JP2849539B2 - 回転式塗布装置 - Google Patents

回転式塗布装置

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JP2849539B2 JP35022793A JP35022793A JP2849539B2 JP 2849539 B2 JP2849539 B2 JP 2849539B2 JP 35022793 A JP35022793 A JP 35022793A JP 35022793 A JP35022793 A JP 35022793A JP 2849539 B2 JP2849539 B2 JP 2849539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば液晶表示パネ
ル用のガラス基板、半導体ウエハ、半導体製造用のマス
ク基板などの基板(以下、単に「基板」という)の表面
に、例えばフォトレジスト液などの塗布液を塗布するた
めの回転式塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の回転式塗布装置とし
ては、例えば特開平4−61955号公報に記載された
ものがある。図9は、その公報に記載された回転式塗布
装置を示す断面図である。図10は、図9の回転式塗布
装置の部分拡大図である。この回転式塗布装置では、基
板60を水平に支持しつつ回転させる回転台62が設け
られている。この回転台62には、基板支持ピン64が
立設されるとともに、基板60の四隅に係合する係合ピ
ン66が設けられており、基板支持ピン64で基板60
を水平支持した状態で基板60を回転台62と一体に回
転することができるようになっている。
【0003】また、回転台62に支持された基板60の
上方位置に上部回転板68が配置され、さらに上部支持
板70,リングプレート72及びスペーサ74を介して
回転台62と連結されている。そして、図10に示すよ
うに、リングプレート72とスペーサ74との間及びス
ペーサ74と回転台62との間に、座金76が介挿され
て、隙間78が形成されている。そして、回転台62上
に基板60を載置し、さらにその基板60の上面中央部
に塗布液を滴下した後、上部回転板68を降下させて基
板60上面と近接した状態とし、その基板60を搭載し
た状態のままで回転台62を回転させることによって塗
布液を拡張離散させて、均一な薄膜を基板60の上面に
形成することができる。
【0004】このとき、基板60を水平支持した状態で
回転台62を回転させると、同図の点線に示すごとく、
この隙間78を介して余剰の塗布液が外部に流出されて
飛散する。
【0005】なお、図9の回転式塗布装置では、回転台
62の周囲を囲うカップとして廃液回収ケース80を設
け、上記のようにして隙間78から飛散した塗布液が廃
液回収ケース80にて回収されるように構成されてい
る。この廃液回収ケース80の底部には、回収された塗
布液を外部へ排出するための廃液排出口が開口してい
る。また、廃液回収ケース80が囲む空間には排気口が
連通しており、装置内部の空気がこの排気口を通じて外
部へ排気される。その結果、塗布液から蒸発した溶剤ガ
スや塗布液ミストが装置の内部に長期間漂うことなく外
部へ排気されるので、これらのミスト等が装置の各部に
付着して乾燥固化した後、塵埃となって基板60を汚染
することを抑制することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では以下のような問題点があった。すなわち、廃液
回収ケースに連通する排気口から内部の空気とともに溶
剤ガスや塗布液ミストが装置の外部へ排気される過程
で、空気の流れに乗って運ばれたこれらのミストが排気
口近傍に付着してしまうことがある。排気口近傍に付着
したこれらのミストは、廃液回収ケース80内が排気さ
れるにつれて溶剤成分が揮発して粘度が高まり、除去す
るのが困難になる。その結果、排気口からの排気の妨げ
となったり、付着したミストなどが乾燥固化した後に塵
埃となって、排気を停止した際等に空気中に漂うなどの
ため、基板60に付着し基板60を汚染する要因となっ
ていた。
【0007】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、排気口近傍に処理液のミストが付着、固
化してしまうのを防止し、基板の汚染を防止でき、か
つ、回転台の周囲を囲うカップ内を清浄な状態に保つこ
とができる回転式塗布装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる回転式
塗布装置は、基板を回転させつつ当該基板の表面に塗布
液を塗布する装置であって、基板を水平支持した状態で
回転させる回転台と、回転台の外周側方を取り囲む外周
部と、回転台の回転中心近傍において回転台下面を取り
囲む内周部とを有し、基板表面に供給された塗布液の外
部への飛散を防止するカップと、カップの内周部に開口
する排気口を有し、カップ内の排気を行う排気手段と、
カップの内周部に形成された排気口を覆うようにカップ
の内周部に近接して配置され、かつカップ内に開口する
開口部が形成された整流板と、整流板とカップの内周部
とによって囲まれる領域に配置され、整流板の内壁に向
けて洗浄液を吐出する洗浄液ノズルと、を備える。
【0009】
【作用】この発明の回転式塗布装置では、カップの内周
部に形成された排気口を介し、整流板の近傍からカップ
内の空気が排気される。整流板の内壁は、塗布液ミスト
を含んだ排気に常時曝されるので、この内壁に塗布液ミ
ストが付着し易くなっているが、洗浄液ノズルが整流板
の内壁に向けて洗浄液を吐出するので、整流板の内壁に
付着した処理液ミストは洗浄除去される。このため、こ
の発明の装置では、整流板の内壁におけるミストの固化
を防止し得るとともに、整流板、排気手段の正常な機能
が常時保証される。その結果、整流板の汚染が抑制さ
れ、また整流板の内壁に付着・固化したミストによる基
板の汚染が防止されるとともに、装置各部の塗布液ミス
トによる汚染が常時抑制される。
【0010】
【実施例】
<1.第1実施例>
【0011】はじめに、この発明の第1実施例の装置に
ついて説明する。
【0012】<1-1 .装置の全体構成>
【0013】図1は、第1実施例における回転式塗布装
置の断面図である。この回転式塗布装置では、例えば角
形の基板2を搭載でき、しかも回転軸4回りに回転自在
な回転台6が設けられている。すなわち、回転軸4に沿
って回転シャフト8が垂設されており、その上端に連結
ボス10を介して回転台6が水平に取り付けられる一
方、その下端に図示を省略するモータが連結されてい
る。また、この回転台6の上面側に基板支持用のピン1
4が複数本突設されて基板2裏面を支持するとともに、
回転台6に立設された4組の係合ピン16が基板2の四
隅と係合されて基板2を水平固定する。このように、回
転台6では、基板2を水平に支持しながら回転軸4回り
に水平回転させることができるようになっている。
【0014】また、回転台6の上方側では、上部回転板
18が回転台6に支持された基板2と所定間隔を隔てた
上方位置に平行配置されている。なお、この上部回転板
18は、図示しない昇降手段により上下方向に移動自在
であり、下降時には後述するスペーサ20と嵌合して、
回転台6,スペーサ20と一体化した状態で回転軸4回
りに回転するようになっている。
【0015】また、回転台6のまわりには、環状のカッ
プ22が配置されている。このカップ22は、回転台6
の外周下方位置に配置された内カップ24と、回転台6
の外周側方に配置された外カップ26とで構成されてい
る。カップ22の底部には、廃液を排出するための廃液
排出口28が設けられている。
【0016】さらに、内カップ24の内側には、その内
周に沿って整流板55と底板35で構成される整流部材
が環状に配設されている。この整流部材は、その内部に
環状の排気通路45を規定する。また整流部材は内カッ
プ24の内周に沿って開口する開口部32を有してお
り、排気通路45はこの開口部32を介してカップ22
内の空間と連通している。さらに、底板35には4箇所
に排気口34が開口しており、この排気口34には排気
管30の一端が接続されている。排気管30の内部に規
定される空間は、この排気口34を介して排気通路45
に連通している。排気管30の他の一端は開閉バルブ3
9を介して吸引ポンプ38へ接続されている。なお、底
板35の内側には底板31が一体に接続されており、こ
の底板31と整流板55とはともに一定の空隙をもって
回転台6の下面を覆っている。
【0017】図2は、図1の回転式塗布装置の部分拡大
図である。同図に示すように、回転台6の上面の外周部
に環状のスペーサ20が配置されている。そして、スペ
ーサ20は回転台6と図示を省略する連結部材によって
連結して取り付けられ、回転台6とスペーサ20との間
に余剰の塗布液を外部に流出するための流出経路48が
形成されている。一方、上部回転板18はピンPのはめ
合いによってスペーサ20に対して着脱自在となってお
り、上部回転板18が下降してスペーサ20に装着され
ると、これら回転台6,上部回転板18及びスペーサ2
0とで基板2への塗布処理を行う半密閉空間Sが形成さ
れる。
【0018】<1-2 .整流板洗浄機構の構成>
【0019】この装置は、整流板洗浄機構を備えてい
る。すなわち、図1および図2に示されるように、整流
部材を構成する底板35には、洗浄液吐出ノズル52が
設置されている。この洗浄液吐出ノズル52は、排気口
34の上方を覆うように設けられる整流部材の内壁、す
なわち整流板55の内壁に向かって、洗浄液53を噴出
口52aの先端から吐出する。洗浄液吐出ノズル52に
は連結管51の一端が接続されており、この連結管51
の他の一端は開閉バルブ50を介して洗浄液供給源48
へ接続されている。洗浄液供給源48が送出する洗浄液
53は、開閉バルブ50および連結管51を通過して洗
浄液吐出ノズル52へと供給される。
【0020】図3は、洗浄液吐出ノズル52の斜視図で
ある。洗浄液吐出ノズル52は環状の本体部とその上面
に配列する噴出口52aとを有する。連結管51の一端
はこの本体部の底面に開口しており、連結管51から供
給される洗浄液53は、本体部の内部に規定される環状
経路を通過した後、噴出口52aの先端部から吐出され
る。なお、図3に示す洗浄液吐出ノズル52は、排気口
34の内側に配設されている。
【0021】<1-3 .装置の動作>
【0022】次に、上記のように構成された回転式塗布
装置の動作について説明する。まず、図1の1点鎖線に
示すように、上部回転板18を持ち上げて、中央開口を
大きく開放し、基板2を基板支持用ピン14上に水平に
搭載して、回転台6への基板セットを完了する。
【0023】それに続いて、塗布液供給用ノズル46
を、図1の1点鎖線に示すように、中央開口の中央に移
動させるとともに、基板2上の適当な高さまで下降させ
る。そして、所定量の塗布液を基板2の上面中央部に滴
下する。こうして、基板2への塗布液の供給が行われ
る。
【0024】その後、塗布液供給用ノズル46を適当な
場所に退避させた上で、上部回転板18をスペーサ20
に装着固定して、回転塗布の準備を完了する。そして、
図示を省略するモータを駆動して、基板2を水平支持し
た状態のままで、回転台6,スペーサ20及び上部回転
板18を一体的に高速回転させる(回転数N=N3 )。
この回転によって、基板2上の塗布液が外方に拡散して
基板2上面に薄く塗布される。このとき、図2の点線に
示すように、遠心力Fにより塗布液の一部が余剰塗布液
として回転台6とスペーサ20の隙間、つまり流出経路
48を通過して、回転台6から周囲へ飛散する。飛散し
た余剰塗布液は、カップ22によって捕捉されるので、
装置の外部へ飛散することはない。
【0025】基板2への回転塗布が完了すると、回転台
6の回転を停止させる。その後、上部回転板18を上方
向に移動させた後(図1の1点鎖線)、塗布処理を完了
した基板2を回転台6から取り出す。
【0026】基板2への処理が行われる間は、吸引ポン
プ38が動作し、開閉バルブ39が開状態に設定され
る。このため、カップ22内の空気が、開口部32、排
気通路45、排気口34、および排気管30を順に通過
することによって排気される。カップ22内の空気が排
気されるのにともなって、塗布液から蒸発した溶剤ガス
や塗布液ミストが排気除去される。このため、ミスト等
が装置の各部に付着し、乾燥・固化した後、これが塵埃
となって基板2を汚染することを抑制することができ
る。特に、整流部材が設けられているために、カップ2
2の内部の空気の排気がカップ22の内周に開口する開
口部32を介して行われるので、排気にともなう空気の
流れが回転台6の下面に回り込み難い。このため、ミス
ト等が回転台6の下面に付着することを抑えることがで
きるという利点がある。
【0027】一方、排気通路45を規定する整流板55
の内壁は、ミスト等を含んだ排気に常時曝されるので、
この内壁にミスト等が付着し易い。先述の整流板洗浄機
構は、基板2の汚染をもたらす整流板55の内壁への付
着物の除去を行うために設けられている。すなわち、1
枚ないし一定数量の基板2の処理が終了する毎に、ある
いは一連の基板2の処理が終了する毎に、整流板洗浄機
構を用いて整流板55の内壁の洗浄が行われる。すなわ
ち、開閉バルブ50を開放することにより、洗浄液53
が洗浄液吐出ノズル52へ供給する。その結果、洗浄液
53が整流板55の内壁へ吐出される。この洗浄液53
は、整流板55の内壁に浸潤し、この内壁に付着した塗
布液ミストなどの付着物54を溶解する。洗浄液53お
よび溶解した付着物54は、開口部32を通ってカップ
22へと排出される。これによって、整流板55の内壁
から付着物54が洗浄・除去される。洗浄液53および
付着物54が、開口部32へと容易に排出されるよう
に、整流板55の上面は開口部32に近いほど低くなる
ように傾斜している。
【0028】また、図4のタイミング・チャートに示す
ように、開閉バルブ50を開いて洗浄液53を洗浄液吐
出ノズル52へ供給するときには、開閉バルブ39を閉
塞してカップ22内の空気の排気を停止するのが望まし
い。このことによって、整流板55の内壁を濡らす洗浄
液53および溶解した付着物54の開口部32への排出
が、排気される空気の流れによって妨げられることを防
止し得る。
【0029】このように、整流板55の内壁の洗浄を適
宜実行することにより、整流板55の内壁に付着した付
着物54が乾燥固化する前に、この付着物54を除去す
ることができる。このため、固化した付着物が、塵埃と
なって基板2を汚染するのを防止することができるのに
加えて、ミスト等が固化した付着物54が排気通路45
を狭めたりすることもないので、ミスト等をカップ22
から排除する機能を常に正常に維持することができる。
【0030】<2.第2実施例>
【0031】図5は、洗浄液吐出ノズル52における別
の構成例を示す平面図である。この例では、洗浄液吐出
ノズル52は4個に分割されており、それぞれが排気口
34の間に設置されている。また、連結管51もそれぞ
れの底面に個別に接続されている。この構成では、洗浄
液吐出ノズル52が排気口34の間に設置されるので、
底板35の幅を、排気口34の直径と同程度に狭く設定
することができる。すなわち、整流部材を小型化し得る
という利点がある。一方、整流板55の内壁の中で、排
気口34の上方に相当する部分には洗浄液53を十分に
供給することが困難になることが考えられるので、噴出
口52aの形状を、洗浄液を散布するようなものとする
のが望ましい。
【0032】<3.第3実施例>
【0033】図6は洗浄液吐出ノズル52における更に
別の構成例を示す正面断面図である。この洗浄液吐出ノ
ズル52は、排気口34の外周部に設置されている点が
第1実施例の洗浄液吐出ノズル52とは異なっている。
ミスト等の付着は、整流板55の内壁の中で、開口部3
2に近い部分に最も多く発生する。このため、この実施
例のように、開口部32に近い部分を集中的に洗浄する
ように洗浄液吐出ノズル52を構成することによって、
洗浄の効率を高めることができる。ただし、開口部32
から離れた領域の洗浄が不十分になり易いことが考えら
れるので、洗浄液53が届かない領域については、別途
洗浄機構を設け、図6に示した洗浄液吐出ノズル52に
よる洗浄よりは低い頻度で適宜洗浄を行うのが望まし
い。この目的のために、第1実施例の洗浄液吐出ノズル
52と、この実施例の洗浄液吐出ノズル52とを有する
2系統の洗浄機構を、開閉バルブ50を互いに共有する
ことなく同時に設置しても良い。
【0034】<4.第4実施例>
【0035】図7は、洗浄液吐出ノズルの別の構成例を
示す部分断面斜視図である。この例における洗浄液吐出
ノズル56は、洗浄液吐出ノズル52と同様の環状の本
体部に、いわゆる扇状ノズル56aが配列されている。
扇状ノズル56aは、洗浄液53を扇状に噴出する。こ
のため、この実施例では、洗浄液53が整流板55の内
壁の全周にわたって均等に吐出されるので、整流板55
の全周にわたる均一な洗浄を比較的容易に行い得るとい
う利点がある。
【0036】<5.第5実施例>
【0037】図8は、洗浄液吐出ノズルのさらに別の構
成例を示す部分断面斜視図である。この例における洗浄
液吐出ノズル57は、入手し易い円管に曲げ加工を施
し、両端部を互いに接続することによって形成される円
環状の形状をなす。この円環の下方に接続された連結管
51から供給された洗浄液53は、円環の中を通過した
後、上方に列状に形成された貫通孔57aから整流板5
5の内壁に向かって噴出する。
【0038】<6.変形例>
【0039】上述した回転式塗布装置は密閉型の装置で
あり、上部回転板18備え、基板2の上方をこの上部回
転板18で覆うことにより、半密閉空間Sの中で基板2
への塗布液の塗布を実行する。しかしながら、整流板5
5などの整流部材および洗浄液吐出ノズル52などの整
流板洗浄機構は、上部回転板18およびスペーサ20に
よって空間Sを完全な密閉空間とする密閉型の装置、あ
るいはそれら上部回転板18等を備えない上部開放型の
装置に対しても設置することが可能である。これらのと
きにも上述の実施例の装置と同様に、整流板55の内壁
に付着するミスト等の付着物を溶解除去し、基板2の汚
染を防止するという効果を奏する。
【0040】
【発明の効果】この発明の回転式塗布装置では、カップ
の内周部に形成された排気口を介し、整流板の近傍から
カップ内の空気が排気され、洗浄液ノズルによって、整
流板の内壁に付着したミストを洗浄し除去することがで
きる。このため、整流板の内壁におけるミストの固化を
防止し得るとともに、整流板、排気手段の正常な機能が
常時保証される。その結果、この発明の装置は、整流板
自体の汚染が抑制でき、整流板の内壁に付着・固化した
ミストによる基板の汚染を防止できるとともに、整流板
の汚染で排気が妨げられることもないので、装置各部の
塗布液ミストによる汚染を常時抑制できるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる回転式塗布装置の一実施例を
示す正面断面図である。
【図2】図1の回転式塗布装置の部分拡大断面図であ
る。
【図3】図1の回転式塗布装置の洗浄液吐出ノズルの斜
視図である。
【図4】図1の回転式塗布装置の2つの開閉バルブの動
作を示すタイミング・チャートである。
【図5】別の実施例における洗浄液吐出ノズルの平面図
である。
【図6】さらに別の実施例にける回転式塗布装置の部分
拡大断面図である。
【図7】さらに別の実施例における洗浄液吐出ノズルの
平面図である。
【図8】さらに別の実施例における洗浄液吐出ノズルの
平面図である。
【図9】従来の回転式塗布装置の正面断面図である。
【図10】図10の従来の回転式塗布装置の部分拡大断
面図である。
【符号の説明】
2 基板 6 回転台 22 カップ 30 排気管 32 開口部 34 排気口 35 底板 45 排気通路 52 洗浄液吐出ノズル 53 洗浄液 55 整流板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 美作 昌宏 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天 神北町1番地の1 大日本スクリーン製 造株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05C 7/00 - 21/00 G03F 7/16 502 H01L 21/027

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を回転させつつ当該基板の表面に塗
    布液を塗布する回転式塗布装置であって、 基板を水平支持した状態で回転させる回転台と、 回転台の外周側方を取り囲む外周部と、回転台の回転中
    心近傍において回転台下面を取り囲む内周部とを有し、
    基板表面に供給された塗布液の外部への飛散を防止する
    カップと、 カップの内周部に開口する排気口を有し、カップ内の排
    気を行う排気手段と、 カップの内周部に形成された排気口を覆うようにカップ
    の内周部に近接して配置され、かつカップ内に開口する
    開口部が形成された整流板と、 整流板とカップの内周部とによって囲まれる領域に配置
    され、整流板の内壁に向けて洗浄液を吐出する洗浄液ノ
    ズルと、を備える回転式塗布装置。
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