造するステ
    ップ、 を含むことを特徴とする、 家具の製造方法。
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