JP3280795B2 - プリンタの印字ヘッド温度検出装置 - Google Patents
プリンタの印字ヘッド温度検出装置Info
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Description
載された印字ヘッドの温度を検出するプリンタの印字ヘ
ッド温度検出装置に関する。
度検出装置においては、図6に示すように、印字ヘッド
1に設けられた係合孔1aに挿入可能な係合突起2aが
形成されたキャリア本体2を有するキャリアを備え、こ
のキャリア本体2上にサーミスタ3を設け、キャリア本
体2の係合突起2aに印字ヘッド1の係合孔1aを挿入
して印字ヘッド1を搭載すると、その印字ヘッド1の下
面にサーミスタ3が直接当接するようになっていた。
リンタの印字ヘッド温度検出装置においては、サーミス
タ3を印字ヘッド1に直接当接して温度を検出するた
め、印字ヘッド1をキャリア本体2に取付ける際、サー
ミスタ3を印字ヘッド1に確実に当接させるため、サー
ミスタ3を印字ヘッド1に対して弾性的に当接可能とす
る機構が別途必要となるという問題があった。
ッド1の着脱が何度も繰り返されると、機構の弾性力が
弱まり、接触不良を起こして確実な温度検出を行えない
という問題もあった。
のとして、サーミスタが印字ヘッド内に直接設けられて
いるものもあるが、このようなものでは印字ヘッドを交
換する場合に、サーミスタごと交換しなくてはならない
無駄があった。
ヘッドの温度を検出することができ、しかも印字ヘッド
交換時にサーミスタも交換するような無駄をなくすこと
ができるプリンタの印字ヘッド温度検出装置を提供しよ
うとするものである。
着脱自在に搭載するとともに、この印字ヘッドに制御信
号を供給するためのコネクタを有するキャリアを備えた
プリンタの印字ヘッド温度検出装置において、コネクタ
に印字ヘッドの装着時にこの印字ヘッドに当接するよう
に熱伝導性を有する伝熱端子を設けるとともに、伝熱端
子に当接した状態でその伝熱端子の温度を印字ヘッドの
温度として検出する温度検出手段を設けたものである。
に印字ヘッドを搭載すると、コネクタの伝熱端子が印字
ヘッドに当接する。この状態でプリンタを動作して印字
を行うと、印字ヘッドの温度は上昇する。このとき、印
字ヘッドの熱はコネクタの伝熱端子に伝達するため、そ
の印字ヘッドの温度は伝熱端子の温度にほぼ等しくな
る。この伝熱端子の温度を検出することにより、印字ヘ
ッド温度を検出する。
したキャリアを備えるプリンタに適用した場合の実施例
を図面を参照して説明する。
部の構成を示す組立斜視図で、11はキャリアである。
このキャリア11は、インクタンクを有する印字ヘッド
12を搭載する略板状のキャリア本体13、このキャリ
ア本体13をプリンタ内に設けられたキャリア軸(図示
しない)に摺動可能に取付けるためのキャリア取付部材
14、プリンタ制御部からの制御信号を印字ヘッド12
に供給する回路基板15、印字ヘッド12をキャリア本
体13から取外すためのレバー20を備える。
クジェットプリンタ、感熱式プリンタ等に使用されるも
のである。このようなプリンタは、例えば印字ヘッドの
故障等のとき、印字ヘッドを着脱するものである。
と印字ヘッドとが一体で構成されていることから、イン
クが空になると印字ヘッドが故障していなくても交換の
必要が生じる。このため、インクジェットプリンタは、
他のプリンタに比して、印字ヘッドを頻繁に交換するた
め、本発明を適用した場合に特に有効である。
ヘッド12の下端部の外形に沿うように上方に折曲げて
形成された斜行部13aを有している。またキャリア本
体13の上面には、その斜行部13a側に、この上面か
ら突出して係合突起13bが形成されている。
本体13の係合突起13bに着脱自在な係合孔12aが
形成され、この印字ヘッド12は係合孔12aをキャリ
ア本体13の斜行部13aに沿って係合突起13bに嵌
挿することによってキャリア本体13に固定されるよう
になっている。
3の下部に取付けられるようになっている。この回路基
板15には、複数の端子を有するコネクタ16が取付け
られている。
ネクタ本体17、このコネクタ本体17の一方の側面に
植設された複数の基板側端子18、他方の側面に植設さ
れた複数の印字ヘッド側端子19から構成される。
9は同数で、両者はそれぞれコネクタ本体17内で接続
されている。これら基板側端子18及び印字ヘッド側端
子19は、端部に位置する伝熱端子としてのグランド端
子18a,19aと、その他の制御端子18b,19b
からなる。
する弾性部材であり、その中間部は、図2に示すよう
に、コネクタ本体17に形成されたサーミスタ取付孔1
7aに位置するようになっている。
17aには、温度検出手段としてのサーミスタ21がグ
ランド端子19aの中間部に下方から当接した状態で挿
入され、このサーミスタ21の端子21aは回路基板1
5に接続されている。
子18より長く形成されており、上方に向けて逆くの字
状の屈曲部が形成されている。
ャリア本体13に設けられた端子挿入孔13cに下方か
ら挿入される。また、印字ヘッド側端子19の屈曲部
は、印字ヘッド12をキャリア本体13に搭載したと
き、その印字ヘッド12の係合孔12aに上記係合突起
13bとともに挿入されるようになっている。
ド端子19aは、図4及び図5に示すように印字ヘッド
12を搭載したときに、その折曲部の突出した部分が印
字ヘッド12内に設けられたヒートシンク22の表面に
弾性的に当接するようになっている。
字ヘッド12の放熱を行うために印字ヘッド12のフレ
ームに取付けられている。印字ヘッド12の温度はこの
ヒートシンク22の温度にほぼ等しい。
2の係合孔12aに隣設している。さらに、ヒートシン
ク22には、印字ヘッド12をキャリア本体13に搭載
したときにグランド端子19aに対向する位置に、グラ
ンド端子接続面22aが設けられている。
御端子19bは、印字ヘッド12を搭載したときに、そ
れぞれ印字ヘッド12内に設けられた端子接続部(図示
しない)に弾性的に当接するようになっている。
部の概略構成を示すブロック図で、31はプリンタ制御
部である。このプリンタ制御部31からの制御信号は、
上記コネクタ16の基板側端子18及び印字ヘッド側端
子19のうちの他の制御端子18b,19bを介して印
字ヘッド12に供給される。
印字ヘッド側端子19のうちのグランド端子18a,1
9aは、プリンタ制御部31のグランド(GND)に接
続している。上記サーミスタ21の一方の端子は接地さ
れており、他方の端子は抵抗23を介して電源端子Vc
に接続している。このサーミスタ21及び抵抗23の間
は、プリンタ制御部31の入力端子に接続している。
ャリア11に印字ヘッド12を搭載する際、図1に示す
ように、印字ヘッド12の係合孔12aにキャリア本体
13の係合突起13bを挿入する。
は、コネクタ16の印字ヘッド側端子19も挿入され
る。そしてこれら印字ヘッド側端子19のうち、グラン
ド端子19aはヒートシンク22のグランド端子接続面
22aに当接し、他の制御端子19bは印字ヘッド12
の端子接続部に当接する。
うと、印字ヘッド12の温度、すなわちヒートシンク2
2の温度が上昇する。そして、このヒートシンク22の
温度は、コネクタ16のグランド端子18a,19aに
伝達する。このグランド端子18a,19aの温度は、
サーミスタ21により検出され、その検出信号はプリン
タ制御部31に供給される。
ヘッド12の温度に基づいてキャリア11を駆動するキ
ャリアモータ制御等を行う。具体的には、例えば印字ヘ
ッド12の温度が比較的高い場合には、その温度が低下
するまでキャリアモータの速度を遅くする制御や、印字
ヘッド12を主走査方向に1往復させて、その往動及び
復動の2回で1行を印字する制御を行う。
ド12を搭載した際に、印字ヘッド12内のヒートシン
ク22に当接可能な熱伝導性を有する端子19aをコネ
クタ16に設けるとともに、この端子19aにサーミス
タ21を当接するため、従来のようにサーミスタを印字
ヘッドに直接当接させることなく、端子19aを介して
間接的に印字ヘッド12の温度を検出することができ
る。
を印字ヘッド12に対して弾性的に当接可能とする機構
が不要となり、簡単な構成で印字ヘッド12の温度を検
出することができる。
しているため、印字ヘッド12の着脱が何度繰り返され
ても、サーミスタ21と印字ヘッド12との間に生じる
接触不良は考える必要がなく、確実に印字ヘッドの温度
を検出することができる。
に印字ヘッド12とは別個に設けられているため、印字
ヘッド12のみの交換が可能となり、従来のような印字
ヘッドをサーミスタごと交換しなくてはならない無駄を
なくすことができる。
性を有する端子19aをコネクタ16のグランド端子と
兼用するため、伝熱端子を別個に設ける必要はない。こ
れにより、部品数の増加を防止することもでき、また、
従来のプリンタに容易に適用することもできる。
のグランド端子19aをヒートシンク22に当接するも
のについて述べたが、必ずしもこれに限定されるもので
はなく、印字ヘッド12のフレームに当接するものであ
ってもよい。
ネクタ16のグランド端子19aと兼用したものについ
て述べたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、
コネクタ16とは別個に設けたものであってもよい。
単な構成で確実に印字ヘッドの温度を検出することがで
き、しかも印字ヘッド交換時にサーミスタも交換するよ
うな無駄をなくすことができるプリンタの印字ヘッド温
度検出装置を提供できるものである。
成を示す組立斜視図。
合の断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 印字ヘッドを着脱自在に搭載するととも
に、この印字ヘッドに制御信号を供給するためのコネク
タを有するキャリアを備えたプリンタの印字ヘッド温度
検出装置において、前記コネクタに前記印字ヘッドの装
着時にこの印字ヘッドに当接するように熱伝導性を有す
る伝熱端子を設けるとともに、前記伝熱端子に当接した
状態でその伝熱端子の温度を前記印字ヘッドの温度とし
て検出する温度検出手段を設けたことを特徴とするプリ
ンタの印字ヘッド温度検出装置。 - 【請求項2】 印字ヘッドは、インクと印字ヘッドとが
一体で構成されているインクジェットヘッドであること
を特徴とする請求項1記載のプリンタの印字ヘッド温度
検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05934594A JP3280795B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | プリンタの印字ヘッド温度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05934594A JP3280795B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | プリンタの印字ヘッド温度検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07266662A JPH07266662A (ja) | 1995-10-17 |
JP3280795B2 true JP3280795B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=13110623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05934594A Expired - Fee Related JP3280795B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | プリンタの印字ヘッド温度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3280795B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4710554B2 (ja) * | 2005-11-09 | 2011-06-29 | ブラザー工業株式会社 | インクジェットプリンタヘッド |
JP4935842B2 (ja) * | 2009-03-24 | 2012-05-23 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置 |
JP5967350B2 (ja) * | 2012-01-24 | 2016-08-10 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッドモジュール及び液体噴射装置 |
JP6024877B2 (ja) | 2012-08-06 | 2016-11-16 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP05934594A patent/JP3280795B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07266662A (ja) | 1995-10-17 |
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