JP3280114B2 - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドの製造方法Info
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- JP3280114B2 JP3280114B2 JP09840493A JP9840493A JP3280114B2 JP 3280114 B2 JP3280114 B2 JP 3280114B2 JP 09840493 A JP09840493 A JP 09840493A JP 9840493 A JP9840493 A JP 9840493A JP 3280114 B2 JP3280114 B2 JP 3280114B2
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- slider
- core chip
- magnetic head
- rod
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスクド
ライブ装置に使用される磁気ヘッドの製造方法、特には
一連の磁気ヘッドの製造工程のうちのコアチップとスラ
イダーと の接合工程に関するものである。
ライブ装置に使用される磁気ヘッドの製造方法、特には
一連の磁気ヘッドの製造工程のうちのコアチップとスラ
イダーと の接合工程に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスクドライブ装置は最近
3.5インチ135TPI(Track Per In
ch)のタイプが主流となっており、それ用の磁気ヘッ
ドはトンネルイレーズタイプでバルクタイプのものが主
に採用されており、この傾向は暫く続くと見られてい
る。又、記憶装置は2MBが主流でありこの傾向も暫く
続くと見られている。このような状況の中で、磁気ヘッ
ドに対する市場の要求はコスト一本に絞られてきた。従
って、品質は現状維持で安価な磁気ヘッドの要求が望ま
れている。
3.5インチ135TPI(Track Per In
ch)のタイプが主流となっており、それ用の磁気ヘッ
ドはトンネルイレーズタイプでバルクタイプのものが主
に採用されており、この傾向は暫く続くと見られてい
る。又、記憶装置は2MBが主流でありこの傾向も暫く
続くと見られている。このような状況の中で、磁気ヘッ
ドに対する市場の要求はコスト一本に絞られてきた。従
って、品質は現状維持で安価な磁気ヘッドの要求が望ま
れている。
【0003】以下、図面に基づき従来技術の構成を説明
する。図4は同じく二体型スライダ−を有する磁気ヘッ
ドの製造方法を示す斜視図、図5は従来技術による一体
型スライダ−を有する磁気ヘッドを示す斜視図、図6
は、図5の磁気ヘッドの製造方法のうち、コアチップブ
ランクとスライダ−ブランクとを合体させる工程を示す
斜視図である。
する。図4は同じく二体型スライダ−を有する磁気ヘッ
ドの製造方法を示す斜視図、図5は従来技術による一体
型スライダ−を有する磁気ヘッドを示す斜視図、図6
は、図5の磁気ヘッドの製造方法のうち、コアチップブ
ランクとスライダ−ブランクとを合体させる工程を示す
斜視図である。
【0004】前述のような背景の中で磁気ヘッドは、図
6に示すような一体型スライダ−を有するタイプが出現
した。それ以前は、図4に示すような二体型スライダ−
を有するタイプが利用されていた。
6に示すような一体型スライダ−を有するタイプが出現
した。それ以前は、図4に示すような二体型スライダ−
を有するタイプが利用されていた。
【0005】図4において、81はコアチップ、82は
スライダ−L、83はスライダ−Sであり、スライダ−
は大きいスライダ−L82と小さいスライダ−S83の
二体より構成され、両スライダ−によってコアチップ8
1が挟持される。このタイプの二体型スライダ−を有す
る磁気ヘッドの製造においては、両スライダ−をセラミ
ックの大きなブロックからダイヤモンドホイ−ルで削り
出して作るか、粉末圧縮成形か射出成形によって一旦成
形されたものを、数ヵ所仕上げ加工して作るので、加工
コストが高くつく問題があった。
スライダ−L、83はスライダ−Sであり、スライダ−
は大きいスライダ−L82と小さいスライダ−S83の
二体より構成され、両スライダ−によってコアチップ8
1が挟持される。このタイプの二体型スライダ−を有す
る磁気ヘッドの製造においては、両スライダ−をセラミ
ックの大きなブロックからダイヤモンドホイ−ルで削り
出して作るか、粉末圧縮成形か射出成形によって一旦成
形されたものを、数ヵ所仕上げ加工して作るので、加工
コストが高くつく問題があった。
【0006】さらに、二体型スライダ−を有する磁気ヘ
ッドの製造においては、スライダ−L82とスライダ−
S83とによってコアチップ81が挟持された状態で、
接着剤又はガラス等により両者が接合されるため、夫々
の接触面における摩擦力の作用により、前記コアチップ
81と前記スライダ−L82と前記スライダ−S83の
下面82a、83a、81aのそれぞれが同一面上に揃
わないという欠点を有していた。この現象により生じた
コアチップ、スライダ−間の段差をコアチップ・スライ
ダ−段差(以下、CS段差と略記する)と呼ぶ。図7
は、該CS段差のバラツキを示すグラフであり、該バラ
ツキは幅で20μm程度である。
ッドの製造においては、スライダ−L82とスライダ−
S83とによってコアチップ81が挟持された状態で、
接着剤又はガラス等により両者が接合されるため、夫々
の接触面における摩擦力の作用により、前記コアチップ
81と前記スライダ−L82と前記スライダ−S83の
下面82a、83a、81aのそれぞれが同一面上に揃
わないという欠点を有していた。この現象により生じた
コアチップ、スライダ−間の段差をコアチップ・スライ
ダ−段差(以下、CS段差と略記する)と呼ぶ。図7
は、該CS段差のバラツキを示すグラフであり、該バラ
ツキは幅で20μm程度である。
【0007】図4に示した81bは記録再生用ギャップ
デプス(以下、GDと略記する)であり、図示しない消
去用のGDと共に周知のように磁気ヘッドの電磁変換特
性の良否を決定する重要な因子である。前記スライダ−
L82と前記スライダ−S83とで前記コアチップ81
を挟持して接合した接合体をコア84と呼ぶ。前記GD
を出すために、該コア84の摺接面側上面を研磨加工す
るのであるが、該研磨加工をする方法は、数百個の前記
コア84を平坦なGD加工用プレ−トに整列して接着
し、該プレ−ト単位で一度に加工する。
デプス(以下、GDと略記する)であり、図示しない消
去用のGDと共に周知のように磁気ヘッドの電磁変換特
性の良否を決定する重要な因子である。前記スライダ−
L82と前記スライダ−S83とで前記コアチップ81
を挟持して接合した接合体をコア84と呼ぶ。前記GD
を出すために、該コア84の摺接面側上面を研磨加工す
るのであるが、該研磨加工をする方法は、数百個の前記
コア84を平坦なGD加工用プレ−トに整列して接着
し、該プレ−ト単位で一度に加工する。
【0008】その際、一加工単位である数百個の前記コ
ア84の前記GDのバラツキが小さくなるように加工す
る条件としては、コアチップ81の下面からギャップの
下端までの距離のことをバックハイト寸法81cという
が、全てのコアチップ81の該バックハイト寸法81c
が揃っていること、CS段差のバラツキが小さいこと、
前記コア84がGD加工用プレ−トに、接着剤の厚みが
一定になるように接着されていることなどが重要であ
る。
ア84の前記GDのバラツキが小さくなるように加工す
る条件としては、コアチップ81の下面からギャップの
下端までの距離のことをバックハイト寸法81cという
が、全てのコアチップ81の該バックハイト寸法81c
が揃っていること、CS段差のバラツキが小さいこと、
前記コア84がGD加工用プレ−トに、接着剤の厚みが
一定になるように接着されていることなどが重要であ
る。
【0009】ところで、GD寸法の許容バラツキは、2
MBの場合実用上±10μm以内である。従ってCS段
差のバラツキが前述のように幅で20μm程度あると、
それだけでGD寸法の許容バラツキと同程度になってし
まう。そのため、コアチップ81をCS段差について4
〜5μm単位にグル−プ分けし、各グル−プ毎に適合す
る研磨シロで加工する必要が生じ、該グル−プ分けであ
る層別作業が必要になる。
MBの場合実用上±10μm以内である。従ってCS段
差のバラツキが前述のように幅で20μm程度あると、
それだけでGD寸法の許容バラツキと同程度になってし
まう。そのため、コアチップ81をCS段差について4
〜5μm単位にグル−プ分けし、各グル−プ毎に適合す
る研磨シロで加工する必要が生じ、該グル−プ分けであ
る層別作業が必要になる。
【0010】そこで、ロ−コスト化を図るために一体型
スライダ−を有する磁気ヘッドが出現したのであるが、
図5において、71はコアチップ、72は一体成形され
たスライダ−で、該スライダ−72には摺動面側から下
面側に貫通するコアチップ挿入用の長孔73が形成され
ている。コアチップ71は、該長孔73に挿入された
後、ガラス74にて接合される。前記スライダ−72の
ブランクは、射出成形にて一体成形され、図6に示すよ
うな形状をしていた。
スライダ−を有する磁気ヘッドが出現したのであるが、
図5において、71はコアチップ、72は一体成形され
たスライダ−で、該スライダ−72には摺動面側から下
面側に貫通するコアチップ挿入用の長孔73が形成され
ている。コアチップ71は、該長孔73に挿入された
後、ガラス74にて接合される。前記スライダ−72の
ブランクは、射出成形にて一体成形され、図6に示すよ
うな形状をしていた。
【0011】即ち、91はコアチップブランク、92は
前記スライダ−72のブランクであるスライダ−、93
は前記コアチップブランク91挿入用の長孔、94は該
長孔93の両側の長辺に沿って連続的に、長辺の両端部
より少し延長された長さに配設された突起、95は封着
用棒状ガラスであり、該棒状ガラス95の長さは前記ス
ライダ−92の外形寸法にほぼ等しい。前記突起94は
摺動面より立ち上がって該棒状ガラス95を位置決めす
るように形成されている。
前記スライダ−72のブランクであるスライダ−、93
は前記コアチップブランク91挿入用の長孔、94は該
長孔93の両側の長辺に沿って連続的に、長辺の両端部
より少し延長された長さに配設された突起、95は封着
用棒状ガラスであり、該棒状ガラス95の長さは前記ス
ライダ−92の外形寸法にほぼ等しい。前記突起94は
摺動面より立ち上がって該棒状ガラス95を位置決めす
るように形成されている。
【0012】図8は、図6の各部品が組合わされたとき
のBB断面を示す断面図であり、各要素部分の寸法を記
号で表してある。即ち、aは突起94の内のり間隔、b
は長孔93の長辺の間隔、cは棒状ガラス95の直径、
dはコアチップブランク91の厚み、eは突起94の高
さ、そしてfはコアチップブランク91とスライダ−9
2との下面段差、即ちCS段差を表す。間隔aは、間隔
bより広くとってある。
のBB断面を示す断面図であり、各要素部分の寸法を記
号で表してある。即ち、aは突起94の内のり間隔、b
は長孔93の長辺の間隔、cは棒状ガラス95の直径、
dはコアチップブランク91の厚み、eは突起94の高
さ、そしてfはコアチップブランク91とスライダ−9
2との下面段差、即ちCS段差を表す。間隔aは、間隔
bより広くとってある。
【0013】ここで、コアチップブランク91は、図5
に示したコアチップ71の高さ寸法より約100μmほ
ど高い。前記突起94の間に封着用棒状ガラス95を乗
せて溶融するのであるが、その際該棒状ガラス95が乗
る落着面96の高さはコアチップブランク91の高さよ
り100μmほど高い位置にある。長孔93にコアチッ
プブランク91が挿入された時、コアチップブランク9
1の位置が正確に決まり、且つ、コアチップブランク9
1が摩擦力の影響を受けること無くスム−ズに動けるよ
うに、コアチップブランク91とスライダ−92との間
には20μm程度のクリアランスを設けてある。
に示したコアチップ71の高さ寸法より約100μmほ
ど高い。前記突起94の間に封着用棒状ガラス95を乗
せて溶融するのであるが、その際該棒状ガラス95が乗
る落着面96の高さはコアチップブランク91の高さよ
り100μmほど高い位置にある。長孔93にコアチッ
プブランク91が挿入された時、コアチップブランク9
1の位置が正確に決まり、且つ、コアチップブランク9
1が摩擦力の影響を受けること無くスム−ズに動けるよ
うに、コアチップブランク91とスライダ−92との間
には20μm程度のクリアランスを設けてある。
【0014】一体型スライダ−を有する該磁気ヘッドの
製造において、図示しない組立治具上の前記スライダ−
92の長孔93に摺動面側から、前記コアチップブラン
ク91を挿入して下面を治具面に密着させ、前記突起9
4の間に棒状ガラス95を載置して、電気炉内で該棒状
ガラス95を溶融し、前記コアチップブランク91と前
記長孔との間隙にガラスを浸透させて充填し、前記スラ
イダ−92に前記コアチップブランク91を接合する。
製造において、図示しない組立治具上の前記スライダ−
92の長孔93に摺動面側から、前記コアチップブラン
ク91を挿入して下面を治具面に密着させ、前記突起9
4の間に棒状ガラス95を載置して、電気炉内で該棒状
ガラス95を溶融し、前記コアチップブランク91と前
記長孔との間隙にガラスを浸透させて充填し、前記スラ
イダ−92に前記コアチップブランク91を接合する。
【0015】このように接合した後に、前記突起94を
溶融したガラスごと研削除去し、摺動面を研磨して表面
を平滑に仕上げると共に、前記GDの所望の精度を出す
ようにする。この後の工程はこの際重要でないため図示
を省略するが、記録再生用及び消去用のコイルアセンブ
リをコアチップのコア脚に挿入し、バックコアをコア脚
端に組み込んで磁気回路を完成した後に、ジンバルバネ
に接着、コイル端子に配線して磁気ヘッドを完成する。
溶融したガラスごと研削除去し、摺動面を研磨して表面
を平滑に仕上げると共に、前記GDの所望の精度を出す
ようにする。この後の工程はこの際重要でないため図示
を省略するが、記録再生用及び消去用のコイルアセンブ
リをコアチップのコア脚に挿入し、バックコアをコア脚
端に組み込んで磁気回路を完成した後に、ジンバルバネ
に接着、コイル端子に配線して磁気ヘッドを完成する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
による磁気ヘッドの製造方法では、二体型スライダ−の
磁気ヘッドにおいては、CS段差のバラツキが大きくな
るので、GD加工のためにはコアの層別作業が必要であ
った。
による磁気ヘッドの製造方法では、二体型スライダ−の
磁気ヘッドにおいては、CS段差のバラツキが大きくな
るので、GD加工のためにはコアの層別作業が必要であ
った。
【0017】図5に示すような一体型スライダ−の磁気
ヘッドにおいては、コアチップブランクをスライダ−に
組み込む時に摩擦抵抗が無いので、CS段差fのバラツ
キは少なくなるように思われるが、実際には却って大き
くなってしまった。従って、GD加工の際に、二体型ス
ライダ−の場合と同様に、やはりコアの層別作業が必要
になる。
ヘッドにおいては、コアチップブランクをスライダ−に
組み込む時に摩擦抵抗が無いので、CS段差fのバラツ
キは少なくなるように思われるが、実際には却って大き
くなってしまった。従って、GD加工の際に、二体型ス
ライダ−の場合と同様に、やはりコアの層別作業が必要
になる。
【0018】そのために、単に作業が増加するだけでな
く、CS段差のバラツキの幅の外側のコアは当然のこと
ながら出現率が少ないので、層別した各グル−プの品物
が加工単位である一定の数量になるまで、在庫として保
管しなければならないし、加工手番も長くなるという問
題があった。
く、CS段差のバラツキの幅の外側のコアは当然のこと
ながら出現率が少ないので、層別した各グル−プの品物
が加工単位である一定の数量になるまで、在庫として保
管しなければならないし、加工手番も長くなるという問
題があった。
【0019】又、CS段差のバラツキの幅の更に外側の
コアも更に少ない出現率で発生する。これらは結局不良
にせざるを得ない場合が多いので、歩留まり低下とな
り、コスト低減に対するブレ−キとなるのである。
コアも更に少ない出現率で発生する。これらは結局不良
にせざるを得ない場合が多いので、歩留まり低下とな
り、コスト低減に対するブレ−キとなるのである。
【0020】CS段差の前記層別作業の際、前記コアチ
ップ、前記スライダ−L及びスライダ−Sのそれぞれの
下面にストレスが加わるので、傷や欠けが発生しやす
く、又傷や欠けが発生しなくても、残留歪みなどの影響
により品質面での低下を来たした。又、棒状ガラスの片
寄りから、ガラスの充填不足が発生するという問題もあ
った。
ップ、前記スライダ−L及びスライダ−Sのそれぞれの
下面にストレスが加わるので、傷や欠けが発生しやす
く、又傷や欠けが発生しなくても、残留歪みなどの影響
により品質面での低下を来たした。又、棒状ガラスの片
寄りから、ガラスの充填不足が発生するという問題もあ
った。
【0021】本発明の目的は、上記のような問題点を解
消し、CS段差のバラツキの少ない、従ってGD加工の
工数が少なくなり、在庫を最小限度に押え、加工手番も
短縮される、品質を維持しつつ安価にできる、磁気ヘッ
ドの製造方法を提供することにある。
消し、CS段差のバラツキの少ない、従ってGD加工の
工数が少なくなり、在庫を最小限度に押え、加工手番も
短縮される、品質を維持しつつ安価にできる、磁気ヘッ
ドの製造方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】コアチップと、該コアチ
ップを挿入することができる長孔が形成された一体型の
スライダ−とを有する磁気ヘッドの製造方法において、
前記スライダ−の摺動面側で、前記長孔の長辺に沿った
少なくとも片側に、不連続的に配置された突起を形成
し、前記長孔に前記コアチップを挿入すると共に、前記
突起をガイドとして棒状ガラスを載置し、該棒状ガラス
を溶融して前記コアチップを前記スライダ−に接合した
後、前記突起を除去したことを特徴とする。
ップを挿入することができる長孔が形成された一体型の
スライダ−とを有する磁気ヘッドの製造方法において、
前記スライダ−の摺動面側で、前記長孔の長辺に沿った
少なくとも片側に、不連続的に配置された突起を形成
し、前記長孔に前記コアチップを挿入すると共に、前記
突起をガイドとして棒状ガラスを載置し、該棒状ガラス
を溶融して前記コアチップを前記スライダ−に接合した
後、前記突起を除去したことを特徴とする。
【0023】又、突起は、棒状ガラスの落着面からの高
さが、コアチップの厚みの半分であることを特徴とす
る。
さが、コアチップの厚みの半分であることを特徴とす
る。
【0024】又、棒状ガラスの直径が、コアチップの厚
みと同じであることを特徴とする。
みと同じであることを特徴とする。
【0025】又、突起をスライダ−の長孔の長手方向の
両端部と共に中間位置にも有し、該中間位置に形成した
突起の高さを前記両端部に形成した突起の高さよりも低
くしたことを特徴とする。
両端部と共に中間位置にも有し、該中間位置に形成した
突起の高さを前記両端部に形成した突起の高さよりも低
くしたことを特徴とする。
【0026】
【作用】本発明の磁気ヘッドの製造方法によれば、不必
要に多くないガラス量で、しかも間隙に不足なくガラス
が充填され、スライダ−に対するコアチップの接合位置
が安定に確保されるようになる。
要に多くないガラス量で、しかも間隙に不足なくガラス
が充填され、スライダ−に対するコアチップの接合位置
が安定に確保されるようになる。
【0027】
【実施例】課題を解決すべく、突起が長孔の長辺に沿っ
て連続的に形成された一体型スライダ−を用いて、まず
封着用のガラス量がCS段差のバラツキに与える影響を
調べた。図9は、この磁気ヘッドの製造方法によるCS
段差のバラツキを示すグラフであり、棒状ガラス95の
直径cを変えて実験した場合の結果である。ここで突起
94の高さeは200μmに固定した。図9において縦
軸はCS段差fであり、横軸は度数Nである。(イ)は
棒状ガラス95の直径cが300μmの場合、(ロ)は
400μmの場合、(ハ)は500μmの場合である。
いずれの場合も実用にはほど遠い程大きなバラツキを示
しているが、棒状ガラス95の直径cが小さいほどバラ
ツキが小さくなる傾向が見られる。棒状ガラス95の直
径cが小さいほどコストダウンになるし、除去するガラ
ス量も少ないので有利である。
て連続的に形成された一体型スライダ−を用いて、まず
封着用のガラス量がCS段差のバラツキに与える影響を
調べた。図9は、この磁気ヘッドの製造方法によるCS
段差のバラツキを示すグラフであり、棒状ガラス95の
直径cを変えて実験した場合の結果である。ここで突起
94の高さeは200μmに固定した。図9において縦
軸はCS段差fであり、横軸は度数Nである。(イ)は
棒状ガラス95の直径cが300μmの場合、(ロ)は
400μmの場合、(ハ)は500μmの場合である。
いずれの場合も実用にはほど遠い程大きなバラツキを示
しているが、棒状ガラス95の直径cが小さいほどバラ
ツキが小さくなる傾向が見られる。棒状ガラス95の直
径cが小さいほどコストダウンになるし、除去するガラ
ス量も少ないので有利である。
【0028】次に突起高さeの影響を調べた。図10
は、その実験結果のCS段差fのバラツキを示すグラフ
である。(イ)は突起94の高さeが200μmの場
合、(ロ)は100μmの場合、(ハ)は0μmの場
合、(ニ)は−100μmの場合である。−100μm
とはスライダ−92の落着面96を、突起94と共に1
00μm研削除去したということであり、この時落着面
96とコアチップブランク91とは、ほぼ同じ高さにな
る。突起94低くなるほどCS段差fのバラツキは小さ
くなる傾向が見られる。(ハ)でほぼ±4μm、(ニ)
でほぼ±3μmである。
は、その実験結果のCS段差fのバラツキを示すグラフ
である。(イ)は突起94の高さeが200μmの場
合、(ロ)は100μmの場合、(ハ)は0μmの場
合、(ニ)は−100μmの場合である。−100μm
とはスライダ−92の落着面96を、突起94と共に1
00μm研削除去したということであり、この時落着面
96とコアチップブランク91とは、ほぼ同じ高さにな
る。突起94低くなるほどCS段差fのバラツキは小さ
くなる傾向が見られる。(ハ)でほぼ±4μm、(ニ)
でほぼ±3μmである。
【0029】この実験の結果を考察する。図11は、図
6の棒状ガラス95を溶融した後の状態を示す断面図で
あるが、棒状ガラス95が加熱されて溶融した溶融ガラ
ス95aは、突起94の間に橋渡しをするように充填さ
れている。コアチップブランク91は該溶融ガラス95
aの表面張力によって上方へ引っ張り上げられるので、
コアチップブランク91の位置が安定せず、その結果C
S段差fのバラツキが大きくなったのである。
6の棒状ガラス95を溶融した後の状態を示す断面図で
あるが、棒状ガラス95が加熱されて溶融した溶融ガラ
ス95aは、突起94の間に橋渡しをするように充填さ
れている。コアチップブランク91は該溶融ガラス95
aの表面張力によって上方へ引っ張り上げられるので、
コアチップブランク91の位置が安定せず、その結果C
S段差fのバラツキが大きくなったのである。
【0030】前述の実験の結果によれば、突起は廃止
し、しかも棒状ガラスの落着面の高さとコアチップブラ
ンクの高さとをほぼ等しくする必要がある。しかし突起
を廃止すると、棒状ガラスの位置決めをスライダ−自身
で行うことができなくなるので、突起は棒状ガラスのガ
イドに必要な最小限の長さに限定して設ければよいと考
えた。また、突起の高さは不必要に高くしないため、棒
状ガラスをガイドするのに十分な、直径のほぼ半分に設
定した。また、棒状ガラスの直径は小さいほど有利であ
るが、ガラス量が少な過ぎると充填不足が発生するの
で、充填不足にならない範囲で小径にすればよいと考え
た。
し、しかも棒状ガラスの落着面の高さとコアチップブラ
ンクの高さとをほぼ等しくする必要がある。しかし突起
を廃止すると、棒状ガラスの位置決めをスライダ−自身
で行うことができなくなるので、突起は棒状ガラスのガ
イドに必要な最小限の長さに限定して設ければよいと考
えた。また、突起の高さは不必要に高くしないため、棒
状ガラスをガイドするのに十分な、直径のほぼ半分に設
定した。また、棒状ガラスの直径は小さいほど有利であ
るが、ガラス量が少な過ぎると充填不足が発生するの
で、充填不足にならない範囲で小径にすればよいと考え
た。
【0031】以下に図面を用いて説明する。図1は本発
明の一実施例である磁気ヘッドの製造方法を示す斜視
図、図2は図1の組立が成された後の断面A,Aを示す
断面図である。断面A,Aと平行な突起部における断面
は、図8と同様なので、同じ要素寸法には同じ記号を使
用して断面図は省略する。図1において1はコアチップ
ブランクである。2は射出成形にて一体成形されたスラ
イダ−であり、チタン酸カルシウム系セラミックスより
成る。3は封着用棒状ガラスである。4は、コアチップ
ブランク1をスライダ−2の摺動面側より挿入すること
ができるように、スライダ−2の摺動面側に開けられた
長孔である。5は、該長孔4の長辺の両端付近にのみあ
り、摺動面より立ち上がった突起であり、6は前記棒状
ガラス3を載置する落着面である。
明の一実施例である磁気ヘッドの製造方法を示す斜視
図、図2は図1の組立が成された後の断面A,Aを示す
断面図である。断面A,Aと平行な突起部における断面
は、図8と同様なので、同じ要素寸法には同じ記号を使
用して断面図は省略する。図1において1はコアチップ
ブランクである。2は射出成形にて一体成形されたスラ
イダ−であり、チタン酸カルシウム系セラミックスより
成る。3は封着用棒状ガラスである。4は、コアチップ
ブランク1をスライダ−2の摺動面側より挿入すること
ができるように、スライダ−2の摺動面側に開けられた
長孔である。5は、該長孔4の長辺の両端付近にのみあ
り、摺動面より立ち上がった突起であり、6は前記棒状
ガラス3を載置する落着面である。
【0032】コアチップブランク1とスライダ−2との
接合工程では、コアチップブランク1を所定の向きに合
わせてスライダ−2の長孔4に挿入し、突起5の間の落
着面6に棒状ガラス3を載置し、加熱溶融してガラスを
コアチップブランク1とスライダ−2との間隙に充填し
て接合体コアとする。はみ出したガラスと共に突起5と
スライダ−2上に隣接する他の突起部分とを研削除去し
てから、研磨して摺接面を平滑に仕上げる。
接合工程では、コアチップブランク1を所定の向きに合
わせてスライダ−2の長孔4に挿入し、突起5の間の落
着面6に棒状ガラス3を載置し、加熱溶融してガラスを
コアチップブランク1とスライダ−2との間隙に充填し
て接合体コアとする。はみ出したガラスと共に突起5と
スライダ−2上に隣接する他の突起部分とを研削除去し
てから、研磨して摺接面を平滑に仕上げる。
【0033】図2は突起5の無い部分のコア断面を示し
ている。棒状ガラス3を乗せるスライダ−2の落着面6
の高さがコアチップブランク1の高さとほぼ同じである
こと、又突起5の長さ及び高さが限定されていることか
ら、コアチップブランク1に与える溶融ガラス3aの表
面張力の影響が極僅かになり、コアチップブランク1が
持ち上げられることがない。
ている。棒状ガラス3を乗せるスライダ−2の落着面6
の高さがコアチップブランク1の高さとほぼ同じである
こと、又突起5の長さ及び高さが限定されていることか
ら、コアチップブランク1に与える溶融ガラス3aの表
面張力の影響が極僅かになり、コアチップブランク1が
持ち上げられることがない。
【0034】又、突起のスライダ−の落着面からの高さ
が、コアチップブランクの厚みのほぼ半分であれば、直
径がコアチップブランクの厚みとほぼ等しい棒状ガラス
を、ガタ無くガイドするのに十分である。
が、コアチップブランクの厚みのほぼ半分であれば、直
径がコアチップブランクの厚みとほぼ等しい棒状ガラス
を、ガタ無くガイドするのに十分である。
【0035】一般にコアチップの厚み寸法は300μm
程度である。今コアチップブランク1の厚み寸法dを3
00±10μmとすると、スライダ−2の長孔4の長辺
の間隔bは340±10μmに設定され、突起5の内の
り間隔aは370±10μmに設定される。前記間隔a
は、金型製作の都合上、前記間隔bより僅かに広くなっ
ている。僅かにとは、a−b=30μm程度のことであ
る。この値は、棒状ガラス3が突起5の間でガタツキの
無いようにするために、最大でも200μmを越えない
ことが望ましい。
程度である。今コアチップブランク1の厚み寸法dを3
00±10μmとすると、スライダ−2の長孔4の長辺
の間隔bは340±10μmに設定され、突起5の内の
り間隔aは370±10μmに設定される。前記間隔a
は、金型製作の都合上、前記間隔bより僅かに広くなっ
ている。僅かにとは、a−b=30μm程度のことであ
る。この値は、棒状ガラス3が突起5の間でガタツキの
無いようにするために、最大でも200μmを越えない
ことが望ましい。
【0036】又、前記棒状ガラス3は断面が一様の棒状
をしており、断面形状はどんな形状でも適用可能である
が、コスト面を考慮すると円形が安価である。該棒状ガ
ラス3の直径cは、直径cが小さいほどCS段差のバラ
ツキが小さいという先の実験の結果、及び直径cがコア
チップブランクの厚みより小さいと充填不足が発生する
危険性があることから、突起5の内のり間隔aと同じ
か、又は僅かに小さく、コアチップブランク1の厚みと
ほぼ等しくする。このような直径cは300〜350μ
mが相当し、実施例では直径cは320μmに設定し
た。
をしており、断面形状はどんな形状でも適用可能である
が、コスト面を考慮すると円形が安価である。該棒状ガ
ラス3の直径cは、直径cが小さいほどCS段差のバラ
ツキが小さいという先の実験の結果、及び直径cがコア
チップブランクの厚みより小さいと充填不足が発生する
危険性があることから、突起5の内のり間隔aと同じ
か、又は僅かに小さく、コアチップブランク1の厚みと
ほぼ等しくする。このような直径cは300〜350μ
mが相当し、実施例では直径cは320μmに設定し
た。
【0037】又、突起を不連続に配設することで、突起
内面に表面張力で引き寄せられるガラス量が減るので、
コアチップブランクの厚みとほぼ等しい直径の細い棒状
ガラスを使用してもガラスの充填不足が発生することな
く、CS段差のバラツキを小さくできた。そして細い棒
状ガラスを使用するので、棒状ガラスの単価が安くな
り、溶融後のガラスの研削量も少なくなるので、加工時
間が短縮され砥石の寿命も伸びた。
内面に表面張力で引き寄せられるガラス量が減るので、
コアチップブランクの厚みとほぼ等しい直径の細い棒状
ガラスを使用してもガラスの充填不足が発生することな
く、CS段差のバラツキを小さくできた。そして細い棒
状ガラスを使用するので、棒状ガラスの単価が安くな
り、溶融後のガラスの研削量も少なくなるので、加工時
間が短縮され砥石の寿命も伸びた。
【0038】以上のように、棒状ガラスをガイドする突
起の配設箇所を限定し、各部寸法を設定した本発明の磁
気ヘッドの製造方法にて、CS段差fのバラツキを調査
したところ、図10(ニ)と同等の結果を得た。CS段
差fのバラツキ±3μmは十分実用的な値であり、コア
チップブランク1とスライダ−2を接合したあとのCS
段差の層別作業が不要になった。
起の配設箇所を限定し、各部寸法を設定した本発明の磁
気ヘッドの製造方法にて、CS段差fのバラツキを調査
したところ、図10(ニ)と同等の結果を得た。CS段
差fのバラツキ±3μmは十分実用的な値であり、コア
チップブランク1とスライダ−2を接合したあとのCS
段差の層別作業が不要になった。
【0039】コアの層別作業が無くなることで、層別作
業に伴うコアチップブランク、あるいはスライダ−の下
面へのストレスが加わらないので、傷や欠けが発生せ
ず、又残留歪みも発生しなくなった。
業に伴うコアチップブランク、あるいはスライダ−の下
面へのストレスが加わらないので、傷や欠けが発生せ
ず、又残留歪みも発生しなくなった。
【0040】又、コアの層別作業が無くなれば、コアが
停滞することなく次工程(GD加工工程)にて仕掛かれ
るので、在庫として保管する必要がなくなり、加工手番
が短縮された。又、CS段差のバラツキを小さくできる
ので、完成した磁気ヘッドのGD精度が著しく向上し
た。その結果磁気ヘッドの電磁変換特性のバラツキが小
さくなり、特に再生出力、オ−バ−ライト、レゾリュ−
ションのバラツキが小さくなった。
停滞することなく次工程(GD加工工程)にて仕掛かれ
るので、在庫として保管する必要がなくなり、加工手番
が短縮された。又、CS段差のバラツキを小さくできる
ので、完成した磁気ヘッドのGD精度が著しく向上し
た。その結果磁気ヘッドの電磁変換特性のバラツキが小
さくなり、特に再生出力、オ−バ−ライト、レゾリュ−
ションのバラツキが小さくなった。
【0041】図3に本発明の他の実施例を示す。図3で
は、突起が長孔4の両長辺に3か所ずつ設けられてい
る。中央の突起5aは両端の突起5b、5cより高さが
50〜100μm程低くしてある。突起は棒状ガラス3
をガイドするためのものだから、長孔の少なくとも片側
に2ヵ所以上は必要であるが、突起を両長辺に沿って設
ける場合の片側には、少なくとも1ヵ所以上、他側には
2ヵ所以上あればよい。即ち突起は、長孔の長辺に沿っ
た少なくとも片側に、不連続に配設するのが特徴であ
る。
は、突起が長孔4の両長辺に3か所ずつ設けられてい
る。中央の突起5aは両端の突起5b、5cより高さが
50〜100μm程低くしてある。突起は棒状ガラス3
をガイドするためのものだから、長孔の少なくとも片側
に2ヵ所以上は必要であるが、突起を両長辺に沿って設
ける場合の片側には、少なくとも1ヵ所以上、他側には
2ヵ所以上あればよい。即ち突起は、長孔の長辺に沿っ
た少なくとも片側に、不連続に配設するのが特徴であ
る。
【0042】図3の組立では、溶融したガラスの表面張
力でガラスが中央の突起部分に引き寄せられるので、充
填空間の多い中央部分へのガラス供給を補うことにな
り、充填不足の発生頻度が更に少なくなる。長孔の長手
方向寸法が比較的長いスライダ−に於いては、特に効果
的である。
力でガラスが中央の突起部分に引き寄せられるので、充
填空間の多い中央部分へのガラス供給を補うことにな
り、充填不足の発生頻度が更に少なくなる。長孔の長手
方向寸法が比較的長いスライダ−に於いては、特に効果
的である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、棒上ガラスをガイドす
るための突起を、不連続的に配置したことにより、棒状
ガラスを加熱溶融した時に、溶融ガラスが突起のあいだ
で橋渡しする部分が少なくなり、溶融ガラスの表面張力
でコアチップブランクが持ち上げられることがない。コ
アチップブランクが持ち上げられることがないので、コ
アチップブランクの位置が安定し、CS段差のバラツキ
を小さくできた。
るための突起を、不連続的に配置したことにより、棒状
ガラスを加熱溶融した時に、溶融ガラスが突起のあいだ
で橋渡しする部分が少なくなり、溶融ガラスの表面張力
でコアチップブランクが持ち上げられることがない。コ
アチップブランクが持ち上げられることがないので、コ
アチップブランクの位置が安定し、CS段差のバラツキ
を小さくできた。
【0044】又、突起をスライダ−の長孔の両端部の他
に中間にも設ければ、中央部分へのガラス供給を補うこ
とになり、充填不足の発生頻度が更に少なくなる。突起
はそれぞれの長さが限定され、高さも低く表面張力の影
響が極めて微小なため、CS段差のバラツキを大きくす
ることがないのは勿論である。
に中間にも設ければ、中央部分へのガラス供給を補うこ
とになり、充填不足の発生頻度が更に少なくなる。突起
はそれぞれの長さが限定され、高さも低く表面張力の影
響が極めて微小なため、CS段差のバラツキを大きくす
ることがないのは勿論である。
【図1】本発明の一実施例である磁気ヘッドの製造方法
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】図1の組立が成された後の断面A,Aを示す断
面図である。
面図である。
【図3】本発明の他の実施例である磁気ヘッドの製造方
法を示す斜視図である。
法を示す斜視図である。
【図4】従来技術である二体型スライダ−を有する磁気
ヘッドの製造方法を示す斜視図である。
ヘッドの製造方法を示す斜視図である。
【図5】従来技術による一体型スライダ−を有する磁気
ヘッドの斜視図である。
ヘッドの斜視図である。
【図6】図5の磁気ヘッドの製造方法を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】二体型スライダ−を有する磁気ヘッドのCS段
差のバラツキを示すグラフである。
差のバラツキを示すグラフである。
【図8】図6のB,B断面を示す断面図である。
【図9】ガラス量の影響を調べる一体型スライダ−の実
験結果を示すグラフである。
験結果を示すグラフである。
【図10】突起高さの影響を調べる一体型スライダ−の
実験結果を示すグラフである。
実験結果を示すグラフである。
【図11】図8の棒状ガラスを溶融した後の状態を示す
断面図である。
断面図である。
1 コアチップブランク 2 スライダ− 3 棒状ガラス 4 長孔 5、5a、5b、5c 突起 a 突起の内のり間隔 b 長孔の長辺の間隔 c 棒状ガラスの直径 d コアチップブランクの厚み e 突起の高さ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−298648(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/60 G11B 5/127
Claims (4)
- 【請求項1】 コアチップと、該コアチップを挿入する
ことができる長孔が形成された一体型のスライダ−とを
有する磁気ヘッドの製造方法において、前記スライダ−
の摺動面側で、前記長孔の長辺に沿った少なくとも片側
に、不連続的に配置された突起を形成し、前記長孔に前
記コアチップを挿入すると共に、前記突起をガイドとし
て棒状ガラスを載置し、該棒状ガラスを溶融して前記コ
アチップを前記スライダ−に接合した後、前記突起を除
去したことを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項2】 突起は、棒状ガラスの落着面からの高さ
が、コアチップの厚みの半分であることを特徴とする請
求項1記載の磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項3】 棒状ガラスの直径が、コアチップの厚み
と同じであることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッ
ドの製造方法。 - 【請求項4】 突起を、スライダ−の長孔の長手方向の
両端部と共に中間位置にも有し、該中間位置に形成した
突起の高さを、前記両端部に形成した突起の高さよりも
低くしたことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッドの
製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09840493A JP3280114B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 磁気ヘッドの製造方法 |
US08/211,389 US5457871A (en) | 1993-04-02 | 1994-03-31 | Method of manufacturing magnetic head |
US08/414,716 US5624730A (en) | 1993-04-02 | 1995-05-17 | Magnetic head |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09840493A JP3280114B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06290435A JPH06290435A (ja) | 1994-10-18 |
JP3280114B2 true JP3280114B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=14218903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09840493A Expired - Fee Related JP3280114B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3280114B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP09840493A patent/JP3280114B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06290435A (ja) | 1994-10-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |