JP3281804B2 - ダイバーシティ受信装置 - Google Patents

ダイバーシティ受信装置

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JP3281804B2 JP16564196A JP16564196A JP3281804B2 JP 3281804 B2 JP3281804 B2 JP 3281804B2 JP 16564196 A JP16564196 A JP 16564196A JP 16564196 A JP16564196 A JP 16564196A JP 3281804 B2 JP3281804 B2 JP 3281804B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイバーシティ受信
装置に関するものであって、特に、FM多重放送を受信
するためのダイバーシティ受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの音声情報を放送するFM放送
に加えて、その音声放送帯域の高周波側にディジタル情
報を重畳して放送するFM多重放送が実施されている。
ここで、多重放送されているディジタル放送の内容は、
音声放送の番組紹介の他に、交通情報、気象情報などが
存在し、所望の音声放送番組と同時に受信を希望するF
M多重のディジタル情報番組が、周波数の異なる別の放
送局の番組である場合が生じることは容易に想像でき
る。
【0003】また、自動車などの移動体において必要で
あって、FM多重により提供される道路交通情報(渋
滞、事故、気象、駐車場など)を受信し、より正確な位
置補正データを提供するDGPS(Differential Globa
l Positioning System 以下、DGPSと略す)情報を
も受信しようとすると、音声方送受信用の受信装置に加
えて、最低でも新たな2つの受信装置が必要となる。
【0004】実際には、FM多重されるディジタルデー
タは、従来からの音声放送に影響を与えないように変調
度が低く抑えられており、その多重放送の電力も音声放
送の10%に規定されているため、受信品質は音声放送
よりも伝搬環境に左右されやすく、ノイズレベルが高い
ため受信しにくい。さらに多重データはディジタルデー
タであるがゆえに、短時間の通信とぎれでもその情報の
欠落は深刻なものとなる。よって、FM多重放送受信の
ためにはダイバーシティ受信を行うことが望ましい。さ
らに、切り換え時のデータ欠落を防ぐためには、切り換
えダイバーシティよりも選択ダイバーシティを行う必要
があり、そのためには1つの放送受信のために最低2個
の受信装置が必要となり、前記した移動体における2つ
の多重放送を受信する場合、それぞれの多重放送を選択
ダイバーシティ受信するためには、合計4つの受信装置
を多重放送のために用意し、さらに音声放送受信用の受
信装置も加えて用意しなければならない。
【0005】例えば、本発明のダイバーシティ受信装置
と類似した複数個の受信回路と切り換え回路を有するも
のとして、特開平1−154632号公報に3個の受信
機を有するダイバーシティ受信装置があるが、該ダイバ
ーシティ受信装置においては3個の受信回路のうち1つ
は予備受信回路であり、ただ1つの放送をダイバーシテ
ィ受信するのみである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、移動体
での多重放送受信用に、従来からの音声放送受信用の受
信装置に加えて、4つの受信装置を新たに搭載すること
は、コストの上昇、回路規模の増大や回路の高密度化を
招くことになる。そして、前記公報に記載の受信機は、
複数個の受信装置を有していても、周波数の異なる複数
のFM多重放送を同時に受信することはできない。
【0007】そこで、本発明はより少ない受信装置(こ
こでは受信部を指す)で、周波数の異なる複数のFM多
重放送をダイバーシティ受信する受信装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願は上記課題を解決す
るために、請求項1に記載の発明では、第1、第2のア
ンテナと、受信RF信号入力に対して設定された同調周
波数成分の受信状態を表す信号と、中間周波数又はベー
スバンド周波数受信信号とを出力する第1、第2および
第3の受信部(図1中の102、107、112)と、
中間周波数又はベースバンド周波数受信信号を処理する
第1、第2の処理部(図1中の105、110)と、前
記第1、第2および第3の受信部の同調周波数を制御す
る切り換え制御部と、前記第1、第2および第3の受信
部からの受信状況を表す信号出力と中間周波数又はベー
スバンド周波数受信信号出力を導入し、前記切り換え制
御部から制御されて前記第1、第2のいずれの受信部の
受信状態と前記第3の受信部の受信状態とを比較するか
を選択し、前記第1の処理部に前記第1と第3の受信部
出力のいずれを導入するか、また前記第2の処理部に前
記第2と第3の受信部出力のいずれを導入するかを選択
する比較切換部とを備え、前記第1のアンテナ出力は2
分配され前記第1、第2の受信部に導入され、前記第2
のアンテナ出力は前記第3の受信部に導入される。
【0009】請求項2に記載の発明では、第1、第2の
アンテナと、受信RF信号入力に対して設定された同調
周波数成分の受信状態を表す信号と、中間周波数又はベ
ースバンド周波数受信信号とを出力する第1、第2およ
び第3の受信部(図2中の102、107、112)
と、中間周波数又はベースバンド周波数受信信号を処理
する第1、第2の処理部(図2中の105、110)
と、前記第1、第2および第3の受信部の同調周波数を
制御する切り換え制御部と、第1の処理部への入力を第
1の受信部の出力とするか、前記第3の受信部の出力と
するかを切り換える第1の選択部(図2中の104)
と、第2の処理部への入力を第2の受信部の出力とする
か、前記第3の受信部の出力とするかを切り換える第2
の選択部(図2中の109)と、前記第1の受信部の受
信状況を表す信号出力と前記第2の受信部の受信状況を
表す信号出力のうち一方を選択する第3の選択部(図2
中の106)と、前記第3の選択部の出力と前記第3の
受信部の受信状況を表す信号出力を比較する比較手段
と、前記第1、第2の選択部の入力制御信号を該比較手
段の出力信号とするか前記切り換え制御部からの信号と
するかを切り換える第4の選択手段(図2中の103、
108)とから構成される比較切換部とを備え、前記第
1のアンテナ出力は2分配され前記第1、第2の受信部
に導入され、前記第2のアンテナ出力は前記第3の受信
部に導入される。
【0010】請求項3に記載の発明では、前記ダイバー
シティ受信装置において、所望のタイミングに設定する
ことのできるタイマ発生部を具備し、第3の受信部の同
調周波数を第1、第2のいずれの受信部と同一にして、
該第1、第2の受信部の受信している放送局の内、いず
れの放送局の放送をダイバーシティ受信するかの切り換
えを、該タイマ信号発生手段からのタイマ信号によって
切り換えることとする。
【0011】請求項4に記載の発明では、前記ダイバー
シティ受信装置において、第1の処理部の出力データよ
り、受信データとの同期タイミング、DGPSデータの
伝送位置の情報を取り出す抽出部と、該データからDG
PS情報が伝送されているか否かを表す切り換え信号を
発生し、切り換え制御部に該切り換え信号を発生する信
号発生手段を具備し、該切り換え信号により、第3の受
信部の同調周波数をDGPSデータを含むFM多重放送
を受信している第1の受信部の同調周波数と同一として
該DGPSデータを含むFM多重放送をダイバーシティ
受信するか、第3の受信部の同調周波数を第2の受信部
の同調周波数を同一として第2の受信部の受信している
放送をダイバーシティ受信するかを切り換えることとす
る。
【0012】以下、本発明をさらに詳しく説明する。本
発明では、第1、第2の受信部はそれぞれ周波数の異な
る別個の第1、第2の放送局の放送を受信しており、第
1、第2の処理部はそれぞれ第1、第2の受信部からの
出力信号を処理・復調するものとする。
【0013】請求項1に記載のダイバーシティ受信装置
において、第1の放送局の放送をダイバーシティ受信し
ようとする場合、切り換え制御部により、第3の受信部
の同調周波数が前記第1の放送局の放送周波数に設定さ
れる。そして、比較切換部では、前記第2の処理部へは
前記第2の受信部の出力信号が導入されるよう固定さ
れ、前記第1、第3の受信部の受信状況を表す出力信号
が比較され、その結果により前記第1の処理部への入力
を前記第1、第3のいずれの処理部の受信出力信号とす
るかが選択され、選択された受信部の出力受信信号が前
記第1の処理部に導入される。
【0014】次に、第2の放送局の放送をダイバーシテ
ィ受信しようとする場合、切り換え制御部により、第3
の受信部の同調周波数が前記第2の放送局の放送周波数
に設定される。そして比較切換部では、前記第1の処理
部へは前記第1の受信部の出力信号が導入されるよう固
定され、前記第2、第3の受信部の受信状況を表す出力
信号が比較され、その結果により前記第2の処理部への
入力を前記第2、第3のいずれの処理部の受信出力信号
とするかが選択され、選択された受信部の出力受信信号
が前記第2の処理部に導入される。
【0015】請求項2に記載のダイバーシティ受信装置
において、第1の放送局の放送をダイバーシティ受信し
ようとする場合、切り換え制御部は第3の受信部の同調
周波数を前記第1の放送局の放送周波数に設定すると同
時に、第3の選択部を制御して前記第1の受信部の受信
状態を表す信号出力を比較器の入力の1つとする。そし
て、第4の選択部も制御して比較器の出力信号が第1の
選択部に導入されるようにする。同時に第2の選択部を
第2の受信部の受信信号出力が第2の処理部の入力とさ
れるよう制御する。こうすることによって、前記第1の
放送局の放送は、前記第1、第3の受信部で受信され、
第1の受信部の受信状態を表す信号出力は前記第3の選
択部を介して、第3の受信部の受信状態を表す信号出力
は直接に前記比較器に導入されて比較され、その出力信
号は前記第4の選択部を介して第1の選択部を制御し、
第1、第3の受信部の受信信号出力のうち、受信状態の
良好な方が前記第1の選択部を介して第1の処理部に導
入され、ダイバーシティ受信が実現される。一方、第2
の放送局の放送は前記第2の受信部で受信され、その受
信信号出力は前記第2の選択部を介して前記第2の処理
部に導入されることになる。
【0016】次に、第2の放送局の放送をダイバーシテ
ィ受信しようとする場合、切り換え制御部は第3の受信
部の同調周波数を前記第2の放送局の放送周波数に設定
すると同時に、第3の選択部を制御して前記第2の受信
部の受信状態を表す信号出力を比較器の入力の1つとす
る。そして第4の選択部も制御して比較器の出力信号が
第2の選択部に導入されるようにする。同時に第1の選
択部を第1の受信部の受信信号出力が第1の処理部の入
力とされるよう制御する。こうすることによって、前記
第2の放送局の放送は、前記第2、第3の受信部で受信
され、前記第2の受信部の受信状態を表す信号出力は前
記第3の選択部を介して、第3の受信部の受信状態を表
す信号出力は直接に前記比較器に導入されて比較され、
その出力信号は前記第4の選択部を介して第2の選択部
を制御し、第2、第3の受信部の受信信号出力のうち、
受信状態の良好な方が前記第2の選択部を介して第2の
処理部に導入されダイバーシティ受信が実現される。一
方、第1の放送局の放送は前記第1の受信部で受信さ
れ、その受信信号出力は前記第1の選択部を介して前記
第1の処理部に導入されることになる。
【0017】請求項3に記載の切り換え方式を用いる受
信装置は、請求項1、2に記載のダイバーシティ受信装
置において、第1の放送局の放送をダイバーシティ受信
する動作形態と第2の放送局の放送をダイバーシティ受
信する動作形態を切り換え制御部にタイマ信号を入力す
ることにより時間的に切り換えるものである。つまり、
前記第1の放送局の放送をダイバーシティ受信する際の
切り換え制御部からの出力制御信号の組と前記第2の放
送局の放送をダイバーシティ受信する際の切り換え制御
部からの出力制御信号の組とを所望の時間間隔で“1”
信号と“0”信号を繰り返すタイマ信号によって交互に
出力することで実現される。
【0018】請求項4に記載の切り換え方式を用いる受
信装置は、第1の放送局の放送がDGPS情報を含むF
M多重放送とすると、該FM多重放送のうち、DGPS
情報を放送している期間のみ“1”(または“0”)信
号となり、その他の時間では“0”(または“1”)信
号となるタイマ信号を切り換え制御部に導入することに
より、“1”(または“0”)信号のタイマ信号が入力
されている期間は、第1の放送局の放送をダイバーシテ
ィ受信する動作形態となる制御信号を出力し、それ以外
の期間では第2の放送局の放送をダイバーシティ受信す
る動作形態となる制御信号を出力するようにし、結果と
して、DGPS情報を優先してダイバーシティ受信する
ようにする。
【0019】
【発明の実施の形態】本願の請求項1に記載の発明の実
施形態について、図1を用いて説明する。アンテナ10
1の出力は2分配され、受信部102および受信部10
7に導入される。アンテナ113の出力は受信部112
に導入される。受信部102、107、112は入力さ
れたRF信号を中間周波数信号さらにはベースバンド信
号に変換し、そのベースバンド信号と、中間周波数信号
を検波した受信電界に比例した信号の2つを出力する。
また、各受信部の同調信号は切り換え制御部100から
の信号により設定される。比較切換部10は前記受信部
102、107および112からの2つずつの出力信号
計6つの信号に基づき、そのうち3つの受信信号出力の
内、2つを選択して処理部105、110に導入する。
【0020】前記受信部102から出力される信号のう
ち、ベースバンド信号をB1、受信電界に比例した信号
をE1、同様に前記受信部107から出力される信号の
うち、ベースバンド信号をB2、受信電界に比例した信
号をE2、前記受信部112から出力される信号のう
ち、ベースバンド信号をB3、受信電界に比例した信号
をE3とすると、受信部102が受信している第1の放
送局の放送をダイバーシティ受信する場合、受信部11
2の同調周波数を第1の放送局の放送周波数に設定す
る。
【0021】そして、信号B2を処理部110に導入
し、信号E1とE3を比較してE1≧E3なら信号B1
を処理部105に導入し、E1<E3なら信号B3を前
記処理部105に導入するように比較切換部10は動作
する。逆に受信部107が受信している第2の放送局の
放送をダイバーシティ受信する場合、受信部112の同
調周波数を第2の放送局の放送周波数に設定する。そし
て、信号B1を処理部105に導入し、信号E2とE3
を比較してE2≧E3なら信号B2を処理部105に導
入し、E2<E3なら信号B3を前記処理部105に導
入するように比較切換部10は動作する。
【0022】本願の請求項2に記載の発明の実施形態に
ついて、図2を用いて説明する。アンテナ101の出力
は2分配され、受信部102および受信部107に導入
される。アンテナ113の出力は受信部112に導入さ
れる。受信部102、107、112は入力されたRF
信号を中間周波数信号さらにはベースバンド信号に変換
し、そのベースバンド信号と、中間周波数信号を検波し
た受信電界に比例した信号の2つを出力する。また各受
信部の同調信号は切り換え制御部100からの信号によ
り設定される。前記受信部102のベースバンド信号出
力は切り換え器104の入力端子の一つ、切り換え器の
切り換え制御端子にHIGHレベルの信号が入力された
ときにその固定端子と導通する端子(以下H端子と略
す)に接続されている。前記受信部102の受信電界に
比例する信号出力は切り換え器106のH端子に接続さ
れる。前記受信部107のベースバンド信号出力は切り
換え器109のH端子に接続され、該受信部の受信電界
に比例する信号出力は切り換え器106の制御端子にL
OWレベルの信号が入力されたときに固定端子と導通す
る端子(以下L端子と略す)に接続されている。前記切
り換え器106の制御端子には切り換え制御部100か
らの切り換え信号が入力される。切り換え器106の固
定端子は比較器111の入力の片方に接続されている。
該比較器の残りの入力端子には前記受信部112の受信
電界に比例する信号出力が導入される。前記比較器11
1の出力は2分配され、OR回路103および108に
入力される。前記OR回路103、108のもう一方の
入力は前記切り換え制御部100からの切り換え制御信
号が導入される。前記受信部112のベースバンド信号
出力は2分配され前記切り換え器104、109のL端
子にそれぞれ入力される。前記OR回路103の出力は
前記切り換え器104の制御端子に入力され、前記OR
回路108の出力は前記切り換え器109の制御端子に
入力される。前記切り換え器104および109の固定
端子は、それぞれベースバンド処理部105と110に
接続されている。
【0023】いま、受信部102、107でそれぞれ周
波数の異なる第1、第2の放送局の放送を受信している
と仮定する。第1の放送局の放送をダイバーシティ受信
しようとする場合、切り換え制御部100からの制御信
号により、受信部112の同調周波数は該第1の放送局
の放送周波数に設定され、同時に前記切り換え器106
にHIGHレベル信号、前記OR回路103にLOWレ
ベル信号、前記OR回路108にHIGHレベル信号を
導入する。これにより、前記切り換え器106は該H端
子と固定端子が導通状態となり、前記受信部102の受
信状態を表わす信号出力が前記比較器111に導入され
る。そして該比較器111により前記受信部102と前
記受信部112の受信状態が比較され、その出力が前記
OR回路103、108に導入される。前記OR回路1
03では、もう一方の入力が前記切り換え制御部100
からのLOW信号である為、前記比較器111の出力信
号がそのまま前記切り換え器104の制御信号として導
入されて前記処理部へ前記受信部102、112のう
ち、受信状態が良好なほうの受信信号出力が導入され、
ダイバーシティ受信が実現される。一方、前記OR回路
108では前記切り換え制御部100からの入力信号が
HIGH信号である為に、該OR回路の出力信号は前記
比較器111の出力信号にかかわらずHIGH信号とな
り、該OR回路の出力信号を制御信号とする前記切り換
え器109はそのH端子と固定端子が導通することにな
り、前記受信部107の受信信号出力が該切り換え器1
09を介して前記処理部110に導入されることにな
る。
【0024】逆に、前記第2の放送局の放送をダイバー
シティ受信する場合には、切り換え制御部100からの
制御信号により、受信部112の同調周波数は該第2の
放送局の放送周波数に設定され、同時に前記切り換え器
106にLOWレベル信号、前記OR回路103にHI
GHレベル信号、前記OR回路108にLOWレベル信
号を導入する。これにより、前記切り換え器106は該
L端子と固定端子が導通状態となり、前記受信部107
の受信状態を表わす信号出力が前記比較器111に導入
される。そして該比較器111により前記受信部107
と前記受信部112の受信状態が比較され、その出力が
前記OR回路103、108に導入される。前記OR回
路108では、もう一方の入力が前記切り換え制御部1
00からのLOW信号である為、前記比較器111の出
力信号がそのまま前記切り換え器109の制御信号とし
て導入されて前記処理部110へ前記受信部107、1
12のうち、受信状態が良好なほうの受信信号出力が導
入され、ダイバーシティ受信が実現される。一方、前記
OR回路103では前記切り換え制御部100からの入
力信号がHIGH信号である為に、該OR回路の出力信
号は前記比較器111の出力信号にかかわらずHIGH
信号となり、該OR回路の出力信号を制御信号とする前
記切り換え器104はそのH端子と固定端子が導通する
ことになり、前記受信部102の受信信号出力が該切り
換え器104を介して前記処理部105に導入されるこ
とになる。
【0025】上記実施形態では、切り換え制御部から一
度にHIGH信号とLOW信号が出力されるが、前記切
り換え制御部100から前記OR回路108に導入され
る信号が反転したものを前記OR回路103に導入すれ
ば良いことから、前記切り換え制御部100から、各O
R回路、切り換え回路に導入する信号は、前記第1の放
送局の放送をダイバーシティ受信する場合にはHIGH
信号、逆に前記第2の放送局の放送をダイバーシティ受
信する場合にはLOW信号の1種類であれば良くなる。
【0026】本願の請求項3に記載の発明の実施形態に
ついて、図3を用いて説明する。実施形態2で説明した
ように、同時に受信している周波数の異なる別の放送局
のうちいずれをダイバー指定受信するかは、受信部11
2の同調周波数制御信号の他にはHIGHまたはLOW
信号のいずれかを出力することで切り換えができる。そ
れゆえ、切り換え制御部へのHIGH信号入力に対して
第1の放送局の放送周波数に対応する同調信号を出力
し、LOW信号入力に対して第2の放送局の放送周波数
に対応する同調信号を出力するようにすれば、タイマ信
号発生部300によって切り換え制御部を構成すること
により、該タイマ信号発生部300により、前記第1の
放送局を受信したい期間はHIGHレベル、前記第2の
放送局をダイバーシティ受信したい期間はLOWレベル
の信号を発生し、該信号を切り換え制御部、ダイバーシ
ティ受信装置1の各切り換え器、OR回路に導入するこ
とにより、前記タイマ信号にしたがってダイバーシティ
受信する放送局が時系列的に切り替わる受信動作が実現
できる。
【0027】本願の請求項4に記載の発明の実施形態に
ついて、図4を用いて説明する。請求項4はFM多重放
送の中でも特にDGPSに関する情報を受信するもので
ある。DGPSの伝送形態として放送技術開発協議会規
格のFM多重放送DGPSデータフォーマット規格を仮
定すると、288ビットからなるブロックが272ブロ
ックで1フレームを構成し、DGPSのデータパケット
は1フレーム272ブロックの内、2ブロックに含まれ
ている。図4において、実施形態2で説明した受信装置
1の第1の処理部でDGPS情報を含むFM多重放送を
処理し、そこから、抽出部400でフレーム同期信号、
ブロック同期信号、DGPSパケットの含まれるブロッ
ク番号を抽出することにより、タイマ信号作成部で、フ
レーム同期信号に同期した信号であって、DGPSパケ
ットが含まれる最初のブロックから最後のブロックにわ
たる期間はHIGHレベルでそれ以外の期間ではLOW
レベルであるようなタイマ信号を信号発生部401で生
成することができる。この切り換え信号を切換制御部1
00に導入し、また、切り換え制御部をHIGH信号入
力に対して第1の放送局の放送周波数に対応する同調信
号を出力し、LOW信号入力に対して第2の放送局の放
送周波数に対応する同調信号を出力するようにすれば、
タイマ信号発生部300の出力信号を切り換え器、OR
回路に導入して、ダイバーシティ受信装置1の動作形態
を切り換えてやればよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、3つの受信部を有する
ダイバーシティ受信装置で周波数の異なる2つの放送局
の放送をダイバーシティ受信することができる。さら
に、非常に少ないモジュール数でダイバーシティ受信装
置を実現することができる。
【0029】また、毎回手動で設定することなく、所望
の時間間隔で2つの放送のダイバーシティ受信が可能と
なり、即時性を要求されるDGPS情報を優先してダイ
バーシティ受信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1にかかる発明の実施形態の構成図であ
る。
【図2】請求項2にかかる発明の実施形態の構成図であ
る。
【図3】請求項3にかかる発明の実施形態の構成図であ
る。
【図4】請求項4にかかる発明の実施形態の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 受信装置 10 比較切換部 100 切り換え制御部 101、113 アンテナ 102、107、112 受信部 103、108 OR回路 104、106、109 切り換え器 105、110 処理部 111 比較器 300 タイマ信号発生部 400 抽出部 401 信号発生部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のアンテナと、受信RF
    信号入力に対して設定された同調周波数成分の受信状態
    を表す信号と、中間周波数またはベースバンド周波数受
    信信号とを出力する第1、第2および第3の受信部と、
    中間周波数またはベースバンド周波数受信信号を処理す
    る第1および第2の処理部と、前記第1、第2および第
    3の受信部の同調周波数を制御する切り換え制御部とを
    備え、さらに、前記第1、第2および第3の受信部から
    の受信状況を表す信号出力と中間周波数又はベースバン
    ド周波数受信信号出力を導入し、前記切り換え制御部か
    ら制御されて前記第1、第2のいずれの受信部の受信状
    態と前記第3の受信部の受信状態とを比較するかを選択
    し、前記第1の処理部に前記第1と第3の受信部出力の
    いずれを導入するか、また前記第2の処理部に前記第2
    と第3の受信部出力のいずれを導入するかを選択する比
    較切換部とを備え、前記第1のアンテナ出力は2分配さ
    れ、前記第1、第2の受信部に導入され、前記第2のア
    ンテナ出力は、前記第3の受信部に導入されることを特
    徴とするダイバーシティ受信装置。
  2. 【請求項2】 第1および第2のアンテナと、受信RF
    信号入力に対して設定された同調周波数成分の受信状態
    を表す信号と、中間周波数またはベースバンド周波数受
    信信号とを出力する第1、第2および第3の受信部と、
    中間周波数またはベースバンド周波数受信信号を処理す
    る第1および第2の処理部と、前記第1、第2および第
    3の受信部の同調周波数を制御する切り換え制御部とを
    備え、さらに、第1の処理部の入力を第1の受信部の出
    力とするか第3の受信部の出力とするかを切り換える第
    1の選択部と、第2の処理部の入力を第2の受信部の出
    力とするか、前記第3の受信部の出力とするかを切り換
    える第2の選択部と、前記第1の受信部の受信状況を表
    す信号出力と前記第2の受信部の受信状況を表す信号出
    力のうち一方を選択する第3の選択部と、前記第3の選
    択部の出力と前記第3の受信部の受信状況を表す信号出
    力を比較する比較手段と、前記第1および第2の選択部
    の入力制御信号を該比較手段の出力信号とするか前記切
    り換え制御部からの信号とするかを切り換える第4の選
    択手段とから構成される比較切換部とを備え、 前記第1のアンテナ出力は2分配され、前記第1、第2
    の受信部に導入され、前記第2のアンテナ出力は、前記
    第3の受信部に導入されることを特徴とするダイバーシ
    ティ受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のダイバ
    ーシティ受信装置において、所望のタイミングに設定す
    ることのできるタイマ発生部を具備し、第3の受信部の
    同調周波数を第1、第2のいずれの受信部と同一にし
    て、該第1、第2の受信部の受信している放送局の内、
    いずれの放送局の放送をダイバーシティ受信するかの切
    り換えを、該タイマ信号発生手段からのタイマ信号によ
    って切り換える請求項1あるいは請求項2に記載のダイ
    バーシティ受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のダイバ
    ーシティ受信装置において、第1の処理部の出力データ
    より、受信データとの同期タイミング、DGPS(ディ
    ファレンシャルGPS)データの伝送位置の情報を取り
    出す抽出部と、該データからDGPS情報が伝送されて
    いるか否かを表す切り換え信号を発生し、切り換え制御
    部に該切り換え信号を発生する信号発生手段を具備し、
    該切り換え信号により、第3の受信部の同調周波数をD
    GPSデータを含むFM多重放送を受信している第1の
    受信部の同調周波数と同一として該DGPSデータを含
    むFM多重放送をダイバーシティ受信するか、第3の受
    信部の同調周波数を第2の受信部の同調周波数を同一と
    して第2の受信部の受信している放送をダイバーシティ
    受信するかを切り換える請求項1あるいは請求項2に記
    載のダイバーシティ受信装置。
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