JP3281328B2 - 回転塗布装置 - Google Patents

回転塗布装置

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JP3281328B2
JP3281328B2 JP10813599A JP10813599A JP3281328B2 JP 3281328 B2 JP3281328 B2 JP 3281328B2 JP 10813599 A JP10813599 A JP 10813599A JP 10813599 A JP10813599 A JP 10813599A JP 3281328 B2 JP3281328 B2 JP 3281328B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示パネル
用のガラス基板、半導体ウエハ、半導体製造用のマスク
基板などの基板(以下、単に「基板」という)の表面に
フォトレジスト液などの塗布液を塗布するための回転塗
布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転塗布装置では、水平な回転台上に基
板を載置し、さらにその基板上面中央部に塗布液を滴下
した後、その基板を搭載した状態のままで回転台を回転
させることによって塗布液を拡張離散させて、均一な薄
膜を基板上面に形成する。そのため、上記のように基板
を回転させた際に、その遠心力により塗布液の一部が基
板周辺部に飛散して、装置の周辺を汚染するおそれがあ
る。そこで、従来より、回転台の周囲に飛散防止用のカ
ップが付設されている。
【0003】ところで、塗布液には、例えばフォトレジ
ストのように乾燥して固化するタイプのものがあるが、
この塗布液がカップに付着し、乾燥固化すると、つぎの
ような問題が生じる。すなわち、カップの内面に乾燥し
た塗布液が付着した状態のままで、塗布液の基板への塗
布工程を行うと、回転台の回転振動、あるいは飛散する
塗布液の衝撃力によって乾燥した塗布液の破片が粉末状
の塵埃として飛散し、基板上面に付着し、その結果、不
良品が生じてしまうことがある。
【0004】そこで、この不都合に対処すべく、例え
ば、実開平3−7978号公報や実開昭62−1876
79号公報などにカップ内面を洗浄する技術が提案され
ている。
【0005】この実開平3−7978号公報では、カッ
プの上部内面に複数の洗浄液吐出口を設けるとともに、
洗浄導管を経由して送給されてきた洗浄液を吐出口から
吐出させることにより、洗浄液をカップ内面に沿って流
下させて、カップ内面に付着した塗布液を洗い流すよう
にしている。
【0006】また、実開昭62−187679号公報で
は、カップの上方端部にフランジが垂設されるととも
に、カップの上面に導管が付設されている。そして、カ
ップとフランジの接合部と、導管との間に複数の送液管
がうず巻き状に配置されており、導管に送給された洗浄
液がこれら送液管を介してその接合部の内面側に送ら
れ、さらにカップ内面に沿って流れるように構成されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の従来例でも、カップの内面全周を均一に洗浄すること
はできない。というのも、前者(実開平3−7978号
公報記載の技術)によれば、吐出口から吐出した洗浄液
はほぼ一定の経路を通ってカップ内面を流れるため、洗
浄されない部分が生じる。
【0008】また、後者(実開昭62−187679号
公報記載の技術)によれば、送液管をうず巻き状に配置
することによって洗浄液がカップ内面を広がりやすいよ
うに構成しているが、洗浄液がカップ内面全周に拡散す
るまでには至らず、全面を良好に洗浄することはなお困
難であった。
【0009】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、洗浄液をカップ内面全周にわたって均一
に拡散させて、カップ内面全面を良好に洗浄することが
でき、かつ基板を収納する空間や基板を汚染することが
ない回転塗布装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基板
の上面に塗布液を塗布する回転塗布装置において、前記
基板を収納する空間が内部に形成され、該空間内に前記
基板を水平支持した状態で回転させる回転台と、前記回
転台を取り囲むように配置され、前記塗布液の飛散を防
止するカップと、前記回転台の外周部外面に向けて前記
塗布液を溶解する洗浄液を吐出するノズルとを備え、
前記回転台を回転させながら、前記ノズルより洗浄液を
前記回転台に吐出するようにしている。
【0011】この構成によれば、回転している回転台の
外周部外面にノズルから洗浄液が吐出され、その回転台
から飛散する洗浄液によりカップ内面が均一に洗浄され
る。このとき、基板を収納する空間は回転台の内部に形
成されているので、基板を収納する空間や基板が回転台
から飛散した洗浄液によって汚染されることはない。
【0012】請求項2の発明は、請求項1に記載の回転
塗布装置において、前記ノズルは前記カップに取り付け
られている。
【0013】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の回転塗布装置において、前記ノズルは前記回転台の
外周部に設けられたテーパ部に向けて洗浄液を吐出する
ものである。
【0014】この構成によれば、回転している回転台の
外周部に設けられたテーパ部にノズルから洗浄液が吐出
され、洗浄液はそのテーパ部から均一に飛散する。飛散
した洗浄液によりカップ内面が均一に洗浄される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる回転塗
布装置の一実施形態を示す断面図である。また、図2は
図1の装置の平面図である。この回転塗布装置では、例
えば角形の基板2を搭載でき、しかも回転軸4回りに回
転自在な回転台6が設けられている。すなわち、回転軸
4に沿って回転シャフト8が垂設されており、その上端
に連結ボス10を介して下部回転板12が水平に取り付
けられる一方、その下端に図示を省略するモータが連結
されている。また、この下部回転板12の上面側に基板
支持用のピン14が複数本突設されて基板2裏面を支持
するとともに、下部回転板12に立設された4組の係合
ピン16が基板2の四隅と係合されて基板2を水平固定
する。このように、回転台6では、基板2を水平に支持
しながら回転軸4回りに水平回転させることができるよ
うになっている。
【0016】下部回転板12の上面には、その外周に沿
った形のリングスペーサ20が、下部回転板12の上面
との間に隙間48(図3参照)を保って取り付けられて
いる。リングスペーサ20は、その内面が下広がりの傾
斜状に形成され、塗布時の回転台6の回転により基板2
から飛散した塗布液が、隙間48から排出されるように
構成されている。また、リングスペーサ20には、その
上面外周側から外側面にかけて円錐台形状になしたテー
パ部20aが形成されている。
【0017】また、下部回転板12の上方側には、リン
グスペーサ20と嵌合してそのリングスペーサ20や下
部回転板12と一体化できるように仕上げられた上部回
転板18が配置されている。この上部回転板18は、図
1に示すように、上下方向に移動自在であり、下部回転
板12と一体化した状態で回転軸4回りに回転するよう
になっている。
【0018】このように、この実施形態では、下部回転
板12,上部回転板18及びリングスペーサ20とで空
間を形成し、その空間に基板2を収納する、いわゆる半
密閉型の回転台6が構成されている。
【0019】図2に示すように、この回転台6のまわり
には、環状のカップ22が配置されている。このカップ
22は、図1に示すように、回転台6の外周下方位置に
配置された内カップ24と、回転台6の外周に配置され
た外カップ26とからなり、後述するようにして基板2
に塗布液を塗布する際に、装置外部に余分な塗布液が飛
散するのを防止する。なお、図1に示すように、カップ
22の底部には、廃液を排出するための廃液排出口28
が設けられている。また、内カップ24と外カップ26
で形成される空間が排気口30と連通されており、塗布
液から蒸発した溶剤ガスや塗布液ミストを排気するよう
に構成されている。
【0020】また、この回転塗布装置では、基板2の裏
面を洗浄するための裏面洗浄機構と、カップ22の内面
を洗浄するためのカップ洗浄機構がそれぞれ設けられて
いる。
【0021】裏面洗浄機構では、その吐出口が基板2の
裏面と対向するようにして、裏面洗浄用ノズル32が下
部回転板12の上面に取り付けられるとともに、連結管
34を介して回転シャフト8の中心部に挿通して非回転
状態に設置された洗浄液供給管36と接続されている。
洗浄液供給管36は、図外で回転シャフト8の外へ導か
れ、図示しない開閉バルブを介して洗浄液供給源に接続
される。そして、その開閉バルブを開放すれば、洗浄液
供給管36及び連結管34を介して供給された洗浄液が
裏面洗浄用ノズル32から基板2の裏面に噴出されて、
基板2の裏面が洗浄される。
【0022】一方、カップ洗浄機構は、内カップ24を
洗浄するための内カップ洗浄機構と、主として外カップ
26を洗浄するための外カップ洗浄機構とで構成されて
いる。
【0023】内カップ洗浄機構では、図3に示すよう
に、下部回転板12の外周下方部に内カップ洗浄用ノズ
ル38が取り付けられている。この内カップ洗浄用ノズ
ル38は内カップ24の内面に対向配置されており、下
部回転板12の下面に配設された連結管40を介して洗
浄液供給管36に接続されている。そして、上述の開閉
バルブの開放により、裏面洗浄用ノズル32からの洗浄
液の吐出と同期して、内カップ洗浄用ノズル38からも
洗浄液が内カップ24の内面に向けて吐出されるように
なっている。このように内カップ洗浄用ノズル38から
の洗浄液を内カップ24に吹き付けることによって、内
カップ24が洗浄される。なお、この実施形態では、2
個の内カップ洗浄用ノズル38を設けているが、1個あ
るいは3個以上設けてもよいことは言うまでもない。
【0024】また、外カップ洗浄機構では、同図に示す
ように、その吐出口がリングスペーサ20のテーパ部2
0aに対向するようにして、外カップ洗浄用ノズル42
が外カップ26に取り付けられている。また、この外カ
ップ洗浄用ノズル42には、連結管44を介して、裏面
洗浄用ノズル32・内カップ洗浄用ノズル38と同様に
上述の開閉バルブ、洗浄液供給源に接続されている。そ
して、上述の開閉バルブの開放により、裏面洗浄用ノズ
ル32・内カップ洗浄用ノズル38からの洗浄液の吐出
と同期して、外カップ洗浄用ノズル42にも洗浄液が供
給され、テーパ部20aに吐出される。こうしてテーパ
部20aに吐出された洗浄液はそのテーパ部20aでは
ね返されたり、後述するように回転台6の遠心力を受け
て、適宜テーパ部20aから外周部に向けて飛散され、
外カップ26が洗浄される。なお、外カップ洗浄用ノズ
ル42についても、上記内カップ洗浄用ノズル38と同
様に設置個数は2個に限定されず、1個あるいは3個以
上設けてもよい。
【0025】次に、上記のように構成された回転塗布装
置の動作について説明する。図4は、図1の回転塗布装
置の動作を示すタイミングチャートであり、横軸は塗布
作業開始からの経過時間を示し、縦軸が回転台6の回転
数を示している。
【0026】まず、時間t1 までの間に、図1の1点鎖
線に示すように、上部回転板18を持ち上げて、中央開
口を大きく開放し、基板2を基板支持用ピン14上に水
平に搭載して、回転台6への基板セットを完了する。
【0027】それに続いて、時間t1 から時間t2 の間
で、塗布液供給用ノズル46を、図1の1点鎖線に示す
ように、中央開口の中央に移動させるとともに、基板2
上の適当な高さまで下降させる。そして、所定量の塗布
液を基板2の上面中央部に滴下する。こうして、基板2
への塗布液の供給が行われる。
【0028】その後、時間t2 から時間t3 の間に、塗
布液供給用ノズル46を適当な場所に退避させた上で、
上部回転板18をスペーサリング20に装着固定して、
回転塗布の準備を完了する。
【0029】そして、時間t3 から時間t4 の間、図示
を省略するモータを駆動して、基板2を水平支持した状
態のままで、回転台6を高速回転させる(回転数N=N
3 )。この回転によって、基板2上の塗布液が外方に拡
散して基板2上面に薄く塗布される。このとき、図3の
点線に示すように、塗布液の一部が下部回転板12とス
ペーサリング20の隙間48から外カップ26に向けて
飛散し、その外カップ26に付着するとともに、その外
カップ26にはね返されて内カップ24にも付着する。
【0030】基板2への回転塗布が完了すると、時間t
4 で、回転台6の回転数Nが回転数N1 まで落とされ、
さらに時間t5 までの間、上述の開閉バルブが開放さ
れ、各洗浄用ノズル32,38,42に塗布液を溶解す
る洗浄液が供給されて、洗浄工程が行われる。すなわ
ち、裏面洗浄用ノズル32から吹き出された洗浄液によ
って基板2の裏面が洗浄され、内カップ洗浄用ノズル3
8からの洗浄液によって内カップ24の内周面が洗浄さ
れ、また同時に、外カップ洗浄用ノズル42から吐出さ
れる洗浄液によって外カップ26の内周面が洗浄され
る。また、このとき基板2は回転台6の半密閉型の空間
内に収納されているため、内カップ洗浄用ノズル38、
外カップ洗浄用ノズル42から吐出された洗浄液がカッ
プ内面に衝突して飛散した場合であっても、飛散した洗
浄液が基板2に付着することはなく、また基板2を収納
する空間を構成する回転台6の内面に付着することもな
く、基板2を汚染することはない。
【0031】ところで、この実施形態では、上記のよう
に、回転台6に内カップ洗浄用ノズル38を固定し、し
かも回転台6を回転させながら、洗浄液を内カップ洗浄
用ノズル38から内カップ24に向けて吐出するように
しているので、洗浄液を内カップ24の内面を全周にわ
たって均一に拡散することができ、その結果、内カップ
24を全面にわたって均一に洗浄することができる。一
方、外カップ洗浄については、外カップ洗浄用ノズル4
2を外カップ26に取り付け、回転する回転台6のテー
パ部20aに向けて洗浄液を吹き付けているので、洗浄
液がそのテーパ部20aではね返されて外カップ26の
内面側に飛散されるとともに、テーパ部20aに付着し
た洗浄液が遠心力によって外カップ26側に飛散され
る。そのため、洗浄液を外カップ26に均一に拡散する
ことができ、外カップ26を全面にわたって均一に洗浄
することができる。
【0032】次に、時間t5 から時間t6 の間、回転台
6の回転数Nを回転数N2 (<N3)まで上昇させて、
回転台6に付着した洗浄液を遠心力でカップ22側に飛
散させ、取り除く。
【0033】そして、時間t6 から時間t7 の間で、上
部回転板18を上方向に移動させた後(図1の1点鎖
線)、塗布処理を完了した基板2を回転台6から取りだ
す(時間t8 )。
【0034】こうして、一連の作業を終了するが、連続
して処理を行う場合には、上記作業サイクルを繰返して
行う。
【0035】以上のように、この実施形態によれば、回
転台6に内カップ洗浄用ノズル38を取り付け、回転台
6を回転させながら、内カップ洗浄用ノズル38から洗
浄液を吐出させているので、内カップ24の内面全面に
洗浄液が均一に行き渡り、内カップ24の内面を均一に
洗浄することができる。
【0036】また、外カップ洗浄用ノズル42を外カッ
プ26に取り付け、回転する回転台6のテーパ部20a
に向けて洗浄液を吹き付けているようにしているので、
洗浄液が外カップ26に均一に拡散され、外カップ26
を全面にわたって均一に洗浄することができる。
【0037】また、この実施形態では、上記効果に加え
て、次の効果も得られる。すなわち、上述の従来例で
は、カップの上部に複数の洗浄液吐出口を設け、それら
洗浄液吐出口から洗浄液を吐出するようにしているの
で、比較的多くの洗浄液が必要となる。特に、半導体ウ
エハと比べて外形サイズが大きな液晶表示パネル用のガ
ラス基板に塗布液を塗布する回転塗布装置では、基板サ
イズの大型化につれてカップサイズも大きくなり、その
結果、より多くの洗浄液吐出口を設けなければならず、
しかもより大量の洗浄液が必要となる。これに対し、こ
の実施形態では、上記のように洗浄用のノズルを1個あ
るいは数個設ければ足り、しかも少量の洗浄液で効果的
にカップを洗浄することができる。さらに、洗浄液の使
用量の減少によって、洗浄液の使用による周辺温度低下
の影響等を抑えることができる。
【0038】なお、上記実施形態では、内カップ洗浄機
構と外カップ洗浄機構を備えた回転塗布装置について説
明したが、これらの洗浄機構を常に併用しなければなら
ないというわけではなく、どちらか一方の洗浄機構を設
けた回転塗布装置であっても、その特有の効果、つまり
カップ内面を均一に洗浄することができるという効果が
得られる。
【0039】また、上記実施形態では、いわゆる半密閉
型の回転塗布装置に本発明を適用した場合について説明
したが、本発明は、基板上方を開放した状態で塗布工程
を行うタイプ、つまり開放型の回転塗布装置にも適用す
ることができる。
【0040】また、上記においては、内カップ洗浄用ノ
ズル38を内カップ24の内面に対向配置して内カップ
24を洗浄するようにしているが、ノズル38の配置を
変えることによって、外カップ26の洗浄も可能とな
る。すなわち、その吐出口が外カップ26と対向するよ
うに、回転台6の外周部に洗浄用ノズル38を取り付
け、回転台6を回転させながら、洗浄用ノズル38から
洗浄液を吐出させることによって、外カップ26の内面
を均一に洗浄することができる。
【0041】さらに、上記実施形態では、洗浄用ノズル
32,38に洗浄液を供給するために、それぞれ独立し
た連結管34,40を設けているが、内カップ洗浄用ノ
ズル38を裏面洗浄用ノズル32あるいは連結管34の
一部と連結することも可能であり、この場合、洗浄液供
給用の配管がシンプルとなる。
【0042】さらに、上記実施形態では、基板1枚に塗
布処理する都度、カップ22の洗浄を行っているので、
複数枚、例えば1ロット25枚の基板を連続して塗布処
理した後にはじめてカップ22の洗浄を行い、続いて次
のロットの処理を行う場合と比べ、洗浄液の気化熱など
のために基板間で処理条件が変わることがなく、処理す
るすべての基板2を同一の条件で均一に処理できる。ま
た、カップ22の表面も清浄な状態に保たれ、飛散して
カップ22に付着した塗布液も比較的容易に洗浄され、
洗浄液の消費量も低減できる。さらに、基板2の裏面と
同時にカップ22も洗浄できるため、カップ22洗浄の
ためだけに時間をとることがない。なお、連結管34、
40、44のそれぞれに個別に開閉バルブを設ければ、
それぞれの吐出タイミングを個別に設定でき、基板2の
裏面の洗浄とカップ22の洗浄を個別に行うこともでき
る。
【0043】このように、本実施形態に示した基板の上
面に塗布液を塗布する回転塗布方法では、回転台の内部
に形成される空間内に前記基板を収納して水平支持する
基板支持工程と、前記回転台を回転させることにより、
基板上の前記塗布液を外方に拡散して、前記塗布液を基
板上面に薄く塗布する回転塗布工程と、前記回転台を回
転させながら、前記回転台の外周部外面に向けて前記塗
布液を溶解する洗浄液を吐出する洗浄工程とを有してい
るので、回転台の内部に形成される空間内に基板を収納
して水平支持し、回転台を回転させることにより、基板
上の塗布液は外方に拡散して、塗布液が基板上面に薄く
塗布され、また、回転台を回転させながら回転台の外周
部外面に向けて塗布液を溶解する洗浄液を吐出すると、
洗浄液は回転台から飛散し、基板を収納する空間や基板
を飛散した洗浄液で汚染することなくカップ内面を均一
に洗浄することができる。
【0044】また、本実施形態では、基板の上面に塗布
液を塗布する回転塗布装置において、前記基板を収納す
る空間が内部に形成され、該空間内に前記基板を水平支
持した状態で回転させる回転台と、前記回転台を取り囲
むように配置され、前記塗布液の飛散を防止するカップ
と、前記回転台に取り付けられ、前記カップ内面に向け
て前記塗布液を溶解する洗浄液を吐出するノズルとを備
え、前記回転台を回転させながら、前記ノズルより洗浄
液を前記カップ内面に吐出するようにしており、基板を
収納する空間が内部に形成された回転台にノズルが取り
付けられているので、その回転台が回転している状態で
そのノズルからカップ内面に向けて洗浄液が吐出され
て、カップ内面が均一に洗浄される。このとき、基板を
収納する空間は回転台の内部に形成されているので、基
板を収納する空間や基板が回転台から飛散した洗浄液に
よって汚染されることはない。
【0045】また、本実施形態では、前記ノズルは、前
記回転台の下部の回転中心側に向けて洗浄液を吐出する
ものであり、ノズルより回転台の下部の回転中心側に向
けて洗浄液が吐出されて、回転台の外周よりも内側の部
分のカップ内面が均一に洗浄される。
【0046】また、本実施形態では、前記回転台に取り
付けられ、水平支持された前記基板の裏面に洗浄液を吐
出する裏面洗浄ノズルをさらに備え、前記裏面洗浄ノズ
ルは、前記ノズルと共通の洗浄液供給管に接続されてい
るので、共通の洗浄液供給管より洗浄液が供給され、ノ
ズルより吐出する洗浄液はカップ内面を洗浄し、裏面洗
浄ノズルより吐出する洗浄液は基板の裏面の洗浄を行う
ことができ、装置構成を簡単にすることができる。
【0047】また、本実施形態では、基板の上面に塗布
液を塗布する回転塗布方法において、回転台の内部に形
成される空間内に前記基板を収納する基板収納工程と、
前記空間内において前記基板を水平支持した状態で前記
回転台を回転させることにより、基板上の前記塗布液を
外方に拡散して、前記塗布液を基板上面に薄く塗布する
回転塗布工程と、前記回転台を回転させながら、前記回
転台に取り付けられたノズルより、前記回転台に対向す
るカップ内面に向けて前記塗布液を溶解する洗浄液を吐
出する洗浄工程とを有しているので、回転台の内部に形
成される空間内に基板を収納し、その空間内において基
板を水平支持した状態で回転台を回転させることによ
り、基板上の塗布液は外方に拡散して基板上面に薄く塗
布される。また、回転台を回転させながら、回転台に取
り付けられたノズルより、回転台に対向するカップ内面
に向けて塗布液を溶解する洗浄液を吐出すると、基板を
収納する空間や基板を飛散した洗浄液で汚染することな
くカップ内面を均一に洗浄することができる。
【0048】また、本実施形態では、前記洗浄工程は、
前記ノズルからの洗浄液の吐出と同時に、前記回転台に
取り付けられた裏面洗浄ノズルから洗浄液を吐出する工
程を有し、基板の裏面洗浄と前記カップ内面の洗浄とを
同時に行っているので、ノズルからの洗浄液の吐出と同
時に、回転台に取り付けられた裏面洗浄ノズルから洗浄
液を吐出することにより、基板の裏面洗浄と前記カップ
内面の洗浄とを同時に行うことができ、処理時間の効率
化を図ることができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、回転している
回転台の外周部外面に洗浄液を吐出するようにしている
ので、その回転台から飛散する洗浄液によりカップ内面
を均一に洗浄することができる。また、基板を収納する
空間は回転台の内部に形成されているので、基板を収納
する空間や基板が回転台から飛散した洗浄液によって汚
染されることがない。
【0050】請求項2の発明によれば、カップにノズル
が取り付けられているので、ノズルを簡単に設置でき、
装置構成を簡単にすることができる。
【0051】請求項3の発明によれば、回転している回
転台のテーパ部に洗浄液を吐出するようにしているの
で、そのテーパ部から洗浄液をより均一に飛散させるこ
とができ、カップ内面をより均一に洗浄することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる回転塗布装置を示す断面図で
ある。
【図2】図1の装置の平面図である。
【図3】図1の部分拡大図である。
【図4】図1の回転塗布装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
2 基板 6 回転台 20a テーパ部 22 カップ 42 外カップ洗浄用ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 正昭 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大 日本スクリーン製造株式会社 洛西工場 内 審査官 早野 公惠 (56)参考文献 特開 平4−171072(JP,A) 特開 平4−7060(JP,A) 特開 平5−82435(JP,A) 特開 平4−200673(JP,A) 実開 平2−132933(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 11/08 B05D 1/40 G03F 7/16 502 H01L 21/027

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の上面に塗布液を塗布する回転塗布
    装置において、 前記基板を収納する空間が内部に形成され、該空間内に
    前記基板を水平支持した状態で回転させる回転台と、 前記回転台を取り囲むように配置され、前記塗布液の飛
    散を防止するカップと、 前記回転台の外周部外面に向けて前記塗布液を溶解する
    洗浄液を吐出するノズルとを備え、 前記回転台を回転させながら、前記ノズルより洗浄液を
    前記回転台に吐出することを特徴とする回転塗布装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転塗布装置におい
    て、 前記ノズルは前記カップに取り付けられていることを特
    徴とする回転塗布装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の回転塗布装置
    において、 前記ノズルは前記回転台の外周部に設けられたテーパ部
    に向けて洗浄液を吐出するものであることを特徴とする
    回転塗布装置。
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