JP3281496B2 - タイヤ及びホイール組立体の車軸への装着補助装置並びに方法。 - Google Patents

タイヤ及びホイール組立体の車軸への装着補助装置並びに方法。

Info

Publication number
JP3281496B2
JP3281496B2 JP30624894A JP30624894A JP3281496B2 JP 3281496 B2 JP3281496 B2 JP 3281496B2 JP 30624894 A JP30624894 A JP 30624894A JP 30624894 A JP30624894 A JP 30624894A JP 3281496 B2 JP3281496 B2 JP 3281496B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
assembly
sandwiching
members
mounting
tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30624894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07228102A (ja
Inventor
浩 川邉
健二郎 山屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP30624894A priority Critical patent/JP3281496B2/ja
Publication of JPH07228102A publication Critical patent/JPH07228102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3281496B2 publication Critical patent/JP3281496B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイヤ及びホイール
組立体の車軸への装着補助装置並びに方法に関し、特に
自動車の車軸にタイヤ及びホイール組立体を装着するに
あたり、容易にかつ短時間で、該組立体の回転軸心と車
両の車軸中心軸線とを一直線上に正確に揃えることが可
能であり、車両の走行時における振動特性とタイヤの耐
偏摩耗性との大幅向上に多大に寄与することができ、な
かでも適正に静及び動両アンバラス修正を施した優れた
バランス特性をもつタイヤ及びホイール組立体に適用し
たとき、この組立体の優れたバランス特性を損なうこと
なく車両に装着した後も保持することを可能とするタイ
ヤ及びホイール組立体の車軸への装着補助装置並びに方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤ及びホイール組立体を車取付ける
方法の概要を、装着部分要部の片側断面を示す図5に基
づいて以下解説する。図において組立体(図示省略)の
ホイールディスク部3dのハブ穴(中央穴)には車軸側
のハブ5の円筒状突出部5aに対し僅かなクリアランス
を設けているので、まず両者の案内により所定のピッチ
円直径(PCD)に等間隔でハブ5に配設した複数本
(乗用車の場合4〜6本)のハブボルト6に、同じPC
Dでディスク部3dに設けたボルト穴9を通して一旦組
立体をハブ5に当てがう。
【0003】次いで取付けナット7をハブボルト6にね
じ嵌めし、ディスク部3dがハブ5の取付け面5bに対
し十分接触するまで、図示例ではボルト穴9周りに形成
した突起状部分が取付け面5bと十分接触するまで全て
の取付けナット7を十分締め込み、ここでタイヤ及びホ
イール組立体の車軸への装着は完了する。
【0004】ここに主として軽自動車、乗用車及び小型
トラックに用いる取付けナット7の先端部分は図示のよ
うに先細り形状のテーパ座8をなす一方、ディスク部3
dのボルト穴9にもこのテーパ座8と対応する形状のテ
ーパ座を形成している。よってナット7を締め込む際、
ナット7の先端部分及びボルト穴9それぞれのテーパ座
が自ずと相互に心出し挙動を呈するように働き、その結
果タイヤ及びホイール組立体を車軸の回転軸心Cxに対
し偏心することなく適正に装着できる仕組みになってい
る。
【0005】上記のテーパ座による心出しの他、やはり
上記と同種の自動車に用いるものとして図示を省略した
がナット7の先端部を球面座とし、該先端部を受けるボ
ルト穴にもこの球面座と同じ球面形状をもつ座を形成し
て、これらの両座により上記同様にタイヤ及びホイール
組立体を車軸に対し適正に装着することも実施されてい
る。また車種によっては取付けナット7によらず、いわ
ゆるホイールボルトにより組立体を装着するケースも広
く実施されていて、この場合はボルト頭部にナット7の
テーパ座8と同じ形状のテーパ座を設けて同様に心出し
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実際にタイヤ及びホイ
ール組立体を車両の車軸に装着するにあたり取付けナッ
ト7又はホイールボルトを締め込むため、以下に述べる
三通りの作業方法がよく知られている。その一は、まず
通常レンチを用いて取付けナット7又はホイールボルト
を1個ずつ回し込み、ある程度回し込んだ後にトルクレ
ンチによりナット7を所定の均一トルク下で締め込む一
般的方法であり、その二は、特別なトルクレンチを用い
て複数個の取付けナット7又はホイールボルトを同時に
締め込む方法であり、これは組立体の装着に要する時間
の短縮を狙いとするもので自動車メーカなどが採用する
特殊方法であり、そしてその三は、上記その一の方法に
準じ、相違点は組立体のタイヤ部分を人手で軽く叩きな
がら、また組立体を回しながら順次互いに対角線上位置
乃至それに近い対向位置にある取付けナット7又はホイ
ールボルトを少しずつ締め込み、この締め込みはナット
7又はホイールボルトの緩みがなくなるまで行い、しか
る後上記相互位置にあるナット7又はホイールボルトを
トルクレンチにより仕上げ締め込む、どちらかといえば
熟練作業者向きの方法である。
【0007】ところでタイヤ及びホイール組立体はかな
りの重量を有し、例えばタイヤが乗用車用ラジアルタイ
ヤでサイズ205/65R15であり、ホイールがリム
幅の呼びで51/2 J(アルミニュウム製ホイール)の場
合ですら約15kg重に達する。さらに組立体内部に車
両のブレーキ装置を収容する必要があるため、乗用車
用、トラック及びバス用を問わずホイールのハブ5に当
接するディスク部3d部分を所定距離だけ車両の外側向
きにオフセットさせている。その結果組立体全体の重心
はタイヤを幅方向に二分するタイヤ赤道面から同様に外
側に外れて位置するのは止むを得ない。
【0008】このように組立体の総重量が重いこと、そ
して組立体の重心位置が装着外側にオフセットしている
ことが相まって、ハブ5に組立体を当てがった状態での
組立体には、その重心を車両車軸の回転軸心から下方に
位置させようとするモーメントが常に作用することにな
る。この状態で取付けナット7又はホイールボルトを締
め込めば、上記モーメントがテーパ座又は球面座の案内
作用に打ち勝ち、本来なら車両車軸と組立体との両回転
軸心が同一直線上に揃うべきところこれが叶わず、両軸
心は互いに偏り、従って組立体の重心が車両車軸の回転
軸心に対し偏心した状態で装着が完了していることを見
出した。
【0009】この重心の偏心状態で車両が走行すると、
いうまでもなくバネ下から車両に加振力が作用するため
車両は振動を発生する一方、タイヤのトレッドゴムにも
加振力が作用する結果偏摩耗が発生する。このことは、
車両の走行中における振動抑制を主たる目的とし、従と
してトレッドゴムの偏摩耗抑制を目的として車両への装
着前にタイヤ及びリム組立体に対し静及び動両アンバラ
ス修正を施し、この作業により折角両アンバランスをゼ
ロ乃至それに近い値まで修正した組立体の効果を大幅に
減殺する不利をもたらすのは勿論、不十分な修正に止ま
った組立体を装着した車両では振動特性及び耐偏摩耗性
を尚更著しく損なう結果をもたらす。
【0010】上記の偏心量が大きい場合には、特に高速
走行において単なる振動特性の劣化に止まらず、加振力
がハブボルト6に対し著しく大きな応力を発生せしめ、
この大きな繰り返し応力作用によりボルト6もしくはナ
ット7が摩損したり、時に疲労切断に至り、走行中の車
両から車輪が脱落する事故のうれいも生じる。この傾向
は組立体重量が重い場合特に顕著である。
【0011】上述した車両の振動及びトレッドゴムの偏
摩耗と、先に述べた組立体の車軸への装着作業方法との
関連を、その一〜その三の方法の比較評価により鋭意調
べたところ、その一及びその二の方法に比しその三の方
法が作業者次第ではより優れていることを解明した。し
かしその三の方法による装着作業は多くの作業時間を要
する上、熟練作業者の経験に基づく勘を必要とし、また
作業者間のバラツキも大きいなど一般的とは言えない不
利も併せもつことも判明した。
【0012】従って熟練技能を必要とせず、また組立体
の重量に左右されることなく、さらに作業者間のバラツ
キを最小限に抑えて、組立体を偏心させることなく高精
度で車両の車軸に装着することが可能なタイヤ及びホイ
ール組立体の車軸への装着補助装置並びに方法を提供す
ることがこの発明の目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のタイヤ及びホイール組立体の車軸への装着補
助装置は、タイヤ及びホイール組立体をその両側面側か
ら挟み込む一対の対向挟み込み部材を有し、該部材を相
互間隔が調整自在となるよう係合させると共に該部材の
一方に加振機を固定設置し、上記組立体を挟み込む接触
位置にて挟み込み部材を一時固定する固定手段を有して
成ることを特徴とする。
【0014】この発明の上記装置の好適実施例におい
て、上記一対の挟み込み部材の一方がその端部側に、上
記組立体の挟み込み方向に沿って他方側部材を案内する
案内穴又は案内溝のいずれか一方を有し、この案内穴又
は案内溝により両挟み込み部材が互いに摺動自在に係合
すること、そして上記固定手段が、案内される側の挟み
込み部材に設けた挟み込み方向に延びる長穴と摺動自在
に係合すると共に組立体の挟み込み接触位置にて両挟み
込み部材の相互摺動を阻止する摺動阻止部材から成るこ
と、そして上記摺動阻止部材が、上記長穴の周辺部と接
触係合するフランジをもち長穴と摺動自在に嵌り合うス
リーブ軸受と、該軸受が回動可能に軸支する軸部及びそ
の一端のカム状部材と、該部材を回動させるハンドル
と、スリーブ軸受を挟み込み部材に固定するナット及び
軸部をスリーブ軸受に固定するナットとを有すること、
又は上記摺動阻止部材が、上記長穴と摺動自在に嵌り合
うボルトと、長穴の周辺部と接触係合するナット形状部
材とを有することが望ましい。
【0015】またこの発明の別の好適実施例において、
上記一対の挟み込み部材をそれぞれアーム状部材として
形成し、各アーム状部材の一方を棒状部材の端部に取付
け固定すると共に他方を該棒状部材に摺動自在に装着
し、棒状部材を介し両アーム状部材が互いに合体係合す
ること、そして上記固定手段を、上記棒状部材にネジ切
りを施した雄ねじ部と該部にねじ係合する雌ねじ部材と
で構成し、該雌ねじ部材が上記組立体の挟み込み位置で
の挟み込み部材の一方を押圧可能とすることが望まし
い。
【0016】さらにこの発明のタイヤ及びホイール組立
体の車軸への装着補助方法は、タイヤ及びホイール組立
体を取付けナット又はホイールボルトのいずれか一方に
より車両の車軸に緩く仮装着した後、相互間隔を調整自
在として対向し、かつ合体係合する一対の挟み込み部材
を上記組立体の両側面に差し込んで当接させ、この当接
状態を保持させるため当接した各挟み込み部材を固定手
段により一時固定し、一時固定した挟み込み部材を、そ
れに固定設置した加振機により加振し、この加振により
組立体を振動させながら仮装着に供した全取付けナット
又は全ホイールボルトを順次さらに締め増しし、この加
振下の順次締め増しにより組立体の回転軸心と車両の車
軸中心軸線とを一直線上に正確に揃えることを特徴とす
る。
【0017】
【作用】この発明の装着補助装置並びに方法によれば、
所定内圧(標準内圧とは限らず、より高圧でもより低圧
でもよい)を充てんしたタイヤ及びホイール組立体(以
降組立体と略記する)を車両の車軸(ハブ部分)に取付
けナット又はホイールボルトにより緩く仮装着した後、
相互間隔が調整自在に係合する一対の対向挟み込み部材
により組立体の両側面を挟み込み、この挟み込み接触位
置で挟み込み部材を一時固定した上で、挟み込み部材に
固定配置した加振機を動作させることにより、取付けナ
ット先端部とホイールのボルト穴との相互間又はホイー
ルボルト頭部とボルト穴との相互間にクリアランスが存
在する限り組立体は所定振動数で振動を継続することに
なる。
【0018】上述したクリアランスの分だけ行き来させ
る加振作用を受ける組立体の継続振動が、組立体の重心
の偏心をあたかも打ち消すように作用するので、この間
に複数個の取付けナット又は複数個のホイールボルトを
順次少しずつ締め増しすることにより、各取付けナット
座又は各ホイールボルト頭部座によるディスク部の各ボ
ルト穴座に対する締め付け力を均等な値とすることが可
能となり、しかもそれぞれ相対する両座面の全表面にわ
たる締め付け圧分布を均等なものとすることができる。
その結果組立体と車軸との互いの回転軸線にずれが生じ
ることなく、両軸線を一直線上に揃えて組立体を装着す
ることが可能となる。
【0019】これにより少なくとも予め適切なバランス
修正を施した組立体を装着した車両は走行中に振動現象
を伴わない快適な乗り心地性を発揮することができ、さ
らに振動による走行中の車両事故のうれいは一切なくな
り、また車両走行中の偏心振動に基づき発生するタイヤ
の偏摩耗を阻止することができる。
【0020】また一実施例において、一対の挟み込み部
材の一方の端部側が、組立体の挟み込み方向に沿って他
方部材を案内する案内穴又は案内溝、例えばあり溝を有
し、この案内穴又は案内溝により両挟み込み部材を互い
に摺動自在に係合させた一対の挟み込み部材を用いれば
組立体のトレッドを跨いで両側面を容易に挟み込むこと
ができる。
【0021】さらに案内される側の部材に設けた挟み込
み方向に延びる長穴と摺動自在に係合して、組立体の挟
み込み接触位置にて両挟み込み部材の相互摺動を阻止す
る摺動阻止部材を用いれば、組立体を確実に挟み込みな
がら加振力を加えることができる。
【0022】また長穴と摺動自在に嵌り合うスリーブ軸
受によりカム状部材の軸部を軸支し、かつ該軸受をナッ
トにより挟み込み部材に固定自在とする一方、これとは
別個に上記軸部を軸受に固定自在とすることで、カム状
部材を回動させるハンドル操作により、組立体のタイヤ
幅方向剛性が高くとも挟み込み部材の一方と対向する他
方部材との間で組立体を強固に抱え込むことができ、そ
の結果加振力を確実に組立体に作用させることが可能で
ある。また装着完了後はナットの締め付けを解除すれば
装置を容易に取り外すことができる。
【0023】また組立体のタイヤ幅方向剛性がさほど高
くないケースでは、長穴と摺動自在に嵌り合うボルト
と、このボルトとネジ係合して長穴周辺部と接触係合す
るナット形状部材とを摺動阻止部材とすれば、一層簡単
な手段で組立体を加振できるまで挟み込むことが可能と
なる。
【0024】さらに別の実施例として、棒状部材の一方
端部にアーム状部材を取付け固定する一方、この棒状部
材に摺動自在に別のアーム状部材を装着して、これらの
アーム状部材を挟み込み部材とすればやはり組立体のト
レッドを跨いで両側面を容易に挟み込むことができる。
また棒状部材にネジ切りを施してこの部分を雄ねじと
し、この雄ねじにネジ係合する雌ねじ部材を用いれば、
摺動自在なアーム状部材側で組立体の両側面を強固に押
圧することができ、これにより先に述べたカム状部材を
用いる方法と同様な効果が得られる。
【0025】
【実施例】
(1)実施例その一;図1(a)、(b)及び図2
(a)、(b)に基づき以下説明する。図1(a)は組
立体1の回転軸心を含む平面による断面と、組立体1を
挟み込んだ状態にある装着補助装置10の側面とを合せ
示す図であり、図1(b)は図2(a)のZ−Z線に沿
う断面図である。図2(a)は図1(a)に示した装着
補助装置のみの平面図であり、図2(b)は図2(a)
の一部を取り出した動作説明図である。図1、2とも車
両の車軸部分の図示は省略した。
【0026】図1(a)において組立体1はタイヤ(空
気入りタイヤ)2をホイール3に組付け、好適には所定
内圧を充てんした状態としておく。ホイール3はディス
ク部3dとリム部3rとからなる。なお組立体1は図示
の状態で右側が車両装着時に外側となる。
【0027】図1(a)、図2(a)において、一対の
挟み込み部材11、12は互いに対向する腕部分11
a、12aと、互いに摺動係合する摺動系部分11b、
12bとを有する。腕部分11a、12aと摺動系部分
11b、12bとは一体(図示例)構成又は固着部材に
よる合体構成いずれでも可とし、それぞれ全体として概
略アングル形状をなす。なお符号11a′、12a′は
ゴム状弾性体の保護体であり、これらは腕部分11a、
12aがタイヤと接触し、加振する際にタイヤが受傷す
るのを防止する。
【0028】図示例の摺動系部分11bは組立体1を挟
み込む方向、すなわちタイヤ2の幅方向に沿って延びる
案内穴13を備え、案内穴13は挟み込み部材12の摺
動系部分12bを摺動自在となるように収め、タイヤ2
の幅方向の両方向(両端矢印Aにて示す)に向かって案
内する。よって一対の挟み込み部材11、12は各腕部
分11a、12aの相互間隔は調整自在である。摺動系
部分11b、12bの長さは適用を意図する組立体のタ
イヤサイズ(タイヤ幅)範囲に対応可能な長さとし、加
えて摺動系部分12bの長さを摺動系部分12aのそれ
に比しより十分長く採る。
【0029】なお図示は省略したが案内穴13の代わり
に挟み込み方向に沿って延びる「あり溝」のような案内
溝としてもよく、この「あり溝」を摺動系部分11bに
設けて他の摺動系部分12bを同様に案内することもで
きる。
【0030】図1(a)、図2(a)において符号14
は加振機であり、それを挟み込み部材11に固定設置す
る。図示例の加振機14は便宜上摺動系部分11b上に
配置したに過ぎず、腕部分11aに配置してもよい。図
示しない加圧エア源からのホースと、この端部を気密に
接続した加圧エア導入部14aとを経て加振機14内部
に流入する加圧エアの作用により、内蔵した振動子(図
示せず)が動作して振動を発生し、この振動は挟み込み
部材11、12全体に及ぶ。
【0031】加振(振動)周波数は加圧エアの供給圧力
で可変とすることができ、実用上は30〜100Hzの
範囲内が適合する。この範囲内の振動周波数を用いれ
ば、締め込み順序に特別な配慮を施さずとも、作用の項
で述べた均等な締め付け力及び均等な締め付け圧を得る
ことができる。この実施例に使用した加振機はEXEN
社製の商品名がCH25であり、振動の周波数は約60
Hzである。
【0032】腕部分12aとは反対側に片寄った位置で
両端矢印A方向に沿って延びる長穴15を摺動系部分1
2bのほぼ幅中央部に形成する。図中符号16は摺動阻
止部材であり、その詳細を図1(b)に示す。該部材1
6は長穴15と摺動自在に嵌り合い、一方端にフランジ
を設けたスリーブ軸受16−1と、軸受16−1が回動
自在に軸支する軸部16−2a及びその一端に設けたカ
ム状部材、この例では偏心円板16−2bとを有し、さ
らにスリーブ軸受16−1の他端側の雄ねじとネジ係合
するナット16−3及び偏心円板16−2bと反対側の
軸部16−2aの雄ねじとネジ係合するナット16−4
を備える。
【0033】偏心円板16−2bの中心軸線X1 と、軸
部16−2aの軸心X2 とは互いに所定距離δだけ離し
て位置させ、軸部16−2aの回動運動に伴い偏心円板
16−2bがカム機能を果たすようにする。そのとき好
適には偏心円板16−2bの外周面にハンドル16−5
を設け、その取付け位置の中心が軸心X2 を通り、かつ
図2(a)、(b)に示す軸線X1 及び軸心X2 を含む
平面に垂直となる直線と上記外周面との交点であるのが
望ましい。
【0034】上記の摺動阻止部材は一対の挟み込み部材
11、12により組立体1を強固に挟み込む必要がある
場合に適合し、これに対しさほど強固な挟み込みを要し
ないときは、図示を省略したが上記の摺動阻止部材を長
穴15に緩く嵌り合うボルトと、これにネジ係合して長
穴15の周辺部面に十分な押圧力をもたらすナット形状
部材とで構成すれば、より簡素化することができる。
【0035】上述した実施例その一による組立体1の車
軸への装着補助方法を、図5に示すハブ5形式の車軸に
組立体1を装着する場合を例として以下説明する。なお
ジャッキなどの手段を用いて予め車両を浮かせ、組立体
の脱着作業が容易となる状態としておくのは通常通りで
ある。
【0036】タイヤ2に予め先に述べた所定内圧を充て
んし、かつ望ましくは適当なバランサにより静及び動両
アンバランスを適正に修正してアンバランス量をゼロ乃
至これに近い値とした組立体1を取付けナット7により
車軸のハブ5に対し適当にガタが生じる程度に緩く仮装
着する。
【0037】その後、タイヤ2の最大幅を越える各腕部
分11a、12aの相互間隔として挟み込み部材11、
12を位置させた装着補助装置10を、組立体1と車体
との間の間隙が許す限り組立体1の上部から嵌め込む。
そのとき各腕部分11a、12aが組立体1の回転軸心
方向を指すようにする。引続き挟み込み部材11、12
の何れか一方を摺動させるか又は両者を互いに摺動させ
合って、タイヤ2の両側面に各腕部分11a、12aの
保護体11a′、12a′を当接させる。そのとき摺動
阻止部材16も長穴15の案内により、ナット16−
3、16−4を緩めた状態で挟み込み部材11の摺動系
部分11bと当接するように摺動移動させる。
【0038】摺動阻止部材16を摺動系部分11bに当
接させるとき、偏心円板16−2の回動軸心X2 から最
も近い距離にある外周面を当接させる(図2(b)参
照)。この当接の後スリーブ軸受16−1をナット16
−3により挟み込み部材12の摺動系部分12bに強固
に固定する。
【0039】引続きハンドル16−5を図2(a)で反
時計回りに回動することにより、回動軸心X2 からなる
べく遠い距離にある偏心円板16−2の外周面が摺動系
部分11bを強制的にさらに内方(図1、2の左側)に
向け最大で偏心量δだけ摺動異動させる。図2(a)は
この最大偏心量下の状態を示し、仮に組立体1のサイド
ウォール部剛性が高い場合は最大偏心量に至る手前でハ
ンドル16−5の回動を停止させても良い。
【0040】ハンドル16−5の回動停止位置にてナッ
ト16−4により偏心円板16−2bの軸部16−2a
をスリーブ軸受16−1に強固に固定する。この状態で
はじめて挟み込み部材11、12は、各腕部分11a、
12a(保護体11a′、12a′)により組立体1
を、通常はタイヤ2のサイドウォール部を十分に押圧し
て挟み付けたことになる。
【0041】上記の状態を保持しながら加圧エア注入に
より加振機14を動作させて組立体1に振動を加える。
この加振状態を継続させている間に複数個、例えば5個
の取付けナット7を順次少しずつ締め増しする。そのと
きナット7の締め増し順序は問わず、しかし或るナット
の締め増しのみが過大にならないよう注意を払うだけで
済む。全ナット7の締め増しが完了すれば作用の項で説
明したように組立体1の回転軸心と車軸の軸心とは一直
線上に正確に揃う。
【0042】(1)実施例その二;図3、図4に基づき
以下説明する。図3は図1同様組立体1の回転軸心を含
む平面による断面全体の外輪郭を簡略化した線図と、組
立体1を挟み込んだ状態にある装着補助装置20の側面
図とを合せ示す図であり、図4は装着補助装置20の一
部を透視した平面図であり、組立体1の外側輪郭の線図
と合せ示す図である。図3、4とも車両の車軸部分の図
示を省略した。
【0043】各図において、一対の挟み込み部材は組立
体1に接触する部分が多くなるよう幾分折り曲げたアー
ム状板部材21、22により構成する。これら板部材2
1、22の一方、図示例では板部材22を棒状のロッド
部材23の端部に強固に取付け固定し、他方の板部材2
1はロッド部材23に摺動自在となるように装着し、こ
れにより両板部材21、22はロッド部材23を介し合
体係合し、対向して位置すると共に相互間隔が調整自在
となる。なお好適には両板部材21、22の摺動部及び
固定部に摺動補助スリーブ21b及び固定用スリーブ2
2bを設ける。また太い実線部分21a′、22a′は
実施例その一と同様な役を果たすゴム状弾性体である。
【0044】ロッド部材23は装着補助装置20を適用
する組立体1のタイヤサイズに適合する範囲まで各図の
右端からネジ切り加工を施した雄ねじ部23aを備え
る。この雄ねじ23aとネジ係合する雌ねじ部材26を
グリップ27の装着前に図示のようにロッド部材23に
嵌め合せておく。なお好適には図示のように板部材21
の摺動補助スリーブ21bに向く先細り部分26aを雌
ねじ部材26に形成し、摺動補助スリーブ21bとの十
分な押圧接触が得られるようにし、そして先細り部分2
6aの基部はナット形状とする。また図では1個の雌ね
じ部材26を示したが後の加振に備えて緩み防止のため
ダブルナットとしてもよい。
【0045】実施例その一と同様な加振機24を板部材
21の表面に固定配置する。加振機24は加圧エアの導
入部24aを通じて周波数約60Hzの振動を発生する
のも実施例その一と同様である。
【0046】上述した実施例その二による組立体の車軸
への装着補助方法は基本的に実施例その一の場合と同様
であり、異なる主な点は、挟み込み部材としてのアーム
状板部材21のみが摺動移動自在である点、装着補助装
置20を組立体1に嵌め込むとき板部材22を組立体1
に当接させながら板部材21を摺動移動させて当接させ
る点及び板部材21、22による組立体1の強固な挟み
付けは雌ねじ部材26による点である。効果の点におい
ても実施例その一と同様である。
【0047】実施例その一、その二の効果を従来方法と
対比して確かめるため、以下の比較評価試験を実施し
た。組立体1はタイヤが乗用車用ラジアルプライタイヤ
でサイズは195/70R14であり、ホイールはリム
の呼びが14×6JJであり、合計重量は約10kgで
ある。この組立体1に所定内圧を充てんした後、アンバ
ランス量を精密に検出可能で、適切な静及び動両アンバ
ランス修正が可能なバランサを用いて予め組立体1単体
のアンバランス量をほぼゼロとした。
【0048】この組立体1を実施例その一及び実施例そ
の二による装着補助装置及び同装着補助方法に従い、合
せて先に述べた従来の方法その一に従いそれぞれ車両に
10回宛装着及び取外しを繰り返し、車両への装着の度
毎にオンザカーバランサにて車両と合体した組立体1に
おけるアンバランス量(gr)を測定した。なお組立体
1の装着作業は熟練者ではない平均的一般技能者が実施
した。測定結果を各回毎に表1に示す。勿論アンバラン
ス量は小なるほど良い。
【0049】
【表1】
【0050】表1から実施例その一、その二は共に従来
の方法に比し格段に優れたバランス特性を有することが
実証されていることが判り、平均値で見て各実施例は何
れも従来の方法によるアンバランス量の1/3以下に抑
え込むことができ、かつ車両の高速走行中に激しい車体
振動を生起するうれいがある従来の方法による10gr
以上のアンバランス量から遙にかけ離れた少量に止め得
ている事実は注目すべき点である。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、組立体の車両への装
着技能が一般の平均的作業者であっても、組立体の重量
に左右されることなく、さらに作業者間のバラツキを最
小限に抑えて、組立体を偏心することなく高精度で車両
の車軸に装着することが可能であり、これにより車両の
振動乗り心地を良好に保持すると共に振動に伴う車両走
行時における危険を何ら伴うことがなく、またタイヤの
偏摩耗に悪影響を及ぼすことがない、タイヤ及びホイー
ル組立体の車軸への装着補助装置並びに方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による装着補助装置の側面図とタイヤ
及びホイール組立体の断面図とを合せ示す図である。
【図2】図1に示す装着補助装置の平面図である。
【図3】この発明による他の実施例における装着補助装
置の側面図とタイヤ及びホイール組立体の断面の線図的
外輪郭図とを合せ示す図である。
【図4】図3に示す装着補助装置の平面図とタイヤ及び
ホイール組立体の線図的外輪郭図とを合せ示す図であ
る。
【図5】車軸のハブ部にディスク部を取付けた要部断面
図である。
【符号の説明】
1 タイヤ及びホイール組立体 2 タイヤ 3 ホイール 3d ディスク部 3r リム部 5 ハブ部 6 ハブボルト 7 取付けナット 8 ナットテ−パ座 9 ボルト穴 10、20 装着補助装置 11、12、21、22 挟み込み部材 13 案内溝 14、24 加振機 15 長穴 16、 摺動阻止部材 16−1 スリーブ軸受 16−2 偏心円板及び軸部 16−3、16−4 ナット 16−5 ハンドル 23 ロッド部材 23a 雄ねじ部 26 雌ねじ部材 27 グリップ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ及びホイール組立体をその両側面
    側から挟み込む一対の対向挟み込み部材を有し、該部材
    を相互間隔が調整自在となるよう係合させると共に該部
    材の一方に加振機を固定設置し、上記組立体を挟み込む
    接触位置にて挟み込み部材を一時固定する固定手段を有
    して成ることを特徴とするタイヤ及びホイール組立体の
    車軸への装着補助装置。
  2. 【請求項2】 上記一対の挟み込み部材の一方がその端
    部側に、上記組立体の挟み込み方向に沿って他方側部材
    を案内する案内穴又は案内溝のいずれか一方を有し、こ
    の案内穴又は案内溝により両挟み込み部材が互いに摺動
    自在に係合する請求項1に記載した装置。
  3. 【請求項3】 上記固定手段が、案内される側の挟み込
    み部材に設けた挟み込み方向に延びる長穴と摺動自在に
    係合すると共に組立体の挟み込み接触位置にて両挟み込
    み部材の相互摺動を阻止する摺動阻止部材から成る請求
    項1又は2に記載した装置。
  4. 【請求項4】 上記摺動阻止部材が、上記長穴の周辺部
    と接触係合するフランジをもち長穴と摺動自在に嵌り合
    うスリーブ軸受と、該軸受が回動可能に軸支する軸部及
    びその一端のカム状部材と、該部材を回動させるハンド
    ルと、スリーブ軸受を挟み込み部材に固定するナット及
    び軸部をスリーブ軸受に固定するナットとを有する請求
    項1〜3に記載した装置。
  5. 【請求項5】 上記摺動阻止部材が、上記長穴と摺動自
    在に嵌り合うボルトと、長穴の周辺部と接触係合するナ
    ット形状部材とを有する請求項1〜3に記載した装置。
  6. 【請求項6】 上記一対の挟み込み部材をそれぞれアー
    ム状部材として形成し、各アーム状部材の一方を棒状部
    材の端部に取付け固定すると共に他方を該棒状部材に摺
    動自在に装着し、棒状部材を介し両アーム状部材が互い
    に合体係合する請求項1に記載した装置。
  7. 【請求項7】 上記固定手段を、上記棒状部材にネジ切
    りを施した雄ねじ部と該部にねじ係合する雌ねじ部材と
    で構成し、該雌ねじ部材が上記組立体の挟み込み位置で
    の挟み込み部材の一方を押圧可能とする請求項6に記載
    した装置。
  8. 【請求項8】タイヤ及びホイール組立体を取付けナット
    又はホイールボルトのいずれか一方により車両の車軸に
    緩く仮装着した後、相互間隔を調整自在として互いに対
    向し、かつ合体係合する一対の挟み込み部材を上記組立
    体の両側面に差し込んで当接させ、この当接状態を保持
    させるため当接した各挟み込み部材を固定手段により一
    時固定し、一時固定した挟み込み部材を、それに固定設
    置した加振機により加振し、この加振により組立体を振
    動させながら仮装着に供した全取付けナット又は全ホイ
    ールボルトを順次さらに締め増しし、この加振下の順次
    締め増しにより組立体の回転軸心と車両の車軸中心軸線
    とを一直線上に正確に揃えることを特徴とするタイヤ及
    びホイール組立体の車軸への装着補助方法。
JP30624894A 1993-12-24 1994-12-09 タイヤ及びホイール組立体の車軸への装着補助装置並びに方法。 Expired - Fee Related JP3281496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30624894A JP3281496B2 (ja) 1993-12-24 1994-12-09 タイヤ及びホイール組立体の車軸への装着補助装置並びに方法。

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32664993 1993-12-24
JP5-326649 1993-12-24
JP30624894A JP3281496B2 (ja) 1993-12-24 1994-12-09 タイヤ及びホイール組立体の車軸への装着補助装置並びに方法。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07228102A JPH07228102A (ja) 1995-08-29
JP3281496B2 true JP3281496B2 (ja) 2002-05-13

Family

ID=26564640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30624894A Expired - Fee Related JP3281496B2 (ja) 1993-12-24 1994-12-09 タイヤ及びホイール組立体の車軸への装着補助装置並びに方法。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3281496B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0794706B2 (ja) * 1987-08-12 1995-10-11 名古屋油化株式会社 マスキング材および該マスキング材の成形型
JP4584376B2 (ja) * 1999-06-22 2010-11-17 株式会社ブリヂストン 装着補助装置
CN100426943C (zh) * 2003-08-09 2008-10-15 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 C形板拉开机及装配具c形板的电子装置的方法
JP6207229B2 (ja) * 2013-05-14 2017-10-04 新明和工業株式会社 貨物自動車の中心線算定方法、及びその中心線算定施設
CN110154655A (zh) * 2019-05-31 2019-08-23 嘉兴云顶机械设备有限公司 一种使用方便的摩托车轮胎平衡器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07228102A (ja) 1995-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6382020B1 (en) Apparatus for testing automotive wheels and parts thereof especially motorcycle wheels
JPH04231834A (ja) 車輪リム・タイヤ組立体の振動軽減装置及び方法
JPH03502312A (ja) 車軸取り付け構造
JP3281496B2 (ja) タイヤ及びホイール組立体の車軸への装着補助装置並びに方法。
JPH05201212A (ja) 空気入りタイヤ
US4244416A (en) Tire buffing machine system
EP0659591B1 (en) Apparatus and process for assisting the mounting of a tire-wheel assembly onto an axle
JP2004505214A (ja) 車両のサスペンション用の弾性継手
US6324753B1 (en) Mounting assistance device
USRE34659E (en) Apparatus to vary axle orientation
CN218702536U (zh) 一种夹板固定的可调式前桥及具有其的车辆
US4354386A (en) Tire assembly mounting adapter
US4880043A (en) Pair of tires for two wheeled vehicle
JPH1170806A (ja) チューブレスタイヤ保護用安全ライナー
US4229977A (en) Tire balancing machine system
JPH10138702A (ja) タイヤとリムとの組立体
JPH0361888B2 (ja)
JP5631861B2 (ja) 車両用懸架システム及び車両用タイヤ
CN218702535U (zh) 一种螺纹固定的可调式前桥及车辆
CA1123605A (en) Brake disc grinding method and apparatus
JPH02242133A (ja) 空気タイヤの試験方法
JP2000509144A (ja) タイヤおよびリムアセンブリのセンタリング方法
KR102254145B1 (ko) 타이어 시험 장치
CA1118614A (en) Tire balancing apparatus
JPH0751363Y2 (ja) トレーリングアームの支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees