JP3278319B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3278319B2
JP3278319B2 JP09628895A JP9628895A JP3278319B2 JP 3278319 B2 JP3278319 B2 JP 3278319B2 JP 09628895 A JP09628895 A JP 09628895A JP 9628895 A JP9628895 A JP 9628895A JP 3278319 B2 JP3278319 B2 JP 3278319B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトナー像を支持したシー
ト材を定着ローラ対により定着させる構成の画像形成装
置に関する。詳しくは極性の異なる2種類のトナーを使
用してシート材上に画像を形成し、このシート材上の画
像を静電気的に用紙に転写する画像形成装置の定着品質
の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像形成装置としては電
子写真方式のネガプリントモードとポジプリントモード
の2つのモードを切り換えて記録するマイクロフィルム
リーダープリンタがあり、図6はその画像形成部の主要
構成を示した説明図である。
【0003】101は矢印A101に示す方向に回転す
る感光ドラムであり、この感光ドラム101の外周表面
上を1次帯電器102によって均一に帯電した後、画像
パターン光103を感光体101上に投影露光して、静
電潜像を作る。
【0004】ポジプリントモードではこの時にポジ像が
投影される。次にポジ現像器104で未露光の部分を静
電荷を有する有彩色の微粉体(正極性のトナーT1’)
によって現像し可視像を得る。ついでこの可視像をシー
ト材P’に帯電手段としてのコロナ帯電器106によっ
てシート材P’側に静電的に吸着させて転写する。その
後転写したシート材P’を分離手段としてのコロナ放電
器107によって除電し、シート材P’を感光体ドラム
101から引き剥がし、シート材P’上のトナーが飛散
しないように搬送ファンモータ108によってシート材
P’を搬送部109に吸引保持し、シート材P’を安定
させながら搬送部109のベルトによってシート材P’
を定着装置110に送り込む。
【0005】一方、ネガプリントモードでは帯電された
感光体ドラム101上にネガ像が投影される。次いでネ
ガ現像器105で露光された部分をポジプリントモード
とは逆極性の静電荷を有する有彩色の微粉体(正極性の
トナーT2)で現像する。
【0006】定着装置110は、加熱ローラ111,加
圧ローラ112,入口ガイド113および加熱ローラを
加熱するヒータ114により構成されており、加熱ロー
ラ111と加圧ローラ112はばね等により互いの軸間
に所定の圧接力を負荷した状態で接触している。
【0007】この状態でトナーを保持したシート材P’
が加熱ローラ111と加圧ローラ112との圧接部(以
下、ニップ部115と称する)に挿入されると、トナー
はニップ部115を通過する間、圧力と加熱を受け溶融
し、シート材P’に定着する。そして排出ローラ対11
6を介して機外に排出される。
【0008】このように未定着トナー像を定着する装置
としては効率の良さ等から理由から一対の回転体からな
る熱ローラ方式が広く用いられている。
【0009】しかし、熱ローラ方式における問題の一つ
にオフセット現象が挙げられる。これはトナーの一部が
定着時に接触する加熱ローラに付着して、画像欠陥を生
じる現象である。理由は様々であるが最大のものの一つ
に回転体からトナーに及ぼす静電気力が挙げられる。こ
れは通常の場合回転体にトナーが付着しにくい様にする
ためにフッ素樹脂をコーティングしているがこれが通紙
時に一般には負極性に摩擦帯電するので、正極性のトナ
ー(一般にはポジプリントモード用トナー)の場合トナ
ーを加熱ローラに静電気的に引き寄せてしまい、また、
負極性のトナー(一般にはネガプリント用トナー)の場
合、トナーと加圧ローラが静電気的に反発するため、オ
フセット現象が生じていた。
【0010】そこで、加熱ローラにトナーと同極性のバ
イアス電圧を印加し、逆に静電気的反発力を利用してオ
フセットを防止することが行われている。図6の過熱ロ
ーラ111の外周に対向して設けられているバイアス電
圧印加手段120は、この目的のために設けられている
もので、正極性のトナーが転写されている場合にはプラ
スのバイアス電圧を印加してトナーが過熱ローラに静電
気的に引き寄せられることを防止している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では図7のように搬送部109のベルト125に設
けた複数の丸孔125aを介して不図示のファンモータ
によってシート材P’をベルト125に吸引しており、
このベルト125上の吸引力によってシート材P’は部
分的に下方へ吸い寄せられるためにシート材Pは波形の
矢印A102に示されるように非搬送方向に波打ちを形
成して搬送されることになる。
【0012】このような波打ちが形成された状態でシー
ト材Pが定着器10のニップ部15に進入すると、図8
によって図説されるようにニップ部15において定着時
に紙シワが発生し易いという問題点を有している。
【0013】ところが正極性トナーT1(ポジトナー)
をプリントする場合、シート材P’と感光体ドラム10
1の分離工程で分離手段7によってシート材P’の裏面
にトナーと同極性の除電が強く行なわれるとシート材P
の裏面は正極性に帯電してしまうことになる。
【0014】この状態でシート材P’がニップ部15に
突入すると、シート材P’の裏面が正極であり加圧ロー
ラ112の表面が負極であることから両者が異極性にな
りまた、シート材P’上の正極性トナーT1と加熱ロー
ラ111の表面が同極性になるので、シート材P’は図
9に示すように入口ガイド113の端部113aとニッ
プ部115の間において静電気的に下方へ凸のカールを
形成することになり、搬送ベルト125上でシート材
P’に形成された非搬送方向の波打ちは、この下方に発
生するカール形成によって打ち消され、定着時に生じる
紙シワが防止できるのである。
【0015】しかし、負極性トナーT2(ネガトナー)
をプリントする場合、図10に示すようにシート材P’
の裏面と加圧ローラ112の表面は共に負極性になるこ
とから入口ガイド113の端部113aとニップ部11
5の間における下方のカールが形成されないので、ネガ
プリントモードの時に、紙シワが発生し易いという問題
点があった。
【0016】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、搬送手
段により搬送される途中において、非搬送方向に波打ち
したシート材がローラ対よりなる定着装置へ搬送され、
ローラ対のニップ部の圧接により紙シワが発生すること
を防止可能な画像形成装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明にあっては、感光体上の静電潜像を正極性ト
ナーあるいは負極性トナーを選択的に使用して現像する
現像手段と、現像されたトナー像をシート材に転写する
転写手段と、トナー像を転写したシート材の裏面を吸引
して搬送する搬送手段と、この搬送手段の下流側に搬送
経路を挟んで上下に対向するローラ対の圧接部にシート
材を挟持搬送させることでトナー像をシート材に定着さ
せる定着手段と、搬送手段から定着手段のローラ対の圧
接部にシート材を導くためのガイド部材と、を備え、ネ
ガプリントモードとポジプリントモードの2つのモード
を切り換えて記録する画像形成装置において、前記定着
手段より上流側にシート材の裏面と当接してシート材の
帯電を除去する除電手段と、前記ネガプリントモードと
前記ポジプリントモードに応じてこの除電手段をアース
接地状態と絶縁状態とに切り換え可能な接地切換手段と
を設けたことを特徴とする。
【0018】
【0019】前記除電手段は前記ガイド部材であるこ
と、あるいは、シート材の裏面に接触する導電性部材で
あることも好ましい。
【0020】シート材の裏面と、前記シート材の裏面に
当接するローラの表面が同極性に帯電している場合に、
前記除電手段をアース接地状態とすることも可能であ
り、また、負極性のトナーが使用された時に、前記除電
手段をアース接地状態とし、正極性のトナーが使用され
た時に、前記除電手段を絶縁状態とするように前記接地
切換手段を切り換えることも可能である。
【0021】
【作用】上記のように構成された画像形成装置では、帯
電電位差発生手段によりシート材の裏面と、シート材の
裏面に当接する側のローラの表面に帯電電位差が発生す
るので、シート材の裏面がローラの表面に静電気的に引
き寄せられ、ローラ対の圧接部手前の搬送経路上のシー
ト材が搬送方向にカールする。このカールしたシート材
は非搬送方向の紙シワが消滅するので、ピンと張った状
態でローラ対の圧接部に進入して定着搬送される。
【0022】除電手段はシート材が定着装置に進入する
前に、シート材に帯電している電荷を除去することで、
シート材の裏面と、シート材の裏面に当接する側のロー
ラの表面に帯電電位差を発生させる。
【0023】また、この除電手段をアース接地状態と絶
縁状態とに切換え可能な接地切換手段は、シート材の裏
面と、前記シート材の裏面に当接するローラの表面が同
極性に帯電している場合に、除電手段をアース接地状態
とし、あるいは負極性のトナーが使用された時に除電手
段をアース接地状態とし、正極性のトナーが使用された
時に除電手段を絶縁状態とするように切り換わる。
【0024】
【実施例】
(第1実施例)以下に本発明の第1実施例を図1,図2
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る画像形成装
置の主要構成部材の断面説明図であり、図2は、本発明
を適用することが可能なマイクロフィルムリーダープリ
ンタの概略構成図である。
【0025】図2において50は情報記録媒体としての
写真フィルムやマイクロフィルムFの画像情報を読み取
るリーダー部、51は読み取った画像情報をシート材上
に形成する画像形成部である。リーダー部50におい
て、31は投影用のハロゲンランプ、32は球面ミラー
からなる反射板、35は反射ミラー、36は集光レンズ
であり、これらにより照明手段としての照明部ユニット
が構成されている。37は投影レンズ41,42,4
5,46は反射ミラー、47は投影スクリーンである。
また43,44は互いに90°をなすように配設された
走査ミラー、1は像記録媒体としての感光体ドラムであ
る。
【0026】上記走査ミラー43,44は矢印A1又は
A2方向に移動可能となっており、通常は投影光路L1
より矢印A1方向に外れた位置に退避しており、プリン
ト時にA2方向に移動して光路L1内のスタートポジシ
ョンに位置し、その後A1方向に移動して光路L2によ
りフィルムFの投影像をスリット板47のスリット47
aを介して感光体ドラム1上に走査露光し、電子写真法
による画像形成が行われる。そして感光体ドラム1に対
する画像の露光終了後、走査ミラー43,44は、A1
方向に移動し退避位置に復帰して移動を停止する。
【0027】次に図1において画像形成部51の主要構
成を説明する。22は、シート材Pを収納した給紙カセ
ット、18はピックアップローラ、19は搬送ローラ、
20は分離ローラ、23はUターン搬送路、21はレジ
ストローラ対であり、画像を形成されるシート材Pは給
紙カセット22から給紙されて、感光体ドラム1へと搬
送される。
【0028】感光体ドラム1の周囲には1次帯電器2、
正極性のトナーT1を備えたポジ現像器4、負極性のト
ナーT2を備えたネガ現像器5、転写帯電器6、分離帯
電器7、クリーナ17が配設されており、ポジプリント
モード時にはポジ現像器4を使用しネガプリントモード
時にはネガ現像器5を使用するよう両者は、不図示の切
換手段によって感光体ドラム1への接触と感光体ドラム
1からの退避が行われるようになっている。
【0029】9は搬送手段であり、図7で説明した構成
の複数本の孔あき搬送ベルトを備え、搬送ファンモータ
8によりシート材Pを吸引しながら搬送可能としてい
る。
【0030】13はガイド部材としての入口ガイド、1
0は加熱ローラ11と加圧ローラ12からなるローラ対
を備えたシート材Pに転写されたトナーを定着する定着
手段、14はヒータ、16は排出ローラ対である。
【0031】また、25は入口ガイドに当接するシート
材Pの帯電を除去するための除電手段であり、切換手段
としての切換スイッチ24が不図示のアクチュエータに
よって入口ガイド13をアース接地状態と絶縁状態とに
選択的に切換えることができる。また、入口ガイド13
の端部13aは加熱ローラ11と加圧ローラ12の共通
接線よりも高い位置となるようになっている。
【0032】次に本発明の実施例における動作をマイナ
スに帯電される感光体ドラム1を用いた画像形成装置に
ついて説明する。
【0033】この系では一次帯電器2にはマイナスのバ
イアスが印加され、感光体1はマイナスに帯電される。
装置がネガプリントモードに選択されているときは使わ
れるトナーはマイナス帯電する負極性トナーであり、転
写帯電器6にはプラスバイアスが印加され、分離帯電器
7には交流成分に直流成分を重畳したマイナスバイアス
が印加されるので、結局シート材の裏面はマイナスに帯
電した状態で搬送手段9へと移動する。
【0034】感光体1から分離したシート材Pは搬送フ
ァンモータ8の吸引力によって搬送ベルトに吸引搬送さ
れ、入口ガイド13上を通過する。
【0035】図3はシート材Pが定着手段10へ進入す
る時の説明図であり、入口ガイド13は、切換スイッチ
24によってアース接地状態となっており、除電手段と
して機能する。この場合に、シート材Pの裏面のマイナ
ス電荷は、入口ガイド13との接触によって矢印A3の
ように電荷が流れて除電される。そして、入口ガイド1
3を通過したシート材Pが定着器10のニップ部15に
突入すると、負極性トナーT2と、加熱ローラ11の表
面電位が同極性になって静電気的に反発するとともに、
シート材Pの裏面と加圧ローラ12による静電気的な反
発が無くなることによってシート材Pは、入口ガイド1
3の端部13aとニップ部15の間において静電気的に
下方のカールC1を形成することになり、例え搬送手段
9により非搬送方向の波打ちが発生しても、カールC1
によりシート材Pがピンと張った状態でローラ対の圧接
部に進入して定着搬送されるので、定着時に生じる紙シ
ワが防止できる。
【0036】一方、装置がポジプリントモードに選択さ
れているときは、使われるトナーはプラスに帯電する正
極性トナーT1であり、転写紙帯電器6にはマイナスバ
イアスが印加され、分離帯電器の除電によってシート材
Pの裏面はプラスに帯電している。
【0037】そして、このシート材Pが入口ガイド13
上を通過するとき、入口ガイド13は切換スイッチによ
って絶縁状態となっており、シート材Pの裏面は、除電
されること無くプラスに帯電したまま、ニップ部15に
突入し、シート材Pの裏面と加圧ローラ12の引き寄せ
とシート材P上の正極性のトナーT1とプラス帯電され
た加熱ローラ11のプラス帯電の反発によって図4のよ
うにシート材Pは入口ガイド13の端部13aと圧接部
としてのニップ部15の間において静電気的に下方のカ
ールC2を形成することになり、定着時に生じる紙シワ
が防止できる。
【0038】ここで、図4における11aは加熱ローラ
11の表面をプラスに帯電させるための帯電器であり、
使用されるトナーの種類により加熱ローラ11を正負に
所望の帯電強度に帯電させるものである。
【0039】このようにネガプリントモードで負極性の
トナーT1を使用している時は、シート材Pの裏面の電
荷を除電し、ポジプリントモードで正極性のトナーT2
を使用している時は、シート材Pの裏面の電荷を保持す
るように切換スイッチ24を切り換えることにより、両
方のモードにおいて定着時の紙シワを防止できる。
【0040】上記した接地切換手段としての切換スイッ
チ24は、装置本体の画像形成プロセスをコントロール
するCPUに制御され、使用されるトナーまたはポジ、
ネガの画像形成プロセスモードに対応させて自動的に切
換可能とすることも本発明の応用例として可能であるこ
とはもちろんである。
【0041】(第2実施例)図5は本発明の第2実施例
で、前記第1の実施例と同一の構成部分には同一符号を
付してその説明を省略し、異なる構成部分のみ説明す
る。
【0042】前記実施例では、入口ガイド13に除電手
段25を接続することによってシート材Pの裏面の除電
を行なうようにしたが、シート材Pと入口ガイド13の
接触面積が小さいような場合、シート材裏面の除電が不
十分になる可能性がある。
【0043】そこで本実施例では、シート材Pの搬送路
に導電性部材としてのブラシ,針,拍車等を備えた除電
手段26を配設しシート材Pの裏面の除電を確実に行な
うようにしたものである。
【0044】図5において除電手段26は導電性の繊維
群から成る除電ブラシ26aを搬送部9と入口ガイド1
3の間に配設されるとともに、通過するシート材Pの全
域に繊維群が接触するように、複数の繊維群が加熱ロー
ラ11の軸方向に沿って配設されている。
【0045】このような構成によってシート材裏面の除
電が確実に行なうことができる。
【0046】なお、本発明は、前記除電手段および入口
ガイド13を同時にアース接地状態と絶縁状態とに切換
可能な接地切換手段を設けることによって、より確実な
除電ができるようすることも可能である。
【0047】また、帯電電位差発生手段としては、前述
の除電手段25,26によるものがコスト的にも安価に
備えることが可能であるが、要するに、定着手段10の
入口手前でシート材Pが搬送方向にカールすれば良いの
で、逆に、加圧ローラ12に図4の加熱ローラ11に備
えた帯電手段11aと同様のものを備えることや、定着
手段10と入口ガイド13との間の搬送経路上にシート
材Pの裏面に電荷を付加する帯電手段を備えることで
も、シート材Pの裏面とこの裏面と当接するローラとの
電位差を発生させることになり、静電気的な引き寄せま
たは反発作用を発生させることができるので、本発明の
目的を達成することが可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上の構成及び作用を有するも
ので、除電手段と接地切換手段という簡単な構成により
シート材が定着装置に進入する前に、シート材に帯電し
ている電荷を除去し、シート材の裏面と、シート材の裏
面に当接する側のローラの表面に相対的な帯電電位差を
発生させることでシート材に搬送方向のカールが発生し
て定着時に生じる紙シワを防止することができる。特
に、ネガプリントモードとポジプリントモードの2つの
モードを切り換えて記録する画像形成装置において、効
果は顕著である。
【0049】
【0050】ガイド部材を除電手段のシート材との当接
部材とすることで、新たな機械的な部品を設ける必要が
なく、部品の多機能化によるコスト低減が得られる。ま
た、除電手段専用の導電性部材を使用することにより、
電荷除去の効率が高まり、完全なカールを発生させるこ
とができる。
【0051】接地切換手段の切換は、シート材の裏面と
このシート材の裏面側に当接するローラの表面が同極性
に帯電している場合には除電手段をアース接地状態と
し、または、負極性のトナーが使用された時に除電手段
をアース接地状態とし、正極性のトナーが使用された時
に、除電手段を絶縁状態とするように切り換えることで
シート材の裏面とこのシート材の裏面に当接する部材と
の間に帯電電位差を発生させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例の画像形成装置の画
像形成部の説明図。
【図2】図2は本発明の第1実施例の画像形成装置の読
み取り部の説明図。
【図3】図3は負極性のトナーを使用した場合のシート
材の定着動作の説明図。
【図4】図4は正極性のトナーを使用した場合のシート
材の定着動作の説明図。
【図5】図5は本発明の第2実施例の図
【図6】図6は従来の画像形成装置の画像形成部の説明
図。
【図7】図7は搬送手段の斜視図。
【図8】図8は定着動作による紙シワの発生を示す説明
図である。
【図9】図9は従来の画像形成装置において、正極性の
トナーを使用した場合のシート材の定着動作の説明図。
【図10】図10は従来の画像形成装置において、負極
性のトナーを使用した場合のシート材の定着動作の説明
図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 1次帯電器 4 ポジ現像器 5 ネガ現像器 6 転写帯電器 7 分離帯電器 8 搬送ファンモータ 9 搬送手段 10 定着手段 11 加熱ローラ 12 加圧ローラ 13 入口ガイド(ガイド部材) 14 ヒータ 15 ニップ部(圧接部) 16 排出ローラ対 17 クリーナ 18 ピックアップローラ 19 搬送ローラ 20 分離ローラ 21 レジストローラ対 22 給紙カセット 23 Uターン搬送路 24 切換スイッチ 25,26 除電手段 26a 除電ブラシ 50 リーダー部 51 画像形成部 C1,C2 カール P シート材 T1 正極性のトナー T2 負極性のトナー

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上の静電潜像を正極性トナーある
    いは負極性トナーを選択的に使用して現像する現像手段
    と、 現像されたトナー像をシート材に転写する転写手段と、 トナー像を転写したシート材の裏面を吸引して搬送する
    搬送手段と、 この搬送手段の下流側に搬送経路を挟んで上下に対向す
    るローラ対の圧接部にシート材を挟持搬送させることで
    トナー像をシート材に定着させる定着手段と、 搬送手段から定着手段のローラ対の圧接部にシート材を
    導くためのガイド部材と、を備え ネガプリントモードとポジプリントモードの2つのモー
    ドを切り換えて記録する 画像形成装置において、 前記定着手段より上流側にシート材の裏面と当接してシ
    ート材の帯電を除去する除電手段と、前記ネガプリント
    モードと前記ポジプリントモードに応じてこの除電手段
    をアース接地状態と絶縁状態とに切換え可能な接地切
    換手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記除電手段は前記ガイド部材であるこ
    とを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記除電手段はシート材の裏面に接触す
    る導電性部材であることを特徴とする請求項に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記除電手段として、ガイド部材と、シ
    ート材の裏面に接触する導電性部材の両方を備えている
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 シート材の裏面と、前記シート材の裏面
    に当接するローラの表面が同極性に帯電している場合
    に、前記接地手段をアース接地状態とすることを特徴と
    する請求項1,2,3またはに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 負極性のトナーが使用された時に、除電
    手段をアース接地状態とし、正極性のトナーが使用され
    た時に、前記除電手段を絶縁状態とするように前記接地
    切換手段を切り換えることを特徴とする請求項または
    に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記定着手段のローラは、フッ素樹脂が
    コーティングされていることを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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