JP3283235B2 - 多点焦点検出装置 - Google Patents

多点焦点検出装置

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JP3283235B2 JP27232198A JP27232198A JP3283235B2 JP 3283235 B2 JP3283235 B2 JP 3283235B2 JP 27232198 A JP27232198 A JP 27232198A JP 27232198 A JP27232198 A JP 27232198A JP 3283235 B2 JP3283235 B2 JP 3283235B2
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    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane
    • G02B7/346Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane using horizontal and vertical areas in the pupil plane, i.e. wide area autofocusing

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、一眼レフカメラなどの光
学機器に適した、複数の焦点検出エリアについての焦点
検出が可能な多点焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】近年、複数の焦点検出エ
リアについての焦点検出が可能なマルチ焦点検出ユニッ
トが搭載された一眼レフカメラが開発されている。従来
のマルチ焦点検出ユニットの光学系は、軸上および軸外
に配置された複数の焦点検出エリア内を透過した被写体
光束をミラーで折り曲げて、横長に配置した受光素子上
に入射させる構成である。例えば、軸上に配置された横
長軸上焦点検出エリア内を透過した物体光束を1枚のミ
ラーで1回偏向させて横長に配置された対応する受光素
子列に結ばせている。その際、横長軸上焦点検出エリア
を通して観察される像を瞳分割して、受光素子列に再結
像させている。また、軸外に配置された横長周辺焦点検
出エリア内を透過した光束は、2枚のミラーにより2回
偏向させて、横長に配置された対応する受光素子列に入
射させている。その際、横長軸外焦点検出エリアを通し
て観察される像を瞳分割して、対応する受光素子列に再
結像させている。ここで、軸上、軸外のセパレータレン
ズおよび受光素子列は、所定長離反して配置されてい
る。
【0003】この従来構成は、各セパレータレンズを透
過した後の光束、つまり、各セパレータレンズを透過し
て受光素子列に向かう光束が平行ではなかった。そのた
め、機械的誤差や、受光素子列の浮沈を生じると、全て
の受光素子列に設計値に基づいて正確に光束を導くこと
ができなくなってしまい、その調整が困難である、とい
う問題があった。さらに、各受光素子列に入射する光束
の主光線が平行でないので、受光素子列が前後に移動す
ると主光線の間隔が変化してしまうので、各受光素子列
毎に前後方向位置を設定しなければならなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、かかる従来技術の問題に鑑み
なされたもので、機械的誤差、組立誤差を生じ難く、誤
差を生じたとしても調整が容易な多点焦点検出装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、予定焦点
面上に所定の配置パターンで設けられた複数の焦点検出
エリア内を透過したそれぞれの光束を、前記所定の配置
とは異なる配置パターンで配置された対応する受光素子
列に受光させる焦点検出装置であって、前記各焦点検出
エリアを通して観察される像を瞳分割して再結像させる
複数組のセパレータレンズと、前記複数組のセパレータ
レンズの前方に、各セパレータレンズにより取り込む光
束に対応する開口を有するセパレータマスクとを備え、
前記複数の焦点検出エリアの内の第1の焦点検出エリア
を透過した光束を受光する第1の受光素子列と、第2の
焦点検出エリアを透過した光束を受光する第2の焦点検
出受光素子列とを互いに平行且つ受光素子の並び方向に
対して垂直な方向に所定の間隔を置いて配列し、前記第
1の周辺焦点検出受光素子列に入射する光束の主光線と
前記第2の周辺焦点検出受光素子列に入射する光束の主
光線とが、前記受光素子の並び方向に対して垂直な面内
で互いに平行になるように、前記セパレータレンズ近傍
に光束偏向手段を設けたこと、に特徴を有する。請求項
7記載の発明は、予定焦点面上に所定の配置パターンで
設けられた複数の焦点検出エリア内を透過したそれぞれ
の光束を、前記所定の配置パターンとは異なる配置パタ
ーンで配置された対応する受光素子列に受光させる焦点
検出装置であって、前記複数の焦点検出エリアを通して
観察される像を瞳分割して再結像させる複数組のセパレ
ータレンズと、前記複数組のセパレータレンズの前方
に、各セパレータレンズにより取り込む光束に対応する
開口を有するセパレータマスクとを備え、前記複数の焦
点検出エリアの内の第1の焦点検出エリアを透過した光
束を受光する第1の焦点検出受光素子列と、第2の焦点
検出エリアを透過した光束を受光する第2の焦点検出受
光素子列とを互いに平行且つ受光素子の並び方向に対し
て垂直な方向に所定間隔を置いて配列し、前記第1の焦
点検出受光素子列に入射する光束の主光線と前記第2の
焦点検出受光素子列に入射する光束の主光線とが、前記
受光素子の並び方向に対して垂直な面内で互いに平行に
なるように、セパレータレンズを偏心させた状態で配置
したこと、に特徴を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明
する。図7は、本発明の焦点検出装置を適用した一眼レ
フカメラの概要を示している。このAF一眼レフカメラ
は、カメラボディ11と、このカメラボディ11に着脱
可能なAF対応の撮影レンズ51とを備えている。そし
てカメラボディ11は、いわゆる多点焦点検出手段(多
点オートフォーカス手段)、自動焦点調節手段を備えて
いる。
【0007】撮影レンズ51からカメラボディ11内に
入射した被写体光束は、メインミラー13により、ファ
インダ光学系を構成するペンタプリズム17に向かって
反射され、ペンタプリズム17内で複数回反射され、ア
イピースを通って射出する。一方、メインミラー13の
ハーフミラー部14に入射した被写体光束の一部はここ
を透過し、サブミラー15で下方に反射されて、多点焦
点検出手段としてのマルチAFセンサユニット(マルチ
焦点検出センサユニット)21に入射する。マルチAF
センサユニット21は、例えば、いわゆる位相差方式の
測距センサであって、本実施の形態では6個の焦点検出
エリアに対応する6本の受光素子列(ラインセンサ21
2A〜212F(図1))を備えている。
【0008】メインCPU35は、マルチAFセンサユ
ニット21から入力した各ラインセンサ毎の積分データ
に基づいて所定の演算によりデフォーカス量を算出す
る。そして、それらのデフォーカス量に基づいて、使用
するラインセンサのデフォーカス量および優先順位を設
定し、AFモータ39の回転方向および回転数(エンコ
ーダ41が出力するパルス数)を算出する。そしてメイ
ンCPU35は、その回転方向およびパルス数に基づ
き、AFモータドライブ回路37を介してAFモータ3
9を駆動する。この駆動に際してメインCPU35は、
AFモータ39の回転に連動してエンコーダ41が出力
するパルスをカウントし、カウント値が前記パルス数に
達したらAFモータ39を停止させる。
【0009】AFモータ39の回転は、ギアブロック4
6、カメラボディ11のマウント部に設けられたジョイ
ント47と撮影レンズ51のマウント部に設けられたジ
ョイント57との接続を介して撮影レンズ51側に伝達
される。撮影レンズ51では、レンズ駆動機構55を介
して焦点調節用レンズ53が進退動される。
【0010】またメインCPU35は、プログラム等を
メモリしたROM、演算用、制御用の所定のデータを一
時的にメモリするRAM、計時用の基準タイマー、ハー
ドカウンタおよびA/D変換器を内蔵し、外部メモリ手
段としてのEEPROM43が接続されている。このEEPROM4
3には、カメラボディ11特有の各種定数のほかに、本
発明の積分制御に必要な所定値などがメモリされてい
る。
【0011】さらにこのカメラは、レリーズボタン(図
示せず)の半押しでオンする測光スイッチSWSおよび
同全押しでオンするレリーズスイッチSWRを備えてい
る。これらのスイッチSWS、SWRのオン/オフ情報
はメインCPU35に入力される。
【0012】このメインCPU35は、カメラボディお
よび撮影レンズの電子部品の動作を総括的に制御する制
御手段として機能するほかに、マルチAFセンサユニッ
ト21および周辺部制御用回路23等とで積分制御手段
を構成し、AFモータ39等とでレンズ駆動手段を構成
している。
【0013】一方撮影レンズ51には、焦点調節光学系
としての焦点調節用レンズ53を光軸に沿って移動させ
る焦点調節機構55、撮影レンズ51のマウント部に設
けられていて、カメラボディ11のジョイント47と連
結してAFモータ39の回転を焦点調節機構55に伝達
するレンズ側ジョイント57を備えている。
【0014】マルチAFセンサユニット21の一実施の
形態の概要を図1に、焦点検出エリアの配置パターンの
一実施の形態を図2に示した。本実施の形態は、6個の
焦点検出エリア70A、70B、70C、70D、70
E、70Fと、各焦点検出エリア70A〜70Fに対応
する、6個のCCDラインセンサ212A、212B、
212C、212D、212E、212Fを有してい
る。
【0015】図2には、撮影画面70に対する焦点検出
エリア70A〜70Fの配置パターン(配列)を示し
た。焦点検出エリア70A〜70Fは、撮影画面70内
において、ほぼ中央軸上に第1の焦点検出エリアとして
横長の中央焦点検出エリア70A、その上方に第2の焦
点検出エリアとして横長の中央上周辺焦点検出エリア7
0Bが配設され、これらの両側に、第1の焦点検出エリ
アとして縦長の左、右周辺焦点検出エリア70C、70
Dが配置され、さらにこれら左、右周辺焦点検出エリア
70C、70Dの外側にこれらと平行に、第2の焦点検
出エリアとして縦長の左、右周辺焦点検出エリア70
E、70Fが配置されている。
【0016】一方、6本のラインセンサ212A〜21
2Fの配置パターン(配列)は、図1に示したように、
一列に所定間隔で3本配列されたセンサ列(受光素子
列)が平行に二列に配置されたパターンであり、焦点検
出エリア70A〜70Fの配置パターンとは異なる。図
では、下方列には中央に中央焦点検出エリア70A用の
ラインセンサ212A、その両隣に左右周辺焦点検出エ
リア70B、70C用のラインセンサ212C、212
Dが配置されていて、上方列には、中央に中央上焦点検
出エリア70B用のラインセンサ212B、その両隣に
左右周辺焦点検出エリア70E、70F用のラインセン
サ212E、212Fが配置されている。なお、これら
のラインセンサ212A〜212Fは、単一の回路基板
上に、受光面を同一平面上に位置させて形成されてい
る。
【0017】マルチAFセンサユニット21は、撮影レ
ンズ51によって被写体の一次像が形成される予定焦点
面(不図示のフィルム面と等価な面)または予定焦点面
の前後近傍に、焦点検出エリア70A〜70Fに対応す
るエリアの被写体像を取り出すための長方形の焦点検出
開口72A、72B、72C、72D、72E、72F
を備えたマスク(焦点検出エリア規制板)72を備えて
いる。このマスク72を上方から見た平面図を拡大して
図3に示してある。各焦点検出開口72A〜72Fは、
焦点検出エリア70A〜70Fに対応する形状および位
置に配置されていて、それぞれが焦点検出エリア70A
〜70Fを規定する。すなわち、各焦点検出開口72A
〜72Fを透過した光束が、焦点検出エリア70A〜7
0F内の被写体像に対応する被写体像を対応するライン
センサ212A〜212F上に形成し、焦点検出エリア
70A〜70F内の被写体に対して焦点検出を可能にす
る。言い替えると、焦点検出エリア70A〜70Fを通
して観察される被写体像が対応するセパレータレンズ8
3Aから83Fによって瞳分割されてラインセンサ21
2A〜212F上に再結像される。なお、本明細書にお
いて、部材に対して光束が来る方向を「前方」といい、
部材から光束が進む方向を「後方」という。
【0018】各ラインセンサ212A〜212Fの各フ
ォトダイオードは、それぞれのフォトダイオード上に形
成された像の明るさに応じた電荷を蓄積(積分)する。
蓄積した電荷は、図示しないが公知の駆動回路によって
読み出され、信号処理回路によってビデオ信号化され
て、CPU35に出力される。CPU35は、いわゆる
位相差検出方式によるアルゴリズムによって、各ライン
センサ212A〜212F上に形成された一対の被写体
像の間隔(位相差)を求めて、その間隔からデフォーカ
ス量を演算し、さらに焦点調節光学系53を合焦位置ま
で移動するのに必要なAFモータ39の駆動方向および
駆動量をパルス数として演算する。なお、通常は、各ラ
インセンサ212A〜212Fによって求めたデフォー
カス量の内、一つのデフォーカス量を選択してパルス数
を求める。
【0019】マスク72の後方には、各焦点検出開口7
2A、72B、72C、72D、72E、72Fと対応
する位置にコンデンサレンズ73A、73B、73C、
73D、73E、73Fが設けられ、コンデンサレンズ
73A、73B、73C、73D、73E、73Fの後
方に、光路調整用のプリズム75A、75C、75D、
75E、75Fが設けられている。
【0020】この焦点検出光学系の基本的な構成につい
て、まず、中央の二つの焦点検出開口72A、72Bを
透過する光束に関する光学系について説明する。中央の
コンデンサレンズ73A、73Bの後方に配置された偏
向素子としてのプリズム75Aは、コンデンサレンズ7
3A、73Bを透過した中央光束LAおよび中央上光束
LBを互いの間隔が狭まる方向に屈折(偏向)する。そ
してプリズム75Aを透過した中央光束LA、中央上光
束LBは、中央ミラー76Aによって反射されてほぼ9
0゜偏向し、対応する受光素子列としてのラインセンサ
212A、212Bに向かって進む。なお、図示実施例
では、中央光束LAの主光線は、撮影レンズ53の光軸
Oと一致する。
【0021】中央ミラー76Aで反射した各光束LA、
LBは、セパレータマスク81の対応する開口81A、
81Bを透過し、透過した光束LA、LBが、それぞれ
対応するセパレータレンズ83A、83Bによって二分
割され、対応するラインセンサ212A、212B上に
それぞれの被写体の距離に応じた間隔で一対の被写体像
を形成する。
【0022】各ラインセンサ212A、212Bは所定
間隔で平行に、つまり、フォトダイオードが並ぶ方向に
対して垂直な方向に所定間隔を置いて平行に配置されて
いる。
【0023】次に、周辺の焦点検出エリア70C〜70
Fの内、周辺焦点検出エリア70C、70Eに関する焦
点検出光学系の構成について説明する。左周辺焦点検出
開口72Cから入射し、コンデンサレンズ73Cを透過
した左周辺光束LCは、プリズム75Cによって中央光
束LAから離反して第1のミラー76Cに入射する方向
に屈折(偏向)され、第1の周辺ミラー76Cで第2の
周辺ミラー77Cに入射する方向に反射され、第2の周
辺ミラー77Cでラインセンサ212Cに向かって反射
される。
【0024】一方、左周辺焦点検出開口72Eから入射
し、コンデンサレンズ73Eを透過した左周辺光束LE
は、プリズム75Eによって左周辺光束LCに接近して
第1の周辺ミラー76Cに入射する方向に屈折(偏向)
され、第1の周辺ミラー76Cで第2の周辺ミラー77
Cに入射する方向に反射され、第2の周辺ミラー77C
によってラインセンサ212Eに向かって反射される。
【0025】第2の周辺ミラー77Cで反射された左周
辺光束LC、LEはそれぞれ、セパレータマスク81の
対応する開口81C、81Eを透過し、透過した光束L
C、LEが、それぞれ対応するセパレータレンズ83
C、83Eによって二分割され、対応するラインセンサ
212C、212E上にそれぞれの被写体の距離に応じ
た間隔で一対の被写体像を形成する。
【0026】各ラインセンサ212C、212Eは所定
間隔で平行に、つまり、フォトダイオードが並ぶ方向に
対して垂直な方向に所定間隔を置いて平行に配置されて
いる。
【0027】周辺焦点検出エリア70D、70Fに関す
る焦点検出光学系は、上述の周辺焦点検出エリア70
C、70Eに関する焦点検出光学系と対称な構造であ
る。右周辺焦点検出開口72Dから入射し、コンデンサ
レンズ73Dを透過した右周辺光束LDは、プリズム7
5Dによって中央光束LAから離反して第1のミラー7
6Dに入射する方向に屈折(偏向)され、第1の周辺ミ
ラー76Dで第2の周辺ミラー77Dに入射する方向に
反射され、第2の周辺ミラー77Dでラインセンサ21
2Dに向かって反射される。
【0028】一方、右周辺焦点検出開口72Fを透過
し、コンデンサレンズ73Fを透過した右周辺光束LF
は、プリズム75Fによって第1の周辺ミラー76Dに
入射する方向に屈折(偏向)され、第1の周辺ミラー7
6Dによって第2の周辺ミラー77Dに入射する方向に
反射(偏向)され、第2の周辺ミラー77Dによってラ
インセンサ212Fに向かって反射(偏向)される。
【0029】第2の周辺ミラー77Dで反射した右周辺
光束LD、LFはそれぞれ、セパレータマスク81の対
応する開口81D、81Fを透過し、透過した光束L
D、LFは、対応するセパレータレンズ83D、83F
によって二分割され、対応するラインセンサ212D、
212F上にそれぞれの被写体の距離に応じた間隔で一
対の被写体像を形成する。
【0030】各ラインセンサ212D、212Fは所定
間隔で平行に、つまり、フォトダイオードが並ぶ方向に
対して垂直な方向に所定間隔を置いて平行に配置されて
いる。
【0031】以上は本発明を適用したマルチAFセンサ
の一実施の形態についての基本的な構成である。次に、
本発明の特徴である、セパレータレンズを透過した光束
を互いに平行にする構成について、図1の矢視A方向か
ら見て側面を示した図4、5および6を参照して説明す
る。周辺光束LC、LEが通る光学系についてのみ説明
するが、他方の周辺光束LD、LF、および中央の光束
LA、LBに関する光学系も同様に構成されている。
【0032】図4に示した第1の実施の形態では、セパ
レータマスク81の開口81C、81Eの前方に、補助
レンズ85C、85Eが偏心した状態で配置されてい
る。光束LC、LEは、対応する補助レンズ85C、8
5Eの周辺位置に入射し、透過することによって透過後
互いに平行な光束となる。そして互いに平行な光束L
C、LEは開口81C、81Eを通り、セパレータレン
ズ83C、83Eに入射する。つまり、セパレータレン
ズ83C、83Eを透過した光束LC、LEが、ライン
センサ212C、212Eのフォトダイオードの並び方
向に対して垂直な面(紙面と平行な面)内において互い
に平行な状態でラインセンサ212C、212Eに入射
するように、補助レンズ85C、85Eが偏心して設け
られている。なお、図4において、符号OC、OEは補
助レンズ85C、85Eの光軸である。
【0033】この第1の実施の形態は、セパレータ開口
の前方に偏心させた補助レンズ85C、85Eを置い
て、セパレータレンズ83C、83Eに入射する前に、
補助レンズ85C、85Eによって光束LC、LEを平
行にしているので、補助レンズ85C、85Eの配置、
調節が容易になる。しかも、補助レンズ85C、85E
によって光路が短縮され、さらにセパレータレンズ83
C、83Eに入射する光束LC、LEの間隔が狭くなっ
ているので、セパレータレンズ83C、83Eの間隔、
つまり、光束LC、LEの間隔を狭くし、ラインセンサ
212Cと212Eの間隔を狭くすることが可能にな
り、マルチAFセンサユニット21全体としてコンパク
トになる。
【0034】図5に示した第2の実施の形態では、セパ
レータレンズ83C1、83E1を偏心させてある。つま
り、セパレータレンズ83C1、83E1を通った光束L
C、LEが、ラインセンサ212C、212Eのフォト
ダイオードの並び方向に対して垂直な面内において互い
に平行な状態でラインセンサ212C、212Eに入射
するように、セパレータレンズ83C1、83E1が偏心
して設けられている。なお、図5において、符号OC、
OEは、セパレータレンズ83C1、83E1の光軸であ
る。
【0035】この第2の実施の形態は、セパレータレン
ズ83C1、83E1を偏心させて、セパレータレンズ8
3C1、83E1を通った光束LC、LEを平行にしてい
るので、光学的部材の追加が不要である。
【0036】図6に示した第3の実施の形態では、セパ
レータマスク81の開口81C、81Eの前方に、屈折
によって光束LC、LEの拡がり角を小さくする方向に
プリズム86C、86Eが配置されている。プリズム8
6C、86Eを透過して離反が抑えられる方向に偏向さ
れた光束LC、LEは、開口81C、81Eを通り、偏
心して配置されたセパレータレンズ83C1、83E1に
入射する。セパレータレンズ83C1、83E1から射出
した光束LC、LEは、ラインセンサ212C、212
Eのフォトダイオードの並び方向に対して垂直な面内に
おいて互いに平行になり、ラインセンサ212C、21
2Eに入射する。つまり、第3の実施の形態は、セパレ
ータレンズ83C2、83E2を透過した光束LC、LE
が、ラインセンサ212C、212Eのフォトダイオー
ドの並び方向に対して垂直な面内において互いに平行な
状態でラインセンサ212C、212Eに入射するよう
に、プリズム86C、86Eおよびセパレータレンズ8
3C2、83E2が配置されている。なお、図6において
符号OC、OEはセパレータレンズ83C2、83E2の
光軸である。
【0037】この第3の実施の形態は、セパレータ開口
の前方に置いたプリズム86C、86Eと、セパレータ
レンズ83C2、83E2の偏心により光束LC、LEを
平行にしているので、セパレータレンズ83C2、83
E2の偏心量が小さく、収差等の影響が小さい。
【0038】以上の第1〜第3の実施の形態の構成は、
他の全ての光束LAとLB、光束LDとLFに関する光
学系およびラインセンサにも同様に適用できる。これら
に適用すれば、セパレータレンズを透過した後ラインセ
ンサ212A〜212Fに入射する全ての光束LA〜L
Fが、ラインセンサ212A〜212Fの長手方向に対
して垂直な面内において平行になる。この場合、ライン
センサ212A〜212Fに入射する全ての光束LA〜
LFが平行なので、ラインセンサ212A、212E、
212Fは同一直線上に並び、ラインセンサ212B、
212C、212Dは他の同一直線上に並び、かつライ
ンセンサ212A、212E、212Fとラインセンサ
212B、212C、212Dとを平行に設けても、調
整が可能になる。つまり、全てのラインセンサ212A
〜212Fを同一基板上に設けることが容易になり、組
立時に基板を前後移動させても入射する光束LA〜LF
の間隔が変動しないので、ラインセンサ212A〜21
2Fのセンター調整、前後調整などの位置調整が容易に
なる。
【0039】図示実施の形態では軸外の測距エリアとし
て、中央の軸上測距エリアに対して上、左右に第1の周
辺、さらに各外側に第2周辺測距エリアを設けたが、本
発明はこれらの配置、形状、大きさに限定されるもので
はなく、複数の測距エリアを有する焦点検出手段に適用
できる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り請求項1に
記載の発明は、複数の焦点検出エリアを透過し、セパレ
ータレンズで瞳分割されて受光素子列に入射する各光束
の主光線が、受光素子列の受光素子の並び方向に対して
垂直な平面内において互いに平行になるので、各光束を
対応する受光素子列に確実に入射させることが可能にな
り、しかもそのセンター調整、前後調整が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の多点焦点検出装置の一実施の形態の
要部を示す斜視図である。
【図2】 同多点焦点検出装置を搭載した一眼レフカメ
ラの撮影画面に対する焦点検出エリアの配列の一例を示
す図である。
【図3】 同多点焦点検出装置の測距エリアを規制する
焦点検出開口の配置を示す図である。
【図4】 同多点焦点検出装置の第1の実施の形態のセ
パレータレンズ周辺の要部構成について、図1の矢視A
方向から見て示す断面図である。
【図5】 同多点焦点検出装置の第2の実施の形態のセ
パレータレンズ周辺の要部構成について、図1の矢視A
方向から見て示す断面図である。
【図6】 同多点焦点検出装置の第3の実施の形態のセ
パレータレンズ周辺の要部構成について、図1の矢視A
方向から見て示す断面図である。
【図7】 同焦点検出装置を搭載した一眼レフカメラの
概要を示す図である。
【符号の説明】
11 カメラボディ 21 マルチAFセンサユニット(多点焦点検出装置) 212A 212B 212C 212D 212E
212F CCDラインセンサ(受光素子列) 51 撮影レンズ 70 撮影画面 70A 中央焦点検出エリア(第1の焦点検出エリア) 70B 中央上周辺焦点検出エリア(第2の焦点検出エ
リア) 70C 70D 周辺焦点検出エリア(第1の焦点検出
エリア) 70E 70F 周辺焦点検出エリア(第2の焦点検出
エリア) 72 マスク 72A 72B 72C 72D 72E 72F 焦
点検出開口 73A 73B 73C 73D 73E 73F コ
ンデンサレンズ 75A 75C 75D 75E 75F プリズム 76A 中央ミラー 76C 76D 第1の周辺ミラー 77C 77D 第2の周辺ミラー 81 セパレータマスク 81A 81B 81C 81D 81E 81F マ
スク開口 83A 83B 83C 83D 83E 83F セ
パレータレンズ 83C1 83E1 セパレータレンズ 83C2 83E2 セパレータレンズ 85C 85E 補助レンズ 86C 86E プリズム 212A 212C 212D ラインセンサ(第1の
焦点検出受光素子列) 212B 212E 212F ラインセンサ(第2の
焦点検出受光素子列)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/28 - 7/40 G03B 13/36

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予定焦点面上に所定の配置パターンで設
    けられた複数の焦点検出エリア内を透過したそれぞれの
    光束を、前記所定の配置とは異なる配置パターンで配置
    された対応する受光素子列に受光させる焦点検出装置で
    あって、 前記各焦点検出エリアを通して観察される像を瞳分割し
    て再結像させる複数組のセパレータレンズと、 前記複数組のセパレータレンズの前方に、各セパレータ
    レンズにより取り込む光束に対応する開口を有するセパ
    レータマスクとを備え、 前記複数の焦点検出エリアの内の第1の焦点検出エリア
    を透過した光束を受光する第1の受光素子列と、第2の
    焦点検出エリアを透過した光束を受光する第2の焦点検
    出受光素子列とを互いに平行且つ受光素子の並び方向に
    対して垂直な方向に所定の間隔を置いて配列し、 前記第1の焦点検出受光素子列に入射する光束の主光線
    と前記第2の焦点検出受光素子列に入射する光束の主光
    線とが、前記受光素子の並び方向に対して垂直な面内で
    互いに平行になるように、前記セパレータレンズ近傍に
    光束偏向手段を設けたことを特徴とする多点焦点検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光束偏向手段は、前記各セパレータ
    マスクの前方に偏心した状態で設けられた補助レンズで
    ある請求項1記載の多点焦点検出装置。
  3. 【請求項3】 前記光束偏向手段は、前記各セパレータ
    マスクの前方に設けられたプリズムを含む請求項1記載
    の多点焦点検出装置。
  4. 【請求項4】 前記各セパレータレンズは偏心した状態
    で設けられている請求項3記載の多点焦点検出装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の焦点検出エリアは、前記予定
    焦点面上の軸外領域に設けられ、前記第2の焦点検出エ
    リアは、前記予定焦点面の中心に対しこの第1の焦点検
    出エリアと同じ側でかつこの第1の焦点検出エリアより
    も軸外の位置に設けられている請求項1から4のいずれ
    か一項記載の多点焦点検出装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の焦点検出エリアは、前記予定
    焦点面上の軸上領域に設けられ、前記第2の焦点検出エ
    リアは前記予定焦点面上の軸外領域に設けられている請
    求項1から4のいずれか一項記載の多点焦点検出装置。
  7. 【請求項7】 予定焦点面上に所定の配置パターンで設
    けられた複数の焦点検出エリア内を透過したそれぞれの
    光束を、前記所定の配置パターンとは異なる配置パター
    ンで配置された対応する受光素子列に受光させる焦点検
    出装置であって、 前記複数の焦点検出エリアを通して観察される像を瞳分
    割して再結像させる複数組のセパレータレンズと、 前記複数組のセパレータレンズの前方に、各セパレータ
    レンズにより取り込む光束に対応する開口を有するセパ
    レータマスクとを備え、 前記複数の焦点検出エリアの内の第1の焦点検出エリア
    を透過した光束を受光する第1の焦点検出受光素子列
    と、第2の焦点検出エリアを透過した光束を受光する第
    2の焦点検出受光素子列とを互いに平行且つ受光素子の
    並び方向に対して垂直な方向に所定間隔を置いて配列
    し、 前記第1の焦点検出受光素子列に入射する光束の主光線
    と前記第2の焦点検出受光素子列に入射する光束の主光
    線とが、前記受光素子の並び方向に対して垂直な面内で
    互いに平行になるように、セパレータレンズを偏心させ
    た状態で配置したことを特徴とする多点焦点検出装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の焦点検出エリアは、予定焦点
    面上の軸外領域に設けられ、前記第2の焦点検出エリア
    は予定焦点面の中心に対しこの第1の焦点検出エリアと
    同じ側でかつこの第1の焦点検出エリアよりも軸外の位
    置に設けられている請求項7記載の多点焦点検出装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の焦点検出エリアは前記予定焦
    点面上の軸上領域に設けられ、前記第2の焦点検出エリ
    アは前記予定焦点面上の軸外領域に設けられている請求
    項7記載の多点焦点検出装置。
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