JP3279409B2 - 医療用カプセル装置 - Google Patents

医療用カプセル装置

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JP3279409B2 JP25988293A JP25988293A JP3279409B2 JP 3279409 B2 JP3279409 B2 JP 3279409B2 JP 25988293 A JP25988293 A JP 25988293A JP 25988293 A JP25988293 A JP 25988293A JP 3279409 B2 JP3279409 B2 JP 3279409B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、体腔内の部位を
直接的に観察し、診断や治療を行う医療用カプセル装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用カプセル装置は、患者の口腔から
体腔内に挿入する内視鏡とは異なり、患者が飲み込むこ
とにより、体外装置と無線的に接続されているため、患
者に与える苦痛を大きく軽減できることで注目されてい
る。従来、例えば、特開昭57−156736号公報に
示すように、医療用カプセル装置は、薬液を投与した
り、体液、組織を採取する機能を持っており、体腔内に
おいて薬液を投与し、また体液、組織を採取することが
できるようになっている。
【0003】また、特願平4−224180号に示すよ
うに、前述した機能に加えてカプセル本体にマニピュレ
ータを設け、患部等を積極的に処置することができるも
のも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
医療用カプセル装置は、図12に示すように、体腔内、
例えば管腔a内をカプセルbが転動しながら下降(進
行)していくため、カプセルb自身が常に同一の方向を
向きながら移動することができなかった。また、1つの
カプセルに全ての機能を具備させている為にカプセルの
硬質長が長くなり飲み込みにくいものであった。
【0005】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、2個のカプセルに機
能を分割して設けることで、カプセル本体が転動するこ
と無く、飲み込み性を向上させるとともに、観察と治療
又は処置を同時に行える医療用カプセル装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、体腔内を通過させて検査、治療又は処置
を行う医療用カプセル装置において、前部に前方を観察
するための観察手段と、この観察手段の観察部位の把
持、切開又は切除を行う為のマニピュレータとを具備し
た第1のカプセルと、カプセル内部に体外通信手段と交
信する為の通信手段を具備した第2のカプセルと、前記
2個のカプセルを弾性的に結合する為の結合部材とで構
成し、体外通信手段から送信される信号を第2のカプセ
ル内の通信手段によって受信して、結合部材を介して第
1のカプセルに信号を送り、この信号に従ってマニュピ
ュレータを動作させ、観察と治療又は処置が同時に行え
るようにしたことを特徴とする。
【0007】また、前記第1のカプセルの後部に生体内
の温度またはpHを測定するセンサを設けたことを特徴
とする。
【0008】
【作用】複数個のカプセルが弾性的な結合手段によって
結合されていることで、体腔内を移動する際に、カプセ
ル本体が転動すること無く、常に同一方向を向きながら
移動することができる。また、各カプセルの硬質長を短
くすることができるので、飲み込み性を向上させること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0010】図1〜図3は第1の実施形態を示し、図1
は医療用カプセル装置の全体図を示す。医療用カプセル
装置は、第1のカプセル1と第2のカプセル2および両
カプセル1,2を弾性的に結合する結合手段としての結
合部材3とから構成されている。
【0011】第1のカプセル1は、略球状で、その前部
には前方を観察するための観察手段としての観察光学系
4および生体組織の把持、切開、切除を行うためのマニ
ピュレータ5が設けられている。さらに、第1のカプセ
ル1の後部には生体内の温度、pHを測定するセンサ6
が設けられている。第2のカプセル2も略球状で、内部
には体外通信手段(図示しない)と交信するための通信
手段7が設けられている。
【0012】前記結合部材3は、弾性を有する合成樹脂
材料等からなる棒状体で、その中間部には位置検知手段
としての歪ゲージ8が取付けられ、結合部材3が屈曲さ
れたときの弾性歪を検知することにより、第1と第2の
カプセル1,2の相対的位置関係を知ることができるよ
うになっている。
【0013】したがって、前述のように構成された医療
用カプセル装置を口腔から飲み込むことにより、体腔
内、例えば管腔9を図1に示すように、第1のカプセル
1が前部に、第2のカプセル2が後部になって管腔9内
を進行する。この進行途中で、観察光学系4による観察
像、センサ6による温度、pHの測定データおよび歪ゲ
ージ8による歪情報は、通信手段7によって体外通信手
段へ送信される。また、体外通信手段から送信された信
号を通信手段7によって受信し、この信号に従ってマニ
ピュレータ5を動作させることができ、生体組織の把
持、切開、切除等を行うことができる。
【0014】次に、医療用カプセル装置の作用について
説明する。図2に示すように、第1のカプセル1、第2
のカプセル2の順に口腔から飲み込むことにより、第1
のカプセル1が前部に、第2のカプセル2が後部になっ
て管腔9内を進行する。このとき、第1のカプセル1と
第2のカプセル2が結合部材3によって連結されている
ため、自由な回転は、第1、第2カプセル1、2を結ぶ
カプセル中心軸の軸線回り(矢印)だけであり、常に管
腔9の中心軸とカプセル中心軸は概ね一致しており、第
1のカプセル1の前部は常に進行方向に向いている。
【0015】次に、カプセルの経路の算出について図3
に基づき説明する。結合部材3には歪ゲージ8が設けら
れているため、歪ゲージ8によって第1と第2のカプセ
ル1,2の相対位置関係が測定できるため、1日の測定
tn時間に2点のカプセル位置を求めることができる。
したがって、t1〜t5時間での位置情報を基に多項式
の係数ベクトルを求める式は10本作ることが可能であ
り、このため9次の多項式の係数ベクトルを算出でき
る。したがって、従来のカプセルよりも同じ時間計測に
よって、より高次の精度の多項式により次時間のカプセ
ルの位置を高い精度で予測することができる。
【0016】この結果、診断、治療をより正確に行うこ
とができる。また、カプセルの前部が常に管腔の前方を
向いているために観察像のオリエンテーションがつけ易
く、また所望の箇所でのアンビュレーションを容易に行
うことができる。
【0017】図4〜図6は第2の実施形態を示し、図4
は腸10内を医療用カプセル装置が進行している状態を
示し、図5は、第1の実施形態における第1、第2のカ
プセル1、2の一方の内部構造を示し、以下、単にカプ
セル11という。このカプセル11の内部における一側
部には液体を収容した室に超音波振動子12が設けら
れ、この超音波振動子12はラジアル走査を行う超音波
モータ13によって支持されている。さらにカプセル1
1の内部における中央部には超音波の送受波を行うため
の送受波回路14、超音波画像信号を体外に伝送する送
信回路15が設けられ、カプセル11の内部における他
側部にはカプセル駆動用の電池16が設けられている。
【0018】カプセル11は消化管腔の蠕動により体腔
内を進行し、逐次体腔内の超音波断層像を体外に送信す
る。体外では図6に示す、体外通信手段としての体外受
信装置17によりカプセル11からの信号を受信して超
音波画像を表示する。体外受信装置17は超音波信号を
受信するアンテナ18、受信回路19、受信信号を断層
像に変換する超音波画像生成回路20、得られた超音波
断層像を3次元画像に構築する3次元超音波画像構築回
路21および画像表示ディスプレイ22からなり、体腔
内より伝送されてくる超音波断層像を3次元画像に構築
して表示する。
【0019】このようにカプセル11から伝送される体
腔内の超音波断層信号を体外にて3次元超音波画像に構
築、表示することにより、超音波プローブ、内視鏡等で
は到達し得ない体深部(小腸等)も含め、消化管すべて
に亘って3次元断層像が得られ、生理学的研究の有用な
データ獲得や病変の診断を行うことができる。
【0020】図7は第3の実施形態を示し、カプセル1
1と体外受信装置17のブロック図であり、カプセル1
1には第2の実施形態に加えて例えば圧電素子で構成さ
れている加速度センサ23が内蔵されている。この加速
度センサ23の検出信号は送信回路14に入力され、超
音波受波信号とともに時分割多重もしくは周波数多重さ
れ、体外に送信される。
【0021】体外受信装置17では受信回路にて超音波
受波信号と加速度信号を分離する。加速度信号は位置・
速度検出回路24に入力され、カプセル11の位置・速
度を検出する。速度データは3次元超音波画像構築回路
21に入力され、カプセル11の速度変化に対応して3
次元画像構築を行うことにより正確で見易い3次元画像
が得られる。また、位置データによりX線等を使用せず
に体腔内でのカプセル11の位置を知ることができる。
【0022】このように、カプセル11に加速度センサ
23を設けたことにより、カプセル11の速度データに
よって3次元超音波画像構築の補正を行い、カプセル1
1の速度変化があった場合でも正確で見易い画像を得る
ことができる。また、位置データにより体腔内のカプセ
ル11の位置を簡易に得ることができる。
【0023】図8(a)(b)は第4の実施形態を示
し、第1の実施形態における第1、第2のカプセル1,
2の一方の内部構造を示し、以下、単にカプセル31と
いう。図8(a)に示すように、カプセル31を構成す
る容器32内には伸縮性のバルーン33と通常は収縮状
態にあるベローズ34が設けられている。バルーン33
の内部には目的とする消化管内の患部で放出させる薬剤
35が充填され、リザーバとしての役割を果たしてい
る。バルーン33の一端は容器32の連通孔36と接続
され、内外を連通している。一方、ベローズ34の一端
も容器32の連通孔37と接続され、連通孔37には消
化管内の消化液で選択的に溶解する溶解膜38が設けら
れている。また、連通孔37にはカプセル31の外部か
らベローズ34内のみに溶液が浸入してくるように逆止
弁39が設けられている。また、ベローズ34の内腔に
は消化管内の消化液と化学反応を起こして気体(ガス)
を発生する化学物質40が充填されている。
【0024】このように構成されたカプセル31を胃内
で選択的に薬剤を放出する場合について説明すると、前
記溶解膜38を胃液で消化されるゼラチン等で構成し、
またべローズ34の内腔に設ける化学物質40を胃液
(酸)と反応してガスを発生する物質とする。前記化学
物質40としては、K,Ca,Na,Mg,Al,Zn
等の金属あるいはCaCO等が用いられる。
【0025】患者がカプセル31を飲み込むと、胃液等
の消化液41で溶解膜38が溶解し、図8(b)に示す
ように、胃液が逆止弁39を介してベローズ34の内腔
に浸入する。そして、カプセル31内の化学物質40と
化学反応を起こし、水素ガス、二酸化炭素ガス等のガス
42が発生する。ガス42の発生に伴いベローズ34は
伸張し、バルーン33を押圧するため、バルーン33の
内腔に充填された薬剤35は連通孔36を介して胃内に
放出される。
【0026】一方、腸内で薬剤放出をさせる場合は、溶
解膜38を腸液で消化される脂肪酸膜とする。また、ベ
ローズ34の内腔の化学物質40を腸液と化学反応を起
こしてガスを発生するAl,Zn,Si,NHCl
等とする。
【0027】そして、患者がカプセル31を飲み込み、
カプセル31が腸内に到達すると、腸液により脂肪酸膜
からなる溶解膜38が溶解する。そして、腸液が逆止弁
39を介してベローズ34の内腔に浸入する。そして、
カプセル31内の化学物質40と化学反応を起こし、水
素ガス、アンモニアガス等のガス42が発生し、ベロー
ズ34は伸張し、バルーン33を押圧するため、バルー
ン33の内腔に充填された薬剤35は連通孔36を介し
て腸内に放出される。
【0028】このように構成したカプセルは、ベローズ
内腔に消化液(胃液、腸液)と反応してガスを発生する
化学物質を設けたため、従来のX線造影装置でカプセル
の位置を検出する必要はなく、また体外に大掛かりな超
音波や磁気発生手段を設ける必要もなく、体腔内の目的
とする患部で選択的に薬剤を放出させることができる。
【0029】図9(a)(b)は第5の実施形態を示
し、第4の実施形態と同一構成部分については同一番号
を付して説明を省略する。図9(a)に示すように、カ
プセル43の容器44の側面には凹部45が設けられ、
この凹部45は連通孔46を介して容器44の内外を連
通している。凹部45には消化液で溶解する溶解膜38
が取付けられている。べローズ34の内腔にはガスを吸
着した吸着剤47が設けられている。この吸着剤47と
しては、例えばV,Mn,Cr,Co等が用いられる。
また、容器44内のべローズ34の周囲は消化液と化学
反応を起こして発熱する化学物質48が設けられてい
る。
【0030】このように構成したカプセル43を胃内で
選択的に薬剤を放出する場合について説明すると、前記
溶解膜38を胃液で消化されるゼラチン等で構成し、ま
たべローズ34の周囲の化学物質48を胃液(酸)と反
応して発熱するアルカリ、NaOH等とする。
【0031】患者がカプセル43を飲み込むと、胃液等
の消化液41で溶解膜38が溶解し、図9(b)に示す
ように、連通孔46を介して胃液が容器44内に浸入す
る。そして、消化液41とべローズ34の周囲に設けら
れた化学物質48とが化学反応を起こして発熱する。こ
の発熱により吸着剤47に吸着されていたガス49が解
離放出され、ベローズ34は伸張し、バルーン33を押
圧するため、バルーン33の内腔に充填された薬剤35
は連通孔36を介して胃内に放出される。
【0032】一方、腸内で薬剤放出をさせる場合は、溶
解膜38を腸液で消化される脂肪酸膜とし、ベローズ3
4の周囲に設ける化学物質48を腸液と化学反応を起こ
して発熱するHCl,CHCOOH等の酸性物質と
すれば、前述と同様に腸内において選択的に薬剤が放出
されることになる。
【0033】したがって、第4の実施形態と同様の効果
が得られる。図10(a)(b)は第6の実施形態を示
し、第4,5の実施形態と同一構成部分については同一
番号を付して説明を省略する。図10(a)に示すよう
に、カプセル50の容器51の内部に設けられたベロー
ズ34の内壁には白金担持したTiO粒子52が接
着等により固定して設けられ、ベローズ34の内腔には
電解液53が充填されている。
【0034】ベローズ34は透光性を有する材料で形成
されている。べローズ34の周囲には腸液等の消化液4
1と反応して発光する化学物質54が設けられている。
この化学物質54としては、例えば過酸化水素あるいは
次亜塩素酸塩とルミノールの混合物が用いられる。
【0035】このように構成したカプセル50を腸内で
選択的に薬剤を放出する場合について説明すると、患者
がカプセル50を飲み込み、腸内に到達すると、脂肪酸
膜からなる溶解膜38が溶解し、図10(b)に示すよ
うに、連通孔46を介して腸液が容器51内に浸入す
る。そして、腸液とルミノール、過酸化水素水(次亜塩
素酸塩)からなる化学物質54が化学反応を起こし、3
50〜600nmの発光を起こす。
【0036】この光は透光性のべローズ34内のTiO
粒子52に届き、光電気分解によりH,O
ガス55が発生する。そして、ベローズ34は伸張し、
バルーン33を押圧するため、バルーン33の内腔に充
填された薬剤35は連通孔36を介して腸内に放出され
る。したがって、第4,5の実施形態と同様の効果が得
られる。
【0037】図11(a)(b)は第7の実施形態を示
し、第4〜6の実施形態と同一構成部分については同一
番号を付して説明を省略する。図11(a)に示すよう
に、カプセル56の容器57の内部に設けられたべロー
ズ34の内腔には電解液溶液58が充填されている。電
解液溶液58としては水に塩化ナトリウム、塩化銅(I
I),硫酸銅(II)等の電解質を溶解したものが用い
られる。
【0038】また、ベローズ34の端部には小型バッテ
リー59と、これに接続された一対の電極60が設けら
れている。一対の電極60は電解質溶液58に浸漬され
ている。また、カプセル56の外周にはタイマースイッ
チ61が設けられ、設定時間経過後、電極60間に小型
バッテリー59の電圧を印加可能となっている。
【0039】このように構成したカプセル56を胃内、
腸内で選択的に薬剤を放出する場合について説明する
と、まず、タイマースイッチ61を操作してタイマーの
設定時間をカプセル56が胃あるいは腸に到達する時間
にする。そして、タイマースイッチ61をオンにし、患
者がカプセル56を飲み込む。タイマーは設定時間にな
ると、スイッチオンとなり、小型バッテリー59の電圧
が一対の電極60間に印加される。
【0040】電圧が印加されることで、電解質溶液58
は電気分解を起こし、H,Oガス55が発生す
る。そして、ベローズ34は伸張し、バルーン33を押
圧するため、バルーン33の内腔に充填された薬剤35
は連通孔36を介して胃内または腸内に放出される。し
たがって、第4〜6の実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数個のカプセルに必要な機能を分割して具備さ
せ、弾性的な結合手段によって結合することにより、体
腔内を移動する際に、カプセル本体が転動すること無
く、常に同一方向を向きながら移動することができる。
また、1つのカプセルに必要な機能の全てを収納した場
合に比べて、各カプセルの硬質長を短くすることができ
るので飲み込み性を向上することができる。さらに、体
外通信手段から送信される信号を第2のカプセル内の通
信手段によって受信して、結合部材を介して第1のカプ
セルに信号を送り、この信号に従ってマニュピュレータ
を動作させ、観察と治療又は処置が同時に行えるという
効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示し、医療用カプ
セル装置の管腔内の進行状態を示す斜視図。
【図2】同実施形態の作用説明図。
【図3】同実施形態のカプセルの経路の算出についての
説明図。
【図4】この発明の第2の実施形態を示し、医療用カプ
セル装置の腸内の進行状態を示す正面図。
【図5】同実施形態のカプセルの縦断側面図。
【図6】同実施形態のカプセルと体外受信装置のブロッ
ク図。
【図7】この発明の第3の実施形態を示し、カプセルと
体外受信装置のブロック図。
【図8】この発明の第4の実施形態を示し、カプセルの
縦断側面図。
【図9】この発明の第5の実施形態を示し、カプセルの
縦断側面図。
【図10】この発明の第6の実施形態を示し、カプセル
の縦断側面図。
【図11】この発明の第7の実施形態を示し、カプセル
の縦断側面図。
【図12】従来の医療用カプセル装置の管腔内の進行状
態を示す斜視図。
【図13】従来のカプセルの経路の算出についての説明
図。
【符号の説明】
1…第1のカプセル 2…第2のカプセル 3…結合部材 5…マニピュレータ 7…通信手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−23322(JP,A) 特開 平4−109927(JP,A) 特開 平2−31738(JP,A) 特開 平4−347138(JP,A) 特開 平5−228858(JP,A) 特開 昭61−270088(JP,A) 特開 平5−212093(JP,A) 特開 平4−176770(JP,A) 特開 昭58−10067(JP,A) 特開 昭49−4389(JP,A) 朝倉、相原,特集 ミクロの研究室 進化する顕微鏡 ナノマシン技術と先端 医療,金属,第63巻第9号,p.58−64 植田,実用化目前のマイクロマシン技 術 マイクロマシン技術の医療分野への 応用,センサ技術,情報調査会,第13巻 第1号,p.58−62 藤正,「マイクロマシニング」マイク ロマシンは医療技術を変えるか,医科器 械学,日本,第61巻第9号,p.393− 395 藤正,生体とマイクロマシン,電子情 報通信学会誌,第74巻第9号,p.936 −939 生田,形状記憶合金マイクロアクチュ エータ,機械の研究,第43巻第1号, p.202−206 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 - 23/26 A61B 5/06 - 5/22 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内を通過させて検査、治療又は処置
    を行う医療用カプセル装置において、前部に前方を観察するための観察手段と、この観察手段
    の観察部位の把持、切開又は切除を行う為のマニピュレ
    ータとを具備した第1のカプセルと、カプセル内部に体
    外通信手段と交信する為の通信手段を具備した第2のカ
    プセルと、前記2個のカプセルを弾性的に結合する為の
    結合部材とで構成し、体外通信手段から送信される信号
    を第2のカプセル内の通信手段によって受信して、結合
    部材を介して第1のカプセルに信号を送り、この信号に
    従ってマニュピュレータを動作させ、観察と治療又は処
    置が同時に行えるように したことを特徴とする医療用カ
    プセル装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のカプセルの後部に生体内の温
    度またはpHを測定するセンサを設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の医療用カプセル装置。
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