JP3280509B2 - 光メモリとその記録方法及び再生方法 - Google Patents

光メモリとその記録方法及び再生方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトンSTM(フォ
トン走査型トンネル顕微鏡)を利用した光メモリとその
記録方法及び再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光メモリ等にあっては、より高
密度記録/再生が可能であることが要求されるが、現状
の光メモリにあっては、高密度記録/再生の面で既に限
界に達しつつあるといえる。これは、その分解能が回折
限界、即ち、記録/再生用の光(レーザ光)の波長λに
対してλ/2より短い領域には光を集光させることがで
きない、という光の波の性質による。
【0003】よって、現状で、より高密度記録化を図る
とすると、ピット間の間隔を詰めるとか、トラック間距
離を詰める、といった手法に頼らざるを得ないが、この
ような手法にてある程度以上の高密度化を図ると、クロ
ストークが大きくなってしまい、再生が不能となって、
実用できないものとなる。
【0004】この点、近年では回折限界を超える分解能
を持つフォトンSTMが注目され、その研究が活発に行
われている。例えば、雑誌「電学誌」113巻5月号,1993
年中の「原子も見える光学顕微鏡−フォトンSTMで極
微計測・加工−」(p.381〜384)の記載によれば、超
高密度光記録への応用についても言及されている。
【0005】ここに、上記雑誌中の記載及び図4を参照
してフォトンSTMの原理について説明する。一般に、
物体に光を照射すると、その散乱光には、遠くまで伝搬
する光と、光照射によって物質に誘起された分極同士の
相互作用によってその近傍にのみ作られる電磁場、即
ち、伝搬しない光とが発生する。この伝搬しない後者の
光が、所謂エバネッセント光である。
【0006】このようなエバネッセント光は、図4に示
すように、物体(例えば、基板1)の表面から光の波長
程度離れるとその強度がほぼ0となり、物体表面形状と
同等の空間分布を持つものである。2はエバネッセント
光の強度を示す等光線である。このようなエバネッセン
ト光の存在する領域(従って、基板1表面からの距離L
がL≪λなる領域)に、先端の尖った光プローブ3でこ
のエバネッセント光を散乱させることにより、伝搬光に
変換する。この時、光プローブ3を物体表面に沿って2
次元平面内で走査させ、光検出器4を介して光プローブ
3の位置関数としてエバネッセント光の測定強度分布
(空間分布)を測定すれば、物体の3次元形状を観測す
ることができる(再生)。
【0007】一方、光プローブ3の先端からエバネッセ
ント光を滲み出させて光記録材料を光の波長よりも充分
にこの光プローブ3に近付ければ、エバネッセント光に
よる記録が行われる。この場合の分解能は、光プローブ
3の先端形状によって決まるので、光プローブ3の先端
の曲率半径を原子サイズまで尖らせれば、原子を見た
り、原子サイズの記録に迄達する分解能が実現するもの
となる。
【0008】よって、光プローブ3による微小物体5の
凹凸検出は、微小物体5と光プローブ3の先端との間の
エバネッセント場の波動関数が同程度に局在して、しか
も、互いにその重なりが大きい時、微小物体5に局在し
たエバネッセント光は伝搬光へと効率よく変換される。
【0009】つまり、前述したフォトンSTMの原理に
よれば、図5(a)(b)に示すように、物体表面の凹
凸の空間周波数の中から光プローブ3a,3bの先端形
状、即ち、円錐形状の先端の円錐角及び先端の曲率半径
に対応する細かさを持つ成分を選択的に検出する帯域フ
ィルタとして働くことが理解できる。
【0010】この様子は、理論的にも明らかにできる。
例えば、図6に示すような解析モデルを考え、文献“N
anometric Scale Biosample Observation Using a
Photon Scanning Tunneling Microscope”(Jpn.
J.Appl.Phys.31,2282(1992))中に示される理論
計算式を用いると、図7に示すような計算結果を得るこ
とができる。ここに、計算条件は、d=10nm,φi
45°とし、はθ=100°,はθ=60°,は
θ=20°とした。これは、光プローブ3の円錐角(と
んがり角)θと光プローブ3の円錐表面積の大きさの違
いで検出できるエバネッセント光の強度の関係を示した
もので、円錐角θ=20°の場合はエバネッセント光が
100%ピックアップされる距離rはr=200nmであ
るが、円錐角θ=100°の場合はエバネッセント光が
100%ピックアップされる距離rが1000nm以上に
なっているのが分かる。
【0011】即ち、図8(a)に示すように円錐角θ=
20°の場合はr=200nmでエバネッセント光を10
0%ピックアップできるので分解能が200nm、同図
(b)に示すように円錐角θ=60°の場合はr=60
0nmでエバネッセント光を100%ピックアップできる
ので分解能が600nm程度であると理解される。従っ
て、200nm程度の半径を持つ記録部列を再生する場
合、記録部列が密になれば、円錐角が20°の光プロー
ブでは各々の記録部を分離して再生することができる
が、円錐角が60°の光プローブでは各々の記録部を分
離して再生できないことになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】結局、このようなフォ
トンSTMを光メモリの超高密度記録化に利用し得ると
いっても、実際的には、その特長を活かしつつ、どのよ
うにしてクロストークが少なく高感度で高密度な記録/
再生を可能にするかは未知であり、その開発が望まれて
いる現状にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光メモリ
は、光プローブで走査しながら微小物体近傍に局在する
エバネッセント光により光情報を記録し又は再生するよ
うにしたフォトン走査型トンネル顕微鏡を利用した光メ
モリにおいて、ある光情報形成部をより小さな複数の光
情報形成部構成要素の集合により形成したものである。
【0014】請求項2記載の光メモリは、請求項1記載
の光メモリにおいて、複数の光情報形成部構成要素の集
合により形成された光情報形成部からなる光情報形成部
群と、各々の小さな前記光情報形成部構成要素とが、各
々独立した光情報を有するようにしたものである。
【0015】請求項3記載の光メモリの記録方法は、媒
体面上を光プローブで走査しながらこの光プローブ先端
からエバネッセント光を滲み出させて前記媒体に微小凹
凸による光情報を記録するようにしたフォトン走査型ト
ンネル顕微鏡を利用した光メモリの記録方法において、
各々が単独で独立した光情報を有する小さな光情報形成
部構成要素の集合により別の独立した光情報を有する光
情報形成部群を形成するように微小凹凸による光情報列
を光プローブにより多重記録形成するようにしたもので
ある。
【0016】請求項4記載の光メモリの再生方法は、媒
体面上を光プローブで走査しながら微小物体近傍に局在
するエバネッセント光により前記媒体の微小凹凸による
光情報を再生するようにしたフォトン走査型トンネル顕
微鏡を利用した光メモリの再生方法において、各々が単
独で独立した光情報を有する小さな光情報形成部構成要
素の集合により別の独立した光情報を有する光情報形成
部群を形成するように多重記録された微小凹凸による光
情報列に対して、前記光情報形成部構成要素と前記光情
報形成部群とで円錐角を異ならせた光プローブを使い分
けて再生するようにしたものである。
【0017】
【作用】請求項1,2記載の光メモリ、請求項3記載の
光メモリの記録方法、或いは、請求項4記載の光メモリ
の再生方法においては、光プローブがその先端の円錐角
及び先端の曲率半径に対応する細かさを持つ成分を選択
的に検出する帯域フィルタとして作用する点に着目し、
ある光情報形成部をより小さな複数の光情報形成部構成
要素の集合により形成することを基本とし、複数の光情
報形成部構成要素の集合により形成された光情報形成部
からなる光情報形成部群と、各々の小さな前記光情報形
成部構成要素とが、各々独立した光情報を有するように
多重記録するようにしたので、異なる円錐角の光プロー
ブで見た場合、自己の再生する分解能に適合しない記録
寸法又は集合体の微小凹凸による光情報列はマスクされ
ていると等価的なものとなり、よって、個々の光情報形
成部構成要素とこれらの光情報形成部構成要素の集合か
らなる光情報形成部群とは重ねて記録/再生しても干渉
がないものとなり、フォトン走査型トンネル顕微鏡を利
用した特長を最大限に活かして、高感度・高密度でクロ
ストークの少ない記録/再生が可能なものとなる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図3に基づい
て説明する。本実施例は、図4で説明したようなフォト
ンSTMを利用したものであり、図4及び図5で示した
部分と同一部分は同一符号を用いて示す。本実施例で
は、図1に示すように、光メモリなる媒体6において、
最小単位(大きさ)の光情報形成部構成要素dで情報の
記録が行われると同時に、これらの光情報形成部構成要
素dがある大きさの領域で見ると光情報形成部構成要素
dの集合体として光情報形成部群Dなる新たな記録列と
しての形態を形成するように記録が行われる(多重記
録)。即ち、最小単位からなる光情報形成部構成要素d
も個々が独立した光情報を持つ光情報形成部として機能
するとともに、光情報形成部構成要素dの集合体からな
る光情報形成部群Dもまた独立した光情報を持つ光情報
形成部として機能するものである。
【0019】これらの光情報の再生には、異なる分解能
を持つ光プローブ3a,3bを使い分ける。即ち、光情
報形成部構成要素dによる光情報の再生には円錐角が小
さくて分解能の高い光プローブ3bが用いられ、光情報
形成部群Dによる光情報の再生には円錐角がより大きく
て分解能の低い光プローブ3aが用いられる。これによ
り、異なる光情報列間でのクロストークを生ずることな
く、多重記録が行われている光情報群を再生することが
可能になる。
【0020】即ち、前述したフォトンSTMの原理によ
れば、図5(a)(b)に示すように、物体表面の凹凸
の空間周波数の中から光プローブ3a,3bの先端形状
(=円錐形状の先端の円錐角及び先端の曲率半径)に対
応する細かさを持つ成分を選択的に検出する帯域フィル
タとして働くことが理解でき、各々異なる大きさ(記録
サイズ)を有する一連の微小凹凸による光情報列を個別
に検出し得るものとなる。具体的には、円錐角が大きめ
とされた光プローブ3aの場合には微小物体の内、その
サイズの大きめなものに対してのみ分解能を持ち、円錐
角が小さめとされた光プローブ3bの場合には微小物体
の内、そのサイズの小さめなものに対してのみ分解能を
持つように設定されている。よって、微小凹凸による光
情報列により記録を行う光メモリの場合で考えれば、実
質的に記録寸法を大きく設定したと等価的な光情報形成
部群Dによる光情報列に光プローブ3aを割当て、記録
寸法が小さめに設定された光情報形成部構成要素dによ
る光情報列に光プローブ3bに割当て得ることが理解で
きる。
【0021】このような記録は、前述したフォトンST
Mの原理に従い、円錐角の小さな光プローブ3bの各々
の先端から媒体6に対してエバネッセント光を滲み出さ
せることにより、光プロープ3bによって個々の光情報
形成部構成要素dを記録形成すると同時に、これらの光
情報形成部構成要素dの集合体が光情報形成部群Dを構
成するように記録形成するようにすればよい。一方、光
情報形成部群Dには光プローブ3aを割当て、光情報形
成部構成要素dには光プローブ3bを割当てて再生する
ようにすれば、光情報形成部群Dと光情報形成部構成要
素dとが重複していても、光プローブ3aでは光情報形
成部構成要素dはマスクされたと等価的なものとなり自
己の分解能に適合する記録寸法の光情報形成部群Dのみ
が検出再生される。同様に、光プローブ3bでは光情報
形成部群Dはマスクされたと等価的なものとなり自己の
分解能に適合する記録寸法の光情報形成部構成要素dの
みが検出再生される。よって、両者間での干渉のない再
生となり、高感度・高密度でクロストークの少ない記録
/再生が行える。
【0022】以上の説明では、ある単位の記録列がそれ
自身とこの記録列の集合体としての記録列という2段階
の多重記録で説明したが、多重度は任意であり、可能な
限り、大きくすることができる。
【0023】ここに、このような媒体6及び異なる分解
能の光プローブ3a,3bを用いた光メモリ装置として
は、例えば、図2に示すように構成される。まず、媒体
6は例えばプリズム等による支持体7上に搭載されつ
つ、コンピュータ8制御によるxy走査装置9及びz走
査装置10により3次元的に走査移動自在に設けられて
いる。このような媒体6に対して半導体レーザ11から
出射されたレーザ光をコリメートレンズ12、ミラー1
3、支持体7を介して照射し得るように構成されてい
る。このようなレーザ光の照射位置に対応する媒体6面
に対して2つの光プローブ3a,3bが近接状態で対向
配置されている。さらに、光プローブ3a,3b内を導
波する散乱光を検出する光検出器14が設けられ、ロッ
クインアンプ15に取込まれるように構成されている。
このロックインアンプ15は交流電源16に接続されて
おり、所定の周期で光検出器14からの信号をコンピュ
ータ8側に取込むように設定されている。また、前記交
流電源16に基づき半導体レーザ11に対する直流電圧
を生成する制御電源17が設けられ、加算器18を介し
て半導体レーザ制御部19からの帰還制御信号を加算し
て半導体レーザ11の光出力を調整し得るように構成さ
れている。
【0024】なお、半導体レーザ11によるレーザ光の
波長は0.8μmなる通常の光ディスク用のものとされ
ている。また、光プローブ3a,3bの走査制御、ロッ
クインアンプ15による画像処理等に関しては、例え
ば、文献「固体物理」(Vol.28 No.3 1993,177 )中に
示されるようなSTM、AFM等の技術がそのまま用い
られている。また、所定の円錐角を持つ光プローブ3
a,3bは、例えば、前述した文献“Nanometric Sca
le Biosample Observation Using a Photon Scann
ing Tunneling Microscope”(Jpn.J.Appl.Phy
s.Vol.31(1992) pp.L1302-L1304)中に示される手法に
より作製すればよい。
【0025】このような光メモリ装置を用いて、支持体
7なるプリズム上のSiO2 膜(約20nmなる薄膜)の
形状測定を行った結果を、図3(a)(b)に示す。こ
の結果から、異なる円錐角(ただし、プローブ先端の曲
率半径は同じ)の2種類の光プローブ3a,3bによっ
て大きさの異なる凹凸情報列(光情報形成部)を分離し
て検出(再生)できることが明らかであり、多重記録が
可能なことが分かる。同図(a)が光プローブ3bによ
る形状測定結果を示し、同図(b)が光プローブ3aに
よる形状測定結果を示す。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明の光メモリによれ
ば、光プローブで走査しながら微小物体近傍に局在する
エバネッセント光により光情報を記録し又は再生するよ
うにしたフォトン走査型トンネル顕微鏡を利用した光メ
モリにおいて、ある光情報形成部をより小さな複数の光
情報形成部構成要素の集合により形成し、請求項2記載
の発明の光メモリによれば、請求項1記載の光メモリに
おいて、複数の光情報形成部構成要素の集合により形成
された光情報形成部からなる光情報形成部群と、各々の
小さな前記光情報形成部構成要素とが、各々独立した光
情報を有するようにし、請求項3記載の発明の光メモリ
の記録方法によれば、媒体面上を光プローブで走査しな
がらこの光プローブ先端からエバネッセント光を滲み出
させて前記媒体に微小凹凸による光情報を記録するよう
にしたフォトン走査型トンネル顕微鏡を利用した光メモ
リの記録方法において、各々が単独で独立した光情報を
有する小さな光情報形成部構成要素の集合により別の独
立した光情報を有する光情報形成部群を形成するように
微小凹凸による光情報列を光プローブにより多重記録形
成するようにし、請求項4記載の発明の光メモリの再生
方法によれば、媒体面上を光プローブで走査しながら微
小物体近傍に局在するエバネッセント光により前記媒体
の微小凹凸による光情報を再生するようにしたフォトン
走査型トンネル顕微鏡を利用した光メモリの記録方法に
おいて、各々が単独で独立した光情報を有する小さな光
情報形成部構成要素の集合により別の独立した光情報を
有する光情報形成部群を形成するように多重記録された
微小凹凸による光情報列に対して、前記光情報形成部構
成要素と前記光情報形成部群とで円錐角を異ならせた光
プローブを使い分けて再生するようにしたので、異なる
円錐角の光プローブで見た場合、自己の再生する分解能
に適合しない記録寸法又は集合体からなる微小凹凸によ
る光情報列はマスクされていると等価的なものとなり、
よって、個々の光情報形成部構成要素とこれらの光情報
形成部構成要素の集合からなる光情報形成部群とは重ね
て記録/再生しても干渉がないものとなり、フォトン走
査型トンネル顕微鏡を利用した特長を最大限に活かし
た、高感度・高密度でクロストークの少ない多重記録/
再生を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に関して一部拡大した部分を
併せて示す光情報形成部の模式的な斜視図である。
【図2】光メモリ装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】その再生結果を示す特性図である。
【図4】フォトンSTMの原理を説明するための模式図
である。
【図5】異なる円錐角の光プローブの動作を示す模式図
である。
【図6】その理論解析を説明するための解析モデルの説
明図である。
【図7】計算結果を示す特性図である。
【図8】異なる円錐角の光プローブによる分解能を示す
説明図である。
【符号の説明】
3a,3b 光プローブ 6 媒体 d 光情報形成部構成要素 D 光情報形成部群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−308423(JP,A) 特開 昭63−106928(JP,A) 特開 平5−101457(JP,A) 特開 平7−98885(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光プローブで走査しながら微小物体近傍
    に局在するエバネッセント光により光情報を記録し又は
    再生するようにしたフォトン走査型トンネル顕微鏡を利
    用した光メモリにおいて、ある光情報形成部をより小さ
    な複数の光情報形成部構成要素の集合により形成してな
    ることを特徴とする光メモリ。
  2. 【請求項2】 複数の光情報形成部構成要素の集合によ
    り形成された光情報形成部からなる光情報形成部群と、
    各々の小さな前記光情報形成部構成要素とが、各々独立
    した光情報を有することを特徴とする請求項1記載の光
    メモリ。
  3. 【請求項3】 媒体面上を光プローブで走査しながらこ
    の光プローブ先端からエバネッセント光を滲み出させて
    前記媒体に微小凹凸による光情報を記録するようにした
    フォトン走査型トンネル顕微鏡を利用した光メモリの記
    録方法において、各々が単独で独立した光情報を有する
    小さな光情報形成部構成要素の集合により別の独立した
    光情報を有する光情報形成部群を形成するように微小凹
    凸による光情報列を光プローブにより多重記録形成する
    ようにしたことを特徴とする光メモリの記録方法。
  4. 【請求項4】 媒体面上を光プローブで走査しながら微
    小物体近傍に局在するエバネッセント光により前記媒体
    の微小凹凸による光情報を再生するようにしたフォトン
    走査型トンネル顕微鏡を利用した光メモリの再生方法に
    おいて、各々が単独で独立した光情報を有する小さな光
    情報形成部構成要素の集合により別の独立した光情報を
    有する光情報形成部群を形成するように多重記録された
    微小凹凸による光情報列に対して、前記光情報形成部構
    成要素と前記光情報形成部群とで円錐角を異ならせた光
    プローブを使い分けて再生するようにしたことを特徴と
    する光メモリの再生方法。
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